ゼロの使い魔保管庫
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どきどき異端審問!(アンリエッタ)
へったくそな字で書かれたリストを、才人は何とか読む。
最初の二人は、なんとか分かった。
既知の名前だったので、汚くても読めたのである。
しかし。
「…なあシルフィード」
「さあ、さっさと『呪印』に取り憑かれた娘を捜すのねー!」
ごす。
「…いいから人の話聞けよ」
「…最近サイトおねえさまに似てきたのね」
才人の手刀を頭部に食らってうずくまりながら、恨めしそうな...
才人はそんな視線を完璧にスルーして、リストの一番下を指差...
「この『黒髪の娘』ってシエスタの事じゃないのか?」
今現在、学院に常駐している『黒髪の娘』といえば、シエスタ...
才人の当然の疑問に、シルフィードは首をかくん、とかしげて。
「シルフィはその娘の名前知らないのね」
はて。シルフィードはシエスタに逢った事はなかっただろうか。
才人はその疑問を口にする。
「シルフィード、シエスタの事知らないのか?」
「黒いメイドの事?知ってるのね。
シルフィが言ってるのは違う黒い髪の子なのね」
…まさか。
才人の中を、嫌な予感がよぎる。
そしてシルフィードは説明を続ける。
「シルフィが見たのは、黒い髪に脚にぴったりしたズボンを履...
「何やってんだあのわたあめ姫わぁーッ!」
予感が確信に変わった瞬間、才人は駆け出した。
学院のどこかに潜む、黒髪の街娘…アンリエッタの化けた少女、...
アンリエッタは、その日はたまたま、書類整理の雑務しかなか...
これは好機とばかりにアンリエッタはトリステイン魔法学院へ...
もちろんお忍びで。
雑務処理は代役としては人間より優秀なスキルニルに任せて、...
もちろん、最大の目標である才人にもこの来訪の事は知らせて...
いきなり出向いて、驚かせようと言う魂胆である。
ついでに、この間タルブに視察に出向いた際に古文書に載って...
サイト様の故郷の伝統的な料理ですもの、きっと喜んでいただ...
などとその後の妄想まで繰り広げながらアンリエッタの変装し...
門衛とは既に顔見知りなのでもちろん顔パスである。
『アン』はそのまま、『ニョタイモリ』の素材を探しに、厨房...
しかし。
その道中、図書室前の廊下から伸びる、渡り廊下をアンが横切...
音も立てずに、小さな黒い影が、アンに背後から飛び掛った。
アンは一切その事に気付かず、そのまま厨房に向かう。
小さな黒い影は、アンの影にそのまま溶け込むように消える。
それを、柱の陰から青い髪の韻竜は見ていた。
「って見てただけかよお前!」
「家政婦は目撃者になるのが仕事だって大いなる意思も言って...
「…どこのI原E子だよ…」
間抜けな韻竜と伝説の使い魔のコンビは、わけのわからない掛...
すると。
厨房裏の倉庫から、大きなバスケットを持って出てくる、トリ...
間違いない。
「アン!」
才人の呼びかけに。
「あ!サイト…さ…ん…?」
一瞬悦びに満ちたアンの表情が曇る。
才人が違和感を覚えるその前に。
アンは唐突に、大きなバスケットを置いて逃げ出した。
どうして、と一瞬疑問を抱いた才人だったが、すぐに原因に思...
それは先刻、傍らできゅいきゅい鳴くアホ竜が吐いた妄言だっ...
「わかったのね!倉庫でつまみ食いしてたのがバレて逃げるつ...
「アホかお前わーッ!」
ごす!
「いたいのね二度もぶったのねー!おねえさまにもぶたれたこ...
もう突っ込む気も起きない。
このアホ竜は今や小ネタ製造マシーンとしてしか機能しないの...
彼女が逃げているのは、『呪印』の影響。
アホ竜の言葉を借りるなら、『宿主に中から命令して、自分を...
「待って、アン!」
しかし、才人の呼びかけにも、アンは足を止めない。
訳のわからない事を叫んで、逃げるばかりだ。
「こ、来ないで!今すぐそちらに行きたいのはやまやまなんで...
これも『呪印』の影響だろう。アンは追っ手から逃げ続ける。...
どうしたもんか、と才人が頭を捻っていると。
「シルフィにおまかせなのね!」
アホ竜が才人の横をすごいスピードで駆け抜けていく。
才人は、このアホ竜本当にハルケギニア生まれなのか、と疑い...
「モタモタしてると置いてくぜ!なーのねー!」
両手を後ろに伸ばし、足をバタバタさせながら、どこかで見た...
「つかまえたー!のねー!」
言うなりシルフィードは地面にばん!と手を衝く。
そして、呪を唱える。
「母なる大地よ、我が呼び声に答えよ」
すると、アンの足元の地面が隆起して、二本の大きな手を形作...
それはあっという間にアンの両足首を捕まえる。
ごす!
「ぶべ!」
とても女王の扮装とは思えない格好と声で裏庭の芝生とキスし...
見事に気絶していた。
「みっしょんこんぷりーと!なのね!」
「…ハナっからその魔法使えばいいじゃん…」
呆れながらそう言う才人にシルフィードは。
「逃げる前方に発動させないとだめだからある程度近づかない...
ていうかコレで終わりじゃないのねサイト!」
言って懐から何やら道具を取り出す。
それは、小さな壷と、大きな筆。
「さあサイト、出番なのね」
そして、気絶したアンを、先ほどの土の腕で仰向けにさせ、さ...
シルフィードは筆と壷を才人に手渡した。
「シルフィは魔法に集中してないとダメだから、サイトがイタ...
少女の要所を筆でくまなくなぞるのねー!」
才人は、壷と筆を手にしたまま、呆けたように目の前で拘束さ...
「その壷の中には淫竜特製の興奮剤が入ってるのね!
ソレをヌリヌリされたらその子も興奮して、『呪印』がガマ...
なるほど、それで壷と筆ってわけか。
いきなりなんで、とか突っ込む前に解説が入って助かった。
でも。
「…なんでお前がこんなもの持ってるんだよ」
しかもどっから出したのか。
シルフィードの服には、どう見てもこのアイテムが入るスペー...
「ちっちっち。女の子にそんな事聞くなんて野暮のキワミなの...
…いや野暮とかどうでもいいし。
まあそれはともかく…。
俺は手元の壷と筆を改めて見つめる。
コイツを使って、イタヅラするんだよなあ。アンに。
ん?待てよ興奮剤なんだから普通に素肌にぶちまければ…。
「あ、事前に言っておくけど塗るだけじゃ興奮しないのねその...
ちゃんと筆でこしょこしょしないとダメなのね」
…どんだけ悪趣味なクスリなんだよ…。
「そういう仕様の方が萌えるって作った人が言ってたのね!」
…よくわかってらっしゃるようで…。
俺は仕方なく筆を壷に突っ込む。
すると結構な手ごたえがある。
まるで、でんぷんのりにハケを突っ込んだ時みたいな。
筆を引き抜くと、ぬめぬめの液体が筆にまとわりついてくる。
「さて、と…」
俺はその筆を持ったまま、気絶したアンの脇に跪く。
さてどこから塗ったもんかな。
首筋かな、ここはやっぱ。
なんて考えてると。
ぶちぶちっ!
へ?
いきなり土の腕がアンのブラウスを引っ張ったせいで、ぽよよ...
俺がシルフィードにいきなり何すんねん、と視線を送ると、ヤ...
「首筋とかまどろっこしい事はいーから弱点をダイレクトアタ...
…このアホ竜は。
全く情緒というものが分かっていない。
しかし。
目の前でそんなやわらかそーなお肉をぽよんぽよんされて黙っ...
そんなわけで。
俺はクスリをたっぷり含ませた筆を、ぽよよんと揺れる右側の...
べちょ。
音を立てて、クスリがアンの真っ白な肌に絡みつく。
筆の当たった所だけが、透明な粘液でぬめぬめと光っている。
そのぬめぬめ具合はなんともエロチックで。
これは…いいものだ…!
「ンっ…!」
気絶しているアンの眉毛がへの字に歪む。
でもアンは起きない。
…そっか、『呪印』の影響で感じにくくなってんだな。
じゃあ、がっつりいかなきゃねー?
俺はそのまま筆を動かして、アンのおっぱいをべとべとにして...
わざと乳首だけを避けて、両方のおっぱいをどんどんぬるぬる...
だってねえ。せめて、このくらいは情緒がないと…。
すると、最初はくったりしていたさきっちょのピンク色の乳首...
「っは…!はぁ…、はぁ…」
眉を歪ませるアンの息が荒くなってきた。
ほっぺたも、だんだん桜色になってきてる。
おー、効いてきた?んじゃトドメいきますかあ?
俺は、一度壷に筆をひたして、大量のクスリを筆に染み込ませ...
アンのびんびんになった乳首の上に、クスリで重さを増した筆...
なぜかさっきより粘度の下がったクスリは、ゆっくりとアンの...
そして。
ぴちゃ…。
水滴が、アンの乳首の先のくぼみを、覆い尽くした。
「ひぃっ──────────!?」
いきなりびくん!とアンの背筋が仰け反って、目が開いた。
お?ようやくお目覚め?
アンは自分が拘束されてエロいことをされているのを確認して...
いつもなら『もっといじめて』みたいな視線で見てくるのに。...
「さ、サイトさまっ?こ、これは一体?」
「ちょっとガマンしてねアン。すぐ済むから」
俺はあからさまな抗議の視線を向けてくるアンを無視して、完...
そしてそのままぐりぐりと、アンの乳首をこね回す。
「ひ、────────────あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
またアンの背筋が仰け反る。
そしてそれと共に、アンの目に光が宿りはじめる。
いっつも、俺と二人きりでいるときみたいな。
俗に言う、『メス奴隷モード』の時の目だ。
それと同時に。
アンのみぞおちの辺りに、奇妙な文様が浮き出始める。
そう、これが、『呪印』だ。
そして、『呪印』が浮き上がってきた瞬間に、シルフィードが...
「今だチャンスだまかせろなのね!
必殺!外道照身霊波光線!」
わけのわからん必殺技名とともに、シルフィードが目元に指を...
びーっ!
「目からビームてお前どこのアンドロイドだよ!」
俺の容赦ない突っ込みは結局無視される。
シルフィードの目ビームを浴びた『呪印』はアンから離れ、逃...
それを、シルフィードが追っていってしまったからだ。
「あとはシルフィにおまかせなのねー!待てこらー!逃げると...
シルフィードは訳のわからない台詞を叫びながら、腕と足をバ...
…全く。最初っからお前が捕まえてればこんな事には…。
そして。
俺は、足元で横たわって、荒い息をつく胸元をはだけたアンを...
…さて、問題はっと。
アンは俺の視線に気付いたのか、上半身を起こしながらこっち...
もう、顔が完全に発情しきっていた。
「あ、あの、サイトさま…。な、何があったんです…?」
言葉じゃそう言ってるけど、火照った頬とか潤んだ目とか妙に...
誘ってるなあ。全力で…。
しょうがない、こうしちゃったの俺だしなあ…。
「とりあえず、二人きりになれるところで説明するよ。いい?」
「あ。は、はい♪」
さあて、とりあえずこの発情した雌犬をなんとかしないとだな...
才人は、アンに言われるまま、倉庫の傍に置いてきたバスケッ...
才人が事情を説明すると、アンは『助けてくださってありがと...
そして。
お礼といってはなんですが、サイトさまの故郷の料理をご賞味...
アンがバスケットを開くと、その中身はたくさんの調味料だっ...
まず手始めに、アンは粉砂糖をたっぷりとねばねばでべとべと...
「はい、『ニョタイモリ』です…」
ぺたんとぼろ布を敷いた倉庫の床に腰を下ろし、恥ずかしそう...
違う。これは『女体盛り』などではない。才人はわかっていた...
そんな無粋な突っ込みをするほど、愚かではなかった。
才人は、問答無用で砂糖塗れでピンクの乳首を勃起させたアン...
そう、その柔肉に、痛みを感じるほどに噛み付いたのである。
「やんっ…♪乱暴にしないでください♪」
しかしアンは嬉しそうに微笑み、乳房を襲う痛みを伴う快感に...
乳房に塗り込められた薬が、才人の噛み付きの衝撃を和らげて...
才人はそのまま、舌で砂糖を舐め取りながら、アンの胸にむし...
じゅる…ぐちゃ…ぶにゅ…
唾液と砂糖と粘液と肉の交じり合う卑猥極まりない音が、倉庫...
「ひぃ!たべられちゃうっ、サイトさまにっ、あぁんっ」
だらしなく唇の端から涎を零し、アンは胸を捕食する才人の頭...
しかし才人はその腕を振りほどき、今度は逆の胸に襲い掛かる。
無残に歯形の残る右胸はすっかり粘液も砂糖も舐め取られてい...
左胸にも同じように噛み付く。そしてその行為は、アンの胸か...
「は…はぁ…はぁ…」
両胸に赤い文様を刻まれ、アンはボロ布の上で大の字になって...
胸虐だけでアンは何度も軽い絶頂に達していた。薬の影響だろ...
そんなアンを見下ろしながら、才人は何を思いついたのか、バ...
そして、一本の陶器の瓶を取り出す。
そのラベルにはこう書かれていた。『蜂蜜』。
才人はズボンを脱いで完全に勃起した己を晒すと、まだ小休止...
そして。
瓶の蓋を開け、中身を屹立した牡にまんべんなくふりかける。
少しひんやりした蜂蜜が表面を滑る感覚。それはたしかに快感...
才人はアンに語りかける。
「俺ばっかご馳走になってばっかじゃ悪いからさ。
はい、アンにも食べさせてあげる」
アンは上半身を起こし、そして目の前に突き出される蜂蜜でど...
蕩けた視線が、才人の牡に絡みつく。
そして、涎に塗れた口がぱっくりと開き、蜂蜜塗れの肉棒をぱ...
アンの口の中に、蜂蜜の甘さと牡の臭いが充満し、アンの獣を...
唇を絡ませ、舌を絡ませ、アンは蜂蜜と才人をたっぷり味わう。
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ…。
「ああ、アン、そんなに、おいしい?」
倉庫の中に、牡と蜂蜜を啜る音と、牡の嬌声が響く。
才人の手がアンの頭をロックし、強制的なグラインドを強要し...
「ふぐ?…んっぐ、んぐぅ」
喉の奥を甘い臭いの棒で衝かれ、アンはえづくが、才人は手を...
腰を使い、さらにアンの口を犯す。
その刺激にアンはたまらなくなり、右手を下半身へ持っていく。
もどかしくズボンの留め金を外すと、そこから牝の臭気が溢れ...
黒いズボンの下は、既に溢れて糸を引くほど、牝の粘液で塗れ...
ショーツはすでにぐしょぐしょで、下着の意味を成していない。
その中に指を挿し入れ、アンは自らを高める。
「んっふ、んぐぅ、ふぐぅぅっ…!」
涙目で己の口を犯す男を見上げ、アンは心で訴える。
おいしいです、サイトさまのおちんちん…おいしいですぅ…!
そして、その視界に、足元に置かれた先ほどの蜂蜜の瓶が目に...
アンは、才人の行為の邪魔にならぬ様、その瓶をそっと手元に...
そして、右手にたっぷりと蜂蜜を垂らすと。
己の秘所に突っ込み、己の蜜と丹念に混ぜ合わせ始める。
「ああっ、アン、俺もうっ」
間もなく、才人が限界を迎える。
アンの頭を抱え込んで最奥で己を咥えさせ、そこで爆発する。
どくどくどくぅっ!
「ん─────────────!!」
喉の奥で弾ける熱さと生臭さに、アンも絶頂を迎える。
べとべとのズボンの中で、アンの愛液と潮と、蜂蜜は、白く濁...
「えほっ、えほっ、えほっ…」
開放されたアンは、喉に絡みついた才人を、吐き出してしまわ...
才人はそんなアンを気遣う。
「大丈夫?アン」
「あ、はい…。おいしかったです、サイトさま…」
アンは、そんな才人に、涙目で優しい笑顔を向ける。
アンのそんな健気な笑顔と対象的に、才人の視界に、こぼれた...
しおれていた才人の牡は、再び元気になった。
「あ、まだ…お元気ですね…」
「あ、あはは」
照れ笑いを浮かべる才人のそこに。
アンは、瓶から蜂蜜を手に取り。そして。
再び、蜂蜜を塗りこみ始めた。
「ちょっ、アン!?」
「サイトさま…もう一度、食べさせてくださいまし…。
そして…」
アンはそのまま、脱ぎかけだったズボンと、そして、愛液と蜂...
そして、大きく牝を割り開く。
そこは、大量の粘液で、白く汚れていた。
「私のも、たべて…」
才人はその言葉に。
そのまま、アンの股間に顔を埋め、両手でアンを割り開き、舌...
そこはアンの手でこね回され、愛液と潮と蜂蜜が絶妙に混じり...
アンは、再び蜂蜜に塗れた才人を咥える。
そこから臭う蜂蜜と牡の臭いは、先ほどよりもずっと強い臭い...
ぬちょお…。
水飴と言っても差し支えないほどに粘度の高い蜜を指で掻き出...
「下で何してるかと思ったら…すごいな、これ…」
アンは、そんな才人に、指で刺激を与え続けながら、口を離し...
「アン特製のミックスジュースです…たぁんと召し上がれ…」
淫靡な声で、行為を促す。
才人は半ば呆れ、そして、行為を続ける。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅぅ…。
お互いの蜜を嘗め回す音が、倉庫の中で卑猥なオーケストラを...
そして間もなく、二人は限界を迎える。
「出るッ、また出るよっ、アンっ!」
(イきますっ、私もイっちゃいますぅっ!)
どくどくどくどくっ!ぷしゅぅぅぅっ!
お互いの口許を、お互いの迸りが汚す。
「ふぅ、ふぅ、はぁ…」
「んく…あ、は、はぁ…」
才人は荒い息をつくアンを抱き締め、アンはその腕の中でくっ...
才人は脱力するアンに語りかける。
「おいしかったよ…アン」
「サイトひゃまのも…ほんなに、濃いの…」
アンは言って、才人の腕の中で、ぺろり、と舌を出してみせる。
軽く窪みを作られた舌の上には。
才人の白濁が、水溜りのように溜め込まれていた。
アンのその行為に、才人の喉がゴクリ、と鳴る。
そして。
「あ」
「ははは…立っちゃったよ…」
才人の牡は再び元気を取り戻し。
「じゃあ…」
アンは才人の腕の中から立ち上がり。
「こちらのおくちにも、食べさせて…ください…」
右手でぱっくりと、蜜の溢れる下の口を、開いたのだった。
その頃シルフィードは。
「バケモン、ゲットだぜ!なのねーっ!」
無事、『呪印』を捕まえていたのだった。
「残る『呪印』はあと2匹!
さーサイト、ガンバガンバなのねーっ!」
その顔には、まるで日頃の鬱憤を晴らすかのごとく、歪んだ笑...
終了行:
どきどき異端審問!(アンリエッタ)
へったくそな字で書かれたリストを、才人は何とか読む。
最初の二人は、なんとか分かった。
既知の名前だったので、汚くても読めたのである。
しかし。
「…なあシルフィード」
「さあ、さっさと『呪印』に取り憑かれた娘を捜すのねー!」
ごす。
「…いいから人の話聞けよ」
「…最近サイトおねえさまに似てきたのね」
才人の手刀を頭部に食らってうずくまりながら、恨めしそうな...
才人はそんな視線を完璧にスルーして、リストの一番下を指差...
「この『黒髪の娘』ってシエスタの事じゃないのか?」
今現在、学院に常駐している『黒髪の娘』といえば、シエスタ...
才人の当然の疑問に、シルフィードは首をかくん、とかしげて。
「シルフィはその娘の名前知らないのね」
はて。シルフィードはシエスタに逢った事はなかっただろうか。
才人はその疑問を口にする。
「シルフィード、シエスタの事知らないのか?」
「黒いメイドの事?知ってるのね。
シルフィが言ってるのは違う黒い髪の子なのね」
…まさか。
才人の中を、嫌な予感がよぎる。
そしてシルフィードは説明を続ける。
「シルフィが見たのは、黒い髪に脚にぴったりしたズボンを履...
「何やってんだあのわたあめ姫わぁーッ!」
予感が確信に変わった瞬間、才人は駆け出した。
学院のどこかに潜む、黒髪の街娘…アンリエッタの化けた少女、...
アンリエッタは、その日はたまたま、書類整理の雑務しかなか...
これは好機とばかりにアンリエッタはトリステイン魔法学院へ...
もちろんお忍びで。
雑務処理は代役としては人間より優秀なスキルニルに任せて、...
もちろん、最大の目標である才人にもこの来訪の事は知らせて...
いきなり出向いて、驚かせようと言う魂胆である。
ついでに、この間タルブに視察に出向いた際に古文書に載って...
サイト様の故郷の伝統的な料理ですもの、きっと喜んでいただ...
などとその後の妄想まで繰り広げながらアンリエッタの変装し...
門衛とは既に顔見知りなのでもちろん顔パスである。
『アン』はそのまま、『ニョタイモリ』の素材を探しに、厨房...
しかし。
その道中、図書室前の廊下から伸びる、渡り廊下をアンが横切...
音も立てずに、小さな黒い影が、アンに背後から飛び掛った。
アンは一切その事に気付かず、そのまま厨房に向かう。
小さな黒い影は、アンの影にそのまま溶け込むように消える。
それを、柱の陰から青い髪の韻竜は見ていた。
「って見てただけかよお前!」
「家政婦は目撃者になるのが仕事だって大いなる意思も言って...
「…どこのI原E子だよ…」
間抜けな韻竜と伝説の使い魔のコンビは、わけのわからない掛...
すると。
厨房裏の倉庫から、大きなバスケットを持って出てくる、トリ...
間違いない。
「アン!」
才人の呼びかけに。
「あ!サイト…さ…ん…?」
一瞬悦びに満ちたアンの表情が曇る。
才人が違和感を覚えるその前に。
アンは唐突に、大きなバスケットを置いて逃げ出した。
どうして、と一瞬疑問を抱いた才人だったが、すぐに原因に思...
それは先刻、傍らできゅいきゅい鳴くアホ竜が吐いた妄言だっ...
「わかったのね!倉庫でつまみ食いしてたのがバレて逃げるつ...
「アホかお前わーッ!」
ごす!
「いたいのね二度もぶったのねー!おねえさまにもぶたれたこ...
もう突っ込む気も起きない。
このアホ竜は今や小ネタ製造マシーンとしてしか機能しないの...
彼女が逃げているのは、『呪印』の影響。
アホ竜の言葉を借りるなら、『宿主に中から命令して、自分を...
「待って、アン!」
しかし、才人の呼びかけにも、アンは足を止めない。
訳のわからない事を叫んで、逃げるばかりだ。
「こ、来ないで!今すぐそちらに行きたいのはやまやまなんで...
これも『呪印』の影響だろう。アンは追っ手から逃げ続ける。...
どうしたもんか、と才人が頭を捻っていると。
「シルフィにおまかせなのね!」
アホ竜が才人の横をすごいスピードで駆け抜けていく。
才人は、このアホ竜本当にハルケギニア生まれなのか、と疑い...
「モタモタしてると置いてくぜ!なーのねー!」
両手を後ろに伸ばし、足をバタバタさせながら、どこかで見た...
「つかまえたー!のねー!」
言うなりシルフィードは地面にばん!と手を衝く。
そして、呪を唱える。
「母なる大地よ、我が呼び声に答えよ」
すると、アンの足元の地面が隆起して、二本の大きな手を形作...
それはあっという間にアンの両足首を捕まえる。
ごす!
「ぶべ!」
とても女王の扮装とは思えない格好と声で裏庭の芝生とキスし...
見事に気絶していた。
「みっしょんこんぷりーと!なのね!」
「…ハナっからその魔法使えばいいじゃん…」
呆れながらそう言う才人にシルフィードは。
「逃げる前方に発動させないとだめだからある程度近づかない...
ていうかコレで終わりじゃないのねサイト!」
言って懐から何やら道具を取り出す。
それは、小さな壷と、大きな筆。
「さあサイト、出番なのね」
そして、気絶したアンを、先ほどの土の腕で仰向けにさせ、さ...
シルフィードは筆と壷を才人に手渡した。
「シルフィは魔法に集中してないとダメだから、サイトがイタ...
少女の要所を筆でくまなくなぞるのねー!」
才人は、壷と筆を手にしたまま、呆けたように目の前で拘束さ...
「その壷の中には淫竜特製の興奮剤が入ってるのね!
ソレをヌリヌリされたらその子も興奮して、『呪印』がガマ...
なるほど、それで壷と筆ってわけか。
いきなりなんで、とか突っ込む前に解説が入って助かった。
でも。
「…なんでお前がこんなもの持ってるんだよ」
しかもどっから出したのか。
シルフィードの服には、どう見てもこのアイテムが入るスペー...
「ちっちっち。女の子にそんな事聞くなんて野暮のキワミなの...
…いや野暮とかどうでもいいし。
まあそれはともかく…。
俺は手元の壷と筆を改めて見つめる。
コイツを使って、イタヅラするんだよなあ。アンに。
ん?待てよ興奮剤なんだから普通に素肌にぶちまければ…。
「あ、事前に言っておくけど塗るだけじゃ興奮しないのねその...
ちゃんと筆でこしょこしょしないとダメなのね」
…どんだけ悪趣味なクスリなんだよ…。
「そういう仕様の方が萌えるって作った人が言ってたのね!」
…よくわかってらっしゃるようで…。
俺は仕方なく筆を壷に突っ込む。
すると結構な手ごたえがある。
まるで、でんぷんのりにハケを突っ込んだ時みたいな。
筆を引き抜くと、ぬめぬめの液体が筆にまとわりついてくる。
「さて、と…」
俺はその筆を持ったまま、気絶したアンの脇に跪く。
さてどこから塗ったもんかな。
首筋かな、ここはやっぱ。
なんて考えてると。
ぶちぶちっ!
へ?
いきなり土の腕がアンのブラウスを引っ張ったせいで、ぽよよ...
俺がシルフィードにいきなり何すんねん、と視線を送ると、ヤ...
「首筋とかまどろっこしい事はいーから弱点をダイレクトアタ...
…このアホ竜は。
全く情緒というものが分かっていない。
しかし。
目の前でそんなやわらかそーなお肉をぽよんぽよんされて黙っ...
そんなわけで。
俺はクスリをたっぷり含ませた筆を、ぽよよんと揺れる右側の...
べちょ。
音を立てて、クスリがアンの真っ白な肌に絡みつく。
筆の当たった所だけが、透明な粘液でぬめぬめと光っている。
そのぬめぬめ具合はなんともエロチックで。
これは…いいものだ…!
「ンっ…!」
気絶しているアンの眉毛がへの字に歪む。
でもアンは起きない。
…そっか、『呪印』の影響で感じにくくなってんだな。
じゃあ、がっつりいかなきゃねー?
俺はそのまま筆を動かして、アンのおっぱいをべとべとにして...
わざと乳首だけを避けて、両方のおっぱいをどんどんぬるぬる...
だってねえ。せめて、このくらいは情緒がないと…。
すると、最初はくったりしていたさきっちょのピンク色の乳首...
「っは…!はぁ…、はぁ…」
眉を歪ませるアンの息が荒くなってきた。
ほっぺたも、だんだん桜色になってきてる。
おー、効いてきた?んじゃトドメいきますかあ?
俺は、一度壷に筆をひたして、大量のクスリを筆に染み込ませ...
アンのびんびんになった乳首の上に、クスリで重さを増した筆...
なぜかさっきより粘度の下がったクスリは、ゆっくりとアンの...
そして。
ぴちゃ…。
水滴が、アンの乳首の先のくぼみを、覆い尽くした。
「ひぃっ──────────!?」
いきなりびくん!とアンの背筋が仰け反って、目が開いた。
お?ようやくお目覚め?
アンは自分が拘束されてエロいことをされているのを確認して...
いつもなら『もっといじめて』みたいな視線で見てくるのに。...
「さ、サイトさまっ?こ、これは一体?」
「ちょっとガマンしてねアン。すぐ済むから」
俺はあからさまな抗議の視線を向けてくるアンを無視して、完...
そしてそのままぐりぐりと、アンの乳首をこね回す。
「ひ、────────────あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
またアンの背筋が仰け反る。
そしてそれと共に、アンの目に光が宿りはじめる。
いっつも、俺と二人きりでいるときみたいな。
俗に言う、『メス奴隷モード』の時の目だ。
それと同時に。
アンのみぞおちの辺りに、奇妙な文様が浮き出始める。
そう、これが、『呪印』だ。
そして、『呪印』が浮き上がってきた瞬間に、シルフィードが...
「今だチャンスだまかせろなのね!
必殺!外道照身霊波光線!」
わけのわからん必殺技名とともに、シルフィードが目元に指を...
びーっ!
「目からビームてお前どこのアンドロイドだよ!」
俺の容赦ない突っ込みは結局無視される。
シルフィードの目ビームを浴びた『呪印』はアンから離れ、逃...
それを、シルフィードが追っていってしまったからだ。
「あとはシルフィにおまかせなのねー!待てこらー!逃げると...
シルフィードは訳のわからない台詞を叫びながら、腕と足をバ...
…全く。最初っからお前が捕まえてればこんな事には…。
そして。
俺は、足元で横たわって、荒い息をつく胸元をはだけたアンを...
…さて、問題はっと。
アンは俺の視線に気付いたのか、上半身を起こしながらこっち...
もう、顔が完全に発情しきっていた。
「あ、あの、サイトさま…。な、何があったんです…?」
言葉じゃそう言ってるけど、火照った頬とか潤んだ目とか妙に...
誘ってるなあ。全力で…。
しょうがない、こうしちゃったの俺だしなあ…。
「とりあえず、二人きりになれるところで説明するよ。いい?」
「あ。は、はい♪」
さあて、とりあえずこの発情した雌犬をなんとかしないとだな...
才人は、アンに言われるまま、倉庫の傍に置いてきたバスケッ...
才人が事情を説明すると、アンは『助けてくださってありがと...
そして。
お礼といってはなんですが、サイトさまの故郷の料理をご賞味...
アンがバスケットを開くと、その中身はたくさんの調味料だっ...
まず手始めに、アンは粉砂糖をたっぷりとねばねばでべとべと...
「はい、『ニョタイモリ』です…」
ぺたんとぼろ布を敷いた倉庫の床に腰を下ろし、恥ずかしそう...
違う。これは『女体盛り』などではない。才人はわかっていた...
そんな無粋な突っ込みをするほど、愚かではなかった。
才人は、問答無用で砂糖塗れでピンクの乳首を勃起させたアン...
そう、その柔肉に、痛みを感じるほどに噛み付いたのである。
「やんっ…♪乱暴にしないでください♪」
しかしアンは嬉しそうに微笑み、乳房を襲う痛みを伴う快感に...
乳房に塗り込められた薬が、才人の噛み付きの衝撃を和らげて...
才人はそのまま、舌で砂糖を舐め取りながら、アンの胸にむし...
じゅる…ぐちゃ…ぶにゅ…
唾液と砂糖と粘液と肉の交じり合う卑猥極まりない音が、倉庫...
「ひぃ!たべられちゃうっ、サイトさまにっ、あぁんっ」
だらしなく唇の端から涎を零し、アンは胸を捕食する才人の頭...
しかし才人はその腕を振りほどき、今度は逆の胸に襲い掛かる。
無残に歯形の残る右胸はすっかり粘液も砂糖も舐め取られてい...
左胸にも同じように噛み付く。そしてその行為は、アンの胸か...
「は…はぁ…はぁ…」
両胸に赤い文様を刻まれ、アンはボロ布の上で大の字になって...
胸虐だけでアンは何度も軽い絶頂に達していた。薬の影響だろ...
そんなアンを見下ろしながら、才人は何を思いついたのか、バ...
そして、一本の陶器の瓶を取り出す。
そのラベルにはこう書かれていた。『蜂蜜』。
才人はズボンを脱いで完全に勃起した己を晒すと、まだ小休止...
そして。
瓶の蓋を開け、中身を屹立した牡にまんべんなくふりかける。
少しひんやりした蜂蜜が表面を滑る感覚。それはたしかに快感...
才人はアンに語りかける。
「俺ばっかご馳走になってばっかじゃ悪いからさ。
はい、アンにも食べさせてあげる」
アンは上半身を起こし、そして目の前に突き出される蜂蜜でど...
蕩けた視線が、才人の牡に絡みつく。
そして、涎に塗れた口がぱっくりと開き、蜂蜜塗れの肉棒をぱ...
アンの口の中に、蜂蜜の甘さと牡の臭いが充満し、アンの獣を...
唇を絡ませ、舌を絡ませ、アンは蜂蜜と才人をたっぷり味わう。
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ…。
「ああ、アン、そんなに、おいしい?」
倉庫の中に、牡と蜂蜜を啜る音と、牡の嬌声が響く。
才人の手がアンの頭をロックし、強制的なグラインドを強要し...
「ふぐ?…んっぐ、んぐぅ」
喉の奥を甘い臭いの棒で衝かれ、アンはえづくが、才人は手を...
腰を使い、さらにアンの口を犯す。
その刺激にアンはたまらなくなり、右手を下半身へ持っていく。
もどかしくズボンの留め金を外すと、そこから牝の臭気が溢れ...
黒いズボンの下は、既に溢れて糸を引くほど、牝の粘液で塗れ...
ショーツはすでにぐしょぐしょで、下着の意味を成していない。
その中に指を挿し入れ、アンは自らを高める。
「んっふ、んぐぅ、ふぐぅぅっ…!」
涙目で己の口を犯す男を見上げ、アンは心で訴える。
おいしいです、サイトさまのおちんちん…おいしいですぅ…!
そして、その視界に、足元に置かれた先ほどの蜂蜜の瓶が目に...
アンは、才人の行為の邪魔にならぬ様、その瓶をそっと手元に...
そして、右手にたっぷりと蜂蜜を垂らすと。
己の秘所に突っ込み、己の蜜と丹念に混ぜ合わせ始める。
「ああっ、アン、俺もうっ」
間もなく、才人が限界を迎える。
アンの頭を抱え込んで最奥で己を咥えさせ、そこで爆発する。
どくどくどくぅっ!
「ん─────────────!!」
喉の奥で弾ける熱さと生臭さに、アンも絶頂を迎える。
べとべとのズボンの中で、アンの愛液と潮と、蜂蜜は、白く濁...
「えほっ、えほっ、えほっ…」
開放されたアンは、喉に絡みついた才人を、吐き出してしまわ...
才人はそんなアンを気遣う。
「大丈夫?アン」
「あ、はい…。おいしかったです、サイトさま…」
アンは、そんな才人に、涙目で優しい笑顔を向ける。
アンのそんな健気な笑顔と対象的に、才人の視界に、こぼれた...
しおれていた才人の牡は、再び元気になった。
「あ、まだ…お元気ですね…」
「あ、あはは」
照れ笑いを浮かべる才人のそこに。
アンは、瓶から蜂蜜を手に取り。そして。
再び、蜂蜜を塗りこみ始めた。
「ちょっ、アン!?」
「サイトさま…もう一度、食べさせてくださいまし…。
そして…」
アンはそのまま、脱ぎかけだったズボンと、そして、愛液と蜂...
そして、大きく牝を割り開く。
そこは、大量の粘液で、白く汚れていた。
「私のも、たべて…」
才人はその言葉に。
そのまま、アンの股間に顔を埋め、両手でアンを割り開き、舌...
そこはアンの手でこね回され、愛液と潮と蜂蜜が絶妙に混じり...
アンは、再び蜂蜜に塗れた才人を咥える。
そこから臭う蜂蜜と牡の臭いは、先ほどよりもずっと強い臭い...
ぬちょお…。
水飴と言っても差し支えないほどに粘度の高い蜜を指で掻き出...
「下で何してるかと思ったら…すごいな、これ…」
アンは、そんな才人に、指で刺激を与え続けながら、口を離し...
「アン特製のミックスジュースです…たぁんと召し上がれ…」
淫靡な声で、行為を促す。
才人は半ば呆れ、そして、行為を続ける。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅぅ…。
お互いの蜜を嘗め回す音が、倉庫の中で卑猥なオーケストラを...
そして間もなく、二人は限界を迎える。
「出るッ、また出るよっ、アンっ!」
(イきますっ、私もイっちゃいますぅっ!)
どくどくどくどくっ!ぷしゅぅぅぅっ!
お互いの口許を、お互いの迸りが汚す。
「ふぅ、ふぅ、はぁ…」
「んく…あ、は、はぁ…」
才人は荒い息をつくアンを抱き締め、アンはその腕の中でくっ...
才人は脱力するアンに語りかける。
「おいしかったよ…アン」
「サイトひゃまのも…ほんなに、濃いの…」
アンは言って、才人の腕の中で、ぺろり、と舌を出してみせる。
軽く窪みを作られた舌の上には。
才人の白濁が、水溜りのように溜め込まれていた。
アンのその行為に、才人の喉がゴクリ、と鳴る。
そして。
「あ」
「ははは…立っちゃったよ…」
才人の牡は再び元気を取り戻し。
「じゃあ…」
アンは才人の腕の中から立ち上がり。
「こちらのおくちにも、食べさせて…ください…」
右手でぱっくりと、蜜の溢れる下の口を、開いたのだった。
その頃シルフィードは。
「バケモン、ゲットだぜ!なのねーっ!」
無事、『呪印』を捕まえていたのだった。
「残る『呪印』はあと2匹!
さーサイト、ガンバガンバなのねーっ!」
その顔には、まるで日頃の鬱憤を晴らすかのごとく、歪んだ笑...
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