ゼロの使い魔保管庫
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どきどき異端審問!(ティファニア・完結編)〜正しいペット...
ティファニアが溜息をつかなくなった事に最初に気付いたのは...
それは、ある朝の朝食の給仕の際。
普段は装甲騎士団の面々に囲まれながら物憂げに朝食を採るテ...
それどころか、普段は挨拶くらいしか交わさず、一方的に喋り...
『おはよう、ヴィヴィ。素敵な朝ね。…あら?リボンが曲がって...
などと曲がったリボンを直す余裕すらあったのである。
こりゃなんかあったな、と勘付いたタニアは、早速ティファニ...
「さー吐け。全部吐け」
部屋に戻ったティファニアを待っていたのは、ジト目のタニア...
「え?え?な、何をかな?」
迫り来るジト目のメイドに、ティファニアは思わず後ずさる。
その部屋は自分のためにあてがわれた部屋だというのに、思わ...
その退路を塞ぐべく、タニアは扉の前に回りこみ、扉を後ろ手...
「とぼけない。お兄ちゃんとどうなった?」
息がかかりそうなほど近づくタニア。
しかし。
その直後、それが致命的な失敗だという事に気付く。
『お兄ちゃん』の辺りでティファニアの頬が桜色に染まり始め...
やばいまずいこれは。
「え?え?え?サイトとどうなったかって?
…そんなに聞きたい?」
しまったなんか変なスイッチ入った。
桜色に染まった頬に手を当て、ニヤニヤ笑顔でこちらを見つめ...
しかし時既に遅く。
鼻先の、息がかかりそうな距離で不自然に恥らうティファニア...
話す気マンマンである。
イヤがる相手から聞き出すのがその手の話の醍醐味なのに、の...
そしてその次の瞬間、救いがやってきた。
扉の隙間から入り込んできた黒い影が突然、ティファニアの頭...
「あら?」
一瞬、ティファニアはフシギそうな顔をしたが。
すぐにぽてん、とその場に倒れこんでしまう。
今がチャンス、とばかりにタニアは部屋を逃げ出す。
その際、柱の影でこちらを見ている青い髪のヘンな女を見かけ...
目を醒ました私は気付いていた。
私の中に、何かが入ってきた事に。
それは、私の中で蠢いて、心に干渉しようとしてきている。
…私は、本能的にそう考えていた。
…私が、記憶を、心を操る『虚無の担い手』だからかもしれない。
その『何か』は、どうやら私の心の力を欲しているらしい。
…なんだろ、この感じ。
その『何か』が蠢くたび、私の中に妙なキモチが浮かぶ。
誰にも、会いたくない。
…まさか。
私はある可能性に行き当たる。
それはウエストウッドで読んだ御伽噺。
その物語に出てきたのは、お姫様に取り付いた、心を喰らう影。
心を食われたお姫様は、暗い塔の中に閉じこもり、全ての人と...
それを心配した恋仲の王子様が、姫の張り巡らせた防衛網をか...
その『影』が実在したのかも。
きっとそうだ。
でも。
誰にも会いたくないなんて、そんなことは絶対、ない。
だって私は逢いたい。
サイトに。私の…飼い主様に。
だって、サイトに逢わないと寂しいもん。
前の、サイトに告白する前の時とは違う、そう、例えて言うな...
私の心は、身体は、それを覚えてしまった。
だから、サイトに逢わないなんて。
ありえない。
そう思うと、心の中から沸きあがる衝動が、薄くなっていく。
そして思いつく。
そうだ。きっと、サイトならなんとかしてくれる。
サイトに逢えば、こんなキモチ、消し飛ぶ。
それに…ちゃんと説明すれば、サイトが、御伽噺の王子様みたい...
ヤダ私ったら何考えてるのかしら…!もうもう!
…とりあえず、私は。
サイトに、逢いに行くことにした。
心の中に、妙なモヤモヤを抱えながら。
才人とシルフィードは、二人一緒に最後の『呪印』の被害者で...
しかしシルフィードはティファニアが『呪印』に取り憑かれる...
ティファニアの部屋に『呪印』が入って行くのを目撃しただけ...
その後、ブルネットのメイドがそこから立ち去って行くのを見...
「また見てるだけなのかお前は」
「生死を賭けるのは男の仕事なのねー!」
訳の分からん理屈をぶちあげながら、シルフィードは捜索を続...
二人が人気のない裏庭に差し掛かった瞬間。
「あ、サイトー!」
どこからともなく、鈴を転がすような声が聞こえてきた。
「テファ?」
才人が声のした校舎のほうを振り向くと。
規格外の胸を凶暴に弾ませながら、金髪のハーフエルフが駆け...
そのティファニアを見たシルフィードの顔が疑問に歪む。
「あれ?どーしてあの娘、サイトに寄ってくるの?」
才人は、当然予想されるある可能性を指摘する。
「…ひょっとして、テファには取り憑いてないんじゃねえの?」
シルフィードはティファニアが『呪印』に憑依されるところを...
才人がそう考えるのも当然だった。
「おかしいのね。そんなはずないのね。『呪印』が魔力を持っ...
「でもさあ、現にテファが」
「はぁ、はぁ。私がどうしたの?」
二人の議論が始まる前に、ティファニアは才人の前にやってき...
「あー、えっとだなあ」
直接本当の事を言ったもんかどうしたもんか、と才人が言葉を...
「そこの巨乳娘!『呪印』憑依容疑者として取り調べるのねー...
しかし説明になっていない。
ごっちん。
才人の拳骨が、シルフィードの脳天に振り下ろされる。
「話がいちいち唐突なんだよお前は」
「痛いのね酷いのね!ぼーりょくはんたいなのねー!」
「こーでもしないと止まらないだろお前」
「ひどいのね差別なのね韻竜虐待なーのねー!」
二人の漫才に、いよいよもってティファニアの顔は怪訝に歪む。
そのティファニアの中で、新たな衝動が生まれた。
サイトに…触れたい。
それはあまりにも自然で、本人も、そうしたいと思っていた。
だから、それが『呪印』による強制だとは思わなかった。
「あの…サイト?」
漫才を続ける二人に、ティファニアの声はとどかない。
少しむっとして、ティファニアは行動に出る。
己の中からの衝動に、突き動かされるまま。
「もう!無視しないでっ」
ぎゅむ。
背後から、遠慮なく才人に抱きつく。
「え、ちょ。テファ?」
突然のティファニアの行動に、驚く才人。
その瞬間。
ティファニアの中から『呪印』が抜け出し、才人へと移ろうと...
「サイト!その娘から離れるのね!」
「え?」
しかしその叫びは遅く。
居心地の悪いティファニアの中から飛び出した『呪印』は、と...
そう、才人にである。
そして、取り憑かれた才人は。
その場にばたん、とくずおれたのだった。
まずいのねやばいのねたいへんなのねーっ!
『呪印』がサイトに入っちゃったのね!
と、とりあえずお姉さまにれんら…。
………………………………シルフィまだ死にたくないのね。
おねえさまにバレたらおしおきじゃすまないのね!韻竜のお作...
「サイト?大丈夫?サイトっ?」
っていうか元凶はこの娘なの!この娘に責任を取らせるのね!
「サイトはしばらく起きないのね。その間に準備をするのね」
「え?それってどういう…」
間抜け面で乳牛娘がそんな事聞いてくる。
うんと。説明はめんどくさいからとりあえず手伝わせるのね。
「問答無用なのね!とりあえずサイトをそのへんの倉庫に運ぶ...
なんでか知らないけどこの娘には『呪印』は取り憑けないみた...
「あ、は、はい」
エルフの娘はそう返事すると、サイトの肩をかついでひきずっ...
そして、シルフィ達は倉庫に入ったのね。
うーんと、オスに『呪印』が取り憑いたらどうなるかよくわか...
とりあえず、アレを試す事にします。
そして倉庫の中を見ると、頑丈そうな椅子を発見。
エルフの娘に言ってサイトをその椅子に座らせると、シルフィ...
どっから取り出したなんて野暮な事はいいっこなしなのねー!
さてこっからが本番なのね。
「さーこの縄でサイトを椅子に縛り付けて、目隠しするのね!」
…今、ものすごい呆れた顔されたけど気にしないことにします。
とりあえず、サイトをコーフンさせないとダメなのね!
しょーがないから、シルフィはエルフの娘に事情を説明しまし...
才人が目を醒ますと、世界が闇に包まれていた。
「えっ、何?」
どうやら感触からして、布か何かで目隠しをされているらしい。
しかも、頑丈な椅子か何かに、縄で縛り付けられているらしく...
そして。
やけに肌寒い。というより、肌に布が当たる感触がしない。
つまり全裸である。
全裸で目隠しをされて、椅子に縛り付けられているのだ。
状況が飲み込めない才人だったが、奇妙な違和感を覚えていた。
こんな状況なのに、ちっとも焦っていない自分に。
そんな才人の耳に、聞きなれた声が響いた。
「お目覚めなのねサイト。とりあえず今の状況を説明するのね」
シルフィードの声だった。
そして、シルフィードは相変わらずの意味不明な言葉でで状況...
とりあえず、内容を要約すると。
才人に、『呪印』が取り憑いてしまったために、椅子に縛りつ...
つまり。
「…ってことは…?」
「そう、今度はサイトがイタヅラされる番なのねー!」
「ま、まてまてまて!俺お前にどーこーされるのなんてカンベ...
実際このアホ竜に何かされることを想像するとぞっとしない。
しかし、それは杞憂だった。
「シルフィはなーもしないのね。するのはそこの淫乱エルフな...
「…淫乱ってひどい…」
その鈴を転がすような声は、才人の足元から聞こえた。
「え、テファ?」
「いま、助けてあげるからね…サイト…」
才人の誰何の声には応えず、ティファニアはくったりと力なく...
「うわっ」
その柔らかい刺激は、目隠しと拘束により、背徳的に高められ...
『呪印』によって抑えられた性感を昂ぶらせるほどに。
少しずつ硬くなっていく柔らかい肉棒を、ティファニアは右手...
「くぁ…!」
その刺激に、才人の腰が浮きそうになる。
股間の一物はその間にも、どんどん硬くなっていく。
やがて先端から先走りすらもれ始め、その硬さが限界に達する。
「うぁ…なんだこれっ…」
感じている才人を見上げるティファニアの瞳は、すでにとろん...
「サイト…もっと、よくしてあげる…」
言うや否や、ティファニアはブラウスの胸元のボタンを外す。
内側から肉の張力に押され、ブラウスは勝手に横にずれる。
ティファニアは露になった白い双球で、まっすぐ天を衝く才人...
そしてそのまま両手で胸を挟み込み、胸が歪に歪むほどぐにぐ...
「うあぁあっ…!」
才人の背筋がそる。
極上の柔らかさを持つティファニアの胸での奉仕は、『呪印』...
しかし、まだ『呪印』が出てくる兆候はない。
「まだ足りないっぽいのね。もっとエロくするのね」
後ろで行為を見守るシルフィードがティファニアに指示を飛ば...
…もっと、いやらしいこと…。
ティファニアはその言葉に考えをめぐらせる。
そして行動に出た。
胸の谷間の一番奥で挟み込んでいた肉棒を、先端で挟み、胸の...
それを、首を曲げて唇の先端で咥え込む。
「はうぁ!」
びくん!と才人の身体が震える。
刺激が強まったと判断したティファニアは、さらにちゅうちゅ...
そして。
「あ、うぁ、も、もうだめだぁっ」
限界を告げる才人の声とともに。
「あ!出たのね!」
才人のみぞおちの辺りから、黒い影が飛び出す。
それは勢いよく、シルフィードの横を抜けて倉庫の外へ逃げ出...
「あ、待て!逃がさないのね!」
シルフィードは才人から飛びだした『呪印』を追いかけて、倉...
倉庫に残されたのは。
白濁の粘液に顔中汚されたペットと、その飼い主。
荒い息をつく才人の目隠しを、ティファニアは外す。
才人の開かれた太股の上に座って、どろどろに汚れた発情した...
「て、テファ…?」
発情した笑顔でうっとりと自分を見つめるティファニアに、才...
ティファニアは、そんな才人に言った。
「ねえ、サイト…。サイトは私の飼い主様なんだから…。
ちゃんと、面倒みなきゃ、ダメなんだよ…?」
言いながら、短いスカートをたくしあげる。
そこには。
すでに涎を垂らした金色の恥毛に覆われた性器が、はくはくと...
ティファニアは才人の返事も待たず、腰を上げて才人の一物を...
「サイト…して、いい…?」
ご飯を目の前意しておあずけを食っている犬の表情で、ティフ...
完全にいきりたっている才人が、それを断るはずもなく。
「テファの好きにしなよ」
しかし、その台詞はどうやらお気に召さなかったらしい。
ティファニアは軽く頬を膨らませ、眉をへの字にまげて言った。
「ちがうでしょ」
「え?」
「わたしは、おあずけされてるペットなんだよ…?
飼い主様が言う事、違うでしょ…?」
飼い主にペットが指示するのもなんだかな、と思った才人だっ...
「わかったよ…じゃあ。
『よし』」
望んだとおりの言葉を聞けたので、ティファニアは嬉しそうに...
ぐちゅり、と卑猥な音をたて、ティファニアの牝は最奥まで才...
「あっぁっあっ…!サイトの、きたぁ…!」
白濁に塗れ、これ以上ないほど幸せそうな笑顔で、ティファニ...
そのまま腰を揺すり、上下に動かしながら、才人を貪る。
腰が上下するたび、ティファニアから漏れた果汁が、倉庫の床...
「いいのっ、サイトぉ、キモチ、いいのぉ!」
快楽のあまり身動きの取れない主人に抱きつき、ティファニア...
すると。
才人のちょうど目の前で、凶悪なももりんごが暴れまわるわけ...
才人はぴんととがったその桜色の先端に、かじりついた。
「きひぃ!」
その瞬間、ティファニアの背筋が反り返り、膣内の締め付けが...
意識がホワイトアウトしそうな快楽の電流にしかし、ティファ...
もっと…もっと…欲しい。
獣欲に突き動かされるまま、ティファニアは囀る。
「あっあっあっ…おっぱい、いいのぉ、もっといじめてぇ…!」
その言葉に、才人は、遠慮なくその柔らかい乳房に噛み付く。
歯型の残りそうな強さの噛み付きに、ティファニアの官能は応...
ぎゅうぎゅうと才人の頭と肉棒を締め上げ、快楽に呆ける。
「やらぁ!いたいのっ、キモチイイのっ、だめなのぉ!いっち...
限界を告げ、ティファニアはより一層強く激しく腰を振る。
そして。
ティファニアを最奥まで突き上げた瞬間、才人が限界まで引き...
そして、どくどくとティファニアの体の中に、牡の迸りがこだ...
「あ、あっついの、サイトの、いっぱいぃ…」
ティファニアは子宮を満たす熱さに満足しながら、才人に身体...
#br
結局。
俺はその後、二回ほどテファに付き合わされた。
縄を外されて、前から一回、後ろから一回。
…これで今日何回目だよ…。
さすがにしんどい。もう寝たい。
俺は、ルイズのところに戻る事にした。
テファにそう言うと、
「じゃあ、また寂しくなったら構ってもらいにいくから。ちゃ...
とか言ってきた。
…いやまあ可愛いんですけどね?正直今の俺は寝ることで頭が一...
たぶん、ルイズはまだ授業中だから帰ってないし、3時間くらい...
…その前に厨房行って生卵もらってこよ…。
そして俺は、絶叫を耳にする。
なんだアホ竜か。
もう構う気もおきねーよ…。
はてさて。
結論から言うならば、『呪印』は無事に三匹回収されたのであ...
無事に済まなかったのは風韻竜である。
厨房から調味料を盗んだとか、図書館で暴れたとか言われ、そ...
更にその上、飼い主は先の行いの償いを使い魔にさせる気マン...
三匹の『呪印』を回収して浮かれていたアホ竜に、本気になっ...
杖で徹底的にぼこられ、氷漬けにされ、額にインクででかでか...
「なんでなのねーっ?理不尽なのねー!!」
『大いなる意思』を理解できても、『お約束』という世の中の...
終了行:
どきどき異端審問!(ティファニア・完結編)〜正しいペット...
ティファニアが溜息をつかなくなった事に最初に気付いたのは...
それは、ある朝の朝食の給仕の際。
普段は装甲騎士団の面々に囲まれながら物憂げに朝食を採るテ...
それどころか、普段は挨拶くらいしか交わさず、一方的に喋り...
『おはよう、ヴィヴィ。素敵な朝ね。…あら?リボンが曲がって...
などと曲がったリボンを直す余裕すらあったのである。
こりゃなんかあったな、と勘付いたタニアは、早速ティファニ...
「さー吐け。全部吐け」
部屋に戻ったティファニアを待っていたのは、ジト目のタニア...
「え?え?な、何をかな?」
迫り来るジト目のメイドに、ティファニアは思わず後ずさる。
その部屋は自分のためにあてがわれた部屋だというのに、思わ...
その退路を塞ぐべく、タニアは扉の前に回りこみ、扉を後ろ手...
「とぼけない。お兄ちゃんとどうなった?」
息がかかりそうなほど近づくタニア。
しかし。
その直後、それが致命的な失敗だという事に気付く。
『お兄ちゃん』の辺りでティファニアの頬が桜色に染まり始め...
やばいまずいこれは。
「え?え?え?サイトとどうなったかって?
…そんなに聞きたい?」
しまったなんか変なスイッチ入った。
桜色に染まった頬に手を当て、ニヤニヤ笑顔でこちらを見つめ...
しかし時既に遅く。
鼻先の、息がかかりそうな距離で不自然に恥らうティファニア...
話す気マンマンである。
イヤがる相手から聞き出すのがその手の話の醍醐味なのに、の...
そしてその次の瞬間、救いがやってきた。
扉の隙間から入り込んできた黒い影が突然、ティファニアの頭...
「あら?」
一瞬、ティファニアはフシギそうな顔をしたが。
すぐにぽてん、とその場に倒れこんでしまう。
今がチャンス、とばかりにタニアは部屋を逃げ出す。
その際、柱の影でこちらを見ている青い髪のヘンな女を見かけ...
目を醒ました私は気付いていた。
私の中に、何かが入ってきた事に。
それは、私の中で蠢いて、心に干渉しようとしてきている。
…私は、本能的にそう考えていた。
…私が、記憶を、心を操る『虚無の担い手』だからかもしれない。
その『何か』は、どうやら私の心の力を欲しているらしい。
…なんだろ、この感じ。
その『何か』が蠢くたび、私の中に妙なキモチが浮かぶ。
誰にも、会いたくない。
…まさか。
私はある可能性に行き当たる。
それはウエストウッドで読んだ御伽噺。
その物語に出てきたのは、お姫様に取り付いた、心を喰らう影。
心を食われたお姫様は、暗い塔の中に閉じこもり、全ての人と...
それを心配した恋仲の王子様が、姫の張り巡らせた防衛網をか...
その『影』が実在したのかも。
きっとそうだ。
でも。
誰にも会いたくないなんて、そんなことは絶対、ない。
だって私は逢いたい。
サイトに。私の…飼い主様に。
だって、サイトに逢わないと寂しいもん。
前の、サイトに告白する前の時とは違う、そう、例えて言うな...
私の心は、身体は、それを覚えてしまった。
だから、サイトに逢わないなんて。
ありえない。
そう思うと、心の中から沸きあがる衝動が、薄くなっていく。
そして思いつく。
そうだ。きっと、サイトならなんとかしてくれる。
サイトに逢えば、こんなキモチ、消し飛ぶ。
それに…ちゃんと説明すれば、サイトが、御伽噺の王子様みたい...
ヤダ私ったら何考えてるのかしら…!もうもう!
…とりあえず、私は。
サイトに、逢いに行くことにした。
心の中に、妙なモヤモヤを抱えながら。
才人とシルフィードは、二人一緒に最後の『呪印』の被害者で...
しかしシルフィードはティファニアが『呪印』に取り憑かれる...
ティファニアの部屋に『呪印』が入って行くのを目撃しただけ...
その後、ブルネットのメイドがそこから立ち去って行くのを見...
「また見てるだけなのかお前は」
「生死を賭けるのは男の仕事なのねー!」
訳の分からん理屈をぶちあげながら、シルフィードは捜索を続...
二人が人気のない裏庭に差し掛かった瞬間。
「あ、サイトー!」
どこからともなく、鈴を転がすような声が聞こえてきた。
「テファ?」
才人が声のした校舎のほうを振り向くと。
規格外の胸を凶暴に弾ませながら、金髪のハーフエルフが駆け...
そのティファニアを見たシルフィードの顔が疑問に歪む。
「あれ?どーしてあの娘、サイトに寄ってくるの?」
才人は、当然予想されるある可能性を指摘する。
「…ひょっとして、テファには取り憑いてないんじゃねえの?」
シルフィードはティファニアが『呪印』に憑依されるところを...
才人がそう考えるのも当然だった。
「おかしいのね。そんなはずないのね。『呪印』が魔力を持っ...
「でもさあ、現にテファが」
「はぁ、はぁ。私がどうしたの?」
二人の議論が始まる前に、ティファニアは才人の前にやってき...
「あー、えっとだなあ」
直接本当の事を言ったもんかどうしたもんか、と才人が言葉を...
「そこの巨乳娘!『呪印』憑依容疑者として取り調べるのねー...
しかし説明になっていない。
ごっちん。
才人の拳骨が、シルフィードの脳天に振り下ろされる。
「話がいちいち唐突なんだよお前は」
「痛いのね酷いのね!ぼーりょくはんたいなのねー!」
「こーでもしないと止まらないだろお前」
「ひどいのね差別なのね韻竜虐待なーのねー!」
二人の漫才に、いよいよもってティファニアの顔は怪訝に歪む。
そのティファニアの中で、新たな衝動が生まれた。
サイトに…触れたい。
それはあまりにも自然で、本人も、そうしたいと思っていた。
だから、それが『呪印』による強制だとは思わなかった。
「あの…サイト?」
漫才を続ける二人に、ティファニアの声はとどかない。
少しむっとして、ティファニアは行動に出る。
己の中からの衝動に、突き動かされるまま。
「もう!無視しないでっ」
ぎゅむ。
背後から、遠慮なく才人に抱きつく。
「え、ちょ。テファ?」
突然のティファニアの行動に、驚く才人。
その瞬間。
ティファニアの中から『呪印』が抜け出し、才人へと移ろうと...
「サイト!その娘から離れるのね!」
「え?」
しかしその叫びは遅く。
居心地の悪いティファニアの中から飛び出した『呪印』は、と...
そう、才人にである。
そして、取り憑かれた才人は。
その場にばたん、とくずおれたのだった。
まずいのねやばいのねたいへんなのねーっ!
『呪印』がサイトに入っちゃったのね!
と、とりあえずお姉さまにれんら…。
………………………………シルフィまだ死にたくないのね。
おねえさまにバレたらおしおきじゃすまないのね!韻竜のお作...
「サイト?大丈夫?サイトっ?」
っていうか元凶はこの娘なの!この娘に責任を取らせるのね!
「サイトはしばらく起きないのね。その間に準備をするのね」
「え?それってどういう…」
間抜け面で乳牛娘がそんな事聞いてくる。
うんと。説明はめんどくさいからとりあえず手伝わせるのね。
「問答無用なのね!とりあえずサイトをそのへんの倉庫に運ぶ...
なんでか知らないけどこの娘には『呪印』は取り憑けないみた...
「あ、は、はい」
エルフの娘はそう返事すると、サイトの肩をかついでひきずっ...
そして、シルフィ達は倉庫に入ったのね。
うーんと、オスに『呪印』が取り憑いたらどうなるかよくわか...
とりあえず、アレを試す事にします。
そして倉庫の中を見ると、頑丈そうな椅子を発見。
エルフの娘に言ってサイトをその椅子に座らせると、シルフィ...
どっから取り出したなんて野暮な事はいいっこなしなのねー!
さてこっからが本番なのね。
「さーこの縄でサイトを椅子に縛り付けて、目隠しするのね!」
…今、ものすごい呆れた顔されたけど気にしないことにします。
とりあえず、サイトをコーフンさせないとダメなのね!
しょーがないから、シルフィはエルフの娘に事情を説明しまし...
才人が目を醒ますと、世界が闇に包まれていた。
「えっ、何?」
どうやら感触からして、布か何かで目隠しをされているらしい。
しかも、頑丈な椅子か何かに、縄で縛り付けられているらしく...
そして。
やけに肌寒い。というより、肌に布が当たる感触がしない。
つまり全裸である。
全裸で目隠しをされて、椅子に縛り付けられているのだ。
状況が飲み込めない才人だったが、奇妙な違和感を覚えていた。
こんな状況なのに、ちっとも焦っていない自分に。
そんな才人の耳に、聞きなれた声が響いた。
「お目覚めなのねサイト。とりあえず今の状況を説明するのね」
シルフィードの声だった。
そして、シルフィードは相変わらずの意味不明な言葉でで状況...
とりあえず、内容を要約すると。
才人に、『呪印』が取り憑いてしまったために、椅子に縛りつ...
つまり。
「…ってことは…?」
「そう、今度はサイトがイタヅラされる番なのねー!」
「ま、まてまてまて!俺お前にどーこーされるのなんてカンベ...
実際このアホ竜に何かされることを想像するとぞっとしない。
しかし、それは杞憂だった。
「シルフィはなーもしないのね。するのはそこの淫乱エルフな...
「…淫乱ってひどい…」
その鈴を転がすような声は、才人の足元から聞こえた。
「え、テファ?」
「いま、助けてあげるからね…サイト…」
才人の誰何の声には応えず、ティファニアはくったりと力なく...
「うわっ」
その柔らかい刺激は、目隠しと拘束により、背徳的に高められ...
『呪印』によって抑えられた性感を昂ぶらせるほどに。
少しずつ硬くなっていく柔らかい肉棒を、ティファニアは右手...
「くぁ…!」
その刺激に、才人の腰が浮きそうになる。
股間の一物はその間にも、どんどん硬くなっていく。
やがて先端から先走りすらもれ始め、その硬さが限界に達する。
「うぁ…なんだこれっ…」
感じている才人を見上げるティファニアの瞳は、すでにとろん...
「サイト…もっと、よくしてあげる…」
言うや否や、ティファニアはブラウスの胸元のボタンを外す。
内側から肉の張力に押され、ブラウスは勝手に横にずれる。
ティファニアは露になった白い双球で、まっすぐ天を衝く才人...
そしてそのまま両手で胸を挟み込み、胸が歪に歪むほどぐにぐ...
「うあぁあっ…!」
才人の背筋がそる。
極上の柔らかさを持つティファニアの胸での奉仕は、『呪印』...
しかし、まだ『呪印』が出てくる兆候はない。
「まだ足りないっぽいのね。もっとエロくするのね」
後ろで行為を見守るシルフィードがティファニアに指示を飛ば...
…もっと、いやらしいこと…。
ティファニアはその言葉に考えをめぐらせる。
そして行動に出た。
胸の谷間の一番奥で挟み込んでいた肉棒を、先端で挟み、胸の...
それを、首を曲げて唇の先端で咥え込む。
「はうぁ!」
びくん!と才人の身体が震える。
刺激が強まったと判断したティファニアは、さらにちゅうちゅ...
そして。
「あ、うぁ、も、もうだめだぁっ」
限界を告げる才人の声とともに。
「あ!出たのね!」
才人のみぞおちの辺りから、黒い影が飛び出す。
それは勢いよく、シルフィードの横を抜けて倉庫の外へ逃げ出...
「あ、待て!逃がさないのね!」
シルフィードは才人から飛びだした『呪印』を追いかけて、倉...
倉庫に残されたのは。
白濁の粘液に顔中汚されたペットと、その飼い主。
荒い息をつく才人の目隠しを、ティファニアは外す。
才人の開かれた太股の上に座って、どろどろに汚れた発情した...
「て、テファ…?」
発情した笑顔でうっとりと自分を見つめるティファニアに、才...
ティファニアは、そんな才人に言った。
「ねえ、サイト…。サイトは私の飼い主様なんだから…。
ちゃんと、面倒みなきゃ、ダメなんだよ…?」
言いながら、短いスカートをたくしあげる。
そこには。
すでに涎を垂らした金色の恥毛に覆われた性器が、はくはくと...
ティファニアは才人の返事も待たず、腰を上げて才人の一物を...
「サイト…して、いい…?」
ご飯を目の前意しておあずけを食っている犬の表情で、ティフ...
完全にいきりたっている才人が、それを断るはずもなく。
「テファの好きにしなよ」
しかし、その台詞はどうやらお気に召さなかったらしい。
ティファニアは軽く頬を膨らませ、眉をへの字にまげて言った。
「ちがうでしょ」
「え?」
「わたしは、おあずけされてるペットなんだよ…?
飼い主様が言う事、違うでしょ…?」
飼い主にペットが指示するのもなんだかな、と思った才人だっ...
「わかったよ…じゃあ。
『よし』」
望んだとおりの言葉を聞けたので、ティファニアは嬉しそうに...
ぐちゅり、と卑猥な音をたて、ティファニアの牝は最奥まで才...
「あっぁっあっ…!サイトの、きたぁ…!」
白濁に塗れ、これ以上ないほど幸せそうな笑顔で、ティファニ...
そのまま腰を揺すり、上下に動かしながら、才人を貪る。
腰が上下するたび、ティファニアから漏れた果汁が、倉庫の床...
「いいのっ、サイトぉ、キモチ、いいのぉ!」
快楽のあまり身動きの取れない主人に抱きつき、ティファニア...
すると。
才人のちょうど目の前で、凶悪なももりんごが暴れまわるわけ...
才人はぴんととがったその桜色の先端に、かじりついた。
「きひぃ!」
その瞬間、ティファニアの背筋が反り返り、膣内の締め付けが...
意識がホワイトアウトしそうな快楽の電流にしかし、ティファ...
もっと…もっと…欲しい。
獣欲に突き動かされるまま、ティファニアは囀る。
「あっあっあっ…おっぱい、いいのぉ、もっといじめてぇ…!」
その言葉に、才人は、遠慮なくその柔らかい乳房に噛み付く。
歯型の残りそうな強さの噛み付きに、ティファニアの官能は応...
ぎゅうぎゅうと才人の頭と肉棒を締め上げ、快楽に呆ける。
「やらぁ!いたいのっ、キモチイイのっ、だめなのぉ!いっち...
限界を告げ、ティファニアはより一層強く激しく腰を振る。
そして。
ティファニアを最奥まで突き上げた瞬間、才人が限界まで引き...
そして、どくどくとティファニアの体の中に、牡の迸りがこだ...
「あ、あっついの、サイトの、いっぱいぃ…」
ティファニアは子宮を満たす熱さに満足しながら、才人に身体...
#br
結局。
俺はその後、二回ほどテファに付き合わされた。
縄を外されて、前から一回、後ろから一回。
…これで今日何回目だよ…。
さすがにしんどい。もう寝たい。
俺は、ルイズのところに戻る事にした。
テファにそう言うと、
「じゃあ、また寂しくなったら構ってもらいにいくから。ちゃ...
とか言ってきた。
…いやまあ可愛いんですけどね?正直今の俺は寝ることで頭が一...
たぶん、ルイズはまだ授業中だから帰ってないし、3時間くらい...
…その前に厨房行って生卵もらってこよ…。
そして俺は、絶叫を耳にする。
なんだアホ竜か。
もう構う気もおきねーよ…。
はてさて。
結論から言うならば、『呪印』は無事に三匹回収されたのであ...
無事に済まなかったのは風韻竜である。
厨房から調味料を盗んだとか、図書館で暴れたとか言われ、そ...
更にその上、飼い主は先の行いの償いを使い魔にさせる気マン...
三匹の『呪印』を回収して浮かれていたアホ竜に、本気になっ...
杖で徹底的にぼこられ、氷漬けにされ、額にインクででかでか...
「なんでなのねーっ?理不尽なのねー!!」
『大いなる意思』を理解できても、『お約束』という世の中の...
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