ゼロの使い魔保管庫
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契約(その13) 痴女109号氏
#br
それは、披露宴の前夜のこと。
「タバサさん……あなた一体、何を言っているの……!?」
ティファニアは、最初、タバサが何を言っているのか、全く...
「そんな事をしたら、一体どうなると思っているの? サイト...
その質問はもはや、咎める語調ですらなかった。それほど、...
#br
『サイトとルイズの初夜に乱入し、彼らを徹底的に凌辱する。...
#br
彼女たちの提案内容は、端的に言えば、こうなる。
もはや、バカバカしいなどという次元でさえない。
と言うより、ティファニアには、何故タバサたちがそんな事...
しかし、眼鏡の奥に光るタバサの瞳には、いつもの――いや、...
「ならば、こちらからもお尋ねします、ミス・ウェストウッド」
シエスタが、その眼光に劣らぬほどの冷たい声で自分を呼ぶ...
「貴女はサイトさんの事が好きではなかったのですか?」
「そんな……好きに決まっているわ。だってサイトは、わたしの...
「そういう意味ではありません」
ならば、どういう意味なのか。――それを問うほど、ティファ...
だからこそ、ティファニアは、とっさにその質問に答えるこ...
彼女は、その白い肌を、特徴的な長い耳まで真っ赤に染めて...
女性として、サイトのことが好きかと問われれば、――「否」...
才人は、――エルフの血を継ぎ、恥じ入るようにひっそりと暮...
彼がいなければ、今でも自分は、我が身と我が血と我が境遇...
そんな才人を、女性として愛さないほど、ティファニアの女...
だが、それでもティファニアは知っていた。
才人という少年は、決して自分の手の届く処にいる存在では...
アルビオンで七万の軍勢を相手に戦い、瀕死の状態だった彼...
だから、才人の幸福を願う女性の一人として、明日の婚礼を...
だが……。
「なら、御理解いただけると思います。わたしたちが同志であ...
ティファニアは慄然とした。
シエスタの言葉に、ではない。
シエスタの言い分が理解できる自分にである。
「……でも、でも、ルイズも、わたしの大事なお友達なのに……」
何かに抵抗するように、ティファニアは言う。だが、言葉の...
そして、そんな彼女に、シエスタは囁く。
「サイトさんが欲しくないんですか? わたしたちと行動を共...
「でも……でも……」
「このままだと、サイトさんは行ってしまうのですよ。わたし...
「……でも、サイトが望んでいるのは、ルイズとの結婚だから……...
「問題ない」
それまで沈黙していたタバサが、シエスタの“悪魔の囁き”を...
「サイトが本当に望んでいるのは、絶望と凌辱。たとえわたし...
そう言うと、彼女は、その青い瞳で傍らのメイドに流し目を...
つまり……ティファニアは、一枚の羊皮紙をシエスタから受け...
「ミス・タバサがおっしゃったお言葉の、証しの品です」
そこには、流暢な筆跡で、こう書かれていた。
#br
『サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガは、わたくしことシエス...
#br
……無論、その筆跡は才人のものではない。だが、その文章の...
「……これって……まさか……!?」
すべての発端となった“契約書”を、ティファニアは愕然とし...
平賀才人と、彼を取り巻く現状を。
「サイトさんはねえ、……くすくす……本当に可愛い人なんですよ...
「うそ……うそよ……!?」
「嘘じゃありませんよ、本当です。サイトさんの身体で、わた...
「……そんな……サイトが、そんな……!!」
「あなたが信じられないのは当然」
タバサが、シエスタの言葉を引き継ぐ。
「でも、彼女が言ったことは、紛れもない事実」
だが、その言葉は、淡々としているだけに、シエスタの告白...
ティファニアは、今夜初めて、二人の闖入者を真正面から睨...
想い人を辱められた怒り……だけではない。
何故か彼女は、すでに二人の言う“事実”を疑ってはいなかっ...
表面的にしか才人を知らない者が聞いたら、一笑に付すに違...
だが、ティファニアには分かる。ガンダールヴとして毅然と...
何故なら、そういった彼の脆さ・弱さを含めて、ティファニ...
だから、その時、ティファニアの胸を支配していたのは、――...
「お門違い」
燃える瞳を自分たちに向けるティファニアに、タバサがぼそ...
「貴女の怒りは、ルイズにこそ向けられるべき」
ティファニアの長い耳が、ピクリと動く。
「サイトがわたしたちに牙を剥くとすれば、それは、わたした...
「……」
「だからこそ、わたしたちはサイトが許せない。でも、それ以...
タバサの目は、相変わらず、その怜悧な光を宿したままだ。...
「でも、貴女なら出来る。ティファニア・ウェストウッド――他...
「なにが、出来るって言うの……?」
もはや、ティファニアには、地獄へ通じる穴ボコのようなタ...
#br
「サイトの眼前で、全てを奪われたルイズを、希望に満ちた“若...
#br
「……なんですって……!!」
「希望に満ちた“若妻”のルイズを、わたしたちは凌辱する。そ...
「……」
「彼女は死ぬまで絶望を味わいつづけ、そして、それに決して...
ティファニアには、もはやタバサが人間には見えなかった。
こんな恐るべき言葉を、表情一つ変えずに、淡々と吐き続け...
「……なぜ、そこまで……!?」
ティファニアは、おそるおそるタバサに尋ねた。
「あなたにとって、ルイズはお友達じゃなかったの……?」
不意に、タバサの瞳から闇が消えた。
碧眼を彩る睫毛が伏せられ、その美しい瞳は、見る見るうち...
そこには、父を殺され、母を狂わされた、無残なまでに孤独...
「……だからこそ、許せない」
「……」
「友達だと思っていたのに……わたしからサイトを……わたしだけ...
「……」
「サイトがいないと……サイトがいなくなったら……わたしはまた…...
「ミス・タバサ……!?」
唖然としたように、シエスタが後ずさる。彼女にとっても、...
だが、ティファニアには、分かる。
「……わかった」
タバサが恐れた孤独は、等しくティファニア自身が恐れたも...
「ルイズからサイトを取り戻しましょう。わたしたちの手で」
#br
「こんな夜半に一体何用です? 火急の用件というから陛下の...
アニエスが苛立つ気持ちもアンリエッタには理解できる。
こんな真夜中まで、彼女と国政の話を詰めていたマザリーニ...
女王警護役たるアニエスは、アンリエッタが起きている限り...
だが、そんな彼女には気の毒だが、……アンリエッタは、この...
(明日はもう、サイト殿とルイズの結婚式……)
そう思うと、今宵はとても眠れそうになかったから。
何の用で来たのかは知らないが、眠れぬ夜の来客ほど、今の...
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエー...
『虚無の血統を後世に遺す』という大義名分のもと、“担い手”...
ハルケギニアに生きる、ほぼ全ての貴族にとって“虚無”の名...
#br
だが、内実は違う。
アンリエッタは、宮廷内のあらゆる反対勢力と闘わねばなら...
本来、王家が受け継ぐべき『虚無の血統』を、新たに一門を...
また、“虚無”の血統に、出自も怪しい平民の血が混じる事を...
さらには、女性が爵位を叙勲されることに『悪しき前例を作...
まさに、宮廷内の九分九厘は、この婚姻に反対であったと言...
そして、反対派の急先鋒こそが――皮肉な事に――ルイズの実父...
アンリエッタはその二人を粘り強く、懸命に説得し、時には...
しかし、ある意味、それも無理からぬ話だった。
アンリエッタは、知っていたのだ。
才人の目が常に追う先には、必ずルイズがいる事を。
彼の心にはもともと、自分の居場所など最初からなかったの...
――フラレ女が打ち込めるものは、趣味か仕事以外に存在しない。
だから彼女は、文字通り寝食を忘れる勢いで、“仕事”に熱中...
だが、彼女の心中に複雑なものがあったことは否めない。
たとえ、ルイズの存在がなかったとしても、女王たる我が身...
アンリエッタは、もはや誤魔化しようもないほどに、才人を...
彼とウェールズを比較する事は、アンリエッタには出来ない...
そんな想い人と“他の女”との婚儀を、万難を排すために駆け...
だから、タバサが発した最初の一言を聞いた瞬間も、彼女は...
――サイトを、ルイズの手から奪還する。そのために、ぜひ陛下...
そう言ったタバサの声は硬かった。
そして、タバサに付き従う二人の女――ティファニアとシエス...
「ミス・タバサ……いや、シャルロット・エレーヌ・オルレアン」
「はい」
「わたくしは、具体的に、一体何をすればいいのです?」
「……っ!?」
常識的には、絶対に在り得ないはずの提案を、文字通り、待...
何故なら、彼ら二人の婚儀を最も強力に推進したのが、この...
だが、アンリエッタは、もうこの瞬間に、全ての嘘を投げ打...
誰に対してついた嘘でもない。自分自身に対しての嘘、だ。
サイトの幸せを願う。彼が望む一番の未来をプレゼントする...
分かっていた。本当は理解していた。
わたくしが欲しいのは、権力でも名誉でもない。ただ一人の...
そして、才人を愛する以上に、彼の心を奪ったルイズを、こ...
自分に嘘はつかないと覚悟を決めた以上、もはやタバサたち...
#br
「女王として、メイジとして、おんなとして、――わたくしにで...
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そう言いきったアンリエッタの薄いブルーの瞳は、ティファ...
終了行:
契約(その13) 痴女109号氏
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それは、披露宴の前夜のこと。
「タバサさん……あなた一体、何を言っているの……!?」
ティファニアは、最初、タバサが何を言っているのか、全く...
「そんな事をしたら、一体どうなると思っているの? サイト...
その質問はもはや、咎める語調ですらなかった。それほど、...
#br
『サイトとルイズの初夜に乱入し、彼らを徹底的に凌辱する。...
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彼女たちの提案内容は、端的に言えば、こうなる。
もはや、バカバカしいなどという次元でさえない。
と言うより、ティファニアには、何故タバサたちがそんな事...
しかし、眼鏡の奥に光るタバサの瞳には、いつもの――いや、...
「ならば、こちらからもお尋ねします、ミス・ウェストウッド」
シエスタが、その眼光に劣らぬほどの冷たい声で自分を呼ぶ...
「貴女はサイトさんの事が好きではなかったのですか?」
「そんな……好きに決まっているわ。だってサイトは、わたしの...
「そういう意味ではありません」
ならば、どういう意味なのか。――それを問うほど、ティファ...
だからこそ、ティファニアは、とっさにその質問に答えるこ...
彼女は、その白い肌を、特徴的な長い耳まで真っ赤に染めて...
女性として、サイトのことが好きかと問われれば、――「否」...
才人は、――エルフの血を継ぎ、恥じ入るようにひっそりと暮...
彼がいなければ、今でも自分は、我が身と我が血と我が境遇...
そんな才人を、女性として愛さないほど、ティファニアの女...
だが、それでもティファニアは知っていた。
才人という少年は、決して自分の手の届く処にいる存在では...
アルビオンで七万の軍勢を相手に戦い、瀕死の状態だった彼...
だから、才人の幸福を願う女性の一人として、明日の婚礼を...
だが……。
「なら、御理解いただけると思います。わたしたちが同志であ...
ティファニアは慄然とした。
シエスタの言葉に、ではない。
シエスタの言い分が理解できる自分にである。
「……でも、でも、ルイズも、わたしの大事なお友達なのに……」
何かに抵抗するように、ティファニアは言う。だが、言葉の...
そして、そんな彼女に、シエスタは囁く。
「サイトさんが欲しくないんですか? わたしたちと行動を共...
「でも……でも……」
「このままだと、サイトさんは行ってしまうのですよ。わたし...
「……でも、サイトが望んでいるのは、ルイズとの結婚だから……...
「問題ない」
それまで沈黙していたタバサが、シエスタの“悪魔の囁き”を...
「サイトが本当に望んでいるのは、絶望と凌辱。たとえわたし...
そう言うと、彼女は、その青い瞳で傍らのメイドに流し目を...
つまり……ティファニアは、一枚の羊皮紙をシエスタから受け...
「ミス・タバサがおっしゃったお言葉の、証しの品です」
そこには、流暢な筆跡で、こう書かれていた。
#br
『サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガは、わたくしことシエス...
#br
……無論、その筆跡は才人のものではない。だが、その文章の...
「……これって……まさか……!?」
すべての発端となった“契約書”を、ティファニアは愕然とし...
平賀才人と、彼を取り巻く現状を。
「サイトさんはねえ、……くすくす……本当に可愛い人なんですよ...
「うそ……うそよ……!?」
「嘘じゃありませんよ、本当です。サイトさんの身体で、わた...
「……そんな……サイトが、そんな……!!」
「あなたが信じられないのは当然」
タバサが、シエスタの言葉を引き継ぐ。
「でも、彼女が言ったことは、紛れもない事実」
だが、その言葉は、淡々としているだけに、シエスタの告白...
ティファニアは、今夜初めて、二人の闖入者を真正面から睨...
想い人を辱められた怒り……だけではない。
何故か彼女は、すでに二人の言う“事実”を疑ってはいなかっ...
表面的にしか才人を知らない者が聞いたら、一笑に付すに違...
だが、ティファニアには分かる。ガンダールヴとして毅然と...
何故なら、そういった彼の脆さ・弱さを含めて、ティファニ...
だから、その時、ティファニアの胸を支配していたのは、――...
「お門違い」
燃える瞳を自分たちに向けるティファニアに、タバサがぼそ...
「貴女の怒りは、ルイズにこそ向けられるべき」
ティファニアの長い耳が、ピクリと動く。
「サイトがわたしたちに牙を剥くとすれば、それは、わたした...
「……」
「だからこそ、わたしたちはサイトが許せない。でも、それ以...
タバサの目は、相変わらず、その怜悧な光を宿したままだ。...
「でも、貴女なら出来る。ティファニア・ウェストウッド――他...
「なにが、出来るって言うの……?」
もはや、ティファニアには、地獄へ通じる穴ボコのようなタ...
#br
「サイトの眼前で、全てを奪われたルイズを、希望に満ちた“若...
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「……なんですって……!!」
「希望に満ちた“若妻”のルイズを、わたしたちは凌辱する。そ...
「……」
「彼女は死ぬまで絶望を味わいつづけ、そして、それに決して...
ティファニアには、もはやタバサが人間には見えなかった。
こんな恐るべき言葉を、表情一つ変えずに、淡々と吐き続け...
「……なぜ、そこまで……!?」
ティファニアは、おそるおそるタバサに尋ねた。
「あなたにとって、ルイズはお友達じゃなかったの……?」
不意に、タバサの瞳から闇が消えた。
碧眼を彩る睫毛が伏せられ、その美しい瞳は、見る見るうち...
そこには、父を殺され、母を狂わされた、無残なまでに孤独...
「……だからこそ、許せない」
「……」
「友達だと思っていたのに……わたしからサイトを……わたしだけ...
「……」
「サイトがいないと……サイトがいなくなったら……わたしはまた…...
「ミス・タバサ……!?」
唖然としたように、シエスタが後ずさる。彼女にとっても、...
だが、ティファニアには、分かる。
「……わかった」
タバサが恐れた孤独は、等しくティファニア自身が恐れたも...
「ルイズからサイトを取り戻しましょう。わたしたちの手で」
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「こんな夜半に一体何用です? 火急の用件というから陛下の...
アニエスが苛立つ気持ちもアンリエッタには理解できる。
こんな真夜中まで、彼女と国政の話を詰めていたマザリーニ...
女王警護役たるアニエスは、アンリエッタが起きている限り...
だが、そんな彼女には気の毒だが、……アンリエッタは、この...
(明日はもう、サイト殿とルイズの結婚式……)
そう思うと、今宵はとても眠れそうになかったから。
何の用で来たのかは知らないが、眠れぬ夜の来客ほど、今の...
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエー...
『虚無の血統を後世に遺す』という大義名分のもと、“担い手”...
ハルケギニアに生きる、ほぼ全ての貴族にとって“虚無”の名...
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だが、内実は違う。
アンリエッタは、宮廷内のあらゆる反対勢力と闘わねばなら...
本来、王家が受け継ぐべき『虚無の血統』を、新たに一門を...
また、“虚無”の血統に、出自も怪しい平民の血が混じる事を...
さらには、女性が爵位を叙勲されることに『悪しき前例を作...
まさに、宮廷内の九分九厘は、この婚姻に反対であったと言...
そして、反対派の急先鋒こそが――皮肉な事に――ルイズの実父...
アンリエッタはその二人を粘り強く、懸命に説得し、時には...
しかし、ある意味、それも無理からぬ話だった。
アンリエッタは、知っていたのだ。
才人の目が常に追う先には、必ずルイズがいる事を。
彼の心にはもともと、自分の居場所など最初からなかったの...
――フラレ女が打ち込めるものは、趣味か仕事以外に存在しない。
だから彼女は、文字通り寝食を忘れる勢いで、“仕事”に熱中...
だが、彼女の心中に複雑なものがあったことは否めない。
たとえ、ルイズの存在がなかったとしても、女王たる我が身...
アンリエッタは、もはや誤魔化しようもないほどに、才人を...
彼とウェールズを比較する事は、アンリエッタには出来ない...
そんな想い人と“他の女”との婚儀を、万難を排すために駆け...
だから、タバサが発した最初の一言を聞いた瞬間も、彼女は...
――サイトを、ルイズの手から奪還する。そのために、ぜひ陛下...
そう言ったタバサの声は硬かった。
そして、タバサに付き従う二人の女――ティファニアとシエス...
「ミス・タバサ……いや、シャルロット・エレーヌ・オルレアン」
「はい」
「わたくしは、具体的に、一体何をすればいいのです?」
「……っ!?」
常識的には、絶対に在り得ないはずの提案を、文字通り、待...
何故なら、彼ら二人の婚儀を最も強力に推進したのが、この...
だが、アンリエッタは、もうこの瞬間に、全ての嘘を投げ打...
誰に対してついた嘘でもない。自分自身に対しての嘘、だ。
サイトの幸せを願う。彼が望む一番の未来をプレゼントする...
分かっていた。本当は理解していた。
わたくしが欲しいのは、権力でも名誉でもない。ただ一人の...
そして、才人を愛する以上に、彼の心を奪ったルイズを、こ...
自分に嘘はつかないと覚悟を決めた以上、もはやタバサたち...
#br
「女王として、メイジとして、おんなとして、――わたくしにで...
#br
そう言いきったアンリエッタの薄いブルーの瞳は、ティファ...
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