ゼロの使い魔保管庫
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せかんど・バージン1話.『愛は暗闇の中で』(4) ぎふと氏
#br
一連の赤ちゃん誕生ストーリーが無事出産まで行きついたと...
おつかれさん、ルイズの体に毛布をかけてやると、才人はあ...
「なあ、ルイズ。ちょっと聞いて欲しいんだけど」
暗闇の中ルイズをまっすぐ見据えた。
両手は揃えて膝の上。ルイズの両足の間にはさまっていた果...
「なによ」
ルイズは身構えた。
才人は腹に力をこめた。
「まず1つめな。お前が怒っていること、それについては全面...
深く頭をさげた。
見つめているルイズは無言だった。何か言葉を口にすると感...
才人は続けた。
「2つめ。何度も言うけど、俺が好きなのはお前だから。これ...
ルイズは唇を引き結んだ。
ばっかじゃないの偉そうに。はいそうですかと言えるほどル...
「3つめだけど」
そこで才人は言いにくそうに天井を仰いだ。言おうか言うま...
けれどすぐに決心をつけたようで、口を開いた。
「あのさ、今まで俺こういう経験なくてさ。だからお前の気持...
ふたたび頭を下げた。ルイズは思わず身を乗り出して聞き返...
「サイトも初めてだったの!?」
「うっせ。……二度も言わねーよ」
憮然と言った。それからルイズの胸元に指をつきつけると、...
「だいたいお前もお前だろ。俺の了解もなくいきなりこっちの...
一気に言い切って、ふんっと才人はそっぽを向いた。
ルイズはその長い台詞を頭の中でリピートした。なんだか初...
「うそ、だってあんたいろんな子とキスしてじゃない!」
それから指を折る。キュルケにメイドに姫さま、あ、タバサ...
また思い出してムカムカした。まったく節操のない犬っての...
「不可抗力のもあんだよ」
まあ、そうじゃないのもあったけどな……。小声でつけ加える。
「とにかく責任感じとけバカ。あと絶対他のやつには言うなよ...
ルイズの心臓がとくとく鳴った。自分が才人にとっての特別...
でも素直に信じてしまっていいものだろうか。今までのこと...
そうだ。
ルイズは思いついた。本当かどうか確かめる方法。手を伸ば...
「なにすんだよ」
熱かった。卵をのせたら目玉焼きができそうなぐらいに。
ルイズは面白くなさそうに言った。
「ふんだ。私こそ大迷惑よ。すごい使い魔を呼び出すつもりが...
才人の頬をぎゅうっと引っ張った。渦巻いていた嵐はいつの...
+ + +
(よかった。なんとか機嫌直してくれたみたいだな)
才人はほっと息をついた。人生最高ってぐらいに恥ずかしい...
(ま、日本だったら、とても言えないけどな)
苦い笑いが浮かぶ。およそハルケギニアの貴族ってのは、日...
なので毎晩二人の女の子と同じベッドで寝ている才人などは...
なんにせよ貴族の世界で“してない”ってのは、女性を大切に...
で、ルイズである。
常々子供っぽいとは感じていたけれど、まさか何も知らない...
それはいい。問題はこれからどうするかだ……。
(やっぱ教えてやらないとマズいよなあ)
まさか最後の最後にこんな難題が控えているとは思わなかっ...
野郎同士その手の話で盛り上がるのは得意だけれど、女の子...
けれど俺がやらなきゃ誰がやる。未経験のまま二十代を迎え...
才人は腹をくくった。
「ルイズ、もう1つ話さなきゃならないんだけど」
「なに?」
「その、な? さっき話してた子供の作り方ってやつだけど」
「それがどうかしたの?」
純真無垢な声が聞き返した。ピュアってのは時に犯罪だ。
「あのな、子供ってのは結婚しなくてもすることしたらできち...
どうにも歯切れが悪い。
ルイズはとまどっているようだった。いきなり何を言い出す...
「えっと……もしかして赤ちゃん欲しいの?」
ちげーよバカ。お約束すぎだろそれ。
「や、やだわ。バカ犬のくせに何血迷ってるのかしら! 下品...
身もだえる顔は、暗くてわからないけど恐らく絶対に真っ赤...
だんだんとイライラがつのってきた。もとから我慢強い方じ...
きゃあっ、とルイズが叫んだ。手で顔を覆ってうつむく。
「ななななな」
「何してんのかって言いたいの?」
「そそそそそ」
「見てのとおり服脱いでますが何か?」
「どどどどど」
「どうしてもなんもベッドの上に男女がいりゃ普通脱ぐだろが」
「ででででで」
「でももくそもあるかよ。落ち着けって別に変なコトしようっ...
ルイズは毛布をひっかぶって丸くなってしまった。
才人も勢いで脱ぐは脱いだものの、どうにも居心地が悪くて...
「おーい、ルイズさん。生きてますぅ?」
毛布の固まりをつつきながら聞く。もぞりと固まりが動いた。
「お前さ、一応確認するけど親とか姉さんとかから聞いてない...
「お、お母様から……」
くぐもった声がした。
「相手の殿方にお任せしなさいって……」
なんて無責任な親なんだと才人は呆れた。万が一でも未来の...
「んじゃ任せてもらおーか。ほぉら出て来い」
「ひゃんっ」
毛布を引っ剥がすと中からルイズが転がり出てきた。もちろ...
「あ〜う〜う〜」
ルイズは手で必死に自分の体を隠そうとした。そんなルイズ...
「じゃあルイズ。俺のことは今から先生って呼べ。これからお...
「……なっ」
「その上で、お前がしてもいいかなーって気になれたらその時...
「……本番?」
「深いことは気にすんな。あと殴ったり蹴ったりはなしだぞ?...
ルイズはう〜と唸るように答えた。
才人はルイズの手を取ると、自分の方へ導こうとした。とに...
けれどルイズは両手を固く握りしめて、動こうとしてくれな...
未知への怯えがそうさせているのだった。知ってしまえば自...
+ + +
「しゃあねーな」
ため息をつくと、才人はルイズの体に腕を回した。優しくあ...
「……んっ」
ルイズは甘いため息をもらした。
「……うそつき。待つっていったじゃない」
うつむいたその声は妙に艶っぽくて、才人をどきりとさせた。
(やばいなぁ。俺どうにかなっちまいそう)
体に溜まる一方の熱を懸命におさえつけた。早いとこ授業を...
「どうやって子供を作るかって話だけどさ」
言いながら、ルイズの手に自分の物を握らせた。すぐ離そう...
強張った指でルイズはその感触や形を理解したようだった。...
「……これが俺の。わかった?」
「で、でも……」
こんなに大きいものがあったら、普段から気づくと思う。こ...
「お前見てドキドキしてやらしい気分になってるからこんなな...
ルイズの指がぴくっと反応した。瞬間才人の背筋に電流が走...
才人は急いで言葉を続けた。
「で、さっきお前が嫌がったところにこれが入ると運が悪けり...
「う、うん」
「最初は驚くかもしんないけど……、ってか俺もそうだったけど...
なんだか信じられない話だった。でも手の中にある物がその...
そこで才人は頬をぽりぽりと掻いた。
「まあ、男はみんな変態だしな。たまにはそーゆーこともした...
「へ?」
「そうだな、例えば……」
才人はにやりと意地悪げな笑みを浮かべた。
「黒猫の格好させて、今日はあなたがご主人様にゃ〜んって言...
「はうっ」
「体中に生クリームたっぷりつけて、それを舐めたくなったり...
「あうあう」
「そういう気分になっちゃうかもなあ。まあできるだけ我慢す...
ルイズは言葉を失った。だってそれ全部ルイズが今までやっ...
つまりルイズ・フランソワーズは変態。これ確定。
「だだって、それこそ普通でしょ?」
いいや、どうみても変態プレイです。俺どっか間違ってます...
終了行:
せかんど・バージン1話.『愛は暗闇の中で』(4) ぎふと氏
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一連の赤ちゃん誕生ストーリーが無事出産まで行きついたと...
おつかれさん、ルイズの体に毛布をかけてやると、才人はあ...
「なあ、ルイズ。ちょっと聞いて欲しいんだけど」
暗闇の中ルイズをまっすぐ見据えた。
両手は揃えて膝の上。ルイズの両足の間にはさまっていた果...
「なによ」
ルイズは身構えた。
才人は腹に力をこめた。
「まず1つめな。お前が怒っていること、それについては全面...
深く頭をさげた。
見つめているルイズは無言だった。何か言葉を口にすると感...
才人は続けた。
「2つめ。何度も言うけど、俺が好きなのはお前だから。これ...
ルイズは唇を引き結んだ。
ばっかじゃないの偉そうに。はいそうですかと言えるほどル...
「3つめだけど」
そこで才人は言いにくそうに天井を仰いだ。言おうか言うま...
けれどすぐに決心をつけたようで、口を開いた。
「あのさ、今まで俺こういう経験なくてさ。だからお前の気持...
ふたたび頭を下げた。ルイズは思わず身を乗り出して聞き返...
「サイトも初めてだったの!?」
「うっせ。……二度も言わねーよ」
憮然と言った。それからルイズの胸元に指をつきつけると、...
「だいたいお前もお前だろ。俺の了解もなくいきなりこっちの...
一気に言い切って、ふんっと才人はそっぽを向いた。
ルイズはその長い台詞を頭の中でリピートした。なんだか初...
「うそ、だってあんたいろんな子とキスしてじゃない!」
それから指を折る。キュルケにメイドに姫さま、あ、タバサ...
また思い出してムカムカした。まったく節操のない犬っての...
「不可抗力のもあんだよ」
まあ、そうじゃないのもあったけどな……。小声でつけ加える。
「とにかく責任感じとけバカ。あと絶対他のやつには言うなよ...
ルイズの心臓がとくとく鳴った。自分が才人にとっての特別...
でも素直に信じてしまっていいものだろうか。今までのこと...
そうだ。
ルイズは思いついた。本当かどうか確かめる方法。手を伸ば...
「なにすんだよ」
熱かった。卵をのせたら目玉焼きができそうなぐらいに。
ルイズは面白くなさそうに言った。
「ふんだ。私こそ大迷惑よ。すごい使い魔を呼び出すつもりが...
才人の頬をぎゅうっと引っ張った。渦巻いていた嵐はいつの...
+ + +
(よかった。なんとか機嫌直してくれたみたいだな)
才人はほっと息をついた。人生最高ってぐらいに恥ずかしい...
(ま、日本だったら、とても言えないけどな)
苦い笑いが浮かぶ。およそハルケギニアの貴族ってのは、日...
なので毎晩二人の女の子と同じベッドで寝ている才人などは...
なんにせよ貴族の世界で“してない”ってのは、女性を大切に...
で、ルイズである。
常々子供っぽいとは感じていたけれど、まさか何も知らない...
それはいい。問題はこれからどうするかだ……。
(やっぱ教えてやらないとマズいよなあ)
まさか最後の最後にこんな難題が控えているとは思わなかっ...
野郎同士その手の話で盛り上がるのは得意だけれど、女の子...
けれど俺がやらなきゃ誰がやる。未経験のまま二十代を迎え...
才人は腹をくくった。
「ルイズ、もう1つ話さなきゃならないんだけど」
「なに?」
「その、な? さっき話してた子供の作り方ってやつだけど」
「それがどうかしたの?」
純真無垢な声が聞き返した。ピュアってのは時に犯罪だ。
「あのな、子供ってのは結婚しなくてもすることしたらできち...
どうにも歯切れが悪い。
ルイズはとまどっているようだった。いきなり何を言い出す...
「えっと……もしかして赤ちゃん欲しいの?」
ちげーよバカ。お約束すぎだろそれ。
「や、やだわ。バカ犬のくせに何血迷ってるのかしら! 下品...
身もだえる顔は、暗くてわからないけど恐らく絶対に真っ赤...
だんだんとイライラがつのってきた。もとから我慢強い方じ...
きゃあっ、とルイズが叫んだ。手で顔を覆ってうつむく。
「ななななな」
「何してんのかって言いたいの?」
「そそそそそ」
「見てのとおり服脱いでますが何か?」
「どどどどど」
「どうしてもなんもベッドの上に男女がいりゃ普通脱ぐだろが」
「ででででで」
「でももくそもあるかよ。落ち着けって別に変なコトしようっ...
ルイズは毛布をひっかぶって丸くなってしまった。
才人も勢いで脱ぐは脱いだものの、どうにも居心地が悪くて...
「おーい、ルイズさん。生きてますぅ?」
毛布の固まりをつつきながら聞く。もぞりと固まりが動いた。
「お前さ、一応確認するけど親とか姉さんとかから聞いてない...
「お、お母様から……」
くぐもった声がした。
「相手の殿方にお任せしなさいって……」
なんて無責任な親なんだと才人は呆れた。万が一でも未来の...
「んじゃ任せてもらおーか。ほぉら出て来い」
「ひゃんっ」
毛布を引っ剥がすと中からルイズが転がり出てきた。もちろ...
「あ〜う〜う〜」
ルイズは手で必死に自分の体を隠そうとした。そんなルイズ...
「じゃあルイズ。俺のことは今から先生って呼べ。これからお...
「……なっ」
「その上で、お前がしてもいいかなーって気になれたらその時...
「……本番?」
「深いことは気にすんな。あと殴ったり蹴ったりはなしだぞ?...
ルイズはう〜と唸るように答えた。
才人はルイズの手を取ると、自分の方へ導こうとした。とに...
けれどルイズは両手を固く握りしめて、動こうとしてくれな...
未知への怯えがそうさせているのだった。知ってしまえば自...
+ + +
「しゃあねーな」
ため息をつくと、才人はルイズの体に腕を回した。優しくあ...
「……んっ」
ルイズは甘いため息をもらした。
「……うそつき。待つっていったじゃない」
うつむいたその声は妙に艶っぽくて、才人をどきりとさせた。
(やばいなぁ。俺どうにかなっちまいそう)
体に溜まる一方の熱を懸命におさえつけた。早いとこ授業を...
「どうやって子供を作るかって話だけどさ」
言いながら、ルイズの手に自分の物を握らせた。すぐ離そう...
強張った指でルイズはその感触や形を理解したようだった。...
「……これが俺の。わかった?」
「で、でも……」
こんなに大きいものがあったら、普段から気づくと思う。こ...
「お前見てドキドキしてやらしい気分になってるからこんなな...
ルイズの指がぴくっと反応した。瞬間才人の背筋に電流が走...
才人は急いで言葉を続けた。
「で、さっきお前が嫌がったところにこれが入ると運が悪けり...
「う、うん」
「最初は驚くかもしんないけど……、ってか俺もそうだったけど...
なんだか信じられない話だった。でも手の中にある物がその...
そこで才人は頬をぽりぽりと掻いた。
「まあ、男はみんな変態だしな。たまにはそーゆーこともした...
「へ?」
「そうだな、例えば……」
才人はにやりと意地悪げな笑みを浮かべた。
「黒猫の格好させて、今日はあなたがご主人様にゃ〜んって言...
「はうっ」
「体中に生クリームたっぷりつけて、それを舐めたくなったり...
「あうあう」
「そういう気分になっちゃうかもなあ。まあできるだけ我慢す...
ルイズは言葉を失った。だってそれ全部ルイズが今までやっ...
つまりルイズ・フランソワーズは変態。これ確定。
「だだって、それこそ普通でしょ?」
いいや、どうみても変態プレイです。俺どっか間違ってます...
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