ゼロの使い魔保管庫
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○後編1の続きです。
雲さえ黒々として、庭の木々も夢にひたる真夜中。
窓からの夜風がベッドに届き、枕辺の花瓶にただ一本挿され...
細工物の花のほうは、まだ少女の耳たぶできらめいている。...
夜露をふくむかと思うほど濡れた声が、寝室の天井や壁に溶...
ツリガネソウ型のランプが灯る、影朦朧とした夏の夜。淫蕩...
背徳的なほどに濃い室内の夜気が、荒くも甘い息づかいに満...
ベッドにうつぶせた少女が、呼吸のたびに肉の薄い背を上下...
「はあっ、はあっ……ぁあ……っ……」
アンリエッタは抱いたクッションで豊かな乳房をつぶすよう...
シーツについた両ひざは間隔広めに開かれている。華奢な背...
汗まみれで痙攣する女体は、茹でられて湯気をたてる海老の...
彼女はつぶれかけた四つんばいで、長々と才人に後ろから貫...
どんな男でも目をそらせないような濃艶な獣の姿勢をとった...
たったいま四回目の射精を終えた才人の肉棒が、胎内でまだ...
つい今しがたまでさんざん蜜壺を突き上げられ、子宮周辺を...
一片の余裕も残っていない泣きとろけた顔で、アンリエッタ...
「……ひぃ……はぁっ……ほん、ほんとうに、やすませてくれないな...
……はふぅぅっ……、はぁ……、はっ……気を、うしなってたのよ……...
「ああ、最近ははやばやと気絶するのは珍しかったから驚きま...
でも俺、あのときまだ二発しか出してなかったから我慢しき...
「ううっ……ひどいぃ……」
途中で完全に失神したのに、その後もほんの少しも容赦して...
いつ目が覚めたのかさえあやふやだった。
濃い肉悦の狂想曲が、頭の中に響きわたっていたのである。...
何度「イク」と言ったのかなどとうにわからなくなっている。
ただ、意識の戻らないうちからベッドで貫かれ、果てしもな...
幾度も達し、今の今まで火照った叫びを上げつづけていたの...
それだというのに、才人が肉棒を抜きもせず後ろで言った。
「俺も今夜はなんだか、不思議なくらいすごく昂ぶってるみて...
姫さまは? いま何回目ですか?」
「はーっ、はふーっ、ひふぅっ……ふぇ……?
にゃんかい……?」
「イった回数ですよ。何回か、って聞いてるんだけど」
「ふゃぁ……あの……あの、かぞえて、おりませぬ……」
「……やる気あんの?」
才人が腰を突き上げた。
まだ硬度をそれほど失っていない男根で、精液をつめこまれ...
「やあああッ」
「注意したじゃないですか、自分だけ勝手にイきすぎだって。
これからは公平に同じ数だけ俺をイかせられるようになるよ...
それがなんだよ、自分のイった回数を数えもしないで、発情...
「あッ、あッ、もうしわけ、ぁン、んぅっ」
トントンと奥を小突かれながら叱られ、上気してひくひくと...
犯されつづけた体とともに心も弱っていて、男に理不尽に責...
美しい裸身をよじって、なめらかな肌から被虐的な淫気を汗...
しばし虐められてから、ようやく肉棒がぬぽっと抜かれた。
「ふゥん……ぅっ……」と鼻声を漏らしながら、アンリエッタは...
少女は体の力をくったりと抜き、抱きついたクッションにぽ...
艶然と瞳をほそめて余韻を噛みしめる彼女に、男の声がかけ...
「そうだな、決めた。これそっちが返す『借金』だし、姫さま...
借りを返せるまで、つまり姫さまが余分にイった回数だけ俺...
「……それ……返せなかったら、どうなるのですか……?」
「そりゃこの先ずっと、ベッドの上では奴隷みたいなものにな...
やってる時は俺の言うことは何でもしてもらうし、いろいろ...
「いや……いやです、そんなの、うれしくなんてないわ……んぅぅ…...
アンリエッタは弱々しくシーツに頬をすりつけるように首を...
「それに…………か、返せませぬ……見ていたならわかるでしょうに……
むりでございます……だって、お腹の奥……、どんどん敏感にな...
ふあああっ!?」
言葉の最後を悲鳴がいろどる。
周縁部までべっとり白濁をあふれさせた蜜壺に、少年が指を...
ぽかりと男の肉の形に開いたままだった膣口が、指を入れら...
才人はただ指を二本そろえて入れただけではなく、脱がした...
鳴き騒ぎだした少女の様子も意に介されることはなく、彼の...
「たしかにどんどん敏感になってますね。
布ごしでもわかるけど、やっぱりおま○この中、いつもと感触...
道理で毎回、イかせるほど味がよくなるわけだ。ほんと男泣...
でもこんな状態じゃ、姫さまのほうがもっと泣いちゃいそう...
女の肉体が長く興奮状態に置かれていたため、もともと感度...
そんなところに薄く手触りなめらかなシルクとはいえ、布を...
「いやぁ! いやあっ」
薄明かりの中で、牝尻が指から逃げようとヒュクヒュクよじ...
「濡れすぎてると感度が下がるとか言いますしね。
ちょっと奥のほうまで拭き清めてますから……なんだよ、もう...
このくらいでいっか」
膣でかたく食い締めていた指を、いきなりすばやく布地ごと...
短く叫びながら無意識に尻たぶごと括約筋をきゅっと閉じ、...
が、まさにその直後に才人がアンリエッタの腰をつかみ、尻...
悲惨なほどに反応が高まっていた胎内に、男根がゆっくり奥...
少女の奥歯がカチカチ鳴り、ぞわっと頭の中にまで鳥肌が立...
「ひいっ、ひいいいっ……は、入ってくるぅ……っ」
アンリエッタがクッションをいっそうきつく抱きしめると同...
ねっとりとろけた膣粘膜が、吸い付くように肉棒をしゃぶり...
肉棒が根元まで埋まり、子宮をぐちゅ……と押し上げられたと...
「ひ……ぁ、あわぁぁ……?」
可憐な舌が宙に突きでて震えた。
熟しすぎていた性感が、さっきよりさらに一回り肥大してい...
肉棒を受け入れただけの女の肉が、いまにも達してしまいそ...
あふれすぎていた潤滑液をある程度ぬぐいさられた膣壁は、...
締め付けられて反応したらしく、蜜壺の深部でぐぐっと才人...
それだけで甘い痺れが脳髄から尾骨にはしり、アンリエッタ...
胎内を深く埋め尽くす肉棒に“帰ってきてくれましたのね”と...
ふっくら膨らんで濡れきった大陰唇さえ、キュムキュムと痙...
再びとろんとなった瞳から感極まった涙がこぼれた。
「……んうーっ、ぅぅぅ……っ」
ほぐされていく体と心の奥ふかくに、危機感があった。
遊びとはいえ肉の負債を背負わされて「奴隷のようなもの」...
それどころか、充足感と安心感さえ湧き起こってしまう。ひ...
才人も似たような心地らしく、彼が背後で漏らしたため息は...
「うはぁ……温かいおま○こ、ち○ぽに吸いついてくる。
ぷにぷにした赤ちゃんの両手をハチミツでヌメらせて、それ...
動くのがちょっと惜しいくらいだな」
「うごかな、うごかないでくださいましぃ、
ああ、今は……んんっ、いや、それだって、そんな動きもだめ...
アンリエッタは肩甲骨を寄せるように肩をちぢめつつ、細い...
子宮口のあたりを小刻みにノックされ、カリで奥の秘肉をく...
……これはどちらかといえば官能をゆっくり高めるための責め...
耳たぶをついばむように口を寄せてきた才人のささやきが、...
「なんだよ、激しくはしてないだろ?
もっかい最初からゆっくりおま○こを慣らして、姫さまの体の...
お乳も触っててあげます」
乳肌に触れられ、ぞわんと悪寒に似た快美感が駆け上がる。
双の乳房とそれが押し付けられているクッションの間に、少...
抱きついたクッションとの間で淫猥につぶれていた二つの肉...
たわわな両乳を優しくあやすように揉まれ、女そのものの肉...
「む、むねもだめぇ、お乳はもうたっぷり触ったでは、あ、ぁ...
先ほどまでの抽送のとき、両乳を執拗に揉みこねられていた...
しかも、クリトリスに塗られた刺激クリームを乳首にまでた...
けっきょく荒々しいほどの絶頂を味わいつづけながら、嬲ら...
「姫さまのおっぱいの表面プリプリに張ってるけど、芯はとろ...
ちょっと揉みこめばこんなに指が沈む」
そして今はそこを、嫌味なほどねちっこく愛撫されている。
温まった胸脂肪を芯まで熱するように揉みほぐされ、生ぬる...
指紋の段差を感じられるくらいにゆっくりと、乳肌と乳輪の...
「くふゥん、いやぁ、そんな手つきで……あぅっ……」
ときおりきつく握りこまれると、才人の十指の間からムチッ...
「べたって這ってないで、ちょっと胸を浮かせろよ。どうせ乳...
「それはあなたが、お乳の先にまであんなものを塗りましたか...
うあっ、や、いやあ、はげしくしないと言ったではっ」
抽送をわずかに速められた。蜜壺から上ってくる甘い疼きが...
激しすぎる肉の悦びへの恐怖がわきおこり、性感を責めてく...
「ほんとうに卑怯っ、んんっ、もう……こ、これでよろしいでし...
けっきょくアンリエッタはクッションに腕をまわしたまま肘...
すぐにたぷんたぷんと宙に柔らかく踊った双乳を、牝牛の搾...
限界まで充血した乳首が、ふもとの白丘を揉みたてられるた...
けれどその乳首にまだ愛撫はほどこされない。
男の手は乳輪のふもとまでさんざんに嬲ってきているのに、...
乳腺が開いてしまいそうな切ない官能だった。
「ここに来てから、おっぱいまた大きくなったんじゃないです...
むっちり重く育っちゃったこのやらしいおっぱい、手で搾ら...
言い訳したらだめですよ……いじめられるのが好きな体だから...
言葉での嬲りに、心がぞくりとうずいた。
扇情的に瞳をまたたかせつつも、抗議しようとアンリエッタ...
「ひっ、ひうううぅっ、そこっ、そんなふうにしないでぇっ!」
乳輪からクニュゥとつままれて、勃起している乳首をさらに...
乳房を揉みたてられて味わうのが温熱の心地よさなら、乳首...
胸の双丘からゆったり全身に拡散していた快感が、乳首をい...
才人が顔を重ねてきた。唇を奪われて唾液を流しこまれる。
「あむゅ、ン……」
黙らされた少女は儚く鼻を鳴らし、男の唾液を従順にコクコ...
しこったピンク色の乳頭を、コリュコリュと甘痛く揉みしご...
親指と中指でキツめに乳首の腹をつまみつぶされつつ、先端...
「んむうぅぅっ――!」
少女は乳先から走った軽い絶頂に息をあえがせ、四つんばい...
唇をほんの少しだけ離した才人の声が、水面の波紋のように...
「ちょっとほっといた乳首いじっただけで、やっぱりあっけな...
でもまだこれからですよ」
アンリエッタに対しそうささやきながら、才人は手で乳房を...
…………………………
………………
……
肉を責められる。
激しくはされないが、それは救いにはならなかった。
温かく上気して桜色になった柔艶な肉房をムニュムニュとた...
最後には乳首を延々とこすりつぶされて、体をS字状にくね...
おまけに偏執的なほど、子宮口周辺を小刻みにトントン小突...
男の肉のごく微妙な律動を、一定の速度で、後背位で受けて...
……すぐに、幾度も小さく達するような状態に戻された。それ...
濡れたあえぎをこぼして、四つんばいのまま小刻みな官能に...
…………途中で、ぷちゅっと一条の潮を漏らした。
このころには、瞳も唇もゆるんだ状態から戻らず、思考がか...
……………………長く長く、甘ったるく犯される。
ベッドに伏せた女体は、覆いかぶさってくる少年の下で悶え...
肌は甘汗に濡れて、生まれたての動物の赤子のように、卑猥...
薔薇色に染まった少女の体は男の四肢の内側にすっぽり囚わ...
肉情をこめた呼吸がはっ、はっとこぼれる。やや荒く、湿っ...
「……お乳が溶けてしまううっ、切ないからもうやめてください...
「はー……おっぱい、やーらかくてほかほか……
かまやしねえって、またお乳イキしちまえよ」
重みたっぷりの汗ばんだ乳房は、色づいて張り詰めるほどに...
両乳の横に手のひらをあてられ、谷間を埋めるように寄せて...
きめの細かい乳肌が、汗に濡れてぬめらかな感触となってい...
美麗な乳丘をほぐすようにマッサージされるたび、出るはず...
「やああぁ、こんな、ううっ、くる、こらえられないぃっ……!」
過敏になった膣壁が、少女の体を狂わせていた。
張り出したカリで柔ひだを押し分け、掻き戻されるたびに、...
乳肉への責めと重なって、軽い絶頂がもう何度おとずれたこ...
「おま○この奥のほう、ち○ぽで掻かれるのがすっかりお気に入...
でもあんまりお尻振ってたら、今度もすぐ自爆しちゃいます...
言いながら指を伸ばした才人に、つつぅと背筋を尾骨の上ま...
「ふぅぅっ、イク、ぅぅん、ぁぁぁっ、ぁーっ……
やぁ、腰がとまらないぃ……!」
乳房と蜜壺から流れこんでからみあう甘悦に、アンリエッタ...
彼女は、優しい責めは場合によっては激しく突かれるより怖...
こんなふうに、自分の体の狂いようをあらわにしてしまうこ...
「姫さまはそうやって恥ずかしくお尻ふりながら、がんばって...
でももう返すのは手遅れかな。ずーっとこねてただけで、胸...
もう先っちょの感度なんて、下のほうのお豆ほどじゃないけ...
のどと背をそらして強調するように突き出された乳房を、背...
豊かな乳肉を手のひら全体でねっとりこねまわされて「やぁ…...
「腰っ……動かすのはっ、おなかの奥トントンするのをとめてっ…...
浅い絶頂だったが、――こんどは、甘美な余韻が下降してくれ...
才人がそのつもりで責めを継続させていることもあるが、惜...
射精するほど長持ちするようになる男と真逆に、アンリエッ...
もとより、ひとつひとつの要素はけっして嫌などではないの...
「ほらよ……乳首好きだろ?」
「あっ、ひいいっ、ちくびだめっ、ちくびぃっ」
「ほらな。乳首クリクリ可愛がるたびにおま○こにダイレクトに...
「ばかっ、ばかあっ、あくっ、ゃうんんんっ!」
脳が蒸発しそうになっているのに、快楽装置になった豊かな...
濡れそぼつ少女から淫艶な香気が立ちのぼり、室内に充満し...
それは妖しくくゆり、壁や天井に結露して部屋をしとしと濡...
「やすませてっ、ものごとには限度が、うううっ、もうサイト...
いや、おちちが、ちくびばかりはだめええっ、ああ、あ、胸...
「そう何度も休ませたりしませんよ。最初はアンのほうから誘...
そう言う才人は腰を小刻みに使いつつ、乳肉を揉みしだき、...
そうしながらも、少年自身も射精欲求を懸命にこらえる表情...
才人は忍耐の汗を流しながら笑った。
「今夜はとことんしてやるからな。どれだけ泣いて子供に戻っ...
少年の言葉の途中で、アンリエッタの尻がビクンとはねあが...
クッションを抱きしめ、上体を這わせて高々と桃尻をかかげ...
雄の精を子宮に受けて、子を孕むためにもっとも適切な体勢。
「あああ――イクうううぅぅっ!」
「っ、うわ、くー……強めにイっちゃったんですね、いきなりお...
っふー、あ、危なかっ……ってうわぁ、無理っ、こ、これすげ...
姫さまどんどん味よくなりすぎてる、こっちが我慢できねえ...
非道な通告とともに、才人は身をおこしてアンリエッタの腰...
すぐには突かず、少年は腰をいったん引き、肉棒を半ばまで...
さきほど突入した激しい絶頂にひたらされて総身をブルブル...
「まって、はげしくするなど、せ、せめて終わっひぇからぁっ...
「いいや、そっちがイキ終わるまでなんて待ってられませんよ...
精液を流し込まれる姿勢をとったその尻が、いっそう濃艶に...
アンリエッタの肉体は、絶頂のため無意識に緊縮と弛緩をく...
その弛緩した瞬間を狙って才人の腰が突き上げられた。肉棒...
柔艶な尻たぶの表面が、男の下腹と激しくぶつかってぱちゅ...
「いやっ、いやっ、いやああああッ!」
アンリエッタは目を白黒させて鳥肌を立て、淫叫した。
絶頂の波のなか、鐘を突くように子宮を叩かれて、重ねて達...
さらにグチュグチュと奥を叩かれる。肉が蕩けながらもプリ...
灯火に照らされて薔薇色に照り輝く桃尻をかかえこまれ、背...
猛る雄の本能をぶつけられ、ぐちゃぐちゃに嬲られる女の肉...
アンリエッタの絶頂の悲鳴がよじれる。達し続けて過敏にな...
そして絶頂にとろけた蜜壺はさらに雄を悦ばせる性能を高め...
それが連鎖的に男の反応を呼び起こし、わが身にまたもや何...
にゅるにゅるに蕩けた秘肉といっしょに、頭の中までかき混...
「とまって、とまっ、これ、これいじょうはっ、
あああ、頭のなかが焼けてしまう、焦げるぅっ、あああああ...
貪婪に女をむさぼる雄の動きに翻弄され、溺れるほどの肉悦...
徹底して、男の性欲処理のために存在する極上品の肉穴とし...
それでいながらも、なまめかしくくねり悶えるその裸体は、...
這ったまま達する一回ごとに、牝としての至純の美を極めて...
アンリエッタの尻に手をかけて双丘をそれぞれ爪をたてるよ...
「くううっ、俺もっ……!」
亀頭が子宮口にめりこみ、びゅくんっ、びゅくんと精液をぶ...
「こふっ……
ぁっ……? っ……っ……ぁっ……」
ビュルビュルとほとばしる精液の熱さ濃さを、まるで頭の中...
だというのに、最初アンリエッタは叫べなかった。限界まで...
射精された瞬間に大量の唾液をふきこぼした唇は、ぽかんと...
ドクドク注がれて、射精のリズムに肉が感応しているのに叫...
「ぁっ……へぁ……ぅぅっ……」
硬直の続いているその状態も、時間にすればほんのつかの間...
「射精されて深イキしちゃってるんだ? ちゃんと声を出せよ」
――パチィン、と音がした。才人の平手を振り下ろされ、かか...
その奴隷を扱うような屈辱的な一撃がきっかけになってしま...
スパンキングの痛みに乗せられたように、アンリエッタの五...
子宮に注がれる熱とリズムが、脳裏でグチュリと粘着質にか...
「ゃ…………いや……あっ、
ぁぁあ、あああぁあああああああああああぁああっ!!!」
才人の腰がぐぐっといっそう桃尻に密着し、射精する男の肉...
魂を消費しているかとおもうほどの叫び声を発したアンリエ...
円運動に才人の腰の動きが変わる。アンリエッタの子宮口ま...
絶頂したばかりの少女の熱い膣肉が、くわえさせられた男の...
肉体の嬉しそうな反応とは裏腹に、少女の悲鳴が弾ける。
「ああぁああああっ、……とめなさっ、……ばかぁっ……いく、イク...
やめへぇ、イくぅ、さっきからイっておりまふっ、びゅくび...
そんらことされたらイくのがまた終わらないれしょうっ、そ...
「じゃ、そのまんまずっと終わらなくなっちまえ。ほら、また...
子宮で大好きな精液もっと飲めよ、こってりごちそうしてや...
才人は腰のくびれをつかみ、美しくぷるんと実った尻をぐい...
「ふぐっ、ひっ、イク、あぅ、やめなひゃい、やめてください...
あん、ふぁあああぁぁあっ、あーっ、おねがいいっ、やすま...
シーツに横顔を押し付けるアンリエッタの泣きゆがんだ麗貌...
精神の上の層がはがされて数年ほど幼くなり、我の強い一面...
絶頂のなかでもトプトプ子宮に精液を注入されて、本能的な...
精を女の芯に受けるたびに、前の射精のときより肉悦が純度...
温められてほかほかと湯気をたてるバターのように、官能の...
背後から、才人が低い声で言った。
「もうちょっとこのまんまグリグリしててあげますよ。
それが終わったらまたおま○こ綺麗にフキフキしてから……そう...
気はしっかり張っとけよ、こんど気絶したらお仕置きにしま...
…………………………
………………
……
たおやかな一輪の百合が、夜のなかにかぐわしく咲いている。
アンリエッタはあお向けになって体を二つ折りにされていた。
M字に開脚して後ろにころんとひっくり返った格好。頭より...
蕩け泣きの表情で、耳たぶに真っ赤に血の色を透かし、男に...
「あひ……やン……やぁっ……
いやあ……こんな格好っ、こんな格好で……おしりを、たたかな...
頭のほうに折りまげた脚は、自分でかかえこまされている。
腰の下にはクッションが押し込められ、桃尻の位置を高めた...
赤ん坊がおしめを換えてもらう格好より一段すすんだ、きわ...
その姿勢で、スパンキングを尻に受けている。
「へたっちゃ駄目ですよ」
才人がそう言うと、差し出された美姫の尻にピシャンとやや...
綺麗な尻たぶにはっきり赤い手形をつけられ、アンリエッタ...
火照りながらも柔らかく弛緩した体が、女らしい脂ののった...
そのなめらかな肉丘をなおも楽しむように叩きながら、少年...
「気を張っとけって言ったのに、けっきょくまた気絶……寝ちま...
流しこまれるたびにイっちゃってるから早く疲れるんですよ」
「ふぁぁ…………」
アンリエッタははにかむようにまつ毛をしっとり伏せた。
牝の本能的な欲求を何度も、無理やりに満足させられたので...
あれから、どこまでも嬲られた。
射精はすべて膣内にそそぎこまれて、子宮で濃縮した快楽を...
どこまでいっても許されず、鮮烈でありながら芯にからみつ...
けっきょく、少年が七発目の射精を終えるまでに、アンリエ...
「おま○こ、指でするけど、その前にまた軽く拭きますからおと...
「ひふぅううんっ……!」
叩くのとは別の手で、才人が蜜壺にグチュとハンカチを巻き...
それがぬぽっと抜かれた瞬間に、蜜壺の粘膜が収縮してびゅ...
膣口からふきこぼす濃い愛液が美尻を濡らして、とろりとろ...
クリトリスや陰唇、会陰部にいたるまで秘部の表面も丁寧に...
「……ゆびでって……もしかしてまだ、わたくしの……そこ……に、な...
そ、そろそろ、満足していただけませんか……わたくしは今夜...
と、才人が尻の双丘のそれぞれに手をかけてきた。なまめか...
こんどアンリエッタの唇からこぼれたのは、悲痛な涙声だっ...
「いやぁ、そこはいやぁっ……!」
「おま○こされるのが嫌? なら、またこっち使おうか?
縛り上げるか床に手をつかせて、牝ちんちん指でシコシコし...
真っ赤な顔で『おしりイクッ、おしりイクッ』って泣く姫さ...
さっきのアンの言葉からすると、これは気絶しちゃったお仕...
「……やめてぇっ……、お、おま○こでします……おま○こに罰をうけ...
「わかればいいんですよ。だいたい、どうしてもお仕置きでお...
だからほら、言うことあんだろ、お礼はどうしたよ?」
「ぁふ……お、おなさけをかけていただき、ありがとうございま...
……ああ、おしりピシャピシャしないでぇ……、ちゃんとお礼を...
これ以上なく屈辱的に扱われているのに、弱々しくまつ毛を...
けれど、許しを乞う声をどれだけあげても、赤くなっていく...
たまらず逃げたそうに裸の尻をくなくな揺すっても、責める...
「動くなってば。その格好を崩したら、本当にお尻を犯します...
そうまで言われては、この姿勢を解除することなどできない。
より酷い罰を与えられることへの怯えで、アンリエッタは自...
淡く桃色めいた被虐の淫気をたちのぼらせつつ、少女は鼻を...
才人が安心させるように尻を撫でる。
「心配いりませんよ。罰といったって、ちゃんと気持ちよくし...
お尻ペンペンしながら、まず浅いところから指でたっぷりク...
蜜壺に指をさしこんだ才人の手は、ごく微妙に、手首から先...
あお向けでやや上方に差し上げた股間から、アンリエッタの...
最初、夕方に口で愛撫されたときと似たような種類の、ただ...
男の指をずっぷり根元まで蜜壺に埋められ、そのまま優しく...
同時に、汗で光沢を放つなめらかな双丘を、休みなく優しく...
男に指二本で支配されながら平手を美尻に受けるたびに、肉...
しつこく子宮がうずき、ずきずきと脈打ち続けた。
さきほど犯しぬかれて連続絶頂を味わわされた体が、被虐の...
「ひふ……ふうっ……んんー……」
余韻が一定の高さを保ったまま下降しない。
淫猥にほころびた膣肉が痙攣し、クチャクチャとおいしそう...
送りこまれる指による震動が、ゆるやかに官能を沸点に届け...
「……ひぅん……ひぅん……ィ……き、ます……」
「やっぱり、このへんがいいんですね? じゃ、ここをもっと...
反応を見せてしまったとたんに、弱いポイントをいっそう重...
スパンキングの下で全身をヒクヒク震わせながら、アンリエ...
少女の目から、弱まっていた理知の光がふっと消えた。淫痴...
夕刻、椅子の上でやったように脚を自分で引きつけ、体をち...
茹だったアンリエッタの脳裏で、おぼろに自分を非難する声...
忠実な犬が腹を見せるよりもっと恥辱に満ちた姿勢をとり、...
「奴隷みたいなもの」と言われたが、まさに愛玩奴隷の扱い...
レディの自尊心を否定されているこの状況で、自分の体は屈...
(わたくし……こんな、女……)
持ち上がったまま弱々しく震えている柔らかい牝尻を、弾ま...
「指でされながらお尻ぶたれるの気に入っちゃった? 綺麗な...
可愛いもんですね。足の指にぎにぎして、おま○こで俺の指を...
次いきましょうか……この場所ですよ」
胎内で才人の指が鉤状に曲がり、恥骨裏にぴとっと指の腹を...
クイクイと尿道にそって内部から指で刺激されはじめる。
「ふゃぁんっ、だめ、うっ、ああっ」
少女が、ビクンと白いのどをそらして甘鳴きを高めた。
「もう見つけるのがほんとに簡単だなあ。この壁がしこってち...
何されるかわかってるだろ。いまから、そんな格好でお尻ペ...
また溜まってきてるでしょう?」
「ひっく、あうっ、だめと言っているれしょう、やぁ、イク、...
とたんに、かかげた股間から残り少ない潮がピシュッと漏れ...
自分自身の体の機微を、すっかり少年に熟知されてしまって...
「またおま○こ、きゅうんって締まってきた。
強くない程度にいっぱいお尻叩いててやるからさ、イくのゆ...
またも平手を降らされだす。
汗と潮液と蜜にぬめる桃尻が、秘部を玩弄されながら宙で悶...
…………………………
――そんな目で。
優しく嬲るような愛撫をほどこしながら才人は思う。
ひっくり返った隷従の姿勢をとるアンリエッタの美貌には、...
溺れるあえぎが悩ましく、情を孕んで少年の耳にいざり寄り...
男の胸を妖しくうずかせる、艶なる風情だった。
(女王様なんていっても女の子で、こうしてるとこんなに『女の...
冷静をたもって責めているかに見える才人の面にも、興奮の...
まっとうな情欲だけではないそれは、アルコールが気化した...
自分の状態を冷ややかに客観視することはできるのに、少女...
それをもたらすのは眼前の彼女だった。
才人が手をかけると、少女の肌は熱く息づく。牝の脂が皮膚...
ベッドの上でさまざまな姿勢をとらせるたび、アンリエッタ...
そして泣き叫んでいるときでさえ常に、才人を見つめている...
情感をあふれさせた双眸がぞっとするほど美しく、畏怖さえ...
けれど少年は、もう彼女のこの瞳から逃げられない、と心の...
行為のときに主導権をにぎっていないと気がすまない理由の...
「……奴隷みたいなもん、じゃなくてさ。
ほんとに奴隷になっちゃいますか?」
だから才人がそう口にしたのは、行き着くところに行き着い...
狂わされて責めに夢中になり、畏怖を払おうとしてこの高貴...
見開かれた彼女の瞳に、まるで水晶の檻に閉じこめられたよ...
「え……?」
「イクの我慢できた?
何回イった? また数えてないんかよ?」
「そんなぁ……が……がまんしたり、かぞえたりなんて、もうわた...
ああ、おねがい、おしおきは……」
「ん……今夜でわかっただろ、自分でもよく。
姫さまは、いじめられたら気持ちよくなるのを我慢できない...
もうどうせ『借金』返せないだろ。だからこの先、ずっと奴...
『一生、あなたの奴隷です』って言ってみなよ」
「…………あーっ……ああぁ、……ひっく、ふぁ、ああん……ぅぅ……
ああ、ほんとうにひどい方ぁ……言うものですか、そんなこと...
「かまわねえよ……言わせてやる。とりあえず、またお潮ぴゅっ...
そう言うと才人は、アンリエッタを嬲る指の卑猥なうごめき...
蜜壺をクチョクチョ鳴らし、加えて官能味ある尻を平手で叩...
「ゃぁぁ、らめ、だめよ、ひぐ、
……やっ、ゆびが、そんなゆびづかいするからっ、んう、イク...
アンリエッタの瞳や表情とおなじく溶けかけて熱っぽい、甘...
その声が、あえぎとすすりあげを混じえて夜を震わせ、そし...
「んーっ、んーっ、ぴゅっぴゅしてイクぅ、みないで、ん、で...
…………………………
それからアンリエッタを待っていたのは、女を官能の奴隷に...
どこまでも優しく執拗に追い詰められてすすり泣き、甘鳴き...
どのように感じさせられ、どのくらいの濃度の絶頂を与えら...
最初のうち、指はわざと快楽ポイントから微妙にずれたとこ...
そうなってから指はようやく恥骨裏にもどってきて、潮を噴...
締まる蜜壺をクチュクチュと鉤状にまがった指でほじられる...
内ももまで紅潮させ、どろどろの股間からピチュッと潮をほ...
めぐる愛欲の狂おしさのなかで、刻一刻と体力が尽きてゆき...
溶けた語尾が伸びて、甘える幼な子同然の舌足らずな口調に...
ひとつ絶頂に達するたびに気概がぽろぽろとこぼれ落ちてい...
潮が出なくなったというのに、今度は恥骨裏のポイントだけ...
とっくに出し切ってしまった潮液をさらに要求されるように...
同時にスパンキングで悩ましい尻の双丘を赤く焼きあがらさ...
しまいには脚を自分でかかえこんだ羞恥体勢のまま、へこっ...
肉悦のまどろみの中で濃淫な痴態をさらしながら、才人の笑...
「あは、指動かすたび、おしっこの穴パクパクしてら。
お潮無くなっちゃったのに空撃ちしてるんですね。そんなに...
「だってぇ、うぅっ、イクのぉ……ふぁ、体がかってにイって、...
は、はずか、しい……………………」
男の視線にさらされた陰部のすべてがヒクつく。膣肉で才人...
淫靡な水音のなかで、アンリエッタの羞恥が快楽とともに限...
とうとう少女の錯乱の声がほとばしった。
「はずかひい、はずかひいいっ、腰なんかうごかしたくないの...
もぉ気をやらせないでぇ、もどっ、戻れなくなってしまうう...
「なんだ、まだ普通の子に戻れるとか思ってたんですか? と...
誓えますよね?」
「そ、それ、はぁ………………」
「やれやれ、とっくに似たようなもんなのに、なんでこの期に...
つまりもっと後押しされて、ドロドロになってからでないと...
それじゃもっと奥、触りますよ」
そう言いつつ、拳の部分までが蜜壺に入りそうなほど、才人...
子宮口に伸ばした指先が触れた瞬間、水妖の断末魔のように...
「ひぐぅん、そんなところ触られたらぁ……っ!」
一拍遅れで子宮の痙攣が才人の手に伝わる。
「子宮こんなに下ろしちまって……奥のほうの子宮口のふくらみ...
精液すすりたいって発情したカラダが、興奮しすぎてこんな...
触ってみると、子宮口っておもしろい感触……この中央のくぼ...
「ひいいッ、ゆびなんてはいりまへぬから、やや子の部屋をさ...
ひふッ、やぁ、お腹のおくで指うごかさないでぇっ、んーっ...
…………やめて…………とけ、ます…………こわい………………」
肉棒ではとても及びもつかない器用さで、指先がまさぐって...
膣のもっと浅い部分に点在する快楽ポイントを探られたとき...
優しく、愛情さえ感じられる繊細な手つきで。
今日まで開発されてきた膣奥の性感が、いまだ目覚めていな...
「温かい……不思議なもんだな、子宮触ってるだけでなんだか安...
そっちはどう、奥でいっぱいイけてますか? ほら、子宮口...
こうして指先でコリュコリュ掻いてもらうのがイイんだろ?」
クッションの上で、腰が抜けた。
「……はふっ、あうううっ、奥っ、らめ……くるっ、ちゃう……」
先ほどからの細かい絶頂が、少年の指が子宮口周辺でうごめ...
腰が液状化して温かいクリームスープにでもなったようで、...
「もともと好きだったもんな。
奥のお肉使われてち○ぽをしごかされて、恥ずかしい格好で精...
「ひん、ひぅっ……はい、はいぃ……おくがすきれふ……奥れいっぱ...
……あんっ、はへぇ……イふ、イくう、イくう……」
さんざん緩急をつけながら嬲られつづけた体が、心を巻き込...
「すっかり素直になりましたね。
にしてもえっち呆けしたトロトロの顔しちゃって。おま○こと...
おま○このほうは……詰め込んであげた精液まで奥から出てきち...
揶揄されているのに、アンリエッタはもう屈辱を表情に出す...
濡れた玲瓏たる美貌は、才人に言われたとおり眉がだらしな...
甘えと淫情をこめて才人をみつめる瞳は、細められて快楽に...
打たれる軽い痛みがスパイスになった悦びの深淵のなかで、...
あげくのはてに、ようやくスパンキングが止んだかと思えば...
あおむけに丸まった淫艶な桃尻の股間、恥丘のあたりに少年...
「そろそろ素直に『奴隷になります』って言えるだろ。いま言...
柔らかくなりかけていたクリトリスを男の唇にちゅるんと含...
そのまま膣奥に指の刺激を送りこまれながら、少年のもう片...
「おひりはっ……やくそくがちがいま……堪忍ひてくれるとぉ……!」
しかし悲痛な拒否の言葉とは裏腹に、アンリエッタの括約筋...
躾けられてきたアヌスでの昏く妖しい悦びが片鱗をのぞかせ...
勃起した肉豆を舌まで活用してしゃぶりながら、その合間に...
「お尻の穴の表面をちょっと指でクニクニ触ってるだけじゃん...
ま、組み合わせて責められるのに弱いのは知ってますけどね...
言えるまで、三点責めを堪能させてやるよ」
刺激クリームをしみこませたまま、また最大限に膨張させら...
すりへりそうなほどペチャペチャと舐められ、乳首を吸うよ...
「〜〜っ、〜〜っ、〜〜っ……
お口だめえ、ぬるぬるしてうっ……イふぅっ…………、……っ……!」
口唇での愛撫という点では夕方の椅子のときと同じでも、そ...
ずっと休みなく責めなぶられ、ほんの少しの愛撫にも反応す...
まして少年の両手の指が、二箇所の秘められた性感帯に触れ...
露出しきったクリトリスに吸い付かれたまま、その肉の芽の...
その今日はもう弄りつくされたはずの快楽器官が容赦なく追...
女の芯と官能がリンクして、優しくも鋭い絶頂と重い絶頂を...
トクトク血流が流れこんで脈動するクリトリスを甘くしゃぶ...
「…………〜〜る、なるっ……なりまふからっ……ちかうからっ、しな...
子宮口中央の穴のあいたくぼみに指をまた当てられた。
よだれを吐き出す子宮の入り口をこじあけるようにツプッと...
指一本の先だけとはいえ子宮まで犯されたあげく、延々と失...
アンリエッタのためらいが残らず消し飛んだ。
「いやあああぁッ、なりますっ、どれいになる、どれいになり...
優しく精神を壊されていくかと思うほどの肉の深みで、少女...
自分自身のなにかを終わらせてしまった気がしたが、女の源...
…………………………
………………
……
才人が頃合よしと見てか、顔を離して蜜壺からぬるりと指を...
けれどもほつれ髪を頬にはりつけたアンリエッタの美貌はう...
艶美に濡れ光る半開きの唇の両端から、よだれが垂れている...
二つ折りの開脚姿勢でひっくり返っているアンリエッタの真...
快楽の温泉で溺れつづけていたのである。
湯に長く漬からされたような状態になっていたのは、アンリ...
けれど、才人の肉棒の先が陰唇を押し分けて秘肉につぷりと...
「…………ぇ……? うそ……」
まだ続行されている。とっくに腰まで抜けているのに。
その事実が信じられなかった。
信じられなくとも、ゆっくり戦慄が呼び覚まされていく。
「いや、うそぉ……そんなのいれられてはぁ、今度されたら……」
……よく考えれば今夜は、二種類の責めが、おおざっぱに見れ...
とろ火煮込みの焦らすような責めで肉体を燃え上がらされて...
けれどアンリエッタは、たった今までされていた手での愛撫...
けれど、いま亀頭は発情しきった膣口に飲み込まされている。
真上から挿入されていく少女は絶え入りそうな風情で、ほと...
「……やめて……さっき、い、言ったのに……言いましたわ……」
「だめですよ、あんなんじゃ」
「え、な、なんでぇ……」
呆然としてつい理由を訊いてしまったアンリエッタに、腹の...
「だって姫さま、まだ『言わされるからしかたなく言うのよ』...
ほんとに往生際悪いとこありますね、たった今あんだけはっ...
「そ……」
そんなことはない、と否定はできなかった。しかたなく言っ...
肉に溺れながらも、アンリエッタは心の最後の部分に逃げ道...
(わたくしが淫らになっても、それはこのひとが望んでいるこ...
それを見抜かれても、いまさらその便利な言い訳を捨てられ...
「……そんな……そんらことぉ、言われたってぇ……それが、事実れ...
「そうですね」
「……あのように……むりやりに、きもちよくしてから『言え』と...
どうせ、どうせあれいじょう抵抗しても、いつもみたいに、...
「たしかに無理やりでしたね……でも、姫さまの体がそのやり方...
もういっそ、これで押し通します。今から姫さまが心を入れ...
ここまで体を出来上がらせちゃったのは初めてだろ。ち○ぽで...
「やめへぇぇ……! こわい、こわいのお、
おくひれ……おく、おくちで、しまひゅから……だから、もう、...
おねがい……おねがいいたしまふ、もう気をやりすぎておま○こ...
快楽の末にあるものが、本当に怖かった。膣口で亀頭を食い...
奴隷だのなんだの、破廉恥で倒錯した、真っ当な状態で聞か...
あえてそれを言わせるのも言うのも、本来は「こういうとき...
わかっているのだけれど、今夜は責められすぎていた。
このまま続けて責めたてられれば、少年の肉棒に奉仕する専...
「おねが……あっ、いれるのはいや、な、なりますぅ、ちゃんと...
おま○こズプズプしてこないれ、いやよ、いやああっ、ゆるし...
最後に子宮手前でいったん肉棒が止まり、それからのこった...
「うあああああっ!」
肉棒を食いしめる大陰唇が淫猥にひしゃげて歪み、肉棒と膣...
男の肉をくさびのように打ち込まれ、詰めこまれた精液でタ...
あまりに急激にもたらされた責めの切り替わりに、感覚の崩...
「……はっ……あっ……あぁ……」
指でも舌でもなく、本来の雄の器官での責めに、被虐に目覚...
才人がひどく興奮した声で命令を降らせてきた。
「仕上げですから。心をたっぷりこめるようにして誓ってくだ...
言い終わると彼は――真上から腰を激しく使いだした。
限界まで発情しきったアンリエッタの先ほどまでの痴態に触...
絶頂に震えて引き絞る膣肉をえぐられ、奥の子宮を揺らされ...
「ぅ゙ぁ゙っ、た、たすけて、はげしいのはいや、もういやああ...
ひいい、なるといってるれしょう、どれいになりまひゅうぅ...
「それ、しょうがなく言ってるんだよな?
もっと心の底から言えるくらいまで、ずっとおま○この奥でイ...
少年の腰とクッションの間でサンドイッチにされた桃尻が、...
グチュンと一回突き下ろされるたびに、汗で濡れ光る尻の双...
ピストンに合わせて、美麗な尻がまりのごとく柔らかく弾み...
「おま○こびくびくしっぱなしだっ、すごくいいですよ姫さまっ」
「うあ゙あ゙ああっ、おねが、やめてえ、イクうううっ、ひぐっ...
……ど……『どれいになりたいです、うぁぁっ、おねがいっ、な...
凄絶に極めさせられ続け、快楽の質は天国から地獄へと変わ...
官能の濁流に耐えきれず、今まで教えこまれてきた卑語の知...
「『あなたの精をいっぱい飲みますっ、おま○こでもお口でも欲...
もうゆるしへっ、ちかっているのにいいっ!」
「奴隷にしてほしくなってきたんだ? もっと言えよ、そのま...
爛熟しきった蜜壺を貫かれ、過敏な肉で男根を無茶苦茶なほ...
ただでさえ深く感じる最奥の子宮口周辺、そこの潜在的な性...
これに比べれば、クリトリスをなぶられ続けたときですら手...
膣壁へのひとこすり、子宮へのひと突きごとに絶頂に達して...
きつい絶頂のなかでさらに責められて、ひっきりなしに絶頂...
「『なんでもします、いっしょうけんめいおちんちん搾りまふ...
ひぃ゙、あうううゔッ、ごしょうです、ごしょうですうっ、...
…………いやああ゙ぁっ、また深いの来たあああっ、来ないでえっ...
あ゙ああ゙っ、あああああぁあぁああああああああッッ!!」
知りたくもなかったが、無数の絶頂の中でも、ときおり他よ...
その絶頂の高度も、新しいものが来るたびに天井知らずには...
「ダメえぇぇぇぇっ、あたまがこわれる゙ぅ゙っ……あ゙ーっ……あ゙...
「しょうがねえなあ、自分からもお願いしたんだからそろそろ...
アンはこれから、えっちのときは奴隷だからなっ、俺のせー...
おま○こでもお口でもお尻でも、お肉の穴でヤらしくち○ぽを...
わかりましたっ?」
性運動で呼吸を荒げた才人の確認に、もう意味のある言葉も...
「それじゃ体位変えるから、ちゃんと腕を回してしがみついて...
アンリエッタのひざ裏をおさえて二つ折りの羞恥体勢でかた...
少女は背中に腕を回され、太ももごとがっちり胴体を抱きし...
二つ折りのまま、樽(タル)でもかかえるようにして体を力強く...
彼女をかかえる才人の腕に力がこもり、結合したままぐいっ...
そして一気にアンリエッタの体勢が変わった。男の下から男...
少年がベッドに座りこみ、背中から倒れこんで寝そべったの...
アンリエッタは自然と才人に密着した騎乗位になる……が、体...
「ああああああああ゙ぁぁぁぁぁぁぁ……っ!!!」
そそり立った肉棒の上に、勢いをつけてぐちゃんと桃尻を深...
少年の肉棒は一瞬で秘肉の最奥までを貫き、ぐちゅうぅぅっ―...
膣口の粘膜と肉棒の間から、ブチャッと熱い蜜液が飛び散り...
「ひぁ……あ……ぉ゙…………あ゙っ………………」
衝撃をともなった凶暴なほどの絶頂を、繊美な肉身に叩きこ...
男にまたがって上体を倒れ伏せた形になったアンリエッタの...
体にイキ癖をつけられたのと同じように、いまでは心に折れ...
少年の胸板の上で、体のほかの部分と同じく震える舌と唇が...
「……ひ……ぃ゙……すごいぃ…………
……わた、わたくしぃ……おちんちん、おしゃぶり……いたしまひ...
………………ひぐっ…………ぁ゙っ……ぁ゙ぁー……」
「観念したみてーだな……奴隷になれてうれしい?」
満足げに問う真下の少年が、アンリエッタの尻房を両手でこ...
膣肉を最奥までねっとりかきまわされ、亀頭で子宮口とその...
白く焼けただれた官能をだめ押しされ、ずっと続いている肉...
「………………ぁー……うれひ……うれひぃぃ……」
「お礼言えよ、『奴隷にしてくれてありがとう』ってな」
「…………ふ……ぁ……はひ……はい……どれい、……に、してくださって……、
………………あり……ありがとう、ございますぅ……」
「よくできました。これからは毎回言わせて確認させるからな。
そのかわり、この先もいっぱい天国を見せてあげますよ」
才人の手に頭を引き寄せられ、下から深くキスを重ねられた...
アンリエッタの虚ろに蕩けた瞳から、ぽろぽろと温かい涙が...
我慢できない体の淫らさを容赦なく指摘され、性処理用の奴...
そしてとうとうお礼までも言わされた。
直視したら心が壊れそうなほど、屈辱的な状況だった。
だというのにあまりに嬲られたせいか思考が麻痺し、心が肉...
気がつけば口づけに応えて、自分からも柔らかく舌をからま...
隷従の誓約を交わすような、深い口づけに溺れこんでいく。
…………………………
………………
……
……ようやくキスが終わると、アンリエッタは体の力を抜いて...
双の細腕を少年の首になげかけて抱きついたまま、恍惚とし...
「……んみゅぅ……」
「あは、気持ちよさそうに全身ほかほかに温めちゃって……ほん...
そうか、姫さまずっとイってたらこんなふうになるのか……な...
ほんと幸せそうに溶けてら」
疲労と濃い甘ったるさの中で才人は、抱きかかえたアンリエ...
と、そこでとろけきった少女が、かろうじての態で声を発し...
「……………………られの……だれのせいだと、思ってらっひゃるのぉ……...
…………こんらにぃ……こんなに好きにされて……終わりがないほど...
……今夜などぉ……休まひぇてもくれなかったでは、ありませぬ...
……こんなひどい……きもちよくてひどいこと、ずっとされてい...
なじられて才人が少々、ばつのわるそうな顔になった。どう...
そうなると本来、彼はわりと常識的な人間なのだった。
「その、あー、なんていうか、案の定というか、俺やっぱりや...
いつものことだけど、今夜はいつもに輪をかけて」
「…………じぶんで、いってたら、世話ないれひょう……
……あなたが、それにきづくのはぁ……いつも、あとからで……
………………限度というものを、はるかに、とおりこひてからなの...
「な、なんていうか申しわけも。
いやあ、やってるうちについスイッチが入りっぱなしになる...
「…………ばかぁぁぁ……………………」
恨みがましい内容のつぶやきだったが、アンリエッタの声音...
硬い肉棒がまだ胎内に挿入されたままであり、いまは動かさ...
アンリエッタは少年の肩口にことんと頭を落とし、あらため...
才人のほうも、いまさらながら壊れ物を扱うように抱きしめ...
彼は、しがみついてくる少女の火照りきって汗に濡れた体を...
アンリエッタのむずがるような甘えきったような鼻声が少年...
「こうなっちゃうと、なんだか赤ちゃんみてえ」
と、その言葉が肉色にぼやけたアンリエッタの意識にとどい...
少女は緩慢ながら首を起こしてぼんやり才人を見つめる。
「………………んぅン……ふわぁ……………………あかちゃん…………?」
「ん?」
「……やや子……あなたのぉ……? ……さずけてくださるの……?」
「……へ? いや、なんだか話が飛ん」
「……ちょうだぁい……あなたの子が、ほしいのです……ン……」
「さ、さずけてとか言われたって」
「……わたくしぃ、ここまでしました……むりやりきもちよくされ...
「その、あの……実はひっそりキレてたりしますか」
「…………もういいの……奴隷にだってなんだって、もう、あなたの...
だから、そのかわりに、さずけてもらうのです……」
長時間快楽責めを受けつづけ、もう限界というところを何度...
肉の喜悦に頭からつま先まで惑溺させられ、心までゆるみき...
ルイズと「どっちが子供を授かるか」という賭けをしたとき...
狼狽している才人の首を巻きしめたまま、アンリエッタは横...
愛のしるしを残そうとするやや強めの口づけで、ときおり軽...
キスマークを付けられていく才人が、くすぐったそうな声で...
「なあ、ちょっと、自分は『公務があるから人の目につくとこ...
その抗議が耳に入らない態で、ちゅっちゅっとアンリエッタ...
「ねえ、おめぐみくださいまし……きちんとそだてます……」
一方の才人はこのとき、とにかく流される前に何か言うべく...
「あなたの子供がほしい」と望まれて、それは感動しないわ...
相手が相手だけに、行き当たりばったりで子供を作ってしま...
「あのですね、姫さま、そうまで言ってくれるのはそのー、男...
コドモってのは急にできちゃったら色々と……、ええっと、ど...
表情がとろんとしっぱなしのアンリエッタが、男の頬をつい...
「しっております……
ちゃんとまいにち、だっこして、おちちをあげますぅ……」
「い、いや、そういう育て方のことを言ってるわけじゃねえん...
「立場上、いろいろと懸念があるのでは?」と続けようとし...
どのみち水魔法に関連する避妊薬の調合は、アンリエッタ自...
(やっぱり今夜は追いこみすぎたなあ……姫さま、溶けすぎてすっ...
……まあ今はいいか。時間を置けばそのうち判断力が戻るさ)
でも今は今で本気で言ってくれてるんだろうなあ、と才人は...
もともと色々とためこんでいるアンリエッタである。こうい...
そんなことを思いやる少年は、アンリエッタとルイズが互い...
国内第一位と二位の家門が結託して、陰に陽にフォローしあ...
君主の後押しがあれば、大貴族の三女でも『元平民の成り上...
王その人の結婚ははるかに自由度が低いが、大貴族の筆頭家...
そこで幼なじみ同士の二人の少女は、王家とラ・ヴァリエー...
賭けに負けたほうは、恨みっこなしで勝者が才人と結婚する...
計画性がないどころか、ある意味ではこの上なく計画的(と言...
――もっとも快楽にふやけた今のアンリエッタに、そんな思考...
「この人の子供がほしい」という純粋な望みを、心と本能が...
どうせアンリエッタはいつかは世継ぎを産まねばならないの...
けれど彼女とて、出来るなら望んだ男を選びたかったのであ...
そういうわけで、才人が「姫さま、出すのでゆっくり動きま...
「おめぐみくださるのぉ……ふぁぁ……うれしい……」
「うん、まあ、とりあえず、最後までしっかり奥で出してあげ...
「……あぁ、でもぉ……ほんとうに、ゆっくり、ですわ……
いま激しくされたら、しんでしまうぅ……」
「はいはい、今夜はこれ以上いじめたりしません。約束します」
背中を抱きしめていた才人の両手がアンリエッタの下半身の...
彼は引きつけるようにして、上向いた肉棒にさらにぐぐっと...
亀頭を子宮口に食い込まされ、のどを反らしてうわずった叫...
「ち○ぽの先が、コリコリした子宮の入り口にしっかり当たって...
これでゆすゆすしとくから……って、もう?」
かけられた声も耳に入らない態でのけぞって鳴いているアン...
下から男の腰がゆったり動き始めると、声にまじった艶が加...
「……ぁぁぁぁっ……ぁぁあ……イ……く……」
才人がまた頭を引きよせて深く唇を奪った。
少女の腰がブルッと震え、同時に結合部のすぐ上でピュッと...
ゆるかに絶頂の痙攣を走らせつつ背をくねらせる少女を抱き...
「……ぁ……ぁ……」
「キスほんとに好きですね、唇重ねたとたんにちょっとだけお...
姫さまも自分で動いてみなよ、ん、そう、体を前後にすりつ...
また白い領域に連れ戻されたアンリエッタの空白になった脳...
彼女はその言葉にしたがって体を動かし、前後に体を揺すり...
丸太にまたがって伏せる動物のような、四つんばいの騎乗位...
双乳を才人の胸板でムニュとひしゃげさせて、柔らかく押し...
(……おちち……おちちも、きもちいいぃ……)
それをむにゅりむにゅりとすりつける一方で、切なく蕩けて...
アンリエッタの腰の後ろで才人が両手の指を組みあわせ、し...
望みどおりに舌を吸われながら男の恥毛に肉豆をズリズリと...
豊かな乳房ごと男の肌でこねまわしていた両乳首をつままれ...
「……ィきます…………ずぅっと……どろどろになるぅ…………
………………して……くちづけ……もっと、してぇ……」
連続した絶頂に、唇を重ねられていないときは「イクう」と...
どれだけ手加減された優しい責めでも、崩落の淵まで性感を...
白くも濃い絶頂の高波がゆるやかに重なり、くりかえし肉体...
全身を薔薇色にして、眠げに瞳をとろりと半分伏せながら、...
「ひぐっ…………ゔー……」
「んっ……ち○ぽの先を子宮口にコリコリなすりつけてたら、俺も...
もう少しで終わりますから、姫さまがんばって。そのまんま...
「……ふぁい……ひふっ、ちゅぴ……」
キスしながらくちゅん、くちゅんと子宮を小突かれ、最奥ま...
そのたびにアンリエッタの瞳の焦点はますますぼやけ、脳裏...
いじめられる悦びをしっかり覚えこまされた体が、肉のゆり...
少年に与えられるこの強すぎる快楽に、頭で望もうと望むま...
才人のなすがままにひざまずき、美しい肌に触れられればと...
まだ年若いのに性感神経がすみずみまで発達し、官能の魔力...
深すぎる悦びに泣き叫ぶのに、一方で中毒しきってしまい、...
だから逃げられない。
はじめて抱かれた時からエスカレートしていった末に、いま...
この先もきっとどんどん深みに堕とされていく。
それは、ひどく甘美な絶望だった。
それに――肉の悦びだけではなかった。
ふだんは女王の仮面の下に押しこめてある素顔。才人はその...
そんな相手にぎゅうっと抱きしめられるようなやり方で支配...
「す、き……」
何度目かのキスの合間に、ぽろっとつぶやき声がもれた。
汗でぬるぬるになった乳房をムニムニとつぶし、才人の首を...
「……あなたにくちづけしてもらうのがすき……だいてもらうのが...
仕事でためてきた心労や重圧すべてが、理性とともに濃密な...
「……いじめられてもすき……すきぃ…………」
才人の肉棒が射精の予兆をしめしはじめた。
それを胎内の最奥で感じ取るアンリエッタの美尻も、もぞも...
「姫さま、出しますよ……」
才人が告げて腰を突き上げ、子宮口の中央のくぼみに亀頭を...
トクン、トクン、トクンと、心臓の音に合わせるように男の...
亀頭にヌルヌルクリュクリュ撫で回されて絶頂漬けになって...
「ぁぁ――ああぁぁぁぁぁぁ…………」
アンリエッタの恍惚の声が波紋のようにさざめいて広がる。...
連続絶頂さえ越えて、官能は白熱の状態でとどめおかれてい...
精液のかたまりが男の尿道を押し広げて肉棒内部を上ってく...
種付けされる美しい牝となって、蜜壺で男の肉をねっとりと...
少年の上に伏せたなめらかな背から、淫気がたちのぼる。
忘我の状態で、いつのまにか指をからめ合わせて互いの手の...
融け合った心と心がかわす、思慕のささやき、
わななく手と手の、触れて圧す力――
ややあって精の放出が終わり、肉棒の脈動が止まりきっても...
「はっ、はぁっ、ひぃ……はふ、はーっ……ンぅぅ……はぁぁ……っ」
夕日の色になった少女の耳たぶを飾る、ガラス細工のレモン...
才人もまた深い満足を得て、呆然とした感さえある口調でつ...
「すげえ、良かったぁ……」
「…………ぁひ……ぁ……ぁン……ぁぁ……」
火照りきった呼吸で歌をつむぐ少女は、その言葉にまともな...
その後はもう、二人ともに何も言わなかった。
指一本動かすのもおっくうなほど疲弊しきりながらも、妙に...
最後に軽く何度か口づけを交わして、頬をすりあわせてから...
お互いの肌の濡れた熱さのなかで、くっつけた胸から重なる...
天使の鳴らす鐘のように、ベッドの上には重厚な余韻と幸福...
…………………………
………………
……
翌朝。
カーテンが開かれ、新鮮な陽光が室内に満ちていた。
とっくに二人とも朝湯をすませて服を着ている。
それはいいのだが、女王は柳眉を寄せ、寝室の中央にずっと...
それは火種の尽きたらしき香炉である。
ベッドの下にあったのを偶然、起き抜けに才人が見つけたの...
首をかしげて受け取り、中身を調べはじめたアンリエッタの...
わなわなと震えて一言も発しない少女に、才人はおそるおそ...
頭痛をこらえるような表情のアンリエッタが、嘆かわしげに...
「……わたくしも初めて見たのですけれど、たぶん王宮秘伝の香...
代々、製法は離宮のほうにも伝えられていると聞いてはいた...
なんだかおかしい気はしていたわ、と苦々しげに一人ごちて...
「どんな効果が?」
「いえ、それは……結婚した王族のつとめを助けると言いますか……
ええと、世継をさずかるための雰囲気を作り出すと言えばよ...
「……委細わかりました」
まどろっこしい説明だったが、才人にも即座に理解がおよん...
言いにくそうに顔を赤らめるアンリエッタの様子と照らし合...
つまりその気になってしまうらしい。発情香とでもいうべき...
そういえば心当たりはある。
いつからかははっきりわからないが、この寝室で嗅覚がいつ...
いまにして思えばあれがこの香だったわけである。
その匂いを感じていたここしばらくのことを回想すると、さ...
(なんか最近は二人とも頭がエロ色にふやけてたもんな。
それでも、俺は昨日まで四日間ほどこの部屋から離れてたけ...
俺もアレとかコレとかして……ちょっとただれすぎてたよなあ...
つい頬を熱くしてしまった才人だが、手の中の香炉に目をお...
「見たところいちおう竜涎香と麝香がベースのようですが、そ...
心をあやつる『ほれ薬』とは微妙に違いますが、市中に流出...
それにしてもあの人たちはなんという……主君のわたくしにこ...
間違いなく、この離宮でアンリエッタの身の回りにいる者の...
おそらく離宮付きの侍女の誰かだろう。
召使たちは女王のプライベート空間に踏み込まぬよう、一日...
その誰かは「陛下の恋を応援してさしあげよう」とでも思っ...
発情する淫香を、男といるときにひんぱんに部屋に差し入れ...
本来なら熟考の余地もなく「探し出してクビ」が妥当な結論...
だが、とりあえず才人はその誰かのフォローに回った。
「ま、まあまあ、毒じゃないんだしたぶん親切でやったことだ...
「親切? その親切でわたくしはこの休暇のあいだ、あ、あの...
さっきの才人のように、昨夜までのことを思い出したらしく...
自身の痴態を思い返すだに、身の置き所もない羞恥がよみが...
怒りと恥じらいを交互に表情に浮かべ、かなりうろたえてい...
うーん、と才人は考えこむ。
(その前に、おもいっきりバレてるほうが問題じゃねえかなと思...
今は置いといてとりあえず、どうやってなだめたもんか)
誤魔化したほうがはやいかな、と思い当たったとき、とっさ...
「あのようなって、あれほんとに全部そのお香のせいですか?」
才人の言葉に、アンリエッタがきょとんとした。
「え?」
「い、いや……そのですね……」
思いつくまま言ったはいいが、よく考えれば言葉の選択を間...
とはいえ、いまさら後にも引けない。覚悟するように唾を飲...
「あれだけ恥ずかしいことをしちゃったもんで全部、お香のせ...
その言葉を受けて、アンリエッタの頬が真っ赤に燃えた。
「な、何をおっしゃるのですか!」
「だってよ、そのお香の効果って『気分を盛り上げる』ことな...
声を低めてそう言いながら、歩をさらに進める。女王のそば...
アンリエッタは固まっている。生々しい指摘とあわせて、急...
その赤い小顔を見ているうちに、才人の胸にさらなる妖しい...
気がつけば手を上げて、アンリエッタの頬に添えていた。少...
その反応に突き動かされるように、才人の口は自然と言葉を...
「姫さまから誘ってきたのはそのせいだとしても、えっちのと...
頬を手のひらで包まれて顔を上向かされたアンリエッタは、...
男にのぞきこまれたその瞳が、見る間に情感をたたえて濡れ...
伸びた才人の腕におずおずと手をかけ、長いまつ毛を伏せて...
「やめて……そんなことは……」
「違うって言うんですか」
そう囁きかけながらも、かすかに才人は自身に違和感を感じ...
少年はこのようなふるまいを、以前よりもずっと自然にでき...
というより、アンリエッタの見せる「女」の表情を前にする...
ほんとうは自分が主導権を握っているのではなく、眼前の少...
室内の空気の温度と密度が高まった気がする。
どちらからともなく顔の距離がせばまっており、唇に互いの...
ふいにアンリエッタが首をかすかに振った。拒む両手が、少...
「サイト殿、い、いけませんわ、もう日が昇っておりますから...
「あ。し、失礼しました」
狼狽するアンリエッタの制止は、きっぱりした語調とはとて...
うなりながら彼は、自分の紅潮した頬を軽く叩く。
あのまま雰囲気に流されて唇を重ねてしまえば、それだけで...
(怒りの矛先をうやむやにするだけのはずなのに、何やってんだ...
今でこそ行為の間は嗜虐的な傾向が表に出てきてしまうが、...
ふと才人は、自分のほうをじっと見ているアンリエッタと視...
彼女のうっすら染まった頬と、静かに潤んだ美しい瞳の奥に...
吸い込まれそうな感覚を覚え、才人は強引に目をそらした。...
情事をかさねるたび、徐々に彼女の色に染められているのは...
…………………………
その一方。
高まった鼓動がなかなか落ち着いてくれない胸を押さえつつ...
もうどちらからも視線を合わせることはない。
室内に恥ずかしく気まずい、けれどなぜかもう少し浸ってい...
その甘酸っぱい沈黙は、恥じらいまじりの情だけではなく、...
濃い夜を共有した男女特有の、大人びてしっとり湿った想い...
立ちつくしながらもさまざまな情感があふれ、そのなかに名...
休暇は今日で終わる。午後にはこの離宮を発つ。召使いたち...
(いろいろあったけれど)と思いながら、少女はあらためて目...
まだ昨夜の強烈な悦楽の余韻が残っている気がする。
が、それだけではない。彼女にはある予感があった。
あれだけ中に出されたのだ。
もしかしたら……
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
余談。
数月後のこと。
アンリエッタの妊娠にともない、「子作りで勝負していまし...
しかしその横では、ルイズのほうがさらに深い衝撃に打ちの...
八割方勝てると見こんだ「どっちが先にサイトとの子供がで...
涙目で地団駄を踏んだルイズだったが、彼といっしょに過ご...
才人が女王の離宮から帰ってきた後、それまであったぎくし...
そして魔法学院の寮、ルイズの部屋。
才人はベッドの上、後ろ手に麻縄でしばられて壁にもたれ座...
青い顔の才人のまえで、椅子にルイズが座っていた。運命の...
ルイズがぼそりと言った。
「わたし、つい先日ちいねえさまに聞いてみたわ。
なんで同じことしてても姫さまには子供ができて、わたしに...
「あのなルイズ、こういうのは授かり物だから、ちょっとすぐ...
ある意味で女の子たちにはめられたためこういう事態を迎え...
けんめいにルイズを慰めざるをえないのだった。
ルイズが押し殺した声で答える。
「そうね、ちいねえさまもそう言ってたわ。
……それから、姫さまにも似たようなアドバイスをいただいた...
二人ともあんたに『もっと甘えましょう』って」
ルイズは姉だけでなく、妊婦用の揺り椅子に腰かけて満足そ...
わらをもつかもうと焦るあまり、プライドをかなぐりすてて...
いつかも三人で添い寝して語りあった少女たちだったが、話...
カトレアもアンリエッタもこれにはさすがに困り、なだめつ...
無論、もっといっぱいしてもらいなさいな、という意味であ...
「さ……左様で……」
「あんたにわかるのかしらこの屈辱。
ほんとはね。あんたなんか今すぐ大きな鳥カゴに入れて、そ...
けどね、素直にならなきゃ駄目って言われたもの……これ以上...
「いや……あの……そんな思いつめなくても、要するに仲良くして...
ルイズ? ところで気になってるんだが、その小さなテーブ...
「ちいねえさまから繁殖期のペットに使う薬草エキスをもらっ...
で、こっちはモンモランシーにもらってきたほれ薬。こうで...
わたしがどんな、その、いかんともしがたい状態になっても...
それから最後にこのお香。なんだかわからないけど、姫さま...
「ちょっと待てぇっ! 止めろ! 力技すぎるというかほれ薬...
ああ薬いっぺんに飲みやがった! え? ほれ薬は俺もいっ...
っておまえはバカか、この閉じきった部屋で両方メロったら...
な、なんだよルイズ急に……口移し!? もう効いてる! や...
この部屋からしばらく出られなくなる予感がひしひしとして...
終了行:
○後編1の続きです。
雲さえ黒々として、庭の木々も夢にひたる真夜中。
窓からの夜風がベッドに届き、枕辺の花瓶にただ一本挿され...
細工物の花のほうは、まだ少女の耳たぶできらめいている。...
夜露をふくむかと思うほど濡れた声が、寝室の天井や壁に溶...
ツリガネソウ型のランプが灯る、影朦朧とした夏の夜。淫蕩...
背徳的なほどに濃い室内の夜気が、荒くも甘い息づかいに満...
ベッドにうつぶせた少女が、呼吸のたびに肉の薄い背を上下...
「はあっ、はあっ……ぁあ……っ……」
アンリエッタは抱いたクッションで豊かな乳房をつぶすよう...
シーツについた両ひざは間隔広めに開かれている。華奢な背...
汗まみれで痙攣する女体は、茹でられて湯気をたてる海老の...
彼女はつぶれかけた四つんばいで、長々と才人に後ろから貫...
どんな男でも目をそらせないような濃艶な獣の姿勢をとった...
たったいま四回目の射精を終えた才人の肉棒が、胎内でまだ...
つい今しがたまでさんざん蜜壺を突き上げられ、子宮周辺を...
一片の余裕も残っていない泣きとろけた顔で、アンリエッタ...
「……ひぃ……はぁっ……ほん、ほんとうに、やすませてくれないな...
……はふぅぅっ……、はぁ……、はっ……気を、うしなってたのよ……...
「ああ、最近ははやばやと気絶するのは珍しかったから驚きま...
でも俺、あのときまだ二発しか出してなかったから我慢しき...
「ううっ……ひどいぃ……」
途中で完全に失神したのに、その後もほんの少しも容赦して...
いつ目が覚めたのかさえあやふやだった。
濃い肉悦の狂想曲が、頭の中に響きわたっていたのである。...
何度「イク」と言ったのかなどとうにわからなくなっている。
ただ、意識の戻らないうちからベッドで貫かれ、果てしもな...
幾度も達し、今の今まで火照った叫びを上げつづけていたの...
それだというのに、才人が肉棒を抜きもせず後ろで言った。
「俺も今夜はなんだか、不思議なくらいすごく昂ぶってるみて...
姫さまは? いま何回目ですか?」
「はーっ、はふーっ、ひふぅっ……ふぇ……?
にゃんかい……?」
「イった回数ですよ。何回か、って聞いてるんだけど」
「ふゃぁ……あの……あの、かぞえて、おりませぬ……」
「……やる気あんの?」
才人が腰を突き上げた。
まだ硬度をそれほど失っていない男根で、精液をつめこまれ...
「やあああッ」
「注意したじゃないですか、自分だけ勝手にイきすぎだって。
これからは公平に同じ数だけ俺をイかせられるようになるよ...
それがなんだよ、自分のイった回数を数えもしないで、発情...
「あッ、あッ、もうしわけ、ぁン、んぅっ」
トントンと奥を小突かれながら叱られ、上気してひくひくと...
犯されつづけた体とともに心も弱っていて、男に理不尽に責...
美しい裸身をよじって、なめらかな肌から被虐的な淫気を汗...
しばし虐められてから、ようやく肉棒がぬぽっと抜かれた。
「ふゥん……ぅっ……」と鼻声を漏らしながら、アンリエッタは...
少女は体の力をくったりと抜き、抱きついたクッションにぽ...
艶然と瞳をほそめて余韻を噛みしめる彼女に、男の声がかけ...
「そうだな、決めた。これそっちが返す『借金』だし、姫さま...
借りを返せるまで、つまり姫さまが余分にイった回数だけ俺...
「……それ……返せなかったら、どうなるのですか……?」
「そりゃこの先ずっと、ベッドの上では奴隷みたいなものにな...
やってる時は俺の言うことは何でもしてもらうし、いろいろ...
「いや……いやです、そんなの、うれしくなんてないわ……んぅぅ…...
アンリエッタは弱々しくシーツに頬をすりつけるように首を...
「それに…………か、返せませぬ……見ていたならわかるでしょうに……
むりでございます……だって、お腹の奥……、どんどん敏感にな...
ふあああっ!?」
言葉の最後を悲鳴がいろどる。
周縁部までべっとり白濁をあふれさせた蜜壺に、少年が指を...
ぽかりと男の肉の形に開いたままだった膣口が、指を入れら...
才人はただ指を二本そろえて入れただけではなく、脱がした...
鳴き騒ぎだした少女の様子も意に介されることはなく、彼の...
「たしかにどんどん敏感になってますね。
布ごしでもわかるけど、やっぱりおま○この中、いつもと感触...
道理で毎回、イかせるほど味がよくなるわけだ。ほんと男泣...
でもこんな状態じゃ、姫さまのほうがもっと泣いちゃいそう...
女の肉体が長く興奮状態に置かれていたため、もともと感度...
そんなところに薄く手触りなめらかなシルクとはいえ、布を...
「いやぁ! いやあっ」
薄明かりの中で、牝尻が指から逃げようとヒュクヒュクよじ...
「濡れすぎてると感度が下がるとか言いますしね。
ちょっと奥のほうまで拭き清めてますから……なんだよ、もう...
このくらいでいっか」
膣でかたく食い締めていた指を、いきなりすばやく布地ごと...
短く叫びながら無意識に尻たぶごと括約筋をきゅっと閉じ、...
が、まさにその直後に才人がアンリエッタの腰をつかみ、尻...
悲惨なほどに反応が高まっていた胎内に、男根がゆっくり奥...
少女の奥歯がカチカチ鳴り、ぞわっと頭の中にまで鳥肌が立...
「ひいっ、ひいいいっ……は、入ってくるぅ……っ」
アンリエッタがクッションをいっそうきつく抱きしめると同...
ねっとりとろけた膣粘膜が、吸い付くように肉棒をしゃぶり...
肉棒が根元まで埋まり、子宮をぐちゅ……と押し上げられたと...
「ひ……ぁ、あわぁぁ……?」
可憐な舌が宙に突きでて震えた。
熟しすぎていた性感が、さっきよりさらに一回り肥大してい...
肉棒を受け入れただけの女の肉が、いまにも達してしまいそ...
あふれすぎていた潤滑液をある程度ぬぐいさられた膣壁は、...
締め付けられて反応したらしく、蜜壺の深部でぐぐっと才人...
それだけで甘い痺れが脳髄から尾骨にはしり、アンリエッタ...
胎内を深く埋め尽くす肉棒に“帰ってきてくれましたのね”と...
ふっくら膨らんで濡れきった大陰唇さえ、キュムキュムと痙...
再びとろんとなった瞳から感極まった涙がこぼれた。
「……んうーっ、ぅぅぅ……っ」
ほぐされていく体と心の奥ふかくに、危機感があった。
遊びとはいえ肉の負債を背負わされて「奴隷のようなもの」...
それどころか、充足感と安心感さえ湧き起こってしまう。ひ...
才人も似たような心地らしく、彼が背後で漏らしたため息は...
「うはぁ……温かいおま○こ、ち○ぽに吸いついてくる。
ぷにぷにした赤ちゃんの両手をハチミツでヌメらせて、それ...
動くのがちょっと惜しいくらいだな」
「うごかな、うごかないでくださいましぃ、
ああ、今は……んんっ、いや、それだって、そんな動きもだめ...
アンリエッタは肩甲骨を寄せるように肩をちぢめつつ、細い...
子宮口のあたりを小刻みにノックされ、カリで奥の秘肉をく...
……これはどちらかといえば官能をゆっくり高めるための責め...
耳たぶをついばむように口を寄せてきた才人のささやきが、...
「なんだよ、激しくはしてないだろ?
もっかい最初からゆっくりおま○こを慣らして、姫さまの体の...
お乳も触っててあげます」
乳肌に触れられ、ぞわんと悪寒に似た快美感が駆け上がる。
双の乳房とそれが押し付けられているクッションの間に、少...
抱きついたクッションとの間で淫猥につぶれていた二つの肉...
たわわな両乳を優しくあやすように揉まれ、女そのものの肉...
「む、むねもだめぇ、お乳はもうたっぷり触ったでは、あ、ぁ...
先ほどまでの抽送のとき、両乳を執拗に揉みこねられていた...
しかも、クリトリスに塗られた刺激クリームを乳首にまでた...
けっきょく荒々しいほどの絶頂を味わいつづけながら、嬲ら...
「姫さまのおっぱいの表面プリプリに張ってるけど、芯はとろ...
ちょっと揉みこめばこんなに指が沈む」
そして今はそこを、嫌味なほどねちっこく愛撫されている。
温まった胸脂肪を芯まで熱するように揉みほぐされ、生ぬる...
指紋の段差を感じられるくらいにゆっくりと、乳肌と乳輪の...
「くふゥん、いやぁ、そんな手つきで……あぅっ……」
ときおりきつく握りこまれると、才人の十指の間からムチッ...
「べたって這ってないで、ちょっと胸を浮かせろよ。どうせ乳...
「それはあなたが、お乳の先にまであんなものを塗りましたか...
うあっ、や、いやあ、はげしくしないと言ったではっ」
抽送をわずかに速められた。蜜壺から上ってくる甘い疼きが...
激しすぎる肉の悦びへの恐怖がわきおこり、性感を責めてく...
「ほんとうに卑怯っ、んんっ、もう……こ、これでよろしいでし...
けっきょくアンリエッタはクッションに腕をまわしたまま肘...
すぐにたぷんたぷんと宙に柔らかく踊った双乳を、牝牛の搾...
限界まで充血した乳首が、ふもとの白丘を揉みたてられるた...
けれどその乳首にまだ愛撫はほどこされない。
男の手は乳輪のふもとまでさんざんに嬲ってきているのに、...
乳腺が開いてしまいそうな切ない官能だった。
「ここに来てから、おっぱいまた大きくなったんじゃないです...
むっちり重く育っちゃったこのやらしいおっぱい、手で搾ら...
言い訳したらだめですよ……いじめられるのが好きな体だから...
言葉での嬲りに、心がぞくりとうずいた。
扇情的に瞳をまたたかせつつも、抗議しようとアンリエッタ...
「ひっ、ひうううぅっ、そこっ、そんなふうにしないでぇっ!」
乳輪からクニュゥとつままれて、勃起している乳首をさらに...
乳房を揉みたてられて味わうのが温熱の心地よさなら、乳首...
胸の双丘からゆったり全身に拡散していた快感が、乳首をい...
才人が顔を重ねてきた。唇を奪われて唾液を流しこまれる。
「あむゅ、ン……」
黙らされた少女は儚く鼻を鳴らし、男の唾液を従順にコクコ...
しこったピンク色の乳頭を、コリュコリュと甘痛く揉みしご...
親指と中指でキツめに乳首の腹をつまみつぶされつつ、先端...
「んむうぅぅっ――!」
少女は乳先から走った軽い絶頂に息をあえがせ、四つんばい...
唇をほんの少しだけ離した才人の声が、水面の波紋のように...
「ちょっとほっといた乳首いじっただけで、やっぱりあっけな...
でもまだこれからですよ」
アンリエッタに対しそうささやきながら、才人は手で乳房を...
…………………………
………………
……
肉を責められる。
激しくはされないが、それは救いにはならなかった。
温かく上気して桜色になった柔艶な肉房をムニュムニュとた...
最後には乳首を延々とこすりつぶされて、体をS字状にくね...
おまけに偏執的なほど、子宮口周辺を小刻みにトントン小突...
男の肉のごく微妙な律動を、一定の速度で、後背位で受けて...
……すぐに、幾度も小さく達するような状態に戻された。それ...
濡れたあえぎをこぼして、四つんばいのまま小刻みな官能に...
…………途中で、ぷちゅっと一条の潮を漏らした。
このころには、瞳も唇もゆるんだ状態から戻らず、思考がか...
……………………長く長く、甘ったるく犯される。
ベッドに伏せた女体は、覆いかぶさってくる少年の下で悶え...
肌は甘汗に濡れて、生まれたての動物の赤子のように、卑猥...
薔薇色に染まった少女の体は男の四肢の内側にすっぽり囚わ...
肉情をこめた呼吸がはっ、はっとこぼれる。やや荒く、湿っ...
「……お乳が溶けてしまううっ、切ないからもうやめてください...
「はー……おっぱい、やーらかくてほかほか……
かまやしねえって、またお乳イキしちまえよ」
重みたっぷりの汗ばんだ乳房は、色づいて張り詰めるほどに...
両乳の横に手のひらをあてられ、谷間を埋めるように寄せて...
きめの細かい乳肌が、汗に濡れてぬめらかな感触となってい...
美麗な乳丘をほぐすようにマッサージされるたび、出るはず...
「やああぁ、こんな、ううっ、くる、こらえられないぃっ……!」
過敏になった膣壁が、少女の体を狂わせていた。
張り出したカリで柔ひだを押し分け、掻き戻されるたびに、...
乳肉への責めと重なって、軽い絶頂がもう何度おとずれたこ...
「おま○この奥のほう、ち○ぽで掻かれるのがすっかりお気に入...
でもあんまりお尻振ってたら、今度もすぐ自爆しちゃいます...
言いながら指を伸ばした才人に、つつぅと背筋を尾骨の上ま...
「ふぅぅっ、イク、ぅぅん、ぁぁぁっ、ぁーっ……
やぁ、腰がとまらないぃ……!」
乳房と蜜壺から流れこんでからみあう甘悦に、アンリエッタ...
彼女は、優しい責めは場合によっては激しく突かれるより怖...
こんなふうに、自分の体の狂いようをあらわにしてしまうこ...
「姫さまはそうやって恥ずかしくお尻ふりながら、がんばって...
でももう返すのは手遅れかな。ずーっとこねてただけで、胸...
もう先っちょの感度なんて、下のほうのお豆ほどじゃないけ...
のどと背をそらして強調するように突き出された乳房を、背...
豊かな乳肉を手のひら全体でねっとりこねまわされて「やぁ…...
「腰っ……動かすのはっ、おなかの奥トントンするのをとめてっ…...
浅い絶頂だったが、――こんどは、甘美な余韻が下降してくれ...
才人がそのつもりで責めを継続させていることもあるが、惜...
射精するほど長持ちするようになる男と真逆に、アンリエッ...
もとより、ひとつひとつの要素はけっして嫌などではないの...
「ほらよ……乳首好きだろ?」
「あっ、ひいいっ、ちくびだめっ、ちくびぃっ」
「ほらな。乳首クリクリ可愛がるたびにおま○こにダイレクトに...
「ばかっ、ばかあっ、あくっ、ゃうんんんっ!」
脳が蒸発しそうになっているのに、快楽装置になった豊かな...
濡れそぼつ少女から淫艶な香気が立ちのぼり、室内に充満し...
それは妖しくくゆり、壁や天井に結露して部屋をしとしと濡...
「やすませてっ、ものごとには限度が、うううっ、もうサイト...
いや、おちちが、ちくびばかりはだめええっ、ああ、あ、胸...
「そう何度も休ませたりしませんよ。最初はアンのほうから誘...
そう言う才人は腰を小刻みに使いつつ、乳肉を揉みしだき、...
そうしながらも、少年自身も射精欲求を懸命にこらえる表情...
才人は忍耐の汗を流しながら笑った。
「今夜はとことんしてやるからな。どれだけ泣いて子供に戻っ...
少年の言葉の途中で、アンリエッタの尻がビクンとはねあが...
クッションを抱きしめ、上体を這わせて高々と桃尻をかかげ...
雄の精を子宮に受けて、子を孕むためにもっとも適切な体勢。
「あああ――イクうううぅぅっ!」
「っ、うわ、くー……強めにイっちゃったんですね、いきなりお...
っふー、あ、危なかっ……ってうわぁ、無理っ、こ、これすげ...
姫さまどんどん味よくなりすぎてる、こっちが我慢できねえ...
非道な通告とともに、才人は身をおこしてアンリエッタの腰...
すぐには突かず、少年は腰をいったん引き、肉棒を半ばまで...
さきほど突入した激しい絶頂にひたらされて総身をブルブル...
「まって、はげしくするなど、せ、せめて終わっひぇからぁっ...
「いいや、そっちがイキ終わるまでなんて待ってられませんよ...
精液を流し込まれる姿勢をとったその尻が、いっそう濃艶に...
アンリエッタの肉体は、絶頂のため無意識に緊縮と弛緩をく...
その弛緩した瞬間を狙って才人の腰が突き上げられた。肉棒...
柔艶な尻たぶの表面が、男の下腹と激しくぶつかってぱちゅ...
「いやっ、いやっ、いやああああッ!」
アンリエッタは目を白黒させて鳥肌を立て、淫叫した。
絶頂の波のなか、鐘を突くように子宮を叩かれて、重ねて達...
さらにグチュグチュと奥を叩かれる。肉が蕩けながらもプリ...
灯火に照らされて薔薇色に照り輝く桃尻をかかえこまれ、背...
猛る雄の本能をぶつけられ、ぐちゃぐちゃに嬲られる女の肉...
アンリエッタの絶頂の悲鳴がよじれる。達し続けて過敏にな...
そして絶頂にとろけた蜜壺はさらに雄を悦ばせる性能を高め...
それが連鎖的に男の反応を呼び起こし、わが身にまたもや何...
にゅるにゅるに蕩けた秘肉といっしょに、頭の中までかき混...
「とまって、とまっ、これ、これいじょうはっ、
あああ、頭のなかが焼けてしまう、焦げるぅっ、あああああ...
貪婪に女をむさぼる雄の動きに翻弄され、溺れるほどの肉悦...
徹底して、男の性欲処理のために存在する極上品の肉穴とし...
それでいながらも、なまめかしくくねり悶えるその裸体は、...
這ったまま達する一回ごとに、牝としての至純の美を極めて...
アンリエッタの尻に手をかけて双丘をそれぞれ爪をたてるよ...
「くううっ、俺もっ……!」
亀頭が子宮口にめりこみ、びゅくんっ、びゅくんと精液をぶ...
「こふっ……
ぁっ……? っ……っ……ぁっ……」
ビュルビュルとほとばしる精液の熱さ濃さを、まるで頭の中...
だというのに、最初アンリエッタは叫べなかった。限界まで...
射精された瞬間に大量の唾液をふきこぼした唇は、ぽかんと...
ドクドク注がれて、射精のリズムに肉が感応しているのに叫...
「ぁっ……へぁ……ぅぅっ……」
硬直の続いているその状態も、時間にすればほんのつかの間...
「射精されて深イキしちゃってるんだ? ちゃんと声を出せよ」
――パチィン、と音がした。才人の平手を振り下ろされ、かか...
その奴隷を扱うような屈辱的な一撃がきっかけになってしま...
スパンキングの痛みに乗せられたように、アンリエッタの五...
子宮に注がれる熱とリズムが、脳裏でグチュリと粘着質にか...
「ゃ…………いや……あっ、
ぁぁあ、あああぁあああああああああああぁああっ!!!」
才人の腰がぐぐっといっそう桃尻に密着し、射精する男の肉...
魂を消費しているかとおもうほどの叫び声を発したアンリエ...
円運動に才人の腰の動きが変わる。アンリエッタの子宮口ま...
絶頂したばかりの少女の熱い膣肉が、くわえさせられた男の...
肉体の嬉しそうな反応とは裏腹に、少女の悲鳴が弾ける。
「ああぁああああっ、……とめなさっ、……ばかぁっ……いく、イク...
やめへぇ、イくぅ、さっきからイっておりまふっ、びゅくび...
そんらことされたらイくのがまた終わらないれしょうっ、そ...
「じゃ、そのまんまずっと終わらなくなっちまえ。ほら、また...
子宮で大好きな精液もっと飲めよ、こってりごちそうしてや...
才人は腰のくびれをつかみ、美しくぷるんと実った尻をぐい...
「ふぐっ、ひっ、イク、あぅ、やめなひゃい、やめてください...
あん、ふぁあああぁぁあっ、あーっ、おねがいいっ、やすま...
シーツに横顔を押し付けるアンリエッタの泣きゆがんだ麗貌...
精神の上の層がはがされて数年ほど幼くなり、我の強い一面...
絶頂のなかでもトプトプ子宮に精液を注入されて、本能的な...
精を女の芯に受けるたびに、前の射精のときより肉悦が純度...
温められてほかほかと湯気をたてるバターのように、官能の...
背後から、才人が低い声で言った。
「もうちょっとこのまんまグリグリしててあげますよ。
それが終わったらまたおま○こ綺麗にフキフキしてから……そう...
気はしっかり張っとけよ、こんど気絶したらお仕置きにしま...
…………………………
………………
……
たおやかな一輪の百合が、夜のなかにかぐわしく咲いている。
アンリエッタはあお向けになって体を二つ折りにされていた。
M字に開脚して後ろにころんとひっくり返った格好。頭より...
蕩け泣きの表情で、耳たぶに真っ赤に血の色を透かし、男に...
「あひ……やン……やぁっ……
いやあ……こんな格好っ、こんな格好で……おしりを、たたかな...
頭のほうに折りまげた脚は、自分でかかえこまされている。
腰の下にはクッションが押し込められ、桃尻の位置を高めた...
赤ん坊がおしめを換えてもらう格好より一段すすんだ、きわ...
その姿勢で、スパンキングを尻に受けている。
「へたっちゃ駄目ですよ」
才人がそう言うと、差し出された美姫の尻にピシャンとやや...
綺麗な尻たぶにはっきり赤い手形をつけられ、アンリエッタ...
火照りながらも柔らかく弛緩した体が、女らしい脂ののった...
そのなめらかな肉丘をなおも楽しむように叩きながら、少年...
「気を張っとけって言ったのに、けっきょくまた気絶……寝ちま...
流しこまれるたびにイっちゃってるから早く疲れるんですよ」
「ふぁぁ…………」
アンリエッタははにかむようにまつ毛をしっとり伏せた。
牝の本能的な欲求を何度も、無理やりに満足させられたので...
あれから、どこまでも嬲られた。
射精はすべて膣内にそそぎこまれて、子宮で濃縮した快楽を...
どこまでいっても許されず、鮮烈でありながら芯にからみつ...
けっきょく、少年が七発目の射精を終えるまでに、アンリエ...
「おま○こ、指でするけど、その前にまた軽く拭きますからおと...
「ひふぅううんっ……!」
叩くのとは別の手で、才人が蜜壺にグチュとハンカチを巻き...
それがぬぽっと抜かれた瞬間に、蜜壺の粘膜が収縮してびゅ...
膣口からふきこぼす濃い愛液が美尻を濡らして、とろりとろ...
クリトリスや陰唇、会陰部にいたるまで秘部の表面も丁寧に...
「……ゆびでって……もしかしてまだ、わたくしの……そこ……に、な...
そ、そろそろ、満足していただけませんか……わたくしは今夜...
と、才人が尻の双丘のそれぞれに手をかけてきた。なまめか...
こんどアンリエッタの唇からこぼれたのは、悲痛な涙声だっ...
「いやぁ、そこはいやぁっ……!」
「おま○こされるのが嫌? なら、またこっち使おうか?
縛り上げるか床に手をつかせて、牝ちんちん指でシコシコし...
真っ赤な顔で『おしりイクッ、おしりイクッ』って泣く姫さ...
さっきのアンの言葉からすると、これは気絶しちゃったお仕...
「……やめてぇっ……、お、おま○こでします……おま○こに罰をうけ...
「わかればいいんですよ。だいたい、どうしてもお仕置きでお...
だからほら、言うことあんだろ、お礼はどうしたよ?」
「ぁふ……お、おなさけをかけていただき、ありがとうございま...
……ああ、おしりピシャピシャしないでぇ……、ちゃんとお礼を...
これ以上なく屈辱的に扱われているのに、弱々しくまつ毛を...
けれど、許しを乞う声をどれだけあげても、赤くなっていく...
たまらず逃げたそうに裸の尻をくなくな揺すっても、責める...
「動くなってば。その格好を崩したら、本当にお尻を犯します...
そうまで言われては、この姿勢を解除することなどできない。
より酷い罰を与えられることへの怯えで、アンリエッタは自...
淡く桃色めいた被虐の淫気をたちのぼらせつつ、少女は鼻を...
才人が安心させるように尻を撫でる。
「心配いりませんよ。罰といったって、ちゃんと気持ちよくし...
お尻ペンペンしながら、まず浅いところから指でたっぷりク...
蜜壺に指をさしこんだ才人の手は、ごく微妙に、手首から先...
あお向けでやや上方に差し上げた股間から、アンリエッタの...
最初、夕方に口で愛撫されたときと似たような種類の、ただ...
男の指をずっぷり根元まで蜜壺に埋められ、そのまま優しく...
同時に、汗で光沢を放つなめらかな双丘を、休みなく優しく...
男に指二本で支配されながら平手を美尻に受けるたびに、肉...
しつこく子宮がうずき、ずきずきと脈打ち続けた。
さきほど犯しぬかれて連続絶頂を味わわされた体が、被虐の...
「ひふ……ふうっ……んんー……」
余韻が一定の高さを保ったまま下降しない。
淫猥にほころびた膣肉が痙攣し、クチャクチャとおいしそう...
送りこまれる指による震動が、ゆるやかに官能を沸点に届け...
「……ひぅん……ひぅん……ィ……き、ます……」
「やっぱり、このへんがいいんですね? じゃ、ここをもっと...
反応を見せてしまったとたんに、弱いポイントをいっそう重...
スパンキングの下で全身をヒクヒク震わせながら、アンリエ...
少女の目から、弱まっていた理知の光がふっと消えた。淫痴...
夕刻、椅子の上でやったように脚を自分で引きつけ、体をち...
茹だったアンリエッタの脳裏で、おぼろに自分を非難する声...
忠実な犬が腹を見せるよりもっと恥辱に満ちた姿勢をとり、...
「奴隷みたいなもの」と言われたが、まさに愛玩奴隷の扱い...
レディの自尊心を否定されているこの状況で、自分の体は屈...
(わたくし……こんな、女……)
持ち上がったまま弱々しく震えている柔らかい牝尻を、弾ま...
「指でされながらお尻ぶたれるの気に入っちゃった? 綺麗な...
可愛いもんですね。足の指にぎにぎして、おま○こで俺の指を...
次いきましょうか……この場所ですよ」
胎内で才人の指が鉤状に曲がり、恥骨裏にぴとっと指の腹を...
クイクイと尿道にそって内部から指で刺激されはじめる。
「ふゃぁんっ、だめ、うっ、ああっ」
少女が、ビクンと白いのどをそらして甘鳴きを高めた。
「もう見つけるのがほんとに簡単だなあ。この壁がしこってち...
何されるかわかってるだろ。いまから、そんな格好でお尻ペ...
また溜まってきてるでしょう?」
「ひっく、あうっ、だめと言っているれしょう、やぁ、イク、...
とたんに、かかげた股間から残り少ない潮がピシュッと漏れ...
自分自身の体の機微を、すっかり少年に熟知されてしまって...
「またおま○こ、きゅうんって締まってきた。
強くない程度にいっぱいお尻叩いててやるからさ、イくのゆ...
またも平手を降らされだす。
汗と潮液と蜜にぬめる桃尻が、秘部を玩弄されながら宙で悶...
…………………………
――そんな目で。
優しく嬲るような愛撫をほどこしながら才人は思う。
ひっくり返った隷従の姿勢をとるアンリエッタの美貌には、...
溺れるあえぎが悩ましく、情を孕んで少年の耳にいざり寄り...
男の胸を妖しくうずかせる、艶なる風情だった。
(女王様なんていっても女の子で、こうしてるとこんなに『女の...
冷静をたもって責めているかに見える才人の面にも、興奮の...
まっとうな情欲だけではないそれは、アルコールが気化した...
自分の状態を冷ややかに客観視することはできるのに、少女...
それをもたらすのは眼前の彼女だった。
才人が手をかけると、少女の肌は熱く息づく。牝の脂が皮膚...
ベッドの上でさまざまな姿勢をとらせるたび、アンリエッタ...
そして泣き叫んでいるときでさえ常に、才人を見つめている...
情感をあふれさせた双眸がぞっとするほど美しく、畏怖さえ...
けれど少年は、もう彼女のこの瞳から逃げられない、と心の...
行為のときに主導権をにぎっていないと気がすまない理由の...
「……奴隷みたいなもん、じゃなくてさ。
ほんとに奴隷になっちゃいますか?」
だから才人がそう口にしたのは、行き着くところに行き着い...
狂わされて責めに夢中になり、畏怖を払おうとしてこの高貴...
見開かれた彼女の瞳に、まるで水晶の檻に閉じこめられたよ...
「え……?」
「イクの我慢できた?
何回イった? また数えてないんかよ?」
「そんなぁ……が……がまんしたり、かぞえたりなんて、もうわた...
ああ、おねがい、おしおきは……」
「ん……今夜でわかっただろ、自分でもよく。
姫さまは、いじめられたら気持ちよくなるのを我慢できない...
もうどうせ『借金』返せないだろ。だからこの先、ずっと奴...
『一生、あなたの奴隷です』って言ってみなよ」
「…………あーっ……ああぁ、……ひっく、ふぁ、ああん……ぅぅ……
ああ、ほんとうにひどい方ぁ……言うものですか、そんなこと...
「かまわねえよ……言わせてやる。とりあえず、またお潮ぴゅっ...
そう言うと才人は、アンリエッタを嬲る指の卑猥なうごめき...
蜜壺をクチョクチョ鳴らし、加えて官能味ある尻を平手で叩...
「ゃぁぁ、らめ、だめよ、ひぐ、
……やっ、ゆびが、そんなゆびづかいするからっ、んう、イク...
アンリエッタの瞳や表情とおなじく溶けかけて熱っぽい、甘...
その声が、あえぎとすすりあげを混じえて夜を震わせ、そし...
「んーっ、んーっ、ぴゅっぴゅしてイクぅ、みないで、ん、で...
…………………………
それからアンリエッタを待っていたのは、女を官能の奴隷に...
どこまでも優しく執拗に追い詰められてすすり泣き、甘鳴き...
どのように感じさせられ、どのくらいの濃度の絶頂を与えら...
最初のうち、指はわざと快楽ポイントから微妙にずれたとこ...
そうなってから指はようやく恥骨裏にもどってきて、潮を噴...
締まる蜜壺をクチュクチュと鉤状にまがった指でほじられる...
内ももまで紅潮させ、どろどろの股間からピチュッと潮をほ...
めぐる愛欲の狂おしさのなかで、刻一刻と体力が尽きてゆき...
溶けた語尾が伸びて、甘える幼な子同然の舌足らずな口調に...
ひとつ絶頂に達するたびに気概がぽろぽろとこぼれ落ちてい...
潮が出なくなったというのに、今度は恥骨裏のポイントだけ...
とっくに出し切ってしまった潮液をさらに要求されるように...
同時にスパンキングで悩ましい尻の双丘を赤く焼きあがらさ...
しまいには脚を自分でかかえこんだ羞恥体勢のまま、へこっ...
肉悦のまどろみの中で濃淫な痴態をさらしながら、才人の笑...
「あは、指動かすたび、おしっこの穴パクパクしてら。
お潮無くなっちゃったのに空撃ちしてるんですね。そんなに...
「だってぇ、うぅっ、イクのぉ……ふぁ、体がかってにイって、...
は、はずか、しい……………………」
男の視線にさらされた陰部のすべてがヒクつく。膣肉で才人...
淫靡な水音のなかで、アンリエッタの羞恥が快楽とともに限...
とうとう少女の錯乱の声がほとばしった。
「はずかひい、はずかひいいっ、腰なんかうごかしたくないの...
もぉ気をやらせないでぇ、もどっ、戻れなくなってしまうう...
「なんだ、まだ普通の子に戻れるとか思ってたんですか? と...
誓えますよね?」
「そ、それ、はぁ………………」
「やれやれ、とっくに似たようなもんなのに、なんでこの期に...
つまりもっと後押しされて、ドロドロになってからでないと...
それじゃもっと奥、触りますよ」
そう言いつつ、拳の部分までが蜜壺に入りそうなほど、才人...
子宮口に伸ばした指先が触れた瞬間、水妖の断末魔のように...
「ひぐぅん、そんなところ触られたらぁ……っ!」
一拍遅れで子宮の痙攣が才人の手に伝わる。
「子宮こんなに下ろしちまって……奥のほうの子宮口のふくらみ...
精液すすりたいって発情したカラダが、興奮しすぎてこんな...
触ってみると、子宮口っておもしろい感触……この中央のくぼ...
「ひいいッ、ゆびなんてはいりまへぬから、やや子の部屋をさ...
ひふッ、やぁ、お腹のおくで指うごかさないでぇっ、んーっ...
…………やめて…………とけ、ます…………こわい………………」
肉棒ではとても及びもつかない器用さで、指先がまさぐって...
膣のもっと浅い部分に点在する快楽ポイントを探られたとき...
優しく、愛情さえ感じられる繊細な手つきで。
今日まで開発されてきた膣奥の性感が、いまだ目覚めていな...
「温かい……不思議なもんだな、子宮触ってるだけでなんだか安...
そっちはどう、奥でいっぱいイけてますか? ほら、子宮口...
こうして指先でコリュコリュ掻いてもらうのがイイんだろ?」
クッションの上で、腰が抜けた。
「……はふっ、あうううっ、奥っ、らめ……くるっ、ちゃう……」
先ほどからの細かい絶頂が、少年の指が子宮口周辺でうごめ...
腰が液状化して温かいクリームスープにでもなったようで、...
「もともと好きだったもんな。
奥のお肉使われてち○ぽをしごかされて、恥ずかしい格好で精...
「ひん、ひぅっ……はい、はいぃ……おくがすきれふ……奥れいっぱ...
……あんっ、はへぇ……イふ、イくう、イくう……」
さんざん緩急をつけながら嬲られつづけた体が、心を巻き込...
「すっかり素直になりましたね。
にしてもえっち呆けしたトロトロの顔しちゃって。おま○こと...
おま○このほうは……詰め込んであげた精液まで奥から出てきち...
揶揄されているのに、アンリエッタはもう屈辱を表情に出す...
濡れた玲瓏たる美貌は、才人に言われたとおり眉がだらしな...
甘えと淫情をこめて才人をみつめる瞳は、細められて快楽に...
打たれる軽い痛みがスパイスになった悦びの深淵のなかで、...
あげくのはてに、ようやくスパンキングが止んだかと思えば...
あおむけに丸まった淫艶な桃尻の股間、恥丘のあたりに少年...
「そろそろ素直に『奴隷になります』って言えるだろ。いま言...
柔らかくなりかけていたクリトリスを男の唇にちゅるんと含...
そのまま膣奥に指の刺激を送りこまれながら、少年のもう片...
「おひりはっ……やくそくがちがいま……堪忍ひてくれるとぉ……!」
しかし悲痛な拒否の言葉とは裏腹に、アンリエッタの括約筋...
躾けられてきたアヌスでの昏く妖しい悦びが片鱗をのぞかせ...
勃起した肉豆を舌まで活用してしゃぶりながら、その合間に...
「お尻の穴の表面をちょっと指でクニクニ触ってるだけじゃん...
ま、組み合わせて責められるのに弱いのは知ってますけどね...
言えるまで、三点責めを堪能させてやるよ」
刺激クリームをしみこませたまま、また最大限に膨張させら...
すりへりそうなほどペチャペチャと舐められ、乳首を吸うよ...
「〜〜っ、〜〜っ、〜〜っ……
お口だめえ、ぬるぬるしてうっ……イふぅっ…………、……っ……!」
口唇での愛撫という点では夕方の椅子のときと同じでも、そ...
ずっと休みなく責めなぶられ、ほんの少しの愛撫にも反応す...
まして少年の両手の指が、二箇所の秘められた性感帯に触れ...
露出しきったクリトリスに吸い付かれたまま、その肉の芽の...
その今日はもう弄りつくされたはずの快楽器官が容赦なく追...
女の芯と官能がリンクして、優しくも鋭い絶頂と重い絶頂を...
トクトク血流が流れこんで脈動するクリトリスを甘くしゃぶ...
「…………〜〜る、なるっ……なりまふからっ……ちかうからっ、しな...
子宮口中央の穴のあいたくぼみに指をまた当てられた。
よだれを吐き出す子宮の入り口をこじあけるようにツプッと...
指一本の先だけとはいえ子宮まで犯されたあげく、延々と失...
アンリエッタのためらいが残らず消し飛んだ。
「いやあああぁッ、なりますっ、どれいになる、どれいになり...
優しく精神を壊されていくかと思うほどの肉の深みで、少女...
自分自身のなにかを終わらせてしまった気がしたが、女の源...
…………………………
………………
……
才人が頃合よしと見てか、顔を離して蜜壺からぬるりと指を...
けれどもほつれ髪を頬にはりつけたアンリエッタの美貌はう...
艶美に濡れ光る半開きの唇の両端から、よだれが垂れている...
二つ折りの開脚姿勢でひっくり返っているアンリエッタの真...
快楽の温泉で溺れつづけていたのである。
湯に長く漬からされたような状態になっていたのは、アンリ...
けれど、才人の肉棒の先が陰唇を押し分けて秘肉につぷりと...
「…………ぇ……? うそ……」
まだ続行されている。とっくに腰まで抜けているのに。
その事実が信じられなかった。
信じられなくとも、ゆっくり戦慄が呼び覚まされていく。
「いや、うそぉ……そんなのいれられてはぁ、今度されたら……」
……よく考えれば今夜は、二種類の責めが、おおざっぱに見れ...
とろ火煮込みの焦らすような責めで肉体を燃え上がらされて...
けれどアンリエッタは、たった今までされていた手での愛撫...
けれど、いま亀頭は発情しきった膣口に飲み込まされている。
真上から挿入されていく少女は絶え入りそうな風情で、ほと...
「……やめて……さっき、い、言ったのに……言いましたわ……」
「だめですよ、あんなんじゃ」
「え、な、なんでぇ……」
呆然としてつい理由を訊いてしまったアンリエッタに、腹の...
「だって姫さま、まだ『言わされるからしかたなく言うのよ』...
ほんとに往生際悪いとこありますね、たった今あんだけはっ...
「そ……」
そんなことはない、と否定はできなかった。しかたなく言っ...
肉に溺れながらも、アンリエッタは心の最後の部分に逃げ道...
(わたくしが淫らになっても、それはこのひとが望んでいるこ...
それを見抜かれても、いまさらその便利な言い訳を捨てられ...
「……そんな……そんらことぉ、言われたってぇ……それが、事実れ...
「そうですね」
「……あのように……むりやりに、きもちよくしてから『言え』と...
どうせ、どうせあれいじょう抵抗しても、いつもみたいに、...
「たしかに無理やりでしたね……でも、姫さまの体がそのやり方...
もういっそ、これで押し通します。今から姫さまが心を入れ...
ここまで体を出来上がらせちゃったのは初めてだろ。ち○ぽで...
「やめへぇぇ……! こわい、こわいのお、
おくひれ……おく、おくちで、しまひゅから……だから、もう、...
おねがい……おねがいいたしまふ、もう気をやりすぎておま○こ...
快楽の末にあるものが、本当に怖かった。膣口で亀頭を食い...
奴隷だのなんだの、破廉恥で倒錯した、真っ当な状態で聞か...
あえてそれを言わせるのも言うのも、本来は「こういうとき...
わかっているのだけれど、今夜は責められすぎていた。
このまま続けて責めたてられれば、少年の肉棒に奉仕する専...
「おねが……あっ、いれるのはいや、な、なりますぅ、ちゃんと...
おま○こズプズプしてこないれ、いやよ、いやああっ、ゆるし...
最後に子宮手前でいったん肉棒が止まり、それからのこった...
「うあああああっ!」
肉棒を食いしめる大陰唇が淫猥にひしゃげて歪み、肉棒と膣...
男の肉をくさびのように打ち込まれ、詰めこまれた精液でタ...
あまりに急激にもたらされた責めの切り替わりに、感覚の崩...
「……はっ……あっ……あぁ……」
指でも舌でもなく、本来の雄の器官での責めに、被虐に目覚...
才人がひどく興奮した声で命令を降らせてきた。
「仕上げですから。心をたっぷりこめるようにして誓ってくだ...
言い終わると彼は――真上から腰を激しく使いだした。
限界まで発情しきったアンリエッタの先ほどまでの痴態に触...
絶頂に震えて引き絞る膣肉をえぐられ、奥の子宮を揺らされ...
「ぅ゙ぁ゙っ、た、たすけて、はげしいのはいや、もういやああ...
ひいい、なるといってるれしょう、どれいになりまひゅうぅ...
「それ、しょうがなく言ってるんだよな?
もっと心の底から言えるくらいまで、ずっとおま○この奥でイ...
少年の腰とクッションの間でサンドイッチにされた桃尻が、...
グチュンと一回突き下ろされるたびに、汗で濡れ光る尻の双...
ピストンに合わせて、美麗な尻がまりのごとく柔らかく弾み...
「おま○こびくびくしっぱなしだっ、すごくいいですよ姫さまっ」
「うあ゙あ゙ああっ、おねが、やめてえ、イクうううっ、ひぐっ...
……ど……『どれいになりたいです、うぁぁっ、おねがいっ、な...
凄絶に極めさせられ続け、快楽の質は天国から地獄へと変わ...
官能の濁流に耐えきれず、今まで教えこまれてきた卑語の知...
「『あなたの精をいっぱい飲みますっ、おま○こでもお口でも欲...
もうゆるしへっ、ちかっているのにいいっ!」
「奴隷にしてほしくなってきたんだ? もっと言えよ、そのま...
爛熟しきった蜜壺を貫かれ、過敏な肉で男根を無茶苦茶なほ...
ただでさえ深く感じる最奥の子宮口周辺、そこの潜在的な性...
これに比べれば、クリトリスをなぶられ続けたときですら手...
膣壁へのひとこすり、子宮へのひと突きごとに絶頂に達して...
きつい絶頂のなかでさらに責められて、ひっきりなしに絶頂...
「『なんでもします、いっしょうけんめいおちんちん搾りまふ...
ひぃ゙、あうううゔッ、ごしょうです、ごしょうですうっ、...
…………いやああ゙ぁっ、また深いの来たあああっ、来ないでえっ...
あ゙ああ゙っ、あああああぁあぁああああああああッッ!!」
知りたくもなかったが、無数の絶頂の中でも、ときおり他よ...
その絶頂の高度も、新しいものが来るたびに天井知らずには...
「ダメえぇぇぇぇっ、あたまがこわれる゙ぅ゙っ……あ゙ーっ……あ゙...
「しょうがねえなあ、自分からもお願いしたんだからそろそろ...
アンはこれから、えっちのときは奴隷だからなっ、俺のせー...
おま○こでもお口でもお尻でも、お肉の穴でヤらしくち○ぽを...
わかりましたっ?」
性運動で呼吸を荒げた才人の確認に、もう意味のある言葉も...
「それじゃ体位変えるから、ちゃんと腕を回してしがみついて...
アンリエッタのひざ裏をおさえて二つ折りの羞恥体勢でかた...
少女は背中に腕を回され、太ももごとがっちり胴体を抱きし...
二つ折りのまま、樽(タル)でもかかえるようにして体を力強く...
彼女をかかえる才人の腕に力がこもり、結合したままぐいっ...
そして一気にアンリエッタの体勢が変わった。男の下から男...
少年がベッドに座りこみ、背中から倒れこんで寝そべったの...
アンリエッタは自然と才人に密着した騎乗位になる……が、体...
「ああああああああ゙ぁぁぁぁぁぁぁ……っ!!!」
そそり立った肉棒の上に、勢いをつけてぐちゃんと桃尻を深...
少年の肉棒は一瞬で秘肉の最奥までを貫き、ぐちゅうぅぅっ―...
膣口の粘膜と肉棒の間から、ブチャッと熱い蜜液が飛び散り...
「ひぁ……あ……ぉ゙…………あ゙っ………………」
衝撃をともなった凶暴なほどの絶頂を、繊美な肉身に叩きこ...
男にまたがって上体を倒れ伏せた形になったアンリエッタの...
体にイキ癖をつけられたのと同じように、いまでは心に折れ...
少年の胸板の上で、体のほかの部分と同じく震える舌と唇が...
「……ひ……ぃ゙……すごいぃ…………
……わた、わたくしぃ……おちんちん、おしゃぶり……いたしまひ...
………………ひぐっ…………ぁ゙っ……ぁ゙ぁー……」
「観念したみてーだな……奴隷になれてうれしい?」
満足げに問う真下の少年が、アンリエッタの尻房を両手でこ...
膣肉を最奥までねっとりかきまわされ、亀頭で子宮口とその...
白く焼けただれた官能をだめ押しされ、ずっと続いている肉...
「………………ぁー……うれひ……うれひぃぃ……」
「お礼言えよ、『奴隷にしてくれてありがとう』ってな」
「…………ふ……ぁ……はひ……はい……どれい、……に、してくださって……、
………………あり……ありがとう、ございますぅ……」
「よくできました。これからは毎回言わせて確認させるからな。
そのかわり、この先もいっぱい天国を見せてあげますよ」
才人の手に頭を引き寄せられ、下から深くキスを重ねられた...
アンリエッタの虚ろに蕩けた瞳から、ぽろぽろと温かい涙が...
我慢できない体の淫らさを容赦なく指摘され、性処理用の奴...
そしてとうとうお礼までも言わされた。
直視したら心が壊れそうなほど、屈辱的な状況だった。
だというのにあまりに嬲られたせいか思考が麻痺し、心が肉...
気がつけば口づけに応えて、自分からも柔らかく舌をからま...
隷従の誓約を交わすような、深い口づけに溺れこんでいく。
…………………………
………………
……
……ようやくキスが終わると、アンリエッタは体の力を抜いて...
双の細腕を少年の首になげかけて抱きついたまま、恍惚とし...
「……んみゅぅ……」
「あは、気持ちよさそうに全身ほかほかに温めちゃって……ほん...
そうか、姫さまずっとイってたらこんなふうになるのか……な...
ほんと幸せそうに溶けてら」
疲労と濃い甘ったるさの中で才人は、抱きかかえたアンリエ...
と、そこでとろけきった少女が、かろうじての態で声を発し...
「……………………られの……だれのせいだと、思ってらっひゃるのぉ……...
…………こんらにぃ……こんなに好きにされて……終わりがないほど...
……今夜などぉ……休まひぇてもくれなかったでは、ありませぬ...
……こんなひどい……きもちよくてひどいこと、ずっとされてい...
なじられて才人が少々、ばつのわるそうな顔になった。どう...
そうなると本来、彼はわりと常識的な人間なのだった。
「その、あー、なんていうか、案の定というか、俺やっぱりや...
いつものことだけど、今夜はいつもに輪をかけて」
「…………じぶんで、いってたら、世話ないれひょう……
……あなたが、それにきづくのはぁ……いつも、あとからで……
………………限度というものを、はるかに、とおりこひてからなの...
「な、なんていうか申しわけも。
いやあ、やってるうちについスイッチが入りっぱなしになる...
「…………ばかぁぁぁ……………………」
恨みがましい内容のつぶやきだったが、アンリエッタの声音...
硬い肉棒がまだ胎内に挿入されたままであり、いまは動かさ...
アンリエッタは少年の肩口にことんと頭を落とし、あらため...
才人のほうも、いまさらながら壊れ物を扱うように抱きしめ...
彼は、しがみついてくる少女の火照りきって汗に濡れた体を...
アンリエッタのむずがるような甘えきったような鼻声が少年...
「こうなっちゃうと、なんだか赤ちゃんみてえ」
と、その言葉が肉色にぼやけたアンリエッタの意識にとどい...
少女は緩慢ながら首を起こしてぼんやり才人を見つめる。
「………………んぅン……ふわぁ……………………あかちゃん…………?」
「ん?」
「……やや子……あなたのぉ……? ……さずけてくださるの……?」
「……へ? いや、なんだか話が飛ん」
「……ちょうだぁい……あなたの子が、ほしいのです……ン……」
「さ、さずけてとか言われたって」
「……わたくしぃ、ここまでしました……むりやりきもちよくされ...
「その、あの……実はひっそりキレてたりしますか」
「…………もういいの……奴隷にだってなんだって、もう、あなたの...
だから、そのかわりに、さずけてもらうのです……」
長時間快楽責めを受けつづけ、もう限界というところを何度...
肉の喜悦に頭からつま先まで惑溺させられ、心までゆるみき...
ルイズと「どっちが子供を授かるか」という賭けをしたとき...
狼狽している才人の首を巻きしめたまま、アンリエッタは横...
愛のしるしを残そうとするやや強めの口づけで、ときおり軽...
キスマークを付けられていく才人が、くすぐったそうな声で...
「なあ、ちょっと、自分は『公務があるから人の目につくとこ...
その抗議が耳に入らない態で、ちゅっちゅっとアンリエッタ...
「ねえ、おめぐみくださいまし……きちんとそだてます……」
一方の才人はこのとき、とにかく流される前に何か言うべく...
「あなたの子供がほしい」と望まれて、それは感動しないわ...
相手が相手だけに、行き当たりばったりで子供を作ってしま...
「あのですね、姫さま、そうまで言ってくれるのはそのー、男...
コドモってのは急にできちゃったら色々と……、ええっと、ど...
表情がとろんとしっぱなしのアンリエッタが、男の頬をつい...
「しっております……
ちゃんとまいにち、だっこして、おちちをあげますぅ……」
「い、いや、そういう育て方のことを言ってるわけじゃねえん...
「立場上、いろいろと懸念があるのでは?」と続けようとし...
どのみち水魔法に関連する避妊薬の調合は、アンリエッタ自...
(やっぱり今夜は追いこみすぎたなあ……姫さま、溶けすぎてすっ...
……まあ今はいいか。時間を置けばそのうち判断力が戻るさ)
でも今は今で本気で言ってくれてるんだろうなあ、と才人は...
もともと色々とためこんでいるアンリエッタである。こうい...
そんなことを思いやる少年は、アンリエッタとルイズが互い...
国内第一位と二位の家門が結託して、陰に陽にフォローしあ...
君主の後押しがあれば、大貴族の三女でも『元平民の成り上...
王その人の結婚ははるかに自由度が低いが、大貴族の筆頭家...
そこで幼なじみ同士の二人の少女は、王家とラ・ヴァリエー...
賭けに負けたほうは、恨みっこなしで勝者が才人と結婚する...
計画性がないどころか、ある意味ではこの上なく計画的(と言...
――もっとも快楽にふやけた今のアンリエッタに、そんな思考...
「この人の子供がほしい」という純粋な望みを、心と本能が...
どうせアンリエッタはいつかは世継ぎを産まねばならないの...
けれど彼女とて、出来るなら望んだ男を選びたかったのであ...
そういうわけで、才人が「姫さま、出すのでゆっくり動きま...
「おめぐみくださるのぉ……ふぁぁ……うれしい……」
「うん、まあ、とりあえず、最後までしっかり奥で出してあげ...
「……あぁ、でもぉ……ほんとうに、ゆっくり、ですわ……
いま激しくされたら、しんでしまうぅ……」
「はいはい、今夜はこれ以上いじめたりしません。約束します」
背中を抱きしめていた才人の両手がアンリエッタの下半身の...
彼は引きつけるようにして、上向いた肉棒にさらにぐぐっと...
亀頭を子宮口に食い込まされ、のどを反らしてうわずった叫...
「ち○ぽの先が、コリコリした子宮の入り口にしっかり当たって...
これでゆすゆすしとくから……って、もう?」
かけられた声も耳に入らない態でのけぞって鳴いているアン...
下から男の腰がゆったり動き始めると、声にまじった艶が加...
「……ぁぁぁぁっ……ぁぁあ……イ……く……」
才人がまた頭を引きよせて深く唇を奪った。
少女の腰がブルッと震え、同時に結合部のすぐ上でピュッと...
ゆるかに絶頂の痙攣を走らせつつ背をくねらせる少女を抱き...
「……ぁ……ぁ……」
「キスほんとに好きですね、唇重ねたとたんにちょっとだけお...
姫さまも自分で動いてみなよ、ん、そう、体を前後にすりつ...
また白い領域に連れ戻されたアンリエッタの空白になった脳...
彼女はその言葉にしたがって体を動かし、前後に体を揺すり...
丸太にまたがって伏せる動物のような、四つんばいの騎乗位...
双乳を才人の胸板でムニュとひしゃげさせて、柔らかく押し...
(……おちち……おちちも、きもちいいぃ……)
それをむにゅりむにゅりとすりつける一方で、切なく蕩けて...
アンリエッタの腰の後ろで才人が両手の指を組みあわせ、し...
望みどおりに舌を吸われながら男の恥毛に肉豆をズリズリと...
豊かな乳房ごと男の肌でこねまわしていた両乳首をつままれ...
「……ィきます…………ずぅっと……どろどろになるぅ…………
………………して……くちづけ……もっと、してぇ……」
連続した絶頂に、唇を重ねられていないときは「イクう」と...
どれだけ手加減された優しい責めでも、崩落の淵まで性感を...
白くも濃い絶頂の高波がゆるやかに重なり、くりかえし肉体...
全身を薔薇色にして、眠げに瞳をとろりと半分伏せながら、...
「ひぐっ…………ゔー……」
「んっ……ち○ぽの先を子宮口にコリコリなすりつけてたら、俺も...
もう少しで終わりますから、姫さまがんばって。そのまんま...
「……ふぁい……ひふっ、ちゅぴ……」
キスしながらくちゅん、くちゅんと子宮を小突かれ、最奥ま...
そのたびにアンリエッタの瞳の焦点はますますぼやけ、脳裏...
いじめられる悦びをしっかり覚えこまされた体が、肉のゆり...
少年に与えられるこの強すぎる快楽に、頭で望もうと望むま...
才人のなすがままにひざまずき、美しい肌に触れられればと...
まだ年若いのに性感神経がすみずみまで発達し、官能の魔力...
深すぎる悦びに泣き叫ぶのに、一方で中毒しきってしまい、...
だから逃げられない。
はじめて抱かれた時からエスカレートしていった末に、いま...
この先もきっとどんどん深みに堕とされていく。
それは、ひどく甘美な絶望だった。
それに――肉の悦びだけではなかった。
ふだんは女王の仮面の下に押しこめてある素顔。才人はその...
そんな相手にぎゅうっと抱きしめられるようなやり方で支配...
「す、き……」
何度目かのキスの合間に、ぽろっとつぶやき声がもれた。
汗でぬるぬるになった乳房をムニムニとつぶし、才人の首を...
「……あなたにくちづけしてもらうのがすき……だいてもらうのが...
仕事でためてきた心労や重圧すべてが、理性とともに濃密な...
「……いじめられてもすき……すきぃ…………」
才人の肉棒が射精の予兆をしめしはじめた。
それを胎内の最奥で感じ取るアンリエッタの美尻も、もぞも...
「姫さま、出しますよ……」
才人が告げて腰を突き上げ、子宮口の中央のくぼみに亀頭を...
トクン、トクン、トクンと、心臓の音に合わせるように男の...
亀頭にヌルヌルクリュクリュ撫で回されて絶頂漬けになって...
「ぁぁ――ああぁぁぁぁぁぁ…………」
アンリエッタの恍惚の声が波紋のようにさざめいて広がる。...
連続絶頂さえ越えて、官能は白熱の状態でとどめおかれてい...
精液のかたまりが男の尿道を押し広げて肉棒内部を上ってく...
種付けされる美しい牝となって、蜜壺で男の肉をねっとりと...
少年の上に伏せたなめらかな背から、淫気がたちのぼる。
忘我の状態で、いつのまにか指をからめ合わせて互いの手の...
融け合った心と心がかわす、思慕のささやき、
わななく手と手の、触れて圧す力――
ややあって精の放出が終わり、肉棒の脈動が止まりきっても...
「はっ、はぁっ、ひぃ……はふ、はーっ……ンぅぅ……はぁぁ……っ」
夕日の色になった少女の耳たぶを飾る、ガラス細工のレモン...
才人もまた深い満足を得て、呆然とした感さえある口調でつ...
「すげえ、良かったぁ……」
「…………ぁひ……ぁ……ぁン……ぁぁ……」
火照りきった呼吸で歌をつむぐ少女は、その言葉にまともな...
その後はもう、二人ともに何も言わなかった。
指一本動かすのもおっくうなほど疲弊しきりながらも、妙に...
最後に軽く何度か口づけを交わして、頬をすりあわせてから...
お互いの肌の濡れた熱さのなかで、くっつけた胸から重なる...
天使の鳴らす鐘のように、ベッドの上には重厚な余韻と幸福...
…………………………
………………
……
翌朝。
カーテンが開かれ、新鮮な陽光が室内に満ちていた。
とっくに二人とも朝湯をすませて服を着ている。
それはいいのだが、女王は柳眉を寄せ、寝室の中央にずっと...
それは火種の尽きたらしき香炉である。
ベッドの下にあったのを偶然、起き抜けに才人が見つけたの...
首をかしげて受け取り、中身を調べはじめたアンリエッタの...
わなわなと震えて一言も発しない少女に、才人はおそるおそ...
頭痛をこらえるような表情のアンリエッタが、嘆かわしげに...
「……わたくしも初めて見たのですけれど、たぶん王宮秘伝の香...
代々、製法は離宮のほうにも伝えられていると聞いてはいた...
なんだかおかしい気はしていたわ、と苦々しげに一人ごちて...
「どんな効果が?」
「いえ、それは……結婚した王族のつとめを助けると言いますか……
ええと、世継をさずかるための雰囲気を作り出すと言えばよ...
「……委細わかりました」
まどろっこしい説明だったが、才人にも即座に理解がおよん...
言いにくそうに顔を赤らめるアンリエッタの様子と照らし合...
つまりその気になってしまうらしい。発情香とでもいうべき...
そういえば心当たりはある。
いつからかははっきりわからないが、この寝室で嗅覚がいつ...
いまにして思えばあれがこの香だったわけである。
その匂いを感じていたここしばらくのことを回想すると、さ...
(なんか最近は二人とも頭がエロ色にふやけてたもんな。
それでも、俺は昨日まで四日間ほどこの部屋から離れてたけ...
俺もアレとかコレとかして……ちょっとただれすぎてたよなあ...
つい頬を熱くしてしまった才人だが、手の中の香炉に目をお...
「見たところいちおう竜涎香と麝香がベースのようですが、そ...
心をあやつる『ほれ薬』とは微妙に違いますが、市中に流出...
それにしてもあの人たちはなんという……主君のわたくしにこ...
間違いなく、この離宮でアンリエッタの身の回りにいる者の...
おそらく離宮付きの侍女の誰かだろう。
召使たちは女王のプライベート空間に踏み込まぬよう、一日...
その誰かは「陛下の恋を応援してさしあげよう」とでも思っ...
発情する淫香を、男といるときにひんぱんに部屋に差し入れ...
本来なら熟考の余地もなく「探し出してクビ」が妥当な結論...
だが、とりあえず才人はその誰かのフォローに回った。
「ま、まあまあ、毒じゃないんだしたぶん親切でやったことだ...
「親切? その親切でわたくしはこの休暇のあいだ、あ、あの...
さっきの才人のように、昨夜までのことを思い出したらしく...
自身の痴態を思い返すだに、身の置き所もない羞恥がよみが...
怒りと恥じらいを交互に表情に浮かべ、かなりうろたえてい...
うーん、と才人は考えこむ。
(その前に、おもいっきりバレてるほうが問題じゃねえかなと思...
今は置いといてとりあえず、どうやってなだめたもんか)
誤魔化したほうがはやいかな、と思い当たったとき、とっさ...
「あのようなって、あれほんとに全部そのお香のせいですか?」
才人の言葉に、アンリエッタがきょとんとした。
「え?」
「い、いや……そのですね……」
思いつくまま言ったはいいが、よく考えれば言葉の選択を間...
とはいえ、いまさら後にも引けない。覚悟するように唾を飲...
「あれだけ恥ずかしいことをしちゃったもんで全部、お香のせ...
その言葉を受けて、アンリエッタの頬が真っ赤に燃えた。
「な、何をおっしゃるのですか!」
「だってよ、そのお香の効果って『気分を盛り上げる』ことな...
声を低めてそう言いながら、歩をさらに進める。女王のそば...
アンリエッタは固まっている。生々しい指摘とあわせて、急...
その赤い小顔を見ているうちに、才人の胸にさらなる妖しい...
気がつけば手を上げて、アンリエッタの頬に添えていた。少...
その反応に突き動かされるように、才人の口は自然と言葉を...
「姫さまから誘ってきたのはそのせいだとしても、えっちのと...
頬を手のひらで包まれて顔を上向かされたアンリエッタは、...
男にのぞきこまれたその瞳が、見る間に情感をたたえて濡れ...
伸びた才人の腕におずおずと手をかけ、長いまつ毛を伏せて...
「やめて……そんなことは……」
「違うって言うんですか」
そう囁きかけながらも、かすかに才人は自身に違和感を感じ...
少年はこのようなふるまいを、以前よりもずっと自然にでき...
というより、アンリエッタの見せる「女」の表情を前にする...
ほんとうは自分が主導権を握っているのではなく、眼前の少...
室内の空気の温度と密度が高まった気がする。
どちらからともなく顔の距離がせばまっており、唇に互いの...
ふいにアンリエッタが首をかすかに振った。拒む両手が、少...
「サイト殿、い、いけませんわ、もう日が昇っておりますから...
「あ。し、失礼しました」
狼狽するアンリエッタの制止は、きっぱりした語調とはとて...
うなりながら彼は、自分の紅潮した頬を軽く叩く。
あのまま雰囲気に流されて唇を重ねてしまえば、それだけで...
(怒りの矛先をうやむやにするだけのはずなのに、何やってんだ...
今でこそ行為の間は嗜虐的な傾向が表に出てきてしまうが、...
ふと才人は、自分のほうをじっと見ているアンリエッタと視...
彼女のうっすら染まった頬と、静かに潤んだ美しい瞳の奥に...
吸い込まれそうな感覚を覚え、才人は強引に目をそらした。...
情事をかさねるたび、徐々に彼女の色に染められているのは...
…………………………
その一方。
高まった鼓動がなかなか落ち着いてくれない胸を押さえつつ...
もうどちらからも視線を合わせることはない。
室内に恥ずかしく気まずい、けれどなぜかもう少し浸ってい...
その甘酸っぱい沈黙は、恥じらいまじりの情だけではなく、...
濃い夜を共有した男女特有の、大人びてしっとり湿った想い...
立ちつくしながらもさまざまな情感があふれ、そのなかに名...
休暇は今日で終わる。午後にはこの離宮を発つ。召使いたち...
(いろいろあったけれど)と思いながら、少女はあらためて目...
まだ昨夜の強烈な悦楽の余韻が残っている気がする。
が、それだけではない。彼女にはある予感があった。
あれだけ中に出されたのだ。
もしかしたら……
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余談。
数月後のこと。
アンリエッタの妊娠にともない、「子作りで勝負していまし...
しかしその横では、ルイズのほうがさらに深い衝撃に打ちの...
八割方勝てると見こんだ「どっちが先にサイトとの子供がで...
涙目で地団駄を踏んだルイズだったが、彼といっしょに過ご...
才人が女王の離宮から帰ってきた後、それまであったぎくし...
そして魔法学院の寮、ルイズの部屋。
才人はベッドの上、後ろ手に麻縄でしばられて壁にもたれ座...
青い顔の才人のまえで、椅子にルイズが座っていた。運命の...
ルイズがぼそりと言った。
「わたし、つい先日ちいねえさまに聞いてみたわ。
なんで同じことしてても姫さまには子供ができて、わたしに...
「あのなルイズ、こういうのは授かり物だから、ちょっとすぐ...
ある意味で女の子たちにはめられたためこういう事態を迎え...
けんめいにルイズを慰めざるをえないのだった。
ルイズが押し殺した声で答える。
「そうね、ちいねえさまもそう言ってたわ。
……それから、姫さまにも似たようなアドバイスをいただいた...
二人ともあんたに『もっと甘えましょう』って」
ルイズは姉だけでなく、妊婦用の揺り椅子に腰かけて満足そ...
わらをもつかもうと焦るあまり、プライドをかなぐりすてて...
いつかも三人で添い寝して語りあった少女たちだったが、話...
カトレアもアンリエッタもこれにはさすがに困り、なだめつ...
無論、もっといっぱいしてもらいなさいな、という意味であ...
「さ……左様で……」
「あんたにわかるのかしらこの屈辱。
ほんとはね。あんたなんか今すぐ大きな鳥カゴに入れて、そ...
けどね、素直にならなきゃ駄目って言われたもの……これ以上...
「いや……あの……そんな思いつめなくても、要するに仲良くして...
ルイズ? ところで気になってるんだが、その小さなテーブ...
「ちいねえさまから繁殖期のペットに使う薬草エキスをもらっ...
で、こっちはモンモランシーにもらってきたほれ薬。こうで...
わたしがどんな、その、いかんともしがたい状態になっても...
それから最後にこのお香。なんだかわからないけど、姫さま...
「ちょっと待てぇっ! 止めろ! 力技すぎるというかほれ薬...
ああ薬いっぺんに飲みやがった! え? ほれ薬は俺もいっ...
っておまえはバカか、この閉じきった部屋で両方メロったら...
な、なんだよルイズ急に……口移し!? もう効いてる! や...
この部屋からしばらく出られなくなる予感がひしひしとして...
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