ゼロの使い魔保管庫
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DOGS せんたいさん
#br
とんでもない夢を見た。
その夢の中で、私は黒い革の首輪だけの姿で、ずっと部屋の中...
だって、ご主人さまが『待て』って言ったから。
私はずっとずっと、待ち続けた。
気が狂いそうなほど長い間?それともあっという間?
それでも私には関係ない。ご主人様が帰ってくるまで待つだけ。
そして、部屋のドアが開く。
ご主人様が、帰ってくる。
「ただいま、テファ」
「おかえり、サイトっ!」
私は首輪だけの格好でご主人様に抱きついて…。
そこで目が覚めた。
「はー、うー。もうダメかも私…」
ティファニアは昼食後の紅茶を銀のスプーンでくりくりかき回...
原因は単純。
この一週間ばかり、才人の夢ばかり見るのだ。
それも尋常でない夢。
完全にペットとして、『飼われて』いる夢ばかりを見るのだ。
ある時は、部屋でずっとお預けをされる夢。ある時は、手ずか...
首輪をつけられ、部屋から逃げられないように繋がれ、全裸で...
拘束などされなくとも自分は逃げ出す事などないのだが、その...
ティファニアはそんな夢を思い出して、はぁ、ともう一度溜息...
「三日逢ってないだけだっていうのに…おかしいよこんなの…」
ティファニアはこの三日ほど、才人と逢っていない。
それは、才人が水精霊騎士団の任務で王都に行っているせいな...
その逢えない三日の間、ティファニアは己の願望を投影した夢...
それも、一番いいところでその夢は醒めるのだ。
才人に抱きついた瞬間。才人に唇を奪われる瞬間。才人に押し...
そんな一番ティファニアがどきどきする瞬間に、彼女の目は無...
そのせいでティファニアは余計に悶々としていた。
ちなみに才人は今日の午後帰ってくる予定だと、ティファニア...
しかし、もう既にティファニアはガマンの限界だった。
…どうしよ。王都まで迎えに行っちゃおうかなあ。
その後できるならおねだりして、外でもいいからしてもらおう...
「やっほーお姉ちゃん」
陽気な声で、前からブルネットのメイドが声を掛けてくる。
食器の載ったワゴンを牽いている事から、食べ終わった食器を...
「…なぁにタニアぁ…?」
紅茶をくりくりかき回しながら、テーブルの上で潰れたまま、...
タニアはティファニアの尋常ならざるテンションの低さに軽く...
「…なんかテンション低いな。
まあいいや。これ見てお姉ちゃん」
言ってタニアは屈みこみ、ちっちっち、と舌を鳴らす。
すると。
テーブルの隙間を、てってってー、と茶色い毛玉がタニアに向...
それは、開立したオレンジ色の毛の、毛足の長い仔犬。
小さな三角の耳と、くりくしした目。へふへふと常に舌を垂れ...
『可愛い』としか形容しようのない生き物が、タニアの腕の中...
「へえ、可愛い子ね。どうしたの?」
先ほどまでのテンションの低さとは打って変わり、ティファニ...
「聞いて驚け。この子ね、某クルデンホルフのお嬢様なんだ」
「え?これヴィ」
「ちょいまちそこでストップ。それ以上言うな。元に戻るから」
ベアトリスの名前を出そうとしたティファニアを、タニアは止...
そしてそこから、彼女の説明が始まった。
事の起こりは昨日の夕方。
タニアがいつものように夕食の片付けを終えて、厨房の裏でち...
普通貴族の子女は厨房の裏になんぞこないものだが、彼女とマ...
ベアトリスはタニアに逢いに、わざわざ夕食後まで待って、こ...
まあ別に、他のお友達の所へ行ってもいいんですけれども、な...
タニアは確信していた。
…クラスに友達いねえなこいつ。
でもまあ懐かれて悪い気はしないな、と元々子供好きのタニア...
そしてその日は、ベアトリスは奇妙な指輪を二つ、持ってきて...
それは『アイシャの指輪』と呼ばれる魔法の指輪の模倣品で、...
そして、その効果は自分の名前を呼ばれるまで続くのだと。
ベアトリスは、その指輪をティファニアにプレゼントしたらど...
彼女の話によれば、普段本妻の影に怯えてまともに逢瀬も重ね...
タニアは半信半疑でその指輪を弄んでいたが、面白い事を思い...
そしてその指輪をつまんで、ダメ元で言ってみる。
「ほれベアちゃん、指出してみ」
タニアの言葉に、ベアトリスはなんと素直に指を差し出した。
その頭の中ではタタタタタニアさんがわわわわ私に指輪!?指...
しかしそんな事はタニアは露知らず。
タニアはなんだベアちゃんもつけてみたかったのか、などと素...
そしてベアトリスが指輪を嵌めた瞬間、ぽへん、と奇妙な音と...
タニアの目の前に、ベアトリスの服に絡まった小さなオレンジ...
「名前呼んじゃだめだよ。こんな公衆の面前で、裸にされたら...
故意に固有名詞を抜いて、ティファニアにそう警告するタニア。
彼女は服がその場に残った事から、この魔法が解けた瞬間のベ...
タニアの警告にティファニアはうんうん、と頷く。
そんな元保護者に、タニアは手を差し出した。
「そんなわけで、コレ。もう一個余った分。この子があげるっ...
どう使うかはおまかせするわ。んじゃね〜」
タニアはもう一度ベアトリスの化けたポメラニアンを床に置い...
ワゴンを牽くタニアの後ろを、てってってー、とち忠犬さなが...
犬になった後さんざん愛撫されて、もう完全に心の底までタニ...
そんな奇妙な二人を見送って、ティファニアは手の中の指輪を...
…ひょ、ひょっとしてこれって…!
サイトにホントに飼ってもらえる、最大のチャンス!?
犬でもいいのかお前、と突っ込んでくれる人は、そこにはいな...
#br
水精霊騎士団の任務には、もちろんルイズが同行していた。
当然任務にかこつけて才人とにゃんにゃんしようという色ボケ...
しかしルイズの監視を縫って、しっかり女王は騎士とにゃんに...
結果、才人が王都を発ったのは他の団員よりまるっと一時間ほ...
「で。弁解の余地があるなら言ってみなさいよ」
「ありまつぇん…」
フルボッコにされて縄で縛られて馬車に積み込まれ、才人は涙...
本当はアンリエッタ女王のほうから迫ってきたのだが、女王の...
だがしかしガタピシ揺れる馬車の床に転がされ、ルイズの足で...
いい加減酔って吐きそうになっていた才人を、ルイズの言葉が...
「…ほら犬。着いたわよ」
学院に着くまで折檻、と言っていた手前、学院に着いたならば...
ルイズは馬車が学院の門に到着したのを確認すると、才人の縄...
本当はルイズだってこんなことはしたくない。
…ちょっと蹴るのキモチよかったケド。
思わず浮かんだサディスティックな笑みを慌てて打ち消し、ル...
「…コレに懲りたら、二度と浮気なんて考えない事ね」
実際は二度どころではないのだが、これはもう半分お約束の儀...
今ではもうルイズも心の中では半分諦めている。
才人に、他の女が寄ってくるのは仕方のないこと。だって自分...
それはもう、きれいな花に蝶が寄ってくるのと同じで、止めら...
だったら、寄ってくるたびに虫どもを追い払うしかない。それ...
だから、使い魔の手綱はしっかり握らなきゃね。
とりあえず簡単に赦すことはせず、そのたびにきっつぅいお仕...
そして、押された才人は踏鞴を踏み、馬車の外に転がり出る。
「わっとっと」
才人は思わず転びそうになるが、何とか体勢を立て直す。日頃...
しかし。
わふ!わふ!
バランスを崩したところへ、巨大な毛玉が才人を襲う。
「わーっ!?」
わふわふわふわふわふん!
才人を地面に引き倒した巨大な毛足の長い山吹色の毛玉は、問...
「ちょ、わ、やめ、なんだっ?」
才人は慌てて自分の上に乗っかっているその山吹色の毛玉を退...
思いのほか少ない抵抗で、その毛玉は才人の目の前にちょこん...
その毛玉の正体は大型犬。
現代日本では、ゴールデンレトリバーと呼ばれる類の、猟犬で...
毛足の長いしっぽをべっふべっふと振りたくり、才人をぢいい...
「な、なんだお前、どこから来た?」
「わ、何その子!可愛い!」
後れて馬車から降りたルイズが、地面に座り込む才人と対峙す...
動物を飼うのが趣味のカトレアの妹だけあり、ルイズもひとか...
カエルはダメだが。
その犬はルイズのその言葉に応えるように、わふ!と喉を鳴ら...
人の言葉を理解しているようなその素振りに、ルイズは思わず...
「賢いわね〜あなた」
しかし。
その犬はするりっ、とルイズの手をかいくぐり、膝をたてて座...
ルイズは一瞬ムっとする。
「あ、あら、随分サイトに懐いてるのねえ?」
そう言って今度は後ろから背中を撫ぜようとした。
ばすん。
びゅんかびゅんか振り回されていたその犬の尻尾が、ルイズの...
その場に流れるイヤ〜〜〜な空気。
ルイズの顔が黒く染まっていく。気がした。
才人はそんなルイズを気遣って、声を掛ける。
「あ、あのさルイズ?」
しかしそれは逆効果だった模様。
「あっそう。そういうつもりなわけ?」
顔を上げたルイズの目は完全に据わっていた。
「い、犬に怒ってもしょうがないんじゃないかなあ?」
「そうね、そうだわね」
「だからさ、怒るなよ?絶対怒るなよ?」
「その通りだわね。そうよ、犬は犬と仲良くしてれば!?
もう今日は部屋に帰ってくるんじゃないわよっ!?いいわね...
やっぱり怒った。
ルイズはぷんすか怒りながら、全くもう失礼しちゃうわふんと...
残されたのは、謎のレトリバーと才人だけ。
「…あのー?ルイズさーん?」
わふん!
才人の情けない呼び声に、ルイズではなくそのレトリバーが景...
鍵が掛かっていて開かない。
ルイズの部屋は完全に閉ざされていた。
中からはシエスタの『えーサイトさん締め出しちゃうんですか...
「…疲れてるってのに…参ったなあ」
水精霊騎士団の任務と女王との情事、さらに飼い主の折檻で体...
そんな才人に、足元から呼びかける声。
わふん!
尻尾をばふんばふんと床に叩きつけながら、才人の右斜め後ろ...
才人はルイズとの仲を引き裂いたこの犬を一時は追い払おうと...
「いいよなあお前は暢気でさ」
才人は溜息交じりにそう言って、女子寮の入り口に向かって歩...
そして今夜の寝床をどうしようか考え始める。
…タバサんとこ行ってみるか?
才人のいう事なら何でも聞く、小さな青い髪のお姫様を思い浮...
タバサのところに泊めて貰って、誘惑に勝つ自信は毛ほどもな...
ただでさえしんどいのに、あのロリっ子に搾り取られたら、明...
そしてもしその事がルイズにバレたら。
『少し…頭冷やそうか…ヴァカ犬』
嫉妬と独占欲を魔力の源とする虚無の担い手に、バインドから...
どうしたもんかなあ、と頭を捻りながら女子寮の入り口の石段...
わふん!
その目の前で、お座りをしているレトリバーが吼えた。
飼い犬。ペット。
才人はピンときた。
ティファニアに、自分のペットだと言い張る常識知らずの規格...
ティファニアなら、今日はしんどいから寝るだけな、と言えば...
そう予想した才人は、立ち上がってティファニアの部屋に向か...
しかし おへやは からっぽだった
ティファニアは部屋にいなかった。
鍵も掛かっていないその部屋は見事にもぬけの空で、人影もな...
「…どっか出かけてんのかな」
言って無人なのを確認し、女性の部屋に無断で入り込む才人。
鍵が掛かっていないとはいえ公序良俗に反する行動だったが。
才人はテファなら別になんも文句いわねえよな、などと楽観視...
実際ティファニアも文句をいう事はないだろうが、だからと言...
そんな才人の足元を、山吹色の毛玉が駆け抜ける。
わふ!わふ!
颯爽と部屋を駆け抜け、山吹色の犬はティファニアのベッドの...
「あ、こら!」
流石にそれはまずいと思ったのか、才人はベッドの上のレトリ...
しかしレトリバーはどこ吹く風でベッドの上でべふんべふんと...
才人はベッドの上に上がり、尻尾を振る犬を抱え込んで抱き上...
「こら、降りろ!そこはテファのベッドだぞ!」
ぼふん!
才人が言った瞬間、レトリバーが軽い爆発を起こす。
不思議な青い光が辺りを照らし、奇妙な黄色い煙が才人を覆う。
「わ?なんだなんだ?」
驚いて思わず目の前の犬を抱きしめ。
むにゅう。
…なんだこのどこかで揉んだようなやわらかい感覚。
「…ここは私のベッドですけど何か?」
才人の腕の中にいたのは、犬ではなかった。
鈴を鳴らすような声で応えたのは、ティファニアだった。
金色の絹の糸のような髪の隙間から、いつもの細長い耳ではな...
なにもはいてないお尻から、これまた山吹色の毛足の長い尻尾...
全裸のティファニアだった。
ティファニアは、驚いて思わず手を放した才人に、まるで大型...
「わっ!?ちょ、わっ!?」
あまりの勢いのよさに、ベッドに押し倒される才人。
その際、ティファニアの傍若無人な胸がぼにゅん、と才人の胸...
ああ、やーらけー…。
思わずその法外な感触に浸ってしまった才人だったが。
すぐに自分が疲れていたことを思い出す。
「ちょ、ちょっと待てテファ!落ち着け!」
しかし首ったまを完全にロックされ、完璧なフォールの状態に...
そして、三日間大好きなご主人様の寸止めの夢ばかり見ていた...
「サイトっ♪だいすき、サイトっ♪」
全然人の話を聞いていない。
長い尻尾を勢いよくびゅんかびゅんか振りたくり、身体を全力...
柔らかい牝の身体の刺激に、防御力が後期型ゼロ戦なみの才人...
疲れているはずなのに、才人は完全に臨戦態勢になってしまっ...
しかしそれでも、抵抗はするべきであって。
「まて!テファ!『おあずけ』!」
ペットに言うようにそう命令する才人。
普段のティファニアなら、そのような命令などどこ吹く風で才...
しかし、半分犬となったティファニアは、主人のその言葉に従...
耳をくんにゃりと垂れ下がらせ、尻尾をへなん、と垂らして、...
ぺたん、と才人の前で座り込み、ティファニアは泣きそうな顔...
「くぅ〜ん…」
悲しそうな声で啼くティファニアに、才人は意を決して言った。
「きょ、今日は俺疲れてるから!休みたいの、な?だから、今...
才人の言葉に、ティファニアは一瞬びくん!と震えて。
「…はぁい…わかりました…」
しゅんとなって、座ったままうなだれる。
今にも泣き出しそうな顔で、文字通り指を咥えて才人を涙を溜...
犬耳を生やして尻尾を垂らすその姿はあまりにも現実味を欠い...
反応しはじめた我がムスコに、これはまずい、と才人は慌てて...
頭までシーツに潜り込み、丸くなって、ティファニアに言った。
「んじゃ、俺寝るからっ!お休みっ!」
「くぅん…おやすみなさぁい…」
無情な才人の言葉に従うしかないティファニア。
『犬』に変化したティファニアの中で、主人の命令は絶対だっ...
主人が『お預け』と言えば『お預け』なのである。
泣きそうな顔で、シーツに包まった主人を見つめる。
仕方ないので、ティファニアは、主人の眠るシーツの中に潜り...
『お預け』なので、丸まった主人の背中にぴったりくっつくだ...
全裸で。
しかし嗅覚の鋭くなったティファニアには、シーツの中に満ち...
自然に股間に手が伸び、黄金色の毛が生え揃った割れ目をまさ...
まだ濡れてはいなかったが、ティファニアの奥に眠る牝の器官...
「くぅぅん…きゅ〜ん…」
切なく啼きながら、主人の背中で自らを慰めるティファニア。
その鳴き声に、少しずつくちゅりくちゅりと粘液をかき混ぜる...
「サイト…サイトぉ…」
半分涙交じりの声で、才人の背中で自慰を続ける。
そして。
才人は我慢の限界だった。
それはそうだ。自分を好いてくれる女の子が、同じベッドの中...
しかも、その女の子は標準以上に可愛く、しかも規格外に胸が...
この状況でガマンできる男がいるなら、そいつはきっと同性愛...
才人はたまらず、背中で淫らな声を発し続けるペットに、声を...
「…あ、あのさ、テファ…」
「…ふえ?」
突然呼びかけられ、手を止めるティファニア。
才人は覚悟を決めた。
…もうどうにでもなれ。
才人はシーツの中で振り返り、短く一言だけ言った。
「…『よし』」
ティファニアの顔がみるみる歓喜に輝き、へなんと垂れていた...
「いいの?ホントにいいの?サイト?」
信じられない、といった顔で才人を見つめるティファニア。
才人は嬉しそうなティファニアに、覆いかぶさりながら、言っ...
「男に二言はねえ!思いっきり可愛がってやるからな!」
「わーい♪」
ベッドに組み敷かれながら、これ以上ないほど嬉しそうな笑顔...
全裸になった才人がまずしたことは、もちろんティファニアの...
しかし、その愛撫はいつもとは違っていた。
巧妙に、一番感じる桜色の先端からは指を外し、肌色の乳房だ...
「やっ…はっ…さい、とぉ…ンっ…」
一番感じる、一番弄って欲しい部分を巧妙に避けられ、しかし...
才人はそんなティファニアに、意地悪く言う。
「テファは胸弄られるの大好きだもんなー?」
「そ、だけどっ…そこ、あ、じゃなくてぇっ…!」
身をよじり、なんとか乳首に才人の指を絡めようとするティフ...
思うままにならない自分の身体にもどかしさを感じながら、そ...
じわりじわりと押し寄せてくる快感に、ティファニアの先端は...
才人は今すぐその先端を蹂躙したい欲望にかられたが、じっと...
このどうしようもない淫乱なペットが、ペットの分を忘れてお...
そして才人は、その真っ白な乳房を、横から握り締め、まるで...
勿論、乳首には一切触れずに。
「ひ、あ、やだ、こんな、のぉ…!」
中途半端な、それでもしっかりと下腹部に火をくべていく快感...
もう、ガマンの限界だった。
「あ、あの、サイト、ちょっと、いい?」
「ん?何かな?」
ティファニアのいよいよの呼びかけに、才人は手を止めて先を...
ティファニアは才人の下でもじもじしながら、言葉を放つ。
「あ、あの、その、ち、ちくびも、乳首も虐めてほしいの…」
それを…待っていたァーっ!
心の中だけでガッツポーズを取り、才人は切羽詰った顔のティ...
「んー?テファ、人にモノを頼む時はどうすればいいのかなあ...
意地悪な笑顔で、そう言い放つ。
ティファニアは一瞬考え、そして応えた。
「…お願いします…ティファニアのえっちなちくび、いっぱい、...
とろんとした顔で、恥も外聞もなくそう訴えるティファニアに...
「よく出来ました♪」
そして、才人はティファニアの膨らんだ左の乳首に文字通り噛...
歯の間で弾力のあるソレを、コリコリと磨り潰す。
「ひう!ひあ!それ、ちょ、ちょっと痛いっ…!」
しかし、そのピリピリとした痛みもスパイスとなって、ティフ...
そして。
空いた左側を、才人の指が根元から押し出すように、コリ、と...
「ひう!」
びくん!とティファニアの背筋が反り上がり、長い毛足の耳が...
ティファニアは、胸で、胸への愛撫だけで、絶頂を迎えようと...
ソレを察してか、才人の愛撫の性質が変わった。
乳輪ごと口の中に含み、ちゅうちゅうと吸い上げながら舌で乳...
指で柔らかい乳房の中まで乳首を押し込み、乳腺をかき回すよ...
「ひ!ひぁ───────────────────────!!」
ティファニアの身体が反り上がり、口でティファニアの胸を犯...
ひく、ひくと絶頂に震えるティファニアを見下ろし、才人は言...
「胸だけで逝っちゃったね、テファ」
「は、は、はぁっ──────」
犬と化した身体が、三日間の淫夢が、ティファニアの身体を敏...
そんなティファニアの身体を、才人の視線が捉える。
才人の視線は息づく胸から下っていき、なだらかに震える腹部...
そこはひくひくと物欲しげに桜色の大陰唇を震わせ、そして。
こぷりこぷりと、煮詰まった濃密な牝の果汁を零していた。
準備の整った牝を目の前にした才人の牡は、完全にいきり立つ。
先走りに濡れる肉棒を、才人はティファニアの裂け目に押し当...
「あ─────────」
絶頂の余韻に呆けていたティファニアの意識が戻り、そして、...
今から訪れる最大の歓喜を一瞬たりとも逃さぬように。
そして、ティファニアは己の意思で、大きく足を開き、股間の...
そして。
愛しい愛しいご主人様に、最大級のおねだりをした。
「おねがいします、サイトの熱くて硬いので、ティファニアの...
「了解♪」
満面の笑顔で、才人はティファニアを貫いた。
入れるときとは真逆に、ティファニアは股間に力を込め、才人...
脚が勝手に才人の腰を抱え込み、腕で才人を抱きしめる。
ぐにゃりとティファニアの暴力的な胸が二人の間で潰れ、それ...
そして。
ごり、と才人の先端が、ティファニアの小さな膣道の奥を押し...
「ふぁっ!?んふぅぅぅっ!?」
ぎゅぎゅ、とティファニアの中が才人を締め上げる。
膣奥を突かれただけで、ティファニアは二度目の絶頂を迎えた...
その締めつけに、才人も。
「く、な、なんだこれっ…!」
びゅるびゅると、ティファニアの中に才人の精液が満たされる。
ただの一合で、才人は吐き出してしまった。
「あ、きた、きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!」
歓喜に満ちた笑顔で、牡の精液の熱さに舌を出し、蕩けるティ...
そのティファニアの中で、どくんどくんと脈打ち、再び才人が...
ぐにぐにと締め上げるティファニアの襞に刺激され、牡が復活...
「ご、ごめん、テファ…っ!動くよ…っ!」
「ふえ…?」
才人の謝罪に、呆けた声を返すティファニア。
才人はそのまま、激しく腰を動かし始める。
「やぁ!なか、なか、あついのにぃ!とけちゃう、とけちゃう...
びくびくと震えながら、三度目の絶頂の波がティファニアを襲...
「ダ…めぇ!また、またキちゃうっ…!」
ぎゅり、と背筋を反らせたティファニアの中が才人を締め上げ...
しかし、一度吐き出した才人は、刺激に対して耐性が出来てい...
そのまま激しく腰を打ちつけ続け、ティファニアを更なる高み...
子宮から零れた精液が愛液と混じりあい、ティファニアの膣を...
「やぁ!だ、だめぇ、こんなのぉ!どろどろになっちゃう!わ...
融けきったティファニアの中で、ずるずると才人の一物は摩擦...
ずんずんと奥を突かれ、ぐりぐりと膣襞を磨り潰されるたび、...
「やあ、いく、いくのとまりゃないのぉ、いくのぉ、またいく...
四度目と五度目の絶頂は間を置かずに来る。
引く腰で膣を擦りあげられて達し、そのまま押し込まれた腰で...
ティファニアの身体は快感に完全に溶け切っていた。
そして。
「く、また出るっ、出すよ、テファっ…!」
絶頂が止まらず締め上げ続けるティファニアに、才人の牡が吼...
ごぶり、と最奥で精液を吐き出す。
流石に勢いを無くし、ティファニアの中から才人が引き抜かれ...
「あ、く、あく、いっぱい…いっぱいぃ…。
わたしのおまんこ、サイトのせいえきでぇ…いっぱいぃ…」
力なく引き抜かれた才人を追う様に、ティファニアの中から白...
「ま、まあ、しょうがないわね。シエスタがそこまで言うんだ...
「はいはい、私がお願いしたってことにしておけばミス・ヴァ...
女子寮の廊下を、メイドと貴族の凸凹コンビが歩く。
目的地は、才人の目撃報告のあった、ティファニアの部屋の前。
女生徒Aが、そこで犬と一緒に部屋に入っていく才人を見たと...
ルイズは一応、才人とティファニアの関係を知っている。
まあメイドとよく似た扱いだし私が正妻だし問題ないわよね、...
もし万が一、才人がティファニアとしていたら。
フルボッコにしよう、そう思っていたルイズだった。
そして、二人は問題の部屋に着く。
そして、二人はその扉を開く。
「あぁん♪くるぅ!だいしゅきなサイトのしぇいえきぃ!またく...
「テファっ!テファっ!とまんねえよ、俺っ!」
二人の目の前で、才人とティファニアは犬のように四つん這い...
その交わりはすぐにひと段落し、ティファニアの中に才人がぶ...
くたん、とうつ伏せにティファニアがベッドに埋もれ、才人は...
そして。
「…ぇあ。」
ナニカの気配に振り向いた才人と、二人の視線が見事に絡み合...
「ねえシエスタ。縄と鞭、ある?」
「ええ。ここにありますわマイロード」
「うん、まあ俺がこう言うのもなんだけど。落ち着こう。」
「「少し…頭冷やそうか…」」
しゅるん、とわっかになった麻縄が才人の首に巻きつき、床に...
二人の手に揃った白と黒の鞭が、容赦なく才人に振り下ろされ...
ぎにゃあああああ、と断末魔の悲鳴を上げる主人の声も、気絶...
「んにゅ…しょんなにしたらわたし、おばかになっちゃうよう…」
夢の中までしっかり才人に抱かれ、幸せいっぱいのティファニ...
才人はその後、二人にさんざん鞭でしばかれ、約二週間もの間...
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DOGS せんたいさん
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とんでもない夢を見た。
その夢の中で、私は黒い革の首輪だけの姿で、ずっと部屋の中...
だって、ご主人さまが『待て』って言ったから。
私はずっとずっと、待ち続けた。
気が狂いそうなほど長い間?それともあっという間?
それでも私には関係ない。ご主人様が帰ってくるまで待つだけ。
そして、部屋のドアが開く。
ご主人様が、帰ってくる。
「ただいま、テファ」
「おかえり、サイトっ!」
私は首輪だけの格好でご主人様に抱きついて…。
そこで目が覚めた。
「はー、うー。もうダメかも私…」
ティファニアは昼食後の紅茶を銀のスプーンでくりくりかき回...
原因は単純。
この一週間ばかり、才人の夢ばかり見るのだ。
それも尋常でない夢。
完全にペットとして、『飼われて』いる夢ばかりを見るのだ。
ある時は、部屋でずっとお預けをされる夢。ある時は、手ずか...
首輪をつけられ、部屋から逃げられないように繋がれ、全裸で...
拘束などされなくとも自分は逃げ出す事などないのだが、その...
ティファニアはそんな夢を思い出して、はぁ、ともう一度溜息...
「三日逢ってないだけだっていうのに…おかしいよこんなの…」
ティファニアはこの三日ほど、才人と逢っていない。
それは、才人が水精霊騎士団の任務で王都に行っているせいな...
その逢えない三日の間、ティファニアは己の願望を投影した夢...
それも、一番いいところでその夢は醒めるのだ。
才人に抱きついた瞬間。才人に唇を奪われる瞬間。才人に押し...
そんな一番ティファニアがどきどきする瞬間に、彼女の目は無...
そのせいでティファニアは余計に悶々としていた。
ちなみに才人は今日の午後帰ってくる予定だと、ティファニア...
しかし、もう既にティファニアはガマンの限界だった。
…どうしよ。王都まで迎えに行っちゃおうかなあ。
その後できるならおねだりして、外でもいいからしてもらおう...
「やっほーお姉ちゃん」
陽気な声で、前からブルネットのメイドが声を掛けてくる。
食器の載ったワゴンを牽いている事から、食べ終わった食器を...
「…なぁにタニアぁ…?」
紅茶をくりくりかき回しながら、テーブルの上で潰れたまま、...
タニアはティファニアの尋常ならざるテンションの低さに軽く...
「…なんかテンション低いな。
まあいいや。これ見てお姉ちゃん」
言ってタニアは屈みこみ、ちっちっち、と舌を鳴らす。
すると。
テーブルの隙間を、てってってー、と茶色い毛玉がタニアに向...
それは、開立したオレンジ色の毛の、毛足の長い仔犬。
小さな三角の耳と、くりくしした目。へふへふと常に舌を垂れ...
『可愛い』としか形容しようのない生き物が、タニアの腕の中...
「へえ、可愛い子ね。どうしたの?」
先ほどまでのテンションの低さとは打って変わり、ティファニ...
「聞いて驚け。この子ね、某クルデンホルフのお嬢様なんだ」
「え?これヴィ」
「ちょいまちそこでストップ。それ以上言うな。元に戻るから」
ベアトリスの名前を出そうとしたティファニアを、タニアは止...
そしてそこから、彼女の説明が始まった。
事の起こりは昨日の夕方。
タニアがいつものように夕食の片付けを終えて、厨房の裏でち...
普通貴族の子女は厨房の裏になんぞこないものだが、彼女とマ...
ベアトリスはタニアに逢いに、わざわざ夕食後まで待って、こ...
まあ別に、他のお友達の所へ行ってもいいんですけれども、な...
タニアは確信していた。
…クラスに友達いねえなこいつ。
でもまあ懐かれて悪い気はしないな、と元々子供好きのタニア...
そしてその日は、ベアトリスは奇妙な指輪を二つ、持ってきて...
それは『アイシャの指輪』と呼ばれる魔法の指輪の模倣品で、...
そして、その効果は自分の名前を呼ばれるまで続くのだと。
ベアトリスは、その指輪をティファニアにプレゼントしたらど...
彼女の話によれば、普段本妻の影に怯えてまともに逢瀬も重ね...
タニアは半信半疑でその指輪を弄んでいたが、面白い事を思い...
そしてその指輪をつまんで、ダメ元で言ってみる。
「ほれベアちゃん、指出してみ」
タニアの言葉に、ベアトリスはなんと素直に指を差し出した。
その頭の中ではタタタタタニアさんがわわわわ私に指輪!?指...
しかしそんな事はタニアは露知らず。
タニアはなんだベアちゃんもつけてみたかったのか、などと素...
そしてベアトリスが指輪を嵌めた瞬間、ぽへん、と奇妙な音と...
タニアの目の前に、ベアトリスの服に絡まった小さなオレンジ...
「名前呼んじゃだめだよ。こんな公衆の面前で、裸にされたら...
故意に固有名詞を抜いて、ティファニアにそう警告するタニア。
彼女は服がその場に残った事から、この魔法が解けた瞬間のベ...
タニアの警告にティファニアはうんうん、と頷く。
そんな元保護者に、タニアは手を差し出した。
「そんなわけで、コレ。もう一個余った分。この子があげるっ...
どう使うかはおまかせするわ。んじゃね〜」
タニアはもう一度ベアトリスの化けたポメラニアンを床に置い...
ワゴンを牽くタニアの後ろを、てってってー、とち忠犬さなが...
犬になった後さんざん愛撫されて、もう完全に心の底までタニ...
そんな奇妙な二人を見送って、ティファニアは手の中の指輪を...
…ひょ、ひょっとしてこれって…!
サイトにホントに飼ってもらえる、最大のチャンス!?
犬でもいいのかお前、と突っ込んでくれる人は、そこにはいな...
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水精霊騎士団の任務には、もちろんルイズが同行していた。
当然任務にかこつけて才人とにゃんにゃんしようという色ボケ...
しかしルイズの監視を縫って、しっかり女王は騎士とにゃんに...
結果、才人が王都を発ったのは他の団員よりまるっと一時間ほ...
「で。弁解の余地があるなら言ってみなさいよ」
「ありまつぇん…」
フルボッコにされて縄で縛られて馬車に積み込まれ、才人は涙...
本当はアンリエッタ女王のほうから迫ってきたのだが、女王の...
だがしかしガタピシ揺れる馬車の床に転がされ、ルイズの足で...
いい加減酔って吐きそうになっていた才人を、ルイズの言葉が...
「…ほら犬。着いたわよ」
学院に着くまで折檻、と言っていた手前、学院に着いたならば...
ルイズは馬車が学院の門に到着したのを確認すると、才人の縄...
本当はルイズだってこんなことはしたくない。
…ちょっと蹴るのキモチよかったケド。
思わず浮かんだサディスティックな笑みを慌てて打ち消し、ル...
「…コレに懲りたら、二度と浮気なんて考えない事ね」
実際は二度どころではないのだが、これはもう半分お約束の儀...
今ではもうルイズも心の中では半分諦めている。
才人に、他の女が寄ってくるのは仕方のないこと。だって自分...
それはもう、きれいな花に蝶が寄ってくるのと同じで、止めら...
だったら、寄ってくるたびに虫どもを追い払うしかない。それ...
だから、使い魔の手綱はしっかり握らなきゃね。
とりあえず簡単に赦すことはせず、そのたびにきっつぅいお仕...
そして、押された才人は踏鞴を踏み、馬車の外に転がり出る。
「わっとっと」
才人は思わず転びそうになるが、何とか体勢を立て直す。日頃...
しかし。
わふ!わふ!
バランスを崩したところへ、巨大な毛玉が才人を襲う。
「わーっ!?」
わふわふわふわふわふん!
才人を地面に引き倒した巨大な毛足の長い山吹色の毛玉は、問...
「ちょ、わ、やめ、なんだっ?」
才人は慌てて自分の上に乗っかっているその山吹色の毛玉を退...
思いのほか少ない抵抗で、その毛玉は才人の目の前にちょこん...
その毛玉の正体は大型犬。
現代日本では、ゴールデンレトリバーと呼ばれる類の、猟犬で...
毛足の長いしっぽをべっふべっふと振りたくり、才人をぢいい...
「な、なんだお前、どこから来た?」
「わ、何その子!可愛い!」
後れて馬車から降りたルイズが、地面に座り込む才人と対峙す...
動物を飼うのが趣味のカトレアの妹だけあり、ルイズもひとか...
カエルはダメだが。
その犬はルイズのその言葉に応えるように、わふ!と喉を鳴ら...
人の言葉を理解しているようなその素振りに、ルイズは思わず...
「賢いわね〜あなた」
しかし。
その犬はするりっ、とルイズの手をかいくぐり、膝をたてて座...
ルイズは一瞬ムっとする。
「あ、あら、随分サイトに懐いてるのねえ?」
そう言って今度は後ろから背中を撫ぜようとした。
ばすん。
びゅんかびゅんか振り回されていたその犬の尻尾が、ルイズの...
その場に流れるイヤ〜〜〜な空気。
ルイズの顔が黒く染まっていく。気がした。
才人はそんなルイズを気遣って、声を掛ける。
「あ、あのさルイズ?」
しかしそれは逆効果だった模様。
「あっそう。そういうつもりなわけ?」
顔を上げたルイズの目は完全に据わっていた。
「い、犬に怒ってもしょうがないんじゃないかなあ?」
「そうね、そうだわね」
「だからさ、怒るなよ?絶対怒るなよ?」
「その通りだわね。そうよ、犬は犬と仲良くしてれば!?
もう今日は部屋に帰ってくるんじゃないわよっ!?いいわね...
やっぱり怒った。
ルイズはぷんすか怒りながら、全くもう失礼しちゃうわふんと...
残されたのは、謎のレトリバーと才人だけ。
「…あのー?ルイズさーん?」
わふん!
才人の情けない呼び声に、ルイズではなくそのレトリバーが景...
鍵が掛かっていて開かない。
ルイズの部屋は完全に閉ざされていた。
中からはシエスタの『えーサイトさん締め出しちゃうんですか...
「…疲れてるってのに…参ったなあ」
水精霊騎士団の任務と女王との情事、さらに飼い主の折檻で体...
そんな才人に、足元から呼びかける声。
わふん!
尻尾をばふんばふんと床に叩きつけながら、才人の右斜め後ろ...
才人はルイズとの仲を引き裂いたこの犬を一時は追い払おうと...
「いいよなあお前は暢気でさ」
才人は溜息交じりにそう言って、女子寮の入り口に向かって歩...
そして今夜の寝床をどうしようか考え始める。
…タバサんとこ行ってみるか?
才人のいう事なら何でも聞く、小さな青い髪のお姫様を思い浮...
タバサのところに泊めて貰って、誘惑に勝つ自信は毛ほどもな...
ただでさえしんどいのに、あのロリっ子に搾り取られたら、明...
そしてもしその事がルイズにバレたら。
『少し…頭冷やそうか…ヴァカ犬』
嫉妬と独占欲を魔力の源とする虚無の担い手に、バインドから...
どうしたもんかなあ、と頭を捻りながら女子寮の入り口の石段...
わふん!
その目の前で、お座りをしているレトリバーが吼えた。
飼い犬。ペット。
才人はピンときた。
ティファニアに、自分のペットだと言い張る常識知らずの規格...
ティファニアなら、今日はしんどいから寝るだけな、と言えば...
そう予想した才人は、立ち上がってティファニアの部屋に向か...
しかし おへやは からっぽだった
ティファニアは部屋にいなかった。
鍵も掛かっていないその部屋は見事にもぬけの空で、人影もな...
「…どっか出かけてんのかな」
言って無人なのを確認し、女性の部屋に無断で入り込む才人。
鍵が掛かっていないとはいえ公序良俗に反する行動だったが。
才人はテファなら別になんも文句いわねえよな、などと楽観視...
実際ティファニアも文句をいう事はないだろうが、だからと言...
そんな才人の足元を、山吹色の毛玉が駆け抜ける。
わふ!わふ!
颯爽と部屋を駆け抜け、山吹色の犬はティファニアのベッドの...
「あ、こら!」
流石にそれはまずいと思ったのか、才人はベッドの上のレトリ...
しかしレトリバーはどこ吹く風でベッドの上でべふんべふんと...
才人はベッドの上に上がり、尻尾を振る犬を抱え込んで抱き上...
「こら、降りろ!そこはテファのベッドだぞ!」
ぼふん!
才人が言った瞬間、レトリバーが軽い爆発を起こす。
不思議な青い光が辺りを照らし、奇妙な黄色い煙が才人を覆う。
「わ?なんだなんだ?」
驚いて思わず目の前の犬を抱きしめ。
むにゅう。
…なんだこのどこかで揉んだようなやわらかい感覚。
「…ここは私のベッドですけど何か?」
才人の腕の中にいたのは、犬ではなかった。
鈴を鳴らすような声で応えたのは、ティファニアだった。
金色の絹の糸のような髪の隙間から、いつもの細長い耳ではな...
なにもはいてないお尻から、これまた山吹色の毛足の長い尻尾...
全裸のティファニアだった。
ティファニアは、驚いて思わず手を放した才人に、まるで大型...
「わっ!?ちょ、わっ!?」
あまりの勢いのよさに、ベッドに押し倒される才人。
その際、ティファニアの傍若無人な胸がぼにゅん、と才人の胸...
ああ、やーらけー…。
思わずその法外な感触に浸ってしまった才人だったが。
すぐに自分が疲れていたことを思い出す。
「ちょ、ちょっと待てテファ!落ち着け!」
しかし首ったまを完全にロックされ、完璧なフォールの状態に...
そして、三日間大好きなご主人様の寸止めの夢ばかり見ていた...
「サイトっ♪だいすき、サイトっ♪」
全然人の話を聞いていない。
長い尻尾を勢いよくびゅんかびゅんか振りたくり、身体を全力...
柔らかい牝の身体の刺激に、防御力が後期型ゼロ戦なみの才人...
疲れているはずなのに、才人は完全に臨戦態勢になってしまっ...
しかしそれでも、抵抗はするべきであって。
「まて!テファ!『おあずけ』!」
ペットに言うようにそう命令する才人。
普段のティファニアなら、そのような命令などどこ吹く風で才...
しかし、半分犬となったティファニアは、主人のその言葉に従...
耳をくんにゃりと垂れ下がらせ、尻尾をへなん、と垂らして、...
ぺたん、と才人の前で座り込み、ティファニアは泣きそうな顔...
「くぅ〜ん…」
悲しそうな声で啼くティファニアに、才人は意を決して言った。
「きょ、今日は俺疲れてるから!休みたいの、な?だから、今...
才人の言葉に、ティファニアは一瞬びくん!と震えて。
「…はぁい…わかりました…」
しゅんとなって、座ったままうなだれる。
今にも泣き出しそうな顔で、文字通り指を咥えて才人を涙を溜...
犬耳を生やして尻尾を垂らすその姿はあまりにも現実味を欠い...
反応しはじめた我がムスコに、これはまずい、と才人は慌てて...
頭までシーツに潜り込み、丸くなって、ティファニアに言った。
「んじゃ、俺寝るからっ!お休みっ!」
「くぅん…おやすみなさぁい…」
無情な才人の言葉に従うしかないティファニア。
『犬』に変化したティファニアの中で、主人の命令は絶対だっ...
主人が『お預け』と言えば『お預け』なのである。
泣きそうな顔で、シーツに包まった主人を見つめる。
仕方ないので、ティファニアは、主人の眠るシーツの中に潜り...
『お預け』なので、丸まった主人の背中にぴったりくっつくだ...
全裸で。
しかし嗅覚の鋭くなったティファニアには、シーツの中に満ち...
自然に股間に手が伸び、黄金色の毛が生え揃った割れ目をまさ...
まだ濡れてはいなかったが、ティファニアの奥に眠る牝の器官...
「くぅぅん…きゅ〜ん…」
切なく啼きながら、主人の背中で自らを慰めるティファニア。
その鳴き声に、少しずつくちゅりくちゅりと粘液をかき混ぜる...
「サイト…サイトぉ…」
半分涙交じりの声で、才人の背中で自慰を続ける。
そして。
才人は我慢の限界だった。
それはそうだ。自分を好いてくれる女の子が、同じベッドの中...
しかも、その女の子は標準以上に可愛く、しかも規格外に胸が...
この状況でガマンできる男がいるなら、そいつはきっと同性愛...
才人はたまらず、背中で淫らな声を発し続けるペットに、声を...
「…あ、あのさ、テファ…」
「…ふえ?」
突然呼びかけられ、手を止めるティファニア。
才人は覚悟を決めた。
…もうどうにでもなれ。
才人はシーツの中で振り返り、短く一言だけ言った。
「…『よし』」
ティファニアの顔がみるみる歓喜に輝き、へなんと垂れていた...
「いいの?ホントにいいの?サイト?」
信じられない、といった顔で才人を見つめるティファニア。
才人は嬉しそうなティファニアに、覆いかぶさりながら、言っ...
「男に二言はねえ!思いっきり可愛がってやるからな!」
「わーい♪」
ベッドに組み敷かれながら、これ以上ないほど嬉しそうな笑顔...
全裸になった才人がまずしたことは、もちろんティファニアの...
しかし、その愛撫はいつもとは違っていた。
巧妙に、一番感じる桜色の先端からは指を外し、肌色の乳房だ...
「やっ…はっ…さい、とぉ…ンっ…」
一番感じる、一番弄って欲しい部分を巧妙に避けられ、しかし...
才人はそんなティファニアに、意地悪く言う。
「テファは胸弄られるの大好きだもんなー?」
「そ、だけどっ…そこ、あ、じゃなくてぇっ…!」
身をよじり、なんとか乳首に才人の指を絡めようとするティフ...
思うままにならない自分の身体にもどかしさを感じながら、そ...
じわりじわりと押し寄せてくる快感に、ティファニアの先端は...
才人は今すぐその先端を蹂躙したい欲望にかられたが、じっと...
このどうしようもない淫乱なペットが、ペットの分を忘れてお...
そして才人は、その真っ白な乳房を、横から握り締め、まるで...
勿論、乳首には一切触れずに。
「ひ、あ、やだ、こんな、のぉ…!」
中途半端な、それでもしっかりと下腹部に火をくべていく快感...
もう、ガマンの限界だった。
「あ、あの、サイト、ちょっと、いい?」
「ん?何かな?」
ティファニアのいよいよの呼びかけに、才人は手を止めて先を...
ティファニアは才人の下でもじもじしながら、言葉を放つ。
「あ、あの、その、ち、ちくびも、乳首も虐めてほしいの…」
それを…待っていたァーっ!
心の中だけでガッツポーズを取り、才人は切羽詰った顔のティ...
「んー?テファ、人にモノを頼む時はどうすればいいのかなあ...
意地悪な笑顔で、そう言い放つ。
ティファニアは一瞬考え、そして応えた。
「…お願いします…ティファニアのえっちなちくび、いっぱい、...
とろんとした顔で、恥も外聞もなくそう訴えるティファニアに...
「よく出来ました♪」
そして、才人はティファニアの膨らんだ左の乳首に文字通り噛...
歯の間で弾力のあるソレを、コリコリと磨り潰す。
「ひう!ひあ!それ、ちょ、ちょっと痛いっ…!」
しかし、そのピリピリとした痛みもスパイスとなって、ティフ...
そして。
空いた左側を、才人の指が根元から押し出すように、コリ、と...
「ひう!」
びくん!とティファニアの背筋が反り上がり、長い毛足の耳が...
ティファニアは、胸で、胸への愛撫だけで、絶頂を迎えようと...
ソレを察してか、才人の愛撫の性質が変わった。
乳輪ごと口の中に含み、ちゅうちゅうと吸い上げながら舌で乳...
指で柔らかい乳房の中まで乳首を押し込み、乳腺をかき回すよ...
「ひ!ひぁ───────────────────────!!」
ティファニアの身体が反り上がり、口でティファニアの胸を犯...
ひく、ひくと絶頂に震えるティファニアを見下ろし、才人は言...
「胸だけで逝っちゃったね、テファ」
「は、は、はぁっ──────」
犬と化した身体が、三日間の淫夢が、ティファニアの身体を敏...
そんなティファニアの身体を、才人の視線が捉える。
才人の視線は息づく胸から下っていき、なだらかに震える腹部...
そこはひくひくと物欲しげに桜色の大陰唇を震わせ、そして。
こぷりこぷりと、煮詰まった濃密な牝の果汁を零していた。
準備の整った牝を目の前にした才人の牡は、完全にいきり立つ。
先走りに濡れる肉棒を、才人はティファニアの裂け目に押し当...
「あ─────────」
絶頂の余韻に呆けていたティファニアの意識が戻り、そして、...
今から訪れる最大の歓喜を一瞬たりとも逃さぬように。
そして、ティファニアは己の意思で、大きく足を開き、股間の...
そして。
愛しい愛しいご主人様に、最大級のおねだりをした。
「おねがいします、サイトの熱くて硬いので、ティファニアの...
「了解♪」
満面の笑顔で、才人はティファニアを貫いた。
入れるときとは真逆に、ティファニアは股間に力を込め、才人...
脚が勝手に才人の腰を抱え込み、腕で才人を抱きしめる。
ぐにゃりとティファニアの暴力的な胸が二人の間で潰れ、それ...
そして。
ごり、と才人の先端が、ティファニアの小さな膣道の奥を押し...
「ふぁっ!?んふぅぅぅっ!?」
ぎゅぎゅ、とティファニアの中が才人を締め上げる。
膣奥を突かれただけで、ティファニアは二度目の絶頂を迎えた...
その締めつけに、才人も。
「く、な、なんだこれっ…!」
びゅるびゅると、ティファニアの中に才人の精液が満たされる。
ただの一合で、才人は吐き出してしまった。
「あ、きた、きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!」
歓喜に満ちた笑顔で、牡の精液の熱さに舌を出し、蕩けるティ...
そのティファニアの中で、どくんどくんと脈打ち、再び才人が...
ぐにぐにと締め上げるティファニアの襞に刺激され、牡が復活...
「ご、ごめん、テファ…っ!動くよ…っ!」
「ふえ…?」
才人の謝罪に、呆けた声を返すティファニア。
才人はそのまま、激しく腰を動かし始める。
「やぁ!なか、なか、あついのにぃ!とけちゃう、とけちゃう...
びくびくと震えながら、三度目の絶頂の波がティファニアを襲...
「ダ…めぇ!また、またキちゃうっ…!」
ぎゅり、と背筋を反らせたティファニアの中が才人を締め上げ...
しかし、一度吐き出した才人は、刺激に対して耐性が出来てい...
そのまま激しく腰を打ちつけ続け、ティファニアを更なる高み...
子宮から零れた精液が愛液と混じりあい、ティファニアの膣を...
「やぁ!だ、だめぇ、こんなのぉ!どろどろになっちゃう!わ...
融けきったティファニアの中で、ずるずると才人の一物は摩擦...
ずんずんと奥を突かれ、ぐりぐりと膣襞を磨り潰されるたび、...
「やあ、いく、いくのとまりゃないのぉ、いくのぉ、またいく...
四度目と五度目の絶頂は間を置かずに来る。
引く腰で膣を擦りあげられて達し、そのまま押し込まれた腰で...
ティファニアの身体は快感に完全に溶け切っていた。
そして。
「く、また出るっ、出すよ、テファっ…!」
絶頂が止まらず締め上げ続けるティファニアに、才人の牡が吼...
ごぶり、と最奥で精液を吐き出す。
流石に勢いを無くし、ティファニアの中から才人が引き抜かれ...
「あ、く、あく、いっぱい…いっぱいぃ…。
わたしのおまんこ、サイトのせいえきでぇ…いっぱいぃ…」
力なく引き抜かれた才人を追う様に、ティファニアの中から白...
「ま、まあ、しょうがないわね。シエスタがそこまで言うんだ...
「はいはい、私がお願いしたってことにしておけばミス・ヴァ...
女子寮の廊下を、メイドと貴族の凸凹コンビが歩く。
目的地は、才人の目撃報告のあった、ティファニアの部屋の前。
女生徒Aが、そこで犬と一緒に部屋に入っていく才人を見たと...
ルイズは一応、才人とティファニアの関係を知っている。
まあメイドとよく似た扱いだし私が正妻だし問題ないわよね、...
もし万が一、才人がティファニアとしていたら。
フルボッコにしよう、そう思っていたルイズだった。
そして、二人は問題の部屋に着く。
そして、二人はその扉を開く。
「あぁん♪くるぅ!だいしゅきなサイトのしぇいえきぃ!またく...
「テファっ!テファっ!とまんねえよ、俺っ!」
二人の目の前で、才人とティファニアは犬のように四つん這い...
その交わりはすぐにひと段落し、ティファニアの中に才人がぶ...
くたん、とうつ伏せにティファニアがベッドに埋もれ、才人は...
そして。
「…ぇあ。」
ナニカの気配に振り向いた才人と、二人の視線が見事に絡み合...
「ねえシエスタ。縄と鞭、ある?」
「ええ。ここにありますわマイロード」
「うん、まあ俺がこう言うのもなんだけど。落ち着こう。」
「「少し…頭冷やそうか…」」
しゅるん、とわっかになった麻縄が才人の首に巻きつき、床に...
二人の手に揃った白と黒の鞭が、容赦なく才人に振り下ろされ...
ぎにゃあああああ、と断末魔の悲鳴を上げる主人の声も、気絶...
「んにゅ…しょんなにしたらわたし、おばかになっちゃうよう…」
夢の中までしっかり才人に抱かれ、幸せいっぱいのティファニ...
才人はその後、二人にさんざん鞭でしばかれ、約二週間もの間...
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