ゼロの使い魔保管庫
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子作りしましょ! せんたいさん
※事前にせんたいさんの「ヴァリエール三姉妹編」を読んでおく...
#br
ルイズが夜になっても帰ってこない。
こんな事、このお屋敷に来てからはじめての事だった。
こんな時間までサイトさんが帰ってこないことはあっても、ル...
私は心配になって、三人の寝室のベッドの上で、サイトさんに...
そしたら、
「どうせ親父さんと一緒に社交界かなんかだろ?心配すんなよ」
…この人は、ホントにもう。楽観が過ぎるんじゃないかしら?
だから、アナタの婚約者ですよ、心配じゃないんですか、って...
「たまにはこんな事もあるさ。それよりシエスタ、今晩はルイ...
…って何エロい目して人のおっぱい凝視してんですかこのおっぱ...
まーあー。期待してなかったかって言われたらそりゃあ期待し...
そのためにわざわざスケスケの寝巻き着てますけどぉー。
「…ほんとにもう。婚約者より先にメイド孕ませる気ですか」
「いいじゃんその婚約者公認なんだし♪たまにはシエスタのやー...
…毎週爆乳姉妹の胸に埋もれてるクセに、この種馬はほんとに。
でも、呆れながらも私は断れない。
だって、そんな甘える仔犬みたいな目で見られたら…ねえ?
「…じゃあ、一回だけですよ。それと、明日ルイズが帰ってきた...
「はーい、わかりましたシエスタせんせー」
そして。
サイトさんは、私のおっぱいにむしゃぶりついた。
で、結局、抜かずの三発になっちゃいました。
…ほんとにもー。このひとわー…♪
次の日の昼を過ぎてもルイズは帰ってこなかった。
二十四時間以上ルイズの顔を見ないのは、たぶんこの屋敷に来...
…いやまあ流石の俺もおかしいと思った。
だから、俺はヴァリエール本邸に向かう事にしたわけだが。
「…えー。帰ってくるまで待ちましょうよぅ〜」
朝食の席で、ルイズの行き先を聞きに本邸へ行ってくる、と言...
お前昨日ルイズの心配してなかったか、と突っ込んだら。
「それはそれ、ですよ〜。『鬼のいぬ間に』って言うじゃない...
まあ確かにルイズがいるとシエスタ単独とにゃんにゃん、って...
ルイズ単独はあるが、シエスタとだと、大概三人で絡むか、こ...
当然普通にスル時は部屋でなんだが、ルイズも一緒に寝てるん...
でもまあ、シエスタとは昨日しっかりしたしな。
俺はまあ心配だし迎えにいくよ、と言ったが。
「…せっかく今晩、『シエスタさんのメロンちゃんフルコース』...
待て。
なんだその魅惑的な響きわ。
「…追加で、『禁断の果実コース』もOKだったのに」
どこのどの果実がどういうふうに禁断なんですカーっ!?
…い、いかん、危うく妄想だけで正気を失うところだった。
俺はなんとかかんとか、ま、まあ、ソレは今度にしような、と...
本邸に行く途中の道。
才人は、一台の馬車を見つける。
真っ白な、小さな一頭立ての馬車。
毎週才人達の住むヴァリエール分邸にやってくるその馬車は、...
同じように才人の馬を見つけて止まったその馬車の横に、才人...
才人の予想通り、馬車の扉の窓を開けたのは、カトレアだった。
「あらサイト君。丁度良かったわ」
そうにっこり笑って言うカトレアに、才人は疑問を投げかける。
「…なんすか?お薬はまだですよね?」
才人がカトレアに口とお尻で搾り取られてからまだ四日しか経...
次の『お注射』までは日にちがあるはずだった。
カトレアは笑顔のまま、首を振って否定した。
「違うわ。今回はお薬じゃないの。
ルイズのことよ」
「へ?」
いきなり出た婚約者の名前に、才人は首を傾げる。
カトレアが、ルイズの行き先を知っているのだろうか?
「カトレアさん、ルイズどこ行ったか知ってるんですか?」
才人の言葉に、今度は笑顔で首を縦に振るカトレア。
「ええ。だってルイズを攫ったの私ですもの」
「…へ?」
才人の目が、今度こそ本当に点になった。
才人は驚いて思わず聞き返してしまう。
「ど、どーして実の妹を攫うんですか!?」
カトレアはその柔らかい笑顔を絶やすことなく、応えた。
「私もお姉さまも、そろそろガマンが効かなくなってきてね」
「…へ?」
大体何の事か想像はつくのだが、才人は間抜けにそう返してし...
「…後ろばっかりだとね、切ないのよ、すごく。アソコが」
美麗な眉根を曇らせ、カトレアはそうのたまわった。
あまりにもダイレクトな物言いに、さすがの才人も軽く引く。
そして、至極真っ当な疑問を口にした。
「…あのーう?それとルイズを攫うのと何の関係が?」
もし二人が攫うなら、才人の方だろう。
そして、姉妹で好きなだけ貪ればいいのだ。
才人は知らなかった。
この三姉妹が、とんでもない密約を交わしている事を。
カトレアはその事を才人に話す。
「実はね…」
ルイズが孕むまで、自分とエレオノールは、一切子宮に才人の...
確かに、この一ヶ月あまり、二人とはお尻か胸かお口でしかし...
不自然なまでに、普通の行為はなかった。
「でもそのガマンもそろそろ限界。だからルイズを攫ったのよ」
「…だからなんで?まさかルイズを洗脳とかしようってんじゃ」
思わず浮かんだその可能性は、しかしすぐにカトレアが否定す...
「そんな事しないわよ実の妹に。まあ、一緒に来れば分かるわ...
言ってカトレアは馬車を反転させ、本邸へと戻っていく。
才人は疑問を抱えたまま、その後を黙って着いていくしかなか...
#br
辿り着いたのは、ヴァリエール本邸のカトレアの部屋。
元々病弱な彼女を喧騒から隔離するため、その部屋は渡り廊下...
そのお陰で、ちょっとやそっと物音を立てたくらいでは、本邸...
だから、元気になったカトレアは、この部屋で思う存分趣味の...
もちろんナニの声も届く事はないわけで。
「さあ、ルイズはここにいるわ」
言ってカトレアは部屋の手前で立ち止まり、自室の重厚な扉を...
才人は疑問に思った。
「カトレアさんは入らないんすか?」
当然の疑問である。
しかしカトレアはにっこり笑って反論した。
「遠慮しておくわ。私、夫婦の営みを邪魔するほど野暮じゃな...
…いやまだ婚約の段階なんですけども。
突っ込もうと思った才人だったが、カトレアの『ほら、早く行...
そして、カトレアは部屋の中に入っていく才人の背中を見送り...
「…私は別に、3Pでも構わないんだけどね」
扉を開けると、緑の匂いが才人の鼻を突いた。
カトレアの『お薬』のたびに嗅いでいる匂い。カトレアの部屋...
しかし、数歩奥に進むと、緑以外の匂いが鼻をつく。
何か湿布薬のようなスーっとする薬品の匂いに、きついユリ科...
その奇妙な匂いに鼻をひくつかせながら、才人は奥へ進む。
すると、天蓋の下ろされたベッドの前に、奇妙なマスクをした...
鼻から下を丸ごと覆う灰色のマスク。頬の部分に、楕円に膨ら...
見ようによっては防毒マスクに見えなくもない。
そのエレオノールは、やってきた才人を見て一言。
「あ、やっと来たわね。間に合わないかと思ったわよ」
マスクの内側からなので奇妙に声がくぐもっていたが、きちん...
とりあえず才人は尋ねた。
「…なんでマスクなんかしてるんすかエレオノールさん」
当然の疑問に、エレオノールはしれっと応えた。
「そりゃ、この部屋いっぱいに媚薬まじりのお香が焚かれてる...
エレオノールの回答にぶは、と吹き出す才人。
そ、そーいやさっきから下半身のえくすかりばーがえらいこと...
後悔したが遅かった。
才人の目には、目の前に立つルイズの姉が、半分獲物に見え始...
防毒マスクのエレオノールたんハァハァ、と思考し始めた才人...
「…目がエロいぞ平民。ま、その調子でルイズを襲ってあげなさ...
天蓋の中には、確かに人影がある。
その人影に才人の注意がそれた瞬間、エレオノールは才人の背...
「じゃ、頑張りなさい。ルイズを幸せにしたげて」
エレオノールは言って、才人の背中をどん、と押した。
「わっ、たっ!?」
突然勢いよく押され、才人は思わず踏鞴を踏んで天蓋を割りな...
ぼふ、と柔らかいマットに体が沈む。その瞬間、別の場所で何...
そして、聞きなれた声が聞こえる。
「むー、むー!」
才人がベッドの上を観察すると。
そこには、猿轡をかまされ、両手両足を縛られた、トリステイ...
「だ、大丈夫か、ルイズっ!?」
慌ててベッドの上に登り、ルイズの拘束を解く才人。
丁寧に蝶結びされている両手と両足の縄を解き、そして、猿轡...
そして、全ての拘束が外れた瞬間。
ルイズは、才人に問答無用で抱きついた。
それは、不安を打ち消すための優しい抱擁、などではなかった。
首筋に抱きつき、その薄い胸板を才人の身体にすりつけ、腰を...
はぁはぁと荒い熱い吐息が才人の耳朶を撫で、たまらない牝の...
「サイト、さいとぉ…」
泣いている様な、怒っているような、切ない声で呼ばれると、...
才人は、ルイズの耳元で尋ねる。
「…い、一体何されたんだよ、お前?」
才人の言葉に、ルイズはぎゅうっと締め付けていた腕を解いて。
才人の顔を覗きこむ。
その顔は朱に染まり、瞳は零れそうな涙で潤んでいた。
「聞きたいの?言わせたいの?」
「え」
真っ赤な顔で恥ずかしそうに言うルイズに、才人は間抜けにそ...
それを、肯定と取ったのか、ルイズは続けた。
「さ、サイトが聞きたいなら…は、恥ずかしいけど…話すね…」
「う、うん」
ごくり、と才人は息を呑み、ルイズの話に耳を傾けた。
その日。
ちい姉さまに呼び出された私は、いきなり水魔法で眠らされた。
気が付くと、裸で、例の白ローパーの椅子に座らされてた。
私の目が覚めたのも、お尻の下でもぞもぞ動く触手の刺激のせ...
目が覚めたときには、私の身体の奥の奥まで触手が入り込んで...
そのせいで私の体は火照りきって、目が覚めてすぐに、イって...
目の前にはちい姉さまがいて、事情を説明してくれた。
『今から丸一日かけて、あなたを全力で発情させるから、サイ...
私は耳を疑った。
だって、ちい姉さまも姉さまも、ヴァリエール家当主の事は諦...
でも、隣にいる姉さまが説明を引き継いで、私はどうしてこん...
『いい加減、私たちも普通に彼とシたいの。だから、さっさと...
…だからって、こんな乱暴な。
呂律の回らない言葉で反論した私に、ちい姉さまが言った。
『うんと発情させて、身体中綺麗に磨いてあげる。どこ使って...
ちい姉さまは手にスポンジと、お湯の入った桶を持っていた。
そして、姉さまが続けた。
『あと、特製の懐妊薬もあるからね。強制的に排卵を促す薬だ...
その手には、一本の注射器。中身は姉さまの言うとおりのお薬...
そして。
抵抗できない私は薬を打たれて、体を隅々まで洗われて。
そうして、完全に発情した状態で、私はトリステイン魔法学院...
#br
ルイズの生々しい告白に、ごくり、と再び才人の喉が鳴った。
その才人の腕の中で、ルイズは俯いていた。
才人は耐え切れず、ルイズに語りかける。
「じゃ、じゃあ今、ルイズ…」
「う、うん。すごく、したいの。サイトと、子作り、したいの…...
才人の言葉を途中で遮り、ルイズは顔を上げる。
潤んだ瞳。上気した頬。ルージュも引いていないのに朱に染ま...
そしてその朱に染まった肌から立ち昇る、たまらない牝の香り。
媚薬交じりの香の影響もあって、才人の理性は既に吹っ飛んで...
どさ。
両手の指を絡ませ、柔らかいベッドの上に、制服姿のルイズを...
ふわりとルイズの柔らかい髪がベッドの上で広がり、白いシー...
才人の目の前で咲いた華は、甘い甘い声で、甘い甘い吐息の匂...
「キス、して…」
ルイズの言葉のまま、才人はルイズのうっすら開いた薄紅色の...
最初はお互いの唇の形を確かめるように、表皮を擦り合せる軽...
そして何度も何度も、吐息と汗に湿った表皮が合わされる。
やがて絡み合っていた指が解け、ルイズの腕が才人の首に柔ら...
それが合図となって、唇が合わさった瞬間、お互いの舌が互い...
お互いの舌と舌が上下を入れ替え、時には相手の口内を犯し、...
上になった才人の唾液がルイズの口に流れ込み、混じりあった...
じゅぷ、ちゅる、とお互いの口の中で溢れる唾液が粘った音を...
二人は夢中で、口だけで愛し合う。
まるで、それが性交であると言わんばかりに、口だけで互いを...
やがて、荒い息をつき、どちらからともなく絡めあった舌を解...
とろ、と互いの体温で煮詰まった粘性の高い唾液が、二人の間...
それがすぐにちぷん、と千切れ、ルイズの開いた唇の隙間に滑...
ルイズは体外で冷えた唾液の刺激に一瞬だけ『あ』と呆けたが...
「キス、すき、だいすき…。サイトとキスするの、大好きなの…。
だから、キスしながらして。いっぱい、犯して…」
甘い甘い声で、精一杯の我侭で、ルイズはねだる。
だってこうでも言わないと、この犬ってば…。
ルイズは知っていた。
才人は、ルイズの卑猥な鳴き声を聞きながらルイズを犯すのが...
特に、後ろから犬のように犯しながら、言葉で嬲るのが才人の...
しかし。
ルイズは、正面から、キスの雨を降らされながら、息が詰まる...
息苦しくなるほど口付けをされ、ねっとりと熟した股間を裂か...
それが番の本能だとしても、唇を塞がれて達する瞬間、ルイズ...
だがしかし。
ルイズのおねだりに、才人はんー、と一瞬考える。
…こーいう顔してる時のサイトって…。
果たしてルイズの予想通り。
「んじゃこうしよう。
ルイズがイクまで、キスしててあげる。でも、一回逝ったら...
それでどう?」
嬉しそうにそう提案してくる才人。
そしてルイズは内心呆れた。
…条件にもなってないじゃないのよう…。
そんなもの、すぐ逝ってしまうに決まっている。
さんざん身体を発情させられ、強制的に排卵まで促され、さら...
入れただけで、ということはないだろうが、この状態では数合...
だが、そう判断したにも関わらず、ルイズはその言葉を否定で...
体の奥で熱く疼く器官が、ルイズを屈服させる。
「わ、わかったわよ。
で、でも、一回イクまでは、ちゃんとキスしてなさいよ。約...
言いながら、きゅ、と再び才人の首筋に抱きつき、目を閉じて...
「はいはい、わかりましたよご主人様」
ちゅ。
才人は応えて、主人の言いつけどおりに、柔らかいルイズの唇...
そのまま唇を合わせ、器用にズボンのファスナーを下ろす。完...
そして、才人はルイズの下半身に手を伸ばす。
スカートの中に手が入った瞬間、異変に気付いた。
才人の手に伝わってきたのは、火照って少し汗ばんだ、きめ細...
この娘。
はいてない。
「あの、ルイズさん?」
唇を離し、突っ込もうと思った才人だったが。
「何キスやめてんのよ!」
ぶちゅう。
無理矢理唇を奪われた。
いやあのその、と口の中で文句を言う才人だったが、ルイズは...
それどころか、下らない突っ込みなんかどうでもいいから、さ...
やれやれ、と心の中だけで溜息をつきながら、才人は自分のモ...
お互いのぬくもりが、溢れ出たぬめりが、敏感すぎる器官を通...
どくんと、互いの心臓が同時に脈打った。
それが、合図だった。
ぬる、とあっという間にルイズの裂け目はあまりにもあっさり...
いつも感じる肉の抵抗は、一切と言っていいほどなかった。
その原因は、薄く濁ったルイズの愛液。
さんざん発情させられ、媚薬によって煮込まれた彼女の潤滑油...
そのお陰で才人は入れた時の勢いを全く緩めず、ルイズの底に...
その瞬間びくん!とルイズの体が震える。
一番敏感な奥を圧迫され、膣が蠕動しそうになる。
…だめっ、いっちゃったらキスしてもらえないっ…!
ルイズは脚と腕でぎゅう、と才人を抱きしめ、最初の衝撃に耐...
しかし。
無情にも、才人は普段よりずっと抵抗の少ないルイズの中を、...
子宮内を満たし、膣道を埋めていた溢れんばかりの粘液が、剛...
その速さに愛液が泡立ち、より一層ルイズの中をかき乱す。
そして。
数合繰り返すと、ルイズの背筋がびくん!と反り返った。
刺激に耐え切れず、膣道が容赦なくびくびくと痙攣する。
「あ…かはっ…!」
それでもなんとか声だけは抑えるルイズ。
そして次の瞬間。
「くぁ、出るっ!」
どくんどくんとルイズの中で才人が脈打つ。
「ひ、あっ、だめっ、いってる、今いってるからぁぁぁぁぁっ...
あふれ出した灼熱の白濁がルイズの子宮口を灼く。
その瞬間、ぱくりとルイズの聖域の門が開き、白い濁流を飲み...
びくんびくんと痙攣する子宮に、生命の奔流が流れ込んだ。
子宮の奥、ピンク色の肉のベッドの上には、薬によって吐き出...
そこへ、堰を破った白い濁流が降り注ぐ。
愛しい人の遺伝子を乗せたその濁流に、ルイズの卵はあっさり...
「あ、奥、きた…サイトの、きたぁ…」
絶頂に蕩けた顔で、ルイズは呟く。
不思議なことに、彼女には子宮の一番奥で起きている変化が手...
混じりあった卵と精が、今、命を紡ぎ始めた。
ルイズのゆりかごの中で、今、新しい命が芽吹いた。
自らの中に種が撒かれたのを、ルイズは感じていた。
「サイト…。サイト、サイトぉ…」
それと同時に心の中に満たされる歓喜。
それはすぐに溢れ出し、歓喜の涙となって目尻から溢れ、そし...
「ど、どしたんだよルイズ」
普段の性交ではありえない、ルイズの涙に、才人は思わずルイ...
ルイズは泣きはらした顔のまま、聖母の微笑みを、才人に見せ...
「サイト…今ね、私、赤ちゃん…できたよ…」
「え」
そんなのわかるのか、女の子ってすげえな、と思わず感心して...
そして、ルイズは才人の下でにっこり笑って言った。
「最初は女の子がいいわ。それで、二人目に男の子」
「お、おい、気が早くないか?」
「一人目はもう確定だもん。二人目もすぐじゃない」
笑顔のまま、ルイズは力を失い裂け目からひりだされた粘液ま...
「だから、お腹が大きくなる前に…ね。
いっぱい愛して…」
そして、ルイズの次の台詞が、才人の理性を完全に吹き飛ばし...
「いっぱい愛して…あなた♪」
妻の淫らな笑顔に、才人は完全に復活する。
そして。
部屋の中の香が完全に抜けるまで、二人は愛し合ったのだった。
裸のまま、二人はベッドの上に重なるように横たわっていた。
「…私、子供は三人欲しいな。女の子、男の子、女の子の順で」
「そんな上手くいくとは思えないけど…」
「あら。知らないの?水魔法で産み分けする研究が今進んでる...
「…しらねえよ。俺メイジじゃないもん」
「…そうね。でも、あ、あなたが頑張ってくれればう、上手く、...
先ほどは行為の最中だったので、素直に、自然に呼ぶことが出...
いざ冷静になると、少し恥ずかしいルイズだった。
才人は照れて真っ赤になるルイズに、くすりと笑って言った。
「それも気が早いんじゃね?まだ婚約の段階だし」
「…な、何言ってんのよ、もう孕んじゃったんだし、確定だもん...
…ふ、夫婦になるんだから、い、いまのうちから慣れておかな...
真っ赤な顔でそう反論するルイズに、たまらない愛しさを感じ...
具体的には、ルイズを思わず抱きしめてしまうほど。
「あーもう可愛いなあ、ルイズ可愛い」
「ちょ、な、何調子に乗ってんのよ、ば、ばかい」
思わずいつもの調子に戻りそうになったルイズは、思いとどま...
…そうだ、『バカ犬』の呼称も、変えてあげないといけないのよ...
そして、思いつく。
「調子に乗るんじゃないわよ、この…。
ダメパパ♪」
つきゅん、と才人のハートに鋭い矢が刺さった。
あーもうガマンきかん。
「もーパパ全力で調子に乗っちゃうぜーっ!」
そして、再びルイズに覆いかぶさったのだった。
その三日後。
王都から取り寄せた、水魔法で調合した妊娠検査薬を使った結...
ルイズは正式に、ラ・ヴァリエールの次期当主となったのであ...
そして、二人の結婚式はルイズが安定期に入ってから執り行う...
しかし。
その結婚式が、とんでもないものになろうとは────────。
毎晩ベッドでいちゃつく二人には、予想だにつかなかったので...
#br
終了行:
子作りしましょ! せんたいさん
※事前にせんたいさんの「ヴァリエール三姉妹編」を読んでおく...
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ルイズが夜になっても帰ってこない。
こんな事、このお屋敷に来てからはじめての事だった。
こんな時間までサイトさんが帰ってこないことはあっても、ル...
私は心配になって、三人の寝室のベッドの上で、サイトさんに...
そしたら、
「どうせ親父さんと一緒に社交界かなんかだろ?心配すんなよ」
…この人は、ホントにもう。楽観が過ぎるんじゃないかしら?
だから、アナタの婚約者ですよ、心配じゃないんですか、って...
「たまにはこんな事もあるさ。それよりシエスタ、今晩はルイ...
…って何エロい目して人のおっぱい凝視してんですかこのおっぱ...
まーあー。期待してなかったかって言われたらそりゃあ期待し...
そのためにわざわざスケスケの寝巻き着てますけどぉー。
「…ほんとにもう。婚約者より先にメイド孕ませる気ですか」
「いいじゃんその婚約者公認なんだし♪たまにはシエスタのやー...
…毎週爆乳姉妹の胸に埋もれてるクセに、この種馬はほんとに。
でも、呆れながらも私は断れない。
だって、そんな甘える仔犬みたいな目で見られたら…ねえ?
「…じゃあ、一回だけですよ。それと、明日ルイズが帰ってきた...
「はーい、わかりましたシエスタせんせー」
そして。
サイトさんは、私のおっぱいにむしゃぶりついた。
で、結局、抜かずの三発になっちゃいました。
…ほんとにもー。このひとわー…♪
次の日の昼を過ぎてもルイズは帰ってこなかった。
二十四時間以上ルイズの顔を見ないのは、たぶんこの屋敷に来...
…いやまあ流石の俺もおかしいと思った。
だから、俺はヴァリエール本邸に向かう事にしたわけだが。
「…えー。帰ってくるまで待ちましょうよぅ〜」
朝食の席で、ルイズの行き先を聞きに本邸へ行ってくる、と言...
お前昨日ルイズの心配してなかったか、と突っ込んだら。
「それはそれ、ですよ〜。『鬼のいぬ間に』って言うじゃない...
まあ確かにルイズがいるとシエスタ単独とにゃんにゃん、って...
ルイズ単独はあるが、シエスタとだと、大概三人で絡むか、こ...
当然普通にスル時は部屋でなんだが、ルイズも一緒に寝てるん...
でもまあ、シエスタとは昨日しっかりしたしな。
俺はまあ心配だし迎えにいくよ、と言ったが。
「…せっかく今晩、『シエスタさんのメロンちゃんフルコース』...
待て。
なんだその魅惑的な響きわ。
「…追加で、『禁断の果実コース』もOKだったのに」
どこのどの果実がどういうふうに禁断なんですカーっ!?
…い、いかん、危うく妄想だけで正気を失うところだった。
俺はなんとかかんとか、ま、まあ、ソレは今度にしような、と...
本邸に行く途中の道。
才人は、一台の馬車を見つける。
真っ白な、小さな一頭立ての馬車。
毎週才人達の住むヴァリエール分邸にやってくるその馬車は、...
同じように才人の馬を見つけて止まったその馬車の横に、才人...
才人の予想通り、馬車の扉の窓を開けたのは、カトレアだった。
「あらサイト君。丁度良かったわ」
そうにっこり笑って言うカトレアに、才人は疑問を投げかける。
「…なんすか?お薬はまだですよね?」
才人がカトレアに口とお尻で搾り取られてからまだ四日しか経...
次の『お注射』までは日にちがあるはずだった。
カトレアは笑顔のまま、首を振って否定した。
「違うわ。今回はお薬じゃないの。
ルイズのことよ」
「へ?」
いきなり出た婚約者の名前に、才人は首を傾げる。
カトレアが、ルイズの行き先を知っているのだろうか?
「カトレアさん、ルイズどこ行ったか知ってるんですか?」
才人の言葉に、今度は笑顔で首を縦に振るカトレア。
「ええ。だってルイズを攫ったの私ですもの」
「…へ?」
才人の目が、今度こそ本当に点になった。
才人は驚いて思わず聞き返してしまう。
「ど、どーして実の妹を攫うんですか!?」
カトレアはその柔らかい笑顔を絶やすことなく、応えた。
「私もお姉さまも、そろそろガマンが効かなくなってきてね」
「…へ?」
大体何の事か想像はつくのだが、才人は間抜けにそう返してし...
「…後ろばっかりだとね、切ないのよ、すごく。アソコが」
美麗な眉根を曇らせ、カトレアはそうのたまわった。
あまりにもダイレクトな物言いに、さすがの才人も軽く引く。
そして、至極真っ当な疑問を口にした。
「…あのーう?それとルイズを攫うのと何の関係が?」
もし二人が攫うなら、才人の方だろう。
そして、姉妹で好きなだけ貪ればいいのだ。
才人は知らなかった。
この三姉妹が、とんでもない密約を交わしている事を。
カトレアはその事を才人に話す。
「実はね…」
ルイズが孕むまで、自分とエレオノールは、一切子宮に才人の...
確かに、この一ヶ月あまり、二人とはお尻か胸かお口でしかし...
不自然なまでに、普通の行為はなかった。
「でもそのガマンもそろそろ限界。だからルイズを攫ったのよ」
「…だからなんで?まさかルイズを洗脳とかしようってんじゃ」
思わず浮かんだその可能性は、しかしすぐにカトレアが否定す...
「そんな事しないわよ実の妹に。まあ、一緒に来れば分かるわ...
言ってカトレアは馬車を反転させ、本邸へと戻っていく。
才人は疑問を抱えたまま、その後を黙って着いていくしかなか...
#br
辿り着いたのは、ヴァリエール本邸のカトレアの部屋。
元々病弱な彼女を喧騒から隔離するため、その部屋は渡り廊下...
そのお陰で、ちょっとやそっと物音を立てたくらいでは、本邸...
だから、元気になったカトレアは、この部屋で思う存分趣味の...
もちろんナニの声も届く事はないわけで。
「さあ、ルイズはここにいるわ」
言ってカトレアは部屋の手前で立ち止まり、自室の重厚な扉を...
才人は疑問に思った。
「カトレアさんは入らないんすか?」
当然の疑問である。
しかしカトレアはにっこり笑って反論した。
「遠慮しておくわ。私、夫婦の営みを邪魔するほど野暮じゃな...
…いやまだ婚約の段階なんですけども。
突っ込もうと思った才人だったが、カトレアの『ほら、早く行...
そして、カトレアは部屋の中に入っていく才人の背中を見送り...
「…私は別に、3Pでも構わないんだけどね」
扉を開けると、緑の匂いが才人の鼻を突いた。
カトレアの『お薬』のたびに嗅いでいる匂い。カトレアの部屋...
しかし、数歩奥に進むと、緑以外の匂いが鼻をつく。
何か湿布薬のようなスーっとする薬品の匂いに、きついユリ科...
その奇妙な匂いに鼻をひくつかせながら、才人は奥へ進む。
すると、天蓋の下ろされたベッドの前に、奇妙なマスクをした...
鼻から下を丸ごと覆う灰色のマスク。頬の部分に、楕円に膨ら...
見ようによっては防毒マスクに見えなくもない。
そのエレオノールは、やってきた才人を見て一言。
「あ、やっと来たわね。間に合わないかと思ったわよ」
マスクの内側からなので奇妙に声がくぐもっていたが、きちん...
とりあえず才人は尋ねた。
「…なんでマスクなんかしてるんすかエレオノールさん」
当然の疑問に、エレオノールはしれっと応えた。
「そりゃ、この部屋いっぱいに媚薬まじりのお香が焚かれてる...
エレオノールの回答にぶは、と吹き出す才人。
そ、そーいやさっきから下半身のえくすかりばーがえらいこと...
後悔したが遅かった。
才人の目には、目の前に立つルイズの姉が、半分獲物に見え始...
防毒マスクのエレオノールたんハァハァ、と思考し始めた才人...
「…目がエロいぞ平民。ま、その調子でルイズを襲ってあげなさ...
天蓋の中には、確かに人影がある。
その人影に才人の注意がそれた瞬間、エレオノールは才人の背...
「じゃ、頑張りなさい。ルイズを幸せにしたげて」
エレオノールは言って、才人の背中をどん、と押した。
「わっ、たっ!?」
突然勢いよく押され、才人は思わず踏鞴を踏んで天蓋を割りな...
ぼふ、と柔らかいマットに体が沈む。その瞬間、別の場所で何...
そして、聞きなれた声が聞こえる。
「むー、むー!」
才人がベッドの上を観察すると。
そこには、猿轡をかまされ、両手両足を縛られた、トリステイ...
「だ、大丈夫か、ルイズっ!?」
慌ててベッドの上に登り、ルイズの拘束を解く才人。
丁寧に蝶結びされている両手と両足の縄を解き、そして、猿轡...
そして、全ての拘束が外れた瞬間。
ルイズは、才人に問答無用で抱きついた。
それは、不安を打ち消すための優しい抱擁、などではなかった。
首筋に抱きつき、その薄い胸板を才人の身体にすりつけ、腰を...
はぁはぁと荒い熱い吐息が才人の耳朶を撫で、たまらない牝の...
「サイト、さいとぉ…」
泣いている様な、怒っているような、切ない声で呼ばれると、...
才人は、ルイズの耳元で尋ねる。
「…い、一体何されたんだよ、お前?」
才人の言葉に、ルイズはぎゅうっと締め付けていた腕を解いて。
才人の顔を覗きこむ。
その顔は朱に染まり、瞳は零れそうな涙で潤んでいた。
「聞きたいの?言わせたいの?」
「え」
真っ赤な顔で恥ずかしそうに言うルイズに、才人は間抜けにそ...
それを、肯定と取ったのか、ルイズは続けた。
「さ、サイトが聞きたいなら…は、恥ずかしいけど…話すね…」
「う、うん」
ごくり、と才人は息を呑み、ルイズの話に耳を傾けた。
その日。
ちい姉さまに呼び出された私は、いきなり水魔法で眠らされた。
気が付くと、裸で、例の白ローパーの椅子に座らされてた。
私の目が覚めたのも、お尻の下でもぞもぞ動く触手の刺激のせ...
目が覚めたときには、私の身体の奥の奥まで触手が入り込んで...
そのせいで私の体は火照りきって、目が覚めてすぐに、イって...
目の前にはちい姉さまがいて、事情を説明してくれた。
『今から丸一日かけて、あなたを全力で発情させるから、サイ...
私は耳を疑った。
だって、ちい姉さまも姉さまも、ヴァリエール家当主の事は諦...
でも、隣にいる姉さまが説明を引き継いで、私はどうしてこん...
『いい加減、私たちも普通に彼とシたいの。だから、さっさと...
…だからって、こんな乱暴な。
呂律の回らない言葉で反論した私に、ちい姉さまが言った。
『うんと発情させて、身体中綺麗に磨いてあげる。どこ使って...
ちい姉さまは手にスポンジと、お湯の入った桶を持っていた。
そして、姉さまが続けた。
『あと、特製の懐妊薬もあるからね。強制的に排卵を促す薬だ...
その手には、一本の注射器。中身は姉さまの言うとおりのお薬...
そして。
抵抗できない私は薬を打たれて、体を隅々まで洗われて。
そうして、完全に発情した状態で、私はトリステイン魔法学院...
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ルイズの生々しい告白に、ごくり、と再び才人の喉が鳴った。
その才人の腕の中で、ルイズは俯いていた。
才人は耐え切れず、ルイズに語りかける。
「じゃ、じゃあ今、ルイズ…」
「う、うん。すごく、したいの。サイトと、子作り、したいの…...
才人の言葉を途中で遮り、ルイズは顔を上げる。
潤んだ瞳。上気した頬。ルージュも引いていないのに朱に染ま...
そしてその朱に染まった肌から立ち昇る、たまらない牝の香り。
媚薬交じりの香の影響もあって、才人の理性は既に吹っ飛んで...
どさ。
両手の指を絡ませ、柔らかいベッドの上に、制服姿のルイズを...
ふわりとルイズの柔らかい髪がベッドの上で広がり、白いシー...
才人の目の前で咲いた華は、甘い甘い声で、甘い甘い吐息の匂...
「キス、して…」
ルイズの言葉のまま、才人はルイズのうっすら開いた薄紅色の...
最初はお互いの唇の形を確かめるように、表皮を擦り合せる軽...
そして何度も何度も、吐息と汗に湿った表皮が合わされる。
やがて絡み合っていた指が解け、ルイズの腕が才人の首に柔ら...
それが合図となって、唇が合わさった瞬間、お互いの舌が互い...
お互いの舌と舌が上下を入れ替え、時には相手の口内を犯し、...
上になった才人の唾液がルイズの口に流れ込み、混じりあった...
じゅぷ、ちゅる、とお互いの口の中で溢れる唾液が粘った音を...
二人は夢中で、口だけで愛し合う。
まるで、それが性交であると言わんばかりに、口だけで互いを...
やがて、荒い息をつき、どちらからともなく絡めあった舌を解...
とろ、と互いの体温で煮詰まった粘性の高い唾液が、二人の間...
それがすぐにちぷん、と千切れ、ルイズの開いた唇の隙間に滑...
ルイズは体外で冷えた唾液の刺激に一瞬だけ『あ』と呆けたが...
「キス、すき、だいすき…。サイトとキスするの、大好きなの…。
だから、キスしながらして。いっぱい、犯して…」
甘い甘い声で、精一杯の我侭で、ルイズはねだる。
だってこうでも言わないと、この犬ってば…。
ルイズは知っていた。
才人は、ルイズの卑猥な鳴き声を聞きながらルイズを犯すのが...
特に、後ろから犬のように犯しながら、言葉で嬲るのが才人の...
しかし。
ルイズは、正面から、キスの雨を降らされながら、息が詰まる...
息苦しくなるほど口付けをされ、ねっとりと熟した股間を裂か...
それが番の本能だとしても、唇を塞がれて達する瞬間、ルイズ...
だがしかし。
ルイズのおねだりに、才人はんー、と一瞬考える。
…こーいう顔してる時のサイトって…。
果たしてルイズの予想通り。
「んじゃこうしよう。
ルイズがイクまで、キスしててあげる。でも、一回逝ったら...
それでどう?」
嬉しそうにそう提案してくる才人。
そしてルイズは内心呆れた。
…条件にもなってないじゃないのよう…。
そんなもの、すぐ逝ってしまうに決まっている。
さんざん身体を発情させられ、強制的に排卵まで促され、さら...
入れただけで、ということはないだろうが、この状態では数合...
だが、そう判断したにも関わらず、ルイズはその言葉を否定で...
体の奥で熱く疼く器官が、ルイズを屈服させる。
「わ、わかったわよ。
で、でも、一回イクまでは、ちゃんとキスしてなさいよ。約...
言いながら、きゅ、と再び才人の首筋に抱きつき、目を閉じて...
「はいはい、わかりましたよご主人様」
ちゅ。
才人は応えて、主人の言いつけどおりに、柔らかいルイズの唇...
そのまま唇を合わせ、器用にズボンのファスナーを下ろす。完...
そして、才人はルイズの下半身に手を伸ばす。
スカートの中に手が入った瞬間、異変に気付いた。
才人の手に伝わってきたのは、火照って少し汗ばんだ、きめ細...
この娘。
はいてない。
「あの、ルイズさん?」
唇を離し、突っ込もうと思った才人だったが。
「何キスやめてんのよ!」
ぶちゅう。
無理矢理唇を奪われた。
いやあのその、と口の中で文句を言う才人だったが、ルイズは...
それどころか、下らない突っ込みなんかどうでもいいから、さ...
やれやれ、と心の中だけで溜息をつきながら、才人は自分のモ...
お互いのぬくもりが、溢れ出たぬめりが、敏感すぎる器官を通...
どくんと、互いの心臓が同時に脈打った。
それが、合図だった。
ぬる、とあっという間にルイズの裂け目はあまりにもあっさり...
いつも感じる肉の抵抗は、一切と言っていいほどなかった。
その原因は、薄く濁ったルイズの愛液。
さんざん発情させられ、媚薬によって煮込まれた彼女の潤滑油...
そのお陰で才人は入れた時の勢いを全く緩めず、ルイズの底に...
その瞬間びくん!とルイズの体が震える。
一番敏感な奥を圧迫され、膣が蠕動しそうになる。
…だめっ、いっちゃったらキスしてもらえないっ…!
ルイズは脚と腕でぎゅう、と才人を抱きしめ、最初の衝撃に耐...
しかし。
無情にも、才人は普段よりずっと抵抗の少ないルイズの中を、...
子宮内を満たし、膣道を埋めていた溢れんばかりの粘液が、剛...
その速さに愛液が泡立ち、より一層ルイズの中をかき乱す。
そして。
数合繰り返すと、ルイズの背筋がびくん!と反り返った。
刺激に耐え切れず、膣道が容赦なくびくびくと痙攣する。
「あ…かはっ…!」
それでもなんとか声だけは抑えるルイズ。
そして次の瞬間。
「くぁ、出るっ!」
どくんどくんとルイズの中で才人が脈打つ。
「ひ、あっ、だめっ、いってる、今いってるからぁぁぁぁぁっ...
あふれ出した灼熱の白濁がルイズの子宮口を灼く。
その瞬間、ぱくりとルイズの聖域の門が開き、白い濁流を飲み...
びくんびくんと痙攣する子宮に、生命の奔流が流れ込んだ。
子宮の奥、ピンク色の肉のベッドの上には、薬によって吐き出...
そこへ、堰を破った白い濁流が降り注ぐ。
愛しい人の遺伝子を乗せたその濁流に、ルイズの卵はあっさり...
「あ、奥、きた…サイトの、きたぁ…」
絶頂に蕩けた顔で、ルイズは呟く。
不思議なことに、彼女には子宮の一番奥で起きている変化が手...
混じりあった卵と精が、今、命を紡ぎ始めた。
ルイズのゆりかごの中で、今、新しい命が芽吹いた。
自らの中に種が撒かれたのを、ルイズは感じていた。
「サイト…。サイト、サイトぉ…」
それと同時に心の中に満たされる歓喜。
それはすぐに溢れ出し、歓喜の涙となって目尻から溢れ、そし...
「ど、どしたんだよルイズ」
普段の性交ではありえない、ルイズの涙に、才人は思わずルイ...
ルイズは泣きはらした顔のまま、聖母の微笑みを、才人に見せ...
「サイト…今ね、私、赤ちゃん…できたよ…」
「え」
そんなのわかるのか、女の子ってすげえな、と思わず感心して...
そして、ルイズは才人の下でにっこり笑って言った。
「最初は女の子がいいわ。それで、二人目に男の子」
「お、おい、気が早くないか?」
「一人目はもう確定だもん。二人目もすぐじゃない」
笑顔のまま、ルイズは力を失い裂け目からひりだされた粘液ま...
「だから、お腹が大きくなる前に…ね。
いっぱい愛して…」
そして、ルイズの次の台詞が、才人の理性を完全に吹き飛ばし...
「いっぱい愛して…あなた♪」
妻の淫らな笑顔に、才人は完全に復活する。
そして。
部屋の中の香が完全に抜けるまで、二人は愛し合ったのだった。
裸のまま、二人はベッドの上に重なるように横たわっていた。
「…私、子供は三人欲しいな。女の子、男の子、女の子の順で」
「そんな上手くいくとは思えないけど…」
「あら。知らないの?水魔法で産み分けする研究が今進んでる...
「…しらねえよ。俺メイジじゃないもん」
「…そうね。でも、あ、あなたが頑張ってくれればう、上手く、...
先ほどは行為の最中だったので、素直に、自然に呼ぶことが出...
いざ冷静になると、少し恥ずかしいルイズだった。
才人は照れて真っ赤になるルイズに、くすりと笑って言った。
「それも気が早いんじゃね?まだ婚約の段階だし」
「…な、何言ってんのよ、もう孕んじゃったんだし、確定だもん...
…ふ、夫婦になるんだから、い、いまのうちから慣れておかな...
真っ赤な顔でそう反論するルイズに、たまらない愛しさを感じ...
具体的には、ルイズを思わず抱きしめてしまうほど。
「あーもう可愛いなあ、ルイズ可愛い」
「ちょ、な、何調子に乗ってんのよ、ば、ばかい」
思わずいつもの調子に戻りそうになったルイズは、思いとどま...
…そうだ、『バカ犬』の呼称も、変えてあげないといけないのよ...
そして、思いつく。
「調子に乗るんじゃないわよ、この…。
ダメパパ♪」
つきゅん、と才人のハートに鋭い矢が刺さった。
あーもうガマンきかん。
「もーパパ全力で調子に乗っちゃうぜーっ!」
そして、再びルイズに覆いかぶさったのだった。
その三日後。
王都から取り寄せた、水魔法で調合した妊娠検査薬を使った結...
ルイズは正式に、ラ・ヴァリエールの次期当主となったのであ...
そして、二人の結婚式はルイズが安定期に入ってから執り行う...
しかし。
その結婚式が、とんでもないものになろうとは────────。
毎晩ベッドでいちゃつく二人には、予想だにつかなかったので...
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