ゼロの使い魔保管庫
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才人が景品として王宮に連れ去られて四日目の朝。
トリステイン魔法学院の女子寮の一室では、制服姿のルイズが...
「うふ。うふふふふふふふ…」
黒くて長いそれを、ふゅん、と鞭のようにしならせる。
そして、朗々と詠唱に入る。
最近、ルイズは一つ発見をした。
魔力というものは、充填しておけるのだ。
それを応用したのが、マジックアイテムを作る際に使われる、...
それは、虚無の魔力とて例外ではない。
普段、才人に対し振るわれるルイズの虚無も、実はそうした付...
ただ、本人が自覚せずに魔力を充填していただけである。
黒く細く長い杖に、ルイズの虚無が充填される。
そう、今行っているこれは、彼女自身の意思に拠るもの。
その威力は、無意識に行われていた魔力の充填とは比べ物にな...
普段の犬のお仕置き用エクスプロージョンを打ち上げ花火とす...
「うふふふふふふ…。ふふ…」
ぱしぱしと放電していた杖が、元の様を取り戻していく。
魔力が消失したのではない。杖の中枢に、ルイズの虚無が納ま...
それを確認したルイズは、その杖を、制服のスカートをたくし...
そこには既に、三本の杖が納まっていた。
そして、空のホルダーは右に二本、左に五本。
計十本の杖を、スカートの中に隠す事が可能だった。
そして。
引き出しの中には、残り八本の杖が。
「うふ。うふ。うふふふふ。ふふ…!」
嫉妬と独占欲を源とする彼女の魔力は、今、かつてないほどに...
そう。
王都から聞こえてくる、『トリステインの盾』と『純白の女王...
噂に曰く。
平民出の英雄が、トリステインの女王の結婚相手らしい。
公式の行事で、女王をエスコートする英雄を、何人もの貴族が...
そして、二人の仲を、枢機卿までが認めているということ。
「うふ。うふ。うふ。うふふふふふふふふふふふ!」
笑顔とは裏腹に、ルイズの声はドス黒く染まり、頬は歪に歪ん...
新しい杖に込められた虚無が、収束していく。
アルビオンの軍を退けたほどの虚無が、四本目の杖に充填され...
そこへ、黒髪のメイドがやってくる。
「ミス・ヴァリエール、ご注文の品、できましたよ♪」
そう言ったシエスタの満面の笑顔はしかし、全く笑っていない...
彼女の持ってきたのは、大きなバスケット。
その中には、彼女の手料理が入っている。
「タルブ伝統の最悪の喰い合わせ…。
ヌメリ魚とホロの実の塩漬けです♪」
単体で食べればとても美味な二品だったが、同時に食すと、と...
普通にこの二品を組み合わせて供する事はないが、方やメイン...
ルイズはその品をどうするつもりなのか。
「よくやったわシエスタ。
…きっと、女王陛下も満足なさるでしょうね…。ふふ、ふふふ...
さあ、行くわよ王都へ」
「はい♪」
計略によって、愛する人を攫われた二人は、王都に向かうつも...
才人を攫った本人…アンリエッタから、才人を取り戻すために。
その日、才人は謁見の間で女王の警護をしていた。
女王の今日の公務は、昼まで各地の貴族との謁見で、その後は...
そして、今朝の女王の言葉。
『今日の公務が終わったら、この間の続きをしましょうね』
その言葉を励みに、才人は張り切っていた。
なんせ、この二日の間、さんざん焦らされていたのである。
今日こそ、アンリエッタをベッドの上で調理できるかと思うと...
そんな風に、才人が若い情熱を滾らせていると。
「陛下。よろしいですか」
謁見の間は王宮全体の警備を任されているアニエスが、謁見の...
アニエスは女王の耳元で何事か囁く。
アンリエッタはアニエスの言葉に一瞬驚いた顔をしたが、すぐ...
「分かりました。すぐに通してあげて。
ラ・フォルテ卿には、灌漑用水の件、できる限り支援する旨...
「は。委細承りました」
どうやら、大事な人物の謁見のようだ。最後に控えていた地方...
アニエスが謁見の間から出て行くと、才人は傍らの女王に問う...
「ずいぶん偉い人が来るみたいっすね?飛び入りの謁見を割り...
才人の疑問に、アンリエッタはこれ以上ないほど嬉しそうな笑...
「いいえ、偉くはないですわ。でも、女王直属の女官が火急の...
その言葉に、才人は固まった。
「え。まさか」
固まる才人を気にも留めず、アンリエッタは次の間に控えるそ...
「お入りなさい。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエー...
謁見の間の入り口に、桃色がかったブロンドの、背の低い少女...
貴族の証である家紋の入ったマントを羽織り、静々と謁見の間...
その後に、黒髪でメイド服姿の少女が手に大きなバスケットを...
才人は真っ青な顔で、口を『い』の形にしたまま、固まってい...
謁見の間に現れたのは、言わずと知れた才人のご主人様とメイ...
ルイズとシエスタであった。
二人が何をしに来たのか、だいたい想像のついている才人は恐...
逃げないと。俺死ぬ。コロサレル。
しかし、今は公務の真っ最中。しかも衆人環視の前である。才...
恐怖で半分気絶しそうになっていたが。
そして。
桃色の魔王が、口を開く。
「女王陛下におかれましてはご機嫌麗しゅう。
本日は、陛下にお願いがあってまいりました」
あまりに完璧な所作で頭を垂れるルイズ。
アンリエッタはそんなルイズに満面の笑みで応える。
「言って御覧なさい。可能な限り、その願い聞き届けましょう」
女王の言葉に、ルイズは顔を上げる。
二人の視線が見事にかち合う。
その瞬間。
才人は、謁見の間に風速四十メートルの台風がやってきたので...
二人の視線は、まさに死線となり、気の弱い人間なら射殺せる...
…人の使い魔に手ぇ出してタダですむと思うなよこのうんこわた...
…女王の覚悟、その平坦な胸で受けきれるかしら?脳髄まで桃色...
視線だけで行われる死闘に、才人は呼吸すらままならなくなる。
二人のただならぬ雰囲気を察したのか、謁見の間の各所に控え...
しかし。
次の瞬間、二人の間に満ちていた殺気が、きれいさっぱり消え...
ルイズは突然少女の顔に戻ると、ほ、と顔を赤らめ、アンリエ...
「いえ、その、あのう…この場では、少し、恥ずかしくて。
できれば、女王陛下のお部屋でお話したく」
「あら、乙女の相談事ですか?ルイズ・フランソワーズ?
わかりました、私のお部屋でお話を伺いましょう。
よろしいですかマザリーニ卿?」
まるで妹の相談事を受ける姉のような笑顔で、アンリエッタは...
その笑顔は慈愛に満ち、白の女王の名を関するに相応しいもの...
表面上は。
マザリーニは女王に言う。
「…わかりました。書類の方は私のほうで処理しておきましょう」
今日の書類は主に王に対する嘆願書。内容の検分だけなら、マ...
女王はマザリーニの言葉を聴くと、玉座を立つ。
そして、玉座の前で畏まるルイズに、手を差し伸べる。
「では、参りましょうかルイズ・フランソワーズ。
ふふ、どんな可愛らしいお願い事なのかしらね?ルイズ?」
「いやですわ女王陛下ってば」
二人はまるで無二の親友のように寄り添い、談笑しながら、謁...
その後ろに、シエスタが続いた。
三人が出て行く直前、マザリーニが胸をなでおろす才人の肩を...
無事に済んだ、と安堵していた才人に、マザリーニは言った。
「何をしている。お前も行くんだ」
「へ?」
「たとえ親友との会談とはいえ、お前は女王直轄の近衛だろう。
女王陛下が言われない限り、お傍を離れてはならんのだぞ」
え、マジッスカ、それ全力で修羅場フラグっすよ、王宮消えて...
「何、心配するな。あのミス・ヴァリエールの様子だとお前と...
あのメイドの持っている荷物はさしずめ祝いの品か?いい主...
全力で勘違いをしているマザリーニに、その視線に篭められた...
才人は泣きそうになりながら、かなり遅れて三人の後を追った...
そして。
先に三人の入った女王の寝室のドアを、才人はノックする。
『どうぞ』
アンリエッタの声が応え、才人は中に入る。
女王が眠るにはあまりに質素な寝室の中では。
ルイズとシエスタが床に仰向けに倒れていた。
よく見ると、ぐっすりと眠っている様子だ。
どうやら、争いごとになる前に女王が得意の水魔法で眠らせた...
荒事にならずにほっと才人は胸を撫で下ろしたが。
すぐに気づく。
「どーするんすか。コレ二人起きたら王宮が消し飛びますよ」
「そうみたいですわね。この子ったら、こんなに虚無の魔力を...
アンリエッタはそう言ってルイズのスカートをめくる。
白い飾り気のないショーツとともに、その太ももにくくりつけ...
アンリエッタはその杖をホルダーごと外してしまうと、鏡台の...
これで、引き出しを開けられない限りルイズの企みは意味を成...
「それに、この『お土産』もとんでもない食わせ物ですし」
言ってアンリエッタはベッド脇の円卓の上に置かれたバスケッ...
その中には、旨そうな匂いをたてる蒲焼の魚と、添え物として...
アンリエッタは続ける。
「ヌメリ魚にホロの実の漬物。それぞれ、単品では非常に美味...
でも、一緒に食べると酷くお腹を下してしまいます。
…私も、お料理についてはお勉強しましたからね。タルブ名物...
うなぎと梅干みたいなもんか、と才人は納得する。
そんな才人に、アンリエッタは悪戯っぽく言った。
「サイト様が私がお腹を下すところをご覧になりたいのなら、...
どうされます?」
何を言い出すのかこのわたあめは。
「い、いいですよ!俺そんなへんたいさんじゃないっすよ!」
「あら。そうなんですか?そういうのもお好きなのじゃないか...
…人前で裸でおしっこさせるようなお方ですし」
「…ひょっとしてアレまだ根に持ってる?」
才人の疑問に、アンリエッタは『うふふ、どうかしら』と誤魔...
「さて。確かに起きたら暴れそうですわね、この子たち。
暴れられてもコトですから…サイト様?」
「何ですか?」
「少し、血をくださいな。私に、いーい考えがあります。
それにサイト様も、お預けされて溜まっておいででしょ?」
満面の、何か黒いものを湛えた女王の笑みに、才人は尋ねた。
「…何企んでるんですか」
「うふふ。いいコト。と〜っても、いいコトですわ…♪」
言って女王は二人のライバルを見下ろす。
その瞳は、淫靡に光り輝いていた。
「起きてください、ミス!ミス・ヴァリエール!」
ルイズの目が覚めたのは、耳慣れたともだちの声によって。
「う、うう〜ん…」
女王の魔法による眠りの目覚めは重かった。
水魔法、『眠りの霧』による眠りとは、質が違っていた。
魔法によって眠り薬に変質した空気中の水分を吸い込ませ、眠...
しかし女王のそれは違っていた。
相手に接触する必要はあったが、相手の血液の一部を直接眠り...
それが女王の『眠りの魔法』だった。
重い頭を振りながら、ルイズはキングサイズのベッドの上で目...
周囲を見渡してみる。
そこは女王の寝室ではなかった。
まず目に付いたのは部屋の暗さ。
小さなランタン数個で照らされる部屋の中は、目を凝らさなけ...
そして、その暗さを作っている原因。それは。
この部屋には窓がなかったのである。そもそも外界とこの部屋...
「ここ…どこ?」
「さあ…王宮内のどこかじゃないでしょうか」
ルイズの質問に、シエスタの回答は要領をえない。
それもそうだ。彼女も、目が覚めたらここにいたのだ。
しかも、二人は普通の格好ではない。
二人とも、揃いの白いスケスケのネグリジェに着替えさせられ...
それをした犯人はただ一人。
二人に魔法をかけ、眠らせたメイジ。
「あんのクソわたあめ…!何企んでるのよ…!」
悔しそうにそう吐き捨てるルイズを、シエスタは見つめる。
二人の脳裏には同じ名前と容姿が浮かんでいた。
アンリエッタ女王。
「そんなクソわたあめなんて…せめて腹黒女王にしてあげましょ...
さらりとそう言ってのけるシエスタ。
二人の言の葉に、国王に対する忠誠心は欠片もない。
あるのはただ、自分達に罠を仕掛けた恋敵に対する怨嗟のみ。
「…あんまりな物言いですわね・・・」
その言葉と同時に、古びた扉が音を立てて開く。
そこに居たのは。
二人によく似た白い薄絹を身に纏う、トリステインの白き女王。
アンリエッタだった。
即座にルイズがベッドから飛び降り、アンリエッタに詰め寄る。
「また今度は何を企んでるのよ!サイトを返しなさいよ!」
女王の胸倉をひっつかみ、才人を返せと訴える。
しかし女王はどんなに詰め寄られても薄ら笑いを浮かべたまま...
そんな二人に、シエスタが近寄ってくる。
「ダメですよミス。ちゃんと首を絞めないと。ね?」
にっこり笑ってさらりととんでもない事を言い放つシエスタ。
どうやらシエスタも相当おかんむりのようである。
「何も、企んではいません。ただ少し…お二人に協力していただ...
ルイズに胸倉を捕まれたまま、アンリエッタはいけしゃあしゃ...
「あによ!アンタのする事になんかこれっぽちも協力する気な...
貴族とは思えない台詞を仕えるべき王に向かって吐くルイズ。
アンリエッタはようやく、ルイズの腕を振りほどく。
「コレを見ても…そんな事が言えます?」
そう言ってアンリエッタは開いた扉の外に向かって手招きをす...
すると。
そこから、上半身裸の、簡素な茶色いズボンだけを履いた、黒...
「サイトっ?」
「サイトさん!?」
二人は驚いた。
まさか、女王がこんな素直に才人を返すとは。
だがしかし。
アンリエッタははなっから才人を返すつもりはなかったのであ...
次の瞬間、二人の目が点になった。
「協力していただきたいこと、というのはですね」
女王の言葉に合せるように。
『二人目の』才人が部屋に入ってきた。
「え?サイトさんが二人?」
驚くシエスタにアンリエッタは続ける。
「実はちょっと…スキルニルの取り扱いを誤りまして…」
続けた女王の言葉に合せ、三人目、四人目が現れる。
そして。
合計五人の才人が、その部屋に勢ぞろいした。
「ほんとはね?二人に増やすつもりだったんです。
でもちょっと手元が狂って、箱に入れておいた全部にサイト...
可愛らしく舌をぺろ、と出して誤魔化すアンリエッタ。
その仕草はその年齢相応に愛らしかった。
魔法人形、スキルニル。血を吸った相手と寸分違わぬ姿に化け...
「なにやってんのよ…」
呆れたようにそう言うルイズ。
だが彼女は肝心な事に気付いていない。
それに気付いたのはシエスタだった。
「あ、あのーう…?サイトさんの目がものすごっくヤバげなカン...
スキルニルは化けた相手の状態をコピーし、支配したメイジの...
その才人に化けたスキルニル達は、目の前のあられもない格好...
ぶっちゃけ発情犬モードであった。
「本当は私のほうで制御できるはずなんですけども…ちょっと、...
ぜっんぜんいう事きいてくれないんです」
才人はさんざんアンリエッタにおあずけを喰ったせいで溜まり...
その滾る青い情熱が、アンリエッタの支配を跳ね除けたのであ...
さすがは伝説のガンダールヴ。
「今も、その、襲われそうになって…。
二人連れてくるからガマンしてって言って納めてもらうのが...
よく見ると五人とも、限界までフル勃起である。
今にも襲い掛かってきそうな五人の才人のうち一人が言った。
「い、いやまあ流石に俺も五対一とかってなんか集団レイプみ...
と、とりあえず二人加わればなんとかなるかなぁって」
言いながらもその息は荒い。
正直、目の前の三種類の肌も露な薄着の女の子達に、理性を保...
「まあ、そういうわけですから。
お二人とも、お好きな数のサイト様のお相手をして頂きたい...
困ったような顔で、アンリエッタは改めて二人にお願いをする。
何この展開。
半分呆れて話を聞いていたルイズだったが、ちょっと考えてみ...
…複数のサイトにめちゃめちゃにされるのかぁ…。
きっと、発情した才人はルイズの身体中の穴という穴を犯し、...
…ちょ、ちょっといいかも。
ちょっと考えた結果、ルイズはアンリエッタの提案に乗ること...
「しょ、しょうがないわね。乗ってあげるわよ」
「え、み、ミス・ヴァリエール?本気ですかっ?」
「な、なによ、しょうがないでしょ?だ、駄犬が増えちゃった...
真っ赤な顔でそう言いながら、ルイズは自分に言い訳する。
そうよ。犬の性欲処理をしないと、またどっから女ひっぱって...
それまで渋っていたシエスタも、そんなルイズの態度に女王の...
「ミス・ヴァリエールがそうおっしゃるんなら…」
「でしょ?しょうがないでしょ?増えちゃったんだし!あのバ...
「…なんか言い訳くさいですミス・ヴァリエール」
二人のそんな掛け合いを見守っていたアンリエッタが、不意に...
「はいそのへんで。
そろそろサイトさまが限界くさいので、お相手していただけ...
そのアンリエッタの後ろでは、既に吐息のかかる距離まで才人...
耳元で聞こえるはぁはぁという獣じみた声に、アンリエッタの...
二人はごく、と息を呑んで、そして見つめあう。
そして。
せーの、で息を合わせ、同時に言った。
「せ、せっかくですから。お一人頂きますっ」
「しょ、しょうがなわよね。さ、さんに…ってえ?シエスタ一人...
てっきり二・三で二人占めにして、とか思っていたルイズだっ...
「…あのぅ、ミス?さすがに三人は欲張りすぎですよ」
「…ルイズ。さすがの私も引いたわ。三人同時とかどんだけへん...
「え、ちょっと待って?いやいまの自然な流れじゃないのっ?」
慌てるルイズに、二人は呆れたような視線を送ると、両端の二...
「ちょっ、なによ、せっかく増えたんじゃないのっ。
こら、二人とも話きけっての、誰がへんたいさんだ、待って...
あわあわと腕を振って慌てるルイズだったが。
そのルイズの腕を、二人の才人ががっしりと掴んだ。
そして、余った一人がルイズの顎をつまみ、その瞳を覗き込ん...
それだけで、ルイズの目がとろんと夢心地になる。
心臓がとくんとくんと早鐘のように鳴り出し、今から訪れる背...
あ、やば、私、メチャクチャ期待してる…かも…。
「それじゃあ、ルイズ」
「あ、あによ」
才人の言葉に、ついいつもの調子で応えてしまうルイズ。
そんなルイズに、才人は彼女の期待通りの言葉をかけたのだっ...
「メチャクチャにしてやるよ、望み通り」
つきゅん。
ルイズの心臓に、背徳と言う名のマイナスの電流が流れた。
「ば、ばか、そんなメチャクチャにしろって言ってな、あ、こ...
一応抵抗はしてみせるものの。
ほとんど手間を取らさずにルイズは全裸にされ、床の上に押し...
先にベッドを占領されてしまったため、シエスタは部屋の隅に...
その前に、股間をはち切れんばかりに膨らませた才人が立つ。
「あは。もうこんなになってますね」
嬉しそうにそう言って、シエスタは才人の前を撫で上げる。
う、とその刺激に呻いた才人は、そのままの勢いでズボンを引...
「ちょ、ちょいまちシエスタ!」
「え?なんですか?」
折角ギンギンのうまい棒を丸飲みしようとしていたところだっ...
そんなシエスタに、才人は続けた。
「今日はご奉仕ナシ。全部俺がするから。いい?」
意外な申し出に、シエスタは目を点にする。
「え?なんでですか?サイトさんご奉仕されるの好きでしょ?」
「いやまあたしかにそうだけどさ。でもなんつうか…さんざん焦...
今日は俺が攻めたい気分なのよ」
言いながらズボンを下ろし、ソファの上に掛けるシエスタに覆...
シエスタは少し戸惑ったが。
「じゃあ…サイトさんの好きにしてください♪」
笑顔でそう応えた。
才人はシエスタの肯定を受け取ると、そのまま欲求に任せて唇...
まるで茹でたての卵のような、滑らかさと弾力を兼ね備えた唇...
その隙間から、粘液で覆われた柔らかい肉の塊が才人の口の中...
シエスタの舌だ。
才人はそのまま自分の舌をシエスタのそれに絡める。
まるで別の生き物のように、舌と舌同士が絡み合い、互いの口...
その刺激に、唾液が唇から溢れ出し、お互いの顎を、頬を汚し...
お互いの口内を犯しあう間、才人はそっとシエスタのネグリジ...
完全にシエスタの胸を露にすると、キスをしたままその豊満な...
強い刺激にシエスタの舌の勢いが弱くなる。
才人は好機ととってか、そのままシエスタの中に己の舌を押し...
「ふぐ!?」
互いを愛撫しあっていた状態から、一方的に犯される状態にな...
シエスタは、本当は奉仕するのが好きなのではなかった。
奉仕するふりで、才人を責めるのが好きだったのだ。
しかし今、その立場は完全に逆転していた。
才人の唾液を流し込まれ、口内を蹂躙される。
柔らかい胸をこねるように揉まれ、乳首を押しつぶされる。
そして。
才人の指が、どろどろに濡れたショーツにかかる。
そのままショーツを引きのばし、才人は己をシエスタの牝の裂...
シエスタが脚を閉じる間もなく、才人は一気にシエスタを奥ま...
「ふぅーーーーーーーーっ?」
唇を塞がれたまま、シエスタの唇から喘ぎが漏れる。
そのまま才人は、激しく腰を使い始める。
軽く濡れていただけの肉穴は、最後の抵抗を襲い掛かる肉棒に...
しかし理性のタガの外れた野獣は、少々の肉の摩擦など全く意...
被さる雄の暴虐に、牝はやがて生理的な反応を示す。
粘膜を守るため、粘液を分泌し始めたのである。
それがさらに、才人の陵辱を加速させていく事になる。
ぐちゃぐちゃぐちゃと、リズミカルに、淫靡に、シエスタの股...
その間も、口内を舌で犯され、唾液を啜られ、唾液を流し込ま...
そして胸を蹂躙され、快楽を上乗せされていく。
「ふぅっ、ふぐっ!」
息苦しさがさらに陵辱感を押し上げ、シエスタの膣は才人をよ...
そして。
ぐに!
「──────────!!」
激しく最奥を突かれた瞬間。
シエスタは、最初の絶頂に押し上げられたのだった。
シエスタが才人に陵辱されている間。
ルイズは、三人の才人にとんでもない責めを受けていた。
「やぁ、らめ、らめぇ」
ルイズは全裸に剥かれ、拘束されていた。
元々捕虜を監禁、拷問する用途で作られたこの隠し部屋には、...
っしてそれらの拘束具は、女王が自らの騎士との行為の際に使...
そのうちの一つ、床に備え付けられた歪な台の上に、ルイズは...
それは、上に丸い板を渡され、普段は小さな円卓にカモフラー...
しかしその丸い板を取り払うと、長方形に並んだ鉄製の四本の...
その四本の脚の天辺には、同じく鉄で出来た小さな滑車がはめ...
ルイズは背中をその木の棒に預けさせられ、両肘の少し上、両...
三人同時に与えられる快楽にあっというまに達してしまったル...
そんなルイズの全身を、三人の才人が執拗に陵辱していた。
うち一人は長方形の下辺からはみ出た臀部を割り開き、肛門を...
うち一人はその上で、とろとろと愛液を零すルイズの女陰を嘗...
残りの一人は、ルイズの脇に陣取り、その平坦な胸板を嘗め回...
愛する人の分身に、三箇所の性感帯を同時に責められ、ルイズ...
「ひ!く!いくぅっ!」
ルイズの宣言と共に彼女の体が跳ね、がちゃがちゃと拘束具が...
それと同時に股間からぴしゅっ、と可愛らしい潮を吹き、ルイ...
「も、やめ、こんなの、やらぁ…」
ルイズは、他の誰よりも『普通に』愛されるのが好きである。
前から抱かれ、唇を塞がれ、お互いの名を呼びあいながら甘い...
こんなふうに、拘束され、無理矢理絶頂させられるのは、彼女...
しかし。
ぺろ。
「ひう!」
肛門を再び舐めあげられ、ルイズの喉が踊る。
やあ…キモチイイ…っ!
ルイズの身体は、確かに快感を得ていた。
理性は否定しても、熱く疼く牝の芯が、四肢の先端まで快楽の...
嫌なはずの行為に、快感を得てしまう身体に戸惑うが、その原...
相手が才人だからである。
才人にされることで、キモチイイことならなんでも受け入れて...
やなのに…!やなのにぃ…!
必死に奥歯を噛み締め、与えられる快楽を否定する。
しかし、結局それは無駄な努力に終わる。
才人の歯と指が、硬くしこり勃った両の乳首を押しつぶす。
才人の指が、ルイズの陰核を剥きあげ、唾液に濡れた唇で優し...
才人の舌が、彼の両手で割り開かれた肛門に侵入する。
「ひゃぁ!」
快楽を与えられ硬くしこったルイズの乳首は今、才人の指にこ...
淫欲に染まった血液の流れ込んだそこは、硬く勃起しており、...
指で包皮を剥かれ、ぷるんと外気に晒されたルイズの陰核は、...
普段包皮に包まれ保護されている快楽の中枢を優しく愛され、...
すっかり快楽に解きほぐされたルイズの肛門は柔らかく、簡単...
そのまま、襞の隅々まで舐めあげられ、ルイズの直腸はまるで...
三箇所を同時に責められ、ルイズの意識は混乱する。
抵抗しなきゃいけないのに、どこに抵抗すればいいのか分から...
「ちょ、ど、どこなめてっ…ひ!や、だめだめだめっ、全部だめ...
そんなしたらまたいっちゃ…あぁぁあぁぁぁぁぁっぁ!!」
再びルイズの腰がびくん!と盛大に跳ね上がり、身体中からく...
そして。
ぷしゃあああ…。
完全に気を失ったルイズの股間から、膀胱に溜まった尿が溢れ...
三人の才人たちは気絶させたルイズの拘束を外す。
そして、うち一人が脱力したルイズを抱え上げ、床の上に寝転...
本人の意思とは関係なく、愛撫によってぱっくりと開いた肛門...
脱力しきったルイズの肛門は、ぱく、と才人の先端をまるで彼...
「あ…?」
その刺激に、ルイズの喉が鳴る。
しかし意識は快楽の電流に焼き切れたまま。刺激による脊髄反...
床に寝転がった才人は、そのまま剛直をルイズの中に差し込ん...
すっかりほぐされたルイズの肛門は、むりむりと音をたてなが...
「…あ?って、何、なにぃぃぃぃぃっ?」
その刺激に、覚醒したルイズが声をあげた。
と同時に、括約筋がきゅうっとすぼまり、才人を喰い締める。...
ルイズ自身のの体重で深く深く差し込まれた肉棒は、直腸から...
「くっ、ルイズ、んな締めんなよ…!」
「やっ、ばかいぬっ、どこ入れてんのよぅ!や、だめ、動いち...
なんかきちゃうからだめぇ!」
子宮を裏側からノックされ、腸を削られ、ルイズは肛門で達し...
しかし、この程度で済むはずもなく。
「ルイズ、三人指名したの、忘れてないか?」
「ふ、ふぇ?あ、なに?」
不意にルイズの目の前が暗くなった。
才人の上で肛門を貫かれるルイズの前に、もうひとりの才人が...
そして。
ルイズの意識は、さらなる快感で掻き乱されることになる。
愛液と尿でグチャグチャになったルイズの女陰を、もうひとり...
あまりにもあっさりと、才人の剛直は奥までルイズを貫く。
先だって差し込まれていたもう一本が、ルイズの内壁と、子宮...
「や、は、くるひっ、子宮つぶれりゅっ、くちゃくちゃになっ...
空気を求め、ルイズの口がはくはくと開く。
その頭を、がっしりと掴む手。
無理矢理横を向かされたルイズの目に、そそり立つ才人の肉棒...
「まだ一人残ってるって、忘れてない?」
「ひ、も、もうむりぐぅっ?」
ぱっくりと開いたルイズの口に、才人の剛直が押し込まれる。
才人は乱暴にルイズの口を犯す。
口を、肛門を、女陰を同時に犯され、ルイズの意識が朦朧とし...
しかし、才人たちの暴虐で送り込まれる負の快楽の電流が、飛...
揺さぶられる子宮に何度も軽い絶頂を覚える。その度に、どん...
「むぐぅ、む、ぐぅぅぅっ!」
そして、深淵の底まで堕ちた瞬間。
ルイズの身体が、まるで進入してくる才人たちを抱きしめるよ...
舌が肉棒に絡みつき、無意識に先端を吸い上げる。
括約筋が根元に噛み付き、直腸が蠢いて吸い上げる。
膣口がぎゅっと竿を抱きしめ、膣道が細かく蠕動し、子宮口が...
「くっ、ルイズっ…!」
三人が同時にルイズの名を呼び、そして。
どくどくどくどくどく!
一足先に深淵に堕ち、意識を手放したルイズの中に、大量の精...
ルイズが三人の才人に責めあげられている間、シエスタはたっ...
射精し、一息ついた才人を押し倒し、その柔らかい胸で才人を...
「ちょ、シエスタ、今日はご奉仕なしって言ったじゃんかっ」
「うーふーふー。だーめーでーすっ。
私はサイトさんのメイドなんですから、ご奉仕は義務なんで...
言いながらぐにぐにと胸の谷間の中で才人を犯す。
「ほら、サイトさんの大好きなおっぱいですよー。
ほーら、ほーら」
胸を両側から押さえ、才人の肉棒を変幻自在に変形する肉の隙...
「ちょ、だめだってシエスタ、けっこうソレ痛いんだって!」
「痛いのもイイんでしょ?こーの、へんたいさん♪
ほらほら、揉むぜ〜。超揉むぜ〜♪」
むにむにと、容赦なく才人を胸の柔肉で揉みあげる。
「くぁ、だ、だめだあっ!」
どくどくどくどく!
シエスタの胸の中で果てる才人。そのまま萎えていく才人。
しかし、シエスタは才人を逃がさない。
胸から才人を開放し、今度は口で咥えこむ。
「ちょ、休ませてよシエスタっ?」
「はにひってるんれふは、ほほはらはいいほこれふよ〜」
今日は徹底的に才人を搾り取るつもりの、シエスタであった。
そしてその頃、ベッドの奥に陣取ったアンリエッタは。
才人と向かい合って抱き合い、繋がっていた。
だが一切動かずに、お互いの身体を愛撫しあっていた。
この方法を提案したのはアンリエッタ。以前、安宿で行った動...
最初、才人はゆっくりとアンリエッタの張りのある胸を揉みし...
そのうち、行為がエスカレートし、下半身にも手が伸び、今は...
アンリエッタははじめ、才人の首筋に顔を埋め、その肌に何度...
だが、そのうちガマンがきかなくなり、直接才人の唇を吸いだ...
「ん、ちゅ、んむ…。やらしいですよ、姫さま…」
「ん、ぷ、はぁ…。ああ、融けてきてます、サイトさまぁ…」
深く深く繋がった部分が、少しずつぐにぐにと蠢き始めていた。
そして、先に音をあげたのはアンリエッタの方。
「あ、あの、サイトさま…。
も、も、もう、ガマン、できませぬ。う、うごいて、よろし...
いいながら、既に腰が蠢き始めているアンリエッタ。
実は、才人の方も限界であった。
「う、うん。お、俺も限界っぽい…」
才人の言葉に、最初に応えたのはアンリエッタの声ではなかっ...
膣肉が最初にきゅうきゅうと蠢き、肯定を返したのである。
「あ、やだ、私の中、勝手にうごくぅ…」
「くぁ、い、いきなりだなっ、姫さま…!ナイス淫乱っぷりです...
そう応えて、才人は。
アンリエッタをそのままベッドに転がし、女王の背中をベッド...
そのまま膝裏に手を押し当て、姿勢を固定させる。
「や、やだっ、こんな格好っ」
「このほうが、姫さまをぐちゃぐちゃにできますからね…!」
嗜虐的な笑みを漏らし、才人はそのまま腰を引き抜く。
ぶちゃぶちゃと溶け合った性器が淫猥な音を響かせる。
「や、やあ!抜けちゃう、私の中、ひきずられてぬけちゃうう...
才人の返しに削られる感覚は、アンリエッタに蕩けきった膣肉...
そしてそのまま、才人はどちゅ、と溢れる愛液を押し込みなが...
「あひ!ひびく、奥まで響いてますぅ!」
その衝撃に子宮どころか内臓までびくびくと震わされ、深い快...
そして、才人は抵抗のほとんどないアンリエッタの膣内を激し...
「あぁぁぁあぁぁぁ!やら、きちゃう、きちゃうううう!」
「ひ、姫さま、俺も、俺もっ!」
その行為はすぐに限界を迎えた。
互いに限界を伝え合い、震える女王と騎士。
アンリエッタの中に、才人の精液が注がれる。
二人は絶頂の余韻に、そのままくたん、と重なり合ってベッド...
まだ、股間は繋がったままだった。
そして。
先に覚醒したのは、アンリエッタの方。
自分の中で徐々に硬さを取り戻し始めた才人に、目が覚めたの...
「ねえ、サイトさま」
「ん…何?姫さま」
「今度は、私が上になりますわ…。ですから、もう一回…」
「しょ、しょうがねえなあ、この淫乱女王は…」
そして二人は笑い合い、今度は寝転ぶ才人の上にアンリエッタ...
さてその頃。
この隠し部屋の、カーテンで仕切られた、普段は調度を飾って...
頑丈な木の椅子に縛り付けられ、猿轡をかまされ、ギンギンに...
この才人が、本物の才人である。
アンリエッタは仮にもトライアングルクラスのメイジである。
そのアンリエッタが、スキルニルの支配を失うなど、ありえな...
つまりは、先ほどアンリエッタの話していたことは、嘘である。
本物の才人はここで縛られ、三人の行為のあられもない声だけ...
なにこのnmgrs?死ねと?俺に死ねというのかッ?神よ!?
必死に暴れるが、アニエスによってぎっちりと締められた縄が...
「や、は、も、もうらめ、らめなんらからぁ…!」
「ほらほら〜。今度はぱふぱふですよー」
「ああ、サイトさま、融けます…これ、いっぱいとけてしまいま...
響き渡る淫声に、自慰も許されずただひたすら生殺しに逢う才...
結局才人が開放されたのは、全員が満足しきって、各々の居場...
才人は開放してくれたアンリエッタに襲い掛かり、そのまま水...
[[35-656]]ぼくらの七日間戦争〜四日目
終了行:
才人が景品として王宮に連れ去られて四日目の朝。
トリステイン魔法学院の女子寮の一室では、制服姿のルイズが...
「うふ。うふふふふふふふ…」
黒くて長いそれを、ふゅん、と鞭のようにしならせる。
そして、朗々と詠唱に入る。
最近、ルイズは一つ発見をした。
魔力というものは、充填しておけるのだ。
それを応用したのが、マジックアイテムを作る際に使われる、...
それは、虚無の魔力とて例外ではない。
普段、才人に対し振るわれるルイズの虚無も、実はそうした付...
ただ、本人が自覚せずに魔力を充填していただけである。
黒く細く長い杖に、ルイズの虚無が充填される。
そう、今行っているこれは、彼女自身の意思に拠るもの。
その威力は、無意識に行われていた魔力の充填とは比べ物にな...
普段の犬のお仕置き用エクスプロージョンを打ち上げ花火とす...
「うふふふふふふ…。ふふ…」
ぱしぱしと放電していた杖が、元の様を取り戻していく。
魔力が消失したのではない。杖の中枢に、ルイズの虚無が納ま...
それを確認したルイズは、その杖を、制服のスカートをたくし...
そこには既に、三本の杖が納まっていた。
そして、空のホルダーは右に二本、左に五本。
計十本の杖を、スカートの中に隠す事が可能だった。
そして。
引き出しの中には、残り八本の杖が。
「うふ。うふ。うふふふふ。ふふ…!」
嫉妬と独占欲を源とする彼女の魔力は、今、かつてないほどに...
そう。
王都から聞こえてくる、『トリステインの盾』と『純白の女王...
噂に曰く。
平民出の英雄が、トリステインの女王の結婚相手らしい。
公式の行事で、女王をエスコートする英雄を、何人もの貴族が...
そして、二人の仲を、枢機卿までが認めているということ。
「うふ。うふ。うふ。うふふふふふふふふふふふ!」
笑顔とは裏腹に、ルイズの声はドス黒く染まり、頬は歪に歪ん...
新しい杖に込められた虚無が、収束していく。
アルビオンの軍を退けたほどの虚無が、四本目の杖に充填され...
そこへ、黒髪のメイドがやってくる。
「ミス・ヴァリエール、ご注文の品、できましたよ♪」
そう言ったシエスタの満面の笑顔はしかし、全く笑っていない...
彼女の持ってきたのは、大きなバスケット。
その中には、彼女の手料理が入っている。
「タルブ伝統の最悪の喰い合わせ…。
ヌメリ魚とホロの実の塩漬けです♪」
単体で食べればとても美味な二品だったが、同時に食すと、と...
普通にこの二品を組み合わせて供する事はないが、方やメイン...
ルイズはその品をどうするつもりなのか。
「よくやったわシエスタ。
…きっと、女王陛下も満足なさるでしょうね…。ふふ、ふふふ...
さあ、行くわよ王都へ」
「はい♪」
計略によって、愛する人を攫われた二人は、王都に向かうつも...
才人を攫った本人…アンリエッタから、才人を取り戻すために。
その日、才人は謁見の間で女王の警護をしていた。
女王の今日の公務は、昼まで各地の貴族との謁見で、その後は...
そして、今朝の女王の言葉。
『今日の公務が終わったら、この間の続きをしましょうね』
その言葉を励みに、才人は張り切っていた。
なんせ、この二日の間、さんざん焦らされていたのである。
今日こそ、アンリエッタをベッドの上で調理できるかと思うと...
そんな風に、才人が若い情熱を滾らせていると。
「陛下。よろしいですか」
謁見の間は王宮全体の警備を任されているアニエスが、謁見の...
アニエスは女王の耳元で何事か囁く。
アンリエッタはアニエスの言葉に一瞬驚いた顔をしたが、すぐ...
「分かりました。すぐに通してあげて。
ラ・フォルテ卿には、灌漑用水の件、できる限り支援する旨...
「は。委細承りました」
どうやら、大事な人物の謁見のようだ。最後に控えていた地方...
アニエスが謁見の間から出て行くと、才人は傍らの女王に問う...
「ずいぶん偉い人が来るみたいっすね?飛び入りの謁見を割り...
才人の疑問に、アンリエッタはこれ以上ないほど嬉しそうな笑...
「いいえ、偉くはないですわ。でも、女王直属の女官が火急の...
その言葉に、才人は固まった。
「え。まさか」
固まる才人を気にも留めず、アンリエッタは次の間に控えるそ...
「お入りなさい。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエー...
謁見の間の入り口に、桃色がかったブロンドの、背の低い少女...
貴族の証である家紋の入ったマントを羽織り、静々と謁見の間...
その後に、黒髪でメイド服姿の少女が手に大きなバスケットを...
才人は真っ青な顔で、口を『い』の形にしたまま、固まってい...
謁見の間に現れたのは、言わずと知れた才人のご主人様とメイ...
ルイズとシエスタであった。
二人が何をしに来たのか、だいたい想像のついている才人は恐...
逃げないと。俺死ぬ。コロサレル。
しかし、今は公務の真っ最中。しかも衆人環視の前である。才...
恐怖で半分気絶しそうになっていたが。
そして。
桃色の魔王が、口を開く。
「女王陛下におかれましてはご機嫌麗しゅう。
本日は、陛下にお願いがあってまいりました」
あまりに完璧な所作で頭を垂れるルイズ。
アンリエッタはそんなルイズに満面の笑みで応える。
「言って御覧なさい。可能な限り、その願い聞き届けましょう」
女王の言葉に、ルイズは顔を上げる。
二人の視線が見事にかち合う。
その瞬間。
才人は、謁見の間に風速四十メートルの台風がやってきたので...
二人の視線は、まさに死線となり、気の弱い人間なら射殺せる...
…人の使い魔に手ぇ出してタダですむと思うなよこのうんこわた...
…女王の覚悟、その平坦な胸で受けきれるかしら?脳髄まで桃色...
視線だけで行われる死闘に、才人は呼吸すらままならなくなる。
二人のただならぬ雰囲気を察したのか、謁見の間の各所に控え...
しかし。
次の瞬間、二人の間に満ちていた殺気が、きれいさっぱり消え...
ルイズは突然少女の顔に戻ると、ほ、と顔を赤らめ、アンリエ...
「いえ、その、あのう…この場では、少し、恥ずかしくて。
できれば、女王陛下のお部屋でお話したく」
「あら、乙女の相談事ですか?ルイズ・フランソワーズ?
わかりました、私のお部屋でお話を伺いましょう。
よろしいですかマザリーニ卿?」
まるで妹の相談事を受ける姉のような笑顔で、アンリエッタは...
その笑顔は慈愛に満ち、白の女王の名を関するに相応しいもの...
表面上は。
マザリーニは女王に言う。
「…わかりました。書類の方は私のほうで処理しておきましょう」
今日の書類は主に王に対する嘆願書。内容の検分だけなら、マ...
女王はマザリーニの言葉を聴くと、玉座を立つ。
そして、玉座の前で畏まるルイズに、手を差し伸べる。
「では、参りましょうかルイズ・フランソワーズ。
ふふ、どんな可愛らしいお願い事なのかしらね?ルイズ?」
「いやですわ女王陛下ってば」
二人はまるで無二の親友のように寄り添い、談笑しながら、謁...
その後ろに、シエスタが続いた。
三人が出て行く直前、マザリーニが胸をなでおろす才人の肩を...
無事に済んだ、と安堵していた才人に、マザリーニは言った。
「何をしている。お前も行くんだ」
「へ?」
「たとえ親友との会談とはいえ、お前は女王直轄の近衛だろう。
女王陛下が言われない限り、お傍を離れてはならんのだぞ」
え、マジッスカ、それ全力で修羅場フラグっすよ、王宮消えて...
「何、心配するな。あのミス・ヴァリエールの様子だとお前と...
あのメイドの持っている荷物はさしずめ祝いの品か?いい主...
全力で勘違いをしているマザリーニに、その視線に篭められた...
才人は泣きそうになりながら、かなり遅れて三人の後を追った...
そして。
先に三人の入った女王の寝室のドアを、才人はノックする。
『どうぞ』
アンリエッタの声が応え、才人は中に入る。
女王が眠るにはあまりに質素な寝室の中では。
ルイズとシエスタが床に仰向けに倒れていた。
よく見ると、ぐっすりと眠っている様子だ。
どうやら、争いごとになる前に女王が得意の水魔法で眠らせた...
荒事にならずにほっと才人は胸を撫で下ろしたが。
すぐに気づく。
「どーするんすか。コレ二人起きたら王宮が消し飛びますよ」
「そうみたいですわね。この子ったら、こんなに虚無の魔力を...
アンリエッタはそう言ってルイズのスカートをめくる。
白い飾り気のないショーツとともに、その太ももにくくりつけ...
アンリエッタはその杖をホルダーごと外してしまうと、鏡台の...
これで、引き出しを開けられない限りルイズの企みは意味を成...
「それに、この『お土産』もとんでもない食わせ物ですし」
言ってアンリエッタはベッド脇の円卓の上に置かれたバスケッ...
その中には、旨そうな匂いをたてる蒲焼の魚と、添え物として...
アンリエッタは続ける。
「ヌメリ魚にホロの実の漬物。それぞれ、単品では非常に美味...
でも、一緒に食べると酷くお腹を下してしまいます。
…私も、お料理についてはお勉強しましたからね。タルブ名物...
うなぎと梅干みたいなもんか、と才人は納得する。
そんな才人に、アンリエッタは悪戯っぽく言った。
「サイト様が私がお腹を下すところをご覧になりたいのなら、...
どうされます?」
何を言い出すのかこのわたあめは。
「い、いいですよ!俺そんなへんたいさんじゃないっすよ!」
「あら。そうなんですか?そういうのもお好きなのじゃないか...
…人前で裸でおしっこさせるようなお方ですし」
「…ひょっとしてアレまだ根に持ってる?」
才人の疑問に、アンリエッタは『うふふ、どうかしら』と誤魔...
「さて。確かに起きたら暴れそうですわね、この子たち。
暴れられてもコトですから…サイト様?」
「何ですか?」
「少し、血をくださいな。私に、いーい考えがあります。
それにサイト様も、お預けされて溜まっておいででしょ?」
満面の、何か黒いものを湛えた女王の笑みに、才人は尋ねた。
「…何企んでるんですか」
「うふふ。いいコト。と〜っても、いいコトですわ…♪」
言って女王は二人のライバルを見下ろす。
その瞳は、淫靡に光り輝いていた。
「起きてください、ミス!ミス・ヴァリエール!」
ルイズの目が覚めたのは、耳慣れたともだちの声によって。
「う、うう〜ん…」
女王の魔法による眠りの目覚めは重かった。
水魔法、『眠りの霧』による眠りとは、質が違っていた。
魔法によって眠り薬に変質した空気中の水分を吸い込ませ、眠...
しかし女王のそれは違っていた。
相手に接触する必要はあったが、相手の血液の一部を直接眠り...
それが女王の『眠りの魔法』だった。
重い頭を振りながら、ルイズはキングサイズのベッドの上で目...
周囲を見渡してみる。
そこは女王の寝室ではなかった。
まず目に付いたのは部屋の暗さ。
小さなランタン数個で照らされる部屋の中は、目を凝らさなけ...
そして、その暗さを作っている原因。それは。
この部屋には窓がなかったのである。そもそも外界とこの部屋...
「ここ…どこ?」
「さあ…王宮内のどこかじゃないでしょうか」
ルイズの質問に、シエスタの回答は要領をえない。
それもそうだ。彼女も、目が覚めたらここにいたのだ。
しかも、二人は普通の格好ではない。
二人とも、揃いの白いスケスケのネグリジェに着替えさせられ...
それをした犯人はただ一人。
二人に魔法をかけ、眠らせたメイジ。
「あんのクソわたあめ…!何企んでるのよ…!」
悔しそうにそう吐き捨てるルイズを、シエスタは見つめる。
二人の脳裏には同じ名前と容姿が浮かんでいた。
アンリエッタ女王。
「そんなクソわたあめなんて…せめて腹黒女王にしてあげましょ...
さらりとそう言ってのけるシエスタ。
二人の言の葉に、国王に対する忠誠心は欠片もない。
あるのはただ、自分達に罠を仕掛けた恋敵に対する怨嗟のみ。
「…あんまりな物言いですわね・・・」
その言葉と同時に、古びた扉が音を立てて開く。
そこに居たのは。
二人によく似た白い薄絹を身に纏う、トリステインの白き女王。
アンリエッタだった。
即座にルイズがベッドから飛び降り、アンリエッタに詰め寄る。
「また今度は何を企んでるのよ!サイトを返しなさいよ!」
女王の胸倉をひっつかみ、才人を返せと訴える。
しかし女王はどんなに詰め寄られても薄ら笑いを浮かべたまま...
そんな二人に、シエスタが近寄ってくる。
「ダメですよミス。ちゃんと首を絞めないと。ね?」
にっこり笑ってさらりととんでもない事を言い放つシエスタ。
どうやらシエスタも相当おかんむりのようである。
「何も、企んではいません。ただ少し…お二人に協力していただ...
ルイズに胸倉を捕まれたまま、アンリエッタはいけしゃあしゃ...
「あによ!アンタのする事になんかこれっぽちも協力する気な...
貴族とは思えない台詞を仕えるべき王に向かって吐くルイズ。
アンリエッタはようやく、ルイズの腕を振りほどく。
「コレを見ても…そんな事が言えます?」
そう言ってアンリエッタは開いた扉の外に向かって手招きをす...
すると。
そこから、上半身裸の、簡素な茶色いズボンだけを履いた、黒...
「サイトっ?」
「サイトさん!?」
二人は驚いた。
まさか、女王がこんな素直に才人を返すとは。
だがしかし。
アンリエッタははなっから才人を返すつもりはなかったのであ...
次の瞬間、二人の目が点になった。
「協力していただきたいこと、というのはですね」
女王の言葉に合せるように。
『二人目の』才人が部屋に入ってきた。
「え?サイトさんが二人?」
驚くシエスタにアンリエッタは続ける。
「実はちょっと…スキルニルの取り扱いを誤りまして…」
続けた女王の言葉に合せ、三人目、四人目が現れる。
そして。
合計五人の才人が、その部屋に勢ぞろいした。
「ほんとはね?二人に増やすつもりだったんです。
でもちょっと手元が狂って、箱に入れておいた全部にサイト...
可愛らしく舌をぺろ、と出して誤魔化すアンリエッタ。
その仕草はその年齢相応に愛らしかった。
魔法人形、スキルニル。血を吸った相手と寸分違わぬ姿に化け...
「なにやってんのよ…」
呆れたようにそう言うルイズ。
だが彼女は肝心な事に気付いていない。
それに気付いたのはシエスタだった。
「あ、あのーう…?サイトさんの目がものすごっくヤバげなカン...
スキルニルは化けた相手の状態をコピーし、支配したメイジの...
その才人に化けたスキルニル達は、目の前のあられもない格好...
ぶっちゃけ発情犬モードであった。
「本当は私のほうで制御できるはずなんですけども…ちょっと、...
ぜっんぜんいう事きいてくれないんです」
才人はさんざんアンリエッタにおあずけを喰ったせいで溜まり...
その滾る青い情熱が、アンリエッタの支配を跳ね除けたのであ...
さすがは伝説のガンダールヴ。
「今も、その、襲われそうになって…。
二人連れてくるからガマンしてって言って納めてもらうのが...
よく見ると五人とも、限界までフル勃起である。
今にも襲い掛かってきそうな五人の才人のうち一人が言った。
「い、いやまあ流石に俺も五対一とかってなんか集団レイプみ...
と、とりあえず二人加わればなんとかなるかなぁって」
言いながらもその息は荒い。
正直、目の前の三種類の肌も露な薄着の女の子達に、理性を保...
「まあ、そういうわけですから。
お二人とも、お好きな数のサイト様のお相手をして頂きたい...
困ったような顔で、アンリエッタは改めて二人にお願いをする。
何この展開。
半分呆れて話を聞いていたルイズだったが、ちょっと考えてみ...
…複数のサイトにめちゃめちゃにされるのかぁ…。
きっと、発情した才人はルイズの身体中の穴という穴を犯し、...
…ちょ、ちょっといいかも。
ちょっと考えた結果、ルイズはアンリエッタの提案に乗ること...
「しょ、しょうがないわね。乗ってあげるわよ」
「え、み、ミス・ヴァリエール?本気ですかっ?」
「な、なによ、しょうがないでしょ?だ、駄犬が増えちゃった...
真っ赤な顔でそう言いながら、ルイズは自分に言い訳する。
そうよ。犬の性欲処理をしないと、またどっから女ひっぱって...
それまで渋っていたシエスタも、そんなルイズの態度に女王の...
「ミス・ヴァリエールがそうおっしゃるんなら…」
「でしょ?しょうがないでしょ?増えちゃったんだし!あのバ...
「…なんか言い訳くさいですミス・ヴァリエール」
二人のそんな掛け合いを見守っていたアンリエッタが、不意に...
「はいそのへんで。
そろそろサイトさまが限界くさいので、お相手していただけ...
そのアンリエッタの後ろでは、既に吐息のかかる距離まで才人...
耳元で聞こえるはぁはぁという獣じみた声に、アンリエッタの...
二人はごく、と息を呑んで、そして見つめあう。
そして。
せーの、で息を合わせ、同時に言った。
「せ、せっかくですから。お一人頂きますっ」
「しょ、しょうがなわよね。さ、さんに…ってえ?シエスタ一人...
てっきり二・三で二人占めにして、とか思っていたルイズだっ...
「…あのぅ、ミス?さすがに三人は欲張りすぎですよ」
「…ルイズ。さすがの私も引いたわ。三人同時とかどんだけへん...
「え、ちょっと待って?いやいまの自然な流れじゃないのっ?」
慌てるルイズに、二人は呆れたような視線を送ると、両端の二...
「ちょっ、なによ、せっかく増えたんじゃないのっ。
こら、二人とも話きけっての、誰がへんたいさんだ、待って...
あわあわと腕を振って慌てるルイズだったが。
そのルイズの腕を、二人の才人ががっしりと掴んだ。
そして、余った一人がルイズの顎をつまみ、その瞳を覗き込ん...
それだけで、ルイズの目がとろんと夢心地になる。
心臓がとくんとくんと早鐘のように鳴り出し、今から訪れる背...
あ、やば、私、メチャクチャ期待してる…かも…。
「それじゃあ、ルイズ」
「あ、あによ」
才人の言葉に、ついいつもの調子で応えてしまうルイズ。
そんなルイズに、才人は彼女の期待通りの言葉をかけたのだっ...
「メチャクチャにしてやるよ、望み通り」
つきゅん。
ルイズの心臓に、背徳と言う名のマイナスの電流が流れた。
「ば、ばか、そんなメチャクチャにしろって言ってな、あ、こ...
一応抵抗はしてみせるものの。
ほとんど手間を取らさずにルイズは全裸にされ、床の上に押し...
先にベッドを占領されてしまったため、シエスタは部屋の隅に...
その前に、股間をはち切れんばかりに膨らませた才人が立つ。
「あは。もうこんなになってますね」
嬉しそうにそう言って、シエスタは才人の前を撫で上げる。
う、とその刺激に呻いた才人は、そのままの勢いでズボンを引...
「ちょ、ちょいまちシエスタ!」
「え?なんですか?」
折角ギンギンのうまい棒を丸飲みしようとしていたところだっ...
そんなシエスタに、才人は続けた。
「今日はご奉仕ナシ。全部俺がするから。いい?」
意外な申し出に、シエスタは目を点にする。
「え?なんでですか?サイトさんご奉仕されるの好きでしょ?」
「いやまあたしかにそうだけどさ。でもなんつうか…さんざん焦...
今日は俺が攻めたい気分なのよ」
言いながらズボンを下ろし、ソファの上に掛けるシエスタに覆...
シエスタは少し戸惑ったが。
「じゃあ…サイトさんの好きにしてください♪」
笑顔でそう応えた。
才人はシエスタの肯定を受け取ると、そのまま欲求に任せて唇...
まるで茹でたての卵のような、滑らかさと弾力を兼ね備えた唇...
その隙間から、粘液で覆われた柔らかい肉の塊が才人の口の中...
シエスタの舌だ。
才人はそのまま自分の舌をシエスタのそれに絡める。
まるで別の生き物のように、舌と舌同士が絡み合い、互いの口...
その刺激に、唾液が唇から溢れ出し、お互いの顎を、頬を汚し...
お互いの口内を犯しあう間、才人はそっとシエスタのネグリジ...
完全にシエスタの胸を露にすると、キスをしたままその豊満な...
強い刺激にシエスタの舌の勢いが弱くなる。
才人は好機ととってか、そのままシエスタの中に己の舌を押し...
「ふぐ!?」
互いを愛撫しあっていた状態から、一方的に犯される状態にな...
シエスタは、本当は奉仕するのが好きなのではなかった。
奉仕するふりで、才人を責めるのが好きだったのだ。
しかし今、その立場は完全に逆転していた。
才人の唾液を流し込まれ、口内を蹂躙される。
柔らかい胸をこねるように揉まれ、乳首を押しつぶされる。
そして。
才人の指が、どろどろに濡れたショーツにかかる。
そのままショーツを引きのばし、才人は己をシエスタの牝の裂...
シエスタが脚を閉じる間もなく、才人は一気にシエスタを奥ま...
「ふぅーーーーーーーーっ?」
唇を塞がれたまま、シエスタの唇から喘ぎが漏れる。
そのまま才人は、激しく腰を使い始める。
軽く濡れていただけの肉穴は、最後の抵抗を襲い掛かる肉棒に...
しかし理性のタガの外れた野獣は、少々の肉の摩擦など全く意...
被さる雄の暴虐に、牝はやがて生理的な反応を示す。
粘膜を守るため、粘液を分泌し始めたのである。
それがさらに、才人の陵辱を加速させていく事になる。
ぐちゃぐちゃぐちゃと、リズミカルに、淫靡に、シエスタの股...
その間も、口内を舌で犯され、唾液を啜られ、唾液を流し込ま...
そして胸を蹂躙され、快楽を上乗せされていく。
「ふぅっ、ふぐっ!」
息苦しさがさらに陵辱感を押し上げ、シエスタの膣は才人をよ...
そして。
ぐに!
「──────────!!」
激しく最奥を突かれた瞬間。
シエスタは、最初の絶頂に押し上げられたのだった。
シエスタが才人に陵辱されている間。
ルイズは、三人の才人にとんでもない責めを受けていた。
「やぁ、らめ、らめぇ」
ルイズは全裸に剥かれ、拘束されていた。
元々捕虜を監禁、拷問する用途で作られたこの隠し部屋には、...
っしてそれらの拘束具は、女王が自らの騎士との行為の際に使...
そのうちの一つ、床に備え付けられた歪な台の上に、ルイズは...
それは、上に丸い板を渡され、普段は小さな円卓にカモフラー...
しかしその丸い板を取り払うと、長方形に並んだ鉄製の四本の...
その四本の脚の天辺には、同じく鉄で出来た小さな滑車がはめ...
ルイズは背中をその木の棒に預けさせられ、両肘の少し上、両...
三人同時に与えられる快楽にあっというまに達してしまったル...
そんなルイズの全身を、三人の才人が執拗に陵辱していた。
うち一人は長方形の下辺からはみ出た臀部を割り開き、肛門を...
うち一人はその上で、とろとろと愛液を零すルイズの女陰を嘗...
残りの一人は、ルイズの脇に陣取り、その平坦な胸板を嘗め回...
愛する人の分身に、三箇所の性感帯を同時に責められ、ルイズ...
「ひ!く!いくぅっ!」
ルイズの宣言と共に彼女の体が跳ね、がちゃがちゃと拘束具が...
それと同時に股間からぴしゅっ、と可愛らしい潮を吹き、ルイ...
「も、やめ、こんなの、やらぁ…」
ルイズは、他の誰よりも『普通に』愛されるのが好きである。
前から抱かれ、唇を塞がれ、お互いの名を呼びあいながら甘い...
こんなふうに、拘束され、無理矢理絶頂させられるのは、彼女...
しかし。
ぺろ。
「ひう!」
肛門を再び舐めあげられ、ルイズの喉が踊る。
やあ…キモチイイ…っ!
ルイズの身体は、確かに快感を得ていた。
理性は否定しても、熱く疼く牝の芯が、四肢の先端まで快楽の...
嫌なはずの行為に、快感を得てしまう身体に戸惑うが、その原...
相手が才人だからである。
才人にされることで、キモチイイことならなんでも受け入れて...
やなのに…!やなのにぃ…!
必死に奥歯を噛み締め、与えられる快楽を否定する。
しかし、結局それは無駄な努力に終わる。
才人の歯と指が、硬くしこり勃った両の乳首を押しつぶす。
才人の指が、ルイズの陰核を剥きあげ、唾液に濡れた唇で優し...
才人の舌が、彼の両手で割り開かれた肛門に侵入する。
「ひゃぁ!」
快楽を与えられ硬くしこったルイズの乳首は今、才人の指にこ...
淫欲に染まった血液の流れ込んだそこは、硬く勃起しており、...
指で包皮を剥かれ、ぷるんと外気に晒されたルイズの陰核は、...
普段包皮に包まれ保護されている快楽の中枢を優しく愛され、...
すっかり快楽に解きほぐされたルイズの肛門は柔らかく、簡単...
そのまま、襞の隅々まで舐めあげられ、ルイズの直腸はまるで...
三箇所を同時に責められ、ルイズの意識は混乱する。
抵抗しなきゃいけないのに、どこに抵抗すればいいのか分から...
「ちょ、ど、どこなめてっ…ひ!や、だめだめだめっ、全部だめ...
そんなしたらまたいっちゃ…あぁぁあぁぁぁぁぁっぁ!!」
再びルイズの腰がびくん!と盛大に跳ね上がり、身体中からく...
そして。
ぷしゃあああ…。
完全に気を失ったルイズの股間から、膀胱に溜まった尿が溢れ...
三人の才人たちは気絶させたルイズの拘束を外す。
そして、うち一人が脱力したルイズを抱え上げ、床の上に寝転...
本人の意思とは関係なく、愛撫によってぱっくりと開いた肛門...
脱力しきったルイズの肛門は、ぱく、と才人の先端をまるで彼...
「あ…?」
その刺激に、ルイズの喉が鳴る。
しかし意識は快楽の電流に焼き切れたまま。刺激による脊髄反...
床に寝転がった才人は、そのまま剛直をルイズの中に差し込ん...
すっかりほぐされたルイズの肛門は、むりむりと音をたてなが...
「…あ?って、何、なにぃぃぃぃぃっ?」
その刺激に、覚醒したルイズが声をあげた。
と同時に、括約筋がきゅうっとすぼまり、才人を喰い締める。...
ルイズ自身のの体重で深く深く差し込まれた肉棒は、直腸から...
「くっ、ルイズ、んな締めんなよ…!」
「やっ、ばかいぬっ、どこ入れてんのよぅ!や、だめ、動いち...
なんかきちゃうからだめぇ!」
子宮を裏側からノックされ、腸を削られ、ルイズは肛門で達し...
しかし、この程度で済むはずもなく。
「ルイズ、三人指名したの、忘れてないか?」
「ふ、ふぇ?あ、なに?」
不意にルイズの目の前が暗くなった。
才人の上で肛門を貫かれるルイズの前に、もうひとりの才人が...
そして。
ルイズの意識は、さらなる快感で掻き乱されることになる。
愛液と尿でグチャグチャになったルイズの女陰を、もうひとり...
あまりにもあっさりと、才人の剛直は奥までルイズを貫く。
先だって差し込まれていたもう一本が、ルイズの内壁と、子宮...
「や、は、くるひっ、子宮つぶれりゅっ、くちゃくちゃになっ...
空気を求め、ルイズの口がはくはくと開く。
その頭を、がっしりと掴む手。
無理矢理横を向かされたルイズの目に、そそり立つ才人の肉棒...
「まだ一人残ってるって、忘れてない?」
「ひ、も、もうむりぐぅっ?」
ぱっくりと開いたルイズの口に、才人の剛直が押し込まれる。
才人は乱暴にルイズの口を犯す。
口を、肛門を、女陰を同時に犯され、ルイズの意識が朦朧とし...
しかし、才人たちの暴虐で送り込まれる負の快楽の電流が、飛...
揺さぶられる子宮に何度も軽い絶頂を覚える。その度に、どん...
「むぐぅ、む、ぐぅぅぅっ!」
そして、深淵の底まで堕ちた瞬間。
ルイズの身体が、まるで進入してくる才人たちを抱きしめるよ...
舌が肉棒に絡みつき、無意識に先端を吸い上げる。
括約筋が根元に噛み付き、直腸が蠢いて吸い上げる。
膣口がぎゅっと竿を抱きしめ、膣道が細かく蠕動し、子宮口が...
「くっ、ルイズっ…!」
三人が同時にルイズの名を呼び、そして。
どくどくどくどくどく!
一足先に深淵に堕ち、意識を手放したルイズの中に、大量の精...
ルイズが三人の才人に責めあげられている間、シエスタはたっ...
射精し、一息ついた才人を押し倒し、その柔らかい胸で才人を...
「ちょ、シエスタ、今日はご奉仕なしって言ったじゃんかっ」
「うーふーふー。だーめーでーすっ。
私はサイトさんのメイドなんですから、ご奉仕は義務なんで...
言いながらぐにぐにと胸の谷間の中で才人を犯す。
「ほら、サイトさんの大好きなおっぱいですよー。
ほーら、ほーら」
胸を両側から押さえ、才人の肉棒を変幻自在に変形する肉の隙...
「ちょ、だめだってシエスタ、けっこうソレ痛いんだって!」
「痛いのもイイんでしょ?こーの、へんたいさん♪
ほらほら、揉むぜ〜。超揉むぜ〜♪」
むにむにと、容赦なく才人を胸の柔肉で揉みあげる。
「くぁ、だ、だめだあっ!」
どくどくどくどく!
シエスタの胸の中で果てる才人。そのまま萎えていく才人。
しかし、シエスタは才人を逃がさない。
胸から才人を開放し、今度は口で咥えこむ。
「ちょ、休ませてよシエスタっ?」
「はにひってるんれふは、ほほはらはいいほこれふよ〜」
今日は徹底的に才人を搾り取るつもりの、シエスタであった。
そしてその頃、ベッドの奥に陣取ったアンリエッタは。
才人と向かい合って抱き合い、繋がっていた。
だが一切動かずに、お互いの身体を愛撫しあっていた。
この方法を提案したのはアンリエッタ。以前、安宿で行った動...
最初、才人はゆっくりとアンリエッタの張りのある胸を揉みし...
そのうち、行為がエスカレートし、下半身にも手が伸び、今は...
アンリエッタははじめ、才人の首筋に顔を埋め、その肌に何度...
だが、そのうちガマンがきかなくなり、直接才人の唇を吸いだ...
「ん、ちゅ、んむ…。やらしいですよ、姫さま…」
「ん、ぷ、はぁ…。ああ、融けてきてます、サイトさまぁ…」
深く深く繋がった部分が、少しずつぐにぐにと蠢き始めていた。
そして、先に音をあげたのはアンリエッタの方。
「あ、あの、サイトさま…。
も、も、もう、ガマン、できませぬ。う、うごいて、よろし...
いいながら、既に腰が蠢き始めているアンリエッタ。
実は、才人の方も限界であった。
「う、うん。お、俺も限界っぽい…」
才人の言葉に、最初に応えたのはアンリエッタの声ではなかっ...
膣肉が最初にきゅうきゅうと蠢き、肯定を返したのである。
「あ、やだ、私の中、勝手にうごくぅ…」
「くぁ、い、いきなりだなっ、姫さま…!ナイス淫乱っぷりです...
そう応えて、才人は。
アンリエッタをそのままベッドに転がし、女王の背中をベッド...
そのまま膝裏に手を押し当て、姿勢を固定させる。
「や、やだっ、こんな格好っ」
「このほうが、姫さまをぐちゃぐちゃにできますからね…!」
嗜虐的な笑みを漏らし、才人はそのまま腰を引き抜く。
ぶちゃぶちゃと溶け合った性器が淫猥な音を響かせる。
「や、やあ!抜けちゃう、私の中、ひきずられてぬけちゃうう...
才人の返しに削られる感覚は、アンリエッタに蕩けきった膣肉...
そしてそのまま、才人はどちゅ、と溢れる愛液を押し込みなが...
「あひ!ひびく、奥まで響いてますぅ!」
その衝撃に子宮どころか内臓までびくびくと震わされ、深い快...
そして、才人は抵抗のほとんどないアンリエッタの膣内を激し...
「あぁぁぁあぁぁぁ!やら、きちゃう、きちゃうううう!」
「ひ、姫さま、俺も、俺もっ!」
その行為はすぐに限界を迎えた。
互いに限界を伝え合い、震える女王と騎士。
アンリエッタの中に、才人の精液が注がれる。
二人は絶頂の余韻に、そのままくたん、と重なり合ってベッド...
まだ、股間は繋がったままだった。
そして。
先に覚醒したのは、アンリエッタの方。
自分の中で徐々に硬さを取り戻し始めた才人に、目が覚めたの...
「ねえ、サイトさま」
「ん…何?姫さま」
「今度は、私が上になりますわ…。ですから、もう一回…」
「しょ、しょうがねえなあ、この淫乱女王は…」
そして二人は笑い合い、今度は寝転ぶ才人の上にアンリエッタ...
さてその頃。
この隠し部屋の、カーテンで仕切られた、普段は調度を飾って...
頑丈な木の椅子に縛り付けられ、猿轡をかまされ、ギンギンに...
この才人が、本物の才人である。
アンリエッタは仮にもトライアングルクラスのメイジである。
そのアンリエッタが、スキルニルの支配を失うなど、ありえな...
つまりは、先ほどアンリエッタの話していたことは、嘘である。
本物の才人はここで縛られ、三人の行為のあられもない声だけ...
なにこのnmgrs?死ねと?俺に死ねというのかッ?神よ!?
必死に暴れるが、アニエスによってぎっちりと締められた縄が...
「や、は、も、もうらめ、らめなんらからぁ…!」
「ほらほら〜。今度はぱふぱふですよー」
「ああ、サイトさま、融けます…これ、いっぱいとけてしまいま...
響き渡る淫声に、自慰も許されずただひたすら生殺しに逢う才...
結局才人が開放されたのは、全員が満足しきって、各々の居場...
才人は開放してくれたアンリエッタに襲い掛かり、そのまま水...
[[35-656]]ぼくらの七日間戦争〜四日目
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