ゼロの使い魔保管庫
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ウィンの月、エオローの週、ダエグの曜日
この日は、地球で言えば12月24日、クリスマスイブにあたる。
勿論ハルケギニアには、クリスマスイブは存在しない。
しかし才人からクリスマスの話を聞いたルイズ達によってパ...
既に魔法学院は、冬期休暇に入っているが、この事を聞きつ...
このイベントを大いに楽しむ事にしていた。
無論当初は、才人達でこじんまりとやる予定が「壁に耳あり...
ギニアには障子は無いが…)あっという間に学院中に知れ渡って...
元々暇を持て余している連中なので、こういうイベント事は...
才人の歪んだ情報(?)により、ある者は、恋人の為にプレ...
は、この日の為に服を仕立て、ある者は、連日詩を綴り続け...
「どうでもいいが、暇な連中が多いよな。素直に帰省すりゃあ...
才人は、呆れながら周りを見渡した。
「仕方ないでしょ。此処暫く何も無かったんだから。まあ後1週...
其れでもこういうお祭り騒ぎは、1日でも多くあった方が嬉し...
ルイズは、イベント事が増えた事を素直に喜んでいた。
しかし素直に喜んでいない者も居た。マリコルヌである。
「恋人がいる連中はいいよな。僕みたいな一人者には、辛いイ...
それなら素直に帰省すればと思うが…。
しかし彼は、帰省せずに残っていた。そしてご馳走を食べま...
そんな中、1人の女性が食堂に入って来た。
シエスタである。
しかし彼女は、メイド服ではなく、才人の予備のマントで身...
いつもと違い、異様な格好だったので視線が彼女に集まった。
才人の近くまで来ると、マントを外してクルリと1回転して
「お待たせっ!」指を立て、溢れんばかりの笑顔で元気良く言...
其れを見た男共は、1撃で脳髄をやられた。
彼女は、セーラー服を着て来たのである。(真冬なのに…)
以前モンモランシーが授業に着て来た事があるが(見たこと...
クラスだけだが…)明るい笑顔と、カモシカのような健康そう...
ボリュームの全く違う胸が男心に鋭く突き刺さった。
(い、1撃で撃破なのか!何と言う事だ!シエスタのセーラー服...
の威力をもっているのか!)
そのため多くの男共は、其れを見た恋人の機嫌を取るのに物凄...
なるのであった。当然才人もしるすことすらはばかれる仕打ち...
そしてシエスタを見たマリコルヌは、一目散に自分の部屋に...
持って、風の塔の2階の倉庫に入った。
そう、彼は又しても女装するために此処に来たのであった。
「嘘つきの鏡」で可憐な妖精さんを気取るためである。
そしてシエスタのようにクルリと回転したが、勢いを付け過...
目を回してすっころんだ。
「いててててて…ちょっと調子に乗りすぎちゃったな」
ゴトッと音がした。
見ると厳重に封印してある箱があった。
「何だこれは?」
興味を持ったマリコルヌは、封印を外して箱を開けた。
中には仮面と指輪2つ、説明書らしきものが入っていた。
「何々?ロキの仮面と指輪」
マリコルヌは、説明書の内容を見て目を見開いた。
「これらは、古代悪戯好きの神ロキの名を冠したマジックアイ...
使う者の悪戯心をくすぐるアイテムです。きっと貴方の悪戯...
しかし、此れを使用しているところを見つかると、社会的地...
使用の際は、十分周囲の警戒をお忘れなく」
悪戯心を満足させるアイテムだと?す、すばらしいぃぃぃぃ...
マリコルヌは続きを読んだ。
「まず仮面をつけます。次に指輪を両の中指に嵌めます。後は...
悪戯が出来ます。具体的な例を挙げると、仮面は対象者の匂...
指輪は、対象者の感触が味わえ、尚且つ対象者に感触を与え...
と言う事は…痴漢のし放題じゃないかあああああ!!す、凄い...
しかし次の文を読んで、愕然となった。
「使用上の注意
対象者までの距離が20メイル以内である事
対象者の顔が見えなければ、使用不可
衣服などの物体は、動かす事が出来ない
対象者の周囲5メイル以内に風の使い手が居ると逆探知される」
こ、これじゃあ悪戯なんか出来ないじゃないか!20メイル以...
見えなきゃいけないと言う事は、自分も見られるという事じゃ...
じゃないか!それに4分の1は、風の使い手なんだぞ!何より服...
胸とかお尻とかイケナイ所とかは生の感触が味わえないじゃな...
変質者の域に達していた。
「確かに自爆アイテムだ。しかしこのまま闇に葬るには余りに...
使いたいな。例えばティファニア嬢、彼女のけしからん胸な...
感触があるはずだ!…しかし彼女は、今はサイトの側にいる。...
いる。タバサが居ては実行不可だ。けしからんメイドもサイ...
バレたら100%死だな。他に触りがいのある女性、しかも安全...
『魅惑の妖精亭』だ!あそこなら全員平民だし、スタイル抜群...
言えば分からないだろうし、ヤリタイ放題じゃないか…くくく...
アブナイ考えにとりつかれたマリコルヌは、一路「魅惑の妖...
馬を走らせるのであった。
約2時間後、マリコルヌは、「魅惑の妖精亭」に足を踏み入れ...
明日が虚無の曜日のため、店は大賑わいであった。マリコル...
場所に座り、そそくさと準備を始めた。
するとそこにジェシカがやって来た。
「いらっしゃいませ。あれっ?あんたは確かサイトの友人よね...
としてるの?」
ジェシカは、マリコルヌがロキの仮面を付けようとする事を...
「ばったり知り合いに会って問い詰められたくないからさ。僕...
だしね」
白々しいが当たり障りのない言い訳をするマリコルヌであっ...
「ふーん。ま、貴族ってそんなもんだもんね。私としちゃチッ...
それで構わないしね」
そう言って注文を聞いて戻って行った。
「ふー、心臓に悪いな。しかし此れで堂々とヤレるな」
更にマリコルヌは、指輪を嵌めた。
まずマリコルヌが最初に目を付けたのが、マレーネと言う金...
「魅惑の妖精亭」3の彼女は、平均以上の容姿を持ち動作に気...
マリコルヌは、彼女の姿をロックオンし胸をホーミングしな...
やわらかい感触が伝わってくるではないか!…ほ、本当だ。本当...
味わえるぞ!何て凄いアイテムなんだ!ならば男として先に進...
そしてマリコルヌは、揉むように手を動かしながら頂上を探し...
たりする様にして刺激を送った。すると彼女の乳首は隆起し、...
主張していた。
因みに彼女は仕事中である。彼女にしてみれば仕事中にいきな...
刺激を送り込まれた感覚に「あっ、いや、どうして?」と喘ぐ...
当然近くに居る男の客共は、彼女の変化を見逃す筈が無かった。
薄手のキャミソールの下からはっきりと隆起した乳首は、殆ど...
過言ではなかったし、上気した顔は、正に愛撫されている表情...
男共は「今なら堕とせる」と思い、言い寄ったり、チップを弾...
しようと一生懸命になっていた。
そしてマリコルヌは、身体のラインに沿いながら、下へ下へと...
「あと少しで、未開の草原だ。そしてその先は、夢にまで見た...
しかし、耐え切れなくなった彼女がその場を離れ、厨房の方...
「くそ!あと少しだったのに。まあ良い。次は…よし、あの娘に...
次にマリコルヌが目を付けたのは、栗毛のジャンヌであった。
「魅惑の妖精亭」2で性格は、超引っ込み思案(5巻うらがきよ...
彼女も例に漏れずスタイル抜群であった。
マリコルヌは、さっきの教訓を生かして、下半身から攻めに...
指を滑らせて行った。そして念願の場所に辿り着き、興奮し...
与え続けた。そして仮面の能力でその場所の匂いを嗅ぎまく...
「こ、これが女の子のイケナイ匂いなのか!生きてて良かった...
もっと刺激を与えれば匂いは強くなるのかな?」
よこしまな考えにとりつかれたマリコルヌは、クリトリスと...
指を超振動させ更なる刺激を送り込んだ。
当然彼女は、刺激に耐えかね「あっーーーーー」と強めの喘...
込んだしまった。彼女のショーツは、一連の刺激で愛液によっ...
いた。当然むせる様な強烈なメスの匂いを発していた。
「す、凄い。これが本当のオンナの匂いなんだ。香水で誤魔化...
正銘、女が放つ男を狂わせる魔性の匂いだあああ」
実際、マリコルヌはほぼ発狂していると言っても良かった。
そしてやはりジャンヌも刺激に耐えかね厨房に下がってしまっ...
不審に思ったジェシカとスカロンが下がって来た2人と話をした。
「可笑しいんです。誰にも触られていないのに、触られたり揉...
感じがしたんです。でも今は何も感じません」
最初に戻ったマレーネがそう話した。
「私は、その…股間を集中的に…その…強い振動で刺激された感じ...
ベトベトになっちゃてるんです。その時やはり誰にも触られ...
私も今は何も感じません」
次に戻って来たジャンヌがそう証言した。
2人の話を聞いたジェシカは、探偵の如く推理した。
「2人共誰にも触られていないのに刺激を受けている…やっぱ魔...
2人共こっちに来たら何も感じない…と言う事は有効範囲は、...
ついさっきまでは誰も何も感じてないから、犯人は入店間も...
怪しいのは、やっぱりあいつだね。馬鹿正直に聞いても誤魔化...
必要だね。良し!パパ、あのね………じゃ、頼んだよパパ」
「任せておいて!イケナイ子には、きちんとオシオキしてあげ...
スカロンはキモイオネェ言葉で返事した。
そうとは知らないマリコルヌは、他の妖精さん達にセクハラ...
過ぎると逃げられたりしてしまうので、ソフトにやっていた。
そして現場を押さえるべく、ジェシカが店内に現れた。そして...
しながら、他の客に愛想を振り撒いていた。
そしてマリコルヌは、一番のお目当てが出て来た事を喜んだ。
シエスタの従妹と言う事は、勿論知っている。そのキュルケ並...
弄べる。そう思うといてもたってもいられず、早速行動を開始...
他の妖精さん達とは、一回りも二回りも違うボリュームに柔ら...
胸であった。
「す、凄いぞ!なんて揉みがいのある胸なんだ!毎日通って揉...
マリコルヌは、貪るように揉みまくっていた。
マリコルヌは、ジェシカに意識が集中して周りが全く見えな...
「坊や、ちょっといいかしらん」
オネェ言葉でスカロンが話しかけて来た。
マリコルヌは、冷や汗をだらだらと流した。
説明書の一文をすっかり忘れていたのである。
「使用の際は、十分周囲の警戒をお忘れなく」そしてもう一文
「此れを使用しているところを見つかると社会的地獄に陥るで...
正にそれが現実になろうとしているのであった。
「此処じゃなんだから、お店の裏まで来て下さいな」
そう言ってスカロンは、マリコルヌの手を掴み店の裏まで引...
其処には、マレーネとジャンヌが待ち構えていた。やや遅れて...
「一寸君!やって良い事と、やっていけない事が分からないの...
でもその位理解してないとね。そう言う訳で君には、妖精さ...
貰うわね。それじゃ妖精さん達、思う存分やってあげなさい...
マリコルヌは、転ばされて3人の妖精さん達にゲシッゲシッ……...
100発以上踏んだり蹴られたりした。
しかしマリコルヌは、「いいよ君達!実にいい。もっと踏ん...
此れには3人の妖精さん達もドン引きした。
それを見たスカロンは、
「仕方ないわネ、わたくしが直々にサービスしてア・ゲ・ル」
内容は、書きたくないので、パス。
マリコルヌの心は、殆ど死んでいた。正に地獄をその心と体...
「どうする?パパ。王宮に突き出す?それとも晒し物にする?」
全く容赦の無いジェシカであった。
「一寸待って下さらんかのう。当学院の生徒の不始末は、私の...
オールド・オスマンであった。
「お詫びと言っては足りぬかもしれぬが、此れで許してやって...
と言って3人に金貨の入った袋を手渡した。
「太っ腹だねー。50エキューあるじゃない。いいの?こんなに...
如何わしい所での一月分くらい有るわよ。まっ、くれるって...
おくね。君、今回はこれで許してあげるけど、次やったら王...
思わぬ大金が手に入ったのでジェシカは内心大喜びだった。...
貰えるんだったら、毎日来てもらっても別段構わないなーと...
言ったら終わりなので、取り敢えず釘を刺しておいた。
「申し訳ないのう。学院に帰ったらきちんと罰を与えますゆえ」
そう言って、オールド・オスマンは、頭を下げた。
「それじゃ今度の事は、学院長さんにお任せするわ。けど今度...
オールド・オスマン様」
スカロンは、そう言って中へ入って行った。そして他の3人も。
「申し訳有りませんオールド・オスマン。でも何故此処にいら...
マリコルヌの疑問は、当然であった。まるでタイミングを見...
「此れが入っていた箱の封印が破られたのでな。私の部屋の装...
急ぎモートソグニルに行ってもらい、君が『魅惑の妖精亭』...
言う訳じゃ。それで君を追いかけて来たのじゃよ。まっ、大...
の。しかし説明文に書いてある事はきちんと覚えときなさい」
「すみません。でも何故このアイテムが学院にあったのです?」
「私の趣味じゃよ。いかんせん学院は、メイジの巣窟じゃから...
しまっておいたのじゃ。ただ宝物庫に入れるようなものでは...
おいたのじゃ。ただ危険なアイテムだから持ち出されたらす...
と言う訳じゃよ」
「ではオールド・オスマンも此れを使いたかったと…」
「勿論じゃ。ただ制約が多過ぎるのでの。さてもう戻るとする...
ダンスには間に合うじゃろうて」
そして2人は学院に戻って行った。
終了行:
ウィンの月、エオローの週、ダエグの曜日
この日は、地球で言えば12月24日、クリスマスイブにあたる。
勿論ハルケギニアには、クリスマスイブは存在しない。
しかし才人からクリスマスの話を聞いたルイズ達によってパ...
既に魔法学院は、冬期休暇に入っているが、この事を聞きつ...
このイベントを大いに楽しむ事にしていた。
無論当初は、才人達でこじんまりとやる予定が「壁に耳あり...
ギニアには障子は無いが…)あっという間に学院中に知れ渡って...
元々暇を持て余している連中なので、こういうイベント事は...
才人の歪んだ情報(?)により、ある者は、恋人の為にプレ...
は、この日の為に服を仕立て、ある者は、連日詩を綴り続け...
「どうでもいいが、暇な連中が多いよな。素直に帰省すりゃあ...
才人は、呆れながら周りを見渡した。
「仕方ないでしょ。此処暫く何も無かったんだから。まあ後1週...
其れでもこういうお祭り騒ぎは、1日でも多くあった方が嬉し...
ルイズは、イベント事が増えた事を素直に喜んでいた。
しかし素直に喜んでいない者も居た。マリコルヌである。
「恋人がいる連中はいいよな。僕みたいな一人者には、辛いイ...
それなら素直に帰省すればと思うが…。
しかし彼は、帰省せずに残っていた。そしてご馳走を食べま...
そんな中、1人の女性が食堂に入って来た。
シエスタである。
しかし彼女は、メイド服ではなく、才人の予備のマントで身...
いつもと違い、異様な格好だったので視線が彼女に集まった。
才人の近くまで来ると、マントを外してクルリと1回転して
「お待たせっ!」指を立て、溢れんばかりの笑顔で元気良く言...
其れを見た男共は、1撃で脳髄をやられた。
彼女は、セーラー服を着て来たのである。(真冬なのに…)
以前モンモランシーが授業に着て来た事があるが(見たこと...
クラスだけだが…)明るい笑顔と、カモシカのような健康そう...
ボリュームの全く違う胸が男心に鋭く突き刺さった。
(い、1撃で撃破なのか!何と言う事だ!シエスタのセーラー服...
の威力をもっているのか!)
そのため多くの男共は、其れを見た恋人の機嫌を取るのに物凄...
なるのであった。当然才人もしるすことすらはばかれる仕打ち...
そしてシエスタを見たマリコルヌは、一目散に自分の部屋に...
持って、風の塔の2階の倉庫に入った。
そう、彼は又しても女装するために此処に来たのであった。
「嘘つきの鏡」で可憐な妖精さんを気取るためである。
そしてシエスタのようにクルリと回転したが、勢いを付け過...
目を回してすっころんだ。
「いててててて…ちょっと調子に乗りすぎちゃったな」
ゴトッと音がした。
見ると厳重に封印してある箱があった。
「何だこれは?」
興味を持ったマリコルヌは、封印を外して箱を開けた。
中には仮面と指輪2つ、説明書らしきものが入っていた。
「何々?ロキの仮面と指輪」
マリコルヌは、説明書の内容を見て目を見開いた。
「これらは、古代悪戯好きの神ロキの名を冠したマジックアイ...
使う者の悪戯心をくすぐるアイテムです。きっと貴方の悪戯...
しかし、此れを使用しているところを見つかると、社会的地...
使用の際は、十分周囲の警戒をお忘れなく」
悪戯心を満足させるアイテムだと?す、すばらしいぃぃぃぃ...
マリコルヌは続きを読んだ。
「まず仮面をつけます。次に指輪を両の中指に嵌めます。後は...
悪戯が出来ます。具体的な例を挙げると、仮面は対象者の匂...
指輪は、対象者の感触が味わえ、尚且つ対象者に感触を与え...
と言う事は…痴漢のし放題じゃないかあああああ!!す、凄い...
しかし次の文を読んで、愕然となった。
「使用上の注意
対象者までの距離が20メイル以内である事
対象者の顔が見えなければ、使用不可
衣服などの物体は、動かす事が出来ない
対象者の周囲5メイル以内に風の使い手が居ると逆探知される」
こ、これじゃあ悪戯なんか出来ないじゃないか!20メイル以...
見えなきゃいけないと言う事は、自分も見られるという事じゃ...
じゃないか!それに4分の1は、風の使い手なんだぞ!何より服...
胸とかお尻とかイケナイ所とかは生の感触が味わえないじゃな...
変質者の域に達していた。
「確かに自爆アイテムだ。しかしこのまま闇に葬るには余りに...
使いたいな。例えばティファニア嬢、彼女のけしからん胸な...
感触があるはずだ!…しかし彼女は、今はサイトの側にいる。...
いる。タバサが居ては実行不可だ。けしからんメイドもサイ...
バレたら100%死だな。他に触りがいのある女性、しかも安全...
『魅惑の妖精亭』だ!あそこなら全員平民だし、スタイル抜群...
言えば分からないだろうし、ヤリタイ放題じゃないか…くくく...
アブナイ考えにとりつかれたマリコルヌは、一路「魅惑の妖...
馬を走らせるのであった。
約2時間後、マリコルヌは、「魅惑の妖精亭」に足を踏み入れ...
明日が虚無の曜日のため、店は大賑わいであった。マリコル...
場所に座り、そそくさと準備を始めた。
するとそこにジェシカがやって来た。
「いらっしゃいませ。あれっ?あんたは確かサイトの友人よね...
としてるの?」
ジェシカは、マリコルヌがロキの仮面を付けようとする事を...
「ばったり知り合いに会って問い詰められたくないからさ。僕...
だしね」
白々しいが当たり障りのない言い訳をするマリコルヌであっ...
「ふーん。ま、貴族ってそんなもんだもんね。私としちゃチッ...
それで構わないしね」
そう言って注文を聞いて戻って行った。
「ふー、心臓に悪いな。しかし此れで堂々とヤレるな」
更にマリコルヌは、指輪を嵌めた。
まずマリコルヌが最初に目を付けたのが、マレーネと言う金...
「魅惑の妖精亭」3の彼女は、平均以上の容姿を持ち動作に気...
マリコルヌは、彼女の姿をロックオンし胸をホーミングしな...
やわらかい感触が伝わってくるではないか!…ほ、本当だ。本当...
味わえるぞ!何て凄いアイテムなんだ!ならば男として先に進...
そしてマリコルヌは、揉むように手を動かしながら頂上を探し...
たりする様にして刺激を送った。すると彼女の乳首は隆起し、...
主張していた。
因みに彼女は仕事中である。彼女にしてみれば仕事中にいきな...
刺激を送り込まれた感覚に「あっ、いや、どうして?」と喘ぐ...
当然近くに居る男の客共は、彼女の変化を見逃す筈が無かった。
薄手のキャミソールの下からはっきりと隆起した乳首は、殆ど...
過言ではなかったし、上気した顔は、正に愛撫されている表情...
男共は「今なら堕とせる」と思い、言い寄ったり、チップを弾...
しようと一生懸命になっていた。
そしてマリコルヌは、身体のラインに沿いながら、下へ下へと...
「あと少しで、未開の草原だ。そしてその先は、夢にまで見た...
しかし、耐え切れなくなった彼女がその場を離れ、厨房の方...
「くそ!あと少しだったのに。まあ良い。次は…よし、あの娘に...
次にマリコルヌが目を付けたのは、栗毛のジャンヌであった。
「魅惑の妖精亭」2で性格は、超引っ込み思案(5巻うらがきよ...
彼女も例に漏れずスタイル抜群であった。
マリコルヌは、さっきの教訓を生かして、下半身から攻めに...
指を滑らせて行った。そして念願の場所に辿り着き、興奮し...
与え続けた。そして仮面の能力でその場所の匂いを嗅ぎまく...
「こ、これが女の子のイケナイ匂いなのか!生きてて良かった...
もっと刺激を与えれば匂いは強くなるのかな?」
よこしまな考えにとりつかれたマリコルヌは、クリトリスと...
指を超振動させ更なる刺激を送り込んだ。
当然彼女は、刺激に耐えかね「あっーーーーー」と強めの喘...
込んだしまった。彼女のショーツは、一連の刺激で愛液によっ...
いた。当然むせる様な強烈なメスの匂いを発していた。
「す、凄い。これが本当のオンナの匂いなんだ。香水で誤魔化...
正銘、女が放つ男を狂わせる魔性の匂いだあああ」
実際、マリコルヌはほぼ発狂していると言っても良かった。
そしてやはりジャンヌも刺激に耐えかね厨房に下がってしまっ...
不審に思ったジェシカとスカロンが下がって来た2人と話をした。
「可笑しいんです。誰にも触られていないのに、触られたり揉...
感じがしたんです。でも今は何も感じません」
最初に戻ったマレーネがそう話した。
「私は、その…股間を集中的に…その…強い振動で刺激された感じ...
ベトベトになっちゃてるんです。その時やはり誰にも触られ...
私も今は何も感じません」
次に戻って来たジャンヌがそう証言した。
2人の話を聞いたジェシカは、探偵の如く推理した。
「2人共誰にも触られていないのに刺激を受けている…やっぱ魔...
2人共こっちに来たら何も感じない…と言う事は有効範囲は、...
ついさっきまでは誰も何も感じてないから、犯人は入店間も...
怪しいのは、やっぱりあいつだね。馬鹿正直に聞いても誤魔化...
必要だね。良し!パパ、あのね………じゃ、頼んだよパパ」
「任せておいて!イケナイ子には、きちんとオシオキしてあげ...
スカロンはキモイオネェ言葉で返事した。
そうとは知らないマリコルヌは、他の妖精さん達にセクハラ...
過ぎると逃げられたりしてしまうので、ソフトにやっていた。
そして現場を押さえるべく、ジェシカが店内に現れた。そして...
しながら、他の客に愛想を振り撒いていた。
そしてマリコルヌは、一番のお目当てが出て来た事を喜んだ。
シエスタの従妹と言う事は、勿論知っている。そのキュルケ並...
弄べる。そう思うといてもたってもいられず、早速行動を開始...
他の妖精さん達とは、一回りも二回りも違うボリュームに柔ら...
胸であった。
「す、凄いぞ!なんて揉みがいのある胸なんだ!毎日通って揉...
マリコルヌは、貪るように揉みまくっていた。
マリコルヌは、ジェシカに意識が集中して周りが全く見えな...
「坊や、ちょっといいかしらん」
オネェ言葉でスカロンが話しかけて来た。
マリコルヌは、冷や汗をだらだらと流した。
説明書の一文をすっかり忘れていたのである。
「使用の際は、十分周囲の警戒をお忘れなく」そしてもう一文
「此れを使用しているところを見つかると社会的地獄に陥るで...
正にそれが現実になろうとしているのであった。
「此処じゃなんだから、お店の裏まで来て下さいな」
そう言ってスカロンは、マリコルヌの手を掴み店の裏まで引...
其処には、マレーネとジャンヌが待ち構えていた。やや遅れて...
「一寸君!やって良い事と、やっていけない事が分からないの...
でもその位理解してないとね。そう言う訳で君には、妖精さ...
貰うわね。それじゃ妖精さん達、思う存分やってあげなさい...
マリコルヌは、転ばされて3人の妖精さん達にゲシッゲシッ……...
100発以上踏んだり蹴られたりした。
しかしマリコルヌは、「いいよ君達!実にいい。もっと踏ん...
此れには3人の妖精さん達もドン引きした。
それを見たスカロンは、
「仕方ないわネ、わたくしが直々にサービスしてア・ゲ・ル」
内容は、書きたくないので、パス。
マリコルヌの心は、殆ど死んでいた。正に地獄をその心と体...
「どうする?パパ。王宮に突き出す?それとも晒し物にする?」
全く容赦の無いジェシカであった。
「一寸待って下さらんかのう。当学院の生徒の不始末は、私の...
オールド・オスマンであった。
「お詫びと言っては足りぬかもしれぬが、此れで許してやって...
と言って3人に金貨の入った袋を手渡した。
「太っ腹だねー。50エキューあるじゃない。いいの?こんなに...
如何わしい所での一月分くらい有るわよ。まっ、くれるって...
おくね。君、今回はこれで許してあげるけど、次やったら王...
思わぬ大金が手に入ったのでジェシカは内心大喜びだった。...
貰えるんだったら、毎日来てもらっても別段構わないなーと...
言ったら終わりなので、取り敢えず釘を刺しておいた。
「申し訳ないのう。学院に帰ったらきちんと罰を与えますゆえ」
そう言って、オールド・オスマンは、頭を下げた。
「それじゃ今度の事は、学院長さんにお任せするわ。けど今度...
オールド・オスマン様」
スカロンは、そう言って中へ入って行った。そして他の3人も。
「申し訳有りませんオールド・オスマン。でも何故此処にいら...
マリコルヌの疑問は、当然であった。まるでタイミングを見...
「此れが入っていた箱の封印が破られたのでな。私の部屋の装...
急ぎモートソグニルに行ってもらい、君が『魅惑の妖精亭』...
言う訳じゃ。それで君を追いかけて来たのじゃよ。まっ、大...
の。しかし説明文に書いてある事はきちんと覚えときなさい」
「すみません。でも何故このアイテムが学院にあったのです?」
「私の趣味じゃよ。いかんせん学院は、メイジの巣窟じゃから...
しまっておいたのじゃ。ただ宝物庫に入れるようなものでは...
おいたのじゃ。ただ危険なアイテムだから持ち出されたらす...
と言う訳じゃよ」
「ではオールド・オスマンも此れを使いたかったと…」
「勿論じゃ。ただ制約が多過ぎるのでの。さてもう戻るとする...
ダンスには間に合うじゃろうて」
そして2人は学院に戻って行った。
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