ゼロの使い魔保管庫
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ごくり、と才人の喉が鳴る。
どっちがいい、と聞かれても、正直な話。
どっちもいい、としか答えられない才人だった。
だがしかし、やっぱりベタだがここは。
「俺は、今のままのシャルロットが好きだなあ」
その言葉にタバサの頬が朱に染まる。
そして、嬉しそうに微笑む。
このひとならこう言うだろう。そう言ってくれるだろう。タバ...
だからこそ。
彼には、一番きれいな自分を、見てもらいたい────。
だからこそ。
タバサは、この日のため、才人のために、いくつもの準備をし...
タバサは、自分の発言に照れくさそうにしている才人に背を向...
「ありがとう、サイト」
そして、全身全霊の感謝を込めて、言葉を紡ぐ。
才人からは背を向けたタバサの表情は見えなかったが、タバサ...
そしてその瞳に宿るのは、決意。
もう、彼女は決めていた。
彼には、一番綺麗なシャルロット・エレーヌ・オルレアンを、...
魔方陣の中央に立ち、スカートのホックを外す。
ふぁさ、と丸くスカートが魔方陣の上に広がり、タバサの下半...
輝かんばかりに白い臀部は、しかし膨らみがいささか足りず、...
「え?シャルロット?」
何の前触れもなく、いきなり脱ぎだしたタバサに軽く驚く才人。
そんな才人に、タバサは説明する。
「成長したら、服が入らなくなるから」
その言葉に、才人はいつだったかタバサが魔法を使って大きく...
なるほど、さっきの『大きいの小さいの』ってのはそういうイ...
てっきりお兄さんおっぱいのサイズのコトかと思ってましたァ...
どこまでおっぱい魔人なのかこの男。
しかしそうなると才人の期待のボルテージも否が応にもマック...
上着のボタンを一つずつ外し始めたタバサのお尻を、思わず凝...
ボタンを外し終わり、上着を脱ぎかけたタバサの手が止まる。
首だけ後ろを振り向くと、鼻の下の伸びきった才人と視線が直...
「…サイト、その顔イヤらしい」
ちょっとイヤそうな顔で、そう言って、脱ぎかけた上着の前を...
「…術が完成するまで、あっち向いてて」
さすがにそんなエロい目で凝視されていては、術に集中できな...
そう思って、タバサは才人に釘を指し、もう一度背を向け、今...
美しい雪山を彷彿とさせる、しみ一つない柔肌が露になる。
少し興奮しているのか薄く桃色に紅潮した、幼さゆえの瑞々し...
しかしやはりその曲線は緩やかで、女性よりも幼さを感じさせ...
お尻の先からうなじにかけて、なんだか生暖かいものを感じる...
…だって、そういう人だって分かって好きになったんだもの。
才人のエロい視線を背中に浴びながら、タバサは朗々と詠唱に...
心の内側から湧き出る力が、呪文と杖を介して魔力に変換され...
ときめきと恥じらい、期待と不安とが入り混じり、どんどん力...
魔力とは心の力そのものである。
才人を想う愛も、才人に抱かれたいと思う欲求も、才人の視線...
タバサには、必要以上の力が、溢れているのが分かった。
しかし、この魔方陣による術式には三人分のキャパシティがあ...
もうすでに、十分な魔力は充填した。
そう判断したタバサは、術式を起動した。
火照るタバサの身体を凝視するあまり、前のめりに出てきた才...
青い光が晴れると、タバサは成長していた。
流れる青い髪は美しく腰まで伸び、清流のようにさらさらと空...
青い髪に縁取られた顔からは幼さが消え、少し吊り上った瞳と...
可憐な唇は軽く引き絞られ、柔らかく湿った桜色に染まってい...
なだらかだった曲線は、極端といっていいほどきついカーブを...
桜色の可憐な果実に彩られた白磁の球体は、奇跡的な張りと柔...
きつく絞られた腰から広がる裾野には、かなり密度のある青い...
瑞々しい果実を連想させる真っ白な双丘の谷間は、薬品と数々...
そして、それら全てを、彼女の中に流れる高貴な血が、神々し...
ほう、と術式の余韻に漏らすため息すら、極上の香に思える。
そんな成長したタバサが、きっととんでもなくエロい目で見つ...
タバサの振り向いたそこには。
ひげ面の、ちょっと冴えない青年が、ひきつけを起こしたよう...
思わず目を点にするタバサ。
そしてこの状況を考える。
…『成長』の術式は成功している。
…ちょっと興奮しすぎて、魔力の調整を誤って、多めに術式に使...
…そして、えっちぃ目で私をジロジロ見てたサイトは、ガマンき...
…そして、サイトにも術式がかかってしまった…。
全部正解である。
つまり、今目の前で伸びているのは成長した才人。
なぜ伸びているのかはよくわからないが、きっと術式が身体に...
このテの変化系の術式は、身体に合わないと気絶したり、そも...
まあしかし、これで原因はわかった。
伸びた才人を魔法でベッドの上に寝かせると、タバサは準備に...
この時のために、あらかじめ用意しておいた服を着込み、そっ...
そして自分と同じく少し成長した才人の間抜けなひげ面を眺め...
…ヒゲの伸びたサイトも、ちょっとダメ男っぽくて好きかも…。
ちょっと将来が心配な王女様であった。
才人が目を覚ますと、顎の下がじょりじょりした。
ていうか、かなりダメな感じに伸びたヒゲが、顎から生えてい...
「なんじゃこりゃああああああああ?」
思わず叫んでしまう才人。
その傍らに控えていた青い髪の少女が、そんな才人に申し訳な...
「ごめんなさい、サイト」
「え」
思わず才人が振り向くと。
そこには青い髪の女神がいた。
正しくは、素肌の上に大きめのワイシャツだけを羽織り、薄い...
成長したタバサがいた。
はちきれんばかりに膨らんだ胸の谷間を開いたボタンの間から...
「術式があなたにもかかったみたい。それでその姿に」
タバサの説明もしかし、才人は半分上の空で。
「そ、そうかあ、それじゃあしょうがないなあ」
ちらちらと脇見でワイシャツからこぼれる白磁の球体に目を奪...
正直、理性ががけっぷちであった。
まあ両者とも合意の上だから理性が多少ブッチしたところで問...
分かりやすく言うと、成長したタバサの姿をヤらしい目で見る...
しかし当の王女様はやる気マンマンなわけで。
四つんばいのまま才人の太ももにたす、と手を置いて、潤んだ...
「わたし、ヘン…?」
「へ?」
とつぜんのタバサの台詞に、才人は思わずタバサのほうを向い...
眼鏡の向こうの潤んだ瞳と、モロに視線がぶつかった。
吸い込まれそうな蒼い瞳が、容赦なく才人のハートを鷲掴みに...
「あなたが大きいのが好きだから、成長した姿になったけど。
…好みじゃ、なかった…?」
普段よりずいぶんと感情が載った、饒舌な言葉。
成長した身体が、タバサの心にも影響を与えているのだろう。
そんなタバサに、才人はぶんぶんぶん!と頭を振って応える。
「い、いやそんなことないっす!
メチャクチャストライクです!むしろデッドボールみたいな...
言葉の意味はよくわからないが、とにかく気に入った、という...
タバサはその言葉ににしゃあ、と物凄くうれしそうに相好を崩...
「嬉しい」
そう言って、才人の胸に容赦なくもたれかかる。
そうすると。
神の造形によって顕現した、完全に釣り合った天秤のバランス...
薄い布越しにも分かる先端の塊が、これまた才人の煩悩を容赦...
連続ヘッドショットでフラフラの才人の煩悩を、タバサは決定...
その言葉は、才人の嗜好に合わせたように、幼いタバサの、抑...
この短時間で、熟れた大人の外見と、幼い少女の中身という、...
「サイト。硬くなってる」
見上げながら、嬉しそうに、そして恥ずかしそうに微笑む、と...
成長したのは、身体だけではなく、表情を動かす顔の筋肉も、...
その顔の筋肉は、細やかなタバサの感情を、欲求を、余すこと...
一流の娼婦は、ウインク一つで男を勃たせることができるとい...
タバサは、その技術を、本による知識と、才人に与えられた経...
完全に勃起した才人の牡を、タバサは下腹部で柔らかく刺激し...
「…ズボン、邪魔…?」
布越しの刺激もたしかにタマラナイものがあったが、どうせな...
そう思った才人は、頷いた。
「そ、そうだな。邪魔だな」
才人の言葉を聞くと、タバサは嬉しそうに頷いて。
「じゃ、脱がせてあげる」
そう言って、手馴れた動作であっという間に才人のズボンと下...
そして、上着だけになった才人の胸板に、もう一度しなだれか...
「硬い…」
きゅ、きゅ、と、その硬さを確かめるように、タバサは白魚の...
その極上の刺激に、才人はう、と声を漏らし、快感に耐える。
たかだか指コキ程度で逝っていたのでは、男の意地がすたるの...
耐える才人に、タバサの中で嗜虐心がうずうずとうずき始める。
いつもは責められる立場のタバサだったが、才人のこういう表...
タバサはそんな才人の一物をしごきながら、彼の腰をまたぐ。...
才人の一物から手を放して、ワイシャツの前を完全にはだける...
ぐにゅ、と下腹部の一番柔らかい部分で才人の牡を押しつぶす。
そしてそのまま、その裏筋を、絶妙な弾力を誇る腹筋で、くり...
「く、くぁ!」
さすがの才人もたまらず、より一層大きなあえぎを漏らす。
タバサに密着している裏側、粘液を運ぶ管が、びくびくと震え...
射精の前触れである。
しかし必死に耐える才人に、タバサはトドメを刺す。
彼の胸板に全体重を預けて自らの胸を押しつぶし、その鼻先に...
その刺激に、才人の堰が崩壊する。
「で、出る!」
タバサの下で才人が仰け反る。
それと同時に、タバサの押しつぶしていた才人の先端から、熱...
「あ、ふぁ…!」
その熱さに蕩け、タバサも軽く痙攣する。
ぷし、と蒼いショーツの中で、タバサの雌が軽い潮を吹いた。
タバサはそのまま、荒い息をつく才人の上で起き上がると、胸...
「さい、との、精液…。熱い…」
そして掌に付いたその一部を口元に持っていき、ぴちゃぴちゃ...
生臭く、苦味すら感じるその味は、けして美味とは言い難い。...
「サイトの精液…だいすき…」
嬉しそうに微笑み、そう言ってのけた。
そんな淫靡な姿を目の前で見せ付けられ、才人が滾らないはず...
再び復活し始めた才人を見て、タバサは。
ころん、とベッドに仰向けになると、足をM字に開いて。
べしょべしょに濡れたショーツごと、自らを割り開く。
そして、言った。
「ねえ、サイト。見て…」
くぱぁ、と粘液の糸を引いて限界まで開かれたタバサのそこは。
普段は、その細い指によって、かなり奥の方まで深淵を覗かせ...
入り口から少しいったところで、ぴっちりと肉の襞が塞いでい...
「え?これって…」
そう、今才人の目にしているそれは。
「処女膜を、再生した…」
頬を朱に染めて、タバサは驚く才人に応えた。
そして続ける。
「もう一度、私の『はじめて』をもらってほしい。
あんな、無理やりじゃなくて、サイトの意思で、私を『女』...
タバサの処女喪失は、半ば才人の意思を無視して行われた。
強力な術式のために才人の精を胎内に取り込むことが必要だっ...
それは、半ばタバサからの強姦に近いものがあった。
だから、タバサは、もう一度才人に処女を捧げるべく、自らの...
才人は、そんなタバサの視線を、真摯な表情で受け止める。
そして頷く。
「わかった。じゃあいくぞ。
俺の意思で…シャルロットを、俺の『女』にする」
そう言って、タバサに覆いかぶさっていく。
タバサは秘裂を伸ばし広げる指を緩めることなく、涙を貯めた...
「嬉しい…」
二人の唇が重なる。
二人の性器が、触れ合う。
互いに粘液を分泌し合い、ぬるぬると互いに塗りこんでいく。
唇の中で、お互いの舌が絡み合い、溢れた唾液を互いに嚥下す...
やがて舌を絡めあっていた二人は、唇を離し、見詰め合う。
もう十分に互いを濡らし終わった性器どうしが、まるで互いを...
ぶつん。
「ぃたっ…!」
二度目の破瓜が、タバサを襲う。
そして、痛みと同時に訪れる、たまらない多幸感。
満たされている。私の中は、いま、大好きな人で満たされてい...
全てを奪ってくれた愛する人を、タバサは腕で、足で、抱きし...
「サイト、き、つ、あっ」
それでもやはり処女膜を再生させた膣内はきつく、タバサは少...
それを見て、ぴた、と才人の動きが止まる。
「…きついなら、抜こうか?」
初めてをもらうという目的なら、もう果たした。
そう思って、才人は優しくタバサを見下ろす。
少し老けて貫禄の増したそんな才人の頬を、タバサは両の掌で...
そして。
「だめ、このまま…」
「え?でも」
「ずっと抜かないで。全部出して。私の中で、いっぱいきもち...
言葉と同時に、少し力の抜けた足で、精一杯才人を締め上げる。
その言葉に、才人は頷く。
「それじゃあ、抜かないからな?
全部、膣内で出すからな?」
「うん、うん…♪
奥まで全部、サイトでいっぱいに、して…♪」
空色の髪の女神は、そう言って微笑んだ。
そこからは、もう止まらなかった。
才人の腰が、遠慮なく動き始める。
じゅぷじゅぷと互いの粘液を攪拌する音が、淫らに響き渡る。
二人は先ほどしていたように互いに抱き合い、舌を啜りあう。
粘膜の結合部が、じゅるじゅるぴちゃぴちゃと、どちらが立て...
二人の間で、先端を極限まで勃起させた、薄桃色に染まった肉...
唇から、舌から、胸から、性器から、全身に快楽を打ち込まれ...
舌を舐めあげられ、胸板に極上の弾力を押し付けられ、性器を...
「い、く、も、いく、サイト、サイト、サイト、サイト、サイ...
「シャルロット、全部、だすぞ、シャルロットの中に全部出す...
ずぶ!
最奥まで突き刺し、才人の動きが止まった。
どくどくどくどくどく!
タバサの子宮口に、遠慮なく熱い迸りがぶちまけられ、肉の顎...
「うぁ、あ゛、あ゛あ゛あああああああああああぁぁあぁぁ!」
サイト…!
獣のような啼き声を上げ、心の中だけで世界で一番愛しい人の...
才人が目を覚ましたのは、それから丸一日たってのこと。
どうやら、タバサが水魔法で自分を眠らせたらしい。
才人がベッドから降りると、テーブルの上に一通の手紙がある...
その手紙には、こう書かれていた。
『サイト、最後の思い出をありがとう。次に逢う時は、たぶん...
だから、今度逢うときは、必ず『シャルロット』と呼んでく...
誰がいても、かまいません。私はあなたのシャルロットです。
間違えたら、おしおきします。大人になった私のおしおきは...
それでは、また逢う日まで。
シャルロット・エレーヌ・オルレアン、あなたの永遠...
「…シャルロット…」
才人は、窓から覗く青い空を見上げた。
かつて愛した少女の髪と、同じ色の、美しい空を見上げていた。
そのころ、トリステイン魔法学院から南へ数リーグ離れた、遥...
青い風韻竜が、己が主人に問いかけていた。
「きゅいきゅい。ホントにいいの?おねえさま?」
「…大丈夫。もう、私は一人じゃない」
言ってタバサ───シャルロットは、己が下腹部にそっと手を添え...
注がれた彼の精が、どろりどろりと自分の胎内でうごめくのが...
その胎内では───卵巣から吐き出された卵子が、彼の精子を受け...
そう。
タバサの準備は、大人になる『成長』の術式だけではなかった。
彼の証、才人と愛し合った証拠を、己が身に宿すため。
彼女は、懐妊の秘薬をあらかじめ飲み、才人に抱かれたのであ...
この子が、私を強くする。
母として、負ける訳にはいかない。
現ガリア王家に。トリステインに。アンリエッタに。
全てを手に入れ、シャルロットはその全てを才人に捧げるつも...
そんなシャルロットに、シルフィードは思わず。
「きゅい。おねえさまなんか老けた?」
「……」
言ってはいけないことを言ってしまい、脳天を巨大な杖でぶん...
「きゅいー!なんなのねなんなのねもう!ぼーりょくはんたい...
「黙れ」
そして上空でドタバタやりながら、すばらしいスピードでガリ...
…竜騎士隊の警護する、ガリア国境まであとわずか、という地点...
終了行:
ごくり、と才人の喉が鳴る。
どっちがいい、と聞かれても、正直な話。
どっちもいい、としか答えられない才人だった。
だがしかし、やっぱりベタだがここは。
「俺は、今のままのシャルロットが好きだなあ」
その言葉にタバサの頬が朱に染まる。
そして、嬉しそうに微笑む。
このひとならこう言うだろう。そう言ってくれるだろう。タバ...
だからこそ。
彼には、一番きれいな自分を、見てもらいたい────。
だからこそ。
タバサは、この日のため、才人のために、いくつもの準備をし...
タバサは、自分の発言に照れくさそうにしている才人に背を向...
「ありがとう、サイト」
そして、全身全霊の感謝を込めて、言葉を紡ぐ。
才人からは背を向けたタバサの表情は見えなかったが、タバサ...
そしてその瞳に宿るのは、決意。
もう、彼女は決めていた。
彼には、一番綺麗なシャルロット・エレーヌ・オルレアンを、...
魔方陣の中央に立ち、スカートのホックを外す。
ふぁさ、と丸くスカートが魔方陣の上に広がり、タバサの下半...
輝かんばかりに白い臀部は、しかし膨らみがいささか足りず、...
「え?シャルロット?」
何の前触れもなく、いきなり脱ぎだしたタバサに軽く驚く才人。
そんな才人に、タバサは説明する。
「成長したら、服が入らなくなるから」
その言葉に、才人はいつだったかタバサが魔法を使って大きく...
なるほど、さっきの『大きいの小さいの』ってのはそういうイ...
てっきりお兄さんおっぱいのサイズのコトかと思ってましたァ...
どこまでおっぱい魔人なのかこの男。
しかしそうなると才人の期待のボルテージも否が応にもマック...
上着のボタンを一つずつ外し始めたタバサのお尻を、思わず凝...
ボタンを外し終わり、上着を脱ぎかけたタバサの手が止まる。
首だけ後ろを振り向くと、鼻の下の伸びきった才人と視線が直...
「…サイト、その顔イヤらしい」
ちょっとイヤそうな顔で、そう言って、脱ぎかけた上着の前を...
「…術が完成するまで、あっち向いてて」
さすがにそんなエロい目で凝視されていては、術に集中できな...
そう思って、タバサは才人に釘を指し、もう一度背を向け、今...
美しい雪山を彷彿とさせる、しみ一つない柔肌が露になる。
少し興奮しているのか薄く桃色に紅潮した、幼さゆえの瑞々し...
しかしやはりその曲線は緩やかで、女性よりも幼さを感じさせ...
お尻の先からうなじにかけて、なんだか生暖かいものを感じる...
…だって、そういう人だって分かって好きになったんだもの。
才人のエロい視線を背中に浴びながら、タバサは朗々と詠唱に...
心の内側から湧き出る力が、呪文と杖を介して魔力に変換され...
ときめきと恥じらい、期待と不安とが入り混じり、どんどん力...
魔力とは心の力そのものである。
才人を想う愛も、才人に抱かれたいと思う欲求も、才人の視線...
タバサには、必要以上の力が、溢れているのが分かった。
しかし、この魔方陣による術式には三人分のキャパシティがあ...
もうすでに、十分な魔力は充填した。
そう判断したタバサは、術式を起動した。
火照るタバサの身体を凝視するあまり、前のめりに出てきた才...
青い光が晴れると、タバサは成長していた。
流れる青い髪は美しく腰まで伸び、清流のようにさらさらと空...
青い髪に縁取られた顔からは幼さが消え、少し吊り上った瞳と...
可憐な唇は軽く引き絞られ、柔らかく湿った桜色に染まってい...
なだらかだった曲線は、極端といっていいほどきついカーブを...
桜色の可憐な果実に彩られた白磁の球体は、奇跡的な張りと柔...
きつく絞られた腰から広がる裾野には、かなり密度のある青い...
瑞々しい果実を連想させる真っ白な双丘の谷間は、薬品と数々...
そして、それら全てを、彼女の中に流れる高貴な血が、神々し...
ほう、と術式の余韻に漏らすため息すら、極上の香に思える。
そんな成長したタバサが、きっととんでもなくエロい目で見つ...
タバサの振り向いたそこには。
ひげ面の、ちょっと冴えない青年が、ひきつけを起こしたよう...
思わず目を点にするタバサ。
そしてこの状況を考える。
…『成長』の術式は成功している。
…ちょっと興奮しすぎて、魔力の調整を誤って、多めに術式に使...
…そして、えっちぃ目で私をジロジロ見てたサイトは、ガマンき...
…そして、サイトにも術式がかかってしまった…。
全部正解である。
つまり、今目の前で伸びているのは成長した才人。
なぜ伸びているのかはよくわからないが、きっと術式が身体に...
このテの変化系の術式は、身体に合わないと気絶したり、そも...
まあしかし、これで原因はわかった。
伸びた才人を魔法でベッドの上に寝かせると、タバサは準備に...
この時のために、あらかじめ用意しておいた服を着込み、そっ...
そして自分と同じく少し成長した才人の間抜けなひげ面を眺め...
…ヒゲの伸びたサイトも、ちょっとダメ男っぽくて好きかも…。
ちょっと将来が心配な王女様であった。
才人が目を覚ますと、顎の下がじょりじょりした。
ていうか、かなりダメな感じに伸びたヒゲが、顎から生えてい...
「なんじゃこりゃああああああああ?」
思わず叫んでしまう才人。
その傍らに控えていた青い髪の少女が、そんな才人に申し訳な...
「ごめんなさい、サイト」
「え」
思わず才人が振り向くと。
そこには青い髪の女神がいた。
正しくは、素肌の上に大きめのワイシャツだけを羽織り、薄い...
成長したタバサがいた。
はちきれんばかりに膨らんだ胸の谷間を開いたボタンの間から...
「術式があなたにもかかったみたい。それでその姿に」
タバサの説明もしかし、才人は半分上の空で。
「そ、そうかあ、それじゃあしょうがないなあ」
ちらちらと脇見でワイシャツからこぼれる白磁の球体に目を奪...
正直、理性ががけっぷちであった。
まあ両者とも合意の上だから理性が多少ブッチしたところで問...
分かりやすく言うと、成長したタバサの姿をヤらしい目で見る...
しかし当の王女様はやる気マンマンなわけで。
四つんばいのまま才人の太ももにたす、と手を置いて、潤んだ...
「わたし、ヘン…?」
「へ?」
とつぜんのタバサの台詞に、才人は思わずタバサのほうを向い...
眼鏡の向こうの潤んだ瞳と、モロに視線がぶつかった。
吸い込まれそうな蒼い瞳が、容赦なく才人のハートを鷲掴みに...
「あなたが大きいのが好きだから、成長した姿になったけど。
…好みじゃ、なかった…?」
普段よりずいぶんと感情が載った、饒舌な言葉。
成長した身体が、タバサの心にも影響を与えているのだろう。
そんなタバサに、才人はぶんぶんぶん!と頭を振って応える。
「い、いやそんなことないっす!
メチャクチャストライクです!むしろデッドボールみたいな...
言葉の意味はよくわからないが、とにかく気に入った、という...
タバサはその言葉ににしゃあ、と物凄くうれしそうに相好を崩...
「嬉しい」
そう言って、才人の胸に容赦なくもたれかかる。
そうすると。
神の造形によって顕現した、完全に釣り合った天秤のバランス...
薄い布越しにも分かる先端の塊が、これまた才人の煩悩を容赦...
連続ヘッドショットでフラフラの才人の煩悩を、タバサは決定...
その言葉は、才人の嗜好に合わせたように、幼いタバサの、抑...
この短時間で、熟れた大人の外見と、幼い少女の中身という、...
「サイト。硬くなってる」
見上げながら、嬉しそうに、そして恥ずかしそうに微笑む、と...
成長したのは、身体だけではなく、表情を動かす顔の筋肉も、...
その顔の筋肉は、細やかなタバサの感情を、欲求を、余すこと...
一流の娼婦は、ウインク一つで男を勃たせることができるとい...
タバサは、その技術を、本による知識と、才人に与えられた経...
完全に勃起した才人の牡を、タバサは下腹部で柔らかく刺激し...
「…ズボン、邪魔…?」
布越しの刺激もたしかにタマラナイものがあったが、どうせな...
そう思った才人は、頷いた。
「そ、そうだな。邪魔だな」
才人の言葉を聞くと、タバサは嬉しそうに頷いて。
「じゃ、脱がせてあげる」
そう言って、手馴れた動作であっという間に才人のズボンと下...
そして、上着だけになった才人の胸板に、もう一度しなだれか...
「硬い…」
きゅ、きゅ、と、その硬さを確かめるように、タバサは白魚の...
その極上の刺激に、才人はう、と声を漏らし、快感に耐える。
たかだか指コキ程度で逝っていたのでは、男の意地がすたるの...
耐える才人に、タバサの中で嗜虐心がうずうずとうずき始める。
いつもは責められる立場のタバサだったが、才人のこういう表...
タバサはそんな才人の一物をしごきながら、彼の腰をまたぐ。...
才人の一物から手を放して、ワイシャツの前を完全にはだける...
ぐにゅ、と下腹部の一番柔らかい部分で才人の牡を押しつぶす。
そしてそのまま、その裏筋を、絶妙な弾力を誇る腹筋で、くり...
「く、くぁ!」
さすがの才人もたまらず、より一層大きなあえぎを漏らす。
タバサに密着している裏側、粘液を運ぶ管が、びくびくと震え...
射精の前触れである。
しかし必死に耐える才人に、タバサはトドメを刺す。
彼の胸板に全体重を預けて自らの胸を押しつぶし、その鼻先に...
その刺激に、才人の堰が崩壊する。
「で、出る!」
タバサの下で才人が仰け反る。
それと同時に、タバサの押しつぶしていた才人の先端から、熱...
「あ、ふぁ…!」
その熱さに蕩け、タバサも軽く痙攣する。
ぷし、と蒼いショーツの中で、タバサの雌が軽い潮を吹いた。
タバサはそのまま、荒い息をつく才人の上で起き上がると、胸...
「さい、との、精液…。熱い…」
そして掌に付いたその一部を口元に持っていき、ぴちゃぴちゃ...
生臭く、苦味すら感じるその味は、けして美味とは言い難い。...
「サイトの精液…だいすき…」
嬉しそうに微笑み、そう言ってのけた。
そんな淫靡な姿を目の前で見せ付けられ、才人が滾らないはず...
再び復活し始めた才人を見て、タバサは。
ころん、とベッドに仰向けになると、足をM字に開いて。
べしょべしょに濡れたショーツごと、自らを割り開く。
そして、言った。
「ねえ、サイト。見て…」
くぱぁ、と粘液の糸を引いて限界まで開かれたタバサのそこは。
普段は、その細い指によって、かなり奥の方まで深淵を覗かせ...
入り口から少しいったところで、ぴっちりと肉の襞が塞いでい...
「え?これって…」
そう、今才人の目にしているそれは。
「処女膜を、再生した…」
頬を朱に染めて、タバサは驚く才人に応えた。
そして続ける。
「もう一度、私の『はじめて』をもらってほしい。
あんな、無理やりじゃなくて、サイトの意思で、私を『女』...
タバサの処女喪失は、半ば才人の意思を無視して行われた。
強力な術式のために才人の精を胎内に取り込むことが必要だっ...
それは、半ばタバサからの強姦に近いものがあった。
だから、タバサは、もう一度才人に処女を捧げるべく、自らの...
才人は、そんなタバサの視線を、真摯な表情で受け止める。
そして頷く。
「わかった。じゃあいくぞ。
俺の意思で…シャルロットを、俺の『女』にする」
そう言って、タバサに覆いかぶさっていく。
タバサは秘裂を伸ばし広げる指を緩めることなく、涙を貯めた...
「嬉しい…」
二人の唇が重なる。
二人の性器が、触れ合う。
互いに粘液を分泌し合い、ぬるぬると互いに塗りこんでいく。
唇の中で、お互いの舌が絡み合い、溢れた唾液を互いに嚥下す...
やがて舌を絡めあっていた二人は、唇を離し、見詰め合う。
もう十分に互いを濡らし終わった性器どうしが、まるで互いを...
ぶつん。
「ぃたっ…!」
二度目の破瓜が、タバサを襲う。
そして、痛みと同時に訪れる、たまらない多幸感。
満たされている。私の中は、いま、大好きな人で満たされてい...
全てを奪ってくれた愛する人を、タバサは腕で、足で、抱きし...
「サイト、き、つ、あっ」
それでもやはり処女膜を再生させた膣内はきつく、タバサは少...
それを見て、ぴた、と才人の動きが止まる。
「…きついなら、抜こうか?」
初めてをもらうという目的なら、もう果たした。
そう思って、才人は優しくタバサを見下ろす。
少し老けて貫禄の増したそんな才人の頬を、タバサは両の掌で...
そして。
「だめ、このまま…」
「え?でも」
「ずっと抜かないで。全部出して。私の中で、いっぱいきもち...
言葉と同時に、少し力の抜けた足で、精一杯才人を締め上げる。
その言葉に、才人は頷く。
「それじゃあ、抜かないからな?
全部、膣内で出すからな?」
「うん、うん…♪
奥まで全部、サイトでいっぱいに、して…♪」
空色の髪の女神は、そう言って微笑んだ。
そこからは、もう止まらなかった。
才人の腰が、遠慮なく動き始める。
じゅぷじゅぷと互いの粘液を攪拌する音が、淫らに響き渡る。
二人は先ほどしていたように互いに抱き合い、舌を啜りあう。
粘膜の結合部が、じゅるじゅるぴちゃぴちゃと、どちらが立て...
二人の間で、先端を極限まで勃起させた、薄桃色に染まった肉...
唇から、舌から、胸から、性器から、全身に快楽を打ち込まれ...
舌を舐めあげられ、胸板に極上の弾力を押し付けられ、性器を...
「い、く、も、いく、サイト、サイト、サイト、サイト、サイ...
「シャルロット、全部、だすぞ、シャルロットの中に全部出す...
ずぶ!
最奥まで突き刺し、才人の動きが止まった。
どくどくどくどくどく!
タバサの子宮口に、遠慮なく熱い迸りがぶちまけられ、肉の顎...
「うぁ、あ゛、あ゛あ゛あああああああああああぁぁあぁぁ!」
サイト…!
獣のような啼き声を上げ、心の中だけで世界で一番愛しい人の...
才人が目を覚ましたのは、それから丸一日たってのこと。
どうやら、タバサが水魔法で自分を眠らせたらしい。
才人がベッドから降りると、テーブルの上に一通の手紙がある...
その手紙には、こう書かれていた。
『サイト、最後の思い出をありがとう。次に逢う時は、たぶん...
だから、今度逢うときは、必ず『シャルロット』と呼んでく...
誰がいても、かまいません。私はあなたのシャルロットです。
間違えたら、おしおきします。大人になった私のおしおきは...
それでは、また逢う日まで。
シャルロット・エレーヌ・オルレアン、あなたの永遠...
「…シャルロット…」
才人は、窓から覗く青い空を見上げた。
かつて愛した少女の髪と、同じ色の、美しい空を見上げていた。
そのころ、トリステイン魔法学院から南へ数リーグ離れた、遥...
青い風韻竜が、己が主人に問いかけていた。
「きゅいきゅい。ホントにいいの?おねえさま?」
「…大丈夫。もう、私は一人じゃない」
言ってタバサ───シャルロットは、己が下腹部にそっと手を添え...
注がれた彼の精が、どろりどろりと自分の胎内でうごめくのが...
その胎内では───卵巣から吐き出された卵子が、彼の精子を受け...
そう。
タバサの準備は、大人になる『成長』の術式だけではなかった。
彼の証、才人と愛し合った証拠を、己が身に宿すため。
彼女は、懐妊の秘薬をあらかじめ飲み、才人に抱かれたのであ...
この子が、私を強くする。
母として、負ける訳にはいかない。
現ガリア王家に。トリステインに。アンリエッタに。
全てを手に入れ、シャルロットはその全てを才人に捧げるつも...
そんなシャルロットに、シルフィードは思わず。
「きゅい。おねえさまなんか老けた?」
「……」
言ってはいけないことを言ってしまい、脳天を巨大な杖でぶん...
「きゅいー!なんなのねなんなのねもう!ぼーりょくはんたい...
「黙れ」
そして上空でドタバタやりながら、すばらしいスピードでガリ...
…竜騎士隊の警護する、ガリア国境まであとわずか、という地点...
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