ゼロの使い魔保管庫
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女王シャルロット一世。
ガリアを統べる女帝の名である。
彼女は前王であり叔父であるジョゼフ一世をその手に掛け、王...
ガリアの貴族の大半は『狂王』と呼ばれたジョゼフの暗殺を受...
また、正式に譲り受けたものではないその王座は、教皇庁から...
さらに、国民の中にも彼女を『血塗れ女王』と呼び、蔑むもの...
だがしかし、彼女は負けなかった。
国民や貴族たちの誹謗中傷を浴びながら、それでも彼女は膝を...
なぜなら、彼女には守るべきものがあったから。
それは、彼女の娘たち。愛する人との間に儲けた、三人の娘た...
まだ幼く、自らを守る力を持たない娘たちを守るために。
母は、倒れるわけにはいかなかったのである。
「国賊、覚悟ぉ!」
それは、老朽化したプチ・トロワの改修完了記念式典での出来...
匕首を構えた若者が、突然演台の脇から飛び出し、中央で工事...
護衛の騎士が慌てて杖を抜くが、このままでは間に合わない。
男を捕らえることはできるが、匕首は確実に彼女の背中を貫く...
しかし、そうはならなかった。
女王は細い右腕をす、と上げると、突進してくる若者に向けて...
その瞬間ごう、と凄まじい風が唸り、若者を吹き飛ばす。
吹き飛んだ若者は演台から放り出され、プチ・トロワの新たな...
すぐさま護衛の騎士たちが若者を取り押さえる。
演台の周りの貴族たちは、その出来事に騒然となっている。
若者が襲い掛かってきたことにではない。
詠唱もせずに、烈風を巻き起こした、女王の力にである。
「あれが、詠唱破棄…!」「初めて目にしたが、なんと恐ろしい...
そう、彼女はある程度の魔法なら呪文の詠唱抜きに魔法を行使...
その場面を目にした者は少ないが、彼らは口をそろえてこう言...
『あの所業、人間の技ではない』と。
呪文の詠唱と杖が必要不可欠な一般的なメイジと、女王の差が...
彼女がその力を身につけるに至ったのには、ある人物の協力が...
「きゅいきゅい。だーから言ったのね。シルフィも一緒に連れ...
そこは、王宮グラン・トロワの回廊。謁見の間と女王の私室を...
ならんで歩く二人の姿は、まるで仲のよい姉妹のように見える。
そろえた様な長い青い髪に、見事なプロポーション。方やドレ...
そう、シャルロットの使い魔、シルフィードが先住魔法によっ...
今、彼女は騎士の位を与えられ、シルフィード・ド・モレノを...
先住魔法を駆使し、女王の近衛を勤める彼女もまた、反対派に...
しかしその話口調は一切緊張感がなく、ある意味ガリア王宮の...
そして、彼女こそが、シャルロットの詠唱破棄の開眼に一役買...
シルフィードはシャルロットに先住魔法を教え、そして先住魔...
つまり、現在詠唱破棄は、ガリア女王のみが使える超常の力な...
「必要ない。あなたは子供たちの護衛をしてくれていればいい」
そう言って、女王は念のため、己が使い魔に尋ねる。
「今、子供たちは結界の中にいる?」
「きゅい?結界なんかいらないのね。今パパが面倒みてるのね」
シルフィードの言葉に、ぴた、と女王は歩みを止めた。
「今なんと?」
再度尋ねる。声のオクターブが一段下がっていた。
「きゅい?結界なんかいらないって」
「もう少し後」
「パパが面倒見てる?」
「なんでそれを言わないのー!」
女王の綺麗な回し蹴りがシルフィードの延髄に完璧に入り、韻...
シャルロットのシルフィードに対するお仕置きにはランクがあ...
今回のコレは、かなりランクの高い突っ込みである。
もちろんシャルロットがそうしたのにはちゃんとした理由があ...
王宮に、三人の娘の『パパ』が来ている。
虚無の魔女に幽閉され、行方のしれない、シャルロットの愛す...
それを即座に報告しなかっただけでも、万死に値する。
シャルロット的には、さっきの突っ込みには相当な温情が入っ...
使い魔をノックダウンさせた女王は、回廊を必死に掛けていく。
そして、荒い息をつきながらやってきたのは大きな赤い扉の前。
そこは育児室。三人の赤子が、ふわふわの床の上で気ままに転...
その中から、かろんかろんと子供用遊具の鈴を鳴らす音と。
『いないいない、ばぁ!』『だぁー。ばぁー』
子供をあやす男の声、それに応じる赤子のうれしそうな声が聞...
その男の声を聴いた瞬間、シャルロットの体中に電撃が走った。
目が潤み、頬が紅潮し、心臓がきゅんきゅんと切なく鳴き始め...
ごく、と唾を飲み込み、そして。
コンコン、と扉をノックする。
『どーぞー』『どーぉー』
男の声がそのノックに答え、それを真似した娘の声が聞こえる。
シャルロットはそっと扉を開ける。
キィィ、と頼りない音をたてて、普段は四大魔術では傷をつけ...
育児室の中央で、三人の愛娘をあやしている、黒髪の男。
あまりぱっとしない、青年がそこにいた。
シャルロットの目の端から、つ、と涙がこぼれた。
「サイト…!逢いたかったっ…!」
王になって数年、彼女がついぞ見せたことのない涙を流させた...
平賀才人。
異世界からやってきた、虚無の使い魔ガンダールヴ。
ハルケギニア救世の英雄にして、トリステイン王家との婚姻を...
そして、うら若きガリア女王とトリステイン女王とエルフの女...
シャルロットの、かつてのタバサの愛した、ただ一人の男性で...
女王という立場も忘れ、長い青い髪をなびかせて才人に抱きつ...
「お、おい?」
いきなりの抱擁に、才人は驚く。
主に、以前とは比べ物にならないほどたわわに実った二つの果...
そんな才人に、シャルロットは尋ねる。
「どうして今まで、逢いに来てくれなかったの…?」
当然の疑問である。
ジョゼフを追い出し、ガリアの王となったシャルロットは、身...
それはもちろん、才人の子。
虚無に連れ去られたとしても、いつか才人が逢いに来てくれる...
そして王座に就いて十月後、シャルロットは三つ子を産む。
当然、生まれた娘たちに逢いに、きっと才人は来てくれる。そ...
だが、半年が過ぎ、二年が経っても、彼は来なかった。
それでも、彼女は待ち続けた。ただひたすらに、彼を待ち続け...
つい、愚痴のような言葉が漏れても、それは致し方のない事と...
「いやまあその…ルイズがさ…」
歯切れ悪くそう言う才人に、シャルロットはああなるほど、と...
彼が世間から姿をくらませた最大の理由が、彼の主人、ルイズ...
『ただひとつ』の虚無となり、トリステイン女王から彼を奪い...
彼女が彼を監禁し、外へ出さないようにしていたであろうこと...
かつてのトリステイン魔法学院でのドタバタを思い出し、シャ...
そして今、彼は逢いにきてくれた。虚無の手を掻い潜り、自分...
それだけで今まで鬱積していたものが流され、嬉しくなってし...
「…どのくらい、いられるの?」
「わりい、明日には戻らないと」
二年余り逢えなかった代償にしては、あまりにも短い。
しかし、ここで我侭を言うほど、シャルロットはもう子供では...
「…そうなの」
ならば、今できることをするまで。
そしてシャルロットは、この部屋にいる才人と自分以外の視線...
二人の周りでおとなしく待っていた愛娘たちのうち、一番小さ...
「なら、この子たちの相手をしてあげて。
…お父さん」
「…ああ、わかったよ」
そして、一年余りお預けになっていた、家族の団欒が始まった。
夕方には、三人の娘たちは疲れて眠ってしまった。
すやすや眠る三人をベッドに寝かしつけると、才人とシャルロ...
王宮の廊下を歩きながら、二人は語らう。
「元気に育ってるな。さすがシャルロット、いいお母さんして...
「…みんなが、手伝ってくれるから」
主に子供の面倒を見ているのはシルフィードなのだが、そのへ...
そして、ふと外を見る。
西の山に紅い日がかかり、夜の始まりを告げようとしている。
そして彼女は思い出す。
『わりい、明日には戻らないと』
もう、時間がない。
だったら。
「ちょっと、ここで待ってて」
シャルロットは廊下を突き当たったところ、来賓をもてなすゲ...
そして、自分は別の部屋へと向かう。
才人はシャルロットに言われたとおり、ゲストルームのソファ...
窓の外の夕焼けを眺めながら、才人がぼーっとしていると。
こんこん。
部屋のドアをノックする音。たぶんシャルロットだな、と才人...
「どうぞー」
ぎぃ、と重い音を立てて扉が開く。
そこから現れたのは──────。
「い?」
短く切りそろえられた青い艶やかな髪。
表情を消されたような仏頂面はそのきめの細かい肌と美しい顔...
背の低い細い体には、トリステイン魔法学院の制服と、黒いマ...
その姿は。
かつて、『タバサ』と呼ばれていた頃の、シャルロットだった。
「おまたせ」
「って、シャルロットそのカッコ──!」
シャルロットは才人をこの部屋に待たせている間、別室の床に...
それは『形態変化』の術式。術式のかかった対象を半日の間、...
もちろん、それは。
「サイトはこっちの格好のほうが好きだと思って」
「あ、あのなあ、俺ロリコンじゃねえって!」
「そうなの?」
こくん、と首をかしげて才人を見上げるシャルロット──いや、...
ぐぐ、と才人の喉が鳴る。
トリステイン魔法学院でさんざん味わった、あの官能の日々が...
幼い容姿のタバサが、従順すぎるまでに自分の調教を受け入れ...
男であれば、ロリコンのおにいさんでなくても反応してしまう...
ましてや、元々そのケのある才人では。
次の攻撃に、耐えられるはずもなかった。
タバサは杖を傍らに転がすと、才人の前に立つ。
「な、なんだよ」
「私、サイトと逢えない間も、貴方の事ばかり考えてた」
潤んだ瞳で、才人を見上げる。
1Hit。
「へ、へえ」
「いつ貴方と逢ってもいいように、準備してたの」
そのまま、薄い胸を才人の体に密着させ、もたれかかる。
2Hit。
「じゅ、準備って何を…?」
思わず口走ってしまったが気づいたときには遅かった。
タバサは才人から一旦体を離すと、近くのソファにぽす、と腰...
そして、両足をそのままソファの上に上げる。
すると、足は自然にM字に開き、短いスカートの中身を才人に...
そこから覗くのは。
毛の一本すら見当たらない、つるつるとした一筋の割れ目。
そしてその下で桜色に染まる、両手の指で引き伸ばされてはく...
色素の沈着などまったくなく、まるで生まれたばかりの子供の...
才人の度重なる肛門調教と、自らの消毒による、結果。
それは、二年余りの年月を経てなお今、変わらなかった。
「毎晩、きちんと、お尻キレイにしてたの…」
頬を染めながら、指を震わせ、必死に肛門を押し広げながら。
99Hit。
「い、いやそのあのだなっ!?」
「サイトのせいなんだから」
そして強い声。
頬を赤く染めながら、痴態を晒しながら、タバサは続ける。
「サイトのせいで、私は変態になっちゃったの。
責任、とって…」
泣きそうな顔で強要、というとんでもなくレベルの高い責めを...
100Hit。
そして才人は。
「そんなに言うなら好きなだけ責任取ったろうやないかいー!」
がばぁ!とソファの上で身体を開くタバサに覆いかぶさってい...
タバサは肘掛から下半身を放り出すようにソファの上に上半身...
肛門に舌を差し込まれ、丁寧に丁寧にほぐされている。
部屋の周囲には『サイレンス』がかけられていたが、タバサは...
もちろん、才人が喜ぶからそうしている。
声を出して善がるよりも、声を押し殺して責めに耐えている姿...
才人はそんなタバサの肛門を、飽きることなく三十分近く舐め...
完全に性器と化しているタバサのそこは、排泄器官らしい臭い...
それは長きに渡るタバサ自身の肛門開発の成せる業であった。
「ひさしぶりだけど、タバサのお尻、相変わらずいい色と臭い...
「ぃ、いわないでっ…!」
恥じらいを乗せた声を、才人の責めに合わせて返す。
すると、才人は気を良くし、さらに責めの言葉を浴びせてくる。
「そんな事言って。おまんこの方はよだれ垂らしっぱなしだぜ」
才人の言葉通り、タバサの股間からはだらしないほど愛液があ...
そして、タバサの予想の斜め上を行く言葉責めが降ってきた。
「ほんと、こんな淫乱でへんたいなお母さん、ハルケギニア中...
「!!」
それまで軽く緩んでいたタバサの肛門がその言葉にきゅ、と閉...
タバサは───シャルロットは、まぎれもなく三人の娘の母親であ...
それが、愛する男のために毎晩肛門調教を自らに施し、自らの...
これが、変態と言わずしてなんだというのか。
「ち、ちがっ───!」
「ちがわないだろ?」
否定の言葉を吐こうとした瞬間。
ぎゅぷぷぷぷぷぷぷ!
「──────────っ!?」
きつく絞られた、しかしそれでも男に媚びるよう開発された肛...
二年余り待ち望んでいた感覚に、タバサは一瞬で絶頂に達する。
直腸を通して感じられる愛しい温度に、脳髄が溶かされていく。
「ほら、入れただけでびくんびくん痙攣してさ。どんだけおし...
その言葉に、タバサに残されていた、最後の冷静な部分が反応...
「ち、違う───」
「だから、何が違うんだっての」
「私が好きなのは、えっちじゃない。
サイトが、好きなの…。サイトに抱かれるのが、だいすきなの...
1000Hit Combo!
潤んだ瞳で必死に顔を上げ、後ろを貫かれながら男を見つめる...
そして。
「だから、ね。
思いっきり、好きなだけ、して」
「ラジャーーーーーっ!」
才人は幼いタバサの細い腰を乱暴に鷲づかみ、全力で腰を使い...
目を覚ますと。
才人は牢獄にいた。
「へ?なんで?」
着ていた服はそのまま、才人は石造りの牢屋にとらわれていた。
声を上げようとすると、金格子の前に、豪奢なドレスを着た長...
先刻さんざん愛し合った女性──シャルロット女王である。
「ちょ、シャルロット、これ何?」
「あなたは罪を犯しました」
女王の声で、シャルロットは言った。
なんのこっちゃい、と才人はシャルロットに詰め寄る。
「お、俺がいったい何を!」
そしてずばり、とシャルロットは答えた。
「未成年者との淫行」
「ぶ!」
ちょっとまて。誘ってきたのそっちじゃん、と突っ込もうと思...
「罪を着せられて捕まっていたのなら、ガリアに長居した言い...
にっこり笑ってシャルロットはそう言ってのけた。
つまりは。
シャルロット──タバサは、才人をしばらく囲うため、彼に無実...
それも、正妻であるルイズに言い訳をしやすくするために。
それなら、と才人は諦める。
「まあ、それならしょうがないな。
ほんと、困った女王様だな」
「とりあえず、一週間は拘束するから。
──その間、女王自ら『取調べ』をしますので」
「どんな『取調べ』なんだか」
そして二人は笑いあった。
そしてそれから一週間の間、才人はガリア女王と蜜月の日々を...
帰還した才人がガリアに捕まっていた罪状を知って、ルイズと...
「──計算どおり」
「──おねえさまずいぶん黒くなったのね。まるでどっかのトリ...
その発言を追ってシルフィードが半殺しの目に逢ったのも、も...
〜fin
Yesロリータ、Noタッチ。
終了行:
女王シャルロット一世。
ガリアを統べる女帝の名である。
彼女は前王であり叔父であるジョゼフ一世をその手に掛け、王...
ガリアの貴族の大半は『狂王』と呼ばれたジョゼフの暗殺を受...
また、正式に譲り受けたものではないその王座は、教皇庁から...
さらに、国民の中にも彼女を『血塗れ女王』と呼び、蔑むもの...
だがしかし、彼女は負けなかった。
国民や貴族たちの誹謗中傷を浴びながら、それでも彼女は膝を...
なぜなら、彼女には守るべきものがあったから。
それは、彼女の娘たち。愛する人との間に儲けた、三人の娘た...
まだ幼く、自らを守る力を持たない娘たちを守るために。
母は、倒れるわけにはいかなかったのである。
「国賊、覚悟ぉ!」
それは、老朽化したプチ・トロワの改修完了記念式典での出来...
匕首を構えた若者が、突然演台の脇から飛び出し、中央で工事...
護衛の騎士が慌てて杖を抜くが、このままでは間に合わない。
男を捕らえることはできるが、匕首は確実に彼女の背中を貫く...
しかし、そうはならなかった。
女王は細い右腕をす、と上げると、突進してくる若者に向けて...
その瞬間ごう、と凄まじい風が唸り、若者を吹き飛ばす。
吹き飛んだ若者は演台から放り出され、プチ・トロワの新たな...
すぐさま護衛の騎士たちが若者を取り押さえる。
演台の周りの貴族たちは、その出来事に騒然となっている。
若者が襲い掛かってきたことにではない。
詠唱もせずに、烈風を巻き起こした、女王の力にである。
「あれが、詠唱破棄…!」「初めて目にしたが、なんと恐ろしい...
そう、彼女はある程度の魔法なら呪文の詠唱抜きに魔法を行使...
その場面を目にした者は少ないが、彼らは口をそろえてこう言...
『あの所業、人間の技ではない』と。
呪文の詠唱と杖が必要不可欠な一般的なメイジと、女王の差が...
彼女がその力を身につけるに至ったのには、ある人物の協力が...
「きゅいきゅい。だーから言ったのね。シルフィも一緒に連れ...
そこは、王宮グラン・トロワの回廊。謁見の間と女王の私室を...
ならんで歩く二人の姿は、まるで仲のよい姉妹のように見える。
そろえた様な長い青い髪に、見事なプロポーション。方やドレ...
そう、シャルロットの使い魔、シルフィードが先住魔法によっ...
今、彼女は騎士の位を与えられ、シルフィード・ド・モレノを...
先住魔法を駆使し、女王の近衛を勤める彼女もまた、反対派に...
しかしその話口調は一切緊張感がなく、ある意味ガリア王宮の...
そして、彼女こそが、シャルロットの詠唱破棄の開眼に一役買...
シルフィードはシャルロットに先住魔法を教え、そして先住魔...
つまり、現在詠唱破棄は、ガリア女王のみが使える超常の力な...
「必要ない。あなたは子供たちの護衛をしてくれていればいい」
そう言って、女王は念のため、己が使い魔に尋ねる。
「今、子供たちは結界の中にいる?」
「きゅい?結界なんかいらないのね。今パパが面倒みてるのね」
シルフィードの言葉に、ぴた、と女王は歩みを止めた。
「今なんと?」
再度尋ねる。声のオクターブが一段下がっていた。
「きゅい?結界なんかいらないって」
「もう少し後」
「パパが面倒見てる?」
「なんでそれを言わないのー!」
女王の綺麗な回し蹴りがシルフィードの延髄に完璧に入り、韻...
シャルロットのシルフィードに対するお仕置きにはランクがあ...
今回のコレは、かなりランクの高い突っ込みである。
もちろんシャルロットがそうしたのにはちゃんとした理由があ...
王宮に、三人の娘の『パパ』が来ている。
虚無の魔女に幽閉され、行方のしれない、シャルロットの愛す...
それを即座に報告しなかっただけでも、万死に値する。
シャルロット的には、さっきの突っ込みには相当な温情が入っ...
使い魔をノックダウンさせた女王は、回廊を必死に掛けていく。
そして、荒い息をつきながらやってきたのは大きな赤い扉の前。
そこは育児室。三人の赤子が、ふわふわの床の上で気ままに転...
その中から、かろんかろんと子供用遊具の鈴を鳴らす音と。
『いないいない、ばぁ!』『だぁー。ばぁー』
子供をあやす男の声、それに応じる赤子のうれしそうな声が聞...
その男の声を聴いた瞬間、シャルロットの体中に電撃が走った。
目が潤み、頬が紅潮し、心臓がきゅんきゅんと切なく鳴き始め...
ごく、と唾を飲み込み、そして。
コンコン、と扉をノックする。
『どーぞー』『どーぉー』
男の声がそのノックに答え、それを真似した娘の声が聞こえる。
シャルロットはそっと扉を開ける。
キィィ、と頼りない音をたてて、普段は四大魔術では傷をつけ...
育児室の中央で、三人の愛娘をあやしている、黒髪の男。
あまりぱっとしない、青年がそこにいた。
シャルロットの目の端から、つ、と涙がこぼれた。
「サイト…!逢いたかったっ…!」
王になって数年、彼女がついぞ見せたことのない涙を流させた...
平賀才人。
異世界からやってきた、虚無の使い魔ガンダールヴ。
ハルケギニア救世の英雄にして、トリステイン王家との婚姻を...
そして、うら若きガリア女王とトリステイン女王とエルフの女...
シャルロットの、かつてのタバサの愛した、ただ一人の男性で...
女王という立場も忘れ、長い青い髪をなびかせて才人に抱きつ...
「お、おい?」
いきなりの抱擁に、才人は驚く。
主に、以前とは比べ物にならないほどたわわに実った二つの果...
そんな才人に、シャルロットは尋ねる。
「どうして今まで、逢いに来てくれなかったの…?」
当然の疑問である。
ジョゼフを追い出し、ガリアの王となったシャルロットは、身...
それはもちろん、才人の子。
虚無に連れ去られたとしても、いつか才人が逢いに来てくれる...
そして王座に就いて十月後、シャルロットは三つ子を産む。
当然、生まれた娘たちに逢いに、きっと才人は来てくれる。そ...
だが、半年が過ぎ、二年が経っても、彼は来なかった。
それでも、彼女は待ち続けた。ただひたすらに、彼を待ち続け...
つい、愚痴のような言葉が漏れても、それは致し方のない事と...
「いやまあその…ルイズがさ…」
歯切れ悪くそう言う才人に、シャルロットはああなるほど、と...
彼が世間から姿をくらませた最大の理由が、彼の主人、ルイズ...
『ただひとつ』の虚無となり、トリステイン女王から彼を奪い...
彼女が彼を監禁し、外へ出さないようにしていたであろうこと...
かつてのトリステイン魔法学院でのドタバタを思い出し、シャ...
そして今、彼は逢いにきてくれた。虚無の手を掻い潜り、自分...
それだけで今まで鬱積していたものが流され、嬉しくなってし...
「…どのくらい、いられるの?」
「わりい、明日には戻らないと」
二年余り逢えなかった代償にしては、あまりにも短い。
しかし、ここで我侭を言うほど、シャルロットはもう子供では...
「…そうなの」
ならば、今できることをするまで。
そしてシャルロットは、この部屋にいる才人と自分以外の視線...
二人の周りでおとなしく待っていた愛娘たちのうち、一番小さ...
「なら、この子たちの相手をしてあげて。
…お父さん」
「…ああ、わかったよ」
そして、一年余りお預けになっていた、家族の団欒が始まった。
夕方には、三人の娘たちは疲れて眠ってしまった。
すやすや眠る三人をベッドに寝かしつけると、才人とシャルロ...
王宮の廊下を歩きながら、二人は語らう。
「元気に育ってるな。さすがシャルロット、いいお母さんして...
「…みんなが、手伝ってくれるから」
主に子供の面倒を見ているのはシルフィードなのだが、そのへ...
そして、ふと外を見る。
西の山に紅い日がかかり、夜の始まりを告げようとしている。
そして彼女は思い出す。
『わりい、明日には戻らないと』
もう、時間がない。
だったら。
「ちょっと、ここで待ってて」
シャルロットは廊下を突き当たったところ、来賓をもてなすゲ...
そして、自分は別の部屋へと向かう。
才人はシャルロットに言われたとおり、ゲストルームのソファ...
窓の外の夕焼けを眺めながら、才人がぼーっとしていると。
こんこん。
部屋のドアをノックする音。たぶんシャルロットだな、と才人...
「どうぞー」
ぎぃ、と重い音を立てて扉が開く。
そこから現れたのは──────。
「い?」
短く切りそろえられた青い艶やかな髪。
表情を消されたような仏頂面はそのきめの細かい肌と美しい顔...
背の低い細い体には、トリステイン魔法学院の制服と、黒いマ...
その姿は。
かつて、『タバサ』と呼ばれていた頃の、シャルロットだった。
「おまたせ」
「って、シャルロットそのカッコ──!」
シャルロットは才人をこの部屋に待たせている間、別室の床に...
それは『形態変化』の術式。術式のかかった対象を半日の間、...
もちろん、それは。
「サイトはこっちの格好のほうが好きだと思って」
「あ、あのなあ、俺ロリコンじゃねえって!」
「そうなの?」
こくん、と首をかしげて才人を見上げるシャルロット──いや、...
ぐぐ、と才人の喉が鳴る。
トリステイン魔法学院でさんざん味わった、あの官能の日々が...
幼い容姿のタバサが、従順すぎるまでに自分の調教を受け入れ...
男であれば、ロリコンのおにいさんでなくても反応してしまう...
ましてや、元々そのケのある才人では。
次の攻撃に、耐えられるはずもなかった。
タバサは杖を傍らに転がすと、才人の前に立つ。
「な、なんだよ」
「私、サイトと逢えない間も、貴方の事ばかり考えてた」
潤んだ瞳で、才人を見上げる。
1Hit。
「へ、へえ」
「いつ貴方と逢ってもいいように、準備してたの」
そのまま、薄い胸を才人の体に密着させ、もたれかかる。
2Hit。
「じゅ、準備って何を…?」
思わず口走ってしまったが気づいたときには遅かった。
タバサは才人から一旦体を離すと、近くのソファにぽす、と腰...
そして、両足をそのままソファの上に上げる。
すると、足は自然にM字に開き、短いスカートの中身を才人に...
そこから覗くのは。
毛の一本すら見当たらない、つるつるとした一筋の割れ目。
そしてその下で桜色に染まる、両手の指で引き伸ばされてはく...
色素の沈着などまったくなく、まるで生まれたばかりの子供の...
才人の度重なる肛門調教と、自らの消毒による、結果。
それは、二年余りの年月を経てなお今、変わらなかった。
「毎晩、きちんと、お尻キレイにしてたの…」
頬を染めながら、指を震わせ、必死に肛門を押し広げながら。
99Hit。
「い、いやそのあのだなっ!?」
「サイトのせいなんだから」
そして強い声。
頬を赤く染めながら、痴態を晒しながら、タバサは続ける。
「サイトのせいで、私は変態になっちゃったの。
責任、とって…」
泣きそうな顔で強要、というとんでもなくレベルの高い責めを...
100Hit。
そして才人は。
「そんなに言うなら好きなだけ責任取ったろうやないかいー!」
がばぁ!とソファの上で身体を開くタバサに覆いかぶさってい...
タバサは肘掛から下半身を放り出すようにソファの上に上半身...
肛門に舌を差し込まれ、丁寧に丁寧にほぐされている。
部屋の周囲には『サイレンス』がかけられていたが、タバサは...
もちろん、才人が喜ぶからそうしている。
声を出して善がるよりも、声を押し殺して責めに耐えている姿...
才人はそんなタバサの肛門を、飽きることなく三十分近く舐め...
完全に性器と化しているタバサのそこは、排泄器官らしい臭い...
それは長きに渡るタバサ自身の肛門開発の成せる業であった。
「ひさしぶりだけど、タバサのお尻、相変わらずいい色と臭い...
「ぃ、いわないでっ…!」
恥じらいを乗せた声を、才人の責めに合わせて返す。
すると、才人は気を良くし、さらに責めの言葉を浴びせてくる。
「そんな事言って。おまんこの方はよだれ垂らしっぱなしだぜ」
才人の言葉通り、タバサの股間からはだらしないほど愛液があ...
そして、タバサの予想の斜め上を行く言葉責めが降ってきた。
「ほんと、こんな淫乱でへんたいなお母さん、ハルケギニア中...
「!!」
それまで軽く緩んでいたタバサの肛門がその言葉にきゅ、と閉...
タバサは───シャルロットは、まぎれもなく三人の娘の母親であ...
それが、愛する男のために毎晩肛門調教を自らに施し、自らの...
これが、変態と言わずしてなんだというのか。
「ち、ちがっ───!」
「ちがわないだろ?」
否定の言葉を吐こうとした瞬間。
ぎゅぷぷぷぷぷぷぷ!
「──────────っ!?」
きつく絞られた、しかしそれでも男に媚びるよう開発された肛...
二年余り待ち望んでいた感覚に、タバサは一瞬で絶頂に達する。
直腸を通して感じられる愛しい温度に、脳髄が溶かされていく。
「ほら、入れただけでびくんびくん痙攣してさ。どんだけおし...
その言葉に、タバサに残されていた、最後の冷静な部分が反応...
「ち、違う───」
「だから、何が違うんだっての」
「私が好きなのは、えっちじゃない。
サイトが、好きなの…。サイトに抱かれるのが、だいすきなの...
1000Hit Combo!
潤んだ瞳で必死に顔を上げ、後ろを貫かれながら男を見つめる...
そして。
「だから、ね。
思いっきり、好きなだけ、して」
「ラジャーーーーーっ!」
才人は幼いタバサの細い腰を乱暴に鷲づかみ、全力で腰を使い...
目を覚ますと。
才人は牢獄にいた。
「へ?なんで?」
着ていた服はそのまま、才人は石造りの牢屋にとらわれていた。
声を上げようとすると、金格子の前に、豪奢なドレスを着た長...
先刻さんざん愛し合った女性──シャルロット女王である。
「ちょ、シャルロット、これ何?」
「あなたは罪を犯しました」
女王の声で、シャルロットは言った。
なんのこっちゃい、と才人はシャルロットに詰め寄る。
「お、俺がいったい何を!」
そしてずばり、とシャルロットは答えた。
「未成年者との淫行」
「ぶ!」
ちょっとまて。誘ってきたのそっちじゃん、と突っ込もうと思...
「罪を着せられて捕まっていたのなら、ガリアに長居した言い...
にっこり笑ってシャルロットはそう言ってのけた。
つまりは。
シャルロット──タバサは、才人をしばらく囲うため、彼に無実...
それも、正妻であるルイズに言い訳をしやすくするために。
それなら、と才人は諦める。
「まあ、それならしょうがないな。
ほんと、困った女王様だな」
「とりあえず、一週間は拘束するから。
──その間、女王自ら『取調べ』をしますので」
「どんな『取調べ』なんだか」
そして二人は笑いあった。
そしてそれから一週間の間、才人はガリア女王と蜜月の日々を...
帰還した才人がガリアに捕まっていた罪状を知って、ルイズと...
「──計算どおり」
「──おねえさまずいぶん黒くなったのね。まるでどっかのトリ...
その発言を追ってシルフィードが半殺しの目に逢ったのも、も...
〜fin
Yesロリータ、Noタッチ。
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