ゼロの使い魔保管庫
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164 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:4...
時間がない。
タバサは焦っていた。
この少女にしては珍しく、本を読みながら人にぶつかってしま...
「お、おい、大丈夫か?」
手を差し出したのは、確かルイズの使い魔。
素直に手を取り、起き上がらせてもらう。
「ありがとう」
一言だけ礼を言い、もう一度本に没入しながら歩き出す。
本のタイトルは、『天候を操るには』。今、彼女が欲している...
「…足りない」
何度計算しても、必要な量に足りない。
風向きのコントロール、空気中の水分の調整、一つ一つの技術...
しかし、その範囲・精度が問題だった。
一度に行うには、息の合ったトライアングルクラスのメイジが3...
実際にタバサは何度か計算してみたが、何度計算しても本の通...
…一人で行うのは、不可能。
彼女の頭脳はそう結論を下した。
では、どうすれば可能なのか。彼女は可能性を模索する。
彼女の知る、『気の合う』トライアングルクラスと言えば…。キ...
しかし、彼女の属性は『火』。この魔法に必要な『水』とは真...
だめもとで聞いてみよう。
タバサは彼女の身体には不釣合いな大きな杖を手に取り、親友...
「ムリね」
にべもなく断られた。
まあ予想していた結果だけに、落胆はなかった。
タバサはキュルケの部屋に、計画の打診に来ていた。のだが、...
「ゴメンね?私どうも『水』とは相性悪くって」
「キュルケは悪くない」
元々私自身の我侭のようなものだし。
心の中で足りない部分を補い、タバサは席を立つ。
「どうするの?タバサ」
165 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:4...
「他の方法を探す」
するとキュルケは、ちょっと待って、と、本棚を漁りはじめた。
「確か、ウチから持ってきた本に魔力の増幅に関する書籍が…あ...
キュルケの取り出したのは、『キミにもできる!カンタン魔力...
何も言わないが、タバサの目は雄弁に「…なにこれ」と物語って...
「な、なによ信じないの?こう見えてもゲルマニアの有名な魔...
…タイトルが胡散臭いのはしょうがないと思うけど」
とりあえず、親友の厚意だ、無碍には出来ない。
「ありがとう」
タバサはその本を受け取り、キュルケの部屋から出て行った。
キュルケの貸してくれた本には、確かにいくつかの魔力の増幅...
しかしそのどれも、下準備に必要な期間が膨大だったり、とん...
しかし、一つだけ。たった一つだけ、短時間で魔力を3倍以上に...
ところがそれは、ある意味とんでもなく手間のかかかる、問題...
だが、今のタバサには時間がなく、また可能性としてはこれが...
タバサはきゅ、と唇を噛み締めると、その身体には不釣合いな...
「…負けない」
コンコン、と扉をノックする音に、才人は机に突っ伏していた...
「はいはーい」
扉を開けると、そこにはタバサがいた。なぜか、俯いている。
今日は手紙を持ってない。何の用事だろう、と才人が不思議に...
タバサが才人の左の袖をきゅ、と掴んだ。
「な、何?」
「一緒に来て」
そう言ってタバサはくいくい、と才人の袖を引っ張る。
166 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:4...
しかし何の用件かも告げられずに、一緒に行くほど才人もお人...
「な、何の用事だよ」
「大事な用事。とてもとても大事な」
そこでタバサは初めて、顔を上げた。
その白磁のような頬に、軽く朱が指している。才人を見上げる...
まずいフラグ立ってるーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
おおおおおお俺タバサとなんか絡んだっけ?そういえば何回か...
才人が混乱していると、タバサは先ほどよりも強く、才人の袖...
「一緒に来て」
今度は両腕でぐいぐいと引っ張り出す。
一体、この無口な少女のどこに、こんな大胆さが隠されていた...
恋する力の成せる技ってやつディスカーーーーーーーーーー!...
いよいよ才人の頭はオーバーフローし始める。
「母さまの事。あなたの力が必要」
「母さん?」
才人の頭を、故郷の母の姿がよぎる。
『才人、ご飯よー』『こらこら、襟曲がってる』『エロ本はベ...
…最後は置いといて。
才人は一度、話を聞いてみよう、という気になった。
「分かった、一緒に行くよ。でも事情は話してくれるんだろう...
タバサの腕の力が弱まり、タバサは首をコクン、と縦に振った。
空を飛ぶシルフィードの上で、タバサは才人に事情を説明した。
明日は、タバサの母の誕生日。しかし、タバサの母は心を病ん...
そこで彼女が考えたのが、『虹を作る』事。美しい虹を見せ、...
しかしそれには大きな魔力が必要で、それにはガンダールヴで...
「そっか、それでか」
自分の能力が戦闘以外にも発揮されるなんて意外だな、と思い...
必要な説明が終わると前を向いてしまったタバサの背中を見な...
こんなに小さいのに、お母さん孝行だよなあ…。
自分は母親に何かしてやれただろうか。もし帰れたとして、何...
でも、この親孝行な少女の手助けはしてやれる。才人はそう考...
168 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:5...
タバサの実家に着くと才人は全裸に剥かれ、体中に紋様を描か...
全部タバサがやっていったのである。
何で全裸。何で魔法陣。
才人の頭によぎったのは、『生贄』の二文字。
いやしかしまさか。タバサに限ってそんな。いやでも俺とタバ...
使い魔=どーぶつ=生贄OK。
「ちょっとまてええええええええええ!」
慌てて暴れるが、武器のない才人にしっかり固定されたロープ...
その声に反応するように、魔法陣の描かれた部屋の扉が開く。
そこから現れたのは、ローブをすっぽり被った、おそらくタバ...
「おいこらタバサ!いくら使い魔だからって生贄はねーんじゃ...
「…生贄になんかしない」
言ってタバサは歩み寄ってくるが、この状況でそんなことを言...
「嘘こけ!俺を生贄にして魔力を増やすつもりなんだろ!」
「大丈夫、死にはしない」
そう言ってタバサは、被っていたローブを脱ぎ捨てた。
部屋の中に満ちる薄闇が、そこだけ切り取られたようだった。...
ローブの下のタバサは、全裸だった。その手に、小さな香炉を...
「な、なんでハダカなんだよ!」
「こうする必要があるから」
そう言ってタバサは才人の頭の横に香炉を置いた。甘い匂いの...
「嗅いで」
ぱたぱたと、タバサは手で才人のほうに煙を送る。
「えほっ、えほっ!なんだこりゃ!」
煙を大量に吸い込んでしまい、思わず才人は咽込む。
「精力と、快感を倍加させる香」
そう言ったタバサの顔が、みるみる赤くなる。
ちょっと待て。この展開はまさか。
「アナタの精が欲しいの。サイト」
183 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
またこれかああああああああ!
最近こーゆーのばっかしだ。
無駄だと知りつつも、一応抵抗はしてみる。
「あ、あのー。本気ですかタバサさん。っていうか意味分かっ...
「馬鹿にしないで」
あ、怒った。
子供扱いされた、とでも思ったか。
タバサはすたすたと才人の足の間に移動すると、なんと足の指...
「ちょっと待て足コキなんてどこで覚えたーーーーー!!!!...
「本に書いてあった。こうすると男の人は反応するって」
言ってタバサは足の指でくにくにと絶妙な刺激を送り始める。
悲しいかな、才人の男性自身はその刺激に敏感に反応し、天に...
思わず才人は突っ込む。
「どんな本読んでんだーーーーっ!!??」
その言葉に、タバサの顔が赤くなり、顔を背ける。
同時に足の動きも止まる。
「…な本」
よく聞こえない。
なんとなく、意地悪したくなって、才人は聞いてみた。
「あん?よく聞こえないな?もっと大きな声で言ってごらん?」
「ええ、えっちな本っ!何言わせるのよっ!」
真っ赤な顔で叫んだタバサは、いつもの仏頂面の少女ではなか...
「え?タバサ?」
タバサの豹変に、才人の目が点になる。
「どれだけ私が覚悟したと思ってるの!母さまのためじゃなき...
タバサの顔が歪み、その頬に涙が零れ落ちる。
「1人以上の魔力を得るためには、儀式によって男の精を得るの...
この方法しか母さまの誕生日に間に合わないの!
だからえっちな本も読んで勉強したんじゃない!」
一気にまくし立てるタバサ。
そうか。そうだったのか。
「嫌なら、止めればいいじゃないか」
才人は言った。
そして続ける。
「お前がして嫌なことを、お前の母さんが喜ぶと思うか?例え...
だからコレ解いて。
さっきから妙だと思っていたのだが、香の効果のせいか、こん...
…早くここから脱出しないと、自由になっても俺ガマンできるか...
しかし、タバサの反応は、才人の予想の真逆だった。
184 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
「…違うの」
「へ?」
「そんなの、建前なの。確かに最初は母さまのためだった。
でも、キュルケの貸してくれた本でこの方法見つけたとき、...
自分でも不思議だった。数回しか話したことのない男の子の...
でも、私はこの現象を説明する語彙を知っていた。
『一目惚れ』」
まてーーーーーーーーーー!!そんな強引なフラグはアリなの...
「だから、付け焼刃でえっちな本で勉強もした。
サイトの相手をするとき、何もできないと恥ずかしいと思っ...
「どどどどどど、どーしてでしょーか…?」
「知らないと思ってるの?貴方がルイズとメイドの二股かけて...
…毎晩、夜の相手をしてることも」
「知っててなんで!?」
「貴方がいいの」
言ってタバサは、才人の上に馬乗りになる。
そして、才人の顔を覗き込むように、上半身を倒し、才人の顔...
「二股かけてたっていい。他の女の人のものでもいい。
ただ、初めては、好きなひとに捧げたい。
それじゃ、ダメ…?」
眼鏡ごしに、潤んだ瞳で才人を見つめる。
その紺碧の瞳は、まるで海のように才人の視線を吸い込む。
自重しろ才人。ここで折れたら思う壺だぞ。
才人の理性がそう語りかけるが、タバサの台詞がそんな才人の...
「私を女にして…」
言ってタバサは、才人の顔を手で挟むと、強引に唇を奪った。
や、やーらけー。
軽いキスだけで才人の頭がぐらぐらする。きっと香のせいだ。
タバサは唇を離すと、もう一度才人に問いかけた。
「貴方が私を憎むほど嫌いなら、私は諦める。
でも、少しでも、ほんの少しでも私が好きなら…私の初めてを...
いいよね、サイト…?」
言ってタバサは、自分の割れ目を、才人の怒張の上に晒す。
香の効果のせいか、そこからは処女とは思えないほどの粘液が...
「後悔、しないか…?」
否定を含む、しかしそれは肯定の、才人の言葉。
「うん。何度も言うけど…初めては貴方がいいの。
貴方じゃなきゃ、イヤなの…」
そして徐々に腰を落としていく。
数秒のうちに、くちゅり、と才人の先端が粘液に塗れたタバサ...
「私の初めて、サイトにあげる」
そして、一気に腰を落とした。
185 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
ぶつっ、とタバサの中で何かが裂ける音がした。
「っあっ…」
身を裂かれる痛み、とでも表現すればいいのだろうか。タバサ...
失った。私は今、女になった。
好きな人に貫かれ、女になった…。
痛みと、それと同等の陶酔に、タバサは酔う。
でも、動けない。痛くて動けない。普通の場合だと、初めては...
しかし、才人は違うらしい。
香の効果と、ルイズより狭いタバサの膣内に、才人はあっとい...
「ご、ごめんタバサ…っ!!」
謝罪の言葉と同時に、タバサの中に熱い精が放たれる。
それと同時に。
床に描かれた魔法陣と、才人の身体の紋様が光り輝き、その光...
「うあっ……!!」
精の迸りを穢れのない膣内に受け、タバサの中で何かが弾ける。
入ってくる。何かが私の中に入ってくる…!!
タバサの身体が光り輝き、背を逸らせてガクガクと震える。
「お、おいタバサ!大丈夫か!?」
タバサを貫いたまま、下から才人が言う。自由の身なら、抱き...
光が収まり、震えが引くと、タバサの身体に変化が起きていた。
髪が伸びている。
先ほどまでのショートカットとは違い、肩口まで切りそろえら...
それに、背も少し伸びていた。
ルイズより小さかったその背が、シエスタと同じくらいまで伸...
そして、胸。
平原、と呼ぶに相応しかったその胸が、寄せれば谷間の一つも...
ありていに言うと、タバサは成長していた。
「お、おいタバサ!」
才人の声に、タバサが目覚める。
「あ、大丈夫。これは術の副作用。ちゃんとできてたみたい」
安堵に、タバサは胸をなでおろす。もし失敗していたら…母さま...
この術の副作用として、魔力を得ると同時に、一回につき、吸...
必要な回数は、あと2回。
でも…耐えられるだろうか。あんな痛み、今まで味わったことは...
しかし、タバサの心配は、才人の動きで解消された。
タバサの膣内で刺激を与えられ続ける才人が、腰を動かしたの...
「ふぁんっ!」
タバサの背筋を、電流が駆け抜ける。
「あ、ごめんタバサ!気持ちよくてつい…」
才人が申し訳なさそうに謝る。
どうして謝るんだろう。
186 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
「今の…して」
「へ?」
キモチイイ。
「もっとして。たくさんして。キモチいいの」
そして、今度は自分から腰を動かす。
香の効果と、魔力を受けて成長した体が、破瓜の痛みを完全に...
残ったのは、雌の本能と、快楽のみ。
タバサは淫らに腰をグラインドさせ、才人から快楽を搾り取る。
「ああんっ!いいっ!キモチいいのっ!」
タバサの激しい腰の動きに、才人の腰も自然と動きはじめる。
「タバサっ!俺も気持ちいいよ、タバサっ!」
「あ、あ、あ、あ、なんか来る、来るのっ!」
そして、タバサは初めての性交で、初めての絶頂を迎えた。
タバサの中が才人をきつく絞り上げる。その快感に、才人は二...
「うぁっ!タバサっ!また出るっ!」
再び紋様と魔法陣が光り輝き、タバサの中に吸い込まれる。
絶頂を迎えたタバサを、その迸りがさらに高みに突き上げる。
「ふぁっ、ふぁぁぁぁっ!!」
イきながら、タバサの身体は二度目の成長を迎えた。
髪が肩甲骨の辺りまで伸る。背は余り伸びていないが、その胸...
「ふう、ふう、はあ…」
荒い息をつき、タバサは才人の胸に手を置く。
あと…1回。
今度は違う懸念が、タバサの中を駆け巡る。
私…耐えられるだろうか。こんな…キモチイイの。
未だ硬さを失わない才人のそこが与えてくる快感に、タバサの...
「はあっ、はぁっ、はぁっ」
重くなったタバサの身体の下で、才人が大きく息をついている。
例え香の力を得ているとはいえ、もう抜かずに2回も射精してい...
そうか…サイト、辛いんだ…。
肩で息をしている才人を見て、タバサの胸の奥が熱くなった。
タバサは身体を才人の上に密着させると、才人の耳元で囁いた。
「ゴメンね…サイト。あと一回だから…ゴメンね」
そう言って、その体勢のまま、身体全体をグラインドさせて才...
柔らかい胸で才人の胸板を擦り、粘液と成長によって柔らかく...
「くぁっ…」
才人の顔が、快感に染まる。
しかしそれは、才人の望んだものではない。
そう思うと、タバサの心は激しく痛んだ。
「ゴメンね…サイト、ゴメンね…」
187 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
優しく才人の頭を抱え、唇を奪う。
才人は惚けたように、タバサの唇を吸い返してくる。
これもきっと、彼の意思じゃない。快楽に、踊らされているだ...
いつか、いつか、本当の彼の意思で、私を抱いて欲しい。
「うぁっ!うあぁぁぁっ!」
最後の才人の迸りを感じ、タバサは涙を流していた。
「ちょ、もうちょっと離れろよタバサ」
「何で」
儀式を終えた才人とタバサは、シルフィードで魔法を実行する...
シルフィードの上で、タバサは才人にくっついていた。
成長したタバサは、母のお下がりの白いシャツに、黒いスカー...
見ようよっては、トリステイン学院の先生に見えなくもない。
儀式を終えたその姿は、大きく成長していた。
水色の腰まで届く、美しく長い髪。
白磁の彫像のような、整った顔立ち。
たわわに実った、メロンのような胸。
その上半身を支えるにはやや細い腰。
やわらかい曲線を描き、軽く張り出した腰。
細く絞られ、すらりと伸びた脚。
あの小さな、眼鏡の少女が、今は美しい大人の女性に変化して...
そのタバサが、才人に密着している。
主に右ひじの辺りに、その豊かな胸を押し付けながら。
「あ、あたってんだよ!胸!」
「もちろんあててる」
行為の後、タバサはいつもの仏頂面に戻ってしまった。口調も...
しかし、そのそこかしこに、確固たる才人への好意が見て取れ...
「あててるってお前なあ!」
「ヤらしいこと考えてる」
ニヤっと笑い、才人をぎゅっと抱きしめるタバサ。
「サイトのえっち」
「あのなーーーーー!!」
目的地に着くまではこうしていよう、と思ったタバサだった。
188 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:1...
目的地に着くと、早速タバサは詠唱に入った。
そこは、オルレアンの屋敷から少し離れた、森の中の小さな湖...
空は薄く曇ってはいたが、雨が降る、というほどではない。
しかし、タバサの呪文に反応し、空は黒く淀み始める。
やがてほどなく、細かい雨が降り出した。
見ると、タバサの背が縮んでいた。メロンのようだった胸も萎...
最初の魔力を使い果たしたのだ。
「くっ…」
これだけの魔力を使ったのだ。当然体力も消耗する。
しかし、今負けるわけにはいかない。
タバサは詠唱を続ける。
やがて、風が舞い、辺りの空気をかき回し始める。
辺りといっても、この湖の周囲だけではない。
この森全体よりもっと広く、その効果は目で見える範囲を越え...
不意に詠唱が止まり、タバサは膝をつく。
「タバサ!」
才人は駆け寄ろうとするが、タバサの声がそれを止める。
「来ちゃダメ」
そして杖を支えに立ち上がり、もう一度詠唱を始める。
その姿は、さらに元に戻っていた。しかし、髪の長さだけは戻...
続く詠唱で、タバサは大きく腕を広げる。
それと同時に、天を覆っていた雲が一斉に開いた。
美しかった。
一瞬で世界が金色の日の光に包まれ、闇が払われていく。
そして…七色の橋が、天空に輝いた。
その橋を架けたのは、その中心にいる、小さな女神。
女神は、いつもの顔で満足そうに笑うと、気を失って倒れた。
「タバサ!」
大好きな人の声を、聞きながら。
オルレアンの屋敷では、心を病んだシャルロットの母が、いつ...
外は、降りしきる霧雨だった。
「おお、おお。雨って嫌ね。お散歩に出かけることも出来やし...
ねえ、私の可愛いシャルロット?」
そう腕の中の人形に問いかける。
もちろん返事はない。
そして、次の瞬間、そこから見える全ての雲が掻き消え、その...
「まあまあまあ!見た!?シャルロット!なんて綺麗な虹なん...
まるで少女のように喜び、腕の中の人形とその喜びを分かち合...
『はい、とても綺麗です…母さま』
189 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:1...
タバサが目を覚ますと、才人に抱きかかえられていた。
「お、起きたか」
タバサは慌てて立ち上がると、自分のやったことの成果を確か...
そこには、もう虹はなかった。
やっぱり、自分で見れなかったのが悔しいのか…。
呆然と立ちすくむタバサに、才人が語りかける。
「大丈夫!すっごい綺麗だったぜ!タバサの虹!」
その声に、タバサが振り向く。
その顔は、半分泣きそうで、半分笑顔だった。
「きっと、お前の母さんも見てたよ!すげえ大きい虹だったも...
興奮したように続ける才人に、タバサは歩み寄る。
そして、才人の左の袖をくいくいっ、っと引っ張ると、自分を...
「シャルロット」
「え?」
「ホントの名前。二人きりのときはそう呼んで」
そして、軽く背伸びをして、才人の頬に口付けた。
「お礼」
あんなことまでしといてこんなのがお礼かあ、とか才人が思っ...
「続きは学院で、ね」
赤くなって才人の左腕を捕まえる。
続きってナニーーーーーーーー!!!とか才人が心の中で絶叫...
「しないとバラす」
にっこり笑顔でとんでもないことを言うタバサだった。 〜fin
190 名前:あとがが[sage センタイサン] 投稿日:2006/09/21(木) 01...
どこのエロゲのシナリオだよコノヤロー!<自分感想
はいすいませんタバサルートENDですごめんなさいもうしま...
たぶんきっと続編のはずなんですけど外伝っぽい作りにしてみ...
次はたぶんアン様のはず。どこのエロ(ry
駄文失礼しましたノシ
終了行:
164 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:4...
時間がない。
タバサは焦っていた。
この少女にしては珍しく、本を読みながら人にぶつかってしま...
「お、おい、大丈夫か?」
手を差し出したのは、確かルイズの使い魔。
素直に手を取り、起き上がらせてもらう。
「ありがとう」
一言だけ礼を言い、もう一度本に没入しながら歩き出す。
本のタイトルは、『天候を操るには』。今、彼女が欲している...
「…足りない」
何度計算しても、必要な量に足りない。
風向きのコントロール、空気中の水分の調整、一つ一つの技術...
しかし、その範囲・精度が問題だった。
一度に行うには、息の合ったトライアングルクラスのメイジが3...
実際にタバサは何度か計算してみたが、何度計算しても本の通...
…一人で行うのは、不可能。
彼女の頭脳はそう結論を下した。
では、どうすれば可能なのか。彼女は可能性を模索する。
彼女の知る、『気の合う』トライアングルクラスと言えば…。キ...
しかし、彼女の属性は『火』。この魔法に必要な『水』とは真...
だめもとで聞いてみよう。
タバサは彼女の身体には不釣合いな大きな杖を手に取り、親友...
「ムリね」
にべもなく断られた。
まあ予想していた結果だけに、落胆はなかった。
タバサはキュルケの部屋に、計画の打診に来ていた。のだが、...
「ゴメンね?私どうも『水』とは相性悪くって」
「キュルケは悪くない」
元々私自身の我侭のようなものだし。
心の中で足りない部分を補い、タバサは席を立つ。
「どうするの?タバサ」
165 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:4...
「他の方法を探す」
するとキュルケは、ちょっと待って、と、本棚を漁りはじめた。
「確か、ウチから持ってきた本に魔力の増幅に関する書籍が…あ...
キュルケの取り出したのは、『キミにもできる!カンタン魔力...
何も言わないが、タバサの目は雄弁に「…なにこれ」と物語って...
「な、なによ信じないの?こう見えてもゲルマニアの有名な魔...
…タイトルが胡散臭いのはしょうがないと思うけど」
とりあえず、親友の厚意だ、無碍には出来ない。
「ありがとう」
タバサはその本を受け取り、キュルケの部屋から出て行った。
キュルケの貸してくれた本には、確かにいくつかの魔力の増幅...
しかしそのどれも、下準備に必要な期間が膨大だったり、とん...
しかし、一つだけ。たった一つだけ、短時間で魔力を3倍以上に...
ところがそれは、ある意味とんでもなく手間のかかかる、問題...
だが、今のタバサには時間がなく、また可能性としてはこれが...
タバサはきゅ、と唇を噛み締めると、その身体には不釣合いな...
「…負けない」
コンコン、と扉をノックする音に、才人は机に突っ伏していた...
「はいはーい」
扉を開けると、そこにはタバサがいた。なぜか、俯いている。
今日は手紙を持ってない。何の用事だろう、と才人が不思議に...
タバサが才人の左の袖をきゅ、と掴んだ。
「な、何?」
「一緒に来て」
そう言ってタバサはくいくい、と才人の袖を引っ張る。
166 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:4...
しかし何の用件かも告げられずに、一緒に行くほど才人もお人...
「な、何の用事だよ」
「大事な用事。とてもとても大事な」
そこでタバサは初めて、顔を上げた。
その白磁のような頬に、軽く朱が指している。才人を見上げる...
まずいフラグ立ってるーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
おおおおおお俺タバサとなんか絡んだっけ?そういえば何回か...
才人が混乱していると、タバサは先ほどよりも強く、才人の袖...
「一緒に来て」
今度は両腕でぐいぐいと引っ張り出す。
一体、この無口な少女のどこに、こんな大胆さが隠されていた...
恋する力の成せる技ってやつディスカーーーーーーーーーー!...
いよいよ才人の頭はオーバーフローし始める。
「母さまの事。あなたの力が必要」
「母さん?」
才人の頭を、故郷の母の姿がよぎる。
『才人、ご飯よー』『こらこら、襟曲がってる』『エロ本はベ...
…最後は置いといて。
才人は一度、話を聞いてみよう、という気になった。
「分かった、一緒に行くよ。でも事情は話してくれるんだろう...
タバサの腕の力が弱まり、タバサは首をコクン、と縦に振った。
空を飛ぶシルフィードの上で、タバサは才人に事情を説明した。
明日は、タバサの母の誕生日。しかし、タバサの母は心を病ん...
そこで彼女が考えたのが、『虹を作る』事。美しい虹を見せ、...
しかしそれには大きな魔力が必要で、それにはガンダールヴで...
「そっか、それでか」
自分の能力が戦闘以外にも発揮されるなんて意外だな、と思い...
必要な説明が終わると前を向いてしまったタバサの背中を見な...
こんなに小さいのに、お母さん孝行だよなあ…。
自分は母親に何かしてやれただろうか。もし帰れたとして、何...
でも、この親孝行な少女の手助けはしてやれる。才人はそう考...
168 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/20(水) 20:5...
タバサの実家に着くと才人は全裸に剥かれ、体中に紋様を描か...
全部タバサがやっていったのである。
何で全裸。何で魔法陣。
才人の頭によぎったのは、『生贄』の二文字。
いやしかしまさか。タバサに限ってそんな。いやでも俺とタバ...
使い魔=どーぶつ=生贄OK。
「ちょっとまてええええええええええ!」
慌てて暴れるが、武器のない才人にしっかり固定されたロープ...
その声に反応するように、魔法陣の描かれた部屋の扉が開く。
そこから現れたのは、ローブをすっぽり被った、おそらくタバ...
「おいこらタバサ!いくら使い魔だからって生贄はねーんじゃ...
「…生贄になんかしない」
言ってタバサは歩み寄ってくるが、この状況でそんなことを言...
「嘘こけ!俺を生贄にして魔力を増やすつもりなんだろ!」
「大丈夫、死にはしない」
そう言ってタバサは、被っていたローブを脱ぎ捨てた。
部屋の中に満ちる薄闇が、そこだけ切り取られたようだった。...
ローブの下のタバサは、全裸だった。その手に、小さな香炉を...
「な、なんでハダカなんだよ!」
「こうする必要があるから」
そう言ってタバサは才人の頭の横に香炉を置いた。甘い匂いの...
「嗅いで」
ぱたぱたと、タバサは手で才人のほうに煙を送る。
「えほっ、えほっ!なんだこりゃ!」
煙を大量に吸い込んでしまい、思わず才人は咽込む。
「精力と、快感を倍加させる香」
そう言ったタバサの顔が、みるみる赤くなる。
ちょっと待て。この展開はまさか。
「アナタの精が欲しいの。サイト」
183 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
またこれかああああああああ!
最近こーゆーのばっかしだ。
無駄だと知りつつも、一応抵抗はしてみる。
「あ、あのー。本気ですかタバサさん。っていうか意味分かっ...
「馬鹿にしないで」
あ、怒った。
子供扱いされた、とでも思ったか。
タバサはすたすたと才人の足の間に移動すると、なんと足の指...
「ちょっと待て足コキなんてどこで覚えたーーーーー!!!!...
「本に書いてあった。こうすると男の人は反応するって」
言ってタバサは足の指でくにくにと絶妙な刺激を送り始める。
悲しいかな、才人の男性自身はその刺激に敏感に反応し、天に...
思わず才人は突っ込む。
「どんな本読んでんだーーーーっ!!??」
その言葉に、タバサの顔が赤くなり、顔を背ける。
同時に足の動きも止まる。
「…な本」
よく聞こえない。
なんとなく、意地悪したくなって、才人は聞いてみた。
「あん?よく聞こえないな?もっと大きな声で言ってごらん?」
「ええ、えっちな本っ!何言わせるのよっ!」
真っ赤な顔で叫んだタバサは、いつもの仏頂面の少女ではなか...
「え?タバサ?」
タバサの豹変に、才人の目が点になる。
「どれだけ私が覚悟したと思ってるの!母さまのためじゃなき...
タバサの顔が歪み、その頬に涙が零れ落ちる。
「1人以上の魔力を得るためには、儀式によって男の精を得るの...
この方法しか母さまの誕生日に間に合わないの!
だからえっちな本も読んで勉強したんじゃない!」
一気にまくし立てるタバサ。
そうか。そうだったのか。
「嫌なら、止めればいいじゃないか」
才人は言った。
そして続ける。
「お前がして嫌なことを、お前の母さんが喜ぶと思うか?例え...
だからコレ解いて。
さっきから妙だと思っていたのだが、香の効果のせいか、こん...
…早くここから脱出しないと、自由になっても俺ガマンできるか...
しかし、タバサの反応は、才人の予想の真逆だった。
184 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
「…違うの」
「へ?」
「そんなの、建前なの。確かに最初は母さまのためだった。
でも、キュルケの貸してくれた本でこの方法見つけたとき、...
自分でも不思議だった。数回しか話したことのない男の子の...
でも、私はこの現象を説明する語彙を知っていた。
『一目惚れ』」
まてーーーーーーーーーー!!そんな強引なフラグはアリなの...
「だから、付け焼刃でえっちな本で勉強もした。
サイトの相手をするとき、何もできないと恥ずかしいと思っ...
「どどどどどど、どーしてでしょーか…?」
「知らないと思ってるの?貴方がルイズとメイドの二股かけて...
…毎晩、夜の相手をしてることも」
「知っててなんで!?」
「貴方がいいの」
言ってタバサは、才人の上に馬乗りになる。
そして、才人の顔を覗き込むように、上半身を倒し、才人の顔...
「二股かけてたっていい。他の女の人のものでもいい。
ただ、初めては、好きなひとに捧げたい。
それじゃ、ダメ…?」
眼鏡ごしに、潤んだ瞳で才人を見つめる。
その紺碧の瞳は、まるで海のように才人の視線を吸い込む。
自重しろ才人。ここで折れたら思う壺だぞ。
才人の理性がそう語りかけるが、タバサの台詞がそんな才人の...
「私を女にして…」
言ってタバサは、才人の顔を手で挟むと、強引に唇を奪った。
や、やーらけー。
軽いキスだけで才人の頭がぐらぐらする。きっと香のせいだ。
タバサは唇を離すと、もう一度才人に問いかけた。
「貴方が私を憎むほど嫌いなら、私は諦める。
でも、少しでも、ほんの少しでも私が好きなら…私の初めてを...
いいよね、サイト…?」
言ってタバサは、自分の割れ目を、才人の怒張の上に晒す。
香の効果のせいか、そこからは処女とは思えないほどの粘液が...
「後悔、しないか…?」
否定を含む、しかしそれは肯定の、才人の言葉。
「うん。何度も言うけど…初めては貴方がいいの。
貴方じゃなきゃ、イヤなの…」
そして徐々に腰を落としていく。
数秒のうちに、くちゅり、と才人の先端が粘液に塗れたタバサ...
「私の初めて、サイトにあげる」
そして、一気に腰を落とした。
185 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
ぶつっ、とタバサの中で何かが裂ける音がした。
「っあっ…」
身を裂かれる痛み、とでも表現すればいいのだろうか。タバサ...
失った。私は今、女になった。
好きな人に貫かれ、女になった…。
痛みと、それと同等の陶酔に、タバサは酔う。
でも、動けない。痛くて動けない。普通の場合だと、初めては...
しかし、才人は違うらしい。
香の効果と、ルイズより狭いタバサの膣内に、才人はあっとい...
「ご、ごめんタバサ…っ!!」
謝罪の言葉と同時に、タバサの中に熱い精が放たれる。
それと同時に。
床に描かれた魔法陣と、才人の身体の紋様が光り輝き、その光...
「うあっ……!!」
精の迸りを穢れのない膣内に受け、タバサの中で何かが弾ける。
入ってくる。何かが私の中に入ってくる…!!
タバサの身体が光り輝き、背を逸らせてガクガクと震える。
「お、おいタバサ!大丈夫か!?」
タバサを貫いたまま、下から才人が言う。自由の身なら、抱き...
光が収まり、震えが引くと、タバサの身体に変化が起きていた。
髪が伸びている。
先ほどまでのショートカットとは違い、肩口まで切りそろえら...
それに、背も少し伸びていた。
ルイズより小さかったその背が、シエスタと同じくらいまで伸...
そして、胸。
平原、と呼ぶに相応しかったその胸が、寄せれば谷間の一つも...
ありていに言うと、タバサは成長していた。
「お、おいタバサ!」
才人の声に、タバサが目覚める。
「あ、大丈夫。これは術の副作用。ちゃんとできてたみたい」
安堵に、タバサは胸をなでおろす。もし失敗していたら…母さま...
この術の副作用として、魔力を得ると同時に、一回につき、吸...
必要な回数は、あと2回。
でも…耐えられるだろうか。あんな痛み、今まで味わったことは...
しかし、タバサの心配は、才人の動きで解消された。
タバサの膣内で刺激を与えられ続ける才人が、腰を動かしたの...
「ふぁんっ!」
タバサの背筋を、電流が駆け抜ける。
「あ、ごめんタバサ!気持ちよくてつい…」
才人が申し訳なさそうに謝る。
どうして謝るんだろう。
186 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
「今の…して」
「へ?」
キモチイイ。
「もっとして。たくさんして。キモチいいの」
そして、今度は自分から腰を動かす。
香の効果と、魔力を受けて成長した体が、破瓜の痛みを完全に...
残ったのは、雌の本能と、快楽のみ。
タバサは淫らに腰をグラインドさせ、才人から快楽を搾り取る。
「ああんっ!いいっ!キモチいいのっ!」
タバサの激しい腰の動きに、才人の腰も自然と動きはじめる。
「タバサっ!俺も気持ちいいよ、タバサっ!」
「あ、あ、あ、あ、なんか来る、来るのっ!」
そして、タバサは初めての性交で、初めての絶頂を迎えた。
タバサの中が才人をきつく絞り上げる。その快感に、才人は二...
「うぁっ!タバサっ!また出るっ!」
再び紋様と魔法陣が光り輝き、タバサの中に吸い込まれる。
絶頂を迎えたタバサを、その迸りがさらに高みに突き上げる。
「ふぁっ、ふぁぁぁぁっ!!」
イきながら、タバサの身体は二度目の成長を迎えた。
髪が肩甲骨の辺りまで伸る。背は余り伸びていないが、その胸...
「ふう、ふう、はあ…」
荒い息をつき、タバサは才人の胸に手を置く。
あと…1回。
今度は違う懸念が、タバサの中を駆け巡る。
私…耐えられるだろうか。こんな…キモチイイの。
未だ硬さを失わない才人のそこが与えてくる快感に、タバサの...
「はあっ、はぁっ、はぁっ」
重くなったタバサの身体の下で、才人が大きく息をついている。
例え香の力を得ているとはいえ、もう抜かずに2回も射精してい...
そうか…サイト、辛いんだ…。
肩で息をしている才人を見て、タバサの胸の奥が熱くなった。
タバサは身体を才人の上に密着させると、才人の耳元で囁いた。
「ゴメンね…サイト。あと一回だから…ゴメンね」
そう言って、その体勢のまま、身体全体をグラインドさせて才...
柔らかい胸で才人の胸板を擦り、粘液と成長によって柔らかく...
「くぁっ…」
才人の顔が、快感に染まる。
しかしそれは、才人の望んだものではない。
そう思うと、タバサの心は激しく痛んだ。
「ゴメンね…サイト、ゴメンね…」
187 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:0...
優しく才人の頭を抱え、唇を奪う。
才人は惚けたように、タバサの唇を吸い返してくる。
これもきっと、彼の意思じゃない。快楽に、踊らされているだ...
いつか、いつか、本当の彼の意思で、私を抱いて欲しい。
「うぁっ!うあぁぁぁっ!」
最後の才人の迸りを感じ、タバサは涙を流していた。
「ちょ、もうちょっと離れろよタバサ」
「何で」
儀式を終えた才人とタバサは、シルフィードで魔法を実行する...
シルフィードの上で、タバサは才人にくっついていた。
成長したタバサは、母のお下がりの白いシャツに、黒いスカー...
見ようよっては、トリステイン学院の先生に見えなくもない。
儀式を終えたその姿は、大きく成長していた。
水色の腰まで届く、美しく長い髪。
白磁の彫像のような、整った顔立ち。
たわわに実った、メロンのような胸。
その上半身を支えるにはやや細い腰。
やわらかい曲線を描き、軽く張り出した腰。
細く絞られ、すらりと伸びた脚。
あの小さな、眼鏡の少女が、今は美しい大人の女性に変化して...
そのタバサが、才人に密着している。
主に右ひじの辺りに、その豊かな胸を押し付けながら。
「あ、あたってんだよ!胸!」
「もちろんあててる」
行為の後、タバサはいつもの仏頂面に戻ってしまった。口調も...
しかし、そのそこかしこに、確固たる才人への好意が見て取れ...
「あててるってお前なあ!」
「ヤらしいこと考えてる」
ニヤっと笑い、才人をぎゅっと抱きしめるタバサ。
「サイトのえっち」
「あのなーーーーー!!」
目的地に着くまではこうしていよう、と思ったタバサだった。
188 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:1...
目的地に着くと、早速タバサは詠唱に入った。
そこは、オルレアンの屋敷から少し離れた、森の中の小さな湖...
空は薄く曇ってはいたが、雨が降る、というほどではない。
しかし、タバサの呪文に反応し、空は黒く淀み始める。
やがてほどなく、細かい雨が降り出した。
見ると、タバサの背が縮んでいた。メロンのようだった胸も萎...
最初の魔力を使い果たしたのだ。
「くっ…」
これだけの魔力を使ったのだ。当然体力も消耗する。
しかし、今負けるわけにはいかない。
タバサは詠唱を続ける。
やがて、風が舞い、辺りの空気をかき回し始める。
辺りといっても、この湖の周囲だけではない。
この森全体よりもっと広く、その効果は目で見える範囲を越え...
不意に詠唱が止まり、タバサは膝をつく。
「タバサ!」
才人は駆け寄ろうとするが、タバサの声がそれを止める。
「来ちゃダメ」
そして杖を支えに立ち上がり、もう一度詠唱を始める。
その姿は、さらに元に戻っていた。しかし、髪の長さだけは戻...
続く詠唱で、タバサは大きく腕を広げる。
それと同時に、天を覆っていた雲が一斉に開いた。
美しかった。
一瞬で世界が金色の日の光に包まれ、闇が払われていく。
そして…七色の橋が、天空に輝いた。
その橋を架けたのは、その中心にいる、小さな女神。
女神は、いつもの顔で満足そうに笑うと、気を失って倒れた。
「タバサ!」
大好きな人の声を、聞きながら。
オルレアンの屋敷では、心を病んだシャルロットの母が、いつ...
外は、降りしきる霧雨だった。
「おお、おお。雨って嫌ね。お散歩に出かけることも出来やし...
ねえ、私の可愛いシャルロット?」
そう腕の中の人形に問いかける。
もちろん返事はない。
そして、次の瞬間、そこから見える全ての雲が掻き消え、その...
「まあまあまあ!見た!?シャルロット!なんて綺麗な虹なん...
まるで少女のように喜び、腕の中の人形とその喜びを分かち合...
『はい、とても綺麗です…母さま』
189 名前:虹のむこうに[sage ] 投稿日:2006/09/21(木) 01:1...
タバサが目を覚ますと、才人に抱きかかえられていた。
「お、起きたか」
タバサは慌てて立ち上がると、自分のやったことの成果を確か...
そこには、もう虹はなかった。
やっぱり、自分で見れなかったのが悔しいのか…。
呆然と立ちすくむタバサに、才人が語りかける。
「大丈夫!すっごい綺麗だったぜ!タバサの虹!」
その声に、タバサが振り向く。
その顔は、半分泣きそうで、半分笑顔だった。
「きっと、お前の母さんも見てたよ!すげえ大きい虹だったも...
興奮したように続ける才人に、タバサは歩み寄る。
そして、才人の左の袖をくいくいっ、っと引っ張ると、自分を...
「シャルロット」
「え?」
「ホントの名前。二人きりのときはそう呼んで」
そして、軽く背伸びをして、才人の頬に口付けた。
「お礼」
あんなことまでしといてこんなのがお礼かあ、とか才人が思っ...
「続きは学院で、ね」
赤くなって才人の左腕を捕まえる。
続きってナニーーーーーーーー!!!とか才人が心の中で絶叫...
「しないとバラす」
にっこり笑顔でとんでもないことを言うタバサだった。 〜fin
190 名前:あとがが[sage センタイサン] 投稿日:2006/09/21(木) 01...
どこのエロゲのシナリオだよコノヤロー!<自分感想
はいすいませんタバサルートENDですごめんなさいもうしま...
たぶんきっと続編のはずなんですけど外伝っぽい作りにしてみ...
次はたぶんアン様のはず。どこのエロ(ry
駄文失礼しましたノシ
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