ゼロの使い魔保管庫
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368 名前:1/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:39:47 ID:V...
「えーっと、ここだな‥‥」
赤茶色に錆ついた鉄の扉の前で、サイトはそう呟いた。
地下一階にあるその場所は湿っぽく、カビ臭かった。おまけ...
灯りがなければ足元も見えない。サイトは何度もつまづき、そ...
た小さな灯篭で足元を照らしながら、ようやくここまでたどり...
「それにしてもルイズのやつ、こんな場所に何の用なんだ?」
サイトは不機嫌そうに呟きながら、右手に持った紙を灯りで...
サイトの世界で言うところの、わら半紙のような紙。そこに...
こう書かれていた。
『サイトへ
今夜、消灯時間が過ぎたら、学院の地下室へ来なさい。
遅れたらおしおきだからねっ!
ルイズ』
「‥‥ったく、勝手な御主人様だよなあ。少しはこっちの都合も...
サイトは頭を掻きながら、頭上にある窓を見上げた。
60サント四方の小さな窓から、かすかな月明かりが入って...
互いに寄り添うかのように、空高く浮かんでいた。
「いよいよ明日なんだな‥‥」
二つの月を見上げながら、サイトは感慨深げに呟いた。
369 名前:2/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:40:46 ID:V...
明日は、数ヶ月に一度の日食の日だった。伝承によると、日...
と異世界とを繋ぐ扉が開きやすくなるらしい。シエスタの曽祖...
異世界から飛ばされてきたという。それを聞いたサイトは、シ...
乗っていたという「竜の羽衣」、すなわち零戦に乗って、元の...
ていた。
チャンスは一度きりなのだから、万が一にも失敗は許されな...
イトは念入りに計器のチェックを行い、メンテナンスを実施し...
話になった学院の関係者にお礼を言いに回った。そうこうして...
れて、消灯時間になったのだ。
一日じゅう動き回ったせいで、サイトの身体はぐったりと疲...
備え、早いうちに寝てしまおうと思った矢先に、ルイズからの...
である。
正直、今夜は早く寝てしまいたかったが、ルイズの命令を断...
かった。ルイズを怒らせたら後が面倒だし、いちおう寝場所と...
た恩もある。サイトは眠い目をこすりながら、仕方なしにここ...
けだった。
(しかし、こんな場所に呼び出して、いったい何の用なんだ‥‥...
みれば分かるか)
サイトはノブに手をかけ、押した。扉を開けた瞬間、大量の...
サイトは激しく咳き込んだ。
部屋に入ると、そこはかなり狭く、サイトの世界でいえば2...
かなかった。見ると、錆の浮いた剣や傷だらけの鎧、割れた鉄...
も乱雑に転がっている。どうやらここは、使用済みの武具を廃...
ようだ。
370 名前:3/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:41:29 ID:V...
サイトは机の上に灯篭を置いて、周囲に向けて呼びかけた。
「おーい。ルイズ、いるかー?」
だが、返事はなかった。サイトの声が、部屋の壁に反響する...
「あれ、おかしいな‥‥ルイズ、どこにいるんだー?」
「‥‥サイトさん」
サイトの呼びかけに応じるように、小さな声が部屋の隅から...
だがそれは、ルイズの声ではなかった。ルイズよりやや大人...
きが感じられる。そして何より、ルイズの特徴である高飛車な...
誰だ? と首をかしげるサイトの前に、一人の少女が現れた...
に身を包んだ、黒髪の少女だった。
「ようこそ、サイトさん。お待ちしていました」
「お前‥‥シエスタ? シエスタなのか?」
サイトの呼びかけに、シエスタはにっこりと笑って頷いた。...
で花が咲いたかのように眩しく、美しかった。
「嬉しいです、サイトさん。わざわざこんな場所まで来てくれ...
「何を言ってるんだ、シエスタ‥‥? そうだ、ルイズを知らな...
オレをこの部屋へ呼んだくせに、姿が見えないんだ。あいつが...
らないか?」
「ミス・ヴァリエールなら、ここにはいません。サイトさんが...
ご存知ないはずです」
「えっ? でも、あいつはこの手紙を‥‥」
「それはミス・ヴァリエールが書いたものではありません。そ...
たんです」
「な、何っ?」
サイトは自分の耳を疑った。
まさかこの手紙は、シエスタが書いたというのか? わざわ...
真似してまで? シエスタはどうして、そんなことをしたんだ...
にばれたら、間違いなく罰を受けるというのに‥‥?
371 名前:4/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:42:10 ID:V...
あまりにもたくさんの疑問が浮かびすぎて、サイトは言葉を...
んなサイトに向かって、シエスタは言った。
「悪いとは思いましたが、ミス・ヴァリエールの名前を使わせ...
サイトさんをこの場所へ呼び寄せるには、これしか方法がない...
あの方の命令なら、サイトさんも従わざるを得ないでしょうか...
「ど‥‥どうしてだ? どうして嘘をついてまで、オレをここに...
その問いかけに、シエスタは何も答えなかった。代わりに切...
イトを見つめながら、シエスタは口を開いた。
「サイトさん。あなたは明日、異世界へ帰られるんですよね?」
「あ、ああ‥‥そのつもりだけど」
「私は今まで、何度もサイトさんに助けてもらいました。魔物...
悪い貴族に売り飛ばされたときも、あなたは必ず駆けつけてく...
くれました。今、私がここにいられるのも、みんなサイトさん...
「いや、そんな‥‥大げさだよ」
「サイトさんには、とても感謝しています。なのに私は、サイ...
あげていません。このままお別れされたら、私はきっと後悔す...
「そんな、気にするなよ。困ってる女の子を助けるのは、男と...
「いいえ、それでは私の気が済みません。サイトさんには、で...
したいんです‥‥だから‥‥」
シエスタは手を差し出し、サイトの両手を握り締めた。そし...
吐き出すと、はっきりとした声で告げた。
「私を、抱いてください」
「‥‥え?」
「抱いて欲しいんです‥‥あなたに、私の身体を」
「え、ええっ?」
サイトはまたも、耳を疑った。身体を抱いて欲しいって、ま...
372 名前:5/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:42:49 ID:V...
「私は一介のメイドですから、財産と呼べるものはほとんど持...
だ一つ価値のあるものといえば、この身体だけです。ならばせ...
サイトさんに捧げたいんです」
「ま、待ってくれ、シエスタ! そんなこと、軽々しく口にす...
ろ! そういうことは、好きな人に言うべきじゃないのか?」
「私はサイトさんが好きなんです。初めて会ったときから、ず...
「で、でも‥‥オレは、ルイズの使い魔なんだぞ? ルイズにば...
ただじゃ済まないぞ!」
「構いません。サイトさんに抱いてもらえるなら、私はどんな...
「だ、だけど‥‥」
「‥‥私では、サイトさんのお相手になれませんか?」
シエスタは、哀しげな声を発した。
サイトを見つめるシエスタの顔には、物憂げな表情が浮かん...
らメイドとして働いてきたシエスタは、他人に喜ばれること何...
だ。逆に、他人を失望させることは、彼女が最も嫌うことであ...
トに喜んでもらえないのか、サイトを満足させられないのか‥‥...
シエスタにこんな表情をさせているのだろう。
そんなシエスタの表情を見たサイトは、意を決したかのよう...
サイトはシエスタの手を振りほどいて、自分の両手をシエス...
た。そして言った。
「一つだけ約束してくれ。このことは、絶対誰にも言わないこ...
「はい。約束します」
「‥‥分かった」
サイトはシエスタの顎に指をあて、その顔を上げさせた。
15サントほどの距離を隔てて、二つの視線が重なり合う。...
ともなく目を閉ざすと、顔を近寄せ、唇を触れ合わせた。
373 名前:6/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:43:32 ID:V...
シエスタの唇は、かすかに震えていた。緊張のためか、それ...
付けしているという悦びのせいか。それは分からないが、必死...
えを抑えようとしているように思えた。その健気さが、サイト...
熱くさせた。
サイトはいったん唇を離し、もう一度触れ合わせた。今度は...
シエスタの顔に自分の頭を押しつけるような感じで。不意に圧...
スタは、かすかに口を開いた。サイトはそれを見逃さず、シエ...
ら自分の舌を差し入れた。
侵入したサイトの舌が、シエスタの口の中でうごめく。柔ら...
の先が、シエスタの頬裏や歯に触れ、口内を蹂躙していった。
「んんっ、ん‥‥!」
シエスタは自分の頭が、ボーッと痺れていくのを感じた。サ...
びに、身体の感覚が麻痺して、何も考えられなくなっていく。...
取り戻すと、シエスタは自分でも舌を動かし、サイトの舌に絡...
ざらついた舌の感触が、情熱の炎を燃え上がらせた。唾液が...
ピチャという音が、部屋の中に響き渡る。サイトの口から溢れ...
たシエスタは、喉の奥で艶っぽい喘ぎ声を発した。二人は夢中...
舌や唾液をむさぼった。
サイトはシエスタの肩に乗せていた右手を、下のほうへ滑ら...
て胸の膨らみの上で停止させると、掌を回転させるように撫で...
三度と撫でてから、サイトは手に力を入れ、服の上から胸を握...
「あっ、ああ‥‥!」
シエスタは全身をビクンと震わせ、唇を離した。二人の唇の...
ぎ、やがてプツンと切れた。
サイトは巧みに指を動かし、何度もシエスタの乳房を揉みし...
にシエスタは敏感に反応し、甲高い声を発する。眉根を上げて...
情は、今まで見たこともないほど艶っぽく、サイトの興奮をさ...
374 名前:7/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:44:56 ID:V...
サイトはシエスタの上着に指をかけ、ボタンを外そうとした...
なぜかサイトの指が動きを止めた。
「? どうしたんですか、サイトさん?」
「いや、その‥‥メイド服を着た子にこんなことをするのは、ち...
だな、って思って‥‥」
「えっ? サイトさんの世界には、メイドはいないんですか?」
「いや、いるよ。ただ‥‥ちょっと特殊な店にしか、いないけど...
「特殊なお店‥‥?」
シエスタは、それがどんな店なのか聞こうとしたが、やめて...
異世界の住人なのだ。話を聞いたところで、理解するのは難し...
今は、そんな疑問を持つべきではない。今はサイトとの行為に...
もサイトに喜んでもらわなければならないのだ。
サイトの指が、上着のボタンを一つずつ外していく。一番下...
わせ目を左右に広げると、シエスタの上半身が露わとなった。...
イトに自分の裸を見てほしかったのか、ブラは付けていなかっ...
シエスタの肌は、絹のように滑らかで、おまけに雪のよう白...
事をしているためか、無駄な肉や脂肪はほとんどなく、ウェス...
て美しいラインを描いている。それに反するかのように、胸は...
呼吸をするたびに上下に揺れた。そしてその頂きでは、薄茶色...
立していた。
375 名前:8/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:45:39 ID:V...
想像していた以上の美しさに、サイトは言葉を失った。そん...
て、シエスタは囁くように言った。
「サイトさん‥‥私の身体、どうですか?」
「どうって‥‥すごく綺麗だよ。驚いたよ、シエスタの身体がこ...
たなんて」
「ほ、本当ですか? 良かった、サイトさんに気に入ってもら...
恥ずかしげに顔をうつむかせていたシエスタは、サイトの言...
ぱいの笑いを浮かべた。
その表情を見たサイトは、思わず苦笑いをしてしまった。こ...
のどこに、文句の付けようがあると言うのだろう? シエスタ...
い性格だが、ここまで控えめな態度を取られると、サイトのほ...
う。もっともそれが、シエスタの魅力の一つなのだが。
サイトはシエスタの乳房の上に、そっと手を乗せた。指を動...
わせるかのように、シエスタの胸も形を変えた。ただ大きいだ...
マロのように柔らかくて、サイトにこの上ない心地良さを与え...
シエスタの胸はしっとりと汗ばんでいて、ちょっと触れただけ...
いそうだった。
シエスタの胸に指をうずめながら、サイトはもう片方の乳房...
と口付けをした。
白く柔らかな乳房の上を、赤い舌が這い回る。サイトは乳房...
ると、小鳥が餌を啄ばむような仕草で、薄茶色の果実を吸い上...
先で、転がすように果実を舐めまわした。
376 名前:9/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:46:21 ID:V...
「んっ、あああっ‥‥サ、サイトさんっ‥‥!」
泣いているような声を発しながら、シエスタは首を激しく左...
彼女は、胸に触れられるとすぐに感じてしまう体質だった。そ...
められ、今すぐにも全身から力が抜けてしまいそうだった。サ...
両腕だけが、かろうじてシエスタの身体を支えている状態だ。
砂糖菓子を与えられた子供のように、サイトは飽きることな...
口付けをして、親指と人差し指で胸の果実をつまみ上げた。そ...
応するシエスタの仕草が、たまらないほど可愛らしかった。
サイトは乳房をまさぐる手を止めて、下のほうへと移動させ...
たままのスカートの裾をたくし上げ、太股へと手を伸ばした。
シエスタの脚は、上半身同様に引き締まっていて、とてもし...
そりとしているけれど、か弱いという感じではない。カモシカ...
きっとこんな脚のことを言うのだろう。
すべらかな感触を味わったサイトは、スカートの奥の下着に...
「うっ、ああっ‥‥!」
サイトの手が下着に触れた瞬間、シエスタは身体を大きく震...
に大きな反応を見せた。それは、気持ちよいという感じではな...
という感じの反応だった。
下着の上から秘部に触れたサイトは、シエスタの反応の意味...
は、布越しでもはっきりと分かるほどに、ぐっしょりと濡れて...
ただけで感じてしまったのか、粘り気のある液が下着の奥から...
の指にまとわりついていた。
サイトは、シエスタの顔を見つめた。シエスタは頬を真っ赤...
していた。
378 名前:10/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:47:08 ID:...
「ごめんなさい、サイトさん‥‥こんなはしたない姿を、見せて...
「謝ることはないよ。女の子なら、こうなるのは当たり前だろ...
スタがどんな反応を見せたって、オレは気にしないよ。オレは...
タが、一番好きなんだから」
「あ、ありがとうございます‥‥ふあ、ああっ‥‥!」
シエスタの声が、よりいっそう大きくなった。サイトの指が...
し、シエスタの秘部を直に触れてきたのだ。
サイトが指を動かすと、クチュッという音が鳴り、透明の蜜...
きた。蜜は滾々と溢れ、シエスタの太股をつたい、足元へと流...
かも指の動きに合わせるかのように、次から次へと溢れ出てき...
間を濡らし続けた。まるで、尽きることを知らない水の泉のよ...
サイトは手首に力を入れ、亀裂の間から内部へと指を侵入さ...
ていたそこは、あっけないほどあっさりと指を受け入れた。
指先でシエスタの温もりを感じながら、サイトは愛液で濡れ...
た。亀裂の隙間から二本の指を出し入れするごとに、蜜が滑る...
く。そしてそのたびに、シエスタの喉奥から、あっ、あっ、と...
漏れた。
「だ、だめ‥‥そんな、強くしないでっ‥‥!」
か弱い声でシエスタは懇願したが、サイトは気にせず指を動...
とは裏腹に、シエスタの快楽はどんどん大きくなっていき、蜜...
れが潤滑油となって、サイトの指の動きをいっそう激しくして...
きしめるシエスタの腕に、シュッと力が込められた。
「ああっ、だめ、本当にだめっ‥‥いや、あっ、あああーっ!」
シエスタは全身を痙攣させ、絶叫に近い声を発した。
背中が反りかえった体勢で、シエスタの身体が硬直する。直...
の場に崩れ落ち、両膝を床につけた。
379 名前:11/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:47:54 ID:...
「はあっ、はあっ‥‥はあっ‥‥!」
裸のままの胸に手をあてながら、シエスタは苦しげに何度も...
を見たサイトは、慌ててシエスタの肩に手を置き、言った。
「シエスタ、大丈夫か? ごめん、オレ、つい調子に乗っちゃ...
「‥‥‥」
シエスタは何も答えなかった。肩を大きく上下させながら、...
でサイトの顔を見上げるだけだった。
二人の間を、奇妙な沈黙が覆った。だがその直後、シエスタ...
てると、サイトの腰に手をあてた。細く美しいシエスタの指が...
クに添えられた。
「な‥‥何、シエスタ?」
「今度は私の番です。サイトさん、そのまま動かないでくださ...
そう言うとシエスタは、サイトのズボンを脱がし、下着をず...
屹立したサイトの分身が露わとなり、その先端がシエスタの目...
られた。
「凄いです、サイトさん‥‥とても硬くて、逞しくて‥‥」
シエスタはサイトの分身にそっと指を添えると、口を開けて...
だ。そして上下の唇に軽く力を入れ、丁寧になぞるように、ゆ...
れし始めた。
「うっ‥‥!」
サイトの喉から、声にならない声が漏れた。
口を使ったシエスタの奉仕は、例えようがないほど心地良か...
に包まれながら、先端部を舌でチロチロと攻められる。その力...
すぐにでも達してしまいそうだった。だが、こんなに早くイッ...
男として格好が付かない。サイトは下半身に力をこめ、必死に...
380 名前:12/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:48:32 ID:...
シエスタはいったい、どこでこんな技術を覚えたのだろう?...
なしい性格の彼女が、こんな大胆な行為に及ぶなんて、信じら...
したらシエスタは、サイトに喜んでもらおうと思い、密かに勉...
ろうか? もしそうだとしたら、こんなに嬉しいことはない。...
な可愛い子が、こんなに尽くしてくれるなんて‥‥。
そんな考えを巡らせていたサイトは、下半身に生じた感触に...
た。シエスタがくわえている己の分身が、今にも暴発しそうな...
いたのだ。
「シ、シエスタ‥‥オレ、もう‥‥!」
「出してください、私の口に‥‥」
シエスタの言葉とともに、サイトの亀頭が跳ね、熱い粘液が...
それはシエスタの咥内に飛び散り、喉や舌を汚した。
絶頂に達したサイトは、その場で崩れ落ちるように尻もちを...
の掌を付けた。
「ん、んっ‥‥」
シエスタは懸命に喉を動かして、サイトの放った液を飲み込...
らこぼれ落ちた液も、舌を使って舐め取り、最後の一滴まで飲...
全てを吸い込んだシエスタは、無言のままサイトの身体に覆...
シエスタの身体の下には、露わになったままのサイトの分身...
たいま放ったばかりだというのに、そこはまだ屹立していて、...
の液を滲み出していた。
シエスタはスカートの裾をめくり上げ、サイトの分身の先端...
あてがった。そこは充分に濡れていて、受け入れる準備は整っ...
381 名前:13/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:49:11 ID:...
「動かないでくださいね、サイトさん」
シエスタの問いかけに、サイトは無言のまま首を縦に倒した...
エスタは、そっと静かに腰を落とした。
「ふあ‥‥あああっ‥‥!」
股間から脳天にかけて、痺れるような刺激が走った。弦のよ...
反らせると、シエスタの二つの乳房が、跳ねるように揺れた。
根元まで挿れると、無数の襞がサイトの分身にまとわりつい...
タの温もりが全身に伝わっていくような感じがして、身体中に...
が立つような感覚が走った。
「サイトさん‥‥私の中、どうですか‥‥?」
「き、気持ちいいよ‥‥すごく締まって、絡み付いてきて‥‥!」
「私も、こんな感じ‥‥は、初めてっ‥‥!」
シエスタはサイトの胸板に両手を置きながら、身体を上下に...
猛々しく膨張した肉棒がシエスタの身体を串刺しにして、下...
いる。身体中に浮かんだ汗の滴が、二人の動きに合わせ、周囲...
シエスタはサイトの腕をつかんで、その手を自分の胸に導い...
似合わぬ豊かさを持った二つの乳房を、サイトはせわしなく揉...
で果実を弾くと、シエスタは敏感に反応して、両手をギュッと...
「あっ、ん、はっ、ああっ‥‥サ、サイト、さんっ‥‥!」
「ううっ‥‥シエスタっ‥‥!」
二人の動きが、しだいに激しくなっていく。サイトは全力で...
スタはそれに応えるように、肉襞でサイトの分身を締め付ける...
て、もう何も考えられなかった。二人は頭の中が真っ白になる...
本能のままに腰を振り、互いの身体に指を滑らせた。
382 名前:14/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:49:53 ID:...
サイトの身体の奥から、熱いものが込み上げる。それは下腹...
にも暴発して溢れ出しそうだった。
「シエスタ‥‥オレ、もうっ‥‥!」
「私も‥‥もう、だめっ‥‥!」
「うっ、ああっ‥‥!」
「イクッ、イッちゃうぅっ‥‥あっ、あああーっ!」
シエスタが絶頂に達すると同時に、サイトの分身から情欲の...
さっきシエスタの口に放った以上の量の精液が、シエスタの膣...
子宮まで届いた。
ドクッ、ドクッ、と波打ちながら、白濁した粘液が幾度も飛...
自身も経験したことのない量の射精が、シエスタの体内を汚し...
やく止まると、サイトは全身の力を失って床の上に横たわり、...
るようにシエスタが乗りかかった。
行為の激しさを物語るかのように、二人の顔や背中には大量...
いた。荒々しく息を吐きながら、二人は放心状態で寝転んだ。...
永遠のような沈黙の時間が、二人の間に流れた。
そして‥‥シエスタは不意に起き上がり、床に散らかった服を...
た。無言のままでスカートを履き、ブラウスを着終えたシエス...
わったままのサイトへ向き直り、言った。
383 名前:15/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:50:30 ID:...
「サイトさん、もう一度だけ聞きます。あなたは明日、異世界...
すね?」
「ああ、そうだけど‥‥?」
「‥‥‥」
シエスタは無言のまま、口を真一文字に結んだ。
何かを考えるような感じで指を口元にあててから、シエスタ...
顔を浮かべた。だがそれは、無理矢理につくったような、極め...
だった。
「‥‥そうですよね。誰だって、自分の生まれた世界で暮らした...
それを邪魔する権利なんて、誰にもありませんよね‥‥」
「シエスタ‥‥お前、何を言って‥‥?」
「離れ離れになっても、私は絶対にサイトさんのことを忘れま...
男の人を愛したのは、初めてですから。だからサイトさんも、...
ないでください。たまにでいいですから、私のことを‥‥思い出...
ふと、シエスタは言葉を詰まらせた。両手で口元を覆い、顔...
スタは、急に立ち上がって部屋の扉のほうへ走った。
ドアノブに手をかけたシエスタは、サイトの背を向けたまま...
「サイトさんと一緒に暮らした日々、本当に楽しかったです。...
けど、私にとっては何年分もの価値がある日々でした。サイト...
私、本当に良かったです‥‥それでは私、そろそろ行きますね‥‥」
384 名前:16/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:51:09 ID:...
「お‥‥おい! 待ってくれ、シエスタ!」
「最後に私を抱いてくれて、ありがとうございました。それで...
ら、サイトさん!」
シエスタはそう言うと、部屋から走って飛び出していった。
その両目に涙が浮かんでいるのを、サイトは見逃さなかった...
タは、愛する人に泣き顔を見られたくなくて、部屋を飛び出し...
「‥‥シエスタ‥‥」
一人、部屋に残されたサイトは、無言のまま天井を見上げた...
の天井から、小さな埃が舞い落ちていた。
予定通りに事が運べば、自分は明日、元の世界へ帰ることに...
イズや学園の関係者たちにも、そう伝えた。でも、本当にそれ...
か? そんなことをして、自分は後悔しないだろうか?
たぶんシエスタは、サイトにこの世界へ留まってほしいと思...
は控えめな性格だから、そのことを口に出せないでいるのだ。...
の思いを無視してまで、元の世界に帰っていいのだろうか? ...
自分の望んだことなのか‥‥?
サイトは窓の外の夜空を見上げた。二つの月が浮かび、星が...
ていた。
日食が起こるのは、今からおおよそ半日後。そのとき自分は...
出しているだろう。予定通り、元の世界へ帰っているか。それ...
願いを受け入れ、この世界で生きていくのか‥‥。
その答えは、誰にも分からない。サイト自身も、まだ。
386 名前:覆面士 ◆d3ZM6glXx. [sage] 投稿日:2006/10/07(土...
終わりです。アホみたいに長くなってしまい、すみません。
終了行:
368 名前:1/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:39:47 ID:V...
「えーっと、ここだな‥‥」
赤茶色に錆ついた鉄の扉の前で、サイトはそう呟いた。
地下一階にあるその場所は湿っぽく、カビ臭かった。おまけ...
灯りがなければ足元も見えない。サイトは何度もつまづき、そ...
た小さな灯篭で足元を照らしながら、ようやくここまでたどり...
「それにしてもルイズのやつ、こんな場所に何の用なんだ?」
サイトは不機嫌そうに呟きながら、右手に持った紙を灯りで...
サイトの世界で言うところの、わら半紙のような紙。そこに...
こう書かれていた。
『サイトへ
今夜、消灯時間が過ぎたら、学院の地下室へ来なさい。
遅れたらおしおきだからねっ!
ルイズ』
「‥‥ったく、勝手な御主人様だよなあ。少しはこっちの都合も...
サイトは頭を掻きながら、頭上にある窓を見上げた。
60サント四方の小さな窓から、かすかな月明かりが入って...
互いに寄り添うかのように、空高く浮かんでいた。
「いよいよ明日なんだな‥‥」
二つの月を見上げながら、サイトは感慨深げに呟いた。
369 名前:2/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:40:46 ID:V...
明日は、数ヶ月に一度の日食の日だった。伝承によると、日...
と異世界とを繋ぐ扉が開きやすくなるらしい。シエスタの曽祖...
異世界から飛ばされてきたという。それを聞いたサイトは、シ...
乗っていたという「竜の羽衣」、すなわち零戦に乗って、元の...
ていた。
チャンスは一度きりなのだから、万が一にも失敗は許されな...
イトは念入りに計器のチェックを行い、メンテナンスを実施し...
話になった学院の関係者にお礼を言いに回った。そうこうして...
れて、消灯時間になったのだ。
一日じゅう動き回ったせいで、サイトの身体はぐったりと疲...
備え、早いうちに寝てしまおうと思った矢先に、ルイズからの...
である。
正直、今夜は早く寝てしまいたかったが、ルイズの命令を断...
かった。ルイズを怒らせたら後が面倒だし、いちおう寝場所と...
た恩もある。サイトは眠い目をこすりながら、仕方なしにここ...
けだった。
(しかし、こんな場所に呼び出して、いったい何の用なんだ‥‥...
みれば分かるか)
サイトはノブに手をかけ、押した。扉を開けた瞬間、大量の...
サイトは激しく咳き込んだ。
部屋に入ると、そこはかなり狭く、サイトの世界でいえば2...
かなかった。見ると、錆の浮いた剣や傷だらけの鎧、割れた鉄...
も乱雑に転がっている。どうやらここは、使用済みの武具を廃...
ようだ。
370 名前:3/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:41:29 ID:V...
サイトは机の上に灯篭を置いて、周囲に向けて呼びかけた。
「おーい。ルイズ、いるかー?」
だが、返事はなかった。サイトの声が、部屋の壁に反響する...
「あれ、おかしいな‥‥ルイズ、どこにいるんだー?」
「‥‥サイトさん」
サイトの呼びかけに応じるように、小さな声が部屋の隅から...
だがそれは、ルイズの声ではなかった。ルイズよりやや大人...
きが感じられる。そして何より、ルイズの特徴である高飛車な...
誰だ? と首をかしげるサイトの前に、一人の少女が現れた...
に身を包んだ、黒髪の少女だった。
「ようこそ、サイトさん。お待ちしていました」
「お前‥‥シエスタ? シエスタなのか?」
サイトの呼びかけに、シエスタはにっこりと笑って頷いた。...
で花が咲いたかのように眩しく、美しかった。
「嬉しいです、サイトさん。わざわざこんな場所まで来てくれ...
「何を言ってるんだ、シエスタ‥‥? そうだ、ルイズを知らな...
オレをこの部屋へ呼んだくせに、姿が見えないんだ。あいつが...
らないか?」
「ミス・ヴァリエールなら、ここにはいません。サイトさんが...
ご存知ないはずです」
「えっ? でも、あいつはこの手紙を‥‥」
「それはミス・ヴァリエールが書いたものではありません。そ...
たんです」
「な、何っ?」
サイトは自分の耳を疑った。
まさかこの手紙は、シエスタが書いたというのか? わざわ...
真似してまで? シエスタはどうして、そんなことをしたんだ...
にばれたら、間違いなく罰を受けるというのに‥‥?
371 名前:4/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:42:10 ID:V...
あまりにもたくさんの疑問が浮かびすぎて、サイトは言葉を...
んなサイトに向かって、シエスタは言った。
「悪いとは思いましたが、ミス・ヴァリエールの名前を使わせ...
サイトさんをこの場所へ呼び寄せるには、これしか方法がない...
あの方の命令なら、サイトさんも従わざるを得ないでしょうか...
「ど‥‥どうしてだ? どうして嘘をついてまで、オレをここに...
その問いかけに、シエスタは何も答えなかった。代わりに切...
イトを見つめながら、シエスタは口を開いた。
「サイトさん。あなたは明日、異世界へ帰られるんですよね?」
「あ、ああ‥‥そのつもりだけど」
「私は今まで、何度もサイトさんに助けてもらいました。魔物...
悪い貴族に売り飛ばされたときも、あなたは必ず駆けつけてく...
くれました。今、私がここにいられるのも、みんなサイトさん...
「いや、そんな‥‥大げさだよ」
「サイトさんには、とても感謝しています。なのに私は、サイ...
あげていません。このままお別れされたら、私はきっと後悔す...
「そんな、気にするなよ。困ってる女の子を助けるのは、男と...
「いいえ、それでは私の気が済みません。サイトさんには、で...
したいんです‥‥だから‥‥」
シエスタは手を差し出し、サイトの両手を握り締めた。そし...
吐き出すと、はっきりとした声で告げた。
「私を、抱いてください」
「‥‥え?」
「抱いて欲しいんです‥‥あなたに、私の身体を」
「え、ええっ?」
サイトはまたも、耳を疑った。身体を抱いて欲しいって、ま...
372 名前:5/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:42:49 ID:V...
「私は一介のメイドですから、財産と呼べるものはほとんど持...
だ一つ価値のあるものといえば、この身体だけです。ならばせ...
サイトさんに捧げたいんです」
「ま、待ってくれ、シエスタ! そんなこと、軽々しく口にす...
ろ! そういうことは、好きな人に言うべきじゃないのか?」
「私はサイトさんが好きなんです。初めて会ったときから、ず...
「で、でも‥‥オレは、ルイズの使い魔なんだぞ? ルイズにば...
ただじゃ済まないぞ!」
「構いません。サイトさんに抱いてもらえるなら、私はどんな...
「だ、だけど‥‥」
「‥‥私では、サイトさんのお相手になれませんか?」
シエスタは、哀しげな声を発した。
サイトを見つめるシエスタの顔には、物憂げな表情が浮かん...
らメイドとして働いてきたシエスタは、他人に喜ばれること何...
だ。逆に、他人を失望させることは、彼女が最も嫌うことであ...
トに喜んでもらえないのか、サイトを満足させられないのか‥‥...
シエスタにこんな表情をさせているのだろう。
そんなシエスタの表情を見たサイトは、意を決したかのよう...
サイトはシエスタの手を振りほどいて、自分の両手をシエス...
た。そして言った。
「一つだけ約束してくれ。このことは、絶対誰にも言わないこ...
「はい。約束します」
「‥‥分かった」
サイトはシエスタの顎に指をあて、その顔を上げさせた。
15サントほどの距離を隔てて、二つの視線が重なり合う。...
ともなく目を閉ざすと、顔を近寄せ、唇を触れ合わせた。
373 名前:6/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:43:32 ID:V...
シエスタの唇は、かすかに震えていた。緊張のためか、それ...
付けしているという悦びのせいか。それは分からないが、必死...
えを抑えようとしているように思えた。その健気さが、サイト...
熱くさせた。
サイトはいったん唇を離し、もう一度触れ合わせた。今度は...
シエスタの顔に自分の頭を押しつけるような感じで。不意に圧...
スタは、かすかに口を開いた。サイトはそれを見逃さず、シエ...
ら自分の舌を差し入れた。
侵入したサイトの舌が、シエスタの口の中でうごめく。柔ら...
の先が、シエスタの頬裏や歯に触れ、口内を蹂躙していった。
「んんっ、ん‥‥!」
シエスタは自分の頭が、ボーッと痺れていくのを感じた。サ...
びに、身体の感覚が麻痺して、何も考えられなくなっていく。...
取り戻すと、シエスタは自分でも舌を動かし、サイトの舌に絡...
ざらついた舌の感触が、情熱の炎を燃え上がらせた。唾液が...
ピチャという音が、部屋の中に響き渡る。サイトの口から溢れ...
たシエスタは、喉の奥で艶っぽい喘ぎ声を発した。二人は夢中...
舌や唾液をむさぼった。
サイトはシエスタの肩に乗せていた右手を、下のほうへ滑ら...
て胸の膨らみの上で停止させると、掌を回転させるように撫で...
三度と撫でてから、サイトは手に力を入れ、服の上から胸を握...
「あっ、ああ‥‥!」
シエスタは全身をビクンと震わせ、唇を離した。二人の唇の...
ぎ、やがてプツンと切れた。
サイトは巧みに指を動かし、何度もシエスタの乳房を揉みし...
にシエスタは敏感に反応し、甲高い声を発する。眉根を上げて...
情は、今まで見たこともないほど艶っぽく、サイトの興奮をさ...
374 名前:7/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:44:56 ID:V...
サイトはシエスタの上着に指をかけ、ボタンを外そうとした...
なぜかサイトの指が動きを止めた。
「? どうしたんですか、サイトさん?」
「いや、その‥‥メイド服を着た子にこんなことをするのは、ち...
だな、って思って‥‥」
「えっ? サイトさんの世界には、メイドはいないんですか?」
「いや、いるよ。ただ‥‥ちょっと特殊な店にしか、いないけど...
「特殊なお店‥‥?」
シエスタは、それがどんな店なのか聞こうとしたが、やめて...
異世界の住人なのだ。話を聞いたところで、理解するのは難し...
今は、そんな疑問を持つべきではない。今はサイトとの行為に...
もサイトに喜んでもらわなければならないのだ。
サイトの指が、上着のボタンを一つずつ外していく。一番下...
わせ目を左右に広げると、シエスタの上半身が露わとなった。...
イトに自分の裸を見てほしかったのか、ブラは付けていなかっ...
シエスタの肌は、絹のように滑らかで、おまけに雪のよう白...
事をしているためか、無駄な肉や脂肪はほとんどなく、ウェス...
て美しいラインを描いている。それに反するかのように、胸は...
呼吸をするたびに上下に揺れた。そしてその頂きでは、薄茶色...
立していた。
375 名前:8/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:45:39 ID:V...
想像していた以上の美しさに、サイトは言葉を失った。そん...
て、シエスタは囁くように言った。
「サイトさん‥‥私の身体、どうですか?」
「どうって‥‥すごく綺麗だよ。驚いたよ、シエスタの身体がこ...
たなんて」
「ほ、本当ですか? 良かった、サイトさんに気に入ってもら...
恥ずかしげに顔をうつむかせていたシエスタは、サイトの言...
ぱいの笑いを浮かべた。
その表情を見たサイトは、思わず苦笑いをしてしまった。こ...
のどこに、文句の付けようがあると言うのだろう? シエスタ...
い性格だが、ここまで控えめな態度を取られると、サイトのほ...
う。もっともそれが、シエスタの魅力の一つなのだが。
サイトはシエスタの乳房の上に、そっと手を乗せた。指を動...
わせるかのように、シエスタの胸も形を変えた。ただ大きいだ...
マロのように柔らかくて、サイトにこの上ない心地良さを与え...
シエスタの胸はしっとりと汗ばんでいて、ちょっと触れただけ...
いそうだった。
シエスタの胸に指をうずめながら、サイトはもう片方の乳房...
と口付けをした。
白く柔らかな乳房の上を、赤い舌が這い回る。サイトは乳房...
ると、小鳥が餌を啄ばむような仕草で、薄茶色の果実を吸い上...
先で、転がすように果実を舐めまわした。
376 名前:9/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:46:21 ID:V...
「んっ、あああっ‥‥サ、サイトさんっ‥‥!」
泣いているような声を発しながら、シエスタは首を激しく左...
彼女は、胸に触れられるとすぐに感じてしまう体質だった。そ...
められ、今すぐにも全身から力が抜けてしまいそうだった。サ...
両腕だけが、かろうじてシエスタの身体を支えている状態だ。
砂糖菓子を与えられた子供のように、サイトは飽きることな...
口付けをして、親指と人差し指で胸の果実をつまみ上げた。そ...
応するシエスタの仕草が、たまらないほど可愛らしかった。
サイトは乳房をまさぐる手を止めて、下のほうへと移動させ...
たままのスカートの裾をたくし上げ、太股へと手を伸ばした。
シエスタの脚は、上半身同様に引き締まっていて、とてもし...
そりとしているけれど、か弱いという感じではない。カモシカ...
きっとこんな脚のことを言うのだろう。
すべらかな感触を味わったサイトは、スカートの奥の下着に...
「うっ、ああっ‥‥!」
サイトの手が下着に触れた瞬間、シエスタは身体を大きく震...
に大きな反応を見せた。それは、気持ちよいという感じではな...
という感じの反応だった。
下着の上から秘部に触れたサイトは、シエスタの反応の意味...
は、布越しでもはっきりと分かるほどに、ぐっしょりと濡れて...
ただけで感じてしまったのか、粘り気のある液が下着の奥から...
の指にまとわりついていた。
サイトは、シエスタの顔を見つめた。シエスタは頬を真っ赤...
していた。
378 名前:10/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:47:08 ID:...
「ごめんなさい、サイトさん‥‥こんなはしたない姿を、見せて...
「謝ることはないよ。女の子なら、こうなるのは当たり前だろ...
スタがどんな反応を見せたって、オレは気にしないよ。オレは...
タが、一番好きなんだから」
「あ、ありがとうございます‥‥ふあ、ああっ‥‥!」
シエスタの声が、よりいっそう大きくなった。サイトの指が...
し、シエスタの秘部を直に触れてきたのだ。
サイトが指を動かすと、クチュッという音が鳴り、透明の蜜...
きた。蜜は滾々と溢れ、シエスタの太股をつたい、足元へと流...
かも指の動きに合わせるかのように、次から次へと溢れ出てき...
間を濡らし続けた。まるで、尽きることを知らない水の泉のよ...
サイトは手首に力を入れ、亀裂の間から内部へと指を侵入さ...
ていたそこは、あっけないほどあっさりと指を受け入れた。
指先でシエスタの温もりを感じながら、サイトは愛液で濡れ...
た。亀裂の隙間から二本の指を出し入れするごとに、蜜が滑る...
く。そしてそのたびに、シエスタの喉奥から、あっ、あっ、と...
漏れた。
「だ、だめ‥‥そんな、強くしないでっ‥‥!」
か弱い声でシエスタは懇願したが、サイトは気にせず指を動...
とは裏腹に、シエスタの快楽はどんどん大きくなっていき、蜜...
れが潤滑油となって、サイトの指の動きをいっそう激しくして...
きしめるシエスタの腕に、シュッと力が込められた。
「ああっ、だめ、本当にだめっ‥‥いや、あっ、あああーっ!」
シエスタは全身を痙攣させ、絶叫に近い声を発した。
背中が反りかえった体勢で、シエスタの身体が硬直する。直...
の場に崩れ落ち、両膝を床につけた。
379 名前:11/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:47:54 ID:...
「はあっ、はあっ‥‥はあっ‥‥!」
裸のままの胸に手をあてながら、シエスタは苦しげに何度も...
を見たサイトは、慌ててシエスタの肩に手を置き、言った。
「シエスタ、大丈夫か? ごめん、オレ、つい調子に乗っちゃ...
「‥‥‥」
シエスタは何も答えなかった。肩を大きく上下させながら、...
でサイトの顔を見上げるだけだった。
二人の間を、奇妙な沈黙が覆った。だがその直後、シエスタ...
てると、サイトの腰に手をあてた。細く美しいシエスタの指が...
クに添えられた。
「な‥‥何、シエスタ?」
「今度は私の番です。サイトさん、そのまま動かないでくださ...
そう言うとシエスタは、サイトのズボンを脱がし、下着をず...
屹立したサイトの分身が露わとなり、その先端がシエスタの目...
られた。
「凄いです、サイトさん‥‥とても硬くて、逞しくて‥‥」
シエスタはサイトの分身にそっと指を添えると、口を開けて...
だ。そして上下の唇に軽く力を入れ、丁寧になぞるように、ゆ...
れし始めた。
「うっ‥‥!」
サイトの喉から、声にならない声が漏れた。
口を使ったシエスタの奉仕は、例えようがないほど心地良か...
に包まれながら、先端部を舌でチロチロと攻められる。その力...
すぐにでも達してしまいそうだった。だが、こんなに早くイッ...
男として格好が付かない。サイトは下半身に力をこめ、必死に...
380 名前:12/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:48:32 ID:...
シエスタはいったい、どこでこんな技術を覚えたのだろう?...
なしい性格の彼女が、こんな大胆な行為に及ぶなんて、信じら...
したらシエスタは、サイトに喜んでもらおうと思い、密かに勉...
ろうか? もしそうだとしたら、こんなに嬉しいことはない。...
な可愛い子が、こんなに尽くしてくれるなんて‥‥。
そんな考えを巡らせていたサイトは、下半身に生じた感触に...
た。シエスタがくわえている己の分身が、今にも暴発しそうな...
いたのだ。
「シ、シエスタ‥‥オレ、もう‥‥!」
「出してください、私の口に‥‥」
シエスタの言葉とともに、サイトの亀頭が跳ね、熱い粘液が...
それはシエスタの咥内に飛び散り、喉や舌を汚した。
絶頂に達したサイトは、その場で崩れ落ちるように尻もちを...
の掌を付けた。
「ん、んっ‥‥」
シエスタは懸命に喉を動かして、サイトの放った液を飲み込...
らこぼれ落ちた液も、舌を使って舐め取り、最後の一滴まで飲...
全てを吸い込んだシエスタは、無言のままサイトの身体に覆...
シエスタの身体の下には、露わになったままのサイトの分身...
たいま放ったばかりだというのに、そこはまだ屹立していて、...
の液を滲み出していた。
シエスタはスカートの裾をめくり上げ、サイトの分身の先端...
あてがった。そこは充分に濡れていて、受け入れる準備は整っ...
381 名前:13/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:49:11 ID:...
「動かないでくださいね、サイトさん」
シエスタの問いかけに、サイトは無言のまま首を縦に倒した...
エスタは、そっと静かに腰を落とした。
「ふあ‥‥あああっ‥‥!」
股間から脳天にかけて、痺れるような刺激が走った。弦のよ...
反らせると、シエスタの二つの乳房が、跳ねるように揺れた。
根元まで挿れると、無数の襞がサイトの分身にまとわりつい...
タの温もりが全身に伝わっていくような感じがして、身体中に...
が立つような感覚が走った。
「サイトさん‥‥私の中、どうですか‥‥?」
「き、気持ちいいよ‥‥すごく締まって、絡み付いてきて‥‥!」
「私も、こんな感じ‥‥は、初めてっ‥‥!」
シエスタはサイトの胸板に両手を置きながら、身体を上下に...
猛々しく膨張した肉棒がシエスタの身体を串刺しにして、下...
いる。身体中に浮かんだ汗の滴が、二人の動きに合わせ、周囲...
シエスタはサイトの腕をつかんで、その手を自分の胸に導い...
似合わぬ豊かさを持った二つの乳房を、サイトはせわしなく揉...
で果実を弾くと、シエスタは敏感に反応して、両手をギュッと...
「あっ、ん、はっ、ああっ‥‥サ、サイト、さんっ‥‥!」
「ううっ‥‥シエスタっ‥‥!」
二人の動きが、しだいに激しくなっていく。サイトは全力で...
スタはそれに応えるように、肉襞でサイトの分身を締め付ける...
て、もう何も考えられなかった。二人は頭の中が真っ白になる...
本能のままに腰を振り、互いの身体に指を滑らせた。
382 名前:14/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:49:53 ID:...
サイトの身体の奥から、熱いものが込み上げる。それは下腹...
にも暴発して溢れ出しそうだった。
「シエスタ‥‥オレ、もうっ‥‥!」
「私も‥‥もう、だめっ‥‥!」
「うっ、ああっ‥‥!」
「イクッ、イッちゃうぅっ‥‥あっ、あああーっ!」
シエスタが絶頂に達すると同時に、サイトの分身から情欲の...
さっきシエスタの口に放った以上の量の精液が、シエスタの膣...
子宮まで届いた。
ドクッ、ドクッ、と波打ちながら、白濁した粘液が幾度も飛...
自身も経験したことのない量の射精が、シエスタの体内を汚し...
やく止まると、サイトは全身の力を失って床の上に横たわり、...
るようにシエスタが乗りかかった。
行為の激しさを物語るかのように、二人の顔や背中には大量...
いた。荒々しく息を吐きながら、二人は放心状態で寝転んだ。...
永遠のような沈黙の時間が、二人の間に流れた。
そして‥‥シエスタは不意に起き上がり、床に散らかった服を...
た。無言のままでスカートを履き、ブラウスを着終えたシエス...
わったままのサイトへ向き直り、言った。
383 名前:15/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:50:30 ID:...
「サイトさん、もう一度だけ聞きます。あなたは明日、異世界...
すね?」
「ああ、そうだけど‥‥?」
「‥‥‥」
シエスタは無言のまま、口を真一文字に結んだ。
何かを考えるような感じで指を口元にあててから、シエスタ...
顔を浮かべた。だがそれは、無理矢理につくったような、極め...
だった。
「‥‥そうですよね。誰だって、自分の生まれた世界で暮らした...
それを邪魔する権利なんて、誰にもありませんよね‥‥」
「シエスタ‥‥お前、何を言って‥‥?」
「離れ離れになっても、私は絶対にサイトさんのことを忘れま...
男の人を愛したのは、初めてですから。だからサイトさんも、...
ないでください。たまにでいいですから、私のことを‥‥思い出...
ふと、シエスタは言葉を詰まらせた。両手で口元を覆い、顔...
スタは、急に立ち上がって部屋の扉のほうへ走った。
ドアノブに手をかけたシエスタは、サイトの背を向けたまま...
「サイトさんと一緒に暮らした日々、本当に楽しかったです。...
けど、私にとっては何年分もの価値がある日々でした。サイト...
私、本当に良かったです‥‥それでは私、そろそろ行きますね‥‥」
384 名前:16/16[sage] 投稿日:2006/10/07(土) 12:51:09 ID:...
「お‥‥おい! 待ってくれ、シエスタ!」
「最後に私を抱いてくれて、ありがとうございました。それで...
ら、サイトさん!」
シエスタはそう言うと、部屋から走って飛び出していった。
その両目に涙が浮かんでいるのを、サイトは見逃さなかった...
タは、愛する人に泣き顔を見られたくなくて、部屋を飛び出し...
「‥‥シエスタ‥‥」
一人、部屋に残されたサイトは、無言のまま天井を見上げた...
の天井から、小さな埃が舞い落ちていた。
予定通りに事が運べば、自分は明日、元の世界へ帰ることに...
イズや学園の関係者たちにも、そう伝えた。でも、本当にそれ...
か? そんなことをして、自分は後悔しないだろうか?
たぶんシエスタは、サイトにこの世界へ留まってほしいと思...
は控えめな性格だから、そのことを口に出せないでいるのだ。...
の思いを無視してまで、元の世界に帰っていいのだろうか? ...
自分の望んだことなのか‥‥?
サイトは窓の外の夜空を見上げた。二つの月が浮かび、星が...
ていた。
日食が起こるのは、今からおおよそ半日後。そのとき自分は...
出しているだろう。予定通り、元の世界へ帰っているか。それ...
願いを受け入れ、この世界で生きていくのか‥‥。
その答えは、誰にも分からない。サイト自身も、まだ。
386 名前:覆面士 ◆d3ZM6glXx. [sage] 投稿日:2006/10/07(土...
終わりです。アホみたいに長くなってしまい、すみません。
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