ゼロの使い魔保管庫
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255 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
惚れ薬は案の定、陳列棚には並んでいなかった。
…まあ当然といえば当然か。
惚れ薬など、心を操る類の薬は禁制の品とされている。
この魔法具屋が表の店ではないとはいえ、こんな場所に堂々と...
そこに並ぶのは、『相手の気を引く薬』や、『ムードを盛り上...
まあ、ギリギリだな。
あったら買うつもりだったのか、と問われれば、銃士隊の隊長...
まあ取り締まったうえで徴収するぶんには何の問題もないわけ...
…別に、サイトを惚れさせたいわけじゃないから、いいんだが…。
最近少し、ナマイキなのだ。
剣でも私から一本とることもできるようになってきた。
アッチのほうでも、経験値をつけてきたからか、私のしごきに...
だからなのか、たまーに、私が責められることがある。
これがまた、なんていうか、ツボを心得ていてキモチい…じゃな...
まあそんなわけで、なんとかして弱みを握っておかないと、師...
そんなことを考えながら棚を眺めていると、ある薬が目に入っ...
それを見た瞬間、私の頭脳にある計画が閃いた。
…覚悟しろよサイト。私のほうが上位だと徹底的に教えてやる…!
256 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
その次の非番の日、アニエスは行動に出た。
鏡台から先日買い求めた、無色透明の薬の入った瓶を取り出す。
そして、その傍らに置いてあった、小さな紙包みを開く。
その中には、何本かの、黒い髪の毛が包まれてあった。
トリステインではあまり見ない、漆黒の髪…才人の毛髪であった。
それを、蓋を開けた薬の瓶の中に一本、落とす。
髪は一瞬で解けて消え、瓶の中の液体が、青く染まる。
これこそが、この薬が効能を発揮する、大前提であった。
「さて…と」
決していい匂いとはいえないその薬を、アニエスは鼻をつまん...
何の変化も訪れないので、きょとんとしていたアニエスだった...
アニエスの身体が青い光に包まれると、その体が変化していた。
漆黒の髪、冴えない顔。見た目よりもがっしりとした体躯。
そこには、誰がどう見ても、『平賀才人』がいた。
「よし。完璧だな」
口調と態度こそ違えど、その声は間違いなく才人であり、その...
アニエスの買い求めた薬は、『水鏡の秘薬』。
毛髪を溶かし込むことで、その毛髪の持ち主に化けることの出...
アニエスの化けた才人は、以前町で買っておいた、男物の服に...
計画を、実行に移すために。
まず最初にしなければならないことは、獲物を探すこと。
…そうだな、なるべく初心そうで、幼めの見た目の娘がいい。
事後のフォローがしやすいように、銃士隊の中から選ぶことに...
…すると、あの娘か。
私の脳裏に浮かんだのは、長銃隊隊長、フェリス。
長い金髪の娘で、サイトより年は二つ上。
しかし童顔で、どう見てもサイトより二つ三つは年下に見える。
銃の腕は抜群なのだが、剣の腕はイマイチだ。
たぶん男性経験はゼロ。
とりあえず、姿を借りるならこの娘がいいな。
私は宿舎を回って、フェリスを探すことにした。
257 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
「貴様!シュヴァリエ・サイト!」
…すぐ見つかった。
私の部屋から出て五分としないうちに、銃士隊の制服を着た長...
彼女がフェリス。銃の腕でもって長銃隊の隊長を務める、優秀...
…まあ、早めに見つかったほうが確かに都合はいいけども。
しかし、なんでこの娘は指なんか突きつけてるんだ?
「や、やあ。いい天気だね?」
とりあえず頭など掻きながら、サイトが言いそうな事を口走っ...
…なんだその、意外と難しいな、他人になりきるっていうのは。
「天気などどうでもいいっ!貴様っ、今っ、お姉さまの部屋から...
全く取り合わずに、指を突きつけ迫ってくるフェリス。
…げ。見られてたのか?
…ん?それよりも待て。お姉さま?
私はフェリスと姉妹の契りなど結んだ覚えはないぞ?
「お姉さま?」
私は当然の疑問を口に出す。
それを聞いてフェリスは、はわわわわわ、と口を抑えた。
「お、お姉さまはお姉さまでお姉さまだからお姉さまなんだ!
お、おおおおおお前には関係のないことだ!」
…最近、なんか銃士隊の間で妙な動きがあると思ったら、こうい...
私にそんな趣味はないんだが。
「俺がアニエス隊長の部屋から出てくるのがそんなにおかしい?」
実際、私は王都にやってきたサイトをよく宿舎の自室に呼びつ...
もちろん『稽古』をつけてやるためだ。
そのために、わざわざ防音設備のしっかりした部屋を自室にし...
私はわざと、意地悪な笑みを作って、フェリスを見下ろす。
…そう、この娘は才人より頭一つ小さい。傍から見ると、サイト...
「な、な、な、な、な!アニエス隊長のお気に入りだからって!...
けけけけけけけけけ、決闘だ決闘!」
言って腰から抜いた細剣をびしいっ、と突きつけてくる。
…なんだかな。
258 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
結局、宿舎の中庭で決闘することになった。
「なあ、やめにしない?」
才人に化けたアニエスは、木剣を振って重さを確かめながら、...
才人に化けたアニエスは、フェリスの剣の腕を知っているので...
よしんば才人自身がフェリスと決闘することになっても、その...
まあフェリスも並の人間からしたらけっこうな使い手なのだが...
「怖気づいたか!それでも男か貴様!」
息をまいて木剣を構えるフェリス。
説得が無駄だと分かると、アニエスは自分も剣を構える。
「じゃあ、恨みっこなしってことで」
「いい度胸だ!負けて後悔するがいい!」
言って、木剣を振りかぶり、気合とともに突っ込んでくるフェ...
…ボディががらあきなんですが…。
そのまま打つのもアレなので、アニエスは突っ込んでくるフェ...
「わっ!?はわわわわわわっ!?」
バランスを崩すも、なんとか片足で踏みとどまるフェリス。
…転んでおいて下から反撃、とかは考えないのな。
一生懸命がんばるフェリスの背中を、アニエスは木剣の切っ先...
そのまま顔面からべちゃん、と倒れるフェリス。
「あだっ!」
鼻をこすりながら、涙目で上半身を持ち上げる。
そこに、アニエスの切っ先が突きつけられた。
「勝負有り、だね」
決定的状況にフェリスはあー、とかうー、とか唸っていたが、
「わ、わかったわよっ!好きにしなさいっ!」
言って、ごろん、と仰向けに転がった。
決闘に勝った者は、敗者を好きに出来る。
それが、フェリスの出してきた条件だった。
当然、敗者のフェリスは好きにされる側である。
「じゃあ、人気のない宿舎裏の倉庫にでも行こうか?」
「…ふえ?」
259 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
フェリスは生まれてはじめての『お姫様抱っこ』に赤面して、...
ていうか、こんな所他の隊員に見られたら恥ずか死ぬ。
フェリスはアニエスの化けた才人に抱えられ、人気のない宿舎...
…こ、これからどうなっちゃうんだろう。
その場の勢いで『勝ったら相手を好きにしていい』なんて言っ...
一度吐いた言葉を覆すのは、人としてよくない行為なので、フ...
倉庫に着いた。
才人に化けたアニエスは器用に足先で倉庫の扉を開けると、中...
先日搬入されたシーツの山に目をつけると、そこにフェリスを...
シーツの山の上にいるフェリスの下へ戻ると、フェリスは涙目...
「お、お前が何をするつもりか知らないが、こ、心までは自由...
言って、自分の身体を守るように抱きしめる。
それが、フェリスにできる唯一の抵抗らしい抵抗だった。
…まあ、事情を説明するのも面倒だし、ここは一つ。
アニエスはそう考え、威嚇する小動物のような視線を投げかけ...
二人の視線が真正面から絡み合う。
異性とこんなにまっすぐ、しかも間近で見詰め合った経験のな...
…ど、どうしてこんなにどきどきするの…。
それが初めての経験からの不安によるものだとは、フェリスに...
「隙あり」
アニエスはそう言い放つと、完全に固まっているフェリスの唇...
フェリスの身体が完全に硬直し、動きが止まる。
アニエスは直ぐに身体を離すと、硬直しているフェリスに覆い...
真っ赤になって固まっているフェリスの耳元で、そっと囁く。
「ひょっとして初めて?」
その言葉に、赤いフェリスの顔がさらに赤くなる。
「ああああ、当たり前だっ!」
何が当たり前なのかよく分からないが、とりあえずそういうこ...
アニエスはフェリスの身体を持ち上げると、シーツとフェリス...
後ろから抱きしめられ、フェリスはいよいよ緊張で身体を硬く...
「そんなに硬くならないで」
アニエスの化けた才人は、あくまで優しくフェリスを抱きしめ...
しかし硬くならないでと言われても。
「ど、どうしたらいいのか、よく…」
もうすでに自分が何を口走っているのかもわからなくなってい...
「力を抜いて」
言って、フェリスの胸と太股を、制服の上から撫で回す才人。
その感覚と言葉に、徐々にほぐされていくフェリスの身体。
もうすでに、にっくきお姉さまの腰巾着、なんてことは考えら...
260 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
「優しくするから」
その言葉がトドメだった。
…なんで、こいつのこと嫌いだって思ってたんだろう…。
優しい言葉と女性のような繊細で、柔らかい行為に、フェリス...
「い、痛くしたら許さないからな」
「しないよ」
言って才人は、いよいよ本格的にフェリスの身体を愛撫し始め...
私は、隣で脱力して横たわるフェリスの髪を一本、拝借した。
フェリスは起きない。まあ、私のテクニックでもって何回も逝...
…まー可愛かったな。不覚にも女の子も悪くはないかなー、なん...
ちなみに最後まではしていない。指と唇だけで感じさせただけ...
…さすがに偽りの姿相手に乙女を捧げたのでは、フェリスも可哀...
…目が覚めたらどうなるかはわからないけど。
とりあえず、私は倉庫を出るため立ち上がる。
すると、私の体に変化が訪れた。
体が青い光に包まれ、妙なしゃっくりが出る。
気がつくと、元の姿に、アニエスに戻っていた。
…あ、危ない。時間ギリギリだったんだな。
これがこの薬の欠点。変身していられる制限時間が余り長くな...
私は倉庫を出て、自室に向かう。
いよいよ、計画の第二段階に進む時が来たようだ。
332 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
俺は今銃士隊の寄宿舎の前にいる。
この中は基本的に男子禁制だ。
銃士隊は女性のみで編成されるアンリエッタ女王直属の組織で...
で、俺はここに何度か来た事がある。
…もちろん、アニエスさんに呼び出されて、『稽古』をつけても...
そのたんびに、他の隊員さんたちの、なんだかイヤーな視線の...
で、今回もアニエスさんから呼び出しがかかった。
…貴族年金の受給日と、アニエスさんの非番が重なった時点で、...
まあいいや。
今回こそひいひい言わせたらあな!
最近アニエスさんのツボわかってきたし!今回も攻めて攻めて攻...
ちなみにアニエスさんの弱点は背中。
とくに、尾てい骨のあたりから背骨に沿って責められるともう...
前回そこを指で責めたら思いっきり感じてたし。
で、この感じてるアニエスさんが普段からは想像もつかないく...
って、こんなとこで前かがみになってたら変質者丸出しだぞ俺!
俺は素数なんぞ数えながらムスコを沈静化して、寄宿舎の門へ...
俺は寄宿舎の門衛に用件と姓名を伝え、中に入れてもらった。
333 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
アニエスが自室で才人の弱みを握る計画を再確認していると、...
当然アニエスが呼びつけたのである。
才人の来訪を確認すると、アニエスは伝えを持ってきた隊員に...
ここからが本番である。
アニエスは鏡台から『水鏡の秘薬』の残りの瓶のうち一本を取...
髪は一瞬で溶けて消え、今度は液体を赤く染める。どうやら性...
やはり妙な匂いのするそれを、アニエスは一気に飲み干す。
アニエスの身体が赤い光に包まれて、その体が変化した。
そこには、長い金髪の、童顔の少女がいた。
それは、先ほどアニエスが才人の姿でもって倉庫で弄んだ、フ...
…よし、準備は万端。
アニエスは姿見を見て少し考える。
そこには、アニエスの普段着に身を包んだ、フェリスが立って...
…この格好じゃいまいちインパクトに欠けるな?
そう思ったアニエスは、計画にもう一手間加えることにした。
今日はアニエスさんが迎えにこなかった。
いつもは、アニエスさんが迎えにきて、世間話やら最近の学院...
…なんか嫌な予感がするのは気のせいだろうか。
俺は一抹の不安を抱えながら、アニエスさんの部屋に赴く。
アニエスさんの部屋は一階の一番奥にある、重厚な扉の部屋だ...
俺はその扉をノックする。
「アニエスさん、サイトです」
…へんじがない。ただのしかばねの
…じゃない。返事がない。どうしたんだろう?
隊員の人が「アニエス隊長がお部屋でお呼びだ」って言ってた...
扉のノブを回して、押してみる。
扉はすんなりと開いた。
開いてんじゃん…。
「アニエスさーん?いないんですかー?」
開けてみると部屋の中がなんか薄暗い。
カーテン閉めて暗くしてんのか…。
昼間っからヤル気満々デスネ?
俺は、嫌な予感が半分的中した、と思った。
「あーにーえーすーさぁーん?返事しないなら帰っちゃいますよ...
扉をくぐって、中に2、3歩入り込む。
すると、背後でドアがばたん、と閉まった。
と、同時に、鍵のがちゃり、と閉まる音。
…なんだ、アニエスさんいるんじゃん…。
背後に感じた人の気配に、俺は振り向く。
「いるんならそう言ってくださいよアニ…」
俺が後ろを向くと、知らない人がいた。
334 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
サイトの目が点になっていた。
サイトはフェリスを知らないし、まあ当然だな。
私はできるだけ顔を上げないようにしながら、サイトの様子を...
うん。
いい感じに慌ててるな。
「ななななななななな!?なにやってんですかアナタ!?」
サイトは私を指差しながら大慌てしている。
まあ当然といえば当然だな。
裸の上に薄手の上着一枚だし。
「シュヴァリエ・サイト…ですよね」
とりあえずフェリスっぽい喋り方をしながら間合いを詰める。
サイトは思い切りうろたえながら、後ずさる。
「そそそそそそうだけど!っていうかアンタ誰!」
んー?いいのかなー?そっちはベッドだぞサイトー?
「誰だっていいじゃないですか…」
言って顔を上げて、慌てたサイトの顔を覗き込む。
頬を上気させ、目を潤ませるのも忘れない。
二度目ともなると演技のコツがわかってきた。なかなか面白い...
サイトの足が、どん、とベッドに触れる。
サイトはあわわわわ、と手を振りながらバランスを崩す。
今だ。
私は好機を見逃さず、サイトの胸に飛び込む。
おお、広い!?
身体がフェリスのものになって一回り小さくなっているせいか...
サイトはバランスを崩し、ベッドの上に座り込む。
流石に倒れこみはしないか。鍛えてるだけのことはあるな。
しかし座り込んだ拍子に、私の身体をしっかりと抱きしめる格...
「やだ…サイトさんってば大胆…」
サイトの胸板にののじなんか書きながら、私は上目遣いにサイ...
サイトは、くは、と息を吐いて…なんだ?マルトー親父、スカロ...
なるほどアレか。手近な同性を思い出して萎えさせるとか言う...
やらせはせん。
私はもともと一個しかけていなかった上着のボタンを外すと、...
そのままぎゅうっ、とサイトの身体を抱きしめる。
ちなみにフェリスの胸はそんなにない。私より小さい。しかし...
だがしかし、ここまで密着すれば、たとえ服の上からとて膨ら...
見上げると、サイトは上を向いて水揚げされた魚のように口を...
…な、なんだか楽しくなってきたぞ?
私は笑いを必死に堪え、サイトを陥落させるべく作戦を続行す...
「誰だっていいじゃないですか…私がこうしてる理由、サイトさ...
言って今度は、サイトの下半身に狙いをつけた。
さあ、覚悟してもらおうか、サイト。
335 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
待て俺の理性!
俺を置いていかないでくれ!
っていうか最近薄情だぞお前!なんか俺悪いことしたか?
しかし俺の理性は、つれない台詞を残して行ってしまった。
『アンタみたいなバカ犬は、誰とでもすればいいのよ!ふんだ!』
…初めて知ったが、俺の理性はどこかのご主人様みたいな喋り方...
ああ。今日も俺は流されるのか…。
俺が理性に見捨てられた原因は、今や俺の股間で、そそり立つ...
っていうかなんでこの娘こんなに上手なのぉぉぉぉ。
ちっさい舌を器用に動かして、俺のツボを丁寧に責めて来る。
裏筋を舐めまわし、返しの裏をなぞり、先端をつつく。
つついた先端を唇の先で吸い上げ、そのまま口に含んで口内で...
じょ、上手すぎいいいいいいいい。
「ちょっと、ダメだってっ!」
今にも爆発しそうな暴れん坊将軍を、だが俺は必死に抑える。
だって初対面のコに早いって思われたらあんまりジャン。
必死に我慢していると、そのコはようやく俺のモノから口を離...
た、助かったぁ。
しかし股間の暴れん坊将軍は、「早く出させろ」とビクビクと...
ダメ。今はダメ。おあずけ!
俺が必死にクールダウンしようとしていると、そのコはとんで...
「大きくなくても…こんなこともできるんですよ」
言って、唇の端から大量の唾液を俺のモノの上に零す。
そして…はだけた胸の桃色の先端を、俺のさきっちょにこすりつ...
うわなにこれええええええ。裏に胸のポッチがコリコリ当たる...
ぴ、ピンポイントの責めがこんなに効くなんてっ。
こ、この子、な、なんて恐ろしい子!
なんて脳内でギャグをかましている間に。
俺の息子は爆死した。
大量の精液が、アニエスの化けたフェリスの胸から清楚なその...
その光景は背徳的で、才人の煩悩をこれでもかと刺激する。
そして才人の股間は、その光景に再び隆起しはじめる。
「あは…まだ元気ですね…」
言って、アニエスの化けたフェリスは、才人の腰をまたぐ。
その股間は、溢れ出た粘液で淫靡に光っていた。
才人はその光景をただ見守るだけ。
アニエスは、そんな才人に言葉をかける。
「いいんですか?しちゃいますよ…?」
そして、秘唇で才人の先端に、何度も口付けする。
才人の先端と、アニエスの秘所の間には、粘液の橋が渡された。
才人は必死に突き上げようとする衝動を堪える。
そんな才人に、アニエスはトドメを見舞う。
「いいんですよ、好きにして。誰にも言いませんから…」
そして、アニエスはついに、才人の先端を濡れそぼった秘裂で...
ブツリと何かの裂ける音が聞こえ、アニエスの股間から鮮血が...
当然の事ながら、フェリスの身体は処女だった。
336 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
久しぶりの痛みに、私の身体は仰け反った。
そ、そうか、他人に化けるということは、体の状態もそのまま…...
私は痛みに引き裂かれそうになりながらも、確かに快感も得て...
私の経験と、フェリスの身体。
この二つが重なり合い、快感と痛みを同時に与えてくる。
快楽に意識が飛び、激痛に意識が覚醒する。
…ダメだっ、これっ、おかしくなるぅっ…!
いつもと全く違う感覚に、私の意識は攪拌される。
私は目の前のサイトに必死にすがりつき、サイトの名を呼び、...
痛みが快感になり、快感が痛みになる。
絶頂と覚醒をサイトの数合ごとに繰り返し、私の気が狂いそう...
私の身体を、赤い光が包んだ。
「サーイートー」
目の前から聞こえる聞き慣れた声に、俺の理性が戻ってきた。
獣のように突き上げていた腰を止めると。
そこには、俺に貫かれたアニエスさんがいた。
…怖いくらいの笑顔で。
アニエスさんは、俺に貫かれたまま、俺の頭を両側からがしい...
そして、再び怖いくらいの笑顔で、俺に言った。
「本当に、どうしようもなく、伝説級に、とんでもない節操な...
…ってまさか、今の子、アニエスさんが…?
「女なら誰でもいいのかー?本当に節操がないな、お前のココは...
ちょ、だったら咥え込んだままぐにぐに中動かさないで下さいっ!
「んんー?お前が悪いんだぞー?わかってるのか、この節操なし...
そして今度は、上下にグラインドしはじめた。
なんか、責めてるわりにはすっごい嬉しそうなんですけどアニ...
「こんな節操なしの悪い子にはおしおきが必要だな?」
…あのう、そのものすごいイヤらしい笑顔はなんですか…?
「よし決めた。今日は朝まで休まないからなサイト♪」
俺が反論できずにいると、俺の上でアニエスさんは嬉しそうに...
まって!死ぬ!そんなんしたら俺死にますから!
「ちょ、それは流石に!」
「だいじょぉぶ」
そうにっこり笑って、アニエスさんはベッド脇のテーブルの上...
…まさか。
「精力剤ならたぁっぷり用意したからな♪まずはそうだな、最近...
アニエスさんのとびっきりの笑顔が、今の俺には死神に見えた...
終了行:
255 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
惚れ薬は案の定、陳列棚には並んでいなかった。
…まあ当然といえば当然か。
惚れ薬など、心を操る類の薬は禁制の品とされている。
この魔法具屋が表の店ではないとはいえ、こんな場所に堂々と...
そこに並ぶのは、『相手の気を引く薬』や、『ムードを盛り上...
まあ、ギリギリだな。
あったら買うつもりだったのか、と問われれば、銃士隊の隊長...
まあ取り締まったうえで徴収するぶんには何の問題もないわけ...
…別に、サイトを惚れさせたいわけじゃないから、いいんだが…。
最近少し、ナマイキなのだ。
剣でも私から一本とることもできるようになってきた。
アッチのほうでも、経験値をつけてきたからか、私のしごきに...
だからなのか、たまーに、私が責められることがある。
これがまた、なんていうか、ツボを心得ていてキモチい…じゃな...
まあそんなわけで、なんとかして弱みを握っておかないと、師...
そんなことを考えながら棚を眺めていると、ある薬が目に入っ...
それを見た瞬間、私の頭脳にある計画が閃いた。
…覚悟しろよサイト。私のほうが上位だと徹底的に教えてやる…!
256 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
その次の非番の日、アニエスは行動に出た。
鏡台から先日買い求めた、無色透明の薬の入った瓶を取り出す。
そして、その傍らに置いてあった、小さな紙包みを開く。
その中には、何本かの、黒い髪の毛が包まれてあった。
トリステインではあまり見ない、漆黒の髪…才人の毛髪であった。
それを、蓋を開けた薬の瓶の中に一本、落とす。
髪は一瞬で解けて消え、瓶の中の液体が、青く染まる。
これこそが、この薬が効能を発揮する、大前提であった。
「さて…と」
決していい匂いとはいえないその薬を、アニエスは鼻をつまん...
何の変化も訪れないので、きょとんとしていたアニエスだった...
アニエスの身体が青い光に包まれると、その体が変化していた。
漆黒の髪、冴えない顔。見た目よりもがっしりとした体躯。
そこには、誰がどう見ても、『平賀才人』がいた。
「よし。完璧だな」
口調と態度こそ違えど、その声は間違いなく才人であり、その...
アニエスの買い求めた薬は、『水鏡の秘薬』。
毛髪を溶かし込むことで、その毛髪の持ち主に化けることの出...
アニエスの化けた才人は、以前町で買っておいた、男物の服に...
計画を、実行に移すために。
まず最初にしなければならないことは、獲物を探すこと。
…そうだな、なるべく初心そうで、幼めの見た目の娘がいい。
事後のフォローがしやすいように、銃士隊の中から選ぶことに...
…すると、あの娘か。
私の脳裏に浮かんだのは、長銃隊隊長、フェリス。
長い金髪の娘で、サイトより年は二つ上。
しかし童顔で、どう見てもサイトより二つ三つは年下に見える。
銃の腕は抜群なのだが、剣の腕はイマイチだ。
たぶん男性経験はゼロ。
とりあえず、姿を借りるならこの娘がいいな。
私は宿舎を回って、フェリスを探すことにした。
257 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
「貴様!シュヴァリエ・サイト!」
…すぐ見つかった。
私の部屋から出て五分としないうちに、銃士隊の制服を着た長...
彼女がフェリス。銃の腕でもって長銃隊の隊長を務める、優秀...
…まあ、早めに見つかったほうが確かに都合はいいけども。
しかし、なんでこの娘は指なんか突きつけてるんだ?
「や、やあ。いい天気だね?」
とりあえず頭など掻きながら、サイトが言いそうな事を口走っ...
…なんだその、意外と難しいな、他人になりきるっていうのは。
「天気などどうでもいいっ!貴様っ、今っ、お姉さまの部屋から...
全く取り合わずに、指を突きつけ迫ってくるフェリス。
…げ。見られてたのか?
…ん?それよりも待て。お姉さま?
私はフェリスと姉妹の契りなど結んだ覚えはないぞ?
「お姉さま?」
私は当然の疑問を口に出す。
それを聞いてフェリスは、はわわわわわ、と口を抑えた。
「お、お姉さまはお姉さまでお姉さまだからお姉さまなんだ!
お、おおおおおお前には関係のないことだ!」
…最近、なんか銃士隊の間で妙な動きがあると思ったら、こうい...
私にそんな趣味はないんだが。
「俺がアニエス隊長の部屋から出てくるのがそんなにおかしい?」
実際、私は王都にやってきたサイトをよく宿舎の自室に呼びつ...
もちろん『稽古』をつけてやるためだ。
そのために、わざわざ防音設備のしっかりした部屋を自室にし...
私はわざと、意地悪な笑みを作って、フェリスを見下ろす。
…そう、この娘は才人より頭一つ小さい。傍から見ると、サイト...
「な、な、な、な、な!アニエス隊長のお気に入りだからって!...
けけけけけけけけけ、決闘だ決闘!」
言って腰から抜いた細剣をびしいっ、と突きつけてくる。
…なんだかな。
258 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
結局、宿舎の中庭で決闘することになった。
「なあ、やめにしない?」
才人に化けたアニエスは、木剣を振って重さを確かめながら、...
才人に化けたアニエスは、フェリスの剣の腕を知っているので...
よしんば才人自身がフェリスと決闘することになっても、その...
まあフェリスも並の人間からしたらけっこうな使い手なのだが...
「怖気づいたか!それでも男か貴様!」
息をまいて木剣を構えるフェリス。
説得が無駄だと分かると、アニエスは自分も剣を構える。
「じゃあ、恨みっこなしってことで」
「いい度胸だ!負けて後悔するがいい!」
言って、木剣を振りかぶり、気合とともに突っ込んでくるフェ...
…ボディががらあきなんですが…。
そのまま打つのもアレなので、アニエスは突っ込んでくるフェ...
「わっ!?はわわわわわわっ!?」
バランスを崩すも、なんとか片足で踏みとどまるフェリス。
…転んでおいて下から反撃、とかは考えないのな。
一生懸命がんばるフェリスの背中を、アニエスは木剣の切っ先...
そのまま顔面からべちゃん、と倒れるフェリス。
「あだっ!」
鼻をこすりながら、涙目で上半身を持ち上げる。
そこに、アニエスの切っ先が突きつけられた。
「勝負有り、だね」
決定的状況にフェリスはあー、とかうー、とか唸っていたが、
「わ、わかったわよっ!好きにしなさいっ!」
言って、ごろん、と仰向けに転がった。
決闘に勝った者は、敗者を好きに出来る。
それが、フェリスの出してきた条件だった。
当然、敗者のフェリスは好きにされる側である。
「じゃあ、人気のない宿舎裏の倉庫にでも行こうか?」
「…ふえ?」
259 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
フェリスは生まれてはじめての『お姫様抱っこ』に赤面して、...
ていうか、こんな所他の隊員に見られたら恥ずか死ぬ。
フェリスはアニエスの化けた才人に抱えられ、人気のない宿舎...
…こ、これからどうなっちゃうんだろう。
その場の勢いで『勝ったら相手を好きにしていい』なんて言っ...
一度吐いた言葉を覆すのは、人としてよくない行為なので、フ...
倉庫に着いた。
才人に化けたアニエスは器用に足先で倉庫の扉を開けると、中...
先日搬入されたシーツの山に目をつけると、そこにフェリスを...
シーツの山の上にいるフェリスの下へ戻ると、フェリスは涙目...
「お、お前が何をするつもりか知らないが、こ、心までは自由...
言って、自分の身体を守るように抱きしめる。
それが、フェリスにできる唯一の抵抗らしい抵抗だった。
…まあ、事情を説明するのも面倒だし、ここは一つ。
アニエスはそう考え、威嚇する小動物のような視線を投げかけ...
二人の視線が真正面から絡み合う。
異性とこんなにまっすぐ、しかも間近で見詰め合った経験のな...
…ど、どうしてこんなにどきどきするの…。
それが初めての経験からの不安によるものだとは、フェリスに...
「隙あり」
アニエスはそう言い放つと、完全に固まっているフェリスの唇...
フェリスの身体が完全に硬直し、動きが止まる。
アニエスは直ぐに身体を離すと、硬直しているフェリスに覆い...
真っ赤になって固まっているフェリスの耳元で、そっと囁く。
「ひょっとして初めて?」
その言葉に、赤いフェリスの顔がさらに赤くなる。
「ああああ、当たり前だっ!」
何が当たり前なのかよく分からないが、とりあえずそういうこ...
アニエスはフェリスの身体を持ち上げると、シーツとフェリス...
後ろから抱きしめられ、フェリスはいよいよ緊張で身体を硬く...
「そんなに硬くならないで」
アニエスの化けた才人は、あくまで優しくフェリスを抱きしめ...
しかし硬くならないでと言われても。
「ど、どうしたらいいのか、よく…」
もうすでに自分が何を口走っているのかもわからなくなってい...
「力を抜いて」
言って、フェリスの胸と太股を、制服の上から撫で回す才人。
その感覚と言葉に、徐々にほぐされていくフェリスの身体。
もうすでに、にっくきお姉さまの腰巾着、なんてことは考えら...
260 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
「優しくするから」
その言葉がトドメだった。
…なんで、こいつのこと嫌いだって思ってたんだろう…。
優しい言葉と女性のような繊細で、柔らかい行為に、フェリス...
「い、痛くしたら許さないからな」
「しないよ」
言って才人は、いよいよ本格的にフェリスの身体を愛撫し始め...
私は、隣で脱力して横たわるフェリスの髪を一本、拝借した。
フェリスは起きない。まあ、私のテクニックでもって何回も逝...
…まー可愛かったな。不覚にも女の子も悪くはないかなー、なん...
ちなみに最後まではしていない。指と唇だけで感じさせただけ...
…さすがに偽りの姿相手に乙女を捧げたのでは、フェリスも可哀...
…目が覚めたらどうなるかはわからないけど。
とりあえず、私は倉庫を出るため立ち上がる。
すると、私の体に変化が訪れた。
体が青い光に包まれ、妙なしゃっくりが出る。
気がつくと、元の姿に、アニエスに戻っていた。
…あ、危ない。時間ギリギリだったんだな。
これがこの薬の欠点。変身していられる制限時間が余り長くな...
私は倉庫を出て、自室に向かう。
いよいよ、計画の第二段階に進む時が来たようだ。
332 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
俺は今銃士隊の寄宿舎の前にいる。
この中は基本的に男子禁制だ。
銃士隊は女性のみで編成されるアンリエッタ女王直属の組織で...
で、俺はここに何度か来た事がある。
…もちろん、アニエスさんに呼び出されて、『稽古』をつけても...
そのたんびに、他の隊員さんたちの、なんだかイヤーな視線の...
で、今回もアニエスさんから呼び出しがかかった。
…貴族年金の受給日と、アニエスさんの非番が重なった時点で、...
まあいいや。
今回こそひいひい言わせたらあな!
最近アニエスさんのツボわかってきたし!今回も攻めて攻めて攻...
ちなみにアニエスさんの弱点は背中。
とくに、尾てい骨のあたりから背骨に沿って責められるともう...
前回そこを指で責めたら思いっきり感じてたし。
で、この感じてるアニエスさんが普段からは想像もつかないく...
って、こんなとこで前かがみになってたら変質者丸出しだぞ俺!
俺は素数なんぞ数えながらムスコを沈静化して、寄宿舎の門へ...
俺は寄宿舎の門衛に用件と姓名を伝え、中に入れてもらった。
333 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
アニエスが自室で才人の弱みを握る計画を再確認していると、...
当然アニエスが呼びつけたのである。
才人の来訪を確認すると、アニエスは伝えを持ってきた隊員に...
ここからが本番である。
アニエスは鏡台から『水鏡の秘薬』の残りの瓶のうち一本を取...
髪は一瞬で溶けて消え、今度は液体を赤く染める。どうやら性...
やはり妙な匂いのするそれを、アニエスは一気に飲み干す。
アニエスの身体が赤い光に包まれて、その体が変化した。
そこには、長い金髪の、童顔の少女がいた。
それは、先ほどアニエスが才人の姿でもって倉庫で弄んだ、フ...
…よし、準備は万端。
アニエスは姿見を見て少し考える。
そこには、アニエスの普段着に身を包んだ、フェリスが立って...
…この格好じゃいまいちインパクトに欠けるな?
そう思ったアニエスは、計画にもう一手間加えることにした。
今日はアニエスさんが迎えにこなかった。
いつもは、アニエスさんが迎えにきて、世間話やら最近の学院...
…なんか嫌な予感がするのは気のせいだろうか。
俺は一抹の不安を抱えながら、アニエスさんの部屋に赴く。
アニエスさんの部屋は一階の一番奥にある、重厚な扉の部屋だ...
俺はその扉をノックする。
「アニエスさん、サイトです」
…へんじがない。ただのしかばねの
…じゃない。返事がない。どうしたんだろう?
隊員の人が「アニエス隊長がお部屋でお呼びだ」って言ってた...
扉のノブを回して、押してみる。
扉はすんなりと開いた。
開いてんじゃん…。
「アニエスさーん?いないんですかー?」
開けてみると部屋の中がなんか薄暗い。
カーテン閉めて暗くしてんのか…。
昼間っからヤル気満々デスネ?
俺は、嫌な予感が半分的中した、と思った。
「あーにーえーすーさぁーん?返事しないなら帰っちゃいますよ...
扉をくぐって、中に2、3歩入り込む。
すると、背後でドアがばたん、と閉まった。
と、同時に、鍵のがちゃり、と閉まる音。
…なんだ、アニエスさんいるんじゃん…。
背後に感じた人の気配に、俺は振り向く。
「いるんならそう言ってくださいよアニ…」
俺が後ろを向くと、知らない人がいた。
334 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
サイトの目が点になっていた。
サイトはフェリスを知らないし、まあ当然だな。
私はできるだけ顔を上げないようにしながら、サイトの様子を...
うん。
いい感じに慌ててるな。
「ななななななななな!?なにやってんですかアナタ!?」
サイトは私を指差しながら大慌てしている。
まあ当然といえば当然だな。
裸の上に薄手の上着一枚だし。
「シュヴァリエ・サイト…ですよね」
とりあえずフェリスっぽい喋り方をしながら間合いを詰める。
サイトは思い切りうろたえながら、後ずさる。
「そそそそそそうだけど!っていうかアンタ誰!」
んー?いいのかなー?そっちはベッドだぞサイトー?
「誰だっていいじゃないですか…」
言って顔を上げて、慌てたサイトの顔を覗き込む。
頬を上気させ、目を潤ませるのも忘れない。
二度目ともなると演技のコツがわかってきた。なかなか面白い...
サイトの足が、どん、とベッドに触れる。
サイトはあわわわわ、と手を振りながらバランスを崩す。
今だ。
私は好機を見逃さず、サイトの胸に飛び込む。
おお、広い!?
身体がフェリスのものになって一回り小さくなっているせいか...
サイトはバランスを崩し、ベッドの上に座り込む。
流石に倒れこみはしないか。鍛えてるだけのことはあるな。
しかし座り込んだ拍子に、私の身体をしっかりと抱きしめる格...
「やだ…サイトさんってば大胆…」
サイトの胸板にののじなんか書きながら、私は上目遣いにサイ...
サイトは、くは、と息を吐いて…なんだ?マルトー親父、スカロ...
なるほどアレか。手近な同性を思い出して萎えさせるとか言う...
やらせはせん。
私はもともと一個しかけていなかった上着のボタンを外すと、...
そのままぎゅうっ、とサイトの身体を抱きしめる。
ちなみにフェリスの胸はそんなにない。私より小さい。しかし...
だがしかし、ここまで密着すれば、たとえ服の上からとて膨ら...
見上げると、サイトは上を向いて水揚げされた魚のように口を...
…な、なんだか楽しくなってきたぞ?
私は笑いを必死に堪え、サイトを陥落させるべく作戦を続行す...
「誰だっていいじゃないですか…私がこうしてる理由、サイトさ...
言って今度は、サイトの下半身に狙いをつけた。
さあ、覚悟してもらおうか、サイト。
335 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
待て俺の理性!
俺を置いていかないでくれ!
っていうか最近薄情だぞお前!なんか俺悪いことしたか?
しかし俺の理性は、つれない台詞を残して行ってしまった。
『アンタみたいなバカ犬は、誰とでもすればいいのよ!ふんだ!』
…初めて知ったが、俺の理性はどこかのご主人様みたいな喋り方...
ああ。今日も俺は流されるのか…。
俺が理性に見捨てられた原因は、今や俺の股間で、そそり立つ...
っていうかなんでこの娘こんなに上手なのぉぉぉぉ。
ちっさい舌を器用に動かして、俺のツボを丁寧に責めて来る。
裏筋を舐めまわし、返しの裏をなぞり、先端をつつく。
つついた先端を唇の先で吸い上げ、そのまま口に含んで口内で...
じょ、上手すぎいいいいいいいい。
「ちょっと、ダメだってっ!」
今にも爆発しそうな暴れん坊将軍を、だが俺は必死に抑える。
だって初対面のコに早いって思われたらあんまりジャン。
必死に我慢していると、そのコはようやく俺のモノから口を離...
た、助かったぁ。
しかし股間の暴れん坊将軍は、「早く出させろ」とビクビクと...
ダメ。今はダメ。おあずけ!
俺が必死にクールダウンしようとしていると、そのコはとんで...
「大きくなくても…こんなこともできるんですよ」
言って、唇の端から大量の唾液を俺のモノの上に零す。
そして…はだけた胸の桃色の先端を、俺のさきっちょにこすりつ...
うわなにこれええええええ。裏に胸のポッチがコリコリ当たる...
ぴ、ピンポイントの責めがこんなに効くなんてっ。
こ、この子、な、なんて恐ろしい子!
なんて脳内でギャグをかましている間に。
俺の息子は爆死した。
大量の精液が、アニエスの化けたフェリスの胸から清楚なその...
その光景は背徳的で、才人の煩悩をこれでもかと刺激する。
そして才人の股間は、その光景に再び隆起しはじめる。
「あは…まだ元気ですね…」
言って、アニエスの化けたフェリスは、才人の腰をまたぐ。
その股間は、溢れ出た粘液で淫靡に光っていた。
才人はその光景をただ見守るだけ。
アニエスは、そんな才人に言葉をかける。
「いいんですか?しちゃいますよ…?」
そして、秘唇で才人の先端に、何度も口付けする。
才人の先端と、アニエスの秘所の間には、粘液の橋が渡された。
才人は必死に突き上げようとする衝動を堪える。
そんな才人に、アニエスはトドメを見舞う。
「いいんですよ、好きにして。誰にも言いませんから…」
そして、アニエスはついに、才人の先端を濡れそぼった秘裂で...
ブツリと何かの裂ける音が聞こえ、アニエスの股間から鮮血が...
当然の事ながら、フェリスの身体は処女だった。
336 名前:オーダー!〜アニエスのばあい〜[sage ] 投稿日:20...
久しぶりの痛みに、私の身体は仰け反った。
そ、そうか、他人に化けるということは、体の状態もそのまま…...
私は痛みに引き裂かれそうになりながらも、確かに快感も得て...
私の経験と、フェリスの身体。
この二つが重なり合い、快感と痛みを同時に与えてくる。
快楽に意識が飛び、激痛に意識が覚醒する。
…ダメだっ、これっ、おかしくなるぅっ…!
いつもと全く違う感覚に、私の意識は攪拌される。
私は目の前のサイトに必死にすがりつき、サイトの名を呼び、...
痛みが快感になり、快感が痛みになる。
絶頂と覚醒をサイトの数合ごとに繰り返し、私の気が狂いそう...
私の身体を、赤い光が包んだ。
「サーイートー」
目の前から聞こえる聞き慣れた声に、俺の理性が戻ってきた。
獣のように突き上げていた腰を止めると。
そこには、俺に貫かれたアニエスさんがいた。
…怖いくらいの笑顔で。
アニエスさんは、俺に貫かれたまま、俺の頭を両側からがしい...
そして、再び怖いくらいの笑顔で、俺に言った。
「本当に、どうしようもなく、伝説級に、とんでもない節操な...
…ってまさか、今の子、アニエスさんが…?
「女なら誰でもいいのかー?本当に節操がないな、お前のココは...
ちょ、だったら咥え込んだままぐにぐに中動かさないで下さいっ!
「んんー?お前が悪いんだぞー?わかってるのか、この節操なし...
そして今度は、上下にグラインドしはじめた。
なんか、責めてるわりにはすっごい嬉しそうなんですけどアニ...
「こんな節操なしの悪い子にはおしおきが必要だな?」
…あのう、そのものすごいイヤらしい笑顔はなんですか…?
「よし決めた。今日は朝まで休まないからなサイト♪」
俺が反論できずにいると、俺の上でアニエスさんは嬉しそうに...
まって!死ぬ!そんなんしたら俺死にますから!
「ちょ、それは流石に!」
「だいじょぉぶ」
そうにっこり笑って、アニエスさんはベッド脇のテーブルの上...
…まさか。
「精力剤ならたぁっぷり用意したからな♪まずはそうだな、最近...
アニエスさんのとびっきりの笑顔が、今の俺には死神に見えた...
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