ゼロの使い魔保管庫
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34 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
その日タバサは、裏街にやってきていた。
評判の魔法具屋で、買い物をするためである。
探し物は、紅い薬。
風邪をひいた才人に飲ませた、あの薬である。
キュルケに尋ねたら、『あの薬?よくわからないわ、『元気にな...
そんな正体不明の薬品をサイトに飲ませたのか、とタバサはキ...
まさか薬の効果であんなことやそんなこと、なんて言える筈も...
しかしキュルケはあれはもらいもので経路までは分からない、...
「でも、最近評判の魔法具屋があるのよ。行ってみれば?」
と、その魔法具屋の場所を教えてくれた。
その魔法具屋は、裏町の一角にあった。
店内はそんな場所にあるにしてはずいぶん綺麗に整理整頓され...
キュルケ曰く、『安い、多い、確実』と三拍子揃った優良店で...
タバサは目録を手に取り、繰ってみる。
目録には商品の詳細が1ページずつ纏められており、商品の外...
一定以上の値段のものは記載されていないことから、どうやら...
タバサは『ポーション』の付箋のついた箇所を開き、『紅い薬...
『ルビー色の液体』だけで五十二件の該当があった。
条件を絞り込む。
…夜の行為に使うもの…。
それで絞り込むと、該当は一気に五件まで絞り込めた。
それぞれの効能を見ていくが、どれにも『精力増強』としか記...
…どうしよう…。
こうなったら、店の主人に聞くしかない。
…恥ずかしいけど…。
35 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
私は奥のカウンターで紅茶を飲んでいたマスターの前に立つと...
「…すいません」
彼は一瞬、びくんと身体を震わせると、何故かため息をついて...
…なんなんだろう?
「はい、なんの御用でしょうか?」
言って、店主は飲みかけの紅茶のカップを奥に見える小さな円...
私は覚悟を決めると、口を開いた。
「商品のことで質問が」
店主は何故かほっとしたように胸を撫で下ろす。
?私を官憲だとでも思ったんだろうか?
彼はカウンターの内側から、表にあった目録よりもずいぶん分...
どうやらこっちが本当の目録らしい。
主人はカウンターの引き出しから掛け眼鏡を取り出すと、逆に...
「どういった商品をお探しで?」
…きた。
でも、聞かないことには始まらない。
私は恥ずかしいのを必死で堪えて、探し物の詳細を口に出す。
「魔法薬。夜の行為に使う、紅い薬」
ひょっとすると、顔が赤くなってたかも…。
店主は少し驚いた顔をして、そして眼鏡を掛けて目録を繰る。
物凄い勢いでページを捲り、いくつかのページに慣れた手つき...
たぶん、あの眼鏡もマジック・アイテムなんだろう。
少し待つと、店主が眼鏡を外し、もう一度尋ねてきた。
「該当の商品は七件ございますな。
うち五件が品切れの状態です。
…あと二件は…失礼ですが、お客様予算はいかほどで?」
…高いんだ…。
私は予算のことを尋ねられると、首をふるふると振って応えた。
「…なるほど。
詳しい効能が分かれば、もしその商品があれば知り合いの業...
36 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
…ど、どうしよ。
ひょ、ひょっとするとあるかもしれない、けど…。
あんな効能、口で言うの…?
で、でも…。
私は、多分きっと今度は間違いなく真っ赤になって、俯きなが...
「…大きくなるの…」
…だって!それ以上恥ずかしくて言えないし!
私はどきどきしながら店主の反応を待つ。
店主はふむ、と頷いて顎に手を当てて考える仕草をする。
「なるほど、お探しの薬はたぶん、『オーガの血』ですな。
行為の際に、男性器を肥大化させる効果があります。
女性が飲めば、強力な誘淫剤として効果を発揮します」
それ!それ!
赤い顔で小さく頷く私に、しかし店主はこう言った。
「残念ですが『オーガの血』は最近人気でしてね。
貴族の間で嗜好品として扱われているほどで。
ずいぶん前から、この町に入ってきたという話は聞いており...
…えええええ…。
私は心の中だけでがっくりと肩を落とした。
…アレ、気持ちよかったのに…。
そして、帰ろうかな、と思った私に、店主が語りかけてきた。
「もう一度尋ねますが、予算はいかほどで?」
…まあ、出せて二十エキューがいいところ。
私は二本指を立ててみせた。
「二十で?」
私はこくこくと頷く。
店主はふむ、と頷くと、今度はとんでもないことを聞いてきた。
「失礼なことをお尋ねしますが。
用途は男女の行為、相手は恋人、でよろしいですか?」
こここここここ、恋人?
サイトと私がっ、恋人っ!?
私は力の限り頷いていた。
店主はページを繰ると、あるマジック・アイテムの項を開き、...
値段はちょうど二十エキューだったけど、私はその品物を買っ...
37 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
そして、次の虚無の曜日。
才人がいつものようにヴェストリの広場で素振りをしていると...
手に、水差しとコップの載った盆を持っている。どうやら才人...
才人の素振りが終わるまで広場の隅で腰を下ろし、本を読んで...
しかし何かいつもと様子が違う。
ちらりちらりと才人のほうを盗み見て、視線が合うと慌てて本...
不審に思う才人だったが、そのまま素振りを続けた。
小一時間もすると、今日のメニューはとりあえず消化できてい...
才人は待ち構えているタバサの下へ行くと、タバサの差し出し...
辺りに人がいないことを確認すると、
「ありがとう、シャルロット」
と、タバサを本名で呼んだ。
タバサは嬉しそうに微笑むと、才人の飲み干したコップを受け...
すると、次の瞬間。
才人の視界が暗転し、意識が闇に落ちていった。
…さっきの笑顔はこういう意味かーーーー!
オチる寸前、才人はそう心の中で突っ込みを入れた。
38 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
目を覚ますと予想通りシャルロットの部屋のベッドの上にいた。
…なんつーかな。だんだんやり口が強引になってきてないか…?
俺はそう考えて、まだ少しぼやける頭を振って上半身を起こし...
すると、俺の足元でちょこんとベッドの上に座り込んでいるシ...
…?
寝ぼけてんのかな俺…?
一度目を擦り、シャルロットをもう一度見つめる。
いつもどおりの仏頂面の下は…。
白。
白い。
白いスクール水着ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?
略して白スク水ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...
しかもご丁寧に布ゼッケンまでついてるし!
こっちの言葉で書かれてるから何が書いてあるかわかんないけど!
「って、シャルロット、どうしたんだよその格好!」
思わず尋ねる俺。
っていうか、日本でもそんなマニアックなグッズそうそう見ま...
「…これは、『誘惑の肌着』…」
言って、シャルロットは真っ赤になる。
…なんかいけないことしてる気分になってきたああああああああ。
「この間町に行って買ってきた」
どうやら町に行く用事ってのはコレを買うためだったらしい。
…ってなんでそんなものがハルケギニアに売ってるとですかああ...
「…かわいくない?」
言って、シャルロットは顎の先に曲げたひとさしゆびなんか当...
ごめん俺たぶんソッチの趣味はぁぁぁぁぁぁぁぁぁありますす...
だからそんなカッコで上目遣いでそんな顔しないでえええええ...
混乱した俺は、ついつい意味のないことを口走ってしまう。
「そ、その胸の、何が書いてあるの?」
確かに興味はあったけど。
何聞いてんだ俺。
もっと他に、聞く事あるでしょうよ!
そんな俺の葛藤をよそに、シャルロットは胸の文字を指差して...
「大きいのは私の名前」
そして、小さくその下に書かれた文字を、指でつつつ、となぞ...
「…この小さいのは、『サイト専用』って書いてある…」
その瞬間。
俺の理性は機械の身体を探しに、アンドロメダへ旅立った。
分かりやすく言うと、俺はシャルロットを押し倒していた。
39 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
『誘惑の肌着』の威力は抜群だった…。
説明を終えた途端、サイトが私に覆いかぶさってきた。
完全に目がケダモノのそれになってる。
私はそんなサイトにとどめを刺すべく、口を開く。
「優しくして…」
サイトは軽く頷くと、無理矢理私の唇を奪った。
そして強引に舌を差し込んでくる。
…優しくしてって言ったのに…。
私は入ってきたサイトの舌に自分の舌を絡ませる。
こういうキスをするたびに、私はサイトの方に舌を入れようと...
彼の舌が私の口の中を蹂躙する…。
背筋がぞくぞくする。
息が出来ないせいで、頭がぼーっとする。
そして、腰の奥で、熱いものがくすぶり始める。
私は流し込まれるサイトの唾液を飲み込み、彼の舌に向けて、...
でも、私の舌はあっさり押し返され、その裏側まで彼に蹂躙さ...
まるで、口の中でしているみたいだ。
しばらくすると、息苦しくなったのか、サイトが唇を離す。
私は荒い息をつきながら、サイトをじっと見つめる。
…多分今、私はすごくえっちな顔をしてると思う…。
燃えそうに熱い頬、荒い息、半開きの唇…。
サイトの視線が、嘗め回すように私の顔を走り、そして、首か...
その瞬間。
サイトの顔が、驚きに歪んだ。
40 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
荒い息をつくタバサの顔から体へと視線を下ろすと。
白いスクール水着が、肩口の紐から透けてきていた。
まるで色だけが抜けるように、その布地が上から透明になって...
透明になった布地の向こう側では、自己主張を始めた小さな桜...
才人はその光景に一瞬驚いたが、すぐに思い直すと、両手の親...
「ふぁっ…」
タバサの喉から、艶かしい声が漏れる。
才人はもっとその声を引き出したくて、硬くなったタバサの乳...
「ふぁっ!やあぁっ!」
強い刺激にタバサの声が踊る。
それと同時に、タバサの下半身にも変化が現れ始めた。
タバサの零す蜜に溶かされるように、水着の股間が、透明に透...
必死に我慢するためすりつけるせいで、透明な範囲はどんどん...
「シャルロット」
才人はタバサの名を呼び、胸をいじっていた手を彼女の膝の裏...
「やぁっ!」
その格好になって、初めて自分が丸見えになっていることに気...
しかし、足は閉じない。
…恥ずかしいけど…。続けて欲しい。
「ぐちょぐちょのシャルロットが丸見えだね?」
言って、才人は水着の布を横にずらし、人差し指をタバサに突...
そこは十分すぎる粘液で溢れており、才人の指を容易く飲み込...
「ふあぁぁっ!」
「…これだけ濡れてれば、大丈夫だな」
言って才人は自分の一物を取り出すと、横にずれた布の隙間か...
「あぅっ!これぇっ、おかしっ…!」
タバサの喉から、異変を告げる声が漏れ出る。
『誘惑の肌着』の効果か、入れられただけで、タバサは絶頂に...
才人も、いつもと違うタバサの締め付けに、違和感を感じてい...
「ふぁ、や、や、ぁ、ぁ、あーーーー!」
「なんだこれっ…絞るみたいにっ…!」
奥に達しただけで限界に達し、絶頂を迎えたタバサが、才人を...
それと同時に、きつく締め上げられた才人も、その中で果てて...
41 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
こ、腰が抜けるかと思った…。
私は、ほとんど完全に透明になった肌着を着たまま、眠るサイ...
あの後、私とサイトは何回も達して、横になった。
サイトは疲れたのか、先に眠ってしまっていた。
確かに、この肌着の効果は絶大だった。
胸の布に自分の名前と相手の名前を書き込むことで、相手を魅...
この際、相手の名前の後には、自分が相手のものであることを...
そして、この肌着は、感じれば感じるほど、透明になって、そ...
あの魔法具屋の、言うとおりになった。
…でも、このマジック・アイテムには欠陥があるらしい。
…あ。
だんだん、透明だった肌着が色を取り戻し始めた。
先ほどとは違い、深い紺色に染まっていく。
これがこの肌着本来の色で、魔力を失ったことを示すサインだ...
胸の布に書いた文字も、歪んで妙な記号になってしまった。
使用回数が一回こっきりなのが、この肌着の欠陥。
…すっごい、キモチよかったんだけどなあ…。
私がそんなことを考えていると、サイトが目を覚ました。
…??あれ??なんか目が点になってる??
「…『たばさ』…」
…もう、またその名前で呼ぶ!これはお仕置きかな?
…でも、何か様子が変だ。
肌着の胸の布を指しながら、呟いてる。
「…『サイトせんよう』…」
…どうやら、布に現れた記号を読んでいるらしい。
…ってことはこれ、サイトの故郷の文字?
へー、そうなんだー。
私が肌着の文字を眺めていると。
「スク水タバサーーーーーーーーーっ!」
「きゃぁっ!」
サイトがまた、襲い掛かってきた。
え!?魔力は一回こっきりじゃないのー!?
…まあいいか、またできるんだし。
お仕置きはまたあとで、ってことで。
そして、私はまた、サイトのされるがままになった。…ほんと、...
終了行:
34 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
その日タバサは、裏街にやってきていた。
評判の魔法具屋で、買い物をするためである。
探し物は、紅い薬。
風邪をひいた才人に飲ませた、あの薬である。
キュルケに尋ねたら、『あの薬?よくわからないわ、『元気にな...
そんな正体不明の薬品をサイトに飲ませたのか、とタバサはキ...
まさか薬の効果であんなことやそんなこと、なんて言える筈も...
しかしキュルケはあれはもらいもので経路までは分からない、...
「でも、最近評判の魔法具屋があるのよ。行ってみれば?」
と、その魔法具屋の場所を教えてくれた。
その魔法具屋は、裏町の一角にあった。
店内はそんな場所にあるにしてはずいぶん綺麗に整理整頓され...
キュルケ曰く、『安い、多い、確実』と三拍子揃った優良店で...
タバサは目録を手に取り、繰ってみる。
目録には商品の詳細が1ページずつ纏められており、商品の外...
一定以上の値段のものは記載されていないことから、どうやら...
タバサは『ポーション』の付箋のついた箇所を開き、『紅い薬...
『ルビー色の液体』だけで五十二件の該当があった。
条件を絞り込む。
…夜の行為に使うもの…。
それで絞り込むと、該当は一気に五件まで絞り込めた。
それぞれの効能を見ていくが、どれにも『精力増強』としか記...
…どうしよう…。
こうなったら、店の主人に聞くしかない。
…恥ずかしいけど…。
35 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
私は奥のカウンターで紅茶を飲んでいたマスターの前に立つと...
「…すいません」
彼は一瞬、びくんと身体を震わせると、何故かため息をついて...
…なんなんだろう?
「はい、なんの御用でしょうか?」
言って、店主は飲みかけの紅茶のカップを奥に見える小さな円...
私は覚悟を決めると、口を開いた。
「商品のことで質問が」
店主は何故かほっとしたように胸を撫で下ろす。
?私を官憲だとでも思ったんだろうか?
彼はカウンターの内側から、表にあった目録よりもずいぶん分...
どうやらこっちが本当の目録らしい。
主人はカウンターの引き出しから掛け眼鏡を取り出すと、逆に...
「どういった商品をお探しで?」
…きた。
でも、聞かないことには始まらない。
私は恥ずかしいのを必死で堪えて、探し物の詳細を口に出す。
「魔法薬。夜の行為に使う、紅い薬」
ひょっとすると、顔が赤くなってたかも…。
店主は少し驚いた顔をして、そして眼鏡を掛けて目録を繰る。
物凄い勢いでページを捲り、いくつかのページに慣れた手つき...
たぶん、あの眼鏡もマジック・アイテムなんだろう。
少し待つと、店主が眼鏡を外し、もう一度尋ねてきた。
「該当の商品は七件ございますな。
うち五件が品切れの状態です。
…あと二件は…失礼ですが、お客様予算はいかほどで?」
…高いんだ…。
私は予算のことを尋ねられると、首をふるふると振って応えた。
「…なるほど。
詳しい効能が分かれば、もしその商品があれば知り合いの業...
36 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
…ど、どうしよ。
ひょ、ひょっとするとあるかもしれない、けど…。
あんな効能、口で言うの…?
で、でも…。
私は、多分きっと今度は間違いなく真っ赤になって、俯きなが...
「…大きくなるの…」
…だって!それ以上恥ずかしくて言えないし!
私はどきどきしながら店主の反応を待つ。
店主はふむ、と頷いて顎に手を当てて考える仕草をする。
「なるほど、お探しの薬はたぶん、『オーガの血』ですな。
行為の際に、男性器を肥大化させる効果があります。
女性が飲めば、強力な誘淫剤として効果を発揮します」
それ!それ!
赤い顔で小さく頷く私に、しかし店主はこう言った。
「残念ですが『オーガの血』は最近人気でしてね。
貴族の間で嗜好品として扱われているほどで。
ずいぶん前から、この町に入ってきたという話は聞いており...
…えええええ…。
私は心の中だけでがっくりと肩を落とした。
…アレ、気持ちよかったのに…。
そして、帰ろうかな、と思った私に、店主が語りかけてきた。
「もう一度尋ねますが、予算はいかほどで?」
…まあ、出せて二十エキューがいいところ。
私は二本指を立ててみせた。
「二十で?」
私はこくこくと頷く。
店主はふむ、と頷くと、今度はとんでもないことを聞いてきた。
「失礼なことをお尋ねしますが。
用途は男女の行為、相手は恋人、でよろしいですか?」
こここここここ、恋人?
サイトと私がっ、恋人っ!?
私は力の限り頷いていた。
店主はページを繰ると、あるマジック・アイテムの項を開き、...
値段はちょうど二十エキューだったけど、私はその品物を買っ...
37 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
そして、次の虚無の曜日。
才人がいつものようにヴェストリの広場で素振りをしていると...
手に、水差しとコップの載った盆を持っている。どうやら才人...
才人の素振りが終わるまで広場の隅で腰を下ろし、本を読んで...
しかし何かいつもと様子が違う。
ちらりちらりと才人のほうを盗み見て、視線が合うと慌てて本...
不審に思う才人だったが、そのまま素振りを続けた。
小一時間もすると、今日のメニューはとりあえず消化できてい...
才人は待ち構えているタバサの下へ行くと、タバサの差し出し...
辺りに人がいないことを確認すると、
「ありがとう、シャルロット」
と、タバサを本名で呼んだ。
タバサは嬉しそうに微笑むと、才人の飲み干したコップを受け...
すると、次の瞬間。
才人の視界が暗転し、意識が闇に落ちていった。
…さっきの笑顔はこういう意味かーーーー!
オチる寸前、才人はそう心の中で突っ込みを入れた。
38 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
目を覚ますと予想通りシャルロットの部屋のベッドの上にいた。
…なんつーかな。だんだんやり口が強引になってきてないか…?
俺はそう考えて、まだ少しぼやける頭を振って上半身を起こし...
すると、俺の足元でちょこんとベッドの上に座り込んでいるシ...
…?
寝ぼけてんのかな俺…?
一度目を擦り、シャルロットをもう一度見つめる。
いつもどおりの仏頂面の下は…。
白。
白い。
白いスクール水着ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?
略して白スク水ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...
しかもご丁寧に布ゼッケンまでついてるし!
こっちの言葉で書かれてるから何が書いてあるかわかんないけど!
「って、シャルロット、どうしたんだよその格好!」
思わず尋ねる俺。
っていうか、日本でもそんなマニアックなグッズそうそう見ま...
「…これは、『誘惑の肌着』…」
言って、シャルロットは真っ赤になる。
…なんかいけないことしてる気分になってきたああああああああ。
「この間町に行って買ってきた」
どうやら町に行く用事ってのはコレを買うためだったらしい。
…ってなんでそんなものがハルケギニアに売ってるとですかああ...
「…かわいくない?」
言って、シャルロットは顎の先に曲げたひとさしゆびなんか当...
ごめん俺たぶんソッチの趣味はぁぁぁぁぁぁぁぁぁありますす...
だからそんなカッコで上目遣いでそんな顔しないでえええええ...
混乱した俺は、ついつい意味のないことを口走ってしまう。
「そ、その胸の、何が書いてあるの?」
確かに興味はあったけど。
何聞いてんだ俺。
もっと他に、聞く事あるでしょうよ!
そんな俺の葛藤をよそに、シャルロットは胸の文字を指差して...
「大きいのは私の名前」
そして、小さくその下に書かれた文字を、指でつつつ、となぞ...
「…この小さいのは、『サイト専用』って書いてある…」
その瞬間。
俺の理性は機械の身体を探しに、アンドロメダへ旅立った。
分かりやすく言うと、俺はシャルロットを押し倒していた。
39 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
『誘惑の肌着』の威力は抜群だった…。
説明を終えた途端、サイトが私に覆いかぶさってきた。
完全に目がケダモノのそれになってる。
私はそんなサイトにとどめを刺すべく、口を開く。
「優しくして…」
サイトは軽く頷くと、無理矢理私の唇を奪った。
そして強引に舌を差し込んでくる。
…優しくしてって言ったのに…。
私は入ってきたサイトの舌に自分の舌を絡ませる。
こういうキスをするたびに、私はサイトの方に舌を入れようと...
彼の舌が私の口の中を蹂躙する…。
背筋がぞくぞくする。
息が出来ないせいで、頭がぼーっとする。
そして、腰の奥で、熱いものがくすぶり始める。
私は流し込まれるサイトの唾液を飲み込み、彼の舌に向けて、...
でも、私の舌はあっさり押し返され、その裏側まで彼に蹂躙さ...
まるで、口の中でしているみたいだ。
しばらくすると、息苦しくなったのか、サイトが唇を離す。
私は荒い息をつきながら、サイトをじっと見つめる。
…多分今、私はすごくえっちな顔をしてると思う…。
燃えそうに熱い頬、荒い息、半開きの唇…。
サイトの視線が、嘗め回すように私の顔を走り、そして、首か...
その瞬間。
サイトの顔が、驚きに歪んだ。
40 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
荒い息をつくタバサの顔から体へと視線を下ろすと。
白いスクール水着が、肩口の紐から透けてきていた。
まるで色だけが抜けるように、その布地が上から透明になって...
透明になった布地の向こう側では、自己主張を始めた小さな桜...
才人はその光景に一瞬驚いたが、すぐに思い直すと、両手の親...
「ふぁっ…」
タバサの喉から、艶かしい声が漏れる。
才人はもっとその声を引き出したくて、硬くなったタバサの乳...
「ふぁっ!やあぁっ!」
強い刺激にタバサの声が踊る。
それと同時に、タバサの下半身にも変化が現れ始めた。
タバサの零す蜜に溶かされるように、水着の股間が、透明に透...
必死に我慢するためすりつけるせいで、透明な範囲はどんどん...
「シャルロット」
才人はタバサの名を呼び、胸をいじっていた手を彼女の膝の裏...
「やぁっ!」
その格好になって、初めて自分が丸見えになっていることに気...
しかし、足は閉じない。
…恥ずかしいけど…。続けて欲しい。
「ぐちょぐちょのシャルロットが丸見えだね?」
言って、才人は水着の布を横にずらし、人差し指をタバサに突...
そこは十分すぎる粘液で溢れており、才人の指を容易く飲み込...
「ふあぁぁっ!」
「…これだけ濡れてれば、大丈夫だな」
言って才人は自分の一物を取り出すと、横にずれた布の隙間か...
「あぅっ!これぇっ、おかしっ…!」
タバサの喉から、異変を告げる声が漏れ出る。
『誘惑の肌着』の効果か、入れられただけで、タバサは絶頂に...
才人も、いつもと違うタバサの締め付けに、違和感を感じてい...
「ふぁ、や、や、ぁ、ぁ、あーーーー!」
「なんだこれっ…絞るみたいにっ…!」
奥に達しただけで限界に達し、絶頂を迎えたタバサが、才人を...
それと同時に、きつく締め上げられた才人も、その中で果てて...
41 名前:オーダー!〜タバサのばあい〜[sage ] 投稿日:2006/...
こ、腰が抜けるかと思った…。
私は、ほとんど完全に透明になった肌着を着たまま、眠るサイ...
あの後、私とサイトは何回も達して、横になった。
サイトは疲れたのか、先に眠ってしまっていた。
確かに、この肌着の効果は絶大だった。
胸の布に自分の名前と相手の名前を書き込むことで、相手を魅...
この際、相手の名前の後には、自分が相手のものであることを...
そして、この肌着は、感じれば感じるほど、透明になって、そ...
あの魔法具屋の、言うとおりになった。
…でも、このマジック・アイテムには欠陥があるらしい。
…あ。
だんだん、透明だった肌着が色を取り戻し始めた。
先ほどとは違い、深い紺色に染まっていく。
これがこの肌着本来の色で、魔力を失ったことを示すサインだ...
胸の布に書いた文字も、歪んで妙な記号になってしまった。
使用回数が一回こっきりなのが、この肌着の欠陥。
…すっごい、キモチよかったんだけどなあ…。
私がそんなことを考えていると、サイトが目を覚ました。
…??あれ??なんか目が点になってる??
「…『たばさ』…」
…もう、またその名前で呼ぶ!これはお仕置きかな?
…でも、何か様子が変だ。
肌着の胸の布を指しながら、呟いてる。
「…『サイトせんよう』…」
…どうやら、布に現れた記号を読んでいるらしい。
…ってことはこれ、サイトの故郷の文字?
へー、そうなんだー。
私が肌着の文字を眺めていると。
「スク水タバサーーーーーーーーーっ!」
「きゃぁっ!」
サイトがまた、襲い掛かってきた。
え!?魔力は一回こっきりじゃないのー!?
…まあいいか、またできるんだし。
お仕置きはまたあとで、ってことで。
そして、私はまた、サイトのされるがままになった。…ほんと、...
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