ゼロの使い魔保管庫
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223 名前:原作でもこんな展開あったらいいなぁ ◆mitty.ccnw ...
「ルイズ、ルイズ」
サイトが夢中になって私の名前を呼んでいる。それが、それだ...
サイトだからかしら。…きっとそうね。
「サイト…」
ヒラガサイト。異世界からきた、わたしの使い魔。
わたしの、愛しい人。
「サイト、サイトぉ」
もう絶対に、離してあげないんだから。
鼻にかかった甘えるような声で、俺の名を呼ぶルイズはもうど...
それでも足りなくて、頬擦りをしたらルイズはくすぐったそう...
サイトの名を呼んだら、またギュッと抱きしめられた。ルイズ...
ぼうっとしていたら、今度は頬擦りをされた。ちょっとくすぐ...
もう、サイトったら鼻息荒いんだから。
そのままわたしの髪に顔をうずめて、息を吸い込んでいるみた...
サイトは、わたしの髪をどう思ってくれるんだろう。気に入っ...
ちいねえさまは綺麗って言ってくれるけれど、サイトもそう思...
…ちいねえさまのことを思い出したら、む、胸のことまで思い出...
だいたい、サイトの周りには胸がおっきいのばっかり集まりす...
あのテファなんとかとかいうエルフに至ってはー!!
…思い出すだけむなしいわ…。
ルイズの髪っていい匂いがするなぁ、なんて思っているとルイ...
224 名前:原作でもこんな展開あったらいいなぁ ◆mitty.ccnw ...
「サイト」
「ん?」
「えっと…正直に答えてね?」
なんだろう。声の真面目な調子に、体を起こす。ルイズも起き...
「えと、その…。サイトは、ややや、やっぱり胸は…大きいほう...
むは。
「お、怒らないから、正直に答えてほしいの」
と、言われましても。そのあの。
だんだん声を小さくしながら、ものすごく答えにくいことを聞...
…やっぱり、ここまで気にするのは俺のせいもあるんだろうなぁ。
でも、どうしてもその。視線が行ってしまうのは仕方ないこと...
…でも、それをルイズに言っても仕方ないわけで。
「サイト?」
「あ、ああ…その…」
ど、どうしよう。
「正直に教えてほしいの。やっぱりその…大きいほうが良いよね...
「…うん」
ごめんなさいブリミルさま。こんな懇願するようなルイズに、...
「やっぱり…。あの時の言葉は嘘だったんだ」
うう、ウエストウッドでのセリフがこんなときに足を引っ張る...
どう言い訳しようかと頭をめぐらしていると、ルイズは両手を...
切なそうな顔…うう、見ているこっちの方がもっと切なくなって...
「どうしたら、大きくなるのかな…」
「ル、ルイズっ」
「な、なによ!」
堪らなくなって、叫んでしまった。
「あ、あのな…」
「…別にもう怒らないわよ。男の子はむ、胸の大きな女の子がす...
ル、ルイズってばいつの間にそんな考察を!?
ていうか、全然関係ないけどルイズの口から「おっぱい」なん...
「だから、きっとサイトもそうなんだろうなぁって思って。そ...
…
ああ、なんで俺はこんなにも馬鹿なんだろう。
そして、なんでこいつはこんなにも愛しいんだろう。
「ルイズ」
「なによ」
すねたような表情、そこに見え隠れする不安、そして、目元に...
その全てが愛しい。
「ごめんな」
「…今更謝ったって、小さいのはしょうがないんだから」
「違うよっ」
「何が違うのよ」
「俺が、はっきりしなくてごめんな」
「そ、そうよ。だいたい使い間の癖に、ご主人様に嘘つくなん...
憎まれ口を利くルイズ。今までならきっと、ただ憎たらしいと...
「そうじゃないよルイズ。…いや、まぁそれもあるけど、俺が言...
「…言ってみなさいよ、聞くだけ聞いてあげるんだから」
そう言って、ぷいっとそっぽを向いてしまう。でもご主人様、...
ついくすっとすると、ルイズは頬を膨らませてしまった。
225 名前:原作でもこんな展開あったらいいなぁ ◆mitty.ccnw ...
もう、何を笑ってるのよ!
あんたなんかもう知らないって風を装うってはいるけれど、ほ...
…どうしてわたしってこんなにも可愛げが無いのかしら。いっつ...
そう悩んでいると、わたしをそうさせてしまう当のサイトがま...
ちょちょちょっと、いきなり何なのよっ。
「ルイズ」
もう。何を言ったってごまかされないんだからね。
「確かに、ルイズにもっと胸があればなぁって、思ったことは...
ほら見なさい。ふんだ、いっつもメイドとか姫様とかあのお化...
「ちいさいほう」なんて言っても、身体が嘘ついてんのよっ。
…でも。分かってはいても、やっぱり悲しいなぁ。
「でもそれは関係ないんだ」
今更関係ないって何よ。
そう問いかけようと、サイトのほうに顔を向ける。息が掛かり...
すると、何故かサイトはふっと微笑みかけてきて、わたしは開...
サイト…こんな優しい顔も出来たんだ。
「俺はルイズが好きだから」
なっ!
ななな、なによそれ!
「そっ、そんなの知ってるわよっ。それに、り、理由になって...
顔が熱い。たぶん真っ赤だ。そんな真っ赤な自分を見られるの...
すると、サイトはわたしの頭を抱えて、胸に押し付けた。その...
「ルイズは怒りっぽくて理不尽で、怒ったときなんか酷くて、...
な、何よ黙ってれば好き放題にっ
「でも、傷つきやすくて照れ屋で、いつも一生懸命で、…そして...
…
「だから、胸が小さいとか、そんなことは気にしなくて良いよ」
…
「…ルイズ?」
なによ…。ほんとに、勝手なことばかり言って。
「…ルイズ?もしかして泣いてるの?」
「ち、違うわよ馬鹿。な、なんでもないんだから…」
嬉し涙なんて、サイトにはもったいないから見せてあげないん...
でも。
うつむいたままのわたしの頭を、サイトは優しくなでてくれた。
fin
終了行:
223 名前:原作でもこんな展開あったらいいなぁ ◆mitty.ccnw ...
「ルイズ、ルイズ」
サイトが夢中になって私の名前を呼んでいる。それが、それだ...
サイトだからかしら。…きっとそうね。
「サイト…」
ヒラガサイト。異世界からきた、わたしの使い魔。
わたしの、愛しい人。
「サイト、サイトぉ」
もう絶対に、離してあげないんだから。
鼻にかかった甘えるような声で、俺の名を呼ぶルイズはもうど...
それでも足りなくて、頬擦りをしたらルイズはくすぐったそう...
サイトの名を呼んだら、またギュッと抱きしめられた。ルイズ...
ぼうっとしていたら、今度は頬擦りをされた。ちょっとくすぐ...
もう、サイトったら鼻息荒いんだから。
そのままわたしの髪に顔をうずめて、息を吸い込んでいるみた...
サイトは、わたしの髪をどう思ってくれるんだろう。気に入っ...
ちいねえさまは綺麗って言ってくれるけれど、サイトもそう思...
…ちいねえさまのことを思い出したら、む、胸のことまで思い出...
だいたい、サイトの周りには胸がおっきいのばっかり集まりす...
あのテファなんとかとかいうエルフに至ってはー!!
…思い出すだけむなしいわ…。
ルイズの髪っていい匂いがするなぁ、なんて思っているとルイ...
224 名前:原作でもこんな展開あったらいいなぁ ◆mitty.ccnw ...
「サイト」
「ん?」
「えっと…正直に答えてね?」
なんだろう。声の真面目な調子に、体を起こす。ルイズも起き...
「えと、その…。サイトは、ややや、やっぱり胸は…大きいほう...
むは。
「お、怒らないから、正直に答えてほしいの」
と、言われましても。そのあの。
だんだん声を小さくしながら、ものすごく答えにくいことを聞...
…やっぱり、ここまで気にするのは俺のせいもあるんだろうなぁ。
でも、どうしてもその。視線が行ってしまうのは仕方ないこと...
…でも、それをルイズに言っても仕方ないわけで。
「サイト?」
「あ、ああ…その…」
ど、どうしよう。
「正直に教えてほしいの。やっぱりその…大きいほうが良いよね...
「…うん」
ごめんなさいブリミルさま。こんな懇願するようなルイズに、...
「やっぱり…。あの時の言葉は嘘だったんだ」
うう、ウエストウッドでのセリフがこんなときに足を引っ張る...
どう言い訳しようかと頭をめぐらしていると、ルイズは両手を...
切なそうな顔…うう、見ているこっちの方がもっと切なくなって...
「どうしたら、大きくなるのかな…」
「ル、ルイズっ」
「な、なによ!」
堪らなくなって、叫んでしまった。
「あ、あのな…」
「…別にもう怒らないわよ。男の子はむ、胸の大きな女の子がす...
ル、ルイズってばいつの間にそんな考察を!?
ていうか、全然関係ないけどルイズの口から「おっぱい」なん...
「だから、きっとサイトもそうなんだろうなぁって思って。そ...
…
ああ、なんで俺はこんなにも馬鹿なんだろう。
そして、なんでこいつはこんなにも愛しいんだろう。
「ルイズ」
「なによ」
すねたような表情、そこに見え隠れする不安、そして、目元に...
その全てが愛しい。
「ごめんな」
「…今更謝ったって、小さいのはしょうがないんだから」
「違うよっ」
「何が違うのよ」
「俺が、はっきりしなくてごめんな」
「そ、そうよ。だいたい使い間の癖に、ご主人様に嘘つくなん...
憎まれ口を利くルイズ。今までならきっと、ただ憎たらしいと...
「そうじゃないよルイズ。…いや、まぁそれもあるけど、俺が言...
「…言ってみなさいよ、聞くだけ聞いてあげるんだから」
そう言って、ぷいっとそっぽを向いてしまう。でもご主人様、...
ついくすっとすると、ルイズは頬を膨らませてしまった。
225 名前:原作でもこんな展開あったらいいなぁ ◆mitty.ccnw ...
もう、何を笑ってるのよ!
あんたなんかもう知らないって風を装うってはいるけれど、ほ...
…どうしてわたしってこんなにも可愛げが無いのかしら。いっつ...
そう悩んでいると、わたしをそうさせてしまう当のサイトがま...
ちょちょちょっと、いきなり何なのよっ。
「ルイズ」
もう。何を言ったってごまかされないんだからね。
「確かに、ルイズにもっと胸があればなぁって、思ったことは...
ほら見なさい。ふんだ、いっつもメイドとか姫様とかあのお化...
「ちいさいほう」なんて言っても、身体が嘘ついてんのよっ。
…でも。分かってはいても、やっぱり悲しいなぁ。
「でもそれは関係ないんだ」
今更関係ないって何よ。
そう問いかけようと、サイトのほうに顔を向ける。息が掛かり...
すると、何故かサイトはふっと微笑みかけてきて、わたしは開...
サイト…こんな優しい顔も出来たんだ。
「俺はルイズが好きだから」
なっ!
ななな、なによそれ!
「そっ、そんなの知ってるわよっ。それに、り、理由になって...
顔が熱い。たぶん真っ赤だ。そんな真っ赤な自分を見られるの...
すると、サイトはわたしの頭を抱えて、胸に押し付けた。その...
「ルイズは怒りっぽくて理不尽で、怒ったときなんか酷くて、...
な、何よ黙ってれば好き放題にっ
「でも、傷つきやすくて照れ屋で、いつも一生懸命で、…そして...
…
「だから、胸が小さいとか、そんなことは気にしなくて良いよ」
…
「…ルイズ?」
なによ…。ほんとに、勝手なことばかり言って。
「…ルイズ?もしかして泣いてるの?」
「ち、違うわよ馬鹿。な、なんでもないんだから…」
嬉し涙なんて、サイトにはもったいないから見せてあげないん...
でも。
うつむいたままのわたしの頭を、サイトは優しくなでてくれた。
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