ゼロの使い魔保管庫
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開始行:
(1)
たぶん細身の体と童顔のくせにきつ目な瞳に惹かれただけだ...
けれど才人は彼女を突き飛ばした。ごめん、と呟くようにサ...
明梨の平手打ちを甘んじて受けた後、サイトは近所のコンビ...
「ルイズ……」
涙が零れ落ちる。会いたくても外国より遠いハルケギニア世...
「サイトゥ」
テレビから声が聞えた。飛び跳ねて画面に目を向ける。だが...
「サイトウかよ」
俺も遂にアル中かと苦笑し、再びサイトは瓶に口を付けた。...
「サイト、サイトッ!」
今度こそ、絶対に聞き間違えるはずのない声がスピーカーか...
「ルイズ!」
途端、テレビ画面が白く発光した。
(2)
笑顔のルイズと久々の握手を交わしながら、モンモランシー...
(シエスタの言ったとおり、重症ね)
昔からルイズを知り、さらに魔法薬に深い造詣のある人間で...
メイドから王宮の事務方に抜擢され、10倍になった給金を使...
「サイトが帰って以来、ルイズは淫薬に溺れているから助けて...
馬鹿な話だと思ったが、シエスタの話にモンモランシーも気...
食事が終わり思い出話を一通りした後、モンモランシーは疲...
しばらくしてモンモランシーはルイズの寝室に向かった。扉...
ギーシュの浮気を捕まえるため、王宮の監査官を勤めるマリ...
ルイズはベッドに腰掛けていた。ベッド脇の香炉からは青い...
モンモランシーは涙を溜め、だが歯を食い縛って扉を蹴り破...
ルイズが恐怖の表情で顔を上げる。ベッドは淫液でぐっしょ...
次第にルイズの瞳に光が戻る。そしてルイズは自身の卑猥な...
「ゼロのルイズじゃなくてマイナスのルイズね」
ルイズは力なく首を振る。モンモランシーは溜息をついてル...
「とりあえず、部屋変えよ?このベッドじゃ、さ」
むん、と牝の匂いが漂うシーツにモンモランシーは耐えられ...
「それはダメ!」
急にルイズがモンモランシーをはねのけた。次いでルイズは...
「落ち着いて!持っていていいから!」
ルイズは呪文を中断してモンモランシーを見つめる。モンモ...
モンモランシーは部屋に着くと雑巾について尋ねた。ルイズ...
「サイトが残した服の、切れ端」
モンモランシーは息を呑んだ。5年前の服にまだ恋人のぬくも...
モンモランシーはルイズを抱き締めた。その体は20代も半ば...
薬を止めさせるのは簡単だ。幸いこの薬の依存性は煙草以下...
「こういうときゃ飲むに限るぜ、嬢ちゃんたち」
もう「嬢ちゃん」と言われる歳はとうに過ぎていると苦笑し...
モンモランシーは手早く茶を煎れ、カクテルグラスをリキュ...
「私のオリジナル」
言われてルイズはグラスに口を付ける。喉がこくりと動き、...
「サイトの国もお米でワインを造るって言ってた。東方の味……...
ルイズの涙がグラスに落ちる。モンモランシーは唇を噛み締...
突然ルイズが肩を震わせた。そして狂ったように叫ぶ。
「サイト、サイト!」
モンモランシーは焦ってルイズの肩を掴み、バッグの中の強...
「モンモランシー、サイトよ!」
幻覚症状まで来たか、とモンモランシーは陰鬱な顔でグラス...
グラスの中に、若い男の姿が映っている。見たことのないつ...
自分たちの知っている頃よりは当然老けてはいるものの、ル...
「サイト、サイトッ!」
再びルイズが叫んだ。男は顔を上げてこちらに目を向け、そ...
「ルイズ!」
カクテルグラスが白く発光した。
(3)
光が止んだとき、モンモランシーの目の前ではサイトとルイ...
「サイ、ト?」
「ル、イズ……」
ルイズの手からぼろ布が滑り落ちる。ルイズの指がサイトの...
「サイト!」「ルイズ!」
二人はぶつかるように抱き合い、そして互いの唇を貪るよう...
「しょっぱい」
顔をしかめるモンモランシーに、デルフリンガーは愉快そう...
「虚無の涙で、ずいぶんとソルティなカクテルが出来たようだ...
終了行:
(1)
たぶん細身の体と童顔のくせにきつ目な瞳に惹かれただけだ...
けれど才人は彼女を突き飛ばした。ごめん、と呟くようにサ...
明梨の平手打ちを甘んじて受けた後、サイトは近所のコンビ...
「ルイズ……」
涙が零れ落ちる。会いたくても外国より遠いハルケギニア世...
「サイトゥ」
テレビから声が聞えた。飛び跳ねて画面に目を向ける。だが...
「サイトウかよ」
俺も遂にアル中かと苦笑し、再びサイトは瓶に口を付けた。...
「サイト、サイトッ!」
今度こそ、絶対に聞き間違えるはずのない声がスピーカーか...
「ルイズ!」
途端、テレビ画面が白く発光した。
(2)
笑顔のルイズと久々の握手を交わしながら、モンモランシー...
(シエスタの言ったとおり、重症ね)
昔からルイズを知り、さらに魔法薬に深い造詣のある人間で...
メイドから王宮の事務方に抜擢され、10倍になった給金を使...
「サイトが帰って以来、ルイズは淫薬に溺れているから助けて...
馬鹿な話だと思ったが、シエスタの話にモンモランシーも気...
食事が終わり思い出話を一通りした後、モンモランシーは疲...
しばらくしてモンモランシーはルイズの寝室に向かった。扉...
ギーシュの浮気を捕まえるため、王宮の監査官を勤めるマリ...
ルイズはベッドに腰掛けていた。ベッド脇の香炉からは青い...
モンモランシーは涙を溜め、だが歯を食い縛って扉を蹴り破...
ルイズが恐怖の表情で顔を上げる。ベッドは淫液でぐっしょ...
次第にルイズの瞳に光が戻る。そしてルイズは自身の卑猥な...
「ゼロのルイズじゃなくてマイナスのルイズね」
ルイズは力なく首を振る。モンモランシーは溜息をついてル...
「とりあえず、部屋変えよ?このベッドじゃ、さ」
むん、と牝の匂いが漂うシーツにモンモランシーは耐えられ...
「それはダメ!」
急にルイズがモンモランシーをはねのけた。次いでルイズは...
「落ち着いて!持っていていいから!」
ルイズは呪文を中断してモンモランシーを見つめる。モンモ...
モンモランシーは部屋に着くと雑巾について尋ねた。ルイズ...
「サイトが残した服の、切れ端」
モンモランシーは息を呑んだ。5年前の服にまだ恋人のぬくも...
モンモランシーはルイズを抱き締めた。その体は20代も半ば...
薬を止めさせるのは簡単だ。幸いこの薬の依存性は煙草以下...
「こういうときゃ飲むに限るぜ、嬢ちゃんたち」
もう「嬢ちゃん」と言われる歳はとうに過ぎていると苦笑し...
モンモランシーは手早く茶を煎れ、カクテルグラスをリキュ...
「私のオリジナル」
言われてルイズはグラスに口を付ける。喉がこくりと動き、...
「サイトの国もお米でワインを造るって言ってた。東方の味……...
ルイズの涙がグラスに落ちる。モンモランシーは唇を噛み締...
突然ルイズが肩を震わせた。そして狂ったように叫ぶ。
「サイト、サイト!」
モンモランシーは焦ってルイズの肩を掴み、バッグの中の強...
「モンモランシー、サイトよ!」
幻覚症状まで来たか、とモンモランシーは陰鬱な顔でグラス...
グラスの中に、若い男の姿が映っている。見たことのないつ...
自分たちの知っている頃よりは当然老けてはいるものの、ル...
「サイト、サイトッ!」
再びルイズが叫んだ。男は顔を上げてこちらに目を向け、そ...
「ルイズ!」
カクテルグラスが白く発光した。
(3)
光が止んだとき、モンモランシーの目の前ではサイトとルイ...
「サイ、ト?」
「ル、イズ……」
ルイズの手からぼろ布が滑り落ちる。ルイズの指がサイトの...
「サイト!」「ルイズ!」
二人はぶつかるように抱き合い、そして互いの唇を貪るよう...
「しょっぱい」
顔をしかめるモンモランシーに、デルフリンガーは愉快そう...
「虚無の涙で、ずいぶんとソルティなカクテルが出来たようだ...
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