ゼロの使い魔保管庫
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■桃色Sisters in the bath
「ルイズちゃん。カトレアさん、お風呂に入っておいで。
才人、ルイズちゃんたちにお風呂の使い方教えてあげてよ」
才人の母にすすめられてルイズたちはお風呂に入ることになっ...
才人は彼女たちをバスルームへ案内した。
ガラリ。彼は浴室の扉をあけてやった。
「うわぁ。」「まぁ」
二人は物珍しそうに部屋の中を見渡した。
平賀家のお風呂は今の日本ではそんな珍しくはないユニットバ...
アイボリーで統一された清潔感のある一室。
才人の父親の趣味で風呂桶にはジャグジーが備え付けられてい...
彼は桃髪姉妹の二人にお風呂の使い方を説明した。
「これがジャグチとシャワーの切り替えレバー。これがお湯の...
二人は黙って聞いてくれていたようだが、目を白黒させていて...
「あ、あのー。サイトさん。」
カトレアが才人の説明に口を挟んだ。
「ご説明はありがたいのですけれど、私たちではここの道具の...
やっぱりそうですか。彼は頭を悩ませる。
「ですから。才人さんも一緒に入っていただければ一番と思う...
カトレアの提案に才人とルイズは仰天した。
「い?!、え?!、あ、ああああのー。えー。」「ななななな...
彼は頭の中がぐるぐる回って何を言いたいのだが良く分からな...
カトレアはころころ笑って妹に視線を向けた。
「ルイズ、あなたもここに来たのだから少しは正直になりなさ...
彼女は一旦言葉を切り、赤くなった二人を交互に見やって言葉...
「ここはハルケギニアではないの。何も柵はないのよ。肌と肌...
まるでツェルプストーのフェロモン女の物言いじゃないの。ル...
しかし、ちいねえさまの言うことに一理ある。
ここでは、貴族も平民もないのだ。もちろん使い魔と主人の関...
ーーーそう思ってしまうと彼女はますますドキドキした。
ルイズはちらと才人のほうをみた。顔じゅうを真っ赤にして口...
かなりのアホ面になっていた彼をみて、思わず彼女は吹き出し...
才人はルイズが吹き出したので我に戻った。
そしてじっと見つめているカトレアに根負けして3人一緒にお風...
◆◆◆◆◆◆
「サ、サイト。むこう向いてなさいよっ」
ルイズは赤くなりながら彼に言葉をぶつけた。彼女のそばでカ...
才人はドキリとして二人に背を向けて服を脱ぐ。
背中越しに聞こえる二人の衣擦れの音が彼の心臓をわしづかみ...
おちつけー。自分自身に言い聞かせるように彼は小声でつぶや...
「さ、ルイズ。入るわよ。才人さんもはやく入って。」
「まま待って、ちいねえさま。まだ心のじゅんびってもんがあ...
姉の一言に妹は抵抗をこころみる。そして背中を向けたままの...
「いいいいいこと、サイト、わたしがいいーっていうまで入っ...
まだ言いたいことがあったらしいのだが、姉に浴室へと引き込...
「才人さん、まずはこのお湯に入ればよいのですね?」
カトレアが彼に聞いてきた。
そ、そうです。彼は一言いうのでいっぱいいっぱいであった。
チャプンという二人がお湯に浸かる音が聞こえた。
◆◆◆◆◆◆
ルイズは姉とともに湯船につかった。
浴室のドアは開けっぱなしになっていたので、服を脱ぐ才人が...
上着を脱いで上半身が露になった彼の背中に彼女は目を見開い...
背中のあちこちにある無数の傷跡。それはハルケギニアでの戦...
そして、その傷のすべては彼女を護るためについたものに他な...
彼女の小さな胸がチクリと痛んだ。
そんな妹の様子を姉は見つめている。
「まぁ・・・才人さん、一杯怪我をしていたのね。あなたを護るため
ーーーあなたに召喚されなかったらつかなかったのよね。」
姉の言葉に彼女はびくりと身体を震わせた。
「ごめんなさい・・・」
「あらあら、わたしに謝ってもしかたないでしょうに・・・でも才...
だって、もし嫌だったら初めから怪我するようなことは彼はし...
あなたが護るべき存在だったからあの人は身体を張ったのよ。...
ルイズは首を横に振った。
カトレアは妹のその返事をみて優しい笑みをこぼした。
「・・・分かっているのね。才人さんには『別の言葉』を伝えない...
姉は妹の頭をなでた。姉の最後の言葉に妹はほほを染めて今度...
姉はやさしく言葉をつないだ。
「もう才人さんこっちへ入ってきてもいいわよね?」
妹は彼の背中に声をかけるのだった。
◆◆◆◆◆◆
「サ、サイト。入っていいわよ」
ルイズのお許しが出た。才人はタオルで前を隠しておそるおそ...
彼にとって久々のお風呂だった。ハルケギニアに来た当初は自...
感慨深げに彼は浴室を見渡した。湯船から立ち上る湯気で薄ら...
「俺、さきに髪と身体洗っちゃいますよ」
湯船につかる二人に声をかけて、彼はイスに腰掛けた。
お湯の温度を調節してからシャワーを出す。
シャァーーーー勢い良く出てくるお湯を頭からかぶった。
はぁぁ〜。口から思わずため息が漏れた。シャンプーを左手に...
気持ちいいなぁ。これこれ。サッパリするわぁ。才人はもうそ...
ザバァッ。湯船から出てくる音が耳に入ってきた。
泡が目に入らないように目を閉じているので誰だかわからない。
「ルイズ?カトレアさん?上がる?こっちにボディソープある...
才人は背中にいるルイズかカトレアに声をかけた。
ところが、思いがけない言葉を背中越しにかけられたのであっ...
「サイトさん、お背中流してさしあげますわ」
え。予想外のだけどちょっぴり嬉しい展開に彼はあせった。
しかし今の状態では動くことは難しかったのだ。
「感謝してるのです。わたし家の湯殿は広すぎで少し寒々して...
このようにこじんまりとした湯殿がこんなに温かいとはじめて...
カトレアは右手にボディソープをつける。
「少し、ヒヤッとしますよ」
そういって、彼の背中にボディソープをこすりつけた。
うわっ。才人は冷たさよりも女性に地肌を触れられるという驚...
彼女は掛けてあった体洗い用のタオルをとり、湯船のお湯でそ...
タオルを才人の背中にあてがって、こすっていく。彼の背中の...
◆◆◆◆◆◆
才人が浴室へ入って来た。しかし、前はタオルで隠している。
な、なんてところ見てるの。わたしってば。だめ、だめだめな...
お湯の温かさも手伝ってルイズの顔は真っ赤である。
彼は椅子に腰掛けてシャワーを捻り、頭からお湯をかぶりはじ...
べっとりした液体を髪につけてゴシゴシこすっている。よほど...
とそのとき、ちいねえさまがやおら湯船から上がった。
姉妹とは思えないその豊満な女性らしい線にお湯の雫を滴らせ...
そのちいねえさまが、才人に向かってとんでもないことを口走...
ルイズは湯船の端に両手をかけて立ち上がらんとしかけた。
ところが、自分は一糸纏わぬ生まれたまんまの姿だった。
もし才人に見られたら・・・という可能性が彼女を押しとどめたの...
おねえさまは、才人の背中を流し始めた。
彼の傷跡のたくさんついた背中が徐々に泡で埋め尽くされてい...
ルイズも何か才人にお礼をしなきゃ。だんだんと彼女はうずう...
そしてついに湯船の縁を握っていた両手に力をこめて彼女は立...
「ち、ちぃねえさま。わたしもやるの。」
続けて彼女は背中の持ち主にも声をかけてあげるのであった。
◆◆◆◆◆◆
カトレアの優しい手が彼の背中を洗ってくれている。それだけ...
ザバァッ。湯船につかっていたもうひとりの桃髪の女の子が上...
「ち、ちぃねえさま。わたしもやるの。」
ナニをするんでしょうか。おいらのご主人さまは。不安と期待...
少しの間をおいてそのご主人さまの声が背中にかけられた。
「サ、サイト。わたしもあんたの背中流してあげるんだから。...
姉と同じようにタオルをお湯に浸してボディーソープをたっぷ...
そしてちょっと乱暴ではあるけど、彼の背中にこすりつけ始め...
才人は二人の桃髪姉妹に背中をごしごし泡だらけにされていた。
ルイズのは痛いんだがくすぐったいんだがわからなかったけど、
平賀才人は人生生きてて一番幸せです!!!と心の中で叫ばずには...
そろそろ彼は頭を流そうとシャワーを手探るが見つからない。
その代わりにぽよんとした柔らかい物体を彼は握った。
「あらいやですわ。才人さん。それはわたくしの胸ですよ」
カトレアがころころと笑う。
「『お返し』ですわ」
言葉と同時に彼女が胸のあたりをゴシゴシとこすりはじめる。
「いあ、前は俺やりますからっ」
あたふたするも下手に動くと今度はどこに触れるか分からない。
ルイズだったら股間にモロ蹴りが入れられてしまうのだ。
しかも、彼の股間はちょっと普通の状態ではないのであった。
この状況で何も反応ていないはずはなかった。
しかし、知ってか知らずかカトレアの手は止まらない。
才人はタオルでしっかりと押さえるのが精一杯の抵抗であった。
◆◆◆◆◆◆
才人がちいねえさまの胸を触った。
背中をこする手に力がこもる。
でも、これはわざとじゃないの。ルイズ。ここはがまんなの。
何とか自分に言い聞かせる。
次の瞬間、今度はちいねえさまが大胆な行動に出たのだ。
な。彼女は絶句した。
ちいねえさまの手がだんだんと下がっていく。
このままじゃ・・・ルイズも行動に出るのだった。
ひっ。才人は驚いた。
小さな手が足先からごしごしを洗い始めたのだった。
「ル、ルイズ。前は俺が・・・」
「うるさいうるさいうるさいっ!!あんたは黙ってじっとして...
彼女は才人の言葉をさえぎった。
ルイズは足元から徐々に上へと、カトレアは胸から徐々に下へ...
二人のゆく手はもはや才人が死守する最後の砦のみとなってい...
◆◆◆◆◆◆
「才人さん、そろそろ観念してください」「サイト、それ邪魔...
「だめだって。ここだけはホント勘弁して。お願いデス。」
才人はそう叫んで、最後の砦のタオルにさらに力をこめる。
叫んだ勢いで思わず目を開けてしまい、シャンプーの泡が目に...
強烈にしみて涙がこぼれた。
「ふふ、才人さんは照れ屋さんなんですね。」
カトレアのいたずらっぽい笑いが聞こえたかと思うと、
ずりずりと椅子ごと浴室の真ん中まで引きずられてしまった。
そして次に両脇をルイズの小さな手がくすぐり始めた。
「その手が邪魔っていってるでしょー」
ひゃははははっ。くす、くすぐったい、くすぐったい!!才人...
がばっ。最後の砦が陥落する瞬間はあっけなく訪れたのであっ...
「ルイズ、そのままお願いね」
そう妹に言うと、カトレアは才人の露になった部分にしゃがみ...
「才人さん・・・随分お元気ですわ。ここもきれいにしないといけ...
彼女はボディーソープを両手に溜まるくらいに一杯出し、それ...
そして、素手で念入りに洗っていく。
ニュル、ネチュ・・・卑猥な音が浴室に響いた。
カトレアの手が自分の部分を触っている。ぬるぬるした感覚が...
はぁ。はぁ。口から荒い息が漏れてしまう。
「才人さんの・・・脈打ってますよ。ルイズ、これが殿方の魔法を...
女性の魅力という魔法の力でこのようになってしまうの。良く...
ちいねえさまに言われるがままルイズは才人の脈打つ部分をの...
才人とはまた別の生き物のように鼓動を打っている。
恥ずかしいという気持ちよりも驚きが勝ってルイズはそれを凝...
◆◆◆◆◆◆
ついに才人の全身が泡だらけとなった。
カトレアは、ある一部分だけをシャワーで洗い流す。
「この先はどうするの。ルイズがする?それともわたしかしら...
「も、もう流して・・・」
才人は降参しようとした。が、二人の桃髪姉妹からの許可は下...
「わ、わたし、まだどうしていいのかわからないもん。」
ルイズはもじもじして言った。カトレアはにこりと笑った。
「それじゃ、わたしからね。」
そういうと、自分の髪がかからないように片手でくしけずり、
もう一方の手で才人の棒の部分の根元を優しくつまむ。
そして彼のもっとも敏感なところを口に含んだ。
うわぁっ。才人の身体が電流を浴びたようにはぜる。
彼の敏感な部分がカトレアの口内で弄ばれている。
麻薬のような快感が彼の頭の中を駆け巡った。
「か、カトレアさん。お、俺・・・もう・・・」
「もうなんなのよ。サイト」
喋れない姉のかわりにルイズが才人に聞いた。
「・・・・で・・・・る・・・・」
彼の頭と下半身で快感がほとばしった。
カトレアがようやく才人から口を離した。
「一杯でましたね。才人さん・・・でもまだ大丈夫なようですね・・...
彼女は妹を見やって言葉をつないだ。
「今度はルイズ、あなたよ。でもわたしと同じことはしなくて...
あなたは、あなた自身で才人さんをお迎えしなさい。」
「ちいねえさま。どうすればいいの?」
「困った子ね。こっちに来なさい。才人さん、少し足を閉じて...
カトレアは二人に指図した。
「ルイズは才人さんの足をまたぐように立ちなさいーーーそう...
そういって彼女は妹の両脇を抱えてやった。
そしてゆっくりとルイズと才人のお互いの部分が密着できるよ...
「そう、そのまま腰を降ろしなさい。ゆっくりね。いいわよ。...
あ、ちょっとまって。ルイズは才人さんの肩に手を乗せて。ま...
カトレアは才人のまだ脈打つ部分をそっとつまみ、妹が彼をち...
位置を調整した。そして、妹に声をかけた。
「いいわよ。そのまま腰を沈めなさい。」
◆◆◆◆◆◆
にゅちゃり。二人が一つになる瞬間の音が響いた。
「ゆっくりすれば、痛くないわ。そうよ。お上手ね。ルイズ。
サイトさんは・・・ルイズのここを持って支えてあげるの。そう。...
この子を動かして・・・」
姉は初めてひとつになった二人に的確な指示を与えていく。
っふぅ。はぁん。ルイズの口から甘い吐息が漏れ出してきた。...
細い腰を微妙に前後に動かしている。
彼女の身体全体が薄桃色に上気して女性としての色香を放って...
きつっ、才人の部分がしっとりとした部分に包み込まれた。ゆ...
上下と前後の運動に敏感な部分が刺激を受けた。
とそのとき、才人の両目を何かがぬぐった。
「才人さん、目を開けても大丈夫よ。」
背後からカトレアの声がした。
彼はゆっくり両目を開くーーーその目の前には今までみたこと...
薄桃色に上気し、鳶色の目はとろんと初めての感覚に泳いでい...
そして彼女の身体から女性の匂いがただよっていた。
「やだぁ、みちゃやぁ〜」
ルイズは弱弱しく才人の胸をぽすぽす叩く、しかし数回叩いた...
「わたし、もう・・・どうかなちゃうう。なんか・・・来るのぉ」
「ルイズっ・・・」
初めての二人は同時にはじけたのであった。
〜Fin〜
終了行:
■桃色Sisters in the bath
「ルイズちゃん。カトレアさん、お風呂に入っておいで。
才人、ルイズちゃんたちにお風呂の使い方教えてあげてよ」
才人の母にすすめられてルイズたちはお風呂に入ることになっ...
才人は彼女たちをバスルームへ案内した。
ガラリ。彼は浴室の扉をあけてやった。
「うわぁ。」「まぁ」
二人は物珍しそうに部屋の中を見渡した。
平賀家のお風呂は今の日本ではそんな珍しくはないユニットバ...
アイボリーで統一された清潔感のある一室。
才人の父親の趣味で風呂桶にはジャグジーが備え付けられてい...
彼は桃髪姉妹の二人にお風呂の使い方を説明した。
「これがジャグチとシャワーの切り替えレバー。これがお湯の...
二人は黙って聞いてくれていたようだが、目を白黒させていて...
「あ、あのー。サイトさん。」
カトレアが才人の説明に口を挟んだ。
「ご説明はありがたいのですけれど、私たちではここの道具の...
やっぱりそうですか。彼は頭を悩ませる。
「ですから。才人さんも一緒に入っていただければ一番と思う...
カトレアの提案に才人とルイズは仰天した。
「い?!、え?!、あ、ああああのー。えー。」「ななななな...
彼は頭の中がぐるぐる回って何を言いたいのだが良く分からな...
カトレアはころころ笑って妹に視線を向けた。
「ルイズ、あなたもここに来たのだから少しは正直になりなさ...
彼女は一旦言葉を切り、赤くなった二人を交互に見やって言葉...
「ここはハルケギニアではないの。何も柵はないのよ。肌と肌...
まるでツェルプストーのフェロモン女の物言いじゃないの。ル...
しかし、ちいねえさまの言うことに一理ある。
ここでは、貴族も平民もないのだ。もちろん使い魔と主人の関...
ーーーそう思ってしまうと彼女はますますドキドキした。
ルイズはちらと才人のほうをみた。顔じゅうを真っ赤にして口...
かなりのアホ面になっていた彼をみて、思わず彼女は吹き出し...
才人はルイズが吹き出したので我に戻った。
そしてじっと見つめているカトレアに根負けして3人一緒にお風...
◆◆◆◆◆◆
「サ、サイト。むこう向いてなさいよっ」
ルイズは赤くなりながら彼に言葉をぶつけた。彼女のそばでカ...
才人はドキリとして二人に背を向けて服を脱ぐ。
背中越しに聞こえる二人の衣擦れの音が彼の心臓をわしづかみ...
おちつけー。自分自身に言い聞かせるように彼は小声でつぶや...
「さ、ルイズ。入るわよ。才人さんもはやく入って。」
「まま待って、ちいねえさま。まだ心のじゅんびってもんがあ...
姉の一言に妹は抵抗をこころみる。そして背中を向けたままの...
「いいいいいこと、サイト、わたしがいいーっていうまで入っ...
まだ言いたいことがあったらしいのだが、姉に浴室へと引き込...
「才人さん、まずはこのお湯に入ればよいのですね?」
カトレアが彼に聞いてきた。
そ、そうです。彼は一言いうのでいっぱいいっぱいであった。
チャプンという二人がお湯に浸かる音が聞こえた。
◆◆◆◆◆◆
ルイズは姉とともに湯船につかった。
浴室のドアは開けっぱなしになっていたので、服を脱ぐ才人が...
上着を脱いで上半身が露になった彼の背中に彼女は目を見開い...
背中のあちこちにある無数の傷跡。それはハルケギニアでの戦...
そして、その傷のすべては彼女を護るためについたものに他な...
彼女の小さな胸がチクリと痛んだ。
そんな妹の様子を姉は見つめている。
「まぁ・・・才人さん、一杯怪我をしていたのね。あなたを護るため
ーーーあなたに召喚されなかったらつかなかったのよね。」
姉の言葉に彼女はびくりと身体を震わせた。
「ごめんなさい・・・」
「あらあら、わたしに謝ってもしかたないでしょうに・・・でも才...
だって、もし嫌だったら初めから怪我するようなことは彼はし...
あなたが護るべき存在だったからあの人は身体を張ったのよ。...
ルイズは首を横に振った。
カトレアは妹のその返事をみて優しい笑みをこぼした。
「・・・分かっているのね。才人さんには『別の言葉』を伝えない...
姉は妹の頭をなでた。姉の最後の言葉に妹はほほを染めて今度...
姉はやさしく言葉をつないだ。
「もう才人さんこっちへ入ってきてもいいわよね?」
妹は彼の背中に声をかけるのだった。
◆◆◆◆◆◆
「サ、サイト。入っていいわよ」
ルイズのお許しが出た。才人はタオルで前を隠しておそるおそ...
彼にとって久々のお風呂だった。ハルケギニアに来た当初は自...
感慨深げに彼は浴室を見渡した。湯船から立ち上る湯気で薄ら...
「俺、さきに髪と身体洗っちゃいますよ」
湯船につかる二人に声をかけて、彼はイスに腰掛けた。
お湯の温度を調節してからシャワーを出す。
シャァーーーー勢い良く出てくるお湯を頭からかぶった。
はぁぁ〜。口から思わずため息が漏れた。シャンプーを左手に...
気持ちいいなぁ。これこれ。サッパリするわぁ。才人はもうそ...
ザバァッ。湯船から出てくる音が耳に入ってきた。
泡が目に入らないように目を閉じているので誰だかわからない。
「ルイズ?カトレアさん?上がる?こっちにボディソープある...
才人は背中にいるルイズかカトレアに声をかけた。
ところが、思いがけない言葉を背中越しにかけられたのであっ...
「サイトさん、お背中流してさしあげますわ」
え。予想外のだけどちょっぴり嬉しい展開に彼はあせった。
しかし今の状態では動くことは難しかったのだ。
「感謝してるのです。わたし家の湯殿は広すぎで少し寒々して...
このようにこじんまりとした湯殿がこんなに温かいとはじめて...
カトレアは右手にボディソープをつける。
「少し、ヒヤッとしますよ」
そういって、彼の背中にボディソープをこすりつけた。
うわっ。才人は冷たさよりも女性に地肌を触れられるという驚...
彼女は掛けてあった体洗い用のタオルをとり、湯船のお湯でそ...
タオルを才人の背中にあてがって、こすっていく。彼の背中の...
◆◆◆◆◆◆
才人が浴室へ入って来た。しかし、前はタオルで隠している。
な、なんてところ見てるの。わたしってば。だめ、だめだめな...
お湯の温かさも手伝ってルイズの顔は真っ赤である。
彼は椅子に腰掛けてシャワーを捻り、頭からお湯をかぶりはじ...
べっとりした液体を髪につけてゴシゴシこすっている。よほど...
とそのとき、ちいねえさまがやおら湯船から上がった。
姉妹とは思えないその豊満な女性らしい線にお湯の雫を滴らせ...
そのちいねえさまが、才人に向かってとんでもないことを口走...
ルイズは湯船の端に両手をかけて立ち上がらんとしかけた。
ところが、自分は一糸纏わぬ生まれたまんまの姿だった。
もし才人に見られたら・・・という可能性が彼女を押しとどめたの...
おねえさまは、才人の背中を流し始めた。
彼の傷跡のたくさんついた背中が徐々に泡で埋め尽くされてい...
ルイズも何か才人にお礼をしなきゃ。だんだんと彼女はうずう...
そしてついに湯船の縁を握っていた両手に力をこめて彼女は立...
「ち、ちぃねえさま。わたしもやるの。」
続けて彼女は背中の持ち主にも声をかけてあげるのであった。
◆◆◆◆◆◆
カトレアの優しい手が彼の背中を洗ってくれている。それだけ...
ザバァッ。湯船につかっていたもうひとりの桃髪の女の子が上...
「ち、ちぃねえさま。わたしもやるの。」
ナニをするんでしょうか。おいらのご主人さまは。不安と期待...
少しの間をおいてそのご主人さまの声が背中にかけられた。
「サ、サイト。わたしもあんたの背中流してあげるんだから。...
姉と同じようにタオルをお湯に浸してボディーソープをたっぷ...
そしてちょっと乱暴ではあるけど、彼の背中にこすりつけ始め...
才人は二人の桃髪姉妹に背中をごしごし泡だらけにされていた。
ルイズのは痛いんだがくすぐったいんだがわからなかったけど、
平賀才人は人生生きてて一番幸せです!!!と心の中で叫ばずには...
そろそろ彼は頭を流そうとシャワーを手探るが見つからない。
その代わりにぽよんとした柔らかい物体を彼は握った。
「あらいやですわ。才人さん。それはわたくしの胸ですよ」
カトレアがころころと笑う。
「『お返し』ですわ」
言葉と同時に彼女が胸のあたりをゴシゴシとこすりはじめる。
「いあ、前は俺やりますからっ」
あたふたするも下手に動くと今度はどこに触れるか分からない。
ルイズだったら股間にモロ蹴りが入れられてしまうのだ。
しかも、彼の股間はちょっと普通の状態ではないのであった。
この状況で何も反応ていないはずはなかった。
しかし、知ってか知らずかカトレアの手は止まらない。
才人はタオルでしっかりと押さえるのが精一杯の抵抗であった。
◆◆◆◆◆◆
才人がちいねえさまの胸を触った。
背中をこする手に力がこもる。
でも、これはわざとじゃないの。ルイズ。ここはがまんなの。
何とか自分に言い聞かせる。
次の瞬間、今度はちいねえさまが大胆な行動に出たのだ。
な。彼女は絶句した。
ちいねえさまの手がだんだんと下がっていく。
このままじゃ・・・ルイズも行動に出るのだった。
ひっ。才人は驚いた。
小さな手が足先からごしごしを洗い始めたのだった。
「ル、ルイズ。前は俺が・・・」
「うるさいうるさいうるさいっ!!あんたは黙ってじっとして...
彼女は才人の言葉をさえぎった。
ルイズは足元から徐々に上へと、カトレアは胸から徐々に下へ...
二人のゆく手はもはや才人が死守する最後の砦のみとなってい...
◆◆◆◆◆◆
「才人さん、そろそろ観念してください」「サイト、それ邪魔...
「だめだって。ここだけはホント勘弁して。お願いデス。」
才人はそう叫んで、最後の砦のタオルにさらに力をこめる。
叫んだ勢いで思わず目を開けてしまい、シャンプーの泡が目に...
強烈にしみて涙がこぼれた。
「ふふ、才人さんは照れ屋さんなんですね。」
カトレアのいたずらっぽい笑いが聞こえたかと思うと、
ずりずりと椅子ごと浴室の真ん中まで引きずられてしまった。
そして次に両脇をルイズの小さな手がくすぐり始めた。
「その手が邪魔っていってるでしょー」
ひゃははははっ。くす、くすぐったい、くすぐったい!!才人...
がばっ。最後の砦が陥落する瞬間はあっけなく訪れたのであっ...
「ルイズ、そのままお願いね」
そう妹に言うと、カトレアは才人の露になった部分にしゃがみ...
「才人さん・・・随分お元気ですわ。ここもきれいにしないといけ...
彼女はボディーソープを両手に溜まるくらいに一杯出し、それ...
そして、素手で念入りに洗っていく。
ニュル、ネチュ・・・卑猥な音が浴室に響いた。
カトレアの手が自分の部分を触っている。ぬるぬるした感覚が...
はぁ。はぁ。口から荒い息が漏れてしまう。
「才人さんの・・・脈打ってますよ。ルイズ、これが殿方の魔法を...
女性の魅力という魔法の力でこのようになってしまうの。良く...
ちいねえさまに言われるがままルイズは才人の脈打つ部分をの...
才人とはまた別の生き物のように鼓動を打っている。
恥ずかしいという気持ちよりも驚きが勝ってルイズはそれを凝...
◆◆◆◆◆◆
ついに才人の全身が泡だらけとなった。
カトレアは、ある一部分だけをシャワーで洗い流す。
「この先はどうするの。ルイズがする?それともわたしかしら...
「も、もう流して・・・」
才人は降参しようとした。が、二人の桃髪姉妹からの許可は下...
「わ、わたし、まだどうしていいのかわからないもん。」
ルイズはもじもじして言った。カトレアはにこりと笑った。
「それじゃ、わたしからね。」
そういうと、自分の髪がかからないように片手でくしけずり、
もう一方の手で才人の棒の部分の根元を優しくつまむ。
そして彼のもっとも敏感なところを口に含んだ。
うわぁっ。才人の身体が電流を浴びたようにはぜる。
彼の敏感な部分がカトレアの口内で弄ばれている。
麻薬のような快感が彼の頭の中を駆け巡った。
「か、カトレアさん。お、俺・・・もう・・・」
「もうなんなのよ。サイト」
喋れない姉のかわりにルイズが才人に聞いた。
「・・・・で・・・・る・・・・」
彼の頭と下半身で快感がほとばしった。
カトレアがようやく才人から口を離した。
「一杯でましたね。才人さん・・・でもまだ大丈夫なようですね・・...
彼女は妹を見やって言葉をつないだ。
「今度はルイズ、あなたよ。でもわたしと同じことはしなくて...
あなたは、あなた自身で才人さんをお迎えしなさい。」
「ちいねえさま。どうすればいいの?」
「困った子ね。こっちに来なさい。才人さん、少し足を閉じて...
カトレアは二人に指図した。
「ルイズは才人さんの足をまたぐように立ちなさいーーーそう...
そういって彼女は妹の両脇を抱えてやった。
そしてゆっくりとルイズと才人のお互いの部分が密着できるよ...
「そう、そのまま腰を降ろしなさい。ゆっくりね。いいわよ。...
あ、ちょっとまって。ルイズは才人さんの肩に手を乗せて。ま...
カトレアは才人のまだ脈打つ部分をそっとつまみ、妹が彼をち...
位置を調整した。そして、妹に声をかけた。
「いいわよ。そのまま腰を沈めなさい。」
◆◆◆◆◆◆
にゅちゃり。二人が一つになる瞬間の音が響いた。
「ゆっくりすれば、痛くないわ。そうよ。お上手ね。ルイズ。
サイトさんは・・・ルイズのここを持って支えてあげるの。そう。...
この子を動かして・・・」
姉は初めてひとつになった二人に的確な指示を与えていく。
っふぅ。はぁん。ルイズの口から甘い吐息が漏れ出してきた。...
細い腰を微妙に前後に動かしている。
彼女の身体全体が薄桃色に上気して女性としての色香を放って...
きつっ、才人の部分がしっとりとした部分に包み込まれた。ゆ...
上下と前後の運動に敏感な部分が刺激を受けた。
とそのとき、才人の両目を何かがぬぐった。
「才人さん、目を開けても大丈夫よ。」
背後からカトレアの声がした。
彼はゆっくり両目を開くーーーその目の前には今までみたこと...
薄桃色に上気し、鳶色の目はとろんと初めての感覚に泳いでい...
そして彼女の身体から女性の匂いがただよっていた。
「やだぁ、みちゃやぁ〜」
ルイズは弱弱しく才人の胸をぽすぽす叩く、しかし数回叩いた...
「わたし、もう・・・どうかなちゃうう。なんか・・・来るのぉ」
「ルイズっ・・・」
初めての二人は同時にはじけたのであった。
〜Fin〜
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