ゼロの使い魔保管庫
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開始行:
ツェルプストー伯は撤収も素早かった
午前中で戦闘が終了し、ヒンデンブルグ伯と心暖まるやり取り...
最終行き先がトリステインになるだけであり、鉱山で働く労働...
そして才人は中継地に運ばれると施療を受け、復活させられる...
正に獅子奮迅の活躍であり、ルイズもその活躍を以て、ヴァリ...
そして祝勝会の席が、深夜にも関わらず用意され、生き残った...
「皆、良く戦ってくれた。今回の勲功第一は勿論「補給部隊だ...
ツェルプストー伯の演説に、才人はウィンクして口を挟む
要は、サイト=ヒラガ等、戦場には居なかったって事だ
ツェルプストー伯は才人の意図に気付いて、一つ咳払いをする
「ゴホン……勿論そうだ。我がツェルプストー伯家の補給を支え...
補給部隊長グナイゼナウが才人に振り向く
初老に達した彼にしてみれば、自分が出来ない活躍を才人がした
たが、才人は杯を掲げてウィンクをするのみだ
「あんたが第一だ。運用は見事に尽きる。尊敬するよ」
「あ…」
何時も日陰者の補給部隊
前線で戦う者達を支える大事な仕事で有るにも関わらず、戦場...
地道に働いた者を、戦場の勇者があんたが一番と称した
思わず、抑えきれないモノが噴出し、涙が出てくる
そして、才人の腕をがしりと掴み
「地道に働き、戦場の勇者にはなれませなんだが、今……報われ...
才人が首を振る
「あんたがツェルプストー伯の屋台骨だ。ツェルプストー伯は...
「……!」
感極まって涙を流し、とうとう号泣を始めた
「余り誉めるな。儂がまるで冷遇しておるみたいではないか?」
そう言ってツェルプストー伯がむくれると、ドッと場が湧き、...
「ではツェルプストーとトリステインの未来を祝して、プロー...
「「「プロージット!」」」
祝勝会が開催され、朝迄のドンチャン騒ぎが始まった
当然の如く才人には並々と酒が注がれ、更にツェルプストー伯...
「わっはっはっはっ!実に素晴らしい機転だな!」
「いやいや、本気でそう思っただけさ」
「だが余計な事を。儂は最初からグナイゼナウを称する積もり...
「あ、ごめん」
「なんのなんの、さぁ飲め!」
とくとくと注がれた酒を才人が一気に飲み干し、ツェルプスト...
「ぷはぁ!うむ、実に今日の酒は美味い!」キュルケがそんな...
「で、考えてくれたか?」
「何をでしょ?」
「ハッハッハ、惚けおって!そうか、なら今大声で言ってやる...
瞬間雑談が止まり、一気に視線が注がれ、そして兵達が雑然と...
「ツェルプストー伯……イーヴァルディがツェルプストー伯!!賛...
「それはヤーしかないだろ!あんたなら納得だ!俺はあんたが...
「まさか、俺達のフレデリカ嬢を振るとか有り得ないだろ?そ...
次々に才人を兵達が取り囲み、酒の勢いで言いたい事をガンガ...
「駄目〜〜!あたしの使い魔なの〜〜!?」
そう言ってルイズが叫ぶと、ドッと沸いた
「ヴァリエールの男?じゃあ、やっぱりツェルプストーに来な...
「そうだそうだ」
「伝統に則って、ヴァリエールは寝取られるべきじゃね?」
ドッ、わっはははははは
更にネタを提供するに過ぎず、ドンチャン騒ぎは続いていった
* * *
ガチャ
キュルケが酔い潰れた才人に肩を貸して、自分の部屋に戻って...
「う〜重い。武器含めて更に重いわ」
既にタバサは戻って床についている
無秩序のドンチャン騒ぎで食べるモノを食べたらさっさと寝る
才人好みのナイスバディを目指して、日夜努力中なのである
才人をベッドに降ろし、身体から服を脱がしたキュルケは、自...
キュルケも少々飲み過ぎたのである
* * *
才人が目覚めると、キュルケとタバサが隣で寝ており、非常に...
「…頭痛ぇ」
ベッド脇のテーブルには、水差しと飲めと言われてる秘薬があ...
すっと身体に染み渡り、酒の残りが消えていく
「便利だなぁ…」
二人共に素晴らしい働きをした為に、流石に起きる気配が無い
時折キュルケが顔をしかめているので、才人が予備で置いてた...
キュルケの喉がごくんと飲み込み、しかめた表情が無くなり、...
「ん、良し」
酒の臭いが消えると、一気に女の匂いが充満する
酒が抜けた途端に無意識に勃ち、キュルケを見ると股間が信じ...
試しに触ってみたらぬるぬるだった
「うわぁ、キュルケも不満溜めてるなぁ」
キュルケは何時も一歩引いてた
他の娘が主張するのを決して邪魔しなかった
でも、ツェルプストーに来たらそれらは全て違ってた
我慢に我慢を重ねてただけだった
とにかく、今迄のが嘘みたいに才人の傍に居たがった
繋がると決して自分からは抜かず、どんなに息が絶え絶えにな...
張りのある柔らかなボディに香水を付けてるが、肉体関係を持...
明らかに才人好みの匂いになっている
恐らくモンモランシーの協力だろう
才人の愛撫によがりまくった
演技かと聞いたら、思い切りひっぱたかれた
『私はダーリンにしか感じない!』
「何で……俺なんだろうな……」
キュルケは無意識ですら、才人を欲している
毅然とした態度と小馬鹿にする余裕
だがそれらも裸になると、誰よりも乙女
正直ギャップが堪らない
胸を弄くると直ぐに乳首がピンと勃ち、陰核を指先で撫で撫で...
身体を動かして横向きにし、非常に美味しそうな脚を曲げ、尻...
その淫猥な匂いは、才人の勃起が更に硬くなるのに充分過ぎる
才人もベッドに寝て横向きになり、後ろから入口を合わせると...
「キュルケ……」
呼吸を荒くした才人はそのまま腰を動かして奥に固定すると、...
* * *
キュルケが目覚めると、才人に後ろから抱きすくめられつつ貫...
「…え?あれ?何で?」
才人の腰が無意識に動き射精すると、キュルケも今迄溜めてた...
「…はぁ…」
女が二人いる
二人共に才人の女だ
一緒に寝るのは、何時でも可愛いがって欲しいからで、その相...
「やだ……どうしよ?……すんごい嬉しい」
才人が最高って言ってたのは嘘じゃなかった
寝てるのに襲いたくなってしまう位魅力的だと、行動で示して...
キュルケの意思なぞ捩じ伏せて、犯したいってやってくれた
「あぁもう、どんどんハマっていっちゃう。私、こんな女だっ...
才人の手が胸に行くように案内し、才人が寝ながらでも出来る...
「ダーリン、存分に犯してね」
「…ずるい」
タバサの声が聞こえて来た
「ごめんね、シャルロット。ダーリンが私で寝たいみたいだか...
タバサから暫く声が来ない
「…焚いて良い?」
「良いわよ。約束憶えてる?」
すると、タバサがぽつぽつと言い出した
「…才人が寝てても、大きくなったら繋がる。萎えたら大きくな...
「うん、今は私ね」
お互い戦と飲みで疲れも出てるが、それ以上に興奮している
とにかく欲しい
キュルケは戦で見てしまった
ゲルマニア最強部隊に真っ向から向かって行き、血化粧に彩ら...
余りに美しかった。男の背中を見せられた
暫く、声も出ずに魅入られた
シルフィードが先住を使ってくれなければ、魅入られたままタ...
なんせ、タバサも魅入られてたからだ
才人の容姿が並だって?
絶対に嘘だ。あんな背中、誰が持っている?
一体誰が、あんなに美しい黒髪を持っている?
躍動が余りに惚れ惚れする
一人、また一人と自分の為に手を血に染めていく所は、身体の...
もう、どうしようも無い
キュルケ=アウグスタ=フレデリカ=フォン=アンハルツ=ツ...
欲望のままに、獣の様に、ひたすら種付けされたい
彼が早くても構わない。だってそれは最高の証
最高の証なら、心は満たされる
彼がイカせてくれるなら、彼を狂う程に求める身体の疼きを少...
どちらでも良い。もう彼に汚染された
早く、その先が欲しい
沢山ライバルが居るが、彼は魅力的な男
惚れた男が、凡百だなんて有り得ない
だから、選択は正しいのだ
彼なら、きっと更に驚きと興奮と冒険と、ハルケギニアを全て...
きっと、悪魔と罵られるか英雄と称えられる、そんな人生が待...
なら、生涯退屈しないだろう
彼なら、ハルケギニアを一変させて、真に戦わなくて良い、も...
そんな期待を抱かせてくれる
なら、彼の愛を引き出してみよう
愛せないなら、愛せる様にしよう
傷から血を流し、凍えてしまうなら、暖めよう
何故なら私は微熱、凍った氷を暖かく融かす
そう、真の二つ名を与えてくれた彼に、真の二つ名を魅せる様...
秘めた決意はシャルロットにも内緒
だって、ダーリンの心を融かすのは、シャルロットにもヴァリ...
私だけの決意だ
いつか帰るのは仕方ない。きちんとまた来れば良い
たったそれだけ、それだけだ
だからうんと甘えて、彼に夢中になって貰おう
ハルケギニアの女が最高なら、最高の女達で囲ってしまおう
彼の為なら沢山の妾が居ても構わない
一人の女では飽きが来るのは男の性、一々目くじら立てる必要...
ヴァリエールが鬱陶しいが、彼女達も考えてるだろう
同時に血が濃くなるなんて、困った事態を打開出来るのは、あ...
だから、私達はきっと和解出来る
未来は波乱に満ちてるが、きっと明るい
だからお願い
「ダーリン…沢山して」
* * *
才人が目覚めるとキュルケが快楽に息を荒くし、淫猥な匂いが...
既に息子は香の作用で萎え知らず、キュルケの中はうねって吸...
「キュルケ、タバサ。おはよう」
既に午前も日が高い時間
でも、キュルケの部屋は完全にピンク色
既に暑さのピークは過ぎていて、残暑と呼ぶべきで、しかもハ...
肌を合わせても、熱気が籠ったりしない為に、心地良さだけが...
「ダーリン、お願い…」
はっはっとキュルケの呼吸が荒く、才人も意識が欲情一色に染...
タバサは、才人に身体を押し付けて自慰をしている
もう、全員ピンク色だ
才人は繋がりながら身体を起こすと、キュルケが抜けない様に...
「やぁ、抜ける様に動かないでぇ」
才人ががしりとボリュームの有る尻を抱えつつ、尻を持ち上げ...
「早く早く、ダーリンの種付け、ね、早く」そう言ってキュル...
「はぁぁぁ!?ダーリンのぴったりぃ!最高なのぉ!!」
キュルケの中が暴れて才人は止まってても辛い
そんな才人の股間にタバサが取り付き、袋を吸出した
「うぁあ!?タバサ止め、出る!」
ドクン
強烈な感覚に襲われて、才人がキュルケに注いでいき、キュル...
「ふあぁぁぁぁ!!来たのぉ!」
ビクビク震えて歓喜に染まり、更なる求めに身体が勝手に動く
「ダーリンもっと、もっとぉ!」
「キュルケの中…良い」
ちっとも萎えない身体は更なる無茶を要求し、キュルケの身体...
キュルケの欲求は才人に滅茶苦茶にされる事
そして今は才人が獣になっている
可愛がって貰える最高の環境
キュルケは自分の欲求に正直に才人にお願いし、才人は正直に...
「ダーリン、もっとぉ!おちんちん、良いの。沢山ちょうだい...
才人の射精に身体が歓喜で全て吸い込む
そしてとうとう、くてりと全身から力が抜けた
「ダーリンすご……私、ダーリンに種付けされる為にいるのぉ」
キュルケの甘い声に反応して、更に硬くなる才人
「ダーリンのおちんちん、私に出すの?たくさん、たくさんち...
そんなキュルケに才人が被さると、キュルケが更に告白する
「沢山して?たくさんだして!ダーリンがね、わたしを可愛が...
才人が覆い被さったまま、更に腰を進ませるとキュルケが息を...
「ダーリン、涎だらけにして、子種だらけにして!ダーリンの...
そう言ってキュルケが後ろから抱きすくめられた身体を才人に...
「キュルケ。可愛いぞ?堪らねぇ」
「やぁ、ダーリン好き!好き過ぎて変になる!なっちゃう!?」
二人共に硬直し何度目かの絶頂
余韻を二人して味わっていると、隣でタバサが同じく尻を突き...
「…ん……」
仲間外れは止めてとの要求
才人がにゅぽんと抜くと、キュルケは腰を落として突っ伏し、...
そして、才人は未だにいきり勃つモノを、その小さな入口に合...
キツキツのにゅるにゅるで、ちょっとの動きが全て気持ち良い
そしてタバサの身体が絶頂の痙攣を始めると、才人も射精する
才人の射精を、タバサの中は全て吸い込み、歓喜にうち震える
「……もっと」
才人の身体で包まれて、完全に組み敷かれて逃げる事も出来ず...
そして香の効果は男性を萎えさせず、女性は入れられただけで...
子宝の為の香なのだ
相手に、溺れに溺れてされる事全てが悦びになってしまう、習...
一度使うと性感が開発され、どんどん欲しくなる
甘美な快楽に堕ちる、三頭のケダモノ
タバサを完全に自身の身体で覆うと、才人はタバサを無理矢理...
「あ゛……あ゛ぁ……」
「シャルロット、可愛いぞ。また出る」
「ふぁあ゛」
才人の力で無理矢理押さえ込まれながらタバサは種付けされ、...
「い゛ぃ…いたいけど……いい」
「ふぅ…ふぅ…どこが痛い?」
「…強く……抱きすぎ」
タバサの言葉に後ろからの抱擁を緩める才人
「…だめ……強くないと……駄目」
絶え絶えに言ったタバサに才人はまた強く抱きすくめる
すると、また強烈に蠕動し、才人は堪らず射精する
「お……」
「い゛……い゛」
タバサは涎迄垂らして才人の下で歓喜に震える
「才人……ちっちゃい娘……好き?」
呼吸も荒くタバサが聞くと、才人が答える
「あぁ、大好きだ」
「ちっちゃくて……良かった……だって……全部……才人でいっぱい」
その言葉で力を失った才人のモノがまたギンギンになり、タバ...
「…おっきくなった。抜く時……交代の時だけ」
タバサのお願いに、才人はタバサの顎に手を伸ばして、口付け...
* * *
一息付いたキュルケがピンクのまんま空腹に気付き、サイレン...
ノックをして、扉の外から返事が来る
《ミスツェルプストー。入れません》
「ん〜?シエスタ?」《はい》
「シエスタならいっか。食事持って来て、4人分」
《かしこまりました》シエスタが去って行くと、キュルケは才...
一度気を失った自分を置いて、才人はタバサの小さい身体を上...
「……奥」
タバサには大きい才人のモノは、上になると完全に奥を擦りあ...
「……上……やだ」
「当たり過ぎる?」
コクりとタバサが頷いて、才人が掴んで腰を落とさせるとタバ...
「…あ゛………あ゛」そのままくてりと倒れ、才人に被さった
快楽が強すぎて、タバサも意識が飛んでしまったが、才人はそ...
ギシッギシッ
「ひあ゛ぁ!?」
刺激で無理矢理意識を戻されたタバサがそのまま痙攣し、才人...
最も、既に精は出てない
そして、才人もふぅと息を付いて動かなくなった
* * *
エレオノールとルイズは疲れた上に昨夜の宴で二人共にズタボ...
才人に較べれば遥かにマシなのだが、やはり鍛えた人間とそう...
そして鍛えてたからこそ、エレオノールは沢山可愛いがって貰...
更に今回みたいに、何時何処で戦いに巻き込まれるか知れたモ...
二人して起きてテーブルに突っ伏している
「あ゛〜〜疲れた。ルイズ、あんたどんだけ働いたの?」
「ん〜と、装甲擲弾兵を30人位と、ヒポグリフの騎手やって、...
「…名誉挽回ね。良くやった、ルイズ」
「はい。で、サイトは?」
「ツェルプストーに取られてる。公私で必要なんだって。ツェ...
「…何よ?」
「あたし達……伝統に則ってますね……」
勿論、寝取られの伝統である
「……そうね」
「取り返しに「止めなさい。今度は第何次か分からない、ヴァ...
「……はい」
結局、二人もヴァリエールでのツェルプストーに倣い、きちん...
先に約定を守ったツェルプストーに対し、ヴァリエールが約定...
名誉と誇りが掛かっているのであり、エレオノールの言い分を...
* * *
ガチャ
ツェルプストー伯の書斎に才人が案内されて来た
執事のオットーとツェルプストー伯が算盤片手に計算し、ニヤ...
「おぉ、疲れてる所済まんな。まぁ掛けてくれ」
既に午後のお茶の時間だ
ツェルプストー伯も才人も女の香水の匂いをぷんぷんさせてる...
「卿が参加した戦役の費用対効果が粗方出てな。卿にはきちん...
クックックッとツェルプストー伯が笑っている
「ではオットー」
「は、ではミスタ。この書類をご覧下さい」
そう言って才人が受け取った書類には、非常にでかい金額が記...
「ピュ〜。すんげぇ値段。この金額は?」
「当初予定してた鉄鉱山の買い取り価格に、年利5%30年払い...
更にぺらりと捲ると非常に小さい額が記されている
「遠征費用か?」
「はい。補給物資、出征した兵達への手当て。撃破数に応じた...
才人は無言で書類を見つめて思案する
「限定戦争って、儲かるんだな」
「はい、戦場が所有地で無く、期間が定められた場合、逆にお...
「成程ね…所詮金か……」
そこで、オットーが声に力を込める
「されど金です。そしてミスタの製鉄の改善技術を用いれば、...
「ですから我々は、ミスタの改善技術を導入出来る目算がたっ...
「皇帝親衛の装甲擲弾兵を引っ張って来られたのは予想外でし...
「…」才人の沈黙に、オットーが更に力説する
「人が死ぬ痛みは我が主が一番存じております。何故ならツェ...
「…」
才人は書類をテーブルに置き、更にオットーは説得する
「ミスタは、人が死ぬはお嫌ですか?」
「……あぁ」
「ならば力を増し、戦う事自体が損をする。そんな世の中にす...
才人は溜め息を付くと、答えた
「契約分はやる。だけど、俺は異国の人間だ。俺の考えは、ハ...
「存じております」
「ならば何故?」
そこでオットーはニヤリと笑みを浮かべた
「理由は単純です。我が主はドの付く親バカであります。娘の...
そう言って笑うと、才人が頭をがりがり掻く
その様子を見て、ツェルプストー伯が問い掛けた
「キュルケは、卿から見て好みでは無いか?」
「いや、好みだよ。あんな美人、日本にはまず居ない」
「ならば問題あるまい。ツェルプストー直系の女は平民を婿に...
ツェルプストー伯の問いに、才人が即答する
「女は今でも充分過ぎるし、金にも興味ない、力すら方便だ。...
すると、ツェルプストー伯が笑い出した
「ハッハッハッハッ!力と知恵と技術を持ちながらの無欲。な...
「お手柔らかに…」
ツェルプストー伯が手を差し出したので才人も手を差し出し、...
* * *
終了行:
ツェルプストー伯は撤収も素早かった
午前中で戦闘が終了し、ヒンデンブルグ伯と心暖まるやり取り...
最終行き先がトリステインになるだけであり、鉱山で働く労働...
そして才人は中継地に運ばれると施療を受け、復活させられる...
正に獅子奮迅の活躍であり、ルイズもその活躍を以て、ヴァリ...
そして祝勝会の席が、深夜にも関わらず用意され、生き残った...
「皆、良く戦ってくれた。今回の勲功第一は勿論「補給部隊だ...
ツェルプストー伯の演説に、才人はウィンクして口を挟む
要は、サイト=ヒラガ等、戦場には居なかったって事だ
ツェルプストー伯は才人の意図に気付いて、一つ咳払いをする
「ゴホン……勿論そうだ。我がツェルプストー伯家の補給を支え...
補給部隊長グナイゼナウが才人に振り向く
初老に達した彼にしてみれば、自分が出来ない活躍を才人がした
たが、才人は杯を掲げてウィンクをするのみだ
「あんたが第一だ。運用は見事に尽きる。尊敬するよ」
「あ…」
何時も日陰者の補給部隊
前線で戦う者達を支える大事な仕事で有るにも関わらず、戦場...
地道に働いた者を、戦場の勇者があんたが一番と称した
思わず、抑えきれないモノが噴出し、涙が出てくる
そして、才人の腕をがしりと掴み
「地道に働き、戦場の勇者にはなれませなんだが、今……報われ...
才人が首を振る
「あんたがツェルプストー伯の屋台骨だ。ツェルプストー伯は...
「……!」
感極まって涙を流し、とうとう号泣を始めた
「余り誉めるな。儂がまるで冷遇しておるみたいではないか?」
そう言ってツェルプストー伯がむくれると、ドッと場が湧き、...
「ではツェルプストーとトリステインの未来を祝して、プロー...
「「「プロージット!」」」
祝勝会が開催され、朝迄のドンチャン騒ぎが始まった
当然の如く才人には並々と酒が注がれ、更にツェルプストー伯...
「わっはっはっはっ!実に素晴らしい機転だな!」
「いやいや、本気でそう思っただけさ」
「だが余計な事を。儂は最初からグナイゼナウを称する積もり...
「あ、ごめん」
「なんのなんの、さぁ飲め!」
とくとくと注がれた酒を才人が一気に飲み干し、ツェルプスト...
「ぷはぁ!うむ、実に今日の酒は美味い!」キュルケがそんな...
「で、考えてくれたか?」
「何をでしょ?」
「ハッハッハ、惚けおって!そうか、なら今大声で言ってやる...
瞬間雑談が止まり、一気に視線が注がれ、そして兵達が雑然と...
「ツェルプストー伯……イーヴァルディがツェルプストー伯!!賛...
「それはヤーしかないだろ!あんたなら納得だ!俺はあんたが...
「まさか、俺達のフレデリカ嬢を振るとか有り得ないだろ?そ...
次々に才人を兵達が取り囲み、酒の勢いで言いたい事をガンガ...
「駄目〜〜!あたしの使い魔なの〜〜!?」
そう言ってルイズが叫ぶと、ドッと沸いた
「ヴァリエールの男?じゃあ、やっぱりツェルプストーに来な...
「そうだそうだ」
「伝統に則って、ヴァリエールは寝取られるべきじゃね?」
ドッ、わっはははははは
更にネタを提供するに過ぎず、ドンチャン騒ぎは続いていった
* * *
ガチャ
キュルケが酔い潰れた才人に肩を貸して、自分の部屋に戻って...
「う〜重い。武器含めて更に重いわ」
既にタバサは戻って床についている
無秩序のドンチャン騒ぎで食べるモノを食べたらさっさと寝る
才人好みのナイスバディを目指して、日夜努力中なのである
才人をベッドに降ろし、身体から服を脱がしたキュルケは、自...
キュルケも少々飲み過ぎたのである
* * *
才人が目覚めると、キュルケとタバサが隣で寝ており、非常に...
「…頭痛ぇ」
ベッド脇のテーブルには、水差しと飲めと言われてる秘薬があ...
すっと身体に染み渡り、酒の残りが消えていく
「便利だなぁ…」
二人共に素晴らしい働きをした為に、流石に起きる気配が無い
時折キュルケが顔をしかめているので、才人が予備で置いてた...
キュルケの喉がごくんと飲み込み、しかめた表情が無くなり、...
「ん、良し」
酒の臭いが消えると、一気に女の匂いが充満する
酒が抜けた途端に無意識に勃ち、キュルケを見ると股間が信じ...
試しに触ってみたらぬるぬるだった
「うわぁ、キュルケも不満溜めてるなぁ」
キュルケは何時も一歩引いてた
他の娘が主張するのを決して邪魔しなかった
でも、ツェルプストーに来たらそれらは全て違ってた
我慢に我慢を重ねてただけだった
とにかく、今迄のが嘘みたいに才人の傍に居たがった
繋がると決して自分からは抜かず、どんなに息が絶え絶えにな...
張りのある柔らかなボディに香水を付けてるが、肉体関係を持...
明らかに才人好みの匂いになっている
恐らくモンモランシーの協力だろう
才人の愛撫によがりまくった
演技かと聞いたら、思い切りひっぱたかれた
『私はダーリンにしか感じない!』
「何で……俺なんだろうな……」
キュルケは無意識ですら、才人を欲している
毅然とした態度と小馬鹿にする余裕
だがそれらも裸になると、誰よりも乙女
正直ギャップが堪らない
胸を弄くると直ぐに乳首がピンと勃ち、陰核を指先で撫で撫で...
身体を動かして横向きにし、非常に美味しそうな脚を曲げ、尻...
その淫猥な匂いは、才人の勃起が更に硬くなるのに充分過ぎる
才人もベッドに寝て横向きになり、後ろから入口を合わせると...
「キュルケ……」
呼吸を荒くした才人はそのまま腰を動かして奥に固定すると、...
* * *
キュルケが目覚めると、才人に後ろから抱きすくめられつつ貫...
「…え?あれ?何で?」
才人の腰が無意識に動き射精すると、キュルケも今迄溜めてた...
「…はぁ…」
女が二人いる
二人共に才人の女だ
一緒に寝るのは、何時でも可愛いがって欲しいからで、その相...
「やだ……どうしよ?……すんごい嬉しい」
才人が最高って言ってたのは嘘じゃなかった
寝てるのに襲いたくなってしまう位魅力的だと、行動で示して...
キュルケの意思なぞ捩じ伏せて、犯したいってやってくれた
「あぁもう、どんどんハマっていっちゃう。私、こんな女だっ...
才人の手が胸に行くように案内し、才人が寝ながらでも出来る...
「ダーリン、存分に犯してね」
「…ずるい」
タバサの声が聞こえて来た
「ごめんね、シャルロット。ダーリンが私で寝たいみたいだか...
タバサから暫く声が来ない
「…焚いて良い?」
「良いわよ。約束憶えてる?」
すると、タバサがぽつぽつと言い出した
「…才人が寝てても、大きくなったら繋がる。萎えたら大きくな...
「うん、今は私ね」
お互い戦と飲みで疲れも出てるが、それ以上に興奮している
とにかく欲しい
キュルケは戦で見てしまった
ゲルマニア最強部隊に真っ向から向かって行き、血化粧に彩ら...
余りに美しかった。男の背中を見せられた
暫く、声も出ずに魅入られた
シルフィードが先住を使ってくれなければ、魅入られたままタ...
なんせ、タバサも魅入られてたからだ
才人の容姿が並だって?
絶対に嘘だ。あんな背中、誰が持っている?
一体誰が、あんなに美しい黒髪を持っている?
躍動が余りに惚れ惚れする
一人、また一人と自分の為に手を血に染めていく所は、身体の...
もう、どうしようも無い
キュルケ=アウグスタ=フレデリカ=フォン=アンハルツ=ツ...
欲望のままに、獣の様に、ひたすら種付けされたい
彼が早くても構わない。だってそれは最高の証
最高の証なら、心は満たされる
彼がイカせてくれるなら、彼を狂う程に求める身体の疼きを少...
どちらでも良い。もう彼に汚染された
早く、その先が欲しい
沢山ライバルが居るが、彼は魅力的な男
惚れた男が、凡百だなんて有り得ない
だから、選択は正しいのだ
彼なら、きっと更に驚きと興奮と冒険と、ハルケギニアを全て...
きっと、悪魔と罵られるか英雄と称えられる、そんな人生が待...
なら、生涯退屈しないだろう
彼なら、ハルケギニアを一変させて、真に戦わなくて良い、も...
そんな期待を抱かせてくれる
なら、彼の愛を引き出してみよう
愛せないなら、愛せる様にしよう
傷から血を流し、凍えてしまうなら、暖めよう
何故なら私は微熱、凍った氷を暖かく融かす
そう、真の二つ名を与えてくれた彼に、真の二つ名を魅せる様...
秘めた決意はシャルロットにも内緒
だって、ダーリンの心を融かすのは、シャルロットにもヴァリ...
私だけの決意だ
いつか帰るのは仕方ない。きちんとまた来れば良い
たったそれだけ、それだけだ
だからうんと甘えて、彼に夢中になって貰おう
ハルケギニアの女が最高なら、最高の女達で囲ってしまおう
彼の為なら沢山の妾が居ても構わない
一人の女では飽きが来るのは男の性、一々目くじら立てる必要...
ヴァリエールが鬱陶しいが、彼女達も考えてるだろう
同時に血が濃くなるなんて、困った事態を打開出来るのは、あ...
だから、私達はきっと和解出来る
未来は波乱に満ちてるが、きっと明るい
だからお願い
「ダーリン…沢山して」
* * *
才人が目覚めるとキュルケが快楽に息を荒くし、淫猥な匂いが...
既に息子は香の作用で萎え知らず、キュルケの中はうねって吸...
「キュルケ、タバサ。おはよう」
既に午前も日が高い時間
でも、キュルケの部屋は完全にピンク色
既に暑さのピークは過ぎていて、残暑と呼ぶべきで、しかもハ...
肌を合わせても、熱気が籠ったりしない為に、心地良さだけが...
「ダーリン、お願い…」
はっはっとキュルケの呼吸が荒く、才人も意識が欲情一色に染...
タバサは、才人に身体を押し付けて自慰をしている
もう、全員ピンク色だ
才人は繋がりながら身体を起こすと、キュルケが抜けない様に...
「やぁ、抜ける様に動かないでぇ」
才人ががしりとボリュームの有る尻を抱えつつ、尻を持ち上げ...
「早く早く、ダーリンの種付け、ね、早く」そう言ってキュル...
「はぁぁぁ!?ダーリンのぴったりぃ!最高なのぉ!!」
キュルケの中が暴れて才人は止まってても辛い
そんな才人の股間にタバサが取り付き、袋を吸出した
「うぁあ!?タバサ止め、出る!」
ドクン
強烈な感覚に襲われて、才人がキュルケに注いでいき、キュル...
「ふあぁぁぁぁ!!来たのぉ!」
ビクビク震えて歓喜に染まり、更なる求めに身体が勝手に動く
「ダーリンもっと、もっとぉ!」
「キュルケの中…良い」
ちっとも萎えない身体は更なる無茶を要求し、キュルケの身体...
キュルケの欲求は才人に滅茶苦茶にされる事
そして今は才人が獣になっている
可愛がって貰える最高の環境
キュルケは自分の欲求に正直に才人にお願いし、才人は正直に...
「ダーリン、もっとぉ!おちんちん、良いの。沢山ちょうだい...
才人の射精に身体が歓喜で全て吸い込む
そしてとうとう、くてりと全身から力が抜けた
「ダーリンすご……私、ダーリンに種付けされる為にいるのぉ」
キュルケの甘い声に反応して、更に硬くなる才人
「ダーリンのおちんちん、私に出すの?たくさん、たくさんち...
そんなキュルケに才人が被さると、キュルケが更に告白する
「沢山して?たくさんだして!ダーリンがね、わたしを可愛が...
才人が覆い被さったまま、更に腰を進ませるとキュルケが息を...
「ダーリン、涎だらけにして、子種だらけにして!ダーリンの...
そう言ってキュルケが後ろから抱きすくめられた身体を才人に...
「キュルケ。可愛いぞ?堪らねぇ」
「やぁ、ダーリン好き!好き過ぎて変になる!なっちゃう!?」
二人共に硬直し何度目かの絶頂
余韻を二人して味わっていると、隣でタバサが同じく尻を突き...
「…ん……」
仲間外れは止めてとの要求
才人がにゅぽんと抜くと、キュルケは腰を落として突っ伏し、...
そして、才人は未だにいきり勃つモノを、その小さな入口に合...
キツキツのにゅるにゅるで、ちょっとの動きが全て気持ち良い
そしてタバサの身体が絶頂の痙攣を始めると、才人も射精する
才人の射精を、タバサの中は全て吸い込み、歓喜にうち震える
「……もっと」
才人の身体で包まれて、完全に組み敷かれて逃げる事も出来ず...
そして香の効果は男性を萎えさせず、女性は入れられただけで...
子宝の為の香なのだ
相手に、溺れに溺れてされる事全てが悦びになってしまう、習...
一度使うと性感が開発され、どんどん欲しくなる
甘美な快楽に堕ちる、三頭のケダモノ
タバサを完全に自身の身体で覆うと、才人はタバサを無理矢理...
「あ゛……あ゛ぁ……」
「シャルロット、可愛いぞ。また出る」
「ふぁあ゛」
才人の力で無理矢理押さえ込まれながらタバサは種付けされ、...
「い゛ぃ…いたいけど……いい」
「ふぅ…ふぅ…どこが痛い?」
「…強く……抱きすぎ」
タバサの言葉に後ろからの抱擁を緩める才人
「…だめ……強くないと……駄目」
絶え絶えに言ったタバサに才人はまた強く抱きすくめる
すると、また強烈に蠕動し、才人は堪らず射精する
「お……」
「い゛……い゛」
タバサは涎迄垂らして才人の下で歓喜に震える
「才人……ちっちゃい娘……好き?」
呼吸も荒くタバサが聞くと、才人が答える
「あぁ、大好きだ」
「ちっちゃくて……良かった……だって……全部……才人でいっぱい」
その言葉で力を失った才人のモノがまたギンギンになり、タバ...
「…おっきくなった。抜く時……交代の時だけ」
タバサのお願いに、才人はタバサの顎に手を伸ばして、口付け...
* * *
一息付いたキュルケがピンクのまんま空腹に気付き、サイレン...
ノックをして、扉の外から返事が来る
《ミスツェルプストー。入れません》
「ん〜?シエスタ?」《はい》
「シエスタならいっか。食事持って来て、4人分」
《かしこまりました》シエスタが去って行くと、キュルケは才...
一度気を失った自分を置いて、才人はタバサの小さい身体を上...
「……奥」
タバサには大きい才人のモノは、上になると完全に奥を擦りあ...
「……上……やだ」
「当たり過ぎる?」
コクりとタバサが頷いて、才人が掴んで腰を落とさせるとタバ...
「…あ゛………あ゛」そのままくてりと倒れ、才人に被さった
快楽が強すぎて、タバサも意識が飛んでしまったが、才人はそ...
ギシッギシッ
「ひあ゛ぁ!?」
刺激で無理矢理意識を戻されたタバサがそのまま痙攣し、才人...
最も、既に精は出てない
そして、才人もふぅと息を付いて動かなくなった
* * *
エレオノールとルイズは疲れた上に昨夜の宴で二人共にズタボ...
才人に較べれば遥かにマシなのだが、やはり鍛えた人間とそう...
そして鍛えてたからこそ、エレオノールは沢山可愛いがって貰...
更に今回みたいに、何時何処で戦いに巻き込まれるか知れたモ...
二人して起きてテーブルに突っ伏している
「あ゛〜〜疲れた。ルイズ、あんたどんだけ働いたの?」
「ん〜と、装甲擲弾兵を30人位と、ヒポグリフの騎手やって、...
「…名誉挽回ね。良くやった、ルイズ」
「はい。で、サイトは?」
「ツェルプストーに取られてる。公私で必要なんだって。ツェ...
「…何よ?」
「あたし達……伝統に則ってますね……」
勿論、寝取られの伝統である
「……そうね」
「取り返しに「止めなさい。今度は第何次か分からない、ヴァ...
「……はい」
結局、二人もヴァリエールでのツェルプストーに倣い、きちん...
先に約定を守ったツェルプストーに対し、ヴァリエールが約定...
名誉と誇りが掛かっているのであり、エレオノールの言い分を...
* * *
ガチャ
ツェルプストー伯の書斎に才人が案内されて来た
執事のオットーとツェルプストー伯が算盤片手に計算し、ニヤ...
「おぉ、疲れてる所済まんな。まぁ掛けてくれ」
既に午後のお茶の時間だ
ツェルプストー伯も才人も女の香水の匂いをぷんぷんさせてる...
「卿が参加した戦役の費用対効果が粗方出てな。卿にはきちん...
クックックッとツェルプストー伯が笑っている
「ではオットー」
「は、ではミスタ。この書類をご覧下さい」
そう言って才人が受け取った書類には、非常にでかい金額が記...
「ピュ〜。すんげぇ値段。この金額は?」
「当初予定してた鉄鉱山の買い取り価格に、年利5%30年払い...
更にぺらりと捲ると非常に小さい額が記されている
「遠征費用か?」
「はい。補給物資、出征した兵達への手当て。撃破数に応じた...
才人は無言で書類を見つめて思案する
「限定戦争って、儲かるんだな」
「はい、戦場が所有地で無く、期間が定められた場合、逆にお...
「成程ね…所詮金か……」
そこで、オットーが声に力を込める
「されど金です。そしてミスタの製鉄の改善技術を用いれば、...
「ですから我々は、ミスタの改善技術を導入出来る目算がたっ...
「皇帝親衛の装甲擲弾兵を引っ張って来られたのは予想外でし...
「…」才人の沈黙に、オットーが更に力説する
「人が死ぬ痛みは我が主が一番存じております。何故ならツェ...
「…」
才人は書類をテーブルに置き、更にオットーは説得する
「ミスタは、人が死ぬはお嫌ですか?」
「……あぁ」
「ならば力を増し、戦う事自体が損をする。そんな世の中にす...
才人は溜め息を付くと、答えた
「契約分はやる。だけど、俺は異国の人間だ。俺の考えは、ハ...
「存じております」
「ならば何故?」
そこでオットーはニヤリと笑みを浮かべた
「理由は単純です。我が主はドの付く親バカであります。娘の...
そう言って笑うと、才人が頭をがりがり掻く
その様子を見て、ツェルプストー伯が問い掛けた
「キュルケは、卿から見て好みでは無いか?」
「いや、好みだよ。あんな美人、日本にはまず居ない」
「ならば問題あるまい。ツェルプストー直系の女は平民を婿に...
ツェルプストー伯の問いに、才人が即答する
「女は今でも充分過ぎるし、金にも興味ない、力すら方便だ。...
すると、ツェルプストー伯が笑い出した
「ハッハッハッハッ!力と知恵と技術を持ちながらの無欲。な...
「お手柔らかに…」
ツェルプストー伯が手を差し出したので才人も手を差し出し、...
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