ゼロの使い魔保管庫
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
才人が扉を閉めて艦長室に行こう振り向いたらタバサが突っ立...
「…びっくりした。タバサか」
「…二人に甘いから」
そう言って、ジトーっと睨んでいる
いざとなれば、スリープクラウドで二人を寝かしつける積もり...
才人は苦笑して頷いて、タバサと一緒に艦長室に戻ると、キュ...
「二人は風呂に入ってるわ。タバサ、可愛いがって貰うのは風...
キュルケの言葉にこくんと頷いたタバサは、そのままばさっと...
「流石に4人は狭いよな」
才人はそう言って苦笑しつつ、チーズ片手にワインをとくとく...
暫くまったり飲んでると風呂からモンモランシーとシエスタが...
シエスタのは夏にプレゼントした奴で、才人は笑みを深くする
モンモランシーのは買い足したのか、見た事無い奴だ
完全に透け透けでパンツはローレグ、モンモランシーの細身の...
「おろ?モンモンの下着、新しい奴?」
「そうよ。才人が領内の景気上げたお陰でね、私に好きなの買...
モンモランシーの台詞にシエスタは誇らしげに言った
「勿論才人さんの趣味です。私は才人さんの好みしか身に付け...
「…私にも好み言いなさいよ」
ぶすっとしたモンモランシーがベッド脇から常備薬を取り出した
「あったあった。ゼロ機関には標準装備って、先輩から聞いて...
そう言ってモンモランシーが妖しく微笑んでいて、才人は苦笑...
「それ、使いたいのか?」
「うん、たっぷり。だって水使いには凄いんでしょ?」
才人は曖昧に笑って誤魔化している
水使いはモンモランシー以外周りに居ないので、頷く訳にはい...
「まだ駄目ですよ、ミス。全員一緒です」
「はいはい、じゃあ二人が上がって来る迄は、才人に寄り掛か...
シエスタがそう言って既に才人の右隣でしなだれていて、モン...
「はい、もう飲むの終わり」
モンモランシーがワイングラスを取り上げると才人が抗議する
「勿体無いから、グラスのは最後迄飲ませてくれよ」
「もう、しょうがないわね」
グラスをモンモランシーが持って、才人の口に持っていき、才...
シエスタの愛撫は才人の弱い所を全て把握してる絶妙の愛撫な...
「やだ、凄い。シエスタったら、いつの間に上手くなってるの...
「才人さん専用です。あのお薬使えば、皆上手になりますよ」
モンモランシーがゴクリと喉を鳴らして頷き、三人で縺れてい...
キュルケはネグリジェを纏っており、タバサは全裸だ。そのま...
「…ん」
一番ご無沙汰してたタバサは、我慢出来ないのだろう
「あ、ちょっと待って下さいね。皆さん全員で一緒にしましょ...
そう言ってシエスタが立ち上ってベッド脇の引き出しから例の...
「才人さんの感覚が伝わるお薬です。触れてれば全員一緒に気...
「ふうん。凄いの?」
キュルケの質問にシエスタはにっこり頷いた
「とんでもないですよ〜」
その言葉にタバサとキュルケも飲み、ひと足先に飲んでたモン...
「やぁ!何これ何これ?私こんなに気持ち良いの?」
タバサも飲み干した途端にがちりと抱き締め、才人がベッドに...
「…今すぐ」
キュルケは二人の豹変にびっくりし、才人に近寄って触れた途...
「ひぃ!?」
後はそのまま肌を触れさせる為にモンモランシーと阿吽の呼吸...
そのまま才人は引き摺りながらもベッドに到達すると、すかさ...
「皆大丈夫ですよ。逸るのも解りますけど、才人さんに誰に入...
シエスタの言葉に名残惜しそうにキュルケが離れて、無理矢理...
「ダーリン早くね」
才人が4人に手を触れ、全員が才人の興奮を感じて一気に濡れ...
そして才人の一番快楽の感じるものが尻に触れると全員が思わ...
余りの感覚に、全員が快楽に耐えられず震えている
「今まで……一番キツイ。やぁ!?何これぇ!?出ちゃう出ちゃう出...
シエスタの悲鳴に射精が重なり。全員が同時に果てる
そう、タバサの中にだ
タバサは何も言えずに才人の射精が最高の位置で出来る様に、...
才人が抜くとすかさずシエスタに挿入し、4人がまた違う感覚...
「タバサも凄かったけど、シエスタも凄いぃ」
キュルケが長い髪を振り乱して腰を無意識に振っていて、モン...
才人の腰の動きに完全に合わせて動くシエスタのうねりに全員...
「いっいっいぃ!?」
余りの快楽に歯をガチガチ鳴らして、キュルケが涙を垂らして...
そんなキュルケの蜜壷に快楽の元が合わさり、キュルケは身体...
貫かれた途端、その見事な肢体は才人の射精をさせるべく、本...
「ダーリン何これ?あ……ああぁぁぁ!?」
貫かれる普段の快楽に、上乗せされた男の快楽に身体が動いて...
才人が華奢な彼女達を纏めて両腕で抱える為に、キュルケに被...
「キュルケ、凄いだろ?」
才人の言葉にキュルケ自身がガクガクと頷くだけで、全員声す...
そのまま才人が軽く動かすのをキュルケが抵抗して、常に奥に...
「キュルケ、動いちゃ駄目な。ちゃんと一番奥に出すから」「…...
才人がそのまま腰を上手く突き入れて、宣言通り奥に固定して...
そのまま才人が射精が終わって力が抜けた息子に力を取り戻す...
「ひぃ!ひぃ!ダ、ダーリン、もう無理!無理ぃ!お願い休ま...
「ひい゛!?お願いぃ!私イキ過ぎて駄目ぇ!!」
タバサは痙攣を繰り返してるだけで目は虚ろ、シエスタはちょ...
そして才人が復活すると、にゅぽんと音を立てて抜いて、モン...
「え?あ?やだ?何々?何で持ち上げるの?」
欲求が伝わるので、尻を才人に合わせる為に暴れるモンモラン...
新品のネグリジェは、才人に匂いをたっぷり付けて貰う為に着...
才人はそのまま運んでタバサとキュルケの間にモンモランシー...
「あ……ああ゛ぁ〜〜〜〜!!」
モンモランシーの上半身から力が抜け、くたりとしながら結合...
「皆違って、皆良いだろ?」
シエスタが強く頷いて言葉にならない声を上げ、キュルケやタ...
「モンモンは中の吸い付き堪らないから……今日は更に強力」
才人がそのまま軽く動かしながら腰を合わせると、モンモラン...
「さいと、すご……さいとがいいの?わたしがいいの?どっちぃ...
「……モンモンが凄い…シエスタが良い。タバサが堪らない。キュ...
モンモランシーの問いに才人が息を荒くしながら言って、離れ...
呼吸が戻るとキュルケとシエスタが才人の頭を両脇から豊かな...
才人の弱点を完全に把握したモンモランシーの刺激に堪らず、...
そして才人を胸に抱いた二人は、完全に蕩けていた
「ダーリン好き、大好き!一番好き!だからダーリン、もっと...
キュルケのお願いは、少女としての真摯なお願い
シエスタはそういうのはどうでも良いいのか、ひたすら才人に...
才人は胸に埋まって返事が出来ない
二人の胸を舌で絡めとるのに忙しいのだ
「ふぁっ!あっあっあっあぁ!?」
褐色の肌でありながら綺麗なピンク色の乳首を才人にシエスタ...
「あ……う……」
モンモランシーはそのまま射精が終わるとすかさず動かし始める
「あぃ……さいとの……やる」
モンモランシーもアンリエッタ程ではないが、本能の訴えに応...
才人の上で腰をぐねぐね動かして痙攣を繰り返し、皆が才人が...
「モンモランシー、お願いぃ!て、手加減」
キュルケがひいひい言って嘆願するが、モンモランシーの反応...
「……ふぇ?さいとがだしたいって言ってるから出すの。キュル...
そう言って、腰を止めないモンモランシー
才人の上で艶かしく動いてまた射精した刺激を虚ろな目で味わ...
タバサは既に朦朧と為すままだ
「タバサ、あなたがさいとと繋がって寝る。みんなきもちいい...
そう言って無抵抗のタバサがビクビクしているのを跨がらせて...
「…はっ……あっ!?」
タバサにはサイズオーバーな才人の逸物が根本迄がっつりと入...
「…や…やめて」
「だめ、痛い?」
ぶんぶん首を振るタバサ。何度も愛されてる内に、身体は才人...
「きもちよすぎ?」
モンモランシーに後ろから耳に囁かれたタバサが頷いて、モン...
「なら、おかしくなろぉ。さいとのものだとからだにきざんぢ...
そう言って、モンモランシーがタバサに被さって本人の意思を...
「……はっ……ひぃ!?」
才人の絶頂に加えて、自分の絶頂が滅茶苦茶に昇らせられ、し...
才人の射精に震え、自分の絶頂に震え、逞しい自分男に寄り掛...
「……気持ち良くて…良いの?」
涙を流しながら誰にともなく聞くタバサ
「いいの。みんなでしあわせになるの。なかまはずれなし。わ...
モンモランシーの言葉にタバサは頷いた
「…うん」
* * *
翌朝、艦長室で一番最初にタバサは起き、昨日の恥態を思い出...
後ろからモンモランシーが被さってる為に、身動きは取れない
『…本当に良いのかな?』
ハルケギニアの慣習越えて無いかな?っと自分で疑問に思いつ...
きっちり繋がったままで、愛されれば愛される程溺れて行く自...
彼に全部預けて良いのか?
正直解らない
彼は守ってくれると言った。約束は守られてる?
今の所完璧
私を手中に収める事は、ガリアの政変に嫌が応にも関与せざる...
「…狡い女」
そう、私は彼に溺れて助けて貰いたがっている
自分だけじゃ余りに辛いから、彼を問答無用の所迄引き摺り込...
「…汚い女」
こんな薄汚い私に、友達は一緒に幸せになろうって言ってくれた
私は友達の資格が無い
私はどうしたら良いのだろう?
キュルケは微笑んで全部包み込んでくれたけど、モンモランシ...
涙を一筋流して、自分の運命に引き摺り込もうとしている男を...
大体こいつが全部悪い
なまじっか頼りになるから!誰よりも強いから!貴族の誰より...
…ちょっと、八つ当たりになってしまった
そんなこんなで自分の中が勝手に彼の物を吸い込み、射精させ...
「ミス、おはようございます」
川の字で寝てたシエスタがむくりと起き出して、折り重なって...
「…女で狡くない女なんて、一人も居ませんよ、ミス」
ハッとしてシエスタを見る
「私も……ですよ」
誰にも聴こえない様に、耳打ちして囁いてみた
「貴女も?」
シエスタは昏い笑みを浮かべ、頷いた
「私達皆、狡いんですよ、ミス。多分、一番明け透けなのがル...
シエスタはそのまま折り重なって寝てるモンモランシーとタバ...
「だから……良いんですよ、ドロドロで。そんなドロドロも、才...
シエスタの言葉に気付いた
だから彼は最初の頃、逃げ出す仕草が多かったんだと
「もう少しで私達の勝利です。協同戦線、頑張りましょう」
タバサはその言葉に頷いた
女達の、後ろ昏い秘密
彼が傍に居るにも関わらず、彼には言えない数々の話
私達はきっと罪を重ねてる
でも、勝てば全ては許される
だから私達はきっと勝つ
そして全てが結ばれた時、私達は彼の見えない所で舌を出そう
引っ掛かってご愁傷様って
* * *
カトレアはフォンティーヌに向かう馬車の中で、非常にはしゃ...
「ねぇねぇ、私、才人殿にお願いしたいと思いますの。二人は...
ゴーレムの御者が馬車をのんびりと走らせ、カタカタ路面に合...
そんな中で、ダルシニとアミアスに聞いているカトレア
二人は完全にカトレア付きになった為に、常に傍に居て、微笑...
「何をでしょう?お嬢様」
「私を、お嫁さんにして下さいって」
二人はちょっと驚いて聞いてみた
「貴族をお辞めになるのですか?」
「えぇ、そうすればもう、貴族の求婚者に煩わされる事も無く...
「今度は、今までの10倍の求婚者が鈴なりになりますね」
アミアスの返しに固まってしまった
ヒクヒクしてからガクンと頭を垂れるカトレア
「あぅ……良い案だと思ったのですけど」
「根本的に、誰かの膝の上に乗っからないと解決しませんから...
ダルシニの言葉に唸ってしまうカトレア
「……才人殿、今すぐ貴族になって下さらないかしら?」
「イーヴァルディは、貴族に価値を見出だしてないですよ」
そう、アミアスは嘯いて、カトレアはむ〜と唸る
「大体、才人殿が貴族になれば解決致しますのに!」
そう言って両手をぶんぶん振ってカトレアはむきぃって暴れ、...
「頑固ですけど、女性には甘いお方ですし、毎日毎日ベッドで...
毎日ベッドで爛れながらお願いする
その様を想像したカトレアは涎をたらりと垂らしてしまい、ダ...
「…はっ。いけないいけない。私はいつ如何なる時も誰よりも綺...
自意識過剰……とは言えないのが困りものだ
自分の武器には磨きをかける事には余念が無いが、余りに美し...
つまり、磨く部分は主に内面になる
立ったまま、足の指で針を摘まんで移し換える訓練をバストア...
教えて貰ったのは母からだ
「あの、お母様。殿方が悦ぶ方法を教えて下さいませ!」
「あら、貴女もなの?」
「……も?」
聞きに行った時に呆れ顔で見られたのはちょっとショックだが...
「ルイズとエレオノールも聞いて来たのよ。全く、姉妹で一気...
そう言って溜め息を付いてる母
『出遅れてしまいました!』
内心の焦りを押し隠してとにかく頭を下げるカトレアに、溜め...
「殿方を射止めるのは、まぁ難しくない……って言えると思うわ...
先達の有り難い意見であり、カトレアは神妙に拝聴する
「良い?結ばれるのはゴールじゃないの、始まりなのよ。それ...
「…はい」
母の部屋で二人座って真剣な話である
「でね、先ずは出しゃばらない。男を立てる。まぁ、この部分...
「……はい」
素直に頷いて続きを待つ
「常に恥じらいを忘れない。男は恥じらいを忘れた女に興味は...
「はい」
確かにそうだ
一瞬の油断が、別の女に持って行かれてしまう
「そして、常に魅力的な肢体でいなさい。つまり、男を迎え入...
カトレアはきょとんとして聞いてみた
「…出来るんですか?」
「可能です。娼婦の方々とお付き合いした事が無いと、知らな...
「是非、是非!」
カトレアの嘆願に、母は実演してみせた
沢山の豆を用意してみせて、深皿に盛った豆を爪先立ちで立ち...
「最終的には、摘まみ難い針で行います」
「…凄い」
「今からでも全く遅く有りません。真の淑女は身体の内側も殿...
「はい、お母様!」
女の階段は思った以上に大変らしい
ならばやるしかないとカトレアは頑張っていて、もしかすると...
皆が見えない所で地味に頑張っていると知って、カトレアも頑...
そんなカトレアが母に教わった数々の体型維持と体力維持の体...
「あっ、やってるやってる。娼館でもやってる人は多いんです...
「その人達、売れっ子ですか?」
真剣にやりながら聞いてきたカトレアにダルシニが頷いた
「売り上げに影響あるみたいですよ。やって無い所は、やっぱ...
「そうそう。でもライバルには教えないから、あんまり広まら...
「下級貴族の子女では、やってるのをかなり見ましたよ〜」
母は確か下級貴族出だ、カトレアは頷いた
下級貴族の女性は身体一つで殿方に気に入られなければならな...
「アミアスとダルシニはなさらないの?」
カトレアの質問に二人は顔を見合わせて、苦笑してみせ
「あぁ、私達は」「…ねぇ」
カトレアにはちんぷんかんぷんだったが、自分の為に頑張った...
「あの時より、大分身体が締まった気がします」
「あぁ、それは確かに」
「腰回りのサイズ、減りましたもんね」
二人の言葉にカトレアはウシとガッツポーズし、美容に関して...
「何で何の努力も無しで、そんな肢体なのです?」
「体質なんです」「すいません」
二人の言葉にかくんとしてぶちぶち呟いた
「神様って、絶対不公平だ」
「そうですねぇ」「本当に」
心底頷いた二人に、きょとんとするカトレア
良く判らないが、不公平と思う所は有るんだなと思い直し、馬...
「あれ?まだ屋敷の前ですよね?」
ダルシニがそう言って窓から周りを見た瞬間に、顔を険しくする
「杖を」
カトレアが頷き、杖を抜いた
そして二人が馬車から降りて、屋敷への道の途中に展開し、ラ...
「何の真似ですか!こちらの馬車はカトレア=イヴェット=ラ...
メイドの格好に本人達は気弱にも関わらず、約束の為にビビり...
メイド服に隠れた脚はガチガチ震えていた
『こ、怖い、怖い。サンドリオン、カリン。私に勇気を!』
力の限り軍勢を睨み付けていると、一人の男が出て来た
「これは失礼、主人に忠実なメイド殿。部下に手出しはさせん...
そう言って、メイド相手にも関わらず一礼する
「我が花嫁に忠実なメイドに傷を付ける訳にはいかない。申し...
「我が主は貴方に嫁ぐなど決めておりません!素直に帰りなさ...
ダルシニの決然とした返事に、男は嘆かわしい仕草をして見せた
「何というつれない返事だ。僕が10年も恋い焦がれた相手に相...
一際大声で馬車に呼び掛け、思わずカトレアが下車して来て蒼...
「……一体、何の事です?それに貴方はあの時、才人殿に完敗し...
「あぁ、あの時は調子が悪かった。何日も天幕暮らしで食事も...
そう言って嘯くラ=ラメー
「嘘です!使用人迄、全員連れて居たじゃ無いですか!」
カトレアの剣幕に、自分自身の演技の方を優先する男はカトレ...
「その顔も美しい。やはり僕の目に狂いは無い。聞いてくれ。...
思わずカトレアは固まってしまう
「その為には、貴女が必要なのだ、カトレア嬢」
彼も、自らの誇りの元に生きている
だけど、心は彼には響かない
カトレアは悲しい顔で首を振ってしまった
「…私の恋は、貴方には注げません」
「…悲しいかな。でも、貴女を初めて見たのは10年前。僕はその...
カトレアは意思を込めて、自分の前に膝を付いた姿勢を崩さな...
「私は、命が短いからこそ、恋に殉じると決めたのです。貴方...
「あの平民、異国人でしょう?トリステインには殉じませんよ...
「イーヴァルディは、常に去るものと相場は決まっているので...
ぐらぐらと揺れてしまうカトレア
心に去来するのは、不安、不信、いつ死ぬか解らない自分と黒...
杖を思わず振りかざしたが、ラ=ラメー伯は微動だにせず、結...
「彼女をラ=ラメーに連れて行く。総員護衛しろ」
「「「ウィ」」」
返事をした部下達はそのまま馬車を取り囲み、アミアスはカト...
「イーヴァルディは絶対に来ます。必ずです」
ラ=ラメーはその言葉に余裕でいなした
「貴族同士の恋に、平民如きが何が出来る?」
「出来ます。絶対です」
「そこまで言うなら良いだろう、賭けだ。次の虚無の曜日にラ...
そう言って、ラ=ラメー伯は馬車事カトレアを連れて行ってし...
アミアスはカトレアのお付きとして、男達にカトレアを指一本...
ゴーレムの御者がメイジに操作されて踵を返して馬車が走り始...
そのままダルシニはぺたんと座り込んでしまった
「こ、怖かった。どうしよう?あの時反対しておけば……」
そのままよろよろと立ち上がって、屋敷に一人、とぼとぼと歩...
* * *
終了行:
才人が扉を閉めて艦長室に行こう振り向いたらタバサが突っ立...
「…びっくりした。タバサか」
「…二人に甘いから」
そう言って、ジトーっと睨んでいる
いざとなれば、スリープクラウドで二人を寝かしつける積もり...
才人は苦笑して頷いて、タバサと一緒に艦長室に戻ると、キュ...
「二人は風呂に入ってるわ。タバサ、可愛いがって貰うのは風...
キュルケの言葉にこくんと頷いたタバサは、そのままばさっと...
「流石に4人は狭いよな」
才人はそう言って苦笑しつつ、チーズ片手にワインをとくとく...
暫くまったり飲んでると風呂からモンモランシーとシエスタが...
シエスタのは夏にプレゼントした奴で、才人は笑みを深くする
モンモランシーのは買い足したのか、見た事無い奴だ
完全に透け透けでパンツはローレグ、モンモランシーの細身の...
「おろ?モンモンの下着、新しい奴?」
「そうよ。才人が領内の景気上げたお陰でね、私に好きなの買...
モンモランシーの台詞にシエスタは誇らしげに言った
「勿論才人さんの趣味です。私は才人さんの好みしか身に付け...
「…私にも好み言いなさいよ」
ぶすっとしたモンモランシーがベッド脇から常備薬を取り出した
「あったあった。ゼロ機関には標準装備って、先輩から聞いて...
そう言ってモンモランシーが妖しく微笑んでいて、才人は苦笑...
「それ、使いたいのか?」
「うん、たっぷり。だって水使いには凄いんでしょ?」
才人は曖昧に笑って誤魔化している
水使いはモンモランシー以外周りに居ないので、頷く訳にはい...
「まだ駄目ですよ、ミス。全員一緒です」
「はいはい、じゃあ二人が上がって来る迄は、才人に寄り掛か...
シエスタがそう言って既に才人の右隣でしなだれていて、モン...
「はい、もう飲むの終わり」
モンモランシーがワイングラスを取り上げると才人が抗議する
「勿体無いから、グラスのは最後迄飲ませてくれよ」
「もう、しょうがないわね」
グラスをモンモランシーが持って、才人の口に持っていき、才...
シエスタの愛撫は才人の弱い所を全て把握してる絶妙の愛撫な...
「やだ、凄い。シエスタったら、いつの間に上手くなってるの...
「才人さん専用です。あのお薬使えば、皆上手になりますよ」
モンモランシーがゴクリと喉を鳴らして頷き、三人で縺れてい...
キュルケはネグリジェを纏っており、タバサは全裸だ。そのま...
「…ん」
一番ご無沙汰してたタバサは、我慢出来ないのだろう
「あ、ちょっと待って下さいね。皆さん全員で一緒にしましょ...
そう言ってシエスタが立ち上ってベッド脇の引き出しから例の...
「才人さんの感覚が伝わるお薬です。触れてれば全員一緒に気...
「ふうん。凄いの?」
キュルケの質問にシエスタはにっこり頷いた
「とんでもないですよ〜」
その言葉にタバサとキュルケも飲み、ひと足先に飲んでたモン...
「やぁ!何これ何これ?私こんなに気持ち良いの?」
タバサも飲み干した途端にがちりと抱き締め、才人がベッドに...
「…今すぐ」
キュルケは二人の豹変にびっくりし、才人に近寄って触れた途...
「ひぃ!?」
後はそのまま肌を触れさせる為にモンモランシーと阿吽の呼吸...
そのまま才人は引き摺りながらもベッドに到達すると、すかさ...
「皆大丈夫ですよ。逸るのも解りますけど、才人さんに誰に入...
シエスタの言葉に名残惜しそうにキュルケが離れて、無理矢理...
「ダーリン早くね」
才人が4人に手を触れ、全員が才人の興奮を感じて一気に濡れ...
そして才人の一番快楽の感じるものが尻に触れると全員が思わ...
余りの感覚に、全員が快楽に耐えられず震えている
「今まで……一番キツイ。やぁ!?何これぇ!?出ちゃう出ちゃう出...
シエスタの悲鳴に射精が重なり。全員が同時に果てる
そう、タバサの中にだ
タバサは何も言えずに才人の射精が最高の位置で出来る様に、...
才人が抜くとすかさずシエスタに挿入し、4人がまた違う感覚...
「タバサも凄かったけど、シエスタも凄いぃ」
キュルケが長い髪を振り乱して腰を無意識に振っていて、モン...
才人の腰の動きに完全に合わせて動くシエスタのうねりに全員...
「いっいっいぃ!?」
余りの快楽に歯をガチガチ鳴らして、キュルケが涙を垂らして...
そんなキュルケの蜜壷に快楽の元が合わさり、キュルケは身体...
貫かれた途端、その見事な肢体は才人の射精をさせるべく、本...
「ダーリン何これ?あ……ああぁぁぁ!?」
貫かれる普段の快楽に、上乗せされた男の快楽に身体が動いて...
才人が華奢な彼女達を纏めて両腕で抱える為に、キュルケに被...
「キュルケ、凄いだろ?」
才人の言葉にキュルケ自身がガクガクと頷くだけで、全員声す...
そのまま才人が軽く動かすのをキュルケが抵抗して、常に奥に...
「キュルケ、動いちゃ駄目な。ちゃんと一番奥に出すから」「…...
才人がそのまま腰を上手く突き入れて、宣言通り奥に固定して...
そのまま才人が射精が終わって力が抜けた息子に力を取り戻す...
「ひぃ!ひぃ!ダ、ダーリン、もう無理!無理ぃ!お願い休ま...
「ひい゛!?お願いぃ!私イキ過ぎて駄目ぇ!!」
タバサは痙攣を繰り返してるだけで目は虚ろ、シエスタはちょ...
そして才人が復活すると、にゅぽんと音を立てて抜いて、モン...
「え?あ?やだ?何々?何で持ち上げるの?」
欲求が伝わるので、尻を才人に合わせる為に暴れるモンモラン...
新品のネグリジェは、才人に匂いをたっぷり付けて貰う為に着...
才人はそのまま運んでタバサとキュルケの間にモンモランシー...
「あ……ああ゛ぁ〜〜〜〜!!」
モンモランシーの上半身から力が抜け、くたりとしながら結合...
「皆違って、皆良いだろ?」
シエスタが強く頷いて言葉にならない声を上げ、キュルケやタ...
「モンモンは中の吸い付き堪らないから……今日は更に強力」
才人がそのまま軽く動かしながら腰を合わせると、モンモラン...
「さいと、すご……さいとがいいの?わたしがいいの?どっちぃ...
「……モンモンが凄い…シエスタが良い。タバサが堪らない。キュ...
モンモランシーの問いに才人が息を荒くしながら言って、離れ...
呼吸が戻るとキュルケとシエスタが才人の頭を両脇から豊かな...
才人の弱点を完全に把握したモンモランシーの刺激に堪らず、...
そして才人を胸に抱いた二人は、完全に蕩けていた
「ダーリン好き、大好き!一番好き!だからダーリン、もっと...
キュルケのお願いは、少女としての真摯なお願い
シエスタはそういうのはどうでも良いいのか、ひたすら才人に...
才人は胸に埋まって返事が出来ない
二人の胸を舌で絡めとるのに忙しいのだ
「ふぁっ!あっあっあっあぁ!?」
褐色の肌でありながら綺麗なピンク色の乳首を才人にシエスタ...
「あ……う……」
モンモランシーはそのまま射精が終わるとすかさず動かし始める
「あぃ……さいとの……やる」
モンモランシーもアンリエッタ程ではないが、本能の訴えに応...
才人の上で腰をぐねぐね動かして痙攣を繰り返し、皆が才人が...
「モンモランシー、お願いぃ!て、手加減」
キュルケがひいひい言って嘆願するが、モンモランシーの反応...
「……ふぇ?さいとがだしたいって言ってるから出すの。キュル...
そう言って、腰を止めないモンモランシー
才人の上で艶かしく動いてまた射精した刺激を虚ろな目で味わ...
タバサは既に朦朧と為すままだ
「タバサ、あなたがさいとと繋がって寝る。みんなきもちいい...
そう言って無抵抗のタバサがビクビクしているのを跨がらせて...
「…はっ……あっ!?」
タバサにはサイズオーバーな才人の逸物が根本迄がっつりと入...
「…や…やめて」
「だめ、痛い?」
ぶんぶん首を振るタバサ。何度も愛されてる内に、身体は才人...
「きもちよすぎ?」
モンモランシーに後ろから耳に囁かれたタバサが頷いて、モン...
「なら、おかしくなろぉ。さいとのものだとからだにきざんぢ...
そう言って、モンモランシーがタバサに被さって本人の意思を...
「……はっ……ひぃ!?」
才人の絶頂に加えて、自分の絶頂が滅茶苦茶に昇らせられ、し...
才人の射精に震え、自分の絶頂に震え、逞しい自分男に寄り掛...
「……気持ち良くて…良いの?」
涙を流しながら誰にともなく聞くタバサ
「いいの。みんなでしあわせになるの。なかまはずれなし。わ...
モンモランシーの言葉にタバサは頷いた
「…うん」
* * *
翌朝、艦長室で一番最初にタバサは起き、昨日の恥態を思い出...
後ろからモンモランシーが被さってる為に、身動きは取れない
『…本当に良いのかな?』
ハルケギニアの慣習越えて無いかな?っと自分で疑問に思いつ...
きっちり繋がったままで、愛されれば愛される程溺れて行く自...
彼に全部預けて良いのか?
正直解らない
彼は守ってくれると言った。約束は守られてる?
今の所完璧
私を手中に収める事は、ガリアの政変に嫌が応にも関与せざる...
「…狡い女」
そう、私は彼に溺れて助けて貰いたがっている
自分だけじゃ余りに辛いから、彼を問答無用の所迄引き摺り込...
「…汚い女」
こんな薄汚い私に、友達は一緒に幸せになろうって言ってくれた
私は友達の資格が無い
私はどうしたら良いのだろう?
キュルケは微笑んで全部包み込んでくれたけど、モンモランシ...
涙を一筋流して、自分の運命に引き摺り込もうとしている男を...
大体こいつが全部悪い
なまじっか頼りになるから!誰よりも強いから!貴族の誰より...
…ちょっと、八つ当たりになってしまった
そんなこんなで自分の中が勝手に彼の物を吸い込み、射精させ...
「ミス、おはようございます」
川の字で寝てたシエスタがむくりと起き出して、折り重なって...
「…女で狡くない女なんて、一人も居ませんよ、ミス」
ハッとしてシエスタを見る
「私も……ですよ」
誰にも聴こえない様に、耳打ちして囁いてみた
「貴女も?」
シエスタは昏い笑みを浮かべ、頷いた
「私達皆、狡いんですよ、ミス。多分、一番明け透けなのがル...
シエスタはそのまま折り重なって寝てるモンモランシーとタバ...
「だから……良いんですよ、ドロドロで。そんなドロドロも、才...
シエスタの言葉に気付いた
だから彼は最初の頃、逃げ出す仕草が多かったんだと
「もう少しで私達の勝利です。協同戦線、頑張りましょう」
タバサはその言葉に頷いた
女達の、後ろ昏い秘密
彼が傍に居るにも関わらず、彼には言えない数々の話
私達はきっと罪を重ねてる
でも、勝てば全ては許される
だから私達はきっと勝つ
そして全てが結ばれた時、私達は彼の見えない所で舌を出そう
引っ掛かってご愁傷様って
* * *
カトレアはフォンティーヌに向かう馬車の中で、非常にはしゃ...
「ねぇねぇ、私、才人殿にお願いしたいと思いますの。二人は...
ゴーレムの御者が馬車をのんびりと走らせ、カタカタ路面に合...
そんな中で、ダルシニとアミアスに聞いているカトレア
二人は完全にカトレア付きになった為に、常に傍に居て、微笑...
「何をでしょう?お嬢様」
「私を、お嫁さんにして下さいって」
二人はちょっと驚いて聞いてみた
「貴族をお辞めになるのですか?」
「えぇ、そうすればもう、貴族の求婚者に煩わされる事も無く...
「今度は、今までの10倍の求婚者が鈴なりになりますね」
アミアスの返しに固まってしまった
ヒクヒクしてからガクンと頭を垂れるカトレア
「あぅ……良い案だと思ったのですけど」
「根本的に、誰かの膝の上に乗っからないと解決しませんから...
ダルシニの言葉に唸ってしまうカトレア
「……才人殿、今すぐ貴族になって下さらないかしら?」
「イーヴァルディは、貴族に価値を見出だしてないですよ」
そう、アミアスは嘯いて、カトレアはむ〜と唸る
「大体、才人殿が貴族になれば解決致しますのに!」
そう言って両手をぶんぶん振ってカトレアはむきぃって暴れ、...
「頑固ですけど、女性には甘いお方ですし、毎日毎日ベッドで...
毎日ベッドで爛れながらお願いする
その様を想像したカトレアは涎をたらりと垂らしてしまい、ダ...
「…はっ。いけないいけない。私はいつ如何なる時も誰よりも綺...
自意識過剰……とは言えないのが困りものだ
自分の武器には磨きをかける事には余念が無いが、余りに美し...
つまり、磨く部分は主に内面になる
立ったまま、足の指で針を摘まんで移し換える訓練をバストア...
教えて貰ったのは母からだ
「あの、お母様。殿方が悦ぶ方法を教えて下さいませ!」
「あら、貴女もなの?」
「……も?」
聞きに行った時に呆れ顔で見られたのはちょっとショックだが...
「ルイズとエレオノールも聞いて来たのよ。全く、姉妹で一気...
そう言って溜め息を付いてる母
『出遅れてしまいました!』
内心の焦りを押し隠してとにかく頭を下げるカトレアに、溜め...
「殿方を射止めるのは、まぁ難しくない……って言えると思うわ...
先達の有り難い意見であり、カトレアは神妙に拝聴する
「良い?結ばれるのはゴールじゃないの、始まりなのよ。それ...
「…はい」
母の部屋で二人座って真剣な話である
「でね、先ずは出しゃばらない。男を立てる。まぁ、この部分...
「……はい」
素直に頷いて続きを待つ
「常に恥じらいを忘れない。男は恥じらいを忘れた女に興味は...
「はい」
確かにそうだ
一瞬の油断が、別の女に持って行かれてしまう
「そして、常に魅力的な肢体でいなさい。つまり、男を迎え入...
カトレアはきょとんとして聞いてみた
「…出来るんですか?」
「可能です。娼婦の方々とお付き合いした事が無いと、知らな...
「是非、是非!」
カトレアの嘆願に、母は実演してみせた
沢山の豆を用意してみせて、深皿に盛った豆を爪先立ちで立ち...
「最終的には、摘まみ難い針で行います」
「…凄い」
「今からでも全く遅く有りません。真の淑女は身体の内側も殿...
「はい、お母様!」
女の階段は思った以上に大変らしい
ならばやるしかないとカトレアは頑張っていて、もしかすると...
皆が見えない所で地味に頑張っていると知って、カトレアも頑...
そんなカトレアが母に教わった数々の体型維持と体力維持の体...
「あっ、やってるやってる。娼館でもやってる人は多いんです...
「その人達、売れっ子ですか?」
真剣にやりながら聞いてきたカトレアにダルシニが頷いた
「売り上げに影響あるみたいですよ。やって無い所は、やっぱ...
「そうそう。でもライバルには教えないから、あんまり広まら...
「下級貴族の子女では、やってるのをかなり見ましたよ〜」
母は確か下級貴族出だ、カトレアは頷いた
下級貴族の女性は身体一つで殿方に気に入られなければならな...
「アミアスとダルシニはなさらないの?」
カトレアの質問に二人は顔を見合わせて、苦笑してみせ
「あぁ、私達は」「…ねぇ」
カトレアにはちんぷんかんぷんだったが、自分の為に頑張った...
「あの時より、大分身体が締まった気がします」
「あぁ、それは確かに」
「腰回りのサイズ、減りましたもんね」
二人の言葉にカトレアはウシとガッツポーズし、美容に関して...
「何で何の努力も無しで、そんな肢体なのです?」
「体質なんです」「すいません」
二人の言葉にかくんとしてぶちぶち呟いた
「神様って、絶対不公平だ」
「そうですねぇ」「本当に」
心底頷いた二人に、きょとんとするカトレア
良く判らないが、不公平と思う所は有るんだなと思い直し、馬...
「あれ?まだ屋敷の前ですよね?」
ダルシニがそう言って窓から周りを見た瞬間に、顔を険しくする
「杖を」
カトレアが頷き、杖を抜いた
そして二人が馬車から降りて、屋敷への道の途中に展開し、ラ...
「何の真似ですか!こちらの馬車はカトレア=イヴェット=ラ...
メイドの格好に本人達は気弱にも関わらず、約束の為にビビり...
メイド服に隠れた脚はガチガチ震えていた
『こ、怖い、怖い。サンドリオン、カリン。私に勇気を!』
力の限り軍勢を睨み付けていると、一人の男が出て来た
「これは失礼、主人に忠実なメイド殿。部下に手出しはさせん...
そう言って、メイド相手にも関わらず一礼する
「我が花嫁に忠実なメイドに傷を付ける訳にはいかない。申し...
「我が主は貴方に嫁ぐなど決めておりません!素直に帰りなさ...
ダルシニの決然とした返事に、男は嘆かわしい仕草をして見せた
「何というつれない返事だ。僕が10年も恋い焦がれた相手に相...
一際大声で馬車に呼び掛け、思わずカトレアが下車して来て蒼...
「……一体、何の事です?それに貴方はあの時、才人殿に完敗し...
「あぁ、あの時は調子が悪かった。何日も天幕暮らしで食事も...
そう言って嘯くラ=ラメー
「嘘です!使用人迄、全員連れて居たじゃ無いですか!」
カトレアの剣幕に、自分自身の演技の方を優先する男はカトレ...
「その顔も美しい。やはり僕の目に狂いは無い。聞いてくれ。...
思わずカトレアは固まってしまう
「その為には、貴女が必要なのだ、カトレア嬢」
彼も、自らの誇りの元に生きている
だけど、心は彼には響かない
カトレアは悲しい顔で首を振ってしまった
「…私の恋は、貴方には注げません」
「…悲しいかな。でも、貴女を初めて見たのは10年前。僕はその...
カトレアは意思を込めて、自分の前に膝を付いた姿勢を崩さな...
「私は、命が短いからこそ、恋に殉じると決めたのです。貴方...
「あの平民、異国人でしょう?トリステインには殉じませんよ...
「イーヴァルディは、常に去るものと相場は決まっているので...
ぐらぐらと揺れてしまうカトレア
心に去来するのは、不安、不信、いつ死ぬか解らない自分と黒...
杖を思わず振りかざしたが、ラ=ラメー伯は微動だにせず、結...
「彼女をラ=ラメーに連れて行く。総員護衛しろ」
「「「ウィ」」」
返事をした部下達はそのまま馬車を取り囲み、アミアスはカト...
「イーヴァルディは絶対に来ます。必ずです」
ラ=ラメーはその言葉に余裕でいなした
「貴族同士の恋に、平民如きが何が出来る?」
「出来ます。絶対です」
「そこまで言うなら良いだろう、賭けだ。次の虚無の曜日にラ...
そう言って、ラ=ラメー伯は馬車事カトレアを連れて行ってし...
アミアスはカトレアのお付きとして、男達にカトレアを指一本...
ゴーレムの御者がメイジに操作されて踵を返して馬車が走り始...
そのままダルシニはぺたんと座り込んでしまった
「こ、怖かった。どうしよう?あの時反対しておけば……」
そのままよろよろと立ち上がって、屋敷に一人、とぼとぼと歩...
* * *
ページ名: