ゼロの使い魔保管庫
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開始行:
砲煙と血と汗と小便と涙にまみれ、マリコルヌはルーンを唱え...
「おい坊主!戦闘終了だ」
「デル・ウィンデ」
「正気に戻れ!この阿呆が」
バキッと叩かれて、やっと正気に戻るマリコルヌ
「……あっ」
「正気に戻ったか?戦闘終了だ、後始末すんぞ。相方呼んで来...
「あ、はい。先輩、スティックス先輩!」
言われた通り、死体の散乱する甲板を、迎撃ポジションに居た...
其所には、マストに背中を預けてスティックスが座り込んで居た
「良かった先輩。生きてたんですね。僕だけ生き残ったものか...
マリコルヌがそう言ってスティックスの肩に手を置くと、その...
「…先輩?」
スティックスの胸には大穴が空いており、マント迄突き抜けて...
魔法か砲弾かは判断がつかない。余りに損壊が酷いのだ
「スティックス先輩……そんな……」
愕然とする中、ボーイが衛生兵と共に走るのを見掛けて声を掛...
「ええと、ジュリアンだったっけ?士官候補生のアラン先輩と...
黒髪の少年は立ち止まり、マリコルヌを見て驚愕に目を見開いた
「候補生の皆さん、てっきり全滅したのかと……」
「…どういう事だ?」
「貴方を除いて、全員の戦死を確認しました。僕達ボーイも2/3...
「ボーイ、何してんだ早く来い」
「はい、すいません、今行きます!今は生き残りの治療を優先...
そう言ってジュリアンは衛生兵の手伝いに行き、マリコルヌは...
ぽつんと暫し立って居たマリコルヌは、そのままガクンと膝が...
「そんな……封鎖戦も皆で突破出来てたじゃないか!僕達なら生...
そんな絶叫も、撃沈された味方が多数の空域では、虚しく響い...
双方の激突の結果、アルビオン艦隊は76門艦5隻と竜騎士隊5...
トリステイン=ゲルマニア同盟艦隊は駆逐艦4隻、戦列艦25隻...
人的な損失は双方共に一万を越え、お互いに作戦目的を完遂し...
* * *
才人達は、戦列艦の会敵の報の前には出撃していた
零戦の護衛に付くのは第一竜騎士中隊。別名雛鳥隊である
元々訓練中の竜騎士を壊滅と共に繰り上げた為にそう呼称され...
才人と共に全員に魔法通信機が渡され、全員が未熟な魔法技術...
「こちらゼロ。応答願う」
〈雛鳥1、良く聞こえてる〉〈雛鳥2、感度良好〉
次々に空中で返事が来て、才人は頷いた
「此方は全員対空誘導弾だ。使い方考えないと味方に当たるぞ...
〈じゃあ、開発者の才人が指示をしてくれよ。僕達より詳しい...
「…それもそうだな。ゼロがタイミングを指示する」〈了解〉
才人を誘導すべく竜騎士達が先頭に立って飛んでいて、デルフ...
「相棒、お客さんだ」〈雛鳥10、敵竜騎士発見!右前方上方だ...
「右翼竜騎士。距離500切ったら発射」
〈了解〉
才人の言葉に竜騎士が返事をすると同時に、デルフが更に報告...
「相棒、周り込まれちまったみたいだねぇ。後方に20だ」
才人が振り返ると、確かに竜騎士の部隊が飛んで居た
「参ったねどうも。後ろはゼロが始末する。竜騎士の発射と同...
〈了解……発射!〉
竜騎士のラックから蛇君が次々に飛ぶのを見ると、才人は急旋...
誤爆防止の識別範囲から離れた時には、相対速度差で敵竜騎士...
一旦竜騎士達が速度を落として才人の合流を待つ中、才人が合...
新しく来た竜騎士達が怯み、接近を躊躇した様だ
「逃げてくれると楽なんだがねぇ」
才人はそんな事を言いながら、後ろを振り返ると、ルイズは詠...
今は雑音を聴かせるべきじゃないと判断し、才人はまた前方に...
〈ちょっとちょっと、どういう事だ?あれだけ居るのに撤退し...
〈本当だ、何なんだよ?あれ?ハルケギニア最強部隊じゃない...
才人もいぶかしむが、逃げてくれるなら有り難い
「強力な火力見て、今は攻撃止めたんじゃないか?」
〈あ〜、そうかも〉〈才人見たら撤退しろと命令されてるんじ...
才人は笑おうとして、固まった
ジークと積乱雲見たら撤退して良いと、実際に米軍が命令して...
「あ〜うん、ダータルネスへの道が開いた。警戒しながら行こ...
〈雛鳥1、了解。全員警戒だ〉〈ウィ〉
才人達は空飛ぶ使い魔達に監視される中、あっさりとダータル...
才人達は竜騎士達の航法に誘導を頼んで竜母に着艦し、4番デ...
「陽動成功です。今、ロサイスに敵部隊は居ないと、連絡入り...
「お、やったね。ルイズ、今回は文句無しだってよ」
そう言って振り返ると、ルイズは大魔力を行使した反動で、後...
才人は村雨とデルフを身に付け、そんなルイズを抱え上げると...
「活躍したお姫様はこの通りだ。後は任せる」
「了解だ、艦長」
「この船の艦長じゃねぇよ」
「じゃ、女たらし」
才人は鳩が豆鉄砲を食らった表情をしてしまい
「…あのな」
「合ってるだろ?」
「…言い返せねぇ」
そう言って、苦笑しながら歩き去った
* * *
アンリエッタは政務の傍ら、喪服に身を包み、祈りを捧げる様...
何に対し、誰に祈っているのかは、アンリエッタ本人しか知ら...
聖堂で聖具に向けて祈りを捧げているアンリエッタに対し、マ...
「陛下……政務が少し楽になったのは確かですが、祈りの回数が...
「‥‥マザリーニ、貴方に何が判るのですか?」
「ふむ……私に判るのは、陛下は黒より白が似合うという事です...
「‥白では喪服になりませぬ」
そう言って、祈りを止めないアンリエッタ
放っておくと、政務を全て押し付けられる
それも構わないが、女王として成長を続けるアンリエッタを、...
諌める役割は、そろそろ彼の男に譲りたいと思わないでもない
「総司令部より報告が来ました」
ピクンと反応するアンリエッタ
「アルビオン艦隊精強ナルモ、我、撃チ破ラン。突破に成功し...
「本当ですか?」
バッと振り返り、一気にマザリーニに詰め寄るアンリエッタ
マザリーニは髭をしごいて、頷いたのだ
「間違い有りません」
「私の友達と‥‥」
言おうとして、飲み込んでしまったアンリエッタ
マザリーニは、そんなアンリエッタの揺れる心の理解者だった
「勿論、ゼロ機関所長とミスゼロは非公式ではありますが、戦...
「内容は?」
「作戦内容は極秘ですな。戦役終了迄は、女王相手でも分析が...
「はい」
「ロイヤルソブリン級を撃破出来たのは、間違いなくゼロ機関...
「おぉ‥‥‥」
感極まったアンリエッタが涙を流している
「無事に帰って来ますよ」
「‥はい」
涙を指で拭いながらもアンリエッタが頷き、マザリーニは敢え...
今は、20万の兵力の内、既に1万の正面戦力が喪った事を言う...
顔を知った人間も、知らない人間も、まだまだ死ぬのだ
* * *
キュルケは朝起きてフレイムと繋げると、既に戦場の風景が繰...
フレイムが艦上で無茶苦茶に振り回されてるのだろう
「き、気持ち悪ぅ」
ベッドでウンウン唸るが、フレイムが態勢を立て直して前方を...
思わずそのまま手を振り上げて思い切り叫んでしまうキュルケ
「ヤー!ヤー!イケイケ兄様!イケイケツェルプストー!」
フレイムが振り返った様子から、どうもアッパーデッキに出て...
きっとロープで巨体を結ばれてるのだろう
そして振り返った先は、鉄板で覆われた火薬樽が、ガイドレー...
更にキュルケは喝采を上げた
「きゃっほ〜!!流石ダーリンとツェルプストーの愛の結晶ね!...
* * *
朝食の席で既に上機嫌だったキュルケに、モンモランシーが怪...
その理由が判明したのは、自習時間になってからである
「ちょっとちょっと聞いて聞いて!トリステイン=ゲルマニア...
「え?嘘?」「本当?」
「本当よ、本当。この目でしっかり見たもんね。いやぁ、すん...
「どうやって……あ〜〜使い魔!」
「ビンゴ!!」
そう言って、パチンとウィンクするキュルケ
色気以外も、振り撒く時は振り撒くのだ。少しずつ、キュルケ...
嫌われる部分も有るが、取っ付き易さが大分滲み出ていて、以...
最も、男が居ないせいで、無理に張り合う必要が無くなった部...
「最近ツェルプストーの使い魔見ないと思ったら、軍人に預け...
「そういう事よ。信頼出来る人に預けてあるから安心ね」
そう言ってホクホク顔だ
「ねぇねぇ、戦場はどうだった?」
「人がゴミの様に死んで行くわね。敵も味方も。一山幾らで死...
キュルケが聞かれた事に何気無く答えた瞬間、全員凍り付いた
戦場を既に経験しているキュルケとは違い、大部分の選りすぐ...
そんな世界を知る時は、彼女達は絶対絶命のピンチでしかない
知らない方が幸せなのだ
キュルケは空気がどんよりし始めたのを、才人が良くする様に...
「戦争って、いやぁねぇ、ウンウン」
一人頷くキュルケに、相槌を打ってくれるクラスメイトは、モ...
「あぁもう、ダーリン居ないし、タバサは外出中だし、からか...
「振った話題失敗しただけじゃない」
モンモランシーに突っ込まれて、難しい顔をしてしまった
* * *
終了行:
砲煙と血と汗と小便と涙にまみれ、マリコルヌはルーンを唱え...
「おい坊主!戦闘終了だ」
「デル・ウィンデ」
「正気に戻れ!この阿呆が」
バキッと叩かれて、やっと正気に戻るマリコルヌ
「……あっ」
「正気に戻ったか?戦闘終了だ、後始末すんぞ。相方呼んで来...
「あ、はい。先輩、スティックス先輩!」
言われた通り、死体の散乱する甲板を、迎撃ポジションに居た...
其所には、マストに背中を預けてスティックスが座り込んで居た
「良かった先輩。生きてたんですね。僕だけ生き残ったものか...
マリコルヌがそう言ってスティックスの肩に手を置くと、その...
「…先輩?」
スティックスの胸には大穴が空いており、マント迄突き抜けて...
魔法か砲弾かは判断がつかない。余りに損壊が酷いのだ
「スティックス先輩……そんな……」
愕然とする中、ボーイが衛生兵と共に走るのを見掛けて声を掛...
「ええと、ジュリアンだったっけ?士官候補生のアラン先輩と...
黒髪の少年は立ち止まり、マリコルヌを見て驚愕に目を見開いた
「候補生の皆さん、てっきり全滅したのかと……」
「…どういう事だ?」
「貴方を除いて、全員の戦死を確認しました。僕達ボーイも2/3...
「ボーイ、何してんだ早く来い」
「はい、すいません、今行きます!今は生き残りの治療を優先...
そう言ってジュリアンは衛生兵の手伝いに行き、マリコルヌは...
ぽつんと暫し立って居たマリコルヌは、そのままガクンと膝が...
「そんな……封鎖戦も皆で突破出来てたじゃないか!僕達なら生...
そんな絶叫も、撃沈された味方が多数の空域では、虚しく響い...
双方の激突の結果、アルビオン艦隊は76門艦5隻と竜騎士隊5...
トリステイン=ゲルマニア同盟艦隊は駆逐艦4隻、戦列艦25隻...
人的な損失は双方共に一万を越え、お互いに作戦目的を完遂し...
* * *
才人達は、戦列艦の会敵の報の前には出撃していた
零戦の護衛に付くのは第一竜騎士中隊。別名雛鳥隊である
元々訓練中の竜騎士を壊滅と共に繰り上げた為にそう呼称され...
才人と共に全員に魔法通信機が渡され、全員が未熟な魔法技術...
「こちらゼロ。応答願う」
〈雛鳥1、良く聞こえてる〉〈雛鳥2、感度良好〉
次々に空中で返事が来て、才人は頷いた
「此方は全員対空誘導弾だ。使い方考えないと味方に当たるぞ...
〈じゃあ、開発者の才人が指示をしてくれよ。僕達より詳しい...
「…それもそうだな。ゼロがタイミングを指示する」〈了解〉
才人を誘導すべく竜騎士達が先頭に立って飛んでいて、デルフ...
「相棒、お客さんだ」〈雛鳥10、敵竜騎士発見!右前方上方だ...
「右翼竜騎士。距離500切ったら発射」
〈了解〉
才人の言葉に竜騎士が返事をすると同時に、デルフが更に報告...
「相棒、周り込まれちまったみたいだねぇ。後方に20だ」
才人が振り返ると、確かに竜騎士の部隊が飛んで居た
「参ったねどうも。後ろはゼロが始末する。竜騎士の発射と同...
〈了解……発射!〉
竜騎士のラックから蛇君が次々に飛ぶのを見ると、才人は急旋...
誤爆防止の識別範囲から離れた時には、相対速度差で敵竜騎士...
一旦竜騎士達が速度を落として才人の合流を待つ中、才人が合...
新しく来た竜騎士達が怯み、接近を躊躇した様だ
「逃げてくれると楽なんだがねぇ」
才人はそんな事を言いながら、後ろを振り返ると、ルイズは詠...
今は雑音を聴かせるべきじゃないと判断し、才人はまた前方に...
〈ちょっとちょっと、どういう事だ?あれだけ居るのに撤退し...
〈本当だ、何なんだよ?あれ?ハルケギニア最強部隊じゃない...
才人もいぶかしむが、逃げてくれるなら有り難い
「強力な火力見て、今は攻撃止めたんじゃないか?」
〈あ〜、そうかも〉〈才人見たら撤退しろと命令されてるんじ...
才人は笑おうとして、固まった
ジークと積乱雲見たら撤退して良いと、実際に米軍が命令して...
「あ〜うん、ダータルネスへの道が開いた。警戒しながら行こ...
〈雛鳥1、了解。全員警戒だ〉〈ウィ〉
才人達は空飛ぶ使い魔達に監視される中、あっさりとダータル...
才人達は竜騎士達の航法に誘導を頼んで竜母に着艦し、4番デ...
「陽動成功です。今、ロサイスに敵部隊は居ないと、連絡入り...
「お、やったね。ルイズ、今回は文句無しだってよ」
そう言って振り返ると、ルイズは大魔力を行使した反動で、後...
才人は村雨とデルフを身に付け、そんなルイズを抱え上げると...
「活躍したお姫様はこの通りだ。後は任せる」
「了解だ、艦長」
「この船の艦長じゃねぇよ」
「じゃ、女たらし」
才人は鳩が豆鉄砲を食らった表情をしてしまい
「…あのな」
「合ってるだろ?」
「…言い返せねぇ」
そう言って、苦笑しながら歩き去った
* * *
アンリエッタは政務の傍ら、喪服に身を包み、祈りを捧げる様...
何に対し、誰に祈っているのかは、アンリエッタ本人しか知ら...
聖堂で聖具に向けて祈りを捧げているアンリエッタに対し、マ...
「陛下……政務が少し楽になったのは確かですが、祈りの回数が...
「‥‥マザリーニ、貴方に何が判るのですか?」
「ふむ……私に判るのは、陛下は黒より白が似合うという事です...
「‥白では喪服になりませぬ」
そう言って、祈りを止めないアンリエッタ
放っておくと、政務を全て押し付けられる
それも構わないが、女王として成長を続けるアンリエッタを、...
諌める役割は、そろそろ彼の男に譲りたいと思わないでもない
「総司令部より報告が来ました」
ピクンと反応するアンリエッタ
「アルビオン艦隊精強ナルモ、我、撃チ破ラン。突破に成功し...
「本当ですか?」
バッと振り返り、一気にマザリーニに詰め寄るアンリエッタ
マザリーニは髭をしごいて、頷いたのだ
「間違い有りません」
「私の友達と‥‥」
言おうとして、飲み込んでしまったアンリエッタ
マザリーニは、そんなアンリエッタの揺れる心の理解者だった
「勿論、ゼロ機関所長とミスゼロは非公式ではありますが、戦...
「内容は?」
「作戦内容は極秘ですな。戦役終了迄は、女王相手でも分析が...
「はい」
「ロイヤルソブリン級を撃破出来たのは、間違いなくゼロ機関...
「おぉ‥‥‥」
感極まったアンリエッタが涙を流している
「無事に帰って来ますよ」
「‥はい」
涙を指で拭いながらもアンリエッタが頷き、マザリーニは敢え...
今は、20万の兵力の内、既に1万の正面戦力が喪った事を言う...
顔を知った人間も、知らない人間も、まだまだ死ぬのだ
* * *
キュルケは朝起きてフレイムと繋げると、既に戦場の風景が繰...
フレイムが艦上で無茶苦茶に振り回されてるのだろう
「き、気持ち悪ぅ」
ベッドでウンウン唸るが、フレイムが態勢を立て直して前方を...
思わずそのまま手を振り上げて思い切り叫んでしまうキュルケ
「ヤー!ヤー!イケイケ兄様!イケイケツェルプストー!」
フレイムが振り返った様子から、どうもアッパーデッキに出て...
きっとロープで巨体を結ばれてるのだろう
そして振り返った先は、鉄板で覆われた火薬樽が、ガイドレー...
更にキュルケは喝采を上げた
「きゃっほ〜!!流石ダーリンとツェルプストーの愛の結晶ね!...
* * *
朝食の席で既に上機嫌だったキュルケに、モンモランシーが怪...
その理由が判明したのは、自習時間になってからである
「ちょっとちょっと聞いて聞いて!トリステイン=ゲルマニア...
「え?嘘?」「本当?」
「本当よ、本当。この目でしっかり見たもんね。いやぁ、すん...
「どうやって……あ〜〜使い魔!」
「ビンゴ!!」
そう言って、パチンとウィンクするキュルケ
色気以外も、振り撒く時は振り撒くのだ。少しずつ、キュルケ...
嫌われる部分も有るが、取っ付き易さが大分滲み出ていて、以...
最も、男が居ないせいで、無理に張り合う必要が無くなった部...
「最近ツェルプストーの使い魔見ないと思ったら、軍人に預け...
「そういう事よ。信頼出来る人に預けてあるから安心ね」
そう言ってホクホク顔だ
「ねぇねぇ、戦場はどうだった?」
「人がゴミの様に死んで行くわね。敵も味方も。一山幾らで死...
キュルケが聞かれた事に何気無く答えた瞬間、全員凍り付いた
戦場を既に経験しているキュルケとは違い、大部分の選りすぐ...
そんな世界を知る時は、彼女達は絶対絶命のピンチでしかない
知らない方が幸せなのだ
キュルケは空気がどんよりし始めたのを、才人が良くする様に...
「戦争って、いやぁねぇ、ウンウン」
一人頷くキュルケに、相槌を打ってくれるクラスメイトは、モ...
「あぁもう、ダーリン居ないし、タバサは外出中だし、からか...
「振った話題失敗しただけじゃない」
モンモランシーに突っ込まれて、難しい顔をしてしまった
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