ゼロの使い魔保管庫
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平民の料理人やメイド達は調理場と使用人寮に集められており...
お陰で料理人やメイドからは、被害は殆んど出ずに済んでいる
全員メイジのメンヌヴィル隊の傭兵達相手では、武装してない...
だが、武装している銃士隊やライフルとフライパン片手に奮戦...
フライパンも立派な鈍器である。おまけに、軽い盾になってし...
事実、シエスタはマジックミサイルをフライパンで回避してい...
「あははは、ミスヴァリエールのお陰で命拾いしましたぁ」
本部に補給の為にエレオノールと共に帰還して、シエスタは汗...
倉庫と休憩所が解放されて、倉庫が治療施設、休憩所では動け...
そんな中、応急処置を終えたコルベールが休憩所に入って来た
「戦況は?」「良くない。こちらの戦力は銃士隊が7名、ゼロ機...
アニエスの分析に、コルベールは難しい顔をする
「03式銃のストックはもう無いですな。マスケットライフルで...
「私が一挺持ってる。陛下への献上品を頂いた」
「では、シュヴァリエもスクウェアメイジと同等の戦力と換算...
暫くコルベールが考え込んだが、アニエスは提案を出した
「トリスタニアに、援軍「わはははははははっ!!」アニエスの...
「馬鹿が、俺達が魔法学院だけにターゲットを絞っていると思...
その言葉に、アニエスはおろかコルベールも唖然としてしまう...
「成程、では、ゼロ機関の出番ですな。ミスタバサはいらっし...
コルベールの問いにタバサが進み出た
「オストラントを」コルベールの言葉にタバサが頷いて、一人...
「さて皆さん、2時間です。2時間凌げば勝ちです。やりますよ...
その言葉に、メンヌヴィル隊の男は訝しんだが、誰も捕虜に説...
* * *
コルベール達が一息ついて居た時、メンヌヴィル隊にも一息つ...
メンヌヴィル隊は、魔法学院側が立て籠もったゼロ機関本部を...
「メンヌヴィル隊長、駄目ですわ。何かあの建物、他の建物に...
「籠城するにはうってつけと云う訳か。炎はどうだ?」
「無理っす。隊長の白炎全開で、やっと壊せるか怪しいもんだ」
「…何だ、そのふざけた建物は?」
「知りませんよ。主成分は石灰と砂利で中に鉄棒が入ってて異...
「つまり攻撃は、窓と出入口のみですね。しかも、窓ガラス迄...
「隊長、今、貴族の女が一人、仲間を見捨てて逃げちゃいまし...
「風竜に乗ってます。あっという間に射程外だ」「そうか」
メンヌヴィルは逃した事についてはそう言うに留め、目前の対...
「奴らならどう出る?」「仲間の女共、目の前で犯せば出て来...
そう言う部下にメンヌヴィルは振り向いた
「狙撃される中で、やる度胸の有る奴、居るか?」「…ですよね...
だが、メンヌヴィルは以外にも、自ら進み出た
「俺がやるなら構うまい」そう言って、捕虜の銃士隊員に見え...
* * *
メンヌヴィルが捕虜にした銃士隊の隊員の一人を引きずり校庭...
「聞こえているか、コルベール!お前が出てこないなら、この...
そう言って、メンヌヴィルは、外套に包んでいた女の外套を剥...
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!?」「せいぜい泣き叫べ。助けて貰える...
そう言ったメンヌヴィルは、自身の一物を取り出し、女を操り...
「いぎっ。痛っ。助けて。助けて、隊長。アニエス隊長〜〜〜...
出てきたメンヌヴィルの行為に、激怒したのはアニエスだった
「糞、離せアメリー!」「落ち着いてください!マノン達が戦...
アメリーの制止にも拘らず、アニエスは先程出した自身の命令...
「落ち着くんだ、シュヴァリエ。あれは挑発だ」
「男は皆そう言う!ふざけるな!ただ殺すならともかく、あん...
制止したコルベールだが、アニエスの糾弾に固まってしまった
「離せお前達!私が行く!銃士隊隊長の首なら、奴らも無下に...
「考え直してください!指揮官が一隊員の為に動いたら、全員...
「五月蠅い!私は隊員をあんな目に遭わせないと決めてるんだ...
隊員達はアニエスの言葉に、拘束した腕を思わず緩めてしまう
「馬鹿ですよ…指揮官失格です」「済まない。何、私の後任には...
「…本当に馬鹿」そう言ってアメリーは敬礼し、答える「指揮権...
アニエスが去っていく中、コルベールは一人、立ち尽くしてい...
* * *
「どどどどうしましょ?ミス。私じゃ狙えません」「私でも無...
そう言ったエレオノール達が陣取っていたのは、鐘楼を鳴らす...
どういう場所が良いか、才人の試射に付き合ったエレオノール...
もっとも、才人自身が本職の狙撃手では無い為、ヒットアンド...
「ミラン?あの馬鹿。あんな単純な手に何で乗っかってるのよ...
シエスタにはそう言うしか出来なかった。二人には、アニエス...
「とにかく援護よ。良いわね?」「はい、ミス」
* * *
ザッザッザッザ
アニエスが大地を踏みしめて歩く音が木霊し、メンヌヴィルと...
「隊長。ひっひ、っく。すみ…ません」
「マノンを離してくれ。代わりに私が捕虜になる。近衛たる銃...
「臆病に、引き籠ってるよ」「…そうか。ウル・カーノ」
その言葉に、メンヌヴィルが着火を唱え、マノンの髪が燃え出...
「嫌、やだ、なんで?あ、ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ!?」「おぉ...
マノンの上半身が燃え盛り、断末魔の痙攣の最中、メンヌヴィ...
「な、何を?」「ふぅ、やっぱ、女は焼くのが良い」
上半身が焼け落ちたマノンの死骸からイチモツを抜き出し、メ...
「俺が来いって言ったのは、コルベールだ。お前程度の端女じ...
アニエスは歯軋りと共に失敗を悟る。その時、アニエスに声が...
思わずアニエスが伏せると、丁度頭上をフレイムアローが通過...
それだけで、全ての炎の矢は漏れ出た炎によって叩き落とし、...
キュルケにお返しとばかりに、フレイムアローを放ったのである
キュルケの攻撃力を削ぐ様に、付近になると炸裂し、キュルケ...
声すら出ずに弾き飛ばされて横たわるキュルケ。その時、アニ...
カシ〜〜ン
金属同士の衝突音が鳴り響き、アニエスが至近距離でメンヌヴ...
「…貴様、よくもマノンを」「たかが女一匹に何を騒ぐ?」
メンヌヴィルの方が、膂力は圧倒している。アニエスはあっと...
「今です!」シエスタがそう言って03式銃の引き金を引き、銃...
ダアァン!
だが、ガンダールヴでなく訓練もしていないシエスタの狙撃は...
「鐘楼だ、やれ」「了解」
「隊長を守れ!撃てぇ!」シエスタの狙撃が合図になり、乱戦...
パパパパン
窓から飛び出たマスケット銃の軽快な銃声が木霊し、メイジ達...
アニエスは一旦下がり、キュルケを起こす
「大丈夫か?」「平気って、言いたいとこだけど、ちょっと無...
「下がるぞ、治療しろ」「りょうかい」
肩を貸したキュルケ自身は不貞腐れた返事をしている。ここま...
「ダーリンが居れば」「言うな」
アニエスの制止にキュルケも気付く、アニエスも喉から出かか...
その時、狙撃手を潰すべく、メンヌヴィル隊の隊員三人が、三...
「わわわわ、三方向からなんて、ずるいです!」
慌てて引き金を引くも、全く当たらない
「やだ、来ないで来ないで!」
すっかり涙目なシエスタの耳に、詠唱が詠われた
「イル・アース・デル・ソーン・イス」
詠と共に優雅に杖が流れ、それとは裏腹の凶悪な魔法が炸裂し...
辺りに破砕音が轟いて、鐘楼から石の槍が針鼠の様に突出し、...
シエスタはこんな威力を持つにも関わらず、それでもナンバー3...
「…ミス、そんな魔法有るなら、私なんか銃使わなくても良いじ...
「ストーンパイクみたいなトライアングルスペルを連発したら...
そう言って、エレオノールはシエスタを鐘楼の外にぽいって突...
「わ、わ、わ、何ですかぁ!?」そう言ったシエスタは見てしま...
ストーンパイクで建材を使われた鐘楼が音を立てて崩れ落ちて...
土使いは周りの固体が材料であり、無暗に使うとあちこちに被...
特にエレオノールは、固定化を凌駕して魔力を浸透させる事が...
上空から、ちらりとメンヌヴィルの方を見たエレオノールは、...
* * *
コルベールは、一人メンヌヴィルの下に歩いて対峙した。開け...
トリステインもアルビオンも、二人の争いに介入出来るほどの...
「ようやっと来たか。尻に火が付くのが遅いぞ」「…あの時、お...
その言葉に、メンヌヴィルは喜悦の表情で返答する
「あれは感謝してるぜ、隊長。お陰で、温度を見る事で、目に...
そう言って、コルベールは嘆息する
「私のツケは、払わねばなるまい」「出来るのか?」「やるさ...
メンヌヴィルは笑みを深くする。彼が待ち望んだ本物の炎蛇が...
そして、コルベールの動きが目に見えて変わる。ゆらりと動い...
流石のメンヌヴィルでも対応が後手に回り、コルベールの猛攻...
真正面からブレイドでの斬撃にメンヌヴィルが鉄棍で受け止め...
だが、メンヌヴィルにはこの程度は想定内であり、あっさり杖...
「がっ」
爪先を踏まれたせいで、自ら跳んで逃がす事も出来ずにたたら...
「…ぎ」「ウル・カーノ・スフィア」「!?」
コルベールの追撃にメンヌヴィルは無理やり身体を動かして転...
ボンと音を立てて、今迄寝転がって居た所がフレイムボールで...
「しぶといな、メンヌヴィル」「…」
鼻血と共に、メンヌヴィルの額に冷や汗が垂れる。コルベール...
「メンヌヴィル、前から言ってるだろう?魔法は、決して魔力...
ぎりっと歯軋りするメンヌヴィル
「君が此処まで歪んでしまったのは、教師たる私の責任だ。だ...
「舐めるなコルベール!俺の願いは、お前を焼く事だ!」
「やってみればいい」
メンヌヴィルの望みは叶えられた。そう、コルベールは、魔法...
本来なら、そんな事する必要がないにも関わらず、だ。メンヌ...
「俺にチャンスを与えるとは、老いたなコルベール!以前のお...
既に『炎蛇』の二つ名を持つ男は、炎の蛇を出していた
メンヌヴィルは、さっきの衝突で解った事があった。火力だけ...
「クククク!ハハハハハハハ!! 貴様の炎など、俺の炎で飲み...
事実、メンヌヴィルは白炎の輝く炎で躍りかかる炎蛇の咢に飛...
「杖を失った貴様は終わりだ!」
メンヌヴィルの一撃を右腕を犠牲にしつつ回避したコルベール...
「な…に…?」
右腕を失ったにも関わらず、コルベールは涼しい顔で杖を振い...
「やっぱり、あんたは最高だ。コルベール…た…い…ちょ…う」
最後の呟きは、炎の蛇の腹の中であり、誰にも気付かれない
コルベールは火葬をしながら、死せるメンヌヴィルに呟く
「私が操る炎蛇が一頭だけとは言ってないぞ、メンヌヴィル」
そして、コルベールは他の支援を行おうとして歩きだし、その...
「あ……れ?まだ、動く筈ですが?おかしいな、以前なら…」
コルベールは、白炎の熱量を真正面から浴びた右半身が焼け爛...
既に、痛みも感じていないのだ
* * *
「えっと、ミスタトビ。この様な場合は、私は何をすれば宜し...
「出撃せよと、命令すりゃ良いです。後は任せて下さい」
そう言ったトビの言葉に頷いて、艦橋に立ったカトレアは素直...
「あ、はい。では、オストラント出撃です」
「ウィ、出撃だ。もやい解け、行くぞ」
カトレアの言葉にトビが伝声管に向かって怒鳴り込み、オスト...
タバサは4番デッキに陣取り、すぐに出撃出来る様にしており...
「心配なのは解るが、一人先走っても効果は無い。今は皆と行...
その言葉に、タバサは頷いた
タバサ達が待つ時間はごく短く、直ぐに指示が入る
〈ドラグーン、出撃準備。アッパーデッキに出てくれ〉
「了解」
いち早く動いたのはタバサで、思わずマルセルは苦笑する
「友達か……良いものだな。お前達、少女たちの危機だ。まだ腕...
* * *
エレオノールはシエスタと共に学園内の樹木に居座り、狙撃と...
〈こちらオストラント。学院に砲撃は出来ない。ドラグーンを...
「エレオノール、了解」
そのまま、シエスタを後ろから抱える
「え?ちょっとミス?」「飛ぶわよ。イル・ソラ・フル・ウィ...
がさっと、二人が飛び出すと
「あいつらが狙撃手だ!二人とも殺せ!」
その言葉に、傭兵達からマジックミサイルが飛んで来る
「きゃあ!?当たる〜〜〜〜〜!!」「黙って!気が散る!」
そう言ったエレオノール達を、一瞬の交錯で巨体が浚い、更に...
「ミスタバサ!助かりましたぁ!」
シエスタの声に、タバサは反応しない様に見えたが、シエスタ...
「あんた、確か、範囲魔法使えたわね?」エレオノールは礼も...
「ちょっと、ミスあれ……ミスタコルベールです!」「え?ミス...
シエスタの確認で二人が倒れてるコルベールを見、そこからは...
シルフィードからタバサが飛び降りると、続けてエレオノール...
「ラグース・ウォータル・デル・ウィンデ」
「クリスタル・デル・アース・イング・イーサ・フォーレ!」
………初めは雪の結晶が辺りを舞った。そして、地面が太陽の光を...
結晶化された水晶は不純物により、様々な貴石として出現する
不純物の無いロッククリスタルに始まり、アメジスト、シトリ...
だが、森に閉じ込められた者達には死の森である。人間の作っ...
傭兵達の大半は、足元から串刺しにされ、脳天まで貫かれた。...
「エレオノール=アルベルティーヌ=ル=ブラン=ド=ラ=ブ...
右手で杖を一振りしながら、左手で空中に跳んだ際にずれた眼...
ゼロ機関での日々は、コルベールはおろか、エレオノールの魔...
最初は反発していたが才人の話を理解していくにつれ、非常に...
ゴーレムの様に大質量を扱うエレオノール達土使いなら、魔力...
窓から銃を出して応戦していた銃士隊の隊員が、突然の水晶の...
ゼロドラグーン(ゼロ機関幻獣銃騎兵)の突撃だ。ゼロドラグー...
* * *
コルベールは瀕死の状態で担ぎ込まれ、モンモランシーがゼロ...
モンモランシーや、他の女学生達が懸命に治癒を唱えるが、一...
「済まないが手遅れだ。スクウェアでも治せん」
「パレでも無理か……」そう言ったのは、エレオノールである。...
つまり、数少ない魔法外科医であり、才人の技術偏重姿勢に多...
才人からは、微生物の働きの阻害で、医療は清潔にすることを...
エレオノールにより、より良い義手を誂えて貰い、以前のまま...
数多くの負傷者や致命傷の兵士を見てきた経験は、負傷により...
「そんなこと言わないでよ!先生は、私達を助ける為に!お願...
「君も医者の勉強を始めたみたいだな。なら、解るだろう。重...
その言葉に、モンモランシーがぽたぽた涙を流し始めた
「先生、コルベール先生。ごめんなさい、ごめんなさい。もっ...
ぐしっぐしっと鼻水をすすりながら泣くモンモランシー。傍ら...
「治療は無理だが、最期の言葉位は」そう言ったパレが、消毒...
荒れた呼吸を繰り返していたコルベールの息に平静さが戻り、...
「…私は…?」「悪いが致命傷だ、副所長。遺言の時間しか稼げ...
患部である右半身をベッドに付けない様に横向けに寝かせられ...
「…あぁ、メンヌヴィルに持って行かれてましたか」
そんなコルベールに、敢えてエレオノールは努めて普段と同じ...
「ミスタ、遺言は有りまして?」
そんなエレオノールの様子にクスリと微笑むコルベール
「うん、ミスヴァリエールはそのままで良い」一息付いてから...
はっきりと即答したのは、二人、エレオノールとキュルケで、...
「学生に犠牲者は?」「お前のお陰でゼロだ、コルベール」
つかつかと荒々しく仮眠室に入室して来たのはアニエスで憤懣...
「だが、銃士隊第一分隊は生き残り10名切って事実上の壊滅だ...
ずかずかと踏み込んだアニエスがコルベールの胸ぐらを掴んで...
「貴様がタングルテールを焼いたのか?」
アニエスの問いに、コルベールは頷いた「えぇ、そうです。私...
「先生は瀕死よ」憮然としながらもアニエスは憎しみに満ちた...
「貴様が母を、村の人々を焼いたのか!貴様が!貴様が!」
「…あの時は、疫病と聞かされていた。…だから、私は陛下の杖...
辛いのだろう、暫く開いてから口を開く……彼女の為に。あの村...
「だが、おかしいと気付いたのは小隊の水使いの調査だった。...
コルベールの話に耳を傾けるアニエス。そのまま、コルベール...
「既に全てを焼いていた。私に話さないで独自に命令を受けて...
アニエスはその話に、神妙に聞き入っている
「奴はその後、証拠隠滅で私達全員殺す命令も受けていた。だ...
「元隊員達は、私が」「…そうですか」
コルベールは言葉を紡ぐ
「貴女には私を殺す権利が有る。ですが、もう少し、顔を見せ...
「美しくなりましたね。こんなになるんだったら、手元に置い...
コルベールは、そのままアニエスに呟くとアニエスは頷き、何...
「君達に犠牲が出なくて、本当に良かった。私が居なくなった...
涙ながらに頷く生徒達、そしてコルベールは言ったのだ
「シュヴァリエ、慈悲を」アニエスが頷いて、サーベルを抜き...
享年42、自分の罪に苦しみ抜き、更なる夢を見つつ、叶わぬ事...
『少し残念だけど、悪くは無かった。ヴァルハラから、楽しく...
コルベールなら、きっとこう言うだろう事は、エレオノールに...
後進として恥ずかしくない様に動く事を決意したエレオノール...
「さあ、ミスタに恥ずかしくしない様に!後片付けよ!」
* * *
終了行:
平民の料理人やメイド達は調理場と使用人寮に集められており...
お陰で料理人やメイドからは、被害は殆んど出ずに済んでいる
全員メイジのメンヌヴィル隊の傭兵達相手では、武装してない...
だが、武装している銃士隊やライフルとフライパン片手に奮戦...
フライパンも立派な鈍器である。おまけに、軽い盾になってし...
事実、シエスタはマジックミサイルをフライパンで回避してい...
「あははは、ミスヴァリエールのお陰で命拾いしましたぁ」
本部に補給の為にエレオノールと共に帰還して、シエスタは汗...
倉庫と休憩所が解放されて、倉庫が治療施設、休憩所では動け...
そんな中、応急処置を終えたコルベールが休憩所に入って来た
「戦況は?」「良くない。こちらの戦力は銃士隊が7名、ゼロ機...
アニエスの分析に、コルベールは難しい顔をする
「03式銃のストックはもう無いですな。マスケットライフルで...
「私が一挺持ってる。陛下への献上品を頂いた」
「では、シュヴァリエもスクウェアメイジと同等の戦力と換算...
暫くコルベールが考え込んだが、アニエスは提案を出した
「トリスタニアに、援軍「わはははははははっ!!」アニエスの...
「馬鹿が、俺達が魔法学院だけにターゲットを絞っていると思...
その言葉に、アニエスはおろかコルベールも唖然としてしまう...
「成程、では、ゼロ機関の出番ですな。ミスタバサはいらっし...
コルベールの問いにタバサが進み出た
「オストラントを」コルベールの言葉にタバサが頷いて、一人...
「さて皆さん、2時間です。2時間凌げば勝ちです。やりますよ...
その言葉に、メンヌヴィル隊の男は訝しんだが、誰も捕虜に説...
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コルベール達が一息ついて居た時、メンヌヴィル隊にも一息つ...
メンヌヴィル隊は、魔法学院側が立て籠もったゼロ機関本部を...
「メンヌヴィル隊長、駄目ですわ。何かあの建物、他の建物に...
「籠城するにはうってつけと云う訳か。炎はどうだ?」
「無理っす。隊長の白炎全開で、やっと壊せるか怪しいもんだ」
「…何だ、そのふざけた建物は?」
「知りませんよ。主成分は石灰と砂利で中に鉄棒が入ってて異...
「つまり攻撃は、窓と出入口のみですね。しかも、窓ガラス迄...
「隊長、今、貴族の女が一人、仲間を見捨てて逃げちゃいまし...
「風竜に乗ってます。あっという間に射程外だ」「そうか」
メンヌヴィルは逃した事についてはそう言うに留め、目前の対...
「奴らならどう出る?」「仲間の女共、目の前で犯せば出て来...
そう言う部下にメンヌヴィルは振り向いた
「狙撃される中で、やる度胸の有る奴、居るか?」「…ですよね...
だが、メンヌヴィルは以外にも、自ら進み出た
「俺がやるなら構うまい」そう言って、捕虜の銃士隊員に見え...
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メンヌヴィルが捕虜にした銃士隊の隊員の一人を引きずり校庭...
「聞こえているか、コルベール!お前が出てこないなら、この...
そう言って、メンヌヴィルは、外套に包んでいた女の外套を剥...
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!?」「せいぜい泣き叫べ。助けて貰える...
そう言ったメンヌヴィルは、自身の一物を取り出し、女を操り...
「いぎっ。痛っ。助けて。助けて、隊長。アニエス隊長〜〜〜...
出てきたメンヌヴィルの行為に、激怒したのはアニエスだった
「糞、離せアメリー!」「落ち着いてください!マノン達が戦...
アメリーの制止にも拘らず、アニエスは先程出した自身の命令...
「落ち着くんだ、シュヴァリエ。あれは挑発だ」
「男は皆そう言う!ふざけるな!ただ殺すならともかく、あん...
制止したコルベールだが、アニエスの糾弾に固まってしまった
「離せお前達!私が行く!銃士隊隊長の首なら、奴らも無下に...
「考え直してください!指揮官が一隊員の為に動いたら、全員...
「五月蠅い!私は隊員をあんな目に遭わせないと決めてるんだ...
隊員達はアニエスの言葉に、拘束した腕を思わず緩めてしまう
「馬鹿ですよ…指揮官失格です」「済まない。何、私の後任には...
「…本当に馬鹿」そう言ってアメリーは敬礼し、答える「指揮権...
アニエスが去っていく中、コルベールは一人、立ち尽くしてい...
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「どどどどうしましょ?ミス。私じゃ狙えません」「私でも無...
そう言ったエレオノール達が陣取っていたのは、鐘楼を鳴らす...
どういう場所が良いか、才人の試射に付き合ったエレオノール...
もっとも、才人自身が本職の狙撃手では無い為、ヒットアンド...
「ミラン?あの馬鹿。あんな単純な手に何で乗っかってるのよ...
シエスタにはそう言うしか出来なかった。二人には、アニエス...
「とにかく援護よ。良いわね?」「はい、ミス」
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ザッザッザッザ
アニエスが大地を踏みしめて歩く音が木霊し、メンヌヴィルと...
「隊長。ひっひ、っく。すみ…ません」
「マノンを離してくれ。代わりに私が捕虜になる。近衛たる銃...
「臆病に、引き籠ってるよ」「…そうか。ウル・カーノ」
その言葉に、メンヌヴィルが着火を唱え、マノンの髪が燃え出...
「嫌、やだ、なんで?あ、ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ!?」「おぉ...
マノンの上半身が燃え盛り、断末魔の痙攣の最中、メンヌヴィ...
「な、何を?」「ふぅ、やっぱ、女は焼くのが良い」
上半身が焼け落ちたマノンの死骸からイチモツを抜き出し、メ...
「俺が来いって言ったのは、コルベールだ。お前程度の端女じ...
アニエスは歯軋りと共に失敗を悟る。その時、アニエスに声が...
思わずアニエスが伏せると、丁度頭上をフレイムアローが通過...
それだけで、全ての炎の矢は漏れ出た炎によって叩き落とし、...
キュルケにお返しとばかりに、フレイムアローを放ったのである
キュルケの攻撃力を削ぐ様に、付近になると炸裂し、キュルケ...
声すら出ずに弾き飛ばされて横たわるキュルケ。その時、アニ...
カシ〜〜ン
金属同士の衝突音が鳴り響き、アニエスが至近距離でメンヌヴ...
「…貴様、よくもマノンを」「たかが女一匹に何を騒ぐ?」
メンヌヴィルの方が、膂力は圧倒している。アニエスはあっと...
「今です!」シエスタがそう言って03式銃の引き金を引き、銃...
ダアァン!
だが、ガンダールヴでなく訓練もしていないシエスタの狙撃は...
「鐘楼だ、やれ」「了解」
「隊長を守れ!撃てぇ!」シエスタの狙撃が合図になり、乱戦...
パパパパン
窓から飛び出たマスケット銃の軽快な銃声が木霊し、メイジ達...
アニエスは一旦下がり、キュルケを起こす
「大丈夫か?」「平気って、言いたいとこだけど、ちょっと無...
「下がるぞ、治療しろ」「りょうかい」
肩を貸したキュルケ自身は不貞腐れた返事をしている。ここま...
「ダーリンが居れば」「言うな」
アニエスの制止にキュルケも気付く、アニエスも喉から出かか...
その時、狙撃手を潰すべく、メンヌヴィル隊の隊員三人が、三...
「わわわわ、三方向からなんて、ずるいです!」
慌てて引き金を引くも、全く当たらない
「やだ、来ないで来ないで!」
すっかり涙目なシエスタの耳に、詠唱が詠われた
「イル・アース・デル・ソーン・イス」
詠と共に優雅に杖が流れ、それとは裏腹の凶悪な魔法が炸裂し...
辺りに破砕音が轟いて、鐘楼から石の槍が針鼠の様に突出し、...
シエスタはこんな威力を持つにも関わらず、それでもナンバー3...
「…ミス、そんな魔法有るなら、私なんか銃使わなくても良いじ...
「ストーンパイクみたいなトライアングルスペルを連発したら...
そう言って、エレオノールはシエスタを鐘楼の外にぽいって突...
「わ、わ、わ、何ですかぁ!?」そう言ったシエスタは見てしま...
ストーンパイクで建材を使われた鐘楼が音を立てて崩れ落ちて...
土使いは周りの固体が材料であり、無暗に使うとあちこちに被...
特にエレオノールは、固定化を凌駕して魔力を浸透させる事が...
上空から、ちらりとメンヌヴィルの方を見たエレオノールは、...
* * *
コルベールは、一人メンヌヴィルの下に歩いて対峙した。開け...
トリステインもアルビオンも、二人の争いに介入出来るほどの...
「ようやっと来たか。尻に火が付くのが遅いぞ」「…あの時、お...
その言葉に、メンヌヴィルは喜悦の表情で返答する
「あれは感謝してるぜ、隊長。お陰で、温度を見る事で、目に...
そう言って、コルベールは嘆息する
「私のツケは、払わねばなるまい」「出来るのか?」「やるさ...
メンヌヴィルは笑みを深くする。彼が待ち望んだ本物の炎蛇が...
そして、コルベールの動きが目に見えて変わる。ゆらりと動い...
流石のメンヌヴィルでも対応が後手に回り、コルベールの猛攻...
真正面からブレイドでの斬撃にメンヌヴィルが鉄棍で受け止め...
だが、メンヌヴィルにはこの程度は想定内であり、あっさり杖...
「がっ」
爪先を踏まれたせいで、自ら跳んで逃がす事も出来ずにたたら...
「…ぎ」「ウル・カーノ・スフィア」「!?」
コルベールの追撃にメンヌヴィルは無理やり身体を動かして転...
ボンと音を立てて、今迄寝転がって居た所がフレイムボールで...
「しぶといな、メンヌヴィル」「…」
鼻血と共に、メンヌヴィルの額に冷や汗が垂れる。コルベール...
「メンヌヴィル、前から言ってるだろう?魔法は、決して魔力...
ぎりっと歯軋りするメンヌヴィル
「君が此処まで歪んでしまったのは、教師たる私の責任だ。だ...
「舐めるなコルベール!俺の願いは、お前を焼く事だ!」
「やってみればいい」
メンヌヴィルの望みは叶えられた。そう、コルベールは、魔法...
本来なら、そんな事する必要がないにも関わらず、だ。メンヌ...
「俺にチャンスを与えるとは、老いたなコルベール!以前のお...
既に『炎蛇』の二つ名を持つ男は、炎の蛇を出していた
メンヌヴィルは、さっきの衝突で解った事があった。火力だけ...
「クククク!ハハハハハハハ!! 貴様の炎など、俺の炎で飲み...
事実、メンヌヴィルは白炎の輝く炎で躍りかかる炎蛇の咢に飛...
「杖を失った貴様は終わりだ!」
メンヌヴィルの一撃を右腕を犠牲にしつつ回避したコルベール...
「な…に…?」
右腕を失ったにも関わらず、コルベールは涼しい顔で杖を振い...
「やっぱり、あんたは最高だ。コルベール…た…い…ちょ…う」
最後の呟きは、炎の蛇の腹の中であり、誰にも気付かれない
コルベールは火葬をしながら、死せるメンヌヴィルに呟く
「私が操る炎蛇が一頭だけとは言ってないぞ、メンヌヴィル」
そして、コルベールは他の支援を行おうとして歩きだし、その...
「あ……れ?まだ、動く筈ですが?おかしいな、以前なら…」
コルベールは、白炎の熱量を真正面から浴びた右半身が焼け爛...
既に、痛みも感じていないのだ
* * *
「えっと、ミスタトビ。この様な場合は、私は何をすれば宜し...
「出撃せよと、命令すりゃ良いです。後は任せて下さい」
そう言ったトビの言葉に頷いて、艦橋に立ったカトレアは素直...
「あ、はい。では、オストラント出撃です」
「ウィ、出撃だ。もやい解け、行くぞ」
カトレアの言葉にトビが伝声管に向かって怒鳴り込み、オスト...
タバサは4番デッキに陣取り、すぐに出撃出来る様にしており...
「心配なのは解るが、一人先走っても効果は無い。今は皆と行...
その言葉に、タバサは頷いた
タバサ達が待つ時間はごく短く、直ぐに指示が入る
〈ドラグーン、出撃準備。アッパーデッキに出てくれ〉
「了解」
いち早く動いたのはタバサで、思わずマルセルは苦笑する
「友達か……良いものだな。お前達、少女たちの危機だ。まだ腕...
* * *
エレオノールはシエスタと共に学園内の樹木に居座り、狙撃と...
〈こちらオストラント。学院に砲撃は出来ない。ドラグーンを...
「エレオノール、了解」
そのまま、シエスタを後ろから抱える
「え?ちょっとミス?」「飛ぶわよ。イル・ソラ・フル・ウィ...
がさっと、二人が飛び出すと
「あいつらが狙撃手だ!二人とも殺せ!」
その言葉に、傭兵達からマジックミサイルが飛んで来る
「きゃあ!?当たる〜〜〜〜〜!!」「黙って!気が散る!」
そう言ったエレオノール達を、一瞬の交錯で巨体が浚い、更に...
「ミスタバサ!助かりましたぁ!」
シエスタの声に、タバサは反応しない様に見えたが、シエスタ...
「あんた、確か、範囲魔法使えたわね?」エレオノールは礼も...
「ちょっと、ミスあれ……ミスタコルベールです!」「え?ミス...
シエスタの確認で二人が倒れてるコルベールを見、そこからは...
シルフィードからタバサが飛び降りると、続けてエレオノール...
「ラグース・ウォータル・デル・ウィンデ」
「クリスタル・デル・アース・イング・イーサ・フォーレ!」
………初めは雪の結晶が辺りを舞った。そして、地面が太陽の光を...
結晶化された水晶は不純物により、様々な貴石として出現する
不純物の無いロッククリスタルに始まり、アメジスト、シトリ...
だが、森に閉じ込められた者達には死の森である。人間の作っ...
傭兵達の大半は、足元から串刺しにされ、脳天まで貫かれた。...
「エレオノール=アルベルティーヌ=ル=ブラン=ド=ラ=ブ...
右手で杖を一振りしながら、左手で空中に跳んだ際にずれた眼...
ゼロ機関での日々は、コルベールはおろか、エレオノールの魔...
最初は反発していたが才人の話を理解していくにつれ、非常に...
ゴーレムの様に大質量を扱うエレオノール達土使いなら、魔力...
窓から銃を出して応戦していた銃士隊の隊員が、突然の水晶の...
ゼロドラグーン(ゼロ機関幻獣銃騎兵)の突撃だ。ゼロドラグー...
* * *
コルベールは瀕死の状態で担ぎ込まれ、モンモランシーがゼロ...
モンモランシーや、他の女学生達が懸命に治癒を唱えるが、一...
「済まないが手遅れだ。スクウェアでも治せん」
「パレでも無理か……」そう言ったのは、エレオノールである。...
つまり、数少ない魔法外科医であり、才人の技術偏重姿勢に多...
才人からは、微生物の働きの阻害で、医療は清潔にすることを...
エレオノールにより、より良い義手を誂えて貰い、以前のまま...
数多くの負傷者や致命傷の兵士を見てきた経験は、負傷により...
「そんなこと言わないでよ!先生は、私達を助ける為に!お願...
「君も医者の勉強を始めたみたいだな。なら、解るだろう。重...
その言葉に、モンモランシーがぽたぽた涙を流し始めた
「先生、コルベール先生。ごめんなさい、ごめんなさい。もっ...
ぐしっぐしっと鼻水をすすりながら泣くモンモランシー。傍ら...
「治療は無理だが、最期の言葉位は」そう言ったパレが、消毒...
荒れた呼吸を繰り返していたコルベールの息に平静さが戻り、...
「…私は…?」「悪いが致命傷だ、副所長。遺言の時間しか稼げ...
患部である右半身をベッドに付けない様に横向けに寝かせられ...
「…あぁ、メンヌヴィルに持って行かれてましたか」
そんなコルベールに、敢えてエレオノールは努めて普段と同じ...
「ミスタ、遺言は有りまして?」
そんなエレオノールの様子にクスリと微笑むコルベール
「うん、ミスヴァリエールはそのままで良い」一息付いてから...
はっきりと即答したのは、二人、エレオノールとキュルケで、...
「学生に犠牲者は?」「お前のお陰でゼロだ、コルベール」
つかつかと荒々しく仮眠室に入室して来たのはアニエスで憤懣...
「だが、銃士隊第一分隊は生き残り10名切って事実上の壊滅だ...
ずかずかと踏み込んだアニエスがコルベールの胸ぐらを掴んで...
「貴様がタングルテールを焼いたのか?」
アニエスの問いに、コルベールは頷いた「えぇ、そうです。私...
「先生は瀕死よ」憮然としながらもアニエスは憎しみに満ちた...
「貴様が母を、村の人々を焼いたのか!貴様が!貴様が!」
「…あの時は、疫病と聞かされていた。…だから、私は陛下の杖...
辛いのだろう、暫く開いてから口を開く……彼女の為に。あの村...
「だが、おかしいと気付いたのは小隊の水使いの調査だった。...
コルベールの話に耳を傾けるアニエス。そのまま、コルベール...
「既に全てを焼いていた。私に話さないで独自に命令を受けて...
アニエスはその話に、神妙に聞き入っている
「奴はその後、証拠隠滅で私達全員殺す命令も受けていた。だ...
「元隊員達は、私が」「…そうですか」
コルベールは言葉を紡ぐ
「貴女には私を殺す権利が有る。ですが、もう少し、顔を見せ...
「美しくなりましたね。こんなになるんだったら、手元に置い...
コルベールは、そのままアニエスに呟くとアニエスは頷き、何...
「君達に犠牲が出なくて、本当に良かった。私が居なくなった...
涙ながらに頷く生徒達、そしてコルベールは言ったのだ
「シュヴァリエ、慈悲を」アニエスが頷いて、サーベルを抜き...
享年42、自分の罪に苦しみ抜き、更なる夢を見つつ、叶わぬ事...
『少し残念だけど、悪くは無かった。ヴァルハラから、楽しく...
コルベールなら、きっとこう言うだろう事は、エレオノールに...
後進として恥ずかしくない様に動く事を決意したエレオノール...
「さあ、ミスタに恥ずかしくしない様に!後片付けよ!」
* * *
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