ゼロの使い魔保管庫
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
書斎にて、ヴァリエール公が到着した書類を読んでいると、扉...
「あなた」「…」
酒を片手に読んでいる。その姿に妻はピンと来た
「戦場からですか?」「まあな。あちこちに忍ばせておいたが…...
そう言ってヴァリエール公は書類を投げ出し、椅子に深く座る
「ルイズは大丈夫でしょうか?」「お前の初陣年齢と変わらん...
カリーヌは目を見張る「虚無?あの伝説の?」「あぁ。奴のル...
そう言って肩をわざとらしく揉んで見せる。そう、以前のヴァ...
「では、ルイズは?」「伝説の虚無、と言う事だ。ルイズには...
夫の言い分に妻はクスリとする。この夫がそんなキツイお仕置...
「ま、あなたはそんな事出来はしませんもの」「馬鹿を言うな...
「嘘吐きですね。だって、あなたが女のコに手を上げられない...
思わず詰まってしまうヴァリエール公。カリーヌは夫の鼻に指...
「嘘を吐いたらお仕置きですのよね?」「…そうだな…」
「では、嘘吐きちゃんには、オシオキです」そう言いながら、...
「あらあら、サンドリオン君は、オシオキされたいのかなぁ?...
「サンドリオン君たら、オシオキされたがってますねぇ。悪い...
「サンドリオン君たら、オシオキで元気になるなんて、本当に...
「んっふっふっふっふ」楽しそうに夫に乗り上げ、スカートを...
笑顔のまま繋がり、妻の方から腰をうねらせ、夫は快楽に顔を...
「おっ、手加減」「オシオキなんですから、駄・目・で・す」
悪戯っぽく妻が笑い、堪らない夫が尻を掴んで自分に引き寄せ...
「うおっ」
夫の痙攣に気を良くし、耳元に唇を寄せて囁いた
「あらあら、サンドリオン君ったら、我慢が出来ない悪い子で...
夫が見た妻の顔は妖しく笑っている、夫は覚悟を決めて妻を抱...
* * *
「……」
報告書片手に沈思している中年の男は、暫くすると溜息を吐いた
「…ふん。まぁ、ここいらが限界か?」
議場には、ヒンデンブルグ中央伯、リューネブルグ公爵、現ブ...
「今回貴卿らを呼んだのは他でもない。対アルビオン戦に於け...
皇帝とて、全てを中央政府の施策のみで運営出来るほど、ゲル...
「では、全員手元の資料は読んだな?軍からは?」
言われて、元帥のモルトケが立ち上がった。モルトケは平民で...
「は。では報告です。既に配った資料に有る通り、補給と、援...
「全くだ。やるなら勝て」発言したのは、リューネブルク公だ
「では、逆に聞こう。全軍投入して勝てたか?」「無理ですね」
あっさり、肩を竦めて認めるモルトケ。更に主張し始めた
「だからこその、積年の敵たるトリステインとの軍事同盟では...
閣僚から首肯され、我が意を得たりと更に主張しようとした所...
「ツェルプストー伯」指名されて立ち上がり、モルトケの代わ...
「軍総司令の意見は尤もだ。但し、アルビオンにのみ対抗する…...
議場を見渡し、注目している者、欠伸を噛み殺す者も居る中、...
「矢面に立ってるのはトリステインだ。この点に付いて、総司...
問いに軽く頷くモルトケ。ツェルプストー伯は言葉を重ねる
「では、今回の出兵で、被害を主に負っているのはトリステイ...
ツェルプストー伯の言葉にモルトケが首肯する
「あくまで軍人の本分から外れぬ様にしているのは、尊敬に値...
ツェルプストー伯がアルブレヒトに視線を向け、大きく頷いた
「ここからは儂が言おう。ツェルプストー伯、下がってくれ」
言われてツェルプストー伯が下がり、アルブレヒトが発言台に...
「諸卿も、積年に渡る敵国であるトリステインとの同盟に反対...
「トリステインは小国でありながら中々に厄介な国だと云うの...
一息ついて、更に繋げる
「始祖ブリミルの虚無の血統。この導入はゲルマニアの正統性...
そう言って肩を竦め、更に繋ぐ
「で、同盟の使い途を儂なりに考えてみた。なかなかしぶとい...
トリステインを気に入らない多数派の貴族達が、眼を爛々と輝...
「分ったか、諸卿。トリステインに多少の便宜を図りつつ、肝...
ゲルマニアがトリステインに対する侵略を止めないのは、ガリ...
結果、歴戦で能力の高い者しか生き残れず、ヴァリエールとツ...
「仮に奴らが上手く立ち回って想像以上の強国になるなら、同...
トリステイン強硬派たるリューネブルグ公とヒンデンブルグ伯...
そもそも皇位継承戦役の発端は、トリステインに対する外交姿...
この件は、また内戦に繋がりかねない微妙な問題なので、封建...
「決を採る。現在の外交政策に反対の者は起立してくれ」
アルブレヒトの声に、起立する者は居なかった。巧い手である...
「全会一致を得られた様だ。モルトケ、軍の損耗はゲルマニア...
こう言われてしまっては、モルトケは踵を揃えて敬礼するしか...
そもそも、軍は勝つのが目的ではない。政略を完遂する為の手...
軍の辛い所である。部下を外交の道具に使われるのを内心苦々...
* * *
才人が目を覚ますと、また天幕の中だった。魔法ランプが天幕...
「あつつ…どの位寝てた?」「まだ当日の夜だよ。あれから進軍...
「そうか…」
むくりと上体を起こすと、包帯が巻かれているのに気付き、試...
「軍医にさっき来て貰って、治癒掛けて貰ったんだ。学院の治...
それだけ、メイジの使い手が少ない証でもある。流石に病み上...
「ルイズの方は精神力切れで目を回してるから、安静にしてれ...
才人は言いながらルイズを見ると、別の毛布にくるまれて髪の...
「何で簀巻きにしてんだよ?」「風邪ひかせない為だよ〜」
そっぽを向いて嘯くギーシュに才人は苦笑し、ギーシュが毛布...
「んふふ。やっぱり才人は良いなぁ」「そうか?」「うん、安...
言いながら、毛布の中で上着とズボンを脱ぐギーシュ
「歩哨は?」「隊員が交替でやってるよ。僕はメイジと言う理...
言いながら、笑みを浮かべて才人に跨り、重なりながら両手を...
「ね?」軽く言うとキスを重ね、包帯とパンツだけの才人に、...
「ん、ん〜〜〜〜!?」音にならない音が出、ギーシュが才人に...
「…欲しかった。ずっと…欲しかった。ん…」
久し振りの感触は、非常にきつくなっていて、絞り上げる様に...
唇は、熱中したギーシュに塞がれ、更に頭に手を回されて固定...
才人がビクビクすると、一緒にギーシュもビクビクし、お互い...
お互い汗臭い。だが、それが良い。やっと唇を開放したカトリ...
「今夜は離れちゃ駄目。動かなくて良いから、ずっとお願い」
言いながら腰をくねらせつつ才人を締め上げ、才人が頷き、ギ...
* * *
アルビオン近海を雲の下で悠々往く戦列艦隊は、150メイル級の...
識別国旗はガリアであり、ガリアの誇る最新魔法技術で武装し...
「司令、哨戒網には引っかかっていない模様です」
部下の報告に、両用艦隊総司令のクラヴィルは、満足げに頷い...
クラヴィルは、忠実な点に於いて有能で、職業軍人の鑑と言え...
チェスの駒が勝手に動いたら、指し手は非常に困るのだ。ジェ...
両用艦隊の利点は、水空両方に艦隊が運用出来る事であり、海...
その分、乗員は、水空での艦隊運用を習得せねばならない為、...
ゼロ級と同じ悩みが両用艦隊の欠点なのだが、就航がゼロ級よ...
「このまま進むぞ。陛下の用意した舞台に遅れるな」「ウィ」
双眼鏡片手にクラヴィルが言い、部下が寒い潮風の中、敬礼した
* * *
ギーシュ達第二鉄砲中隊は、翌日も制圧任務に繰り出し、着々...
抵抗は有るのだが、散発的で排除は容易であり、ギーシュとニ...
「…この感じ、嫌だね。あの時みたいだ」「ですな。警戒を厳に...
才人は斥候兼突撃手として単騎で突出し、ルイズは本気の才人...
ルイズは、ギーシュ達の嫌な感じが判らず、心配そうに二人を...
一方、才人は自身の前進に中隊の隊員を数名後に置き、一人突...
目標に命中し、断末魔の悲鳴が響く
「ぴぎぃぃぃぃぃぃぃ」
ガンダールヴを消耗する為、ずっと持てない才人は、弓を背中...
「こいつ、オークだが小さいな?」「相棒、オークの子供だ」...
才人が唸っていると、追い着いた隊員が死体に向けて、思い切...
「アルビオンの糞野郎。噂は本当だったのかよ。ここら辺に、...
「オークの巣?」「ああ。絶対潰すべきだ」「場所は?」「悪...
才人は言われて匂いを嗅ぎ、流れて来る方角に向けて走り始め...
「おい待て兄ちゃん!一人は危険だ!」
駆けて行く才人はデルフに向けて言い放つ「デルフ、頼むぜ」...
デルフが警告すると、伏兵に向かって投げナイフを投げて、一...
才人は悪臭の漂う中を駆け、遂に見付けたのだ
少々開けた所にぽつんと天幕が有り、周囲には野営の痕が残っ...
「撤退してるな」「だあね」
才人が一つ残っている天幕に近づくと、中から女の調子外れの...
<きゃはははは><ぴぎ>
才人は、デルフを一旦握り、すぐに離す。そのまま天幕に入る...
女は四つん這いになり、オークの赤子が乳房に吸い付きながら...
女の腹は、妊娠している者が多く、正に繁殖場だ
「何で…一緒に撤収させない?」「所詮オークなんざ使い捨てっ...
才人が顔を顰めていると、デルフが注意を促した
「相棒、左手見てみろ」「…」
才人が見ると、女の一人が股を開いて唸っていて、陰唇が開い...
更に驚くべき事は、オークの赤子は、自力で瞬膜を破ると、ピ...
人間の赤ん坊とは、成長速度が違い過ぎる。更に驚愕の事態が...
産んだ女にオークが寄り、股を開いたままの女に挿入し、女も...
「なん……なんだよ……」「…相棒。オークに犯された女は、オーク...
才人は、手近な交尾してる若いオークの首にデルフを突き立てた
「ぴぎっ」
一声断末魔を上げて倒れるオーク。ビクビクと痙攣しながら男...
「何てことしてくれてんのさ!!私の子供を殺してんじゃないよ...
「君の…子供?」才人は固まってしまう。腹の大きな、オークの...
「おぉ、ゴメンよう坊や。もっと、気持ち良い事したかっただ...
言いながら、顔を寄せて優しく微笑むと、そのまま虫の息のオ...
「ぎぃっ」オークが更に痙攣し、構わずに女が肉を齧り付いて...
「ほうら、坊やは今、このお腹に宿ってるから、今の坊やは、...
慈愛か?狂気か?才人には全く判断がつかない
「…見たか、相棒。だから、オークに犯された女は、オーク事処...
そんなに使っていない状態でデルフを握っていたにも関わらず...
「相棒、全員楽にしてやれや。最低な人間こそが出来る、正に...
才人は無表情に、デルフを鉈の様に振り始めたのだ
どれ位振っていたのだろう?子供や若いオークでは、ルーンす...
殺され方は、子供を庇っている様であり、憎いオークを才人に...
追い着いた第二中隊の兵がやっと天幕の中に入ると、凄惨な屠...
* * *
「ちょっとちょっと、何で入れないのよ?」「あぁ、駄目だ駄...
本隊が追い付いて、ニコラが報告を受けて中に入り、口元に手...
「何でよ?サイトが中に居るんでしょ?通してよ!」「絶対駄...
完全にとうせんぼするニコラに、敢然と食って掛かるルイズだ...
「…」「兄さん、お疲れさんだ」「…」
才人は返事をしない。才人の表情が凍り付いているのを見て、...
「何をやってたの?」「…オークの屠殺。雌雄100匹程」
才人はそう言うのみで、後は何も言わずに歩いて行き、洗浄用...
ルイズは答えを聞いて首を捻る
「ちょっと、オークに牝なんか居たっけ?」「あぁ、兄さんの...
ニコラの返事に更にルイズは首を捻ったが、ギーシュは何を言...
* * *
終了行:
書斎にて、ヴァリエール公が到着した書類を読んでいると、扉...
「あなた」「…」
酒を片手に読んでいる。その姿に妻はピンと来た
「戦場からですか?」「まあな。あちこちに忍ばせておいたが…...
そう言ってヴァリエール公は書類を投げ出し、椅子に深く座る
「ルイズは大丈夫でしょうか?」「お前の初陣年齢と変わらん...
カリーヌは目を見張る「虚無?あの伝説の?」「あぁ。奴のル...
そう言って肩をわざとらしく揉んで見せる。そう、以前のヴァ...
「では、ルイズは?」「伝説の虚無、と言う事だ。ルイズには...
夫の言い分に妻はクスリとする。この夫がそんなキツイお仕置...
「ま、あなたはそんな事出来はしませんもの」「馬鹿を言うな...
「嘘吐きですね。だって、あなたが女のコに手を上げられない...
思わず詰まってしまうヴァリエール公。カリーヌは夫の鼻に指...
「嘘を吐いたらお仕置きですのよね?」「…そうだな…」
「では、嘘吐きちゃんには、オシオキです」そう言いながら、...
「あらあら、サンドリオン君は、オシオキされたいのかなぁ?...
「サンドリオン君たら、オシオキされたがってますねぇ。悪い...
「サンドリオン君たら、オシオキで元気になるなんて、本当に...
「んっふっふっふっふ」楽しそうに夫に乗り上げ、スカートを...
笑顔のまま繋がり、妻の方から腰をうねらせ、夫は快楽に顔を...
「おっ、手加減」「オシオキなんですから、駄・目・で・す」
悪戯っぽく妻が笑い、堪らない夫が尻を掴んで自分に引き寄せ...
「うおっ」
夫の痙攣に気を良くし、耳元に唇を寄せて囁いた
「あらあら、サンドリオン君ったら、我慢が出来ない悪い子で...
夫が見た妻の顔は妖しく笑っている、夫は覚悟を決めて妻を抱...
* * *
「……」
報告書片手に沈思している中年の男は、暫くすると溜息を吐いた
「…ふん。まぁ、ここいらが限界か?」
議場には、ヒンデンブルグ中央伯、リューネブルグ公爵、現ブ...
「今回貴卿らを呼んだのは他でもない。対アルビオン戦に於け...
皇帝とて、全てを中央政府の施策のみで運営出来るほど、ゲル...
「では、全員手元の資料は読んだな?軍からは?」
言われて、元帥のモルトケが立ち上がった。モルトケは平民で...
「は。では報告です。既に配った資料に有る通り、補給と、援...
「全くだ。やるなら勝て」発言したのは、リューネブルク公だ
「では、逆に聞こう。全軍投入して勝てたか?」「無理ですね」
あっさり、肩を竦めて認めるモルトケ。更に主張し始めた
「だからこその、積年の敵たるトリステインとの軍事同盟では...
閣僚から首肯され、我が意を得たりと更に主張しようとした所...
「ツェルプストー伯」指名されて立ち上がり、モルトケの代わ...
「軍総司令の意見は尤もだ。但し、アルビオンにのみ対抗する…...
議場を見渡し、注目している者、欠伸を噛み殺す者も居る中、...
「矢面に立ってるのはトリステインだ。この点に付いて、総司...
問いに軽く頷くモルトケ。ツェルプストー伯は言葉を重ねる
「では、今回の出兵で、被害を主に負っているのはトリステイ...
ツェルプストー伯の言葉にモルトケが首肯する
「あくまで軍人の本分から外れぬ様にしているのは、尊敬に値...
ツェルプストー伯がアルブレヒトに視線を向け、大きく頷いた
「ここからは儂が言おう。ツェルプストー伯、下がってくれ」
言われてツェルプストー伯が下がり、アルブレヒトが発言台に...
「諸卿も、積年に渡る敵国であるトリステインとの同盟に反対...
「トリステインは小国でありながら中々に厄介な国だと云うの...
一息ついて、更に繋げる
「始祖ブリミルの虚無の血統。この導入はゲルマニアの正統性...
そう言って肩を竦め、更に繋ぐ
「で、同盟の使い途を儂なりに考えてみた。なかなかしぶとい...
トリステインを気に入らない多数派の貴族達が、眼を爛々と輝...
「分ったか、諸卿。トリステインに多少の便宜を図りつつ、肝...
ゲルマニアがトリステインに対する侵略を止めないのは、ガリ...
結果、歴戦で能力の高い者しか生き残れず、ヴァリエールとツ...
「仮に奴らが上手く立ち回って想像以上の強国になるなら、同...
トリステイン強硬派たるリューネブルグ公とヒンデンブルグ伯...
そもそも皇位継承戦役の発端は、トリステインに対する外交姿...
この件は、また内戦に繋がりかねない微妙な問題なので、封建...
「決を採る。現在の外交政策に反対の者は起立してくれ」
アルブレヒトの声に、起立する者は居なかった。巧い手である...
「全会一致を得られた様だ。モルトケ、軍の損耗はゲルマニア...
こう言われてしまっては、モルトケは踵を揃えて敬礼するしか...
そもそも、軍は勝つのが目的ではない。政略を完遂する為の手...
軍の辛い所である。部下を外交の道具に使われるのを内心苦々...
* * *
才人が目を覚ますと、また天幕の中だった。魔法ランプが天幕...
「あつつ…どの位寝てた?」「まだ当日の夜だよ。あれから進軍...
「そうか…」
むくりと上体を起こすと、包帯が巻かれているのに気付き、試...
「軍医にさっき来て貰って、治癒掛けて貰ったんだ。学院の治...
それだけ、メイジの使い手が少ない証でもある。流石に病み上...
「ルイズの方は精神力切れで目を回してるから、安静にしてれ...
才人は言いながらルイズを見ると、別の毛布にくるまれて髪の...
「何で簀巻きにしてんだよ?」「風邪ひかせない為だよ〜」
そっぽを向いて嘯くギーシュに才人は苦笑し、ギーシュが毛布...
「んふふ。やっぱり才人は良いなぁ」「そうか?」「うん、安...
言いながら、毛布の中で上着とズボンを脱ぐギーシュ
「歩哨は?」「隊員が交替でやってるよ。僕はメイジと言う理...
言いながら、笑みを浮かべて才人に跨り、重なりながら両手を...
「ね?」軽く言うとキスを重ね、包帯とパンツだけの才人に、...
「ん、ん〜〜〜〜!?」音にならない音が出、ギーシュが才人に...
「…欲しかった。ずっと…欲しかった。ん…」
久し振りの感触は、非常にきつくなっていて、絞り上げる様に...
唇は、熱中したギーシュに塞がれ、更に頭に手を回されて固定...
才人がビクビクすると、一緒にギーシュもビクビクし、お互い...
お互い汗臭い。だが、それが良い。やっと唇を開放したカトリ...
「今夜は離れちゃ駄目。動かなくて良いから、ずっとお願い」
言いながら腰をくねらせつつ才人を締め上げ、才人が頷き、ギ...
* * *
アルビオン近海を雲の下で悠々往く戦列艦隊は、150メイル級の...
識別国旗はガリアであり、ガリアの誇る最新魔法技術で武装し...
「司令、哨戒網には引っかかっていない模様です」
部下の報告に、両用艦隊総司令のクラヴィルは、満足げに頷い...
クラヴィルは、忠実な点に於いて有能で、職業軍人の鑑と言え...
チェスの駒が勝手に動いたら、指し手は非常に困るのだ。ジェ...
両用艦隊の利点は、水空両方に艦隊が運用出来る事であり、海...
その分、乗員は、水空での艦隊運用を習得せねばならない為、...
ゼロ級と同じ悩みが両用艦隊の欠点なのだが、就航がゼロ級よ...
「このまま進むぞ。陛下の用意した舞台に遅れるな」「ウィ」
双眼鏡片手にクラヴィルが言い、部下が寒い潮風の中、敬礼した
* * *
ギーシュ達第二鉄砲中隊は、翌日も制圧任務に繰り出し、着々...
抵抗は有るのだが、散発的で排除は容易であり、ギーシュとニ...
「…この感じ、嫌だね。あの時みたいだ」「ですな。警戒を厳に...
才人は斥候兼突撃手として単騎で突出し、ルイズは本気の才人...
ルイズは、ギーシュ達の嫌な感じが判らず、心配そうに二人を...
一方、才人は自身の前進に中隊の隊員を数名後に置き、一人突...
目標に命中し、断末魔の悲鳴が響く
「ぴぎぃぃぃぃぃぃぃ」
ガンダールヴを消耗する為、ずっと持てない才人は、弓を背中...
「こいつ、オークだが小さいな?」「相棒、オークの子供だ」...
才人が唸っていると、追い着いた隊員が死体に向けて、思い切...
「アルビオンの糞野郎。噂は本当だったのかよ。ここら辺に、...
「オークの巣?」「ああ。絶対潰すべきだ」「場所は?」「悪...
才人は言われて匂いを嗅ぎ、流れて来る方角に向けて走り始め...
「おい待て兄ちゃん!一人は危険だ!」
駆けて行く才人はデルフに向けて言い放つ「デルフ、頼むぜ」...
デルフが警告すると、伏兵に向かって投げナイフを投げて、一...
才人は悪臭の漂う中を駆け、遂に見付けたのだ
少々開けた所にぽつんと天幕が有り、周囲には野営の痕が残っ...
「撤退してるな」「だあね」
才人が一つ残っている天幕に近づくと、中から女の調子外れの...
<きゃはははは><ぴぎ>
才人は、デルフを一旦握り、すぐに離す。そのまま天幕に入る...
女は四つん這いになり、オークの赤子が乳房に吸い付きながら...
女の腹は、妊娠している者が多く、正に繁殖場だ
「何で…一緒に撤収させない?」「所詮オークなんざ使い捨てっ...
才人が顔を顰めていると、デルフが注意を促した
「相棒、左手見てみろ」「…」
才人が見ると、女の一人が股を開いて唸っていて、陰唇が開い...
更に驚くべき事は、オークの赤子は、自力で瞬膜を破ると、ピ...
人間の赤ん坊とは、成長速度が違い過ぎる。更に驚愕の事態が...
産んだ女にオークが寄り、股を開いたままの女に挿入し、女も...
「なん……なんだよ……」「…相棒。オークに犯された女は、オーク...
才人は、手近な交尾してる若いオークの首にデルフを突き立てた
「ぴぎっ」
一声断末魔を上げて倒れるオーク。ビクビクと痙攣しながら男...
「何てことしてくれてんのさ!!私の子供を殺してんじゃないよ...
「君の…子供?」才人は固まってしまう。腹の大きな、オークの...
「おぉ、ゴメンよう坊や。もっと、気持ち良い事したかっただ...
言いながら、顔を寄せて優しく微笑むと、そのまま虫の息のオ...
「ぎぃっ」オークが更に痙攣し、構わずに女が肉を齧り付いて...
「ほうら、坊やは今、このお腹に宿ってるから、今の坊やは、...
慈愛か?狂気か?才人には全く判断がつかない
「…見たか、相棒。だから、オークに犯された女は、オーク事処...
そんなに使っていない状態でデルフを握っていたにも関わらず...
「相棒、全員楽にしてやれや。最低な人間こそが出来る、正に...
才人は無表情に、デルフを鉈の様に振り始めたのだ
どれ位振っていたのだろう?子供や若いオークでは、ルーンす...
殺され方は、子供を庇っている様であり、憎いオークを才人に...
追い着いた第二中隊の兵がやっと天幕の中に入ると、凄惨な屠...
* * *
「ちょっとちょっと、何で入れないのよ?」「あぁ、駄目だ駄...
本隊が追い付いて、ニコラが報告を受けて中に入り、口元に手...
「何でよ?サイトが中に居るんでしょ?通してよ!」「絶対駄...
完全にとうせんぼするニコラに、敢然と食って掛かるルイズだ...
「…」「兄さん、お疲れさんだ」「…」
才人は返事をしない。才人の表情が凍り付いているのを見て、...
「何をやってたの?」「…オークの屠殺。雌雄100匹程」
才人はそう言うのみで、後は何も言わずに歩いて行き、洗浄用...
ルイズは答えを聞いて首を捻る
「ちょっと、オークに牝なんか居たっけ?」「あぁ、兄さんの...
ニコラの返事に更にルイズは首を捻ったが、ギーシュは何を言...
* * *
ページ名: