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162 名前:タバサと落ちてきた勇者1[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 00:18:38 ID:ZGK46RsE 「あれ、タバサ?」 幼さと理知的な印象を同居させた少女が肯く。その手にはタオルを持っている。先程顔に感じたのはこれらしい。 「ここお前の部屋だよな? 何でここにいるんだ俺? 何かあったっけ?」 タバサは一度肯いてから首を横に振る。それは迷惑ではないと言うことだった。 「まあ今度からは放置してくれていいからさ。なんて言うか窓から蹴り落されるも慣れたからさ、ははは」 良いと言われても才人は恐縮した。横たわるベットは勿論タバサのベットであり、少女らしい甘酸っぱい匂いがしている気がする。そこへ地面に落ちたままの格好で寝ているのには気が引ける。 しかし、構わないとタバサは譲らない。タバサからは、自分が納得するまでベットから起こさない、そんな言葉少ない少女らしい無言のオーラめいた物が強く感じられる。 そう言えば意外に頑固らしいからな、とタバサの事を思い出した才人は言う通り、いましばらくお世話になることに決めた。 「じっとしてて」 パーカーを捲られ流石に慌てて止めに入る才人だが、止めるまでもなくタバサの動きはぴたりと止まった。深い青玉の瞳は一点を見据えている。急にどうしたんだろうと視線の先を才人が追うと、自分の脇腹に辿り着く。他の肌とは色が違う傷跡へ。 「……………ごめんなさい」 163 名前:タバサと落ちてきた勇者2[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 00:19:22 ID:ZGK46RsE 愁いに沈む青い瞳に才人は慌ててまくし立てる。 「実際同じ立場になったら俺だって同じことしたかもしれないし、第一あの時はお前を刺すのが単に怖かっただけかもしれない」 才人はスレイプニィルの舞踏会、あの夜を振り返り、考えてみれば剣を刺したくなかったのには平和にどっぷりと浸かって育った故の『刺せなかった』が確実に含まれているのを否定できない。才人は自嘲めいて自分はそんなに大したものじゃないと言う。 タバサは才人の瞳を真っ直ぐに見て力強く否定する。 「そんなことない。あなたは私と同じ立場だった。それに何かの為に何かを儀性にしたくない気持ちは、きっと大切なものだと思う。それは仕方ないって何かを切り捨てない、諦めない勇気かもしれないから」 そう言って笑う才人にしてみれば、母親を人質に取られてなお一人奮戦してきたタバサの方が余程偉いと思える。そんな彼女に手放しで誉められるなど過分すぎであり、茶化すように言わなければ居心地が悪いほどだ。 しかしタバサの真摯な視線は変わらない。揺るがないその瞳、どこまでも青く透き通った湖を覗き込んでいるみたいで才人を圧倒する。神秘的な青玉から作られる顔立ちもまた美しい。綺麗だとは気付いていたが、あらためて見れば、それがはっきりと解る。 そんな少女に肯定的な眼差しを向けられているのだから照れるなと言うのが無理だ。 「ま、まあ、あれだ、どっちも無事だったし結果オーライだな。そもそもお前には何度も助けられてるし、どっちかって言えば借りばかりなのは、こっちなんだからさ」 一向に納得した様子でないタバサ。あの夜には命を捧げるなど言っていたし、もしかして思いつめるタイプなのかと才人は焦り始めた。なにより儚いまでに小柄な少女の沈んだ表情は、それだけで罪悪感を齎らす代物であった。 どうすれば元気になるのか全然分らないけれど、何かしなければと激しい衝動に駆られる才人。頭は一杯一杯になって結局したのはタバサの頭を撫でる事だった。 「ほんと気にするなって、なんかお前を泣かせてる悪者って気分になるから、まああれ、ここは助けると思って気にしないように、な?」 タバサもここまで言われれば内心は別としても折れないわけには行かなかった。寧ろより決意を固めつつも小さく肯いてみせる。 164 名前:タバサと落ちてきた勇者3[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 00:20:01 ID:ZGK46RsE 才人は、ほっと息を吐いた。撫でるのも終わりにしようと思った。そんな時になって漸く手に感じる青い髪の感触へと意識が向いた。 「う〜ん、髪、サラサラだな。スベスベって言うかシルクの手触りで天使の輪っかもバッチリだし」 才人は指を広げてタバサの頭を撫で続けた。タバサの髪の毛は、一本一本が何の抵抗も無く滑り、砂子か水みたいに動かす指の間をすり抜けてしまう。 髪が指を擽られる気持ち良さにはまり、才人は手を幾度も小さな頭の上で往復させる。あまりにも何度も撫でたので、終には頭の上の方で髪が跳ねてしまった。 「あ、ついつい浸ってた、ゴメン」 見ればタバサは首を竦めて上目遣いになっている。不愉快と言うよりも困っている様子であった。それはごく普通の表情だけれども、感情を押し殺すのが常であるタバサが見せると何か特別なものに見える。 才人は、ずっと蕾であった花が初めて咲いているのを目撃した感動めいたものを覚えて、軽く固まってしまった。その隙をつき、まるでお返しとでもばかりにタバサの手が再び才人の傷跡を撫で始める。 「うひゃっ あ、お、うっ だ、だから別に拭いてくれなくてもいいんだって」 小さな指先は、まだそこに傷があるかの様にそっと表面だけを触れて行く。髪の毛と同じく滑らかな指は、才人へと気持ち良いと擽ったいを存分に注ぎ込んだ。 「ちょ、ちょっと待って……う、あっ!?」 背中を這い上がる心地好い寒気に才人は身悶えた。筋肉が緊張すると指の刺激は余計鮮明になり内股でひくひくとしてしまう。薄く浮いた肋骨を指先が辿り、骨の無い凹みを通過してまた骨へ。擽ったい感覚は身体の芯でとぐろを巻き息もできない。 そんな状況だが結構気持ち良いのは間違いない。悶えて熱くなる身体にひんやりとした指は絶妙な感じだった。何だか逃れ難い心地に陥りつつ、ベットの上で才人は百面相となる。 「あ…ぐっ……ふ、ふうっ…はっ!」 才人は顔を真っ赤にし止める言葉も出せず痙攣する。このままでは悶絶して逝ってしまいそう、そんなな処で、タバサの指が唐突に止まった。 165 名前:タバサと落ちてきた勇者4[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 00:20:36 ID:ZGK46RsE 指を静止させたタバサの視線は下の方を向いていた。正確には才人のズボンの一部分で不自然に盛り上がった場所へと固定されている。 そこでは美少女の指先に擽られ―――別の表現をすれば愛撫され―――こそばゆい刺激に股間で息子が元気に充血していたのだ。 「い、いや、これは違う! 別に変な気になってるんじゃなくて、す、少し腫れただけ! 男の子はたまに腫れちゃうのが普通なんだ」 正真正銘の王族であるタバサに不躾過ぎる膨張を見られ、才人はみっともないくらいに狼狽えた。真面目に言っていた事も、タバサがせめてと傷跡を慰めてくれた事も良い部分がぜんぶ台無しになり、才人は顔から火が出そうだった。 才人は懸命に鎮まれと股間に命じるが効果はゼロ、と言うよりもズボンの膨らみは大きくなる一方であった。タバサの視線があるせいで落ち着けない、いや逆に焦燥を煽られてしまい何故だかどんどんと一物が熱くなってしまう。 「そ、そんな、ち、違うの! み、見られて嬉しいって事じゃないんだからね! たまたまなの! ゾクゾクしてなんかいないんだからと、半泣きの才人。せめて有りがちなお姫様っぽい世間知らずさで股間の物体が如何なる状況なのか、タバサが分らないでくれるのを祈るが、さすがに甘かった。 博学なタバサは余裕で事態を理解していた。膨張する生物学的な原理など才人よりも詳しいかもしれない。 「うう、そんなじっくり見ないで、なんでか見られると小さくならないから」 冷徹な観察者のような視線を浴びてるのにますますズボンを膨張させる才人。そのうちに愚息は下着から顔を覗かせてしまい、それをタバサに掴まれて情けなくヘコヘコと謝る始末。かなり格好が悪いが、タバサは真剣な顔で言った。 「私がしてあげる」 166 名前:タバサと落ちてきた勇者5[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 00:21:09 ID:ZGK46RsE 繰り返し聞いても才人には意味が分らなかった。する、とは一体何を指しているのだろう首を傾げたが、青い瞳からの無言の視線がコレと示す場所は掴まれている部分。 才人はタバサの手と自分の股間を何度も見比べて漸く思い至る、小柄な少女の大胆な意図を。そして大慌てで捲し立てる。 「お、お前、まさかこの状況が理解できてないとかじゃないよな? こっちの世界って女の子向けのエロ本無さそうだし、有ってもお前じゃ読まないさそうだし、って事はばあやに教わってないから全く何も知らないで言ってるとかだろ? 腫れてるのは事実なんだけど別に薬とか塗っても治るもんじゃないんだぞ?」 学術書を読み上げるようなタバサに才人はカクカクと肯いた。雪風の二つ名通り、ぜんぜん平静にペ○スなどと言われてかなりショックだったりする。勝手なイメージであるのは承知しているが、ズボンにテントが張られているのを目撃したら、タバサなら真っ赤になって俯いてしまいそうなのに、それが微塵も無いのだから動揺しないのが無理だ。 「あ、ちょっとこら!? しちゃダメって言うか、も、もっと話し合おう! 話せばわかる!」 気が付けば才人は剥き出しにされていた。タバサの細い指が根元を押え、もう片方の指が輪を作るみたいに握られ、それが才人の先端へと被せられると間を置かず下ろされる。 「うひゃあっ!?」 才人が仰け反る。スベスベの指と握られた指の凹凸に摩擦され気持ち良いどころではなかった。カリの段差にタッチが連続すると、ぎゅっと芯が気持ち良く詰まってしまう。根元へ下りたタバサの手は休まず今度は上へと動く。幹の太さになっていた指の輪は、下りよりも強くカリの段差に当たり、才人は腰を震わせ、快感の悲鳴を上げる。 「う、うはがあぁあっ!?」 するとタバサの動きがぴたりと止まる。あどけなさが多分に残る顔には驚きが貼り付き、そして目許は薄紅に色づいている。 アワアワとしていた才人もやっと気付く、タバサとて平静な訳ではないと。十二分に緊張しているのだと分った。 「な、なあ、こんなことするの恥ずかしいんだよな?」 167 名前:タバサと落ちてきた勇者6[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 00:21:48 ID:ZGK46RsE 才人は、ウグッと詰まった。色々と考えればここは流されてしまうべきでない。しかし、サファイアの瞳は今は色々と考えないで欲しいと訴えている気がした。もしかして自分が好きなのかと訊ねられれば、それはそれで何とかなりそうだが、何と言われるのかを怯えているみたいな小さな影に才人は訊ねる言葉が無い。 それに縋るような視線のタバサを見ていると、どうにも邪な衝動が抑えられない。制服に着られているみたいな華奢な肢体の白さを知りたい、そんな気になってしまう。 「あのさ、さっきも言ったけど俺はそんなに偉い人間じゃないから我慢できなくなっちゃうぞ、たぶん。あ、いや、かなりの高確率で、我慢できないで先に進んじまう。だからな」 タバサの上体が傾いたと思ったら、才人は一物を飲み込まれていた。 「うあ、あ!」 タバサの口の中は狭く、濡れ、そしてどこまでも熱かった。頬と唾液と舌、感じられる全ての感覚が一緒くたになって才人を熱く溶かそうとする。小さなタバサが目一杯に口を開いても楽に動く余裕が無かったから、いきなり射精とはならなかっただけで、これまでとは次元の異なった快感であった。 咥えたままでタバサが見上げている。 「あ、ああ、すげー気持ち良いよ、タバサの口。なんか今にも出そうなくらい」 才人の答えに満足するようにタバサは瞳を閉じた。青色の髪がサラサラと揺れ、才人を頬張った唇からトロリと光る肉棒が姿をあらわして行く。才人の先端まで来ると、まるでキスをするように唇を捧げ、また飲み込んで、それをタバサは繰り返す。 時折、歯がぶつかったり、口から溢れる唾液を啜ったり、先っぽを喉に当ててしまい嘔吐いたり、一定のペースには程遠いタバサの口戯はお世辞にも上手いとは言えなかった。 「けど、そのぎこちないのがイイんだな〜。うむむむ、ど、どうにかなりそうだ」 快感と妙な満足感に才人の顔が怪しくニヤける。ちっちゃな口の粘膜は巧みに動かずとも気持ち良いし、たどたどしい方がお姫さまに強要させているみたいな感じでゾクゾクさせる。こんな事には縁遠そうなタバサだけにさせているのが堪らない。 「あ、ちょ、マジで出ちゃう! ヤ、ヤベっす!?」 ニヤけてる場合などではなかった。口粘膜の快感に腰を震わせた才人は忽ち昇りつめ射精する。それも濃く粘った精液で肉棒が一回りも太くなったと思えるほど大量に。 168 名前:タバサと落ちてきた勇者7[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 00:22:26 ID:ZGK46RsE 「んふううっ!?」 ネバネバを上手に嚥下する方など知らぬタバサの口は精液で一杯になり、思わず才人から口を離してしまい、そこへまだたっぷりの精液が直撃する。 「わ、悪い急には止まれないもんでって――――――ぬあっ!?」 感激するところが違うのではないかとも思えたが、白く濁ったネバネバに汚されたタバサは芸術的にときめく様子になっていた。射精に驚きあどけなさを増した顔に黄ばんだ精液、この組み合わせは背徳この上ない魅惑を満載していた。 暫くすると精液は制服にまで滴り、妙な濁り越しにタバサの白い肌を透けさせて来るし、才人の内部では諸々の事情がリセットされ、変なスイッチが完全に入ってしまう。 「しかしタバサがこれほどのドキドキを秘めているとは、この伝説のガンダールヴ、お前の力を完全に見誤っていた。あ、もちろん口でしてくれたの最高だった」 コクンと素直に肯く仕草がどうにも可愛く、才人は悶えながらタバサの躰を抱きしめる。その想像以上に華奢な躰は意外なほどに熱かった。それに細いがしっかりと柔らかさがある。特に胸の膨らみは控え目だけれども正にマシュマロの感触。 他はどんな感じなのだろうか、才人は確かめずにはいられなかった。背中に回した手を下へと滑らせれば服の上からも背中が綺麗なカーブを描いているのが分った。そのさらに下には引き締まったお尻の肉、片方片方が才人の掌におさまってしまう可憐さ。 「お尻もちっちゃいな。すらりとしてるし。でも、弾力は絶妙というか、お尻の割れ目に指を入れて揉むと実にフニフニしているというか、タバサ、どんなふうに感じる?」 214 名前:タバサと落ちてきた勇者8[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:08:53 ID:dRXD1zif 自分だけへと呟くように小さく呼ぶと、タバサは自分の中で凝り固まっている何かの一つがほぐれるのを感じる。それが何かは分らない。でも、ほんのりと心が軽くなり、温かくなる。それは悪くない気分、緊張はあっても恐怖は不思議と無い。 「どうかしたか?」 ともかく今は、サイトのしたいまま、己の心の赴くまま行動しようとタバサは決めた。眼鏡とはだけたシャツだけは付けたままで裸になるのも構わなかった。ただ脱ぐのを手伝われる、と言うか主体になって脱がされるのには羞恥が募ったが。 「じゃ、じゃあ、足を肩幅より広げ気味に膝立ちになってみて」 ベットの上のタバサはどこかのグラビアの1ページを飾る格好をした。腰を若干落した膝立ちで胸を見せるような姿勢で、しかもシャツを羽織っているのでごく初級のポーズだ。 が、サイトは大感激した。眼鏡が、シャツが、一日中愛でていたい白い妖精を作り上げていた。そっとシャツを押し上げる胸の膨らみは白い布地に微妙な陰影を齎らし、座り掛けみたいなお尻は裾から半分ほど覗いてチラリズムの極致。無垢な妖精がちょっとだけイタズラしているみたいな魅惑の光景だ。 「くそっ、こんな逮捕しちゃうぜ! 特にシャツから透けてるサクラんぼが重罪だからな」 タバサには分らなかった。ただ才人がいつも大きな胸には注目していたのは知っている。 「大きい方が好き?」 胸は大きい方が好き、そんなふうに皆が自分のことを思っているのか焦る才人。勘弁して欲しいのでそれを実地で払拭する為、才人はシャツの前を大きくはだけて平均よりも小さい膨らみの先っぽ、桜色の蕾へ吸い付いた。 215 名前:タバサと落ちてきた勇者9[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:09:44 ID:dRXD1zif お尻を撫でられるのよりずっと擽ったい感覚にタバサが声を上げる。自分の指を舐めるのとは訳が違う。胸を吸われているのに背中も脇腹も首筋も膝裏も躰中が羽根で撫でられているみたく感じる。いや、擽ったいと感じているのも違っていた。 「や、あ、や、ん!」 タバサは生まれて初めての声音を使っていた。擽ったっさが躰の内側にも生じたのだ。外側どころか内側まで舐められている感じに驚いてしまう。戦闘で怪我を負ったり普通でない痛みには慣れているが、この未体験の感覚には対処できない。痛み異なり耐えるものではなかったから。 「胸、気持ちいいか?」 言われなくてもタバサは項まで真っ赤にしていた。どうも軽い行為みたいなのに、快感をえてしまうとは自分がエッチなのではないかと思える。それに先程の感覚が快感だと教えられると確かにそうだと思い起こしてしまい何だか躰がムズムズとして戸惑ってしまう。 「そういう顔はメチャ可愛いから隠そうとするの禁止だ。もっとも胸を舐めてこれなんだから、隠そうとしても無理だよ、きっと。ほら今度は反対を舐めて、ついでに舐めてた方は勃った乳首を指でいじる攻撃だ」 タバサの唇が甘い叫びを放つ。快感だと意識すると才人が齎らす刺激は限りなく甘美だった。躰はどんどん熱くなり、自分の体重が無くなり浮き上がるみたいに感じる。 「ちょっと胸がふっくらして来たかな? まあ、唾液でふやけただけかもしれないけど、ミルクみたいな肌の魅力に止まらないんだよ舐めるのがさ」 腋の下を舌でなぶられてタバサは小刻みに震える。普段意識しない部分なのに舐められるだけで躰がゾクゾクするのがタバサには不思議でならない。 才人はいつもの無表情が嘘みたいなタバサの反応が面白く、華奢な白い肢体のそこここを舐めて回る。 216 名前:タバサと落ちてきた勇者10[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:10:34 ID:dRXD1zif 「オ、オロロ〜ン! 良かったよ〜、濡れてるよ〜! 神様、始祖さん、ありがとう〜〜! いや、これでぜんぜん変化なしとかだったら、好きにして!とか言って床に寝転がるところだったよ〜〜〜!」 そんな事もあるのかと新たな知識に納得して首肯するタバサ。勿体なくも才人は気付かない。薄く上品な青い恥毛とスカーレットの秘裂が織り成す鮮やかなコントラスト、そちらに目を奪われているのだから当然だけれども。 「タバサはヨダレたらした事なんかなさそうなのに、下の口はダラダラたらすなんて自分でも信じられないだろ? しかも口よりも小さいのにヨダレはいっぱいで、どっから来てるのか謎だよな」 才人は氷を背中に入れられたみたいに震えた。もうタバサの割れ目を弄らずにはいられなかった。紅を細く塗り、噤んだまま口の中に閉じ込めた唾液を押し出しているみたいな秘裂にキスした。それも両手を後ろに回して小振りなお尻を鷲掴みにし顔を股間に埋めてしまう熱烈過ぎるキス。 「サ、サイト…!」 タバサはひっくり返りそうなくらい躰を反らせて痙攣する。肌を舐め回されてモジモジとした疼きが股座にあったけれど、才人の唇が触れただけで、それが感電したような衝撃となって躰を貫いた。その後を追い掛けて、たまらない恍惚感と浮遊感が襲ってくる。 「ん、フガフガ、タバサの匂い。さっき舐めてた時にはミルクみたいだったのに、こっちだとイチゴのヨーグルトだ。あふれてるのの匂い? それとも舐めてるとこの?」 才人のキスは合わせるだけのキスにとどまらない。股間に密着したまま、これまで以上に吸い、舐め、タバサの構造を探り出す。タバサはイヤイヤと顔を振りたくり青色の髪を乱す。けれど知らずのうちに太股で才人の頭を挟み込んでいた。 217 名前:タバサと落ちてきた勇者11[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:11:07 ID:dRXD1zif 才人はぷっくりと充血した幼襞を舌で掻き分けて、奥から分泌される秘密のネクターを味わった。同時に小さな肢体が刺激に震えるのとタバサの喘ぎがどんどん甘やかになるのを堪能して、舐めるのに終わりがみえない程。 さすが伝説の使い魔なのか、そんな状態が小一時間も続き、タバサは、自分がどうなっかたも分らないまでに翻弄された。ノリでも付けたみたいに糸を引き、才人の口が離れると躰を支えられずに仰向けに倒れてしまった。 「タバサ、すげぇ…」 才人はタバサの白い躰にまたも見惚れた。タバサは、用を足すみたいに両膝を立てた格好で荒い息を吐いている。ぱっくりと開いた股間は唾液と蜜で泥沼状態になり、湯気までのぼらせている。舐めて一層赤くなった割れ目としとどになった青い翳りは、それでもタバサらしい清楚な佇まいを崩さずにいて、才人は完璧に感動してしまう。 「本当にしちゃうぞ?」 才人は横たわるタバサの膝に手をあてがい体重を掛ける。少年のように細い足はM字になって開脚してタバサの股間は全開になる。 そしてズキズキと先っぽを震わせる一物が、タバサの割れ目に密着した。 「あっ サイトが私にさわってる。とっても熱い」 舐め続けられ蕩けてとろけたタバサは、今や仕草のすべてが自然の媚情となっていた。ただでさえ頭の煮えてる才人は最早理性は欠片も無い。蜜の在処を求める本能が命ずるまま華奢なタバサの股間を壊しそうな勢いで下半身を突き出した。 218 名前:タバサと落ちてきた勇者12[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:11:58 ID:dRXD1zif タバサの顔が苦痛に歪む。そんな表情も高ぶった才人には武者震をさせるだけ。 「ちょっと我慢してくれ」 タバサの唇が捲られ才人が徐々に埋没する。途中で先端を押し返す何かがあり、タバサはびくりと緊張する。けれど、糸が切れるような感覚の後、ヌルヌルと才人は進み、その腰がタバサへと密着した。 「うあ は、はいった! で、でも、スゲーきつい。あ、タバサ、平気か?」 純潔の紅を滲ませているのにタバサは憮然として抗議する。この行為が悪いとは認められないと強い意思の光を青色の瞳に宿らせる。 「だ〜か〜ら〜、なんでこう次から次へとハートにズギュンとくる感じになるかな。お前、普段は本の虫なくせに漢心を擽る天才なんて反則だぞ! まさか次はキスするのに邪魔だから眼鏡とっていいとか言うつもりじゃないだろうな?」 壊れた才人は、窮屈なタバサの泥濘で律動を開始した。ポタージュを啜るような粘ついた音が自分の股間で響きタバサは赤面する。 「は、はくっ ん、や、サイト お腹の中で響く」 タバサの躰がゆるくアーチを作る。引き裂かれた痛みは消えないものの胸を吸われたり、舐められたりするのは気持ちが良かった。才人が何度もキスするのも心地好い。タバサの上気した肌は、躰を動かしたのとは質の違う汗でじっとりと濡れる。 「とんでもない摩擦感で芯までヌラヌラされてるみたいだ。ああ、肌もしっとり気持ち良いし、い、いく! で、いったけど興奮しすぎて終わんないぞ!」 219 名前:タバサと落ちてきた勇者13[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:12:30 ID:dRXD1zif 「先っぽの盛り上がりがタバサのお腹で動いてたまらん光景なのに何故に!?」 才人は遮二無二腰を前後させる。快感でますます一物は硬くなるが、段々と射精の糸口を感じ始める。 「くわっ や、やっと、き、来たよ う、うわ、で、でもズキズキがますますで何じゃかまんじゃかスゲーです!?」 才人は息を止め、吐くと同時に仰け反った。反った頂点は当然タバサと繋がった場所、そこでは一本の線の如く精液が噴射されていた。それを知覚できるのはタバサただ一人だった。 「口の時よりも多く出ている」 ひりひりと沁みる感じ、まるで自分が滴らせた蜜を補うみたいに才人の体液が入って来る。それがどうしてか嬉しい。彼は、才人はどんな気分なのか無性に訊きたくなった。でも、自分の中の感触にタバサは気付いた。 「まだ、元気」 才人はまた腰を震わせた。いったばかりの敏感な肉棒をタバサの割れ目が誘うように刺激したのだ。 「お前、ほんとうはエッチさん?」 タバサと居ると一向にゾウゾクが止まらないと才人は思った。 220 名前:タバサと落ちてきた勇者14[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:14:10 ID:dRXD1zif ならば良いだろとタバサはひょこひょこと付いて来る。そこには恋人達が戯れるとか、甘えるとかの要素はあまり見られない。会話も少なく、素気もなく、刷り込みされたヒナの方がもうちょっと愛想が良いだろう。 「はあ〜」 ほんの少し前の行動は、命以上の借りがあるから『した』とかではないか。そう考えると漢としてかなり凹むと、才人はため息を吐いた。訊ねたいけれど、なんだかやっぱり答えが怖い才人はため息を重ねる。 「はあ〜〜、なんだったんだろう。最後の方にはいっちゃったりしたんだけどな〜」 いきなり声をかけられた才人が顔を上げると黒髪のメイドがあられた。と言うか廊下の真ん中をふさいでいた。 「シ、シエシエ」 シエスタは才人の後ろ、少し離れているタバサに一瞥をくれただけで無表情になる。直後それが幻だったように才人へ満面の笑みを浮かべてみせる。それはとても怖かった。 「あ、あの〜シエスタさん?」 専属を強調されて才人の腰が情けなく引ける。それだけの迫力がオーラがメイドにはあった。 221 名前:タバサと落ちてきた勇者15[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 02:15:03 ID:dRXD1zif 才人が訊けなかった質問をシエスタは恋する女の強さを遺憾なく発揮し、あっさりとしてしまう。 「シ、シエスタさん、いくらなんでも不躾ですよ、あのですね」 クワッと大きく言われて縮こまる才人も実際タバサの答えは聞きたかった。メイドとご主人さまが緊張して回答を待つのもあまり気にした様子もなく、タバサは暫く考えてから口を開いた。 「……もっと大切な人」 自分でも今納得したみたくタバサは肯く。そしてスタスタと才人に近付き、その頬に軽く口付ける。 「おやすみなさい」 タバサはくるりと踵を返し、飄々と部屋へ戻って行く。残された二人が呆然とするほど呆気なく。十秒ほど経過してメイドの顔が真っ赤になり、さらに十秒後真っ赤を通り越して蒼白になる。 「サイトさん! なんですか今のは! メイドをなめてませんか? 私、メイドですよメイド、メイドなめていいんですか!!」 廊下を一人歩くタバサの背後から、メイドの怒声とご主人さまの悲鳴が木霊した。 |
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