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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:50:04 (5645d)
トリスティンの賑やかな街中でシルフィードはおつかいに来ていた。 トリスティンからひとっ飛びで来たのはいいのだが、このままの姿ではさすがにお買い物は難しいのだった。 おっかいもの。おっかいもの♪ タバサに書いてもらったお買い物リストに目を通す。 彼女はお買い物リスト握り締め、人だかりのできたお肉屋さんの前に来た。 お肉に目がないシルフィは何が何でも特売お肉をゲットすべく、ぐいぐいと人垣に割り込んでいく。 ”そこのお美しい奥様、いかがですか---お、ありがとうございます〜。残り2キロだ。売り切れちまうよ〜!” 誰かと同時に店のおっちゃんに声をかけてしまったらしい。おっちゃんは彼女を一目みてぎょっとすると、 「ひ、ひどいのね。なんでしるふぃにお肉売ってくれないのね〜!!」 プンスカ怒る彼女にその2キロのお肉をゲットしたメイド服の女の子、シエスタが声をかけた。 その一言に彼女は愕然とした。 きゅぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜 トリスティンの街中で切ない叫びが響き渡った。 〜おしまい〜 |
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