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Last-modified: 2009-05-13 (水) 19:18:25 (5462d)
一応、ルイズ×サイトで。 「使い魔の使い魔」 トリスティン学院。 「えー、錬金というのは―――――――」 サイト「なぁデルフ、俺ってただの平民なのか?やっぱし」 その頃ルイズは・・・。 ガチャ・・・。 ルイズ「サイト、帰ってきたのね!おかえりなさ・・・・・」 ルイズ「・・で?何なの?」 サイト「あれ?キズもついてないな・・」 デルフ「ん?・・・こいつは相棒の使い魔だ、強そうだろう?」 サイト「・・・・は?」 ルイズ「・・・つまんないわね・・・・ほんと・・・」 鞭で叩く。こき使う。鞭で叩く。こき使う・・この永遠のループは確かに人として耐えがたい。 ルイズ「うぅっ・・・ぐすっ、ひっく・・・・うぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・」 絶望が満ち溢れる。 ルイズ「ごめんね・・サイト・・・だから・・帰ってきて・・・・ぅぅぅぅ・・・・」 その頃サイト。 サイト「・・・・・う〜ん・・・ここはどこだ・・・?」 町に買い物(ルイズにプレゼント)に行ったサイトは森で既に9時間を費やしていた・・・ ギーシュ「なぁ聞いたかマリコルヌ、どうやら大会があるらしいぞ」 その頃サイトは・・。 サイト「腹へった・・・あ!そうだ・・キング・・いや、モスでいいや。モスに乗っていけばいいんだ」 ルイズ「・・・サイト・・・・」 結局サイトは帰ってこず、一晩中起きていたルイズにはそろそろ限界だった。 ルイズ「ごめんね・・・サイ・・・ト・・・・」 睡魔に負けたルイズはベッドに倒れこみ、眠りに落ちてしまったのだった。 『トリスティン魔法学院・使い魔バトル大会!』 ギーシュ「ふっふっふ、僕のヴェルダンテなら勝てる!」 出場者は、ギーシュ・タバサ・キュルケ・サイト他多数。 しかし、強いのはこの4人であるのであまり関係ないのだ。 サイトはまだ来ていない。 サイト「あー!帰ってきたー!!!」 シエスタ「あ!サイトさん!こんな所で何してるんですかー?」 シエスタ「サイトさん、早く会場に行きましょうよー、皆待ってますよー?」 そのまま引きずられていったサイトであった。 その後はルイズが気になるも無理やり参加させられ、キングべヒーモスを見せる前に次々と相手が棄権していき、ギーシュまでもが棄権してしまい、決勝戦となった。 もちろん相手は・・・タバサである。 会場はとてつもない盛り上がりである。 サイト「よし、モス。シルフィは強い。気をつけろよ。あと、全力でいいが殺すなよ?」 タバサ「全力でいく。手加減はいらない」 レディー・・・ゴー! シルフィはモスに突っ込んでいく。 モス「グァァァァァ!!!!!」 モスはひるまない。 シルフィ「キャウゥゥゥゥゥ!!!!!!」 モスはシルフィを切り刻む。 しかしシルフィも負けずにモスから逃れる。 シルフィ「キャワァァァ!!!!!」 今度は腕に噛み付く。 モス「グァァァァァ!!!ギャウァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 龍の噛む力は半端じゃなく、腕を噛み千切るように食いつく。 モスはシルフィの頭を殴る。 モス「・・・・・・・ギャゥゥゥゥゥゥ・・・・・・・・・・・」 モスの身体は黒く光る。 そこで・・・ デルフ「おい、相棒!止めさせろ!」 しかし、もう遅い。 モス「・・・・・・『メテオ ストライク』」 モスは小さく口を開けた。 そして・・・ ドッカァァァァァァァァァァーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!! シルフィ「ギャウァァァァァアァァァアアァァァァアッァァァァアァァ!!!!!!!」 シルフィの悲痛が木霊する。 サイト「やめろモス!!!」 モス「・・・・『オーバー ドライヴ』・・・・・」 キュィィィィン!!!!!!!! デルフ「やべぇ!あの龍、殺される!今のはパワーアップ系の・・いや、暴走する魔法だ!」 モス「・・・ギャオォォォォォォォン!!!!!!!!!」 腕を振り上げる・・・そして・・・・ グサッ!!! モス「・・・・・ギャァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 サイト「・・ごめんな・・・・モス・・・・」 バタン。 モスは倒れて、消えていった。 ルイズの部屋。 ―――起きろ、ルイズ――― ルイズ「うっ・・う〜ん・・・・」 ―――だらしねぇぞ、まだ寝てるのかよ――― ルイズ「う・・うっさい・・わねぇ・・・・」 ―――・・ったく、今日のご主人様は元気ねぇなー――― ルイズ「黙っててよ・・・サイト・・・ってサイト!?」 ガバッっとルイズが飛び起きる。 サイト「わっ!びっくりさせんなよ・・・・」 ルイズ「さ、サイト・・・サイトなの・・・?」 サイト「あ、当たり前だろ・・・?」 ルイズ「・・・・よかった・・・・」 サイト「え?え?・・・えぇっと、ルイズ、はいこれ」 小さな箱を渡すサイト。 サイト「開けてみな」 ルイズ「・・・・・わぁ・・・」 中に入っていたのは『ネックレス』だった。桃色の宝石がちりばめられた高級そうなもの。 サイト「シエスタとかに紹介してもらったバイトしててさ・・やっと買えたんだ。俺をこの世界に召喚してくれてありがとう、ルイズ。俺はお前が好きだ。いや、愛してる。だから、この世界にこれて本当によかった・・・ありがとう。そしてこれからもよろしくな、ルイズ」 ルイズは気がつけば泣いていた。いや、涙を流していた・・しかし、それは歓喜に涙。 ルイズ「・・・・・サイトっ!!!」 すかさず抱きつくルイズ。 ルイズ「ゴメンね・・・・本当にゴメンね・・・」 サイト「る、ルイズ・・・?」 ルイズ「嫌われたのかと思った・・・もう会えないって・・・ふぇぇぇぇぇ」 サイト「だ、大丈夫だって!俺はお前だけの使い魔だ!どこにもいかねぇから!」 その時・・・ガチャン!! タバサ「サイトっ!」 タバサはサイトの前にきて、少し泣いていた。 タバサ「こめんね・・・私が勝負するなんて言わなければ・・サイトの使い魔を殺さずに済んだのに・・本当にごめん・・・・サイトぉ・・・」 そして泣きつくようにサイトに抱きついた。 すると・・・ ルイズ「へ、へぇ〜、あんた達、もうそういう関係なワケ?羨ましいわね〜幸せそうで・・」 サイト「ち、違うってルイズ!誤解だ!これはさっき学院の庭で・・・・」 ルイズのダークオーラを消す為にも、言い訳を言い始めるサイト。 ルイズ「へぇ〜、ご主人様のところの前で、まずタバサに会いに行くなんて・・・」 サイト「ちち、違うって!さっきまでタバサと1対1で・・・」 ルイズ「へ、へ、へぇ〜、『1対1』?もうそういう事してるんだ。男女だからってもうしてるんだ。ふふふ、本当によかったわね・・・」 サイト「いいいいいいや、ちちち違う!みんなもいたって!」 ルイズ「へ、へ、へ、へぇ〜、『皆の前で』やってるんだ。そういう事?そういう事なのね? サイト「るるるるるるる、ルイズ・・・・・・・・・・」 ルイズ「・・・こんの・・・エロ犬ぅぅぅーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ドッカァァァァァァーーーーン!!!!!!!! 『完』 おまけ サイト「なぁデルフ」 デルフ「ん?」 サイト「『サモン・サーヴァント』って契約のキスしなきゃダメなんじゃないっけ」 デルフ「あぁ、じゃあ相棒はモスとキスしたかったのかい?」 サイト「・・・んなわけねーだろ・・・」 デルフ「いや、昼寝してた相棒の唇を狙ってたんだぜ?」 サイト「う、うぐぇぇぇ・・・・・・」 デルフ「ウソだけどな(笑」 サイト「・・・溶かすぞ」 今度こそ本当に『完』。 最後に、ルイズ×サイトなのに、ルイズの出番少なくてゴメン!!! |
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