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Last-modified: 2010-10-08 (金) 09:43:21 (4949d)

時間を少し遡る
「追い出されちゃったなぁ、相棒」
「そうだな、デルフ」
「何でぇ、落ち込んで無いのか」
「寮中に響き渡る絶叫聞いて、落ち込んでいられるか」
「何でぇ、今直ぐ戻りたいのか」
「当たり前だ。でもそれじゃ、ルイズの為にならねぇんだよ。俺が甘やかし過ぎた」
「でも、嬢ちゃんにとって、相棒が居ないと、壊れるかもしれねぇなぁ」
「其処まで、ルイズは弱くない」
「嬢ちゃん弱いじゃねぇか」
「…察しろ」
「…信じたいんだな」
「あぁ」
「所でよ、何処向かってんだ?」
「男子寮」
「何でぇ何でぇ。他の娘っ子の部屋行って、子作りしねぇのか」
「お前はちょっと黙れ」
「嫌だねぇ。そうだ、此処で俺っちが大声上げれば、ちっこい嬢ちゃんか香水の嬢ちゃんが、泊めてくれるだろ。其で待望の相棒のガキゲット。よぉし、あ」
カチン
「俺が手で封印したから、もう勝手に出られないぞ、デルフ」
序でに一気に走り、男子寮に行く
「あ、そういや、男子寮来るの初めてだった。適当に聞いて回るか」
コンコン
「誰?」
「才人だよ。ちょっと聞きたい事あって」
アンロックがかかり、扉から出て来るのはギムリ
「ありゃ、ギムリの部屋だったのか」
「才人、一体何の用だよ。こちとら、第5次キュルケ夜這い計画の、真っ最中だっての」
「そりゃ済まん。ギムリの部屋だと知らなかったんだよ。男子寮初めてなもんで」
「そういや使い魔だから、女子寮住まいだったな。羨ましい奴め」
「何もしてないっつの。仮にしてみろ、吊されるわ」
「違いねぇ。で、用って何だ?」
「ギーシュの部屋知らないか?」
「あぁ、もう一階上の一番奥だな。ギーシュに用あんのか?」
「そういう事。ありがとな」
「おぅ。礼はキュルケに顔繋いでくれよ」
「稽古に付き合ってくれるから、結構顔合わせてるじゃないか」
「君かタバサかコルベール先生しか見てないんだよ。僕なんざ、完全にモブ扱いだ」
「そりゃ、俺が言っても駄目な気がするぞ」
「だよなぁ。って訳で、俺は頑張らないとならん」
「おぅ、邪魔したな」
「たまには、稽古抜きで遊ぼうぜ」
「どういう遊びが好きなんだ?」
「酒と覗きと女の話」
「クックックック、ギムリも好きモノだな」
「いやいや、年長者の意見も聞きたいのだよ、先輩」
「おぅ、じゃ今度な」
「あぁ」
パタン
「さてと」
ギーシュの部屋に着き、扉を叩く
コンコン
「お〜い、ギーシュ開けてくれ、才人だよ」
コンコン
「駄目だな相棒。サイレンスかけてやがるから、届いてねぇ」
「じゃあ、どうすっかね?」
「村雨使って、アンロックしてみりゃ良いんじゃね?」
「ああ、成程。アンロック………効かねえ」
「もっと、心を震わせろ」
「成程。ならこうだな」
右手で村雨の柄を握り、左手を握り正面にガッツポーズを作るとルーンの輝きが増す
「俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!砕けっ!必殺っ!……開けゴマ」
「…相棒、其処まで言ったなら、最後迄決めろよ」
「シャイニングフィンガーってやったら、扉壊しちまう。アンロック」
ガチャ
「お、開いた開いた。ギーシュ〜悪い泊めてくれって、……誰?」
其処に居たのは一人の女性
ギーシュと同じ短い金髪、ショーツのみ身に付け、才人と同じ位の長身の身体で、比較的肩幅があるが腰はくびれている。胸はルイズより、申し訳程度有る位
その女性が、ワインを片手に呆然としている
「才人?」
「あ、ギーシュの彼女?悪い、取り込み中だとは知らなくて、じゃ」
ガチャガチャ
「え?あれ?開かない?」
「無駄だよ、才人。今ロックした」
「あれ、その声。まさか」
「そうだよ。僕だよ、ギーシュだ」
「えぇえ〜〜〜〜〜!?」
才人は大声を上げた
「ちょっと待て、ギーシュは男だろ?」
「僕は才人に向かって、男だって言ったかい?」
「…俺に向かっては無いな…でもワルドの時は」
「あれは対外用の挨拶だよ。グラモンと名乗ったろう?」
「あぁ、成程。とにかく服着ろ服」
「此処は僕の部屋だ。僕の部屋で、僕がどんな格好しようとも、僕の自由だ」
「そりゃ、そうだな。でも俺が居るのに」
「そうだ、どうやって部屋に入ったんだい?僕は日課で、必ずロックとサイレンスはするんだけど」
「こうガチャって、捻ったら開いたぞ?偶々ロックし忘れたんじゃ?」
「…何か隠して無いか才人?」
「実は村雨使ってこじった。ほら使い魔の能力使えば楽だったよ」
「…全く、君は無謀な事するんだな。不法侵入じゃないか」
「ギーシュなら良いかなって」
「他の女にしてないだろうね?」
「する訳無いだろ?そもそもギーシュが女だってのも、今初めて知ったんだ。親しい男相手じゃなきゃ、やらねぇよ」
「僕は女だよ、才人」
「そうだ、何で男装してるんだよ?きちんと、女性で受ければ良いじゃないか?」
「そうだね。何時もの如く、きちんと此方を向いて、ワインを交してくれるなら、答えてあげるよ。さっきから此方見ないで、随分失礼じゃないか。僕は、見るに値しないのかい?」
「値するから、向けないんだ」
「僕は才人に隠すモノなんか、一つも無いよ。堂々と見てくれないか?寧ろ、決闘後の続きをお願いしたいんだが?」
「続きって?」
つかつか歩み寄ったギーシュは、才人を無理矢理振り向かせ、口移しでワインを飲ませる
コクンコクン
「ふぅ、だから、此方向いて、ワインを交してくれと言ってるだろう?僕を怒らせたいのか?」
「わ、解った」
才人は観念し、ジャケットを脱ぎ、村雨とデルフを立掛け、ギーシュの対面に座る
「なぁ、ギーシュ」
「何だい才人?」
「一人部屋なのに、椅子が2脚有るのは何でだ?」
「才人と決闘後に増やした」
クイッとグラスを傾け、ギーシュは事もなげに言う
「つまり、此処に連れてくる積もりだったと」
「手間が省けて助かったよ。才人なら、ずっと泊まってくれて構わない」
「はぁ、で、さっきの質問なんだが」
「あぁ、どうして僕が男装してるのかだっけ?」
「そうそれ」
「グラモン家の家風だね」
「マジ?」
「正確にはちょっと違うけど」
「ちょっとって、何だよ?」
ワインを飲みながら才人は聞く
「僕の父上が元帥だって話は知ってるよね?」
「あぁ」
「その父上の趣味だよ」
「……本当?」
「本当。産まれた時から、男として教育されてきたさ。其でさ、12の時だね。兄上達が居る前で、思い切って父上に疑問をぶつけて見たのさ。何で僕だけ他の子女と違って、男の格好と教育されてるのって。なんて答えたと思う?」
「さぁ?」
「面白いから、だとさ」
「……マジか」
「マジ。いやぁ、あん時は切れた切れた。屋敷全壊させたっけ。あの時以上の魔力は、出せて無いなあ。其でさ、全壊した屋敷の瓦礫の山で父上は語ったんだよ」
「『気は済んだか、ギーシュ。お前の憧れは烈風カリンなんだろう?良い事教えてやる。カリンが女だって表明したのは、隊長就任時だ。其まで男で通してたんだよ』」
「『そしたら、最高の男掴みやがった。俺じゃ逆立ちしても、敵わない奴に拐われたのさ。俺が絶対に敵わない男が、当時二人居てな。その二人に見初められたのが、カリンなのさ。一人は戦場で殿務めて消えちまったがな』」
「『良いか、お前の本質を見抜く男が必ず現れる。だからその男が表れたら、全力で掴め。そいつは絶対に良い男だ』」
「良い話じゃないか」
「瓦礫の山じゃ無ければね」
「違いない」
笑いながら、才人はワインを傾ける
「グラモンって、貧乏だって言ってたけど」
「屋敷の再建で、随分借金したからなぁ。半分は僕のせいだね。半分は父上のせいだ」
「なんつう事してんだ」
「どちらに対してだい?」
「見てた兄貴達はどうした?」
「全員吹き飛ばした。一番上の兄上はトライアングルだったんだけどね。父上と4人がかりで、抑え込めなかったって言ってたよ。何か、スクウェアクラス出てたとか」
「ギーシュって、ドットだろ?」
「うん、あれ以来、ずっとドットだよ」
「…感情で其処まで変わるのか」
「才人も気をつけるんだね。メイジの女のコは、それ位出来るのさ。そう、恋なんかしたら、魔力切れすら覆して、クラス以上軽く出すだろうね」
「えっと、俺生きていけるかな?」
「さぁ、今の内に次代の種蒔いた方が良いと思うよ。才人の場合は、本当に必要だと思う。僕は、才人相手なら大歓迎だ」
「…何で俺?」
「僕のサイン受け取ったのは、才人だけだからさ」
「それって何?」
「僕のワルキューレを見て、賞賛する事」
「まさか、ゴーレムに過剰に装飾してたのは?」
「そう、僕は女でこんな繊細な事が出来る。だから、皆僕を見て欲しい。僕の本質を見抜いて欲しい。そのサインだったのさ」
「じゃあ、俺は知らずに踏んだのか」
「そうだよ才人。僕はグラモン家の第4子で、父上や兄上達にも、好きにして構わないし、好きな男が出来て、その男が平民なら、平民になっても構わないと言われてる」
「そうか」
「だから今、はっきり言おう。僕は君の事が大好きだ、君に抱かれたい」
「えらい、直接的だなおい」
「男として教育されたせいだね。返事は?」
「ちょっと待て、混乱してる」
「モンモランシーは抱いたのに、僕は駄目なのかい?モンモランシーに自慢された時は、口惜しくて口惜しくて、暫く睡眠不足だったよ」
「あ、まさか、モンモンは知ってたのか?」
「そうだよ才人。モンモランシーは、幼馴染みだからね」
今までのギーシュの言動行動が、才人の頭でカチリとハマる
「じゃあ、アルビオン行く時のモンモンが抱かれたいってのは」
「うん、僕が君に抱かれたかった」
「何かとつるみたがったのは」
「うん、男と勘違いしてくれたお陰で、隣に立つ特権を、享受させて貰った」
「ラグドリアン湖での視線は」
「うん、僕に愛を誓って欲しかった」
「服装がいつもかっちりしてて、肌の露出が無かったのは」
「うん、バレない為」
「常に芳しい香水振り撒いてたのは」
「うん、女だから」
「えっと、生えて無いの?」
「勿論、きちんと水魔法処理は完璧だよ。恥ずかしい所も、ばっちり見せられるから、安心して」
「はぁ、参ったなこりゃ」
才人は頭をガシガシかく
「さあ、才人。泊まるんだろ?僕に女の喜びを教えてくれ」
ギーシュは才人にしなだれかかる
「ちょっと、待て」
「待つ必要なんて無いよ、才人。ルイズと喧嘩したから来たんだろ?」
「解りますか」
「当然。僕はこのチャンスを、逃す積もりは無い。その為に、勇気を出す為にワインを飲んだんだ」
ギーシュの身体が軽く震えている
「…無理するな」
「嫌だ。僕を楽にしてくれるのは、才人だけだ。才人の隣は、本当に居心地良いんだ。此を誰かに譲るだって?冗談じゃない」
「才人の隣に立つのは僕だ。才人の背中を守るのがタバサで、キュルケが援護して、モンモランシーが癒し、ルイズが守られるなら、僕は隣で槍と杖持って並ぶ。其は僕の特権だ。才人の隣にシュヴァリエアニエスが並ぼうとも、僕は絶対に反対側に立つ」
「…ギーシュ」
「だから、僕の事も受け入れてくれよ。辛いんだよ。もう楽になりたいんだよ。僕が女だって、才人から見ても抱きたい位の女だって、証明してくれよ。もう男の格好で、女のコ寄って来るのは疲れたんだよ」
「…俺で良いのか?」
「…愚問だよ、才人。才人が良い、才人じゃないと嫌だ。才人なら、何人の女のコに言われたかな?僕も、やっと言えた」
何時も見慣れたギーシュの顔が、今は完全に女の顔になっている
「…やっぱり、僕じゃ駄目なのか?」
ギーシュはすっくと立ち上がり、杖を持つ
「ギーシュ、何を」
「才人に受け入れられないなら、もういい。才人以外に身体なんか晒したくない。さよなら」
「待て、ギーシュ!!」
詠唱を始めたギーシュから杖を奪う
「ふぅ、間に合った」
「まだ手段は有るよ、ねぇデルフ」
「止めとけ、色っぺい兄ちゃん。いや、姉ちゃんか。相棒、解ってんだろ?」
「解った、俺の負けだ。ギーシュ」
ギーシュを抱き締め、キスをし、舌をねじ込む
ちゅっ、ちゅぐ、にゅる
「んふっ、ぷはっ。此が才人とのキスか。本当に夢中になるな、モンモランシーばかりずるいや」
「そんな事迄、話してんのか」
「僕にとっては、女として振る舞う事が出来るのは、憧れなのさ」
「今からでも遅くないだろ?」
「入学前に試したんだけど、駄目だった。スカートやニーソックス穿くと違和感出まくりでね。さっぱり動けなくなった」
「今裸なのは?」
「自分の部屋で迄、男装したくない」
「やっぱり、女なんだな」
「そうだよ。苦しくなったのは決闘後だ。君がサインを受け取ってしまった。もう駄目だ、素直になりたいって」
「…悪かった」
「ふふふ、才人は悪く無いよ。全部父上が悪いんだ。娘で遊ぶんだからね」
「一発殴りに行ってやる」
「へぇ、嬉しいね。僕の旦那様として来てくれるんだ」
「そんな事言って無いぞ?」
「父上は娘で遊ぶ様な不良親父だし、未だに女遊びするスケベだけどね。僕の事、本当に大事にしてくれてるのさ。多分、自分の所業省みて、こんな男に娘はやれんと、思ったんじゃないかな?」
「だから男装させたと」
「うん、兄上からそう聞いた」
「…良い、家族だな」
「そんな事無いよ。兄上達も父上に劣らずのスケベ揃いでさ。常に女絡みの騒ぎ起こしてるよ」
「女好きは、グラモンの血筋と」
「だね」
ギーシュはふふっと笑う
「そして僕は男好き。才人の前なら、幾らでもスケベになれる」
ギーシュからキスを求め、才人は応じる
「才人、どうすれば良い?どうすれば、才人は喜ぶんだ?兄上達も父上も、そういう事は教えてくれなかった。相手の男に染めて貰えって」
「…至れり尽せりだな」
「そうなのかい?」
「あぁ」
「どういう所が嬉しいのかい?」
「真っ更なキャンバスに絵を塗るとか、新雪に自分だけ足跡付けるとか、そんな感じだな」
「僕はキャンバスかい?」
「其も極上な」
「じゃあ、絵師様は僕に、どんな絵を描いてくれるのかな?」
才人はギーシュを抱っこし、ベッドに運ぶ
「うわっ、凄い。僕の体格を軽々と」
「アニエスさんより軽いぞ」
「む〜、何で他の女を出すかな?」
抱っこされたまま、才人の頬をつねる
「ほへんほへん」
とさっ
ギーシュをベッドに横たえる
「さてと」
才人は服を脱ぎ全裸になり、ギーシュのショーツを脱がせる
「才人、どうすれば良い?」
「じゃあ、眼を瞑って」
「解った」
ギーシュは眼を瞑る
「眼開けちゃ駄目だぞ。その代わり、どう感じたか言ってくれ」
「うん」
才人は瞼にキスをする
チュッ
「うわっ、これ気持ち良い」
舌を使って瞼を舐めつつ、耳にキスをする
「はっ、あっ、耳、駄目ぇ」
耳の周辺から耳の穴迄丹念になぶりながら、手で乳首を撫でつけ、刺激する
「や、乳首、ぞくぞくする」
才人はそのまま首筋に舌を這わせ、片手で胸を刺激しつつ、片手で太ももを擦る
「あぁ、3つ同時、す、凄い」
才人はそのまま舌を刺激した胸と反対の胸に沿わせ、チロチロと舐めつつ、太ももを擦る手を女に触れ、ゆっくりなぞり、刺激する
「あぁ、何かジンジンする。熱くなってくる」
「どうだ?」
「僕って、感じ易いの?」
「良い声で鳴いてくれるね」
「興奮する?」
「ああ」
才人は自身にギーシュの手を触れさせる
「ほら、堅くなってるだろ?ギーシュが佳い女だって、証だよ」
「見ても良い?」
「良いぞ」
才人自身を見て、驚くギーシュ
「凄い、堅い。此が僕に入るんだね」
「あぁ」
「何か更にジンジンする。此、僕が才人を欲しいんだよね?」
「そうだな。だけど、もうちょい準備しないとな」
「え?」
才人はギーシュの脚を広げ、少し開き始めた花弁に口を付ける
チュッ
「あひ!?」
そのままぬるりと舐め上げ、陰核の皮を向き其に舌を這わせる
「あっ、何これ!?才人、強っ、止め、ああぁぁぁぁ!!」
才人はギーシュの懇願を無視し、引く腰をがしりと固定しながら、手と口を使い、無理矢理刺激を与え続ける
「ああああ!?」
ビクンビクンビクン
痙攣を確認した後、ゆっくり離れる
「気持ち良かった?」
「ひ、酷いよ、才人。…頭の中、真っ白だ」
「初めてかな?」
「…こんなの初めてだ」
「此処で止めても良いぞ」
「嫌だ。才人、やっぱり僕じゃ嫌なんだろ?」
「そうじゃない」
「僕と云うキャンバスは、まだ才人の色で描ききって無いよ。絵師なら、きちんと最後迄描いてくれよ。じゃなきゃ、僕は自分で破くからね」
「…解ったよ。痛かったら言えよ」
才人は脱力したギーシュの花弁に自身を当て、ゆっくり腰を進める
ぬるるる
「ふぅ、入ったぞ」
「あ゛あ゛あ゛あ゛」
「ギーシュ、痛いのか?」
首を必死に振り、才人に抱きつき、背中にガリっと爪を立てる
「いっ」
「駄目、才人動いちゃ駄目。今、気持ち良すぎて、ああああ」
ビクビクとギーシュは痙攣が止まらない
そのまま、脚迄才人の腰に絡め、必死に耐える
「そんなに吸い付くな」
「ふーっ、ふーっ、ふっふっふっ」
「収まったか?」
「何でぇ?僕初めてなのに、痛くないよぅ」
「身体が大きいせいか?」
「らっきぃだぁ。初めてから、気持ち良いだなんてぇ。其ともグラモンの血筋かなぁ?」
「人より気持ち良くなるから、色好きになると。一理有るなぁ」
「じゃぁ、僕は父上に感謝しないとぉ。才人、好きに動いて良いよぉ。沢山気持ち良くなってねぇ。僕はもう、気持ち良すぎて駄目だよぉ」
「凄い可愛いぞ、ギーシュ。もう我慢出来ねえ」
「うん、来て来てぇ」
才人が腰を動かし始める
「やぁ、ひっ、凄いよぉ。才人ぉ才人ぉ才人ぉ。また来るの来る、あああぁぁ」
「此方も限界、脚離して」
「駄目、離れちゃ駄目ぇ」
脚をがっしり組み、ギーシュは離さない
「ちょ、ま、出る、うっ」
ドクン
「あひっんんんんん!!」
「…ふぅふぅふぅ、全部、中に出しちまった」
「ふふふ、中があっついよぉ。才人ので凄いあっついよぉ。此で僕は、才人色だよねぇ。もう、才人以外じゃ駄目だよぅ」
才人に向ける眼は、完全にとろけた牝の眼
自分の牡に、種を付けられる悦びに奮える牝の眼
そして、自ら腰を動かし始める
「才人、全部出してぇ。僕は才人の女だよぉ。才人の種は、全部出して良いんだよぉ」
「ちょっと、そんなに動かしたら、また、止め」
「やめなあぃ。だって才人もやめなかったからぁ。だから、全部出してぇ」
「う、あ、ちょ、出したばっかは敏感で」
「じゃあ、連続発射だねぇ。もう僕も来るのぉ」
「やめ、うぐぅぅぅ」
「あはぁぁぁぁ」

官能の夜は更けていく

二人はベッドの上で裸で絡みついている
ギーシュの花弁からは、大量の精液が垂れている
「…や、やられた」
「才人ぉ、気持ち良かったぁ?」
「ギーシュは、俺をやり殺す積もりか?」
「だってぇ、気持ち良かったからねぇ」
「絶対に血筋だ」
「今ぁ、グラモン家に産まれてぇ、心底感謝してるよぉ。才人が凄く気持ち良いからねぇ」
「だからって、抜かずの10発はやり過ぎだ。もう何も出ねえ」
「ふふふ。此で他の女にぃ、色目使う余裕無いよねぇ」
「俺は使ってねぇ」
「才人は普通にしてるだけでぇ、女のコ来るからねぇ」
「何か間延びした口調になってるぞ、ギーシュ」
「リラックスし過ぎてるんだよねぇ。才人大好きぃ」
「本当に直接的だなおい。正直照れる。そういえば、避妊してるか?」
「うん、してなぁい」
「…ちょっと待て」
「別に良いよぉ。だって才人は10歳上だからぁ、もう作らないとねぇ」
「嫌、だからってな」
「僕が産んじゃ駄目なのぉ?」
「今は不味いって」
「だってぇ、旦那様だよぉ」
「頼むから、な」
「む〜。じゃあ約束ぅ」
「何だ?」
「二人きりの時はぁ、名前で呼んでぇ」
「ギーシュって、本名じゃないのか?」
「本名だけどぉ、父上が付けた男の名前なんだぁ。母上が付けた名前もぉ、有るんだよぉ」
「そういえば母ちゃんは?」
「うん、もう死んじゃったぁ」
「…済まん」
「気にしなくて良いよぉ。気にするならぁ、子供作ってぇ、母上に報告させてぇ」
「…気にしない事にする」
「つまんなぁい。それでねぇ、母上が付けた名前はねぇ、カトリーヌ=シャルロットなんだぁ」
「カトリーヌ=シャルロットか。じゃあ、カトリーヌだな」
「約束だよぅ。避妊薬はぁ、机の一番下の引き出しだよぅ。モンモランシーに貰った奴ぅ」
「解った」
「やっぱりぃ、才人離れちゃ駄目ぇ」
「待て、おい」
「ふふふ。だってぇ、女のコに産まれてぇ、良かったって思うんだぁ」
「解ったから、な」
「む〜」
才人がギーシュの額にキスすると、ギーシュがしぶしぶ離れる
才人が避妊薬を取り出し、ギーシュに渡すが無反応
「飲みたく無いのか?」
「…うん」
「…頼むよ」
「じゃあ、才人が口移ししてくれるなら飲む」
「解った」
才人は薬を口に含み、ギーシュに口移しで飲ませる
コクンコクン
「有難うな、カトリーヌ」
「うん……才人」
「何だ?」
「僕さ…」
「うん」
「…お嫁さんにしなくても良いよ」
「は?」
「…その代わり、お妾さんで傍に居させて」
「えっと」
「だって、ルイズが壊れる」
「…解るのか?」
「解るよ。多分、今大泣きしてる。喧嘩の原因に後悔してる。ルイズは、才人居ないと駄目なんだ」
「…」
「才人は、何だかんだで、ルイズを捨てる事なんて出来ないからね。だから僕は、妾で良いや」
「……お前、本当に凄いな」
「でも、子供は産ませてくれよ、才人。此だけは、譲らないんだからね」
「…考えとく」
「帰り道を探す為に、出て行く積もりなら、種置いてからにしてくれよ。僕は、やっぱりグラモンなんだ」
「…解った」
「でも一番はね、君がずっと此処に居る事さ」
ギーシュは才人を押し倒しキスし、そのまま眼を閉じた
「おやすみ、カトリーヌ」

*  *  *
「ふぁあ、短い時間なのに良く寝た」
「おはよう、才人」
「おはよう。起きてたのか、ギーシュ」
「カトリーヌ」
ギーシュはぎゅっとつねる
「あだだ、ごめんごめんカトリーヌ」
「才人の腕枕って、凄く良いねぇ」
「そうか?」
「うん、そう。ルイズに添い寝してる?」
「あぁ」
「こんなのされたら、依存するのも解るなぁ」
「俺にはさっぱり解らんぞ?」
「解んなくて良いよ。解ってやられたら、取り分減っちゃうよ」
「俺は商品か?」
「そうだよ。現品限りの極上品。独占禁止法を作らないと」
「そりゃまた凄い事で」
才人は苦笑する
「今日も泊まってくれるんだろ?」
「…やり殺されるから遠慮する」
「む〜」
「カトリーヌって、素の顔で、凄い綺麗だな」
「密かに自慢なんだ。化粧無しでもこの顔だもん」
「ドレス着たら凄い似合うだろうに」
「僕が着るのは軍服だからね」
「其も綺麗だろうな」
「そうだ、ずっと聞こうと思ってたんだけどさ、決闘時に気絶する前に言ってた宝塚みたいって、何?」
「あぁ、あれは俺の国に有る、女性だけで構成された、男装して演劇する歌劇団でね。カトリーヌの第一印象だよ」
「ふふふ。何だ、才人は最初から見抜いてたんだ。此でも男装歴長いし、男の中でずっと行動してたから、上手く対処してたんだけどなぁ」
「風呂とかどうしてんだよ?」
「ずっと個室」
「軍に入ったら、そうもいかんだろ?」
「色々、誤魔化す方法は有るよ。結構苦労してたからね」
「だろうな」
「さてと、そろそろ着替えるか」
ギーシュは立ち上がり、自身から精液が垂れて来るのを、困った感じで見ている
「ん〜困ったなぁ。浄化したく無いし」
「しないのか?」
「才人の大事な証だもの」
「ったく。ハンカチ有るか」
「はい、これ」
「これ、俺のじゃねぇか」
「ははは〜ごめん」
「もしかして」
「才人の匂い嗅ぐと、安らぐんだ」
「全く、困ったもんだ」
才人はギーシュから垂れてくる精液を拭き、ショーツを穿かせ、ハンカチを挟む
「こんなもんか」
「うん、ふふふ。才人が中で、まだまだたぷたぷしてるよ」
「そりゃ参ったな」
「さてと、僕の男装見せてあげる」
ギーシュは胸に更を巻き、肌が透けないシャツを着、スラックスは上手く曲線を隠した物を穿く
首元にタイを巻き、ブローチを付け
薄手のジャケットを纏い、マントを羽織る
髪の毛を少々乱雑にし、顔に不敵な表情を浮かべる
「これで良しっと」
「ほぅ、見事に男になったな」
「今日の僕は絶好調。何時もよりポーズもキレる」
「……そのポージングだけは、止めた方が良いぞ」
「良いじゃないか。馬鹿をやるのも楽しいんだよ」
「……だな」
才人は苦笑した

*  *  *


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