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Last-modified: 2012-09-18 (火) 13:24:45 (4237d)

フーケ探索の折り、ゴーレムの急襲を受けたルイズは共に来ていたキュルケやタバサに自分が引きつけている間に学院から応援を呼んでくるよう頼み込みその場を去らせた。
何故ならば彼女は一人でも十分闘えるからだ。
昔からどんな呪文を唱えても悉く爆発し、本来の効果を発揮することが出来ない自分の魔法。
貴族であるというのに魔法が使えないというのはとても恥ずべき事。
それもトリステインの大貴族。ハルケギニア全体を見渡してもトップクラスの名門であるヴァリエール家の娘が無能となれば色々悪口を囁かれる物だ。
正面切っては言われない悪口陰口の類や哀れみの言葉はそれでも本人の耳に入ってしまう物で、幼いルイズは傷付いた。
そんな彼女があるとき近くの森の中にて縋る思いで行った使い魔召喚。
だがそれすらも爆発を起こし、何も現れることがなかった。
しかし、使い魔は召喚できなかった物の、彼女の左手には使い魔の証であるルーンが刻まれていたのだ。
使い魔は召喚できないのにルーンが自分に刻まれるという事象に彼女は「お前には使い魔など必要ない」と言われたような気がして半狂乱に陥り、手当たり次第に呪文を唱えていた。
フライ、ロック、レビテーション、錬金。
唱えては爆発を起こす魔法。そんな爆発の嵐の中で気付いた。いつもよりずっと大きな爆発であることに……
ふと杖を持っていた左手を見ると―――彼女の手に浮かび上がったルーンが強い光を放っていた。

あらゆる武器を使いこなす“神の左手ガンダールヴ”

彼女に刻まれたそのルーンは杖を武器として認識していたのだ。
そのことに気付いた彼女は、それこそ死に物狂いで特訓した。
自分の爆発を制御できれば大きな力になる。
爆発しかしないのなら、この爆発を制御してみせると。
その強き想いが実を結んだのか次第に爆発に指向性を持たせることが出来るようになり、遂には一般的な平民の家ほどもある大岩すら吹き飛ばしてしまえる力を身につけた。
流石にそこまでの威力の爆発となれば、五、六発が限界ではあるが。
無論、たった一言で巨大な爆発を起こせる自分の魔法が下手をすれば異端認定されかねない危険な物であることは分かっている。
だからこそ誰にも知られないよう、度々家を抜け出しては森の中で練習していたのだ。
だが貴族のお嬢様が人気のない森で魔法の練習などしていれば当然危険もつきまとう。
時にはオークに襲われ、また野盗や盗賊に襲われたりすることもあった。
死にたくないとの思いで身を守る為に放つ爆発の力は大きく、襲い来る盗賊を意図せずして殺してしまうことさえあった。
人を殺してしまったとき罪の意識で押し潰されそうになったが、それでも魔法は捨てられない。
ガンダールヴの特性を知り、爆発が制御できるようになった今、魔法を捨てるなどという選択肢はないのだから。

こうしてルイズは大きな力を身に付けたのだ。
但し、その引き替えに本来の優しい心と、敵であるなら殺すことさえ厭わない冷酷な心を併せ持つようになってしまったが……。
無論冷酷な自分というのは滅多に見せない。普段は飽くまで強気で意地っ張りで負けん気の強い生来の顔を見せている。
なにせ学院生活で命を脅かしたり、“敵”と見るような相手は居ないのだから。
自分に対する悪口やいじめも気にならない。
制御された小さな爆発しか知らない者は“ゼロのルイズ”とバカにしているが、言いたいヤツには言わせておけばいいと。
しかし、この相手は違う。明確な敵である。容赦する必要など微塵もない。

「エア・カッター」

思考を切り替えて呪文を唱えるルイズ。
本来の効果は出ず、大きな爆発が起こっただけ。
だが、その威力は相当な物がありゴーレムの半身はあっさり吹き飛んだ。
それでも吹き飛んだ先から再生していくゴーレムに、彼女はフーケのアジトと思われた小屋から取り返していた破壊の杖を構える。
この杖の使い方は知っている。ガンダールヴのルーンが教えてくれるのだから。
彼女は自らに宿っているガンダールヴの力によって頭の中に浮かび上がった使用法の通りにロケットランチャーを発射し、ゴーレムにとどめを刺した。

「だ、大丈夫ですかミス・ヴァリエール!!」

ゴーレムが崩れ去ると同時にタイミングを見計らったかのように現れた学院長秘書のミス・ロングビル。
ルイズにはもう分かっていた。彼女こそがフーケであるということを。
余りにもタイミングが良すぎるのだ。フーケの居場所が分かったというのも。自分たちが小屋の中に入った直後にゴーレムが現れたのも。
そのゴーレムが崩れ去ったと同時に姿を現したのも。

「では、破壊の杖をこちらへ……」
「はい……」

そして予想通り、破壊の杖ことロケットランチャーを手渡した瞬間、フーケは正体を現した。

「私のゴーレムを一撃で吹き飛ばすなんて凄いわね」

そして彼女はルイズにその砲身を向ける。
しかしルイズは冷静だ。破壊の杖が何かというのを知っている以上最早フーケの行動に意味はないのだから。

「盗んだのは良いけど、使い方が分からなくて困ってたの」

フーケは余裕の笑みを浮かべている。
そんな彼女が滑稽で思わず含み笑いを堪えるのが精一杯なルイズ。

「魔法学院の誰かを連れて来れば、きっと上手いこと使ってくれると思ってね」
「ふ〜ん、それで破壊の杖を持ち逃げしないで学院に戻ってきたのね」
「そういうこと。教師じゃなくて生徒が来たのは少しアテが外れたけど……まさか貴女が使えるとは思ったわ。流石は魔法も使えないくせに人一倍勉強しているだけあるわね。あの爆発の威力には驚いたけど」
「……」
「でもこの状況じゃ勝ち目はないでしょ? それにあれだけの威力じゃ精神力も尽きているだろうし……悪いけど、正体を知られた以上生かしておけないわ………さよなら」

フーケはあざ笑うように微笑んで別れの言葉を一言告げ、ルイズを葬り去ろうとロケットランチャーの発射ボタンを押した。
彼女にとってルイズを殺すことに良心の呵責などない。そもそも生かしておく理由もないのだから。
だから平気で殺せる。何とも思わないのだから当然だ。
しかし、筒から弾は発射されずに虚しい音が鳴り響くだけ。

「な?! ど、どうしてっ!?」

狼狽するフーケにルイズは杖を向けたまま言い放つ。

「生憎と“それ”一発だけで終わりなのよ」

答えを知ったフーケは焦りながら身構えるも一歩遅く、ルイズの唱えた「錬金」の呪文と同時に彼女の右足が爆発した。

「あぐゥゥ―――っっっ!!」

足を焼く激痛と衝撃に悲鳴を上げるフーケ。
吹き飛んではいない物の大きな火傷と傷の痛みに、その場で倒れてしまう。
しかしルイズは容赦なく攻撃を続けた。

「錬金、錬金、錬金、」
「ギャアアアアアアッッ!!!」

左足、右手、左手、次々に爆発して悲鳴を上げながらフーケはその場から動けなくなった。
見たことも聞いたこともない、ただ一言でこの威力の魔法を放てるルイズにフーケは恐怖する。

「ど〜お? 私の爆発のお味は?」
「いぎ、ああ…ッッ!」

倒れ伏すフーケに近寄り、側まで来たルイズは冷酷な笑みを浮かべて彼女の顎に手を添え、そっと顎を持ち上げ自分の方へ向かせた。
フーケの顔には得体の知れない力を使うルイズに怯えの表情が張り付いていたが、あくまで強気を崩さない。

「は、ぐッ…うう、あ、あたしをどうする……気…ッ、」
「へぇ〜、まだそんな顔できるのねぇ〜? 私がその気ならこのままアンタの身体をバラバラの肉片に変えることもできるんだけど?」
「ひぃッッ……!!」

ルイズの言葉にフーケはより一層怯えてしまう。
それはそうだ。今や彼女の命はルイズに握られているのだから。
ここまで来れば彼女も気付く。ルイズもまた自分と同じ側の人間であることに。
敵であるのなら平然と殺せるであろうことに。

「この綺麗な顔を吹き飛ばしてあげようかしら?」
「ッッ!?」
「ふふふ、いいわねぇ。その怯えた表情……とってもそそられるわぁ」

ルイズはそう言ってフーケの頬を撫でる。
撫でながら顔を近づけ……

「んううッッ?!」

自らの唇でフーケの唇を塞いだ。

「んッ、んむう〜ッ?!」

いや塞いだだけではない。
フーケの口の中に舌を入れて、彼女の舌を絡め取り蹂躙するという深い口付けを交わした。
彼女の湿った唇と、ぬめり気のある舌を味わうように。
舌で歯茎をなぞり、唇を啄みながら丁寧に丁寧に貪る。

「んッ、あむッ、ちゅるッ……ちゅぱッ、」

一方のフーケはルイズからの突然の口付けに驚愕していた。
殺される!死ぬのはイヤだ!死にたくない! そう考えていたところに思いも寄らない行為を受けてしまったのだから無理もない。
やがて口内や舌を蹂躙し尽くされた彼女の頬が赤く染まった。
瞳はふやけ、思考がおかしくなる。
そして離れる唇。ルイズとフーケの唇を銀色の糸が繋いで伸びる。
二人の唾液が絡まった糸だ。

“ごくん”

思わず唾を飲み込むフーケ。
その唾にはルイズの物も混じっている。
ルイズもまた彼女と同じように自分と彼女の混ざった唾液を飲み込んだ。

「安心しなさい……こんな綺麗な顔を吹き飛ばすなんて可愛そうなことしないから」
「あ…くぅぅッ、なにを…ッ、する気…よ……ッ、」
「ちょっと楽しませてもらうだけよ……フーケ……いいえ、ミス・ロングビル……」

ルイズはそう言ってうつ伏せに倒れているフーケの身体を起こして仰向けに寝かせた。
爆発を受けた両手足は動かすことができないのでされるがままだ。
それをいいことに寝かせたフーケのマントの留め具、その内側に手を入れて彼女の服のファスナーを開かせた。

「なに、を…っっ」
「黙って……」

次にファスナーの開いた服を左右に開かせ、露わにされたフーケの両乳房を手の平でつかむ。

「ひゃ、あっ…!」
「ふふ、大きな胸ね……触ったことはないけど、私の二番目の姉……ちい姉さまと同じくらいかしら……」
「ひゃっ、ひううっ…」
「羨ましいわぁこんなに胸が大きいなんて……私なんか16になるっていうのにペタンコだから……」

そう言うルイズの声に憎しみや妬みの色はない。
唯々フーケの豊満な胸を優しい手付きで揉みし抱いている。
勃起した乳首も弄りはする物の強くいじめるような物ではなく、優しく摘んで胸にするのと同じくやわやわと揉む感じだ。

「ひわぁ、ひ、アァ、」
「乳首……可愛いわ。赤くなって……まるで照れてるみたい……さぞやおいしいおっぱいが出るんでしょうね」

弄っていた乳首を離したルイズはフーケの胸に顔を埋めると、今度はその乳首を口に含んだ。

「ひあ、んッ! ち、乳首……っ、吸わない、でっ…っ、」
「んちゅ、いじわるなこと、んっ、言っちゃだめよ…ちゅっ」
「ひ…ぃ…っ、ひゃう、うっ…っ……!」

口に含んだまま乳首を舌で舐めころがしながら、甘く吸い上げフーケの柔らかい胸を愛するように愛撫する。
右の乳房が終われば左の乳房へ。乳輪を一周する感じで舌を這わせ、その柔らかな肌触りを確かめながら大口を開けて甘く吸い付く。

「ちゅうう……れる、」
「んっ! んんうっ! ひぁァァっ!」

ルイズに乳房を弄ばれるフーケの口からは甲高い声が漏れて、林の中に響き渡る。
ここは人気のない場所であるため誰かに聞かれる心配はない。
乳首を吸われるという女しか味わえない感触を、フーケはいまイヤと言うほど味わっている。
胸の奥から何かを吸い上げられるような感覚が酷く心地いい。
知らず知らず感じていたフーケの股間が熱く疼きだす。
可愛がるように優しくされる胸への愛撫に、女として感じ始めたのだ。
そしてそれはルイズの情欲を燃え上がらせるには十二分の反応と言えた。

「ちゅる……。ん……そろそろ次に行こうかしらね」
「んぁ……つ…ぎ?」
「そ、次よ。だってもう貴女の乳房、私の唾液でびしょ濡れの上に乳首がこんなに勃起してるじゃない?」
「ふああ!」

そう言って自分の唾液でべちょべちょにした両乳房を優しい手付きで数回揉んだルイズは、そうして胸を揉みながら片手を離してフーケのスカートを腰の上辺りまでめくりあげた。

「や、やめ、てっ、なにする、の、」

胸を揉みし抱かれて感じていた言いも知れない心地好さと股間に感じる強い疼きに、フーケは頬を赤らめたまま震える声で訊ねる。
今またスカートを腰の上までめくりあげられたのだ。何をされるのか不安になるのもしかたない。

「だから黙ってなさいと言ってるでしょ? 殺したり、痛めつけたりするつもりはないんだから……」

不安と驚き、快感と屈辱、様々な感情の入り乱れるフーケに、優しく告げたルイズは胸を揉む手を止め、めくりあげたスカートの下、フーケの股間を守る白い下着をするすると脱がせていった。

「あ、やぁ……っっ!」

露わになったフーケの秘部。
緑色の陰毛が生え、縦に走った秘裂が心無し左右に開いて膣口が見えている。
胸を揉まれて感じたからか彼女の膣口は既に濡れていた。

「綺麗……」

まるで芸術のようだ。
この美しい陰部を見て何もしない、ただ見ているだけというのは余りにも勿体ない。
完成された大人の女の“美”がそこにある。
自分のようなまだ未熟な歳。それ以前に未熟な身体とは大違い。
男が大人っぽい女性に惹かれるのも頷ける。
豊満な胸に大きなお尻、更に言うならフーケのような美女がそれを持てばある種の凶器と言えた。
男を惑わす凶器。女のルイズから見てもそそられる物があるのだから、これに男が迫られたら一発で魅了されてしまうことだろう。
それを確認したルイズは徐に立ち上がると自身のスカートに手を掛け脱ぎ捨た。
次いで下着も脱ぎ捨て“あるもの”をさらけ出した。

「なっ!? なに、よっ……そ…れ……っっ?!」

フーケがそれを見て驚愕の声を上げるのも無理はない。

「ふふ、どう? 結構大きいでしょ?」

なにせ下半身裸になったルイズの股間には、ありえない物が付いているのだから。
そう、本来女性器があるそこに、太くたくましい男性器が付いていたのだ。

「ああ、一応言っておくけど私は歴とした女だから」

ではなぜ女のルイズに男性器が付いているのかというと、それは学院での使い魔召喚の儀式に原因がある。
既に幼い頃、使い魔を召喚していた筈のルイズは「どうせ何も出ない」と思い召喚の儀に望んだのだが、いざ呪文を唱えると股間になにやら違和感を感じたのだ。
自室に戻った彼女が確認してみると、信じられないことに股間にあるはずのない男性器が付いていた。
多少の混乱はした物の、武器ではないというのに何故か反応したガンダールヴのルーンのお陰で詳細が分かり、ひとまず落ち着いた彼女が調べるとこの男性器は自由に変化させられるらしいのだ。
ルイズが望めば女性器が男性器に、男性器が女性器に早変わりしてしまうのだ。
当然、この男性器は男の持つ生殖器と全く同じ物で、女性と性的な交わりを行うこともできる優れ物。
精巣も備えているため生殖行為すら可能で、女性と交わって子宮に精子を注げば子供も作ることが可能だ。
ただ一つ問題なのは最初にした――初めてした相手としか出来なくなってしまうこと。
一度性交をしてしまうとその相手と性交をするとき以外、二度男性器を出せなくなってしまうのだ。
言い換えれば初めてした相手以外では普通の女に戻ってしまうことを意味している。
つまりは事実上の使い捨て。
もちろん、それはそれで大歓迎。
ルイズとしてもこんな恥ずかしい物付けていたくはないのだから。
しかし、有る以上使ってみたくもなるし、どんな感覚が味わえるのか興味も沸くのが人間というもの。
体型や魔法が使えないことで男に相手にされなかったルイズはその反動からか多少百合の気があった為、この男性器を使って今までに何度か性交をしてみたいと思ったことがあった。
ハルケギニアではめずらしい肩の上で切り揃えられた艶やかな黒髪の学院のメイド、シエスタ。
腰まで届く燃えるような赤い髪と褐色肌、それに大きく豊かな胸が特徴的なキュルケ。
蒼いショートヘアで自身よりも更に小柄な体躯の無口な少女タバサ。
などが良いと言えばいいのだが、生憎とそんなことを頼めるような関係……百合的な関係ではない。
タバサに至っては付き合い自体殆ど無い相手だ。
飽くまでも友人関係でありそれ以上でも以下でもなかった。

だが、その悩みを解決できる相手がここにいる。
お尻の辺りで一つに纏められた毛先が膝の少し下まで届く真っ直ぐな緑の長い髪。
鋭い目つきの妖艶さを醸し出す美しい容姿。キュルケほどではないがシエスタより少し大きい豊満な胸。
自分の物にするには十二分すぎる極上の獲物だ。
それにルイズにとって“敵”であり、自分を殺そうとしたフーケ相手ならば何の遠慮も要らないというのが決め手になった。

ルイズは身動きできないフーケの足を大きく開かせて、自分の股間をフーケの股間に近付け、彼女の濡れた膣口に亀頭を宛がう。

「あ、うッ…ッ、や、やめ、てッ……ッ」
「だ〜め、貴女に決めたんだから。それに学院を襲撃したタイミングが悪すぎね。もう少し前なら、私のココにこんなのが付いちゃう前ならこんなことしなかったのに……」

そう、もう少し前。ルイズが学院での人生二度目となる使い魔召喚の儀式を行う前にフーケが行動していれば、或いは別の可能性があったかも知れない。
一番高い可能性としては貴族と平民という、身分を越えた友人関係にあるシエスタと性的関係を結ぶというもの。
無論シエスタには百合の気は無いものの、心優しい彼女ならばルイズのお願いを聞いてくれたことだろう。
当然、そこから百合的な関係に進み、愛し合うようになる可能性だってあったはず。
次点でキュルケといいたいが、男好きの彼女の場合難しいのでこの際省く。
いずれにせよ現実は違う。現実に関係を結ぼうとしているのは、いや情欲を満たそうとしている相手はフーケだ。
皮肉なことにそのお陰でシエスタは道を踏み外さずに済んだと言えるのかも知れない。

「諦めなさいミス・ロングビル……しっかり味わわせてもらうわ……」

そう言いながらルイズは腰を前に出し、宛がった男性器をフーケの膣へと挿入していく。

つぷり……ずぶぶぶ……
「あアっ……!? あ…ァァァァっ」

腰を前に出した直後、ぬるんと亀頭部が飲み込まれた。

「ああ……すごい……! 女の人の中って……こんなに気持ちがいいものだったのね……」

止まることなく腰を前に出しフーケの中に性器を埋めていくと、カリ首の下から竿の中頃まで滑るように入っていく。
挿入によって押し出される愛液が更なる潤滑油となって、スムーズに挿れることができる。

じゅぶぶぶぶ……
「あ、あああ、ぁぁ……ぁぁぁぁァァっっ!!」

秘裂の中、肉を押し割りながら入ってくる性器の感触に、唯々喘ぐしかできないフーケ。
せめて口を閉じて声を出さないようにしたいと思うも、粘膜をこすり上げる感触がそれを許さない。
当然ながらそんなことはルイズも許さない。
フーケには自分を殺そうとした代償として、肉体はもちろんのこと声でも楽しませて貰わなければならないのだから。
そしてあり得たかも知れないシエスタとの関係を御破算にしてくれた代償も払わせるのだ。

ちゅぷん
「アア――!」

フーケの秘裂に性器を挿れていくルイズは、竿の中程まで入れたところで感じた引っ掛かりを無視してそのまま押し通し、根本までしっかり入りきったところで停止させた。
停止させたというよりもうこれ以上入らないというのが正しいか?
フーケの股間とルイズの股間がぴったり触れ合わされている時点でこれ以上入らないのだから。
後は無理やり押して子宮口をこじ開け、亀頭の先端部をその中に入れることくらいしか出来ない。

「あ…ううぅっ」
「へぇ、ミス・ロングビル……貴女処女だったのね?」

しっかりと結合した膣と男性器の僅かな隙間から赤い血が一筋流れていた。
それが意味するのは彼女が処女であったということ。

「丁度いいじゃない……初めての私と初めての貴女。お互いに初めてを捧げたんだから……でも――」
じゅぶう
「ひアァっ!?」
「美味しく頂くのは私。頂かれるのは貴女……」

ルイズの足にも流れてきた生温かい血。フーケの処女の証であるその血に彼女の中の何かが熱く反応している。
もうフーケを心行くまで貪り尽くさなければ止まれそうもない。

「あっ……あっ……ぁぁ…っっ、」

湿り気のある生温かい彼女の膣内。
自身の男性器を程よく締め付ける感触に、心地好さを感じたルイズは早速抽挿を始めた。
このフーケという極上の獲物を味わう為に。
ただし、決して独りよがりな乱暴な突き込みはしない。
ゆっくり、時間を掛けて味わうのだ。

「ミス・ロングビル、貴女の中は最高だわ……程よく締め付けて、襞が絡みついて」
「あっ、ンンっ……! はああ……ああっっ」

始まる性の交わり。
初めてのセックス。
その甘美な響きと女同士では出来ないはずの、本当のセックスをしている背徳感。

「この巡り会いに感謝するわ……貴女のような素晴らしい女を抱けるこの巡り会いに……」
「アっ、ア……アァ…っっ、」

それら全てがルイズを満たす。
喉の渇きが癒されていく。
欲していた物を手に入れることが出来たような悦びを感じる。
それをもっと味わいたいと、深く抉り込むような抽挿を行う。
それでも優しい動きを変えたりしない。
一分一秒でも長くフーケと交わりたいから。

「ねぇ、分かる……ミス・ロングビル。今、貴女と私は深い処で一つになっているのよ? それも、大切な部分で……」
「んはアァ……!! あ、アァ……っ!」
「奥まで届いてるのが分かるでしょ? 私のモノが貴女の一番奥を突いているのが……」 

繰り出される腰の突き込みに、ぱちゅんぱちゅんと音が鳴る。
奥まで突き込まれ、股間が触れ合う度に結合部から愛液が押し出されてくる。
肉と肉のこすれ合いはフーケから言葉を奪い、彼女は喘ぐことしかできない。
何故ならルイズの性器にこすられる襞の細胞一つ一つが、痺れを生じさせるから。
それは悦びとなって彼女の全身を覆い尽くす。

「私もね、女だからよく分かるの。いま貴女は私に犯されて悦びを感じているって……」
「はぁあっ、あっ、あンンっ!! 気持ち良く、なんかっ、アァッ……」
「それはウソ……貴女は悦んでる。素直にならなきゃ……」
「アッ……ンッ! ンアァァ……ッ!!」

フーケは己が秘裂に突き刺さり前へ後ろへと動かされる肉の塊に、襞をこすられ子宮口を突かれながら唯々喘ぐ。
身体を貫く未知の感覚。電気的な痺れに知らずと心地良くなってきた。
屈辱の行為。それも自分より年下の同性に犯されるという信じがたい現状に何も考えられなくなる。
ただ分かったのはもう逃げられないということ。
自分を犯しながら愉悦の表情を浮かべているルイズという少女から……
そしていま、それはルイズ自身の手によって刻み込まれた。

ドクン…ドクン……ドクン
「ああっ、アァアァぁァァああ―――――っっっ!!!」

根本まで挿入され、亀頭の先で入り口をこじ開けられる感触。
次いで膣内で、子宮口で感じる大きな震え。
開いた子宮口に亀頭の先をねじ込まれ、内部にまで入れられた状態で放たれるルイズの熱く濃厚な精子。

どく…どく……どく……どく……っ、
「んン! はっ、アァアァぁぁぁぁ……!!」
「ふふふ、中に出すのって気持ちいいわ……たっぷり受け取りなさい……このルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの精子をね……」

下腹部に広がるドロリとした熱い感触はじわじわと広がり、フーケはイヤでも中に出されていることを実感してびくびくと身体を痙攣させる。
ルイズは全てを出し切ったところで一度動きを止めてフーケの頬に手を添えた。

「あ…んン……」
「ミス・ロングビル、たったいまから貴女は私の物よ……逃げることは許さない……」

そう宣言したルイズはフーケに口付ける。

「ちゅ、んん……ふむ、うっ……」

深く交わされる口付けは、フーケに契約を迫るもの。
これは契約の口付けなのだ。フーケがルイズの物となることの。
拒否することは許さない。
使い魔の契約はある種強制的だ。
それと同じ、いや、それよりもっと拘束力の強い契約のつもりで口づける。
絡み合う舌。交換される唾液。
ルイズはフーケの唾液を少し飲み、逆にフーケには自分の唾液を多く飲ませる。
どちらが主人か? フーケは誰の物なのか? それをはっきりさせる為に。

「ん……んむッ、ん…っ……」

フーケの唇に塗られた紫の紅がルイズの唇にも付いた。
それが示すのは契約がなされたということ。
離れる唇の間を繋ぐ唾液の糸は、最初にした口付けのときよりも明らかに太く粘り気のあるものだ。

「ちゅっ」
「ん……」

中々切れないその糸を切るのが勿体なく感じたルイズは、もう一度軽くフーケに口付けて糸を消した。
切ったのではない。互いの唇に染み込ませたのだ。

「さあ、ミス・ロングビル……これで契約は終わり。貴女は本当に私の物になったの……」
「ふ、ふざけ、っ、あぅぅ――っっっ!!」
「ふざけてなんかない……」

否定の意を含む言葉を口にしようとしたフーケに、ルイズは容赦なく腰を突き込み性交を再開した。
一回で理解できないメス犬には二回でも三回でも刻み込んで、主人の味と匂いを覚えさせなければいけない。
自分が誰の物なのかしっかり教えてあげなければ。

「逃げようとしたら手足を吹き飛ばして逃げられないようにするわ。でもね、私はそんなことしたくないの……だから逃げちゃダメよ……その代わり――」
ずず、じゅぷ、
「んあああっ……! アァァァ……!!」
「ずっと、大切にするからね……」

再開された性の交わり。
亀頭をこすらせる度に上がる切ない喘ぎ。
膣肉と男性器の摩擦により生じる熱。
射精する瞬間の悦びと、それを半ば強制的に受け入れさせている背徳的な快感。
もし、誰かが見ていれば、その目に自分たちはどう映っているのか?
マントを着たままフーケに覆い被さるルイズは外から見れば下半身裸には見えない。
同じくマントを着させたまま胸と股間だけ露出させられているフーケも、上に被さるルイズの身体でそんな状態には見えないだろう。
もちろん人の目がないのは分かっている。
だが、もしもを考えるとゾクゾクするのだ。
スリルを味わう楽しさとでも言うのか?
尤も、行為の邪魔にしかならないことを考えれば、やはり二人だけの状況こそが望ましい。

「これが私の味と匂いよ? しっかり覚えなさい」
どく、びゅくびゅく……っ、
「アァアァアァアァァアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」

森の中にフーケの悲鳴が木霊する。
それは中に出される女の悦びを感じての物。
女のルイズに犯され、女によって精子を植え付けられる、哀れで幸せな女の悲鳴。
両手足にあった火傷の痛みはもう感じない。
ルイズに与えられる性の悦びがかき消してしまったのだから。
二度、三度と行われたルイズとフーケの性の交わりは、キュルケやタバサが戻ってくるまで続けられる。
フーケはルイズの手によって何度喘がされ、何度子宮に精を植え付けられたか分からない。
最後の射精を終えたときにはもうフーケの子宮はルイズの精子によって満タンに満たされていた……。

応援として駆けつけた学院の教師に『フーケに攻撃されて負傷した』ミス・ロングビルは治療され、手足の傷は綺麗さっぱり無くなっていた。
しかし、身体の奥にはしっかりと刻まれている。ルイズという名の刻印が……。

「ん……あん……あ、はぁ……!」

こじんまりとした家の中、腰まであるウェーブの掛かったピンク色の長い髪を持つ胸の平らな年若い美少女と、
お尻の辺りで一つに束ねられた、ひざの下まで届く癖のない真っ直ぐな緑の長い髪を持つ妙齢の美女が、ベッドの上で全裸になり肌を重ねていた。
甘く切ない喘ぎは緑の髪の女から発せられる物で、彼女の股間の秘裂には上に覆い被さる少女の股間に生えた男の性器が深々と突き立てられていた。

「あ、アァ……っ、ルイ、ズ…っ、」

頬を赤らめ口から涎を垂らしながら、熱い性器に膣を貫かれて喘ぐ緑の髪の女は、自身を貫く男性器の持ち主である少女の名を呼ぶ。
息も絶え絶えの女はどう見ても余裕がなさそうだ。

「なぁに、ロングビル」

腰の動きを止めずに抽挿を続けるピンクの髪の少女ルイズも、緑の髪の女ロングビルの名を呼ぶ。
ルイズの方はかなり余裕を持っているようで、抽挿しながらロングビルの長い髪に指を絡めて撫で梳いている。

「も、もう、もう……わた、くしっ…っ、」

自分の身体の下で限界を訴えるロングビルに、ルイズは柔らかく微笑みながら腰を沈み込ませた。

「あッ、あああッッッ!」

ロングビルの膣に根本まで埋没した性器の先は、子宮への入り口を押し広げて、彼女を孕ませる為の濃厚な精子を吐き出す。

どくぅぅ! びゅるるる〜!
「あはぁァァアァ〜〜〜ッッ」

びくんびくんと痙攣するルイズの性器からは次々と熱い精が吐き出され、子宮内を白一色に染め上げていく。
胎内に溜まっていく白濁を感じながら絶頂の声を上げるロングビル。

「はあ、ぁぁぁぁ……」

その声は次第に小さくなり、ロングビルは大きく息を吐き出しながら果てた。
彼女が果てるのを見届けたルイズは最後の一滴まで注いでからゆっくり性器を抜いていく。
ぬるっと抜けた性器にはロングビルの愛液と、ルイズの精液が混ざり合ったどろどろの体液が大量に付着している。
一方のロングビルの膣口からは中に出された白い精がとろりと垂れ落ち、かなりの量が出されたことを物語っていた。

「疲れたでしょロングビル」
「はあっ、はあっ、すこ…し……」

ルイズはロングビルの髪を撫でながら彼女にそっと口付ける。

「んっ」

触れ合わせるだけのキスは少し唇を啄むだけの軽いものですぐに離れされた。

「ごめんね、ちょっと無理させちゃったかしら?」
「いえ、大丈夫です」
「それならいいんだけど……でも……」

そこで言葉を句切ったルイズは自分たちが抱き合っているベッドのすぐ隣にある小さなベッドに目を移す。
そのベッドには生後半年になる赤ちゃんがすやすやと眠っていた。

「この子におっぱい飲ませるのはもう少し休んでからの方が良さそうね」
「ええ、そうさせていただきますわ」

寄り添う彼女たちの横で寝ているこの赤ちゃんはルイズとロングビルの間に生まれた子供だ。
無論ルイズが生んだのではない。
ルイズとの性交で妊娠したロングビルが生んだのだ。
精巣を備え、生殖行為が可能なルイズの男性器だからこそ、交わり続ければロングビルが妊娠するのも必然。
そもそも二回目以降は初めてした相手と性交するときにしか発現できないのが彼女の性器の特性である。
となれば、セックスをする相手は初めてした相手フーケ=ロングビルしかいない。
そしてフーケは自分の物。
彼女は毎日のようにフーケを犯し続けた。
フーケの方も、最早ルイズから逃げられないことは分かっていたので、受け入れる以外の選択肢は無かった。
逃げれば宣言通り、今度こそ両手足を吹き飛ばされるのだから。
ならばまだ性交を受け入れた方がマシだと思い、身体を重ね続けたのだ。
ただ、そうやって抱かれる内にフーケの気持ちが揺らいだ。
優しく抱いてくれ、自分を気持ち良くさせてくれるルイズに心を揺るがされたのだ。
自分の物だからこそ全力で守ってもくれた。

“逃げちゃダメよ……その代わり―――ずっと大切にするからね……”

という言葉通りに、どのような危機に陥ってもロングビルを優先し、守ってくれたのだ。
ロングビル自身も闘えるがそれでもやはりルイズの方が強く、最終的には守られる形になる。
そんな時が続く内にルイズに対する恐怖が次第に薄れ消え行き、いつしか恋心を抱くようになっていた。
自分のことを本気で守り、そして大切にしてくれるルイズという少女に魅了され、心を奪われてしまった。
性別が同じなど関係ない。自分をここまで大事にしてくれる少女に惚れることが悪いことなのか?
それにルイズとなら子供だって作れるのだから何も問題は無い。
心から惚れてしまったロングビルの“ルイズの子供を生みたい”という純粋な想いは誰にも否定できないだろう。

そしてルイズもまた生来の強い執着心で自分の物となったロングビルを抱き続け守っている内に、契約を交わした使い魔的な存在や“物”ではなく、一人の人間、一人の女として見るようになっていた。
それも彼女がルイズに恋心を抱いた辺りからフーケを捨て、完全にロングビルとして生きるようになり、自分への態度と接し方が変わったのを感じた結果、ルイズの方にも恋心が芽生えたのだ。
こうなればもう早い物で、抱き合う度に「好き、好きよロングビル!!」「愛しておりますわルイズ!!」と互いに愛を伝え合い、二人の関係は恋人へ、そして結婚し夫婦へと進んでいった。
当然ながら同性結婚など認められる訳がない。だから二人だけで結婚式を挙げた。
それも、二人して始祖ブリミルに永遠に愛し合うことを誓うというとても簡素な物。
しかし、始祖に誓うというのは一生の契約と同じ。
互いに愛し合うからこそ、その愛が本物でありとてもとても深い物であるからこそ、始祖に誓うのだ。
こうして結婚したルイズとロングビルはその日の夜、初夜という夫婦の契りを交わした。
だが、これが許されない結婚であるのもまた事実。
だからこそルイズは学院卒業と同時にヴァリエール家を出奔、ロングビルと共にとある田舎町の更に外れにあるこの家に移り住んだのだ。
誰にも邪魔されない家庭を築く為に。

「ルイズ」
「なに?」
「私、幸せですわ……愛する貴女と結婚して、貴女の子供を生めて……家族三人で暮らせて」

そう言って微笑むロングビルも自分の髪を撫でてくれるのと同じようにルイズのピンクの長い髪に指を絡める。

「ロングビル……」
「綺麗ですねルイズの髪は……ふわふわして触り心地もよろしいですわ」
「なに言ってるのよ。ロングビルの方こそ膝の下まであるような長い髪なのに枝毛もなくて真っ直ぐで、すっごく綺麗じゃない」

自分の髪を褒められて照れくさそうに顔を赤くしたルイズは、ベッドの上に流れているロングビルの髪の留め具を外して彼女の髪をほどく。
ほどいた髪を手で集めて彼女の左肩から身体の前に垂れさせると、その艶やかな髪に指を通した。

「ルイズ……くすぐったいですわ」
「我慢なさい。貴女だって私の髪の毛触ってるんだから」

枝毛のない真っ直ぐな緑の髪は膝の少し下まで届いていて、長すぎるから毛先まで梳くのが大変だ。
それでもルイズは手触りの良い緑の髪を手櫛で梳いて、指をすり抜ける感触や漂う香りを楽しむ。
緑色の髪……。ロングビルと初めてした……二人の関係が始まる切っ掛けとなったあの小屋の周りの木々や草を思い出させるその髪の色。
ルイズは慈しみを込めて撫でながら呟く。

「ほら綺麗。私ね、ロングビルの髪が大好きなの……始まりの、あの小屋の近くを思い出すし」

大好きなロングビルの髪を撫で続けるルイズに、彼女もルイズの髪を触りながら言った。

「私はピンクの悪魔を思い出してしまいます」

ピンクの悪魔。いまは彼女の妻である小柄な少女。

「あ、あの時は悪かったわよ……」
「ふふ、でもあの時ルイズが私を襲わなければ、いまは無かった訳ですから」

二人は結婚して夫婦のはずなのに共に妻という不思議な関係でもあった。
だが、ロングビルはルイズの子を孕み、そして生んだ……。
女同士で子作りをして妊娠し、出産するという正に奇跡としか呼べないことを二人は実現させたのだ。
誰にでも出来ることではない。ルイズとロングビルだからこそ出来ること。
ルイズと交われるのは本当に世界で唯一人、ロングビルしかいない。
ルイズの子種はロングビルにしか受け取れない。
そういったことを考えれば二人の関係はただの夫婦などではなく、特別な絆を持った夫婦と言えるだろう。
あの小屋の前で交わらなければ、ルイズが他の女としていれば、あの時期に破壊の杖を盗んでいなければ、今の二人の関係は無かった。
だからこそ互いを想う二人の愛情は深く、狂おしいほどに愛し合えるのだ。

笑い合い、互いの髪に指を絡めて弄びながら、ルイズとロングビルは口付けを交わした。

「ん、んンっ、あ…ふむぅっ、ちゅっ、」

しっかり舌を絡ませて深いキスを交わした後、ルイズは再びロングビルの身体に覆い被さる。
すると無くなっていた股間の男性器が姿を現した。
それが意味することをロングビルは知っている。
彼女に性交を求めるときだけ現れるのだから用途はそれ以外にない。

「だ、ダメですわルイズ……っ、あの子にお乳を飲ませないと……っ、」
「ごめん。もう一回させて、ね?」
「も、もう、貴女は……」
「すぐ終わらせるから。それと私にも貴女のお乳を飲ませなさい!」
「そ、それではルイズまで赤ちゃんと同じですわよ……?」
「い・い・の! ロングビルは私の妻なんだから妻の言うことは聞きなさい! まあ、先にこっちを終わらせるけどね?」
「あっ…っっ」

ロングビルの膣口に触れさせたルイズは裏筋で割れ目を数回擦る。
割れ目だけではなく陰毛にも絡ませて自分も彼女も刺激させて準備をした。
ロングビルを愛する準備を。

「あっ……うぅ、ン…っ、」

性器で割れ目をこすられたロングビルの口から切ない声が出てきた。
その声を聞きながら、ルイズは切っ先を膣口に突き立て、一息に奥まで埋め込んだ。

「あっ…ァァァァっっ……!!」

ルイズに身体の奥まで貫かれたロングビルが甘く切ない喘ぎを漏らして僅かに背を浮かせた。

「んっ……んン……こんなに、された、らっ……ああっっ また、妊娠、してっ……っ しまい、ます……わっっ、」
「ねぇロングビル……いっそのこと二人目作らない?」

そこそこ強めに腰を打ち付け絡む膣肉を押し切るルイズ。
彼女は亀頭の先を最奥に叩きつけながら、ルイズに膣奥を突かれて嬌声を上げているロングビルに提案してみる。
妊娠するなんて言うんだから妊娠させてあげよう。二人目の子供を作ってしまおうと。ルイズとしても子供は三人くらいほしいから。

「あっ……ぁ……ああっ……アアッ……ばかっ、ばかぁ……っ、」
「そんなこと言うんだったら意地でも孕ませてあげるんだからね!!」

そのルイズの意地が功を奏したのか間もなくロングビルは妊娠し、二人目の子供を生むことになる。

愛し合うルイズとロングビル。
二人の甘い幸せな生活はまだまだ始まったばかりだ。


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Last-modified: 2012-09-18 (火) 13:24:45 (4237d)

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