学院の隅の暗い教室に何人かの影があった。
それはマリコルヌを始めとした数人の騎士隊員
達だ。彼らの前には桃色の髪の少女が手首を後
ろ手に縛られ、拘束されていた。「ちょっとマ
リコルヌ!どういうつもりよ!!」叫ぶルイズにマ
リコルヌはいい放った。「いや、ルイズ。サイ
トがシュヴアリエで僕たちの副隊長になったか
ら僕たちは疲れが溜まってるんでね…、そこで
僕たちの相手をしてもらおうと思ってね…」と
言うなり、マリコルヌ達はルイズに襲い掛かる
と制服を引きちぎり、ルイズの身体を攻め始め
た。「いや!なにするのっ!」と抵抗するが、
「そんなこというくせに感じてるじゃないか」
とマリコルヌの手はルイズの秘部に延びると
そこはもうしっとりと濡れていた。「こんな
事するとサイトが許さないわよ!」とルイズ
が言うとマリコルヌは「ここは普段生徒があ
んまり来ない場所だからさ…サイトは助けに来
ないよ」と冷酷に言うなり、己の剛直をルイズ
の口に近づけてきた。ルイズが固く口を閉じて
いると魔法で口を開けさせて押し込んできた。
マリコルヌは眼の前の欲望しか考えておらず
完全に抜けていた。ルイズは眼を閉じた
。「ゴメンね、サイト…。私、もうあんたに顔
を会わせられない」と心の中で想い人に謝って
いたその時、ドアが音をたてて破られ、サイト
がデルフを片手に飛び込んで来た。
「おい、てめえら!この状況説明して貰おう
か…」と獲物を見る蛇の様な眼付きで睨みつけ
られた下級生の騎士隊員達は震え声で答えた。
「マ、マリコルヌさんが言ったんですよ。訓練
をしたくなけりゃルイズ先輩を襲うのを手伝え
って」サイトはマリコルヌを睨み付けると言った。
「おい、マリコルヌ。俺のルイズを襲おうとする
なんててめえ、いい度胸してやがんな…」マリコル
ヌは叫んだ。「くそったれ!サイト!何で気付い
たんだ?」サイトは馬鹿かっといった顔で「毎
日のルイズの行動で分かるだろうが…。訓練が
終わる頃俺を迎えに来るだろ。モンモンと一緒
に。それが今日は来なかった。モンモンに聞い
たらマリコルヌ、てめえがルイズに俺が怪我し
て保健室にいるって嘘いって連れていったと教
えてくれたからお前がルイズを襲おうとしてる
のはすぐに勘づいたさ」といった。するとマリ
コルヌはサイトにいい放った。「いいじゃない
か、サイト。君は他に相手がたくさんいるんだ
から僕達が少しぐらいルイズと遊んだって…」
その言葉を聞いた瞬間、サイトの中で何かが音
をたてて切れた。サイトは決めた。「俺のルイ
ズに触れた。いや、それどころか襲って遊ぼう
とした。そんな奴を許しておけねえ。シュヴァ
リエだ、副隊長だ、そんなことは関係ねえ、ル
イズに触れたこいつを殺してやってマルトーさ
んに頼んでフルコースの料理にしてやる!!」そう
思った瞬間、サイトの手の甲のルーンが輝き始めた。
デルフが慌ててサイトに囁いた。「相棒。落ち着け、
この怒りだとこいつらを全員、殺しちまうぞ」
サイトはそれに対し、ドスを聞かせた声で答えた。
「こいつらを殺そうが殺さねえがそんなことはどう
でもいい、それで俺がどうなろうがな…でもよ、
惚れた女にこんな卑劣な事をする奴は許してお
けねえ…」サイトの全身からこれでもかと醸し出
されるどす黒い怒りのオーラを感じたルイズ以外
は全員震え上がった。いくらマリコルヌに唆された
けねえ。ま、ちょうど剣の腕が鈍ってねえかチ
ェックするいいチャンスだ。この悪党ども、たっぷ
り遊んでやるから覚悟しとけよ…」冷やかな声で
言うサイトの全身からこれでもかと醸し出される
どす黒い怒りのオーラを感じたルイズ以外は全員
震え上がった。いくらマリコルヌに唆された
とは言え、襲った相手が悪かった。『ゼロのルイズ』
と呼ばれているが、トリスティンきっての名門、ヴァ
リエール公爵家の三女だ、最悪な話、実家がお家断絶
を喰らうかも知れない。そして目の前でどす黒いオー
ラを放つサイトは平民上がりとは言え、七万のアルビ
オン軍を止めた最強の勇者なのだ。「へますると本
当に殺されるかも知れない」全員が覚悟した時、
マリコルヌが一人で逃げ出した。
オン軍を単騎で止めた最強の勇者なのだ。「へまする
と本当に殺されるかも知れない」全員が覚悟した時、
命の危機を感じたマリコルヌが一人で逃げ出した。
「コノヤロウ、待ちやがれ!話、終わってねえぞ!」
と叫ぶサイトに下級の騎士隊員達は「あ、嘘つい
た!みんなで楽しもうって言ってたくせに!!」と
叫んだのを聞き逃さずに「おめえら、全員騎士隊
員頚だ!それが嫌だったらあのブタ捕まえろ!そ
したらトリスタニアまでの往復マラソンで許して
やる!!」とドスの効いた声で怒鳴り付けると全員真
っ青な顔で「は、はい!サイト副隊長!この裏切り
者!!」とマリコルヌを追い掛けて行き、捕らえた。
っ青な顔で飛び上がって「は、はい!サイト副隊
長!この裏切り者!!」とマリコルヌを追い掛けて行
き、捕らえた。
捕まったマリコルヌはすぐさま騎士隊の小屋
に連行され、座らされた。「さっきはよくも私を
襲おうとしてくれたわね、覚悟なさい!!」」とルイ
ズが睨み付けるとキュルケも「あんたが人気ない
理由がよくわかるわ、こんな悪事を働けばね…」と
冷やかなな口調である。レイナールが「困ったな、
誇り高いオンディーヌ騎士隊隊員がレイプ未遂、
それもヴァリエール家の三女であるルイズを相手に
しようとは…」と怒りに声を震わせたらギムリが
「ヘマすっと無期限謹慎かな」と呟く。すると
ギーシュが「こないだの女子風呂覗きの件がま
だ尾を引いているからな。最悪、騎士隊解散か
もしれん」と深刻な顔で返した。サイトも「俺もこの
不祥事の責任とってシュヴアリエのマント、返却しね
えとな…」とぼやいた。モンモランシーが続けて「マ
リコルヌ、あんたがしでかしたことルイズのお父様の
ヴァリエール公爵の耳に入ったらあんたの家、どうな
るかしらねえ?シエスタ?」と脇に控えるシエスタに
聞くと「さあ、多分お家断絶じゃないですか。ミス・
モンモランシ」とシエスタが答えるとサイトが「いや、
俺がルイズを御父さんが見てる目の前で押し倒したとき、
晒し首だと怒ったから今回はお家断絶+晒し首だな」と答えた。
するとマリコルヌは「どうか、公にしないでくれ、ど
んな罰でも受けるから」と哀願した。「どうする?ル
イズ」とタバサが聞くと「なら王宮には報告しないけ
ど、みんなの魔法をくらってもらいましょっ♪」とル
イズがいった瞬間、みんな、にっこりとして、「それ
はいい案だね」と口を揃えて言った。それから暫く、
はいい案だね」と口を揃えて言った。そして杖を構え
たり鍋を手にしたり、鞭を手に持った。それから暫く、
マリコルヌにとって地獄の様な数時間となった。
まず、キュルケが「私ね、男は好きだけどね…、こう
いう方法で女を支配しようとするの、一番嫌いなのよ
!!」と攻撃を始めたのを皮切りに全員の魔法でマリコ
ルヌは徹底的に痛め付けられ、全治三ヶ月の大ケガを
負った後、サイトのゼロ戦で空を振り回されたのだ。
翌日からマリコルヌに加担した下級の騎士隊員達はト
リスタニアまでの往復マラソンを課され、空からシル
フィードに乗ったタバサとルイズが見張り、地上では
サイトとギーシュに怒鳴られながら走らされた。
この過酷な訓練は一ヶ月続いたそうな。
 さらに追記するとテファの忘却魔法によって、
マリコルヌが大ケガをした事実は学院から抹殺された。


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