一応、ルイズ×サイトで。


「使い魔の使い魔」



トリスティン学院。
サイト「ふぁーあ、おっ、めずらしくルイズより早く起きたな」
平民の少年。平賀才人。
サイト「おい、ルイズ、起きろ」
ルイズ「・・・ん?サイト?」
目をこするルイズ。
正式名、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
サイト「ルイズ、ルイズ、起きろって」
ルイズ「・・んん・・・サイト、今日は早いのね・・」
サイト「・・・悪かったな」
とことん普通な会話をしてる2人だが、
ルイズは虚無の担い手、サイトは伝説の神の左手ガンダールヴである。
ルイズ「・・・あれ?ウソ!?もう授業始まるじゃない!!」
サイト「え?あ・・・」
ルイズ「もっと早く起こしなさいよ、バカ犬ーーーー!!!!!!!!」
エクスプロージョンが炸裂する。
これもまた日課みたいなものなのだが。


「えー、錬金というのは―――――――」
サイト「・・・(魔法か・・ちょっと使ってみたいな・・)」
ルイズ「・・・・(サイト・・ボーっとして何考えてるのかしら?)」
「土の精霊が生み出した偉大な魔法であり―――――」
サイト「(魔法っていうか・・使い魔が欲しいな〜。俺使い魔だけど)」
「たとえば、この銅を錬金すると―――――」


サイト「なぁデルフ、俺ってただの平民なのか?やっぱし」
デルフ「そんなこたぁねぇだろ。相棒は伝説のガンダールヴ。それにシュヴァリエだぜ?」
サイト「でもよぉ、ガンダールヴも勝手に付いた力だし、貴族っていってもガンダールヴのおかげだし・・・そのガンダールヴも勝手についた力だし・・・・」
デルフ「暗いなぁ、相棒」
サイト「・・・やっぱりそう思う?」
デルフ「あぁ」
サイト「・・はぁぁ・・・」
デルフ「なぁ、相棒」
サイト「ん?」
デルフ「用は自分の力で強くなりたいってことか?」
サイト「・・まぁ・・・そうだな」
デルフ「なら、神の左手の力を見せてやりな!」
サイト「・・は?」
デルフ「お嬢ちゃんには相棒にある事をしてもらわないとな・・」
サイト「・・・・・・・マジ?」
デルフ「あぁ、土下座でもしておけば?」


その頃ルイズは・・・。
ルイズ「何よ・・全然反応してくれないし、素っ気ないし・・・サイトのばか・・
    そんなに私より他の女が好きなのかしら・・・あのバカメイドとか乳エルフとか
    スケベ姫とか・・・他にもタバサとかアニエスとか・・・なんなのよ!もう!!!」

ガチャ・・・。

ルイズ「サイト、帰ってきたのね!おかえりなさ・・・・・」
そこには土下座したサイトがいた。

ルイズ「・・で?何なの?」
サイト「いや、デルフが・・・・」
顔が殴られまくってボッコボコになっているサイトは言う。
デルフ「譲ちゃん、相棒に全力のエクスプロージョンをぶつけてくれ」
ルイズ「・・・・え?」
サイト「なっ、デルフ!おめールイズのエクスプロージョン受けさせてどうする気だ!!」
デルフ「だからよぉ、自分で強くなるならこれしか・・」
ルイズ「・・・(最近サイトかまってくれないし・・・全力ででも死にはしないわよね!)」
サイト「受けて体力つけろってか!?死んじまうだろ!!!!」
デルフ「でもよぉ、もう嬢ちゃん唱えはじめてるぜ?」
サイト「えぇぇ!?ちょ、ルイズ!やめろ!殺す気か!!?」
ルイズ「・・・エクス・・プロージョン!!!!!!!!!!!!!!!」
サイト「うぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
デルフ「相棒!俺を縦に構えろ!!!!!」
サイト「わ、分かった!!」
チュドー―――――――ン!!!!!!



サイト「あれ?キズもついてないな・・」
ルイズ「な、何だったの?」
その突如、サイトの身体は光りだす。
デルフ「相棒、始めるぞ。『サモン・サーヴァント』だ」
サイト「・・・えぇぇ!!??」
デルフ「俺を地面に刺せ!いいから早く!!!!」
サイト「お、おう!!!」
グサッ!
そしてデルフリンガーの前に大きな時空の門が開かれる。
ルイズ「こ、これもしかして・・・」
そして、中から大きな怪獣が現れた。
???「ガォォォォーーーーーーーーン!!!!!」
サイト「な、なんだコイツ!!」
ルイズを後ろにひかせて、デルフリンガーに問い詰める。
デルフ「ひゃー、おでれーたおでれーた。まさかこんなスゴイのが」
サイト「だ、だから何なんだよ!!」

デルフ「ん?・・・こいつは相棒の使い魔だ、強そうだろう?」

サイト「・・・・は?」
ルイズ「・・・・え?」
デルフ「こいつは神獣とも呼べる『べヒーモス』だ。しかも巨大。こりゃただの『べヒーモス』
じゃねぇなメチャクチャでかいし強い」
サイト「な、何言ってっか分かんねぇよ!!」
デルフ「これは『キングべヒーモス』だ。虚無属性の使い魔で『神の番犬』と言われている」
ルイズ「な、なんでメイジじゃないサイトに使い魔が!!」
デルフ「それは『ガンダールヴ』の力だ。でも、このデカイのを呼べたのは違う」
サイト「どういうことだよ」
デルフ「これは『想い』だ。相棒の『想い』の結晶と言っていいだろう」
ルイズ「想い?どういうこと?」
デルフ「相棒が嬢ちゃんを守ろうとする『想い』。守りたいと強く誓う『想い』のことだ」
サイト「なっ・・・・」
若干赤くなるサイト。
ルイズ「・・・・・・」
真っ赤になって俯くルイズ。
デルフ「『神の番犬』と言われるだけあってとてつもなく強い。
     あの『シルフィード』とかも一撃で倒せるかもな、『キングべヒーモス』なら」
などと口走った瞬間。
タバサ「なら、勝負」
タバサがサイトに杖を向ける。
サイト「タ、タバサ!?」
デルフ「ほぉ・・・勝負か、受けてやりな相棒。どうやらマジっぽいぜ」
サイト「なっ、ふざけんなよ!タバサの『シルフィード』強ぇんだぞ!?」
デルフ「大丈夫だ。相棒。『キングべヒーモス』の実力を学院に見せ付けてやれ」


ルイズ「・・・つまんないわね・・・・ほんと・・・」
朝になっても昼になても夜になってもサイトは来ない。いや、来る気配がない。
ルイズ「・・嫌われた・・のかな?」
ルイズは思う。

鞭で叩く。こき使う。鞭で叩く。こき使う・・この永遠のループは確かに人として耐えがたい。
それにもう『神の番犬』という伝説の使い魔を持っているのだ。
使い魔を持っている人を使い魔にするなんて考えられないこと。
それに『キングべヒーモス』がいれば見せ物にもなるし、移動も楽だろう。
お金も移動手段も困らないサイトはもう・・・・。

ルイズ「うぅっ・・・ぐすっ、ひっく・・・・うぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・」

絶望が満ち溢れる。
帰らない。サイトは帰ってこない。嫌われた・・・サイトにもう会えない。

ルイズ「ごめんね・・サイト・・・だから・・帰ってきて・・・・ぅぅぅぅ・・・・」


その頃サイト。


サイト「・・・・・う〜ん・・・ここはどこだ・・・?」

町に買い物(ルイズにプレゼント)に行ったサイトは森で既に9時間を費やしていた・・・


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