ゼロの使い魔保管庫
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それはなんでもない日常の風景。 ちょっと口を滑らせたシルフィードが、タバサに足蹴にされている、そんないつもとなんら変わらない昼下がり。 「いたいいたいたい!シルフィは真実を言ったまでなのねーっ!」 「うるさい黙れ。そして死ね」 天気もいいので、少し才人とデートできる人気のない、それでいてムードのある場所を捜しに行こうとシルフィードを呼んだタバサだったが。 『あら?おねえさま重くなった?』 開口一番これである。 怒った主人は、次の瞬間気の利かない風韻竜の頭を蹴飛ばしていた。 そして、器用に頭を抱えて丸くなる竜の上で、ストンピングを続ける青い髪の少女、というなんだかシュールな光景が、中庭で展開していた。 シルフィードはひんひん泣きながら、それでも言葉を続ける。 「べ、べつにちょっとくらい肥えても何も問題はないと思うのね!」 「黙れと言った」 げし! けっこういい蹴りが入ったが、そもそも竜態のシルフィードにはそんなに効いていないのか、風韻竜はかまわず台詞を続ける。 「お、お姉さま成長期だからっ!目方が増えるのも仕方のないことなのねー!」 「だから黙れと」 ぴた。 振り上げられたタバサの右足が止まる。 彼女は使い魔のある台詞に反応した。 そう、『成長期』。 ひょっとして、ひょっとすると。 成長して、しかるべき場所に、しかるべきお肉がつき始めているのかもしれない。 タバサはそのまま右足をすたん、と元の位置に戻すと、無言でシルフィードの背中から降りる。 「お、お姉さま?」 助かったのか、それともこれからもっとものごっついお仕置きをされるのか、状況が理解できないシルフィードは頭を抱えた間抜けな格好のままタバサに声を掛ける。 タバサはその声に振り向きもせずに、言った。 「今日はもういい。用事を思い出した」 そしてそのまま早足で、女子寮の方へ戻っていった。 「…た、助かったのね〜」 今日はもうどっか行って寝てよう、そう思ったシルフィードだった。 部屋に戻った私は、机から一冊のメモ帳を取り出す。 それを開くと、最初のページいっぱいに、三つの数字が書いてある。少し前に、私自身が書き記したものだ。 『96・64・94』 その下に、赤の下線を引いて、『最終目標』の字。これも自分で書いた。 私は黙ってページを繰る。 次のページには、似通った数字の羅列。 『68・50・67』『68・50・68』『68・48・67』 最後の数字は、『68・49・67』。これも…自分で書き記したもの。 この三つの数字は、もちろん三体数。 最初のページのものは、いつか魔法で成長した時に、計っておいたもの。 次のページのそれは…。それ以来、自分で定期的に測っているもの。 何度見ても…成長してない。 大きいのが好きな彼のために、ちょっとでも大きくなりたい。 そう思って、私は成長した自分を目標に、この記録を付け始めた。 でも、記録を始めてから、ずっと成長がなかった。 あんまり成長しなかったから、それまで週一でつけていた記録は、今は月に一度になっている。 でも。 今日のシルフィの台詞で、私は気付いた。 ひょっとして、私、成長してるのかも。 私は服を全部脱いで裸になる。 そして、机の引き出しにしまっておいた手巻き式の測りを取り出す。 ごくり。 喉が勝手に鳴る。 測る前にもう一度、自分の身体を観察する。 キモチ…胸が、前より膨らんで見える。 よ、よし。 それじゃあ、測ってみよう…。 才人が、その日、いつものようにゼロ戦の倉庫でまったりしようとしていると、青い髪の少女に呼び止められた。 少女は少し赤い顔で、嬉しそうに微笑んでいた。 普段仏頂面の彼女がこんな顔をする時は、何かとても嬉しいことがあった時だ。 どうしたの、と尋ねると、彼女は笑顔のまま、部屋に来て欲しい、とだけ言った。 才人は特に用事があるわけでもなかったので、彼女の誘いを断ることなく、彼女の部屋へ行った。 部屋の中で、タバサは嬉しそうに微笑みながら言った。 「大きくなった」 主語のない文章に、才人の顔が疑問符に歪む。 何が、と尋ねる前に、タバサは続ける。 「70を越えた」 何のこっちゃい、といった顔の才人の両手を、タバサは掴む。 そしてそのまま、才人の両の掌を、自分の制服の胸に押し当てる。 「胸。大きくなったの。わかる?」 照れたように微笑みながら、才人の掌を自らの胸へ押し付けるように力を込める。 これだけ押し付けられれば、服の上からでも、柔らかいタバサの胸の感触が分かる。 ていうか。 「い、いや、いきなり言われてもさ。 ていうか何やってんすかあーた」 思わず常識的なコメントをしてしまう才人。 「触って、確かめてもらおうと思って」 両の手から力は抜かずに、むしろ身体を前に押し出して才人の掌に胸を押し付けながら、タバサは言う。 その中心で、何かコリコリしたものが、自己主張を始めているのに、才人は気付いてしまった。 …そういや、ハルケギニアにブラはなかったっけね…。 まあ、そんなに確かめて欲しいって言うんなら。 才人はわざと意地悪っぽく言ってみた。 「んー、服の上からじゃわかんないなあ。 直に、触ってみないとなあ?」 そう言われて、タバサが嫌がるはずもなく。 …むしろバッチコイ。 「じゃあ、ベッドに座って」 タバサは自分の思い描いた姿勢で才人に触ってもらおうと、彼を誘導する。 才人は言われるままに、ベッドに腰を下ろす。 タバサはその前で、上着だけを脱ぎ去り、上半身裸になる。 「ほら、見て」 そして、才人に向かって胸を突き出すように、見せ付ける。 桜色に染まった白い肌の上で、ピンク色の肉の真珠が、ぴんと張り詰めていた。 その周りの肌は、確かに彼女の言うとおり、以前のような完全な平面ではなく、軽く隆起して曲面を描いていた。 しかし。 「んー、よくわかんないなあ。やっぱ触ってみないと」 どうせなら生でその柔らかさを堪能したい。 意地悪く言った才人の台詞を受け取ったタバサは。 くるん、と才人に背を向けると、その膝の上にちょこん、と腰掛ける。 才人という肉の椅子の上に、小さなタバサが腰掛けるカタチだ。 タバサは自分の腋の下から才人の手を引っ張ってきて、自分の胸を、まるでブラのように覆わせる。 「はい、どうぞ。…しっかり確かめて…」 タバサは、朱に染まった頬で、そんなことを言いながら、振り向きながら見上げてくる。 才人は一回、くは、と息を漏らすと。 「それじゃあ遠慮なく♪」 両の掌で、遠慮なく乳首の硬くなったタバサの胸を揉み始める。 もにゅもにゅ。 「おー、確かに。前より肉ついたね」 「う、うん…」 もにゅもにゅ。 「うん、柔らかくなってる。イイキモチだよ」 「あ、あり、がとう…」 もにゅ。くにっ。 「っひぁ!」 「おー、乳首前より沈むね?てか、押してこねるとはっきり分かるね、うん」 くにゅくにゅくにゅ…。 「っひ!あっあっあっぁっ…!」 「でもさ、なんでまた大きくなったのわざわざ報告に来たの?」 乳首を蹂躙しながら放たれた才人の言葉に、タバサは切ない吐息を漏らしながら応える。 「さい、とがっ…お、っきいの、すきだからっ…!」 「へ?」 タバサの言葉に、一瞬才人の動きが止まる。 その隙を見逃さず、タバサは言葉を紡ぐ。 「サイトの好みの大きさになるまで…頑張るから」 朱に染まった頬で。潤んだ瞳で。汗ばんだ肌で。 そう言って見上げてくるタバサに、才人の胸がきゅーん、と締め付けられる。 「シャルロット…!」 背中から思わず抱き締め、才人は少女の名を呼ぶ。 愛する人の腕の中で、少女は嬉しそうに微笑むと、自分を抱え込む彼の両腕を抱き締め、言った。 「だから、サイトも…手伝ってね」 言葉の代わりに。 才人はタバサの顎を掴み、上を向かせると。 優しくその唇を塞いだのだった。 才人の膝の上で、タバサは胸を蹂躙されていた。 周囲から肉を集めるように、才人はタバサの胸とその周りを揉みこむ。 「こうすると…周りの肉が集まって、胸が大きくなるらしいんだ」 聞きかじった豊胸の知識を、タバサの耳元で囁く。 しかしこのマッサージは快感には繋がらないらしく、先ほどタバサから聞こえていた甘い声は出ていない。 「…一時的に大きくなるだけな気がする」 才人の腕の中でタバサは不満そうだ。 …だって、正直、この状況だったらキモチイイことをして欲しいし。 そして、タバサは思いつく。 自分の胸の、大きくなった理由を。 「大きくなったのは、理由がある」 「どんな理由?」 マッサージを続ける才人に、タバサは応えた。 「サイトと、キモチイイことをいっぱいしたから」 ぶは、と才人から息が漏れ、動きが止まる。 タバサは続けた。 「きっと、いっぱいスルと、身体が『女』になるんだと思う。 だから、サイトがいっぱい、いやらしいことしてくれれば、きっと、大きくなる」 言って、動きの止まった才人の手に、硬くなった乳首を、押し当てる。 そして、それだけではなく。 硬くなって膨らんだズボンの上に、自ら股間を押し当て、くにくにと擦る。 「たぶん、胸だけじゃなくて…下も…アソコにも…いっぱいいやらしいことしてくれたら…。 それだけ、サイト好みに、なれると思うから…。 ねえ…。 して…」 腕を才人の首に器用に絡ませ、熱い溜息を才人の頬に吹きかけながら、タバサはそう囁いた。 才人はいても立ってもいられずに、身体を入れ替えてタバサをベッドに押し倒す。 そして一瞬の早業でズボンもパンツも脱ぎさって、下半身だけ裸になる。 そこでは、すでに先走りを漏らして準備万端な牡が、屹立していた。 これから始まる陵辱に、タバサの心臓がどきどきと痛いほど期待に脈打つ。 自ら腰の下に手を回し、M字に脚を開いて陵辱を待つ。股間に張り付いた白い布は、もう既にあふれ出した蜜で湿っていた。 才人は、まるでおねだりをするようなタバサの股間に、顔を埋めた。 むせ返るような牝の湿り気と匂いが、才人を誘う。 才人は牝を覆う白い布をずらすと、蜜を溢れさせる桜色の花弁に舌を突きたて、蜜を啜る。 じゅるるるるっ。 「やっ…♪あ!あぁっ!あぁぁあーっ!」 音を立てて自らの体液を啜られると、タバサの喉から少女らしからぬ、牝の鳴き声が漏れる。 それに気をよくしたのか、才人は更に激しくタバサの女陰を陵辱する。 固まった陰核の包皮をむき上げ、露になった肉の真珠を嘗め回した。 「っひぁ!あぁ♪あぁあぁぁーっ!」 びくびくとタバサの身体が痙攣し、そして、股間から潮が溢れる。 じゅるるるるぅっ! それを、才人は遠慮なく飲み干す。 「ひゃ!あ♪お潮、すっちゃ、やらぁっ♪あっ!」 絶頂に震える体は、潮を舐められるだけで敏感に反応し、びくびくと震える。 「ふ、あ…あぁ…」 しばらくすると、陵辱の波が止んだ。 タバサはしばしの安寧に身を委ねる。 すると。 その目の前に、見慣れた赤黒い物体が現れた。 才人の男性自身であった。 才人は何も言わずに、タバサの右頬に自分自身を押し当てる。 つまり、咥えろ、ということなのだ。 タバサは何も言わずに才人の一物を口に含む。タバサの口内に、牡の生臭さが広がる。 右手で茎を握って固定し、唇と舌の先で才人を犯す。 その間、才人はタバサの股間に手を伸ばし、どろどろに融けたタバサの牝を掻き出す。 「んっ、んっ、んむぅ…」 声は上げず、身体だけをびくびくと快感に震わせ、必死に才人に奉仕する。 タバサの空いた左手が勝手に股間に伸びて、才人の手と一緒に自らを犯す。 くちゅ、くちゅ、くちゅっ。 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。 股間の蜜の溢れる音と、牡を舐める音が響く。 やがて、才人が限界を向かえた。 「で、出るっ…!」 タバサは、才人の声に、喉の奥で彼を受け止める準備をする。 しかし。 びゅっ、びゅびゅっ。 才人は一物をタバサの口から引き抜くと、タバサの顔に、その白濁をぶちまけた。 タバサの幼い顔が、青い髪が、眼鏡が、牡の欲望に汚される。 「あ、熱い…」 しかしそれでも満足なのか、むせ返るような牡の匂いに包まれて、タバサは嬉しそうに微笑む。 だが、タバサは少し不堪そうな顔をする。 「…口の中じゃないんだ」 どうせなら、その生臭い精液を、思い切り飲み干したかった。 タバサの言葉に、才人から意外な台詞が返ってくる。 「いや、一度かけてみたくってさ」 照れたようにそう言う才人。 タバサは一瞬呆れ、そして冗談交じりに言った。 「サイトの変態」 一瞬言葉に詰まった後、何か反論をしようとする才人に、タバサは追い討ちをかける。 「でも好き。…だいすき」 そう言って微笑む少女に、才人の一物は完全に復活する。 そして、その膝に手を掛け、脚をM字に開かせると。 股間の布をずらし、屹立した一物を突きたてた。 どろどろに融けたタバサは、一瞬で才人を奥まで飲み込む。 「あんっ!あぁぁぁっ!」 先走りと愛液で滑るそこは、殆ど抵抗を生まず、才人は容易く何度もそこを出入りする。 ずっ、ずっ、ずっ、ずっ! 肉の擦れる音を立てて、才人の分身がタバサの中を削り取る。 「やっ、はげしっ、はげし、すぎぃっ!」 「『激しい、のが、好き?』ったく、どっちがっ、変態、なんだかっ!」 「やっ、ちがっ、さい、とのぉ、ばか、あぁっ!」 限界が近いのか、タバサの中がぎゅうっと才人を締め上げる。 密着し、密度を増した肉の摩擦音が部屋にこだまする。 「ああぁーーっ、あぁぁぁーっ♪」 長く響く獣のような声が、タバサの限界を告げる。 二人の視線が絡み合い、そして身体が絡み合う。 二人は舌を絡ませ、くぐもった声で愛を囁く。 「んっ、んんっ♪んんーっ、んんん〜っ♪」 タバサは脚と肉襞で才人を抱き締め、今度こそ逃がさぬように牡を閉じ込める。 そして。 びくびくびくびくっ! 激しい痙攣が、タバサの身体を揺らす。 震源地の牝の穴が、容赦なく牡を締め上げる。 その快感に、今度こそ。 才人は、タバサの中へ白濁を残らず吐き出したのだった。 「でさ。ホントにこんなんで大きくなるの?」 タバサを腕枕しながら、才人はそんな事を尋ねる。 白濁で汚れた身体をタオルでキレイに拭いたタバサは、その腕の中で応えた。 「大丈夫、大きくなるのは間違いない」 魔法で成長した結果がアレなら、頑張れば大きくなる、ということだ。 しかしそれにこういったことが必要なのかどうかは、結局の所分からない。 「もし、成長しなくても、続けていれば大きくなる」 「…なして?」 才人の疑問に、タバサは笑顔で応えた。 「孕めば、母乳を出すために胸が張ってくるから」 言って笑顔のまま、才人に抱きつく。 股間の奥から、どろり、と才人の精液が流れてくるのがわかった。 …もっと…欲しい…。 「ちょ、俺この年でパパになる気は…」 「大丈夫」 そう言うタバサの瞳は、もう既に獣欲に曇っていた。 「私が責任を取る。だから…もう一回…」 「え、ちょま、休ませてちょ、って握ったら、アッー」 今度はタバサが上になって、才人を陵辱しはじめたのだった。 *そしてその頃図書室* 「え、ほんとにこんなので大きくなるのっ? …だ、だったら、早速今夜から…!」 『好きな人とセックスしまくれば胸が大きくなる』などという嘘っぱちの書かれた豊胸術の本を、桃色の髪の貧乳娘が鵜呑みにしていた。 その夜もさんざん搾り取られた使い魔は、次の朝過労で倒れたという。〜fin
タイムスタンプを変更しない
それはなんでもない日常の風景。 ちょっと口を滑らせたシルフィードが、タバサに足蹴にされている、そんないつもとなんら変わらない昼下がり。 「いたいいたいたい!シルフィは真実を言ったまでなのねーっ!」 「うるさい黙れ。そして死ね」 天気もいいので、少し才人とデートできる人気のない、それでいてムードのある場所を捜しに行こうとシルフィードを呼んだタバサだったが。 『あら?おねえさま重くなった?』 開口一番これである。 怒った主人は、次の瞬間気の利かない風韻竜の頭を蹴飛ばしていた。 そして、器用に頭を抱えて丸くなる竜の上で、ストンピングを続ける青い髪の少女、というなんだかシュールな光景が、中庭で展開していた。 シルフィードはひんひん泣きながら、それでも言葉を続ける。 「べ、べつにちょっとくらい肥えても何も問題はないと思うのね!」 「黙れと言った」 げし! けっこういい蹴りが入ったが、そもそも竜態のシルフィードにはそんなに効いていないのか、風韻竜はかまわず台詞を続ける。 「お、お姉さま成長期だからっ!目方が増えるのも仕方のないことなのねー!」 「だから黙れと」 ぴた。 振り上げられたタバサの右足が止まる。 彼女は使い魔のある台詞に反応した。 そう、『成長期』。 ひょっとして、ひょっとすると。 成長して、しかるべき場所に、しかるべきお肉がつき始めているのかもしれない。 タバサはそのまま右足をすたん、と元の位置に戻すと、無言でシルフィードの背中から降りる。 「お、お姉さま?」 助かったのか、それともこれからもっとものごっついお仕置きをされるのか、状況が理解できないシルフィードは頭を抱えた間抜けな格好のままタバサに声を掛ける。 タバサはその声に振り向きもせずに、言った。 「今日はもういい。用事を思い出した」 そしてそのまま早足で、女子寮の方へ戻っていった。 「…た、助かったのね〜」 今日はもうどっか行って寝てよう、そう思ったシルフィードだった。 部屋に戻った私は、机から一冊のメモ帳を取り出す。 それを開くと、最初のページいっぱいに、三つの数字が書いてある。少し前に、私自身が書き記したものだ。 『96・64・94』 その下に、赤の下線を引いて、『最終目標』の字。これも自分で書いた。 私は黙ってページを繰る。 次のページには、似通った数字の羅列。 『68・50・67』『68・50・68』『68・48・67』 最後の数字は、『68・49・67』。これも…自分で書き記したもの。 この三つの数字は、もちろん三体数。 最初のページのものは、いつか魔法で成長した時に、計っておいたもの。 次のページのそれは…。それ以来、自分で定期的に測っているもの。 何度見ても…成長してない。 大きいのが好きな彼のために、ちょっとでも大きくなりたい。 そう思って、私は成長した自分を目標に、この記録を付け始めた。 でも、記録を始めてから、ずっと成長がなかった。 あんまり成長しなかったから、それまで週一でつけていた記録は、今は月に一度になっている。 でも。 今日のシルフィの台詞で、私は気付いた。 ひょっとして、私、成長してるのかも。 私は服を全部脱いで裸になる。 そして、机の引き出しにしまっておいた手巻き式の測りを取り出す。 ごくり。 喉が勝手に鳴る。 測る前にもう一度、自分の身体を観察する。 キモチ…胸が、前より膨らんで見える。 よ、よし。 それじゃあ、測ってみよう…。 才人が、その日、いつものようにゼロ戦の倉庫でまったりしようとしていると、青い髪の少女に呼び止められた。 少女は少し赤い顔で、嬉しそうに微笑んでいた。 普段仏頂面の彼女がこんな顔をする時は、何かとても嬉しいことがあった時だ。 どうしたの、と尋ねると、彼女は笑顔のまま、部屋に来て欲しい、とだけ言った。 才人は特に用事があるわけでもなかったので、彼女の誘いを断ることなく、彼女の部屋へ行った。 部屋の中で、タバサは嬉しそうに微笑みながら言った。 「大きくなった」 主語のない文章に、才人の顔が疑問符に歪む。 何が、と尋ねる前に、タバサは続ける。 「70を越えた」 何のこっちゃい、といった顔の才人の両手を、タバサは掴む。 そしてそのまま、才人の両の掌を、自分の制服の胸に押し当てる。 「胸。大きくなったの。わかる?」 照れたように微笑みながら、才人の掌を自らの胸へ押し付けるように力を込める。 これだけ押し付けられれば、服の上からでも、柔らかいタバサの胸の感触が分かる。 ていうか。 「い、いや、いきなり言われてもさ。 ていうか何やってんすかあーた」 思わず常識的なコメントをしてしまう才人。 「触って、確かめてもらおうと思って」 両の手から力は抜かずに、むしろ身体を前に押し出して才人の掌に胸を押し付けながら、タバサは言う。 その中心で、何かコリコリしたものが、自己主張を始めているのに、才人は気付いてしまった。 …そういや、ハルケギニアにブラはなかったっけね…。 まあ、そんなに確かめて欲しいって言うんなら。 才人はわざと意地悪っぽく言ってみた。 「んー、服の上からじゃわかんないなあ。 直に、触ってみないとなあ?」 そう言われて、タバサが嫌がるはずもなく。 …むしろバッチコイ。 「じゃあ、ベッドに座って」 タバサは自分の思い描いた姿勢で才人に触ってもらおうと、彼を誘導する。 才人は言われるままに、ベッドに腰を下ろす。 タバサはその前で、上着だけを脱ぎ去り、上半身裸になる。 「ほら、見て」 そして、才人に向かって胸を突き出すように、見せ付ける。 桜色に染まった白い肌の上で、ピンク色の肉の真珠が、ぴんと張り詰めていた。 その周りの肌は、確かに彼女の言うとおり、以前のような完全な平面ではなく、軽く隆起して曲面を描いていた。 しかし。 「んー、よくわかんないなあ。やっぱ触ってみないと」 どうせなら生でその柔らかさを堪能したい。 意地悪く言った才人の台詞を受け取ったタバサは。 くるん、と才人に背を向けると、その膝の上にちょこん、と腰掛ける。 才人という肉の椅子の上に、小さなタバサが腰掛けるカタチだ。 タバサは自分の腋の下から才人の手を引っ張ってきて、自分の胸を、まるでブラのように覆わせる。 「はい、どうぞ。…しっかり確かめて…」 タバサは、朱に染まった頬で、そんなことを言いながら、振り向きながら見上げてくる。 才人は一回、くは、と息を漏らすと。 「それじゃあ遠慮なく♪」 両の掌で、遠慮なく乳首の硬くなったタバサの胸を揉み始める。 もにゅもにゅ。 「おー、確かに。前より肉ついたね」 「う、うん…」 もにゅもにゅ。 「うん、柔らかくなってる。イイキモチだよ」 「あ、あり、がとう…」 もにゅ。くにっ。 「っひぁ!」 「おー、乳首前より沈むね?てか、押してこねるとはっきり分かるね、うん」 くにゅくにゅくにゅ…。 「っひ!あっあっあっぁっ…!」 「でもさ、なんでまた大きくなったのわざわざ報告に来たの?」 乳首を蹂躙しながら放たれた才人の言葉に、タバサは切ない吐息を漏らしながら応える。 「さい、とがっ…お、っきいの、すきだからっ…!」 「へ?」 タバサの言葉に、一瞬才人の動きが止まる。 その隙を見逃さず、タバサは言葉を紡ぐ。 「サイトの好みの大きさになるまで…頑張るから」 朱に染まった頬で。潤んだ瞳で。汗ばんだ肌で。 そう言って見上げてくるタバサに、才人の胸がきゅーん、と締め付けられる。 「シャルロット…!」 背中から思わず抱き締め、才人は少女の名を呼ぶ。 愛する人の腕の中で、少女は嬉しそうに微笑むと、自分を抱え込む彼の両腕を抱き締め、言った。 「だから、サイトも…手伝ってね」 言葉の代わりに。 才人はタバサの顎を掴み、上を向かせると。 優しくその唇を塞いだのだった。 才人の膝の上で、タバサは胸を蹂躙されていた。 周囲から肉を集めるように、才人はタバサの胸とその周りを揉みこむ。 「こうすると…周りの肉が集まって、胸が大きくなるらしいんだ」 聞きかじった豊胸の知識を、タバサの耳元で囁く。 しかしこのマッサージは快感には繋がらないらしく、先ほどタバサから聞こえていた甘い声は出ていない。 「…一時的に大きくなるだけな気がする」 才人の腕の中でタバサは不満そうだ。 …だって、正直、この状況だったらキモチイイことをして欲しいし。 そして、タバサは思いつく。 自分の胸の、大きくなった理由を。 「大きくなったのは、理由がある」 「どんな理由?」 マッサージを続ける才人に、タバサは応えた。 「サイトと、キモチイイことをいっぱいしたから」 ぶは、と才人から息が漏れ、動きが止まる。 タバサは続けた。 「きっと、いっぱいスルと、身体が『女』になるんだと思う。 だから、サイトがいっぱい、いやらしいことしてくれれば、きっと、大きくなる」 言って、動きの止まった才人の手に、硬くなった乳首を、押し当てる。 そして、それだけではなく。 硬くなって膨らんだズボンの上に、自ら股間を押し当て、くにくにと擦る。 「たぶん、胸だけじゃなくて…下も…アソコにも…いっぱいいやらしいことしてくれたら…。 それだけ、サイト好みに、なれると思うから…。 ねえ…。 して…」 腕を才人の首に器用に絡ませ、熱い溜息を才人の頬に吹きかけながら、タバサはそう囁いた。 才人はいても立ってもいられずに、身体を入れ替えてタバサをベッドに押し倒す。 そして一瞬の早業でズボンもパンツも脱ぎさって、下半身だけ裸になる。 そこでは、すでに先走りを漏らして準備万端な牡が、屹立していた。 これから始まる陵辱に、タバサの心臓がどきどきと痛いほど期待に脈打つ。 自ら腰の下に手を回し、M字に脚を開いて陵辱を待つ。股間に張り付いた白い布は、もう既にあふれ出した蜜で湿っていた。 才人は、まるでおねだりをするようなタバサの股間に、顔を埋めた。 むせ返るような牝の湿り気と匂いが、才人を誘う。 才人は牝を覆う白い布をずらすと、蜜を溢れさせる桜色の花弁に舌を突きたて、蜜を啜る。 じゅるるるるっ。 「やっ…♪あ!あぁっ!あぁぁあーっ!」 音を立てて自らの体液を啜られると、タバサの喉から少女らしからぬ、牝の鳴き声が漏れる。 それに気をよくしたのか、才人は更に激しくタバサの女陰を陵辱する。 固まった陰核の包皮をむき上げ、露になった肉の真珠を嘗め回した。 「っひぁ!あぁ♪あぁあぁぁーっ!」 びくびくとタバサの身体が痙攣し、そして、股間から潮が溢れる。 じゅるるるるぅっ! それを、才人は遠慮なく飲み干す。 「ひゃ!あ♪お潮、すっちゃ、やらぁっ♪あっ!」 絶頂に震える体は、潮を舐められるだけで敏感に反応し、びくびくと震える。 「ふ、あ…あぁ…」 しばらくすると、陵辱の波が止んだ。 タバサはしばしの安寧に身を委ねる。 すると。 その目の前に、見慣れた赤黒い物体が現れた。 才人の男性自身であった。 才人は何も言わずに、タバサの右頬に自分自身を押し当てる。 つまり、咥えろ、ということなのだ。 タバサは何も言わずに才人の一物を口に含む。タバサの口内に、牡の生臭さが広がる。 右手で茎を握って固定し、唇と舌の先で才人を犯す。 その間、才人はタバサの股間に手を伸ばし、どろどろに融けたタバサの牝を掻き出す。 「んっ、んっ、んむぅ…」 声は上げず、身体だけをびくびくと快感に震わせ、必死に才人に奉仕する。 タバサの空いた左手が勝手に股間に伸びて、才人の手と一緒に自らを犯す。 くちゅ、くちゅ、くちゅっ。 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。 股間の蜜の溢れる音と、牡を舐める音が響く。 やがて、才人が限界を向かえた。 「で、出るっ…!」 タバサは、才人の声に、喉の奥で彼を受け止める準備をする。 しかし。 びゅっ、びゅびゅっ。 才人は一物をタバサの口から引き抜くと、タバサの顔に、その白濁をぶちまけた。 タバサの幼い顔が、青い髪が、眼鏡が、牡の欲望に汚される。 「あ、熱い…」 しかしそれでも満足なのか、むせ返るような牡の匂いに包まれて、タバサは嬉しそうに微笑む。 だが、タバサは少し不堪そうな顔をする。 「…口の中じゃないんだ」 どうせなら、その生臭い精液を、思い切り飲み干したかった。 タバサの言葉に、才人から意外な台詞が返ってくる。 「いや、一度かけてみたくってさ」 照れたようにそう言う才人。 タバサは一瞬呆れ、そして冗談交じりに言った。 「サイトの変態」 一瞬言葉に詰まった後、何か反論をしようとする才人に、タバサは追い討ちをかける。 「でも好き。…だいすき」 そう言って微笑む少女に、才人の一物は完全に復活する。 そして、その膝に手を掛け、脚をM字に開かせると。 股間の布をずらし、屹立した一物を突きたてた。 どろどろに融けたタバサは、一瞬で才人を奥まで飲み込む。 「あんっ!あぁぁぁっ!」 先走りと愛液で滑るそこは、殆ど抵抗を生まず、才人は容易く何度もそこを出入りする。 ずっ、ずっ、ずっ、ずっ! 肉の擦れる音を立てて、才人の分身がタバサの中を削り取る。 「やっ、はげしっ、はげし、すぎぃっ!」 「『激しい、のが、好き?』ったく、どっちがっ、変態、なんだかっ!」 「やっ、ちがっ、さい、とのぉ、ばか、あぁっ!」 限界が近いのか、タバサの中がぎゅうっと才人を締め上げる。 密着し、密度を増した肉の摩擦音が部屋にこだまする。 「ああぁーーっ、あぁぁぁーっ♪」 長く響く獣のような声が、タバサの限界を告げる。 二人の視線が絡み合い、そして身体が絡み合う。 二人は舌を絡ませ、くぐもった声で愛を囁く。 「んっ、んんっ♪んんーっ、んんん〜っ♪」 タバサは脚と肉襞で才人を抱き締め、今度こそ逃がさぬように牡を閉じ込める。 そして。 びくびくびくびくっ! 激しい痙攣が、タバサの身体を揺らす。 震源地の牝の穴が、容赦なく牡を締め上げる。 その快感に、今度こそ。 才人は、タバサの中へ白濁を残らず吐き出したのだった。 「でさ。ホントにこんなんで大きくなるの?」 タバサを腕枕しながら、才人はそんな事を尋ねる。 白濁で汚れた身体をタオルでキレイに拭いたタバサは、その腕の中で応えた。 「大丈夫、大きくなるのは間違いない」 魔法で成長した結果がアレなら、頑張れば大きくなる、ということだ。 しかしそれにこういったことが必要なのかどうかは、結局の所分からない。 「もし、成長しなくても、続けていれば大きくなる」 「…なして?」 才人の疑問に、タバサは笑顔で応えた。 「孕めば、母乳を出すために胸が張ってくるから」 言って笑顔のまま、才人に抱きつく。 股間の奥から、どろり、と才人の精液が流れてくるのがわかった。 …もっと…欲しい…。 「ちょ、俺この年でパパになる気は…」 「大丈夫」 そう言うタバサの瞳は、もう既に獣欲に曇っていた。 「私が責任を取る。だから…もう一回…」 「え、ちょま、休ませてちょ、って握ったら、アッー」 今度はタバサが上になって、才人を陵辱しはじめたのだった。 *そしてその頃図書室* 「え、ほんとにこんなので大きくなるのっ? …だ、だったら、早速今夜から…!」 『好きな人とセックスしまくれば胸が大きくなる』などという嘘っぱちの書かれた豊胸術の本を、桃色の髪の貧乳娘が鵜呑みにしていた。 その夜もさんざん搾り取られた使い魔は、次の朝過労で倒れたという。〜fin
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