ゼロの使い魔保管庫
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ほれ薬 [[205]]氏 #br 魔法学院の廊下にて、取っ組み合いの喧嘩を演ずる者が二人。 「くっ、ギーシュ、それをこっちに寄越すんだ!」 「バカ言えマリコルヌ、君みたいな変態にこんな薬を渡せるか!」 「いいからその『ほれ薬』を渡せ! それ使ってキュルケに踏んでもらうんだ!」 「せめて普通の使い方ができないのか君は!」 ギャーギャー喚いて殴りあっていた拍子に、ほれ薬がギーシュの手から弾かれ、窓の外へと飛び出した。 「ああ、やばい! このパターンだと絶対誰か下にいるぞ!」 「貴重なほれ薬が!」 慌てて下を覗き込む二人。するとそこに、地面から頭を出した巨大モグラが一匹。 「ヴェ、ヴェルダンデ!」 「やばいぞ、あのモグラ、ほれ薬を浴びてしまったみたいだ!」 「あの状態で女生徒でも見ようものなら、エロパロ板ですらキッツい獣姦天国になりかねん……!」 青ざめる二人の前で、しかしヴェルダンデはしばらくの間動かなかった。 かと思うと、何やら興奮した様子で鼻を蠢かし、もの凄い勢いで地面の下へと潜っていった。待ち続けても、戻ってこない。 「一体どういうことなんだ」 「何がどうなって……」 その瞬間、二人は同時に事の真相に気づき、叫んだ。 「「『掘れ薬』か!」」 #br
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ほれ薬 [[205]]氏 #br 魔法学院の廊下にて、取っ組み合いの喧嘩を演ずる者が二人。 「くっ、ギーシュ、それをこっちに寄越すんだ!」 「バカ言えマリコルヌ、君みたいな変態にこんな薬を渡せるか!」 「いいからその『ほれ薬』を渡せ! それ使ってキュルケに踏んでもらうんだ!」 「せめて普通の使い方ができないのか君は!」 ギャーギャー喚いて殴りあっていた拍子に、ほれ薬がギーシュの手から弾かれ、窓の外へと飛び出した。 「ああ、やばい! このパターンだと絶対誰か下にいるぞ!」 「貴重なほれ薬が!」 慌てて下を覗き込む二人。するとそこに、地面から頭を出した巨大モグラが一匹。 「ヴェ、ヴェルダンデ!」 「やばいぞ、あのモグラ、ほれ薬を浴びてしまったみたいだ!」 「あの状態で女生徒でも見ようものなら、エロパロ板ですらキッツい獣姦天国になりかねん……!」 青ざめる二人の前で、しかしヴェルダンデはしばらくの間動かなかった。 かと思うと、何やら興奮した様子で鼻を蠢かし、もの凄い勢いで地面の下へと潜っていった。待ち続けても、戻ってこない。 「一体どういうことなんだ」 「何がどうなって……」 その瞬間、二人は同時に事の真相に気づき、叫んだ。 「「『掘れ薬』か!」」 #br
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